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13回国会衆議院1952/06/20

厚生委員会 第43号

発言数
45
登壇者
9
会派数
4
開催日
1952/06/20

会議録

大石武一自由党

○大石委員長 こたより会議を開きます。

堀川恭平自由党

○堀川委員 日程に入る前にちよつと委員長並びに委員の方々に御了解を願い、御同意を願いたいことが一つありますので、一応申し上げてみたいと思うのであります。  昨日私は、厚生省から頼まれまして、本願寺へ行きましたところ、全日本同和協議会というのが開かれておつたのです。そこへ私が行きましたところ、全国各府県の民生部長、社会課長ほとんど全部が出て来ておりました。むろん部落の代表者もほとんど出て来ておつたのであります。その席上で実は私あいさつをさせられたのでありますが、実はもう新しい日本になり、新しい憲法になつたので、そういう同和問題などさように取上げられなければならない問題ではないと考えておつたのであります。ところが聞きますところによりますと、いろいろな問題が起きつつあるし、また起きておるそうであります。そこで各地方庁においては予算的処置までしていろいろ対策をしておるということであつたのでありますが、中央は何もしていない、こういうことで、中央へも予算的処置を願つておつたのであります。はからずも聞いてみますと、二十六年度には一億三千万円を同和対策事業に平衡交付金で出しておることがわかつたのであります。ところがその平衡交付金がほとんど使われていない、各府県の民生部長もあるいは社会課長も、そういうものがあるということを知らなかつた、こういうことであるのであります。そこで各府県の部落の方々は、その府県が多少でも同和事業に予算を組んでくれたと思つて喜んでおつたところ、平衡交付金がその府県へ行つておる約半額以下を使つておるのであります。そこでそれも、部落の方々はその県が自腹でやつてくれておると思つて喜んでおつたところ、そうじやなかつた。われわれの方の対策費をほかの方へ持つて行つておるということで、大騒ぎをやつておつたのであります。なおいろいろな問題が勃発いたしておつたことも聞いたのでありますが、こういう問題は、われわれ中央で対策をすることがほんとうではないか、かようにも考えますので、私はいろいろな問題はここで申し上げかねますが、これにつきまして、この厚生委員会として、同和対策小委員会といいますか、部落対策小委員会といいますか、そういうものをつくつてもらつたらどうかということを、まず動議として申し上げて、各委員の御賛成を願いたい、かように考えるのであります。

大石武一自由党

○大石委員長 ただいま堀川委員よりの御発言の趣旨によりまして小委員十名よりなる同和対策小委員会を設置することとし、小委員及び小委員長の選任につきましては、委員長より指名をすることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

大石武一自由党

○大石委員長 御異議なしと認めそのように決します。小委員には    堀川 恭平君  新井 京太君    高橋  等君  青柳 一郎君    丸山 直友君  金子與重郎君    堤 ツルヨ君  苅田アサノ君    福田 昌子君  寺崎  覺君以上の十君を指名し、小委員長には堀川恭平君と指名いたします。     —————————————

大石武一自由党

○大石委員長 次に児童福祉法の一部を改正する法律案を議題として審査を続行いたします。  本案につきましては質疑及び討論を省略して、ただちに採決に入りたいと存じますが御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

大石武一自由党

○大石委員長 御異議なしと認めそのように決します。  これより児童福祉法の一部を改正する法律案の採決をいたします。本案は内閣より提出され、参議院において修正されたものが原案として、当委員会に付託され、審査いたされて参つたのでありますが、これを原案の通り可決するに賛成の諸君の起立を願います。     〔総員起立〕

大石武一自由党

○大石委員長 起立総員。よつて本案は原案の通り可決されました。  なお本案に関する委員会の報告書につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、そのように決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

大石武一自由党

○大石委員長 御異議なしと認めそのように決します。     —————————————

金子與重郎改進党

○金子委員 この際お諮り願いたいのでありますが、昨日立川の井水問題につきまして、厚生省当局からいろいろ実情を聴取いたしましたところ、その原因もはつきりいたしておりませんし、またその被害によりますところの市民の数は非常におびただしい数に上つており、しかもこれが解決対策といたしまして、見通しもほとんどついておらぬという事情にありますので、公衆衛生の立場から重大な問題でありますので、われわれ厚生委員といたしまして、時、国会の末期にあたつて非常に多忙でありまするけれども、半日の日時をさきまして、現地視察をいたすことがよろしいと考えるものでありますが、お諮りの上ぜひそういうふうにお運び願いたいと存じます。

大石武一自由党

○大石委員長 ただいま金子委員よりの発言の趣旨によりまして、明日午前に立川市の水道の状況を視察いたしたいと存じますが御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

大石武一自由党

○大石委員長 御異議なしと認め、そのように決します。  明日は午前九時半本院を出発する予定であります。委細はおつて係員より御通知申し上げます。  丸山委員より発言を求められておりますので、これを許可いたします。丸山直友君。

丸山直友自由党

○丸山委員 新聞紙上に伝えられておるところによりますると、今回オランダから輸入いたしました脱脂粉乳を厚生省において検査せられましたところ、その中にはだにが相当数おつた。しかもそのだにが生きておつたというようなことが、新聞紙上に伝えられておるのであります。また食品衛生課からの書類によりますると、そのほかになお植物性の異物も含有しておつたというようなことであるのであります。これの取扱いに関しましては、私、実はかつてだにに関して、多少調べたことがございますが、粉だに類というものは、粉状をなしている食品の中には相当数、ほとんど毎俵と言つてもいいほど発見することのあるものであつて、人体に対する直接危害は比較的少いことは承知しておるのでありますが、しかし、今度発見せられました数は、相当に多いように感ぜられるのであります。二十グラム中六匹という数に達しているということは、数においてかなり多過ぎるということ、それから、植物性異物を含んでいるということになると、これはちよつと看過しがたいようなふうにも考えられるであります。よつてこれに関する実情並びに処置等に関しての厚生省当局の御報告をお願いしたいと思います。

楠本正康厚生技官(公衆衛生局環境衛生部長)

○楠本政府委員 お答えを申し上げます。今回新聞紙上に伝えられております事件の概要は、昨月二十四日横浜に入港いたしましたオランダからの船舶にありまする脱脂粉乳でございまするが、これをたまたま厚生省の係官が検査いたしました結果、御指摘のような問題が惹起したのであります。ところがそのときはすでにその脱脂乳は、それぞれ各学校に配給せらるべき府県に渡されておつたのでありまして、私どもといたしましては、急速各府県に連絡をいたしまして、目下必ずさような粉乳は加熱をして、これを用うること、並びに今回の粉乳につきましては、すべてその容器に明瞭にその旨を記載しておくことを、府県を通じて指示いたしまして、事故の発生を防止しておる次第であります。それからなおこれらのだに類、並びにただいま御指摘の植物性の異物に関しましては、目下さらに衛生試験所において、その本質について研究中でございます。

丸山直友自由党

○丸山委員 今研究中であるということで、それの結果を待たなければなりませんが、近東アメリカから入つて来る食品、豆等においても、相当の問題が起つておるようにも聞き及んでおります。この輸入食糧は、日本が食糧の欠乏から輸入する必要があるということは、これはもちろんでありまするが、しかしそれかといつておぼれる者はわらにもすがるような、粗悪なる食糧品が、日本にどんどん入つて来る状態は困る。これは厳重なろ監督を要すると考えますので、その検査にあたつては十分なる御注意をもつて、かつ末端にわたりまするまでただいまの御説明の御趣旨がよく徹底するように、もつて危害の起ることを完全に防止できるような措置を完全に講ぜられるようにお願いいたしたいと思います。

楠本正康厚生技官(公衆衛生局環境衛生部長)

○楠本政府委員 はなばな私どもとしては申訳ない次第でありますが、ただいまの御指摘のように、この数年来輸入食糧に関しまして発生いたしました事故はかなりの数に上りまして、事故発生件数だけで二十八件、発生回数に至りましては一万五千を突破しておるような状況でございます。これは申すまでもなく、最近国内食糧の関係から輸入食糧にまつことが多くなりました原因が一つでありまするが、今後もかような点は、当然輸入措置は続行せられますので、私どもといたしましてはただいま御指摘のような措置を忠実に実施いたしまして、御迷惑をかけぬことを期待しておるのであります。しかしながら一方ぜひ御研究を願いたい点は、現在のところ私どもはこれを必ずしも検査するという建前になつておらぬのでありまして、たまたま拔取り検査をするというような状況に相なつておるのであります。従いまして私どもといたしましては、今後輸入食糧はすべて検査しなければ、国内に配給ができないという建前にすることが必要と考えております。  第二は、現在は私どもはたとい検査をいたしましても、それの処置につきましては必ずしも厚生大臣の力をもつて措置することができぬのでありまして、もつぱら府県知事の処分にまかしてある次第でございます。ところが実際に府県に参りましたときには、すでに相当に品物が国内に散らばつております関係で、かえつてそのために遅きに失しまして、事故が発生するような欠陥もあるのであります。従いまして私どもといたしましては、今後は厚生大臣においてそれぞれ適宜処置するような方法を講じたいと考えておるのであります。  それからもう一点は、これらをすべて安全を確保いたしますために検査いたします場合には、相当数の職員が必要となつて参ります。しかるに現在はこれらの職員が必ずしも十分でありませんために、ようやく抜取り検査で甘んぜざるを得ないのでありまして、この点は今後職員の増強等をはかつて、検査の万全を期したいと考えております。しからば戦争前はどうであつたかと申しますと、戦争前はそれほど輸入食糧は多くなかつたのであります。ただ比較的多かつたものは、支那からの肉類であつたのでありますが、その当時におきましては、すでに青島その他に日本の食肉検査官を配置して、輸入の万全を期しておつた次第であります。また当時は国内におきましては、警察官がこの仕事を担当しておつたために、各駐在巡査並びに警察署に勤務いたします巡査その他を通計いたしますと、かなりの数が、この仕事に従事しておつたのであります。しかるに現在はその職員の数が著しく減ると同時に、一方では輸入食糧が厖大に増加をいたしたのでありまして、ここにきわめて私どもとしては困難な事情があるわけでございます。しかしこれはそんなことを言つておられませんので、一層少い職員を十二分に活用いたしまして、皆様に御迷惑をおかけいたさぬように、ただいまの御注意をよく遵奉いたしまして、万全を期したいと考えておる次第であります。

丸山直友自由党

○丸山委員 ただいまの御覚悟のほどもほぼわかりますが、しかしそのようにいたしまするには、何か特別の立法措置が必要ではないかと思うことが一つであります。それから定員法の改正が必要ではないかというようなこともあるのでありますが、立法措置が特に必要であるとするならば、われわれとしても考えなければならぬので、その点いかがでありましようか。

楠本正康厚生技官(公衆衛生局環境衛生部長)

○楠本政府委員 ただいま御指摘のように、これはそれぞれ立法的措置を必要とするものであります。

堤ツルヨ日本社会党

○堤委員 ちよつと関連して。ただいまの御説明を承つておりますと、たとえば立法措置をして、その結果検査して、品物が非常に虫が多かつたり、腐つておつたりして食べられない場合にも、買い付けた国からおろした荷物は、どれでもとらなければならぬという建前になつておるように解釈しますが、国内では今も外国のくず米ばかり、粉にしてもくずばかりですよ。外米にしても虫のわいたような在庫品をずいぶん占領下に買わされたわけですか、かつてに荷物をおろされたが最後、よしやこちらが立法的な措置をして、食べられない、使えないものであつても、今までの例を聞きますと、その品物を返すわけに行かないことになるわけですね。たとえばきようのだにの問題でも、たまたま引つこ抜いて検査をなさつたから、こういうことが明りかに露呈したのであつて、今後も立法措置をして厳密に検査をするようにしなかつたら、幾らでもいいかげんな品物が入つて来るわけですね。そうするとそれをまことにけつこうでございますと言つて、どんなに腐つたようなものでもとらなければならぬというようなばかな取引を、政府は、たとい食物が足りなかつたとはいいながら、やつておるということを承知しなければならぬのですか。こんなばかなことを政府は今でもやつておるのですか。

楠本正康厚生技官(公衆衛生局環境衛生部長)

○楠本政府委員 どうもはなはだ申訳ありませんが、実は取引関係がいかようになるかという問題は、必ずしも十分存じておりませんが、これはこのように聞いております。なおこれは商業上の取引で解釈せらるべきものでありまして、その場合に商社のそれぞれの措置によつて決定するというふうに聞いております。ただ私どもといたしましては、衛生上安全であるかいなかを検査をしなければ、国内に食糧を入れることができない仕組みにすることが、衛生的の立場から申しますと、大事であるということを、ただいま申し上げたと存じます。

堤ツルヨ日本社会党

○堤委員 それではあなたの所管は、衛生的な見地から、これを査閲する必要があるという面において、御担当になつておるということを私承知いたしますから、今までずいぶん虫のわいた米だとか、それから虫でつずつた粉だとかいうものを、われわれは食べさせられましたし、配給をもらつたのであります。従つてこれは政府がつまらぬ取引をしておるから、大衆の生活にこうした迷惑を及ぼしておつたのであるということを認識するわけでありますが、こういうばかな、金をまるで捨てたような取引をやつて、農民を苦しめて、くず米や何かいろいろないいかげんなものを買つて満たしておるということに対しては、その担任の方をかえるように私はまた別途に政府に質問いたします。

金子與重郎改進党

○金子委員 ただいまのだにの問題でありまするが、輸入貿易の問題、商取引の問題等は、厚生省の環境衛生の立場から人体に害を及ぼす食糧の配給という問題と一体のようなものでありますけれども、その基本的に来るものがかわつておりますので、この点は私どもがまた所管の別な者を呼んで研究することも一つの方法でありましようけれども、その前に厚生省から食糧庁に対して、こういうふうな問題についてどう善処するか、たとえばこれと同じような例でありまして、苗木の類であるとか、あるいは農作物、飼料の場合には、はつきりと日本の法律で定めてあるので、そういう病毒や虫害のあるものを波止場から揚げることはできないということが、すつきりしておりますから、そういう問題は出ないわけです。しかし食糧の場合にはそういうことがはつきりしておらないから、そこに盲点がある。これは至急あなたの方から食糧庁と連絡されて、どう考えるべきか一緒に研究していただきたい。こういうことをお願いしたい。

大石武一自由党

○大石委員長 次に苅田委員より立川の井戸水の汚水問題に関して発言を求められております。これを許可いたします。苅田アサノ君。

苅田アサノ日本共産党

○苅田委員 昨日質問いたしまして中途になつておりましたので、あと一、二点につきましてさらに質問したいと思います。一つは汚水の問題につきまして厚生省の方でも、極力これの対策を講じておられる、またなお講じるというような御発言であつたのでありますが、何にいたしましても、病状を明らかにしないと医者でも処置を誤るわけなんで、どうしてもやはり原因をはつきりさせるということは必要だと思うのです。今どういう調査をしておられるか、これは昨日も御発言になりましたように、大体常識としては米軍基地内の給油タンクというようなことも考えられるわけなのですが、これに関しまして、米軍の方に協力を求めて調査をしておられるのかどうか、どういう調査をやつておられろのか、一応ここで明らかにしたいと思うのです。

楠本正康厚生技官(公衆衛生局環境衛生部長)

○楠本政府委員 目下現地におきましては、立川市並びにアメリカ軍当局の間で、具体的に調査を進めております。一方私どもが外務省を通じてお願いをいたしまして、日米合同委員会の話合いにいたしてもあります。それから一方特別調達庁におきましても、この問題を調達庁の立場で目下現地において調査をいたしております。なおただいま御指摘のように、もちろんこの問題の所在をはつきりさせなければなりませんので、その点に関しましては、いずれ明らかになるものと存じております。

苅田アサノ日本共産党

○苅田委員 そうしますと、特別調達庁関係の方たちは、やはり米軍の基地内で協力して、実地調査などもやつておられるわけなんですか。この点もなおお聞きしたいと思います。

楠本正康厚生技官(公衆衛生局環境衛生部長)

○楠本政府委員 これは調査する場所が、アメリカ軍飛行場の中にも及ぶことでありますので、当然緊密な連絡をとつて調査をしております。

苅田アサノ日本共産党

○苅田委員 ではその点はそれくらいにしまして、次にもう一点だけ聞きたいのでずが、昨日もこの水が全然飲料水としては使用できない関係で、給水をしておる、そうして一日二回、バケツに三ばいくらい水をやつておるけれども、これではとうてい不十分だと思うというお話があつたのですが、具体的に大体いつまでにはどれくらいの水が普通の世帯に配られるかということと、それからもう一つは水に関係のある職業をやつておるということなのです。たとえばとうふ屋さんにいたしましても、とうふが水に俘かせられないとか、あるいは魚屋などはそういうきたない水ではすぐに腐つてしまうので使えない。こういう点に対しましては、どういう処置をとつたらいいか、この二点をお聞きしたいと思います。

楠本正康厚生技官(公衆衛生局環境衛生部長)

○楠本政府委員 この点に関しましては、昨日もお答え申し上げましたように、現在のようではあまりにも不自由が大きいので、すみやかにタンク車を増強いたしまして、これによつて少いながらもある程度不自由のないように供給いたしたいと考えております。すでにこれはもうおそらく本日あたりから動いておるのではなかろうかと存じております。これはまだはつきりいたしておりませんが、タンク車を増強することが第一だと存じます。なおこの地点はたまたま深くさえ掘れば、清水が得られる関係にありますので、目下深い井戸を掘りまして、これによつてただいま御指摘のような、特に水を多く必要とする職業に対しましては、できるだけ水の不便がないようにいたすべく、目下現地を督励いたしておる次第であります。

苅田アサノ日本共産党

○苅田委員 そうしますと、そういつた特に水を必要とする商売をやつておる人に対しましては、現在では特別な給水というものはやつていないというわけなんですか。

楠本正康厚生技官(公衆衛生局環境衛生部長)

○楠本政府委員 現在ももちろん水を多く使う職種に対しましては、一般家庭よりは多く渡してございますが、しかししよせんこれでは不自由でありますので、ただいま申し上げましたようなことを計画しております。

苅田アサノ日本共産党

○苅田委員 部長の御答弁は、ごく最近の事情については、まだはつきりした事情がおわかりになつていない点もあると思いますので、いずれ当委員会でも明日調査いたしますから、それにつきましてなおこちら側の意見も加えまして、厚生省側に要望なり、あるいは質問いたしたいと思いますので、この問題につきまして、きようはこのくらいで私はやめます。

大石武一自由党

○大石委員長 並木君。

並木芳雄改進党

○並木委員 昨日私の同僚の自由党の福田篤泰さんから皆さんにお願いしたところ、本日はいち早くこの問題を取上げていただきまして、あした現地立川に観察をしてくださるということを御決定いただきましたことを、地元の代議士として、並木芳雄お礼を申し上げます。私も厚生委員にしていただきまして、明日皆さんのお供をさせていただくりもりでありますから、よろしくお願いいたします。  そこで今まで御答弁にありました通り、外務省の問題にもなつて参りますので、実は一昨日私も私どもの外務委員会で、政府に確かめたのですけれども、石原政務次官は御存じなかつたのです。ただいまの部長の御答弁ですと、外務省の方にも十分連絡をとつてあるとのことですが、いつ御連絡をとられましたか。

楠本正康厚生技官(公衆衛生局環境衛生部長)

○楠本政府委員 一昨日に国際協力局長と協議をしております。(「名答弁」と呼ぶ者あり)

並木芳雄改進党

○並木委員 ぼくは責任追究とか何とかいうのじやなくて、もつぱらこの対策を急いでやつてもらいたいという見地からなんですから、今の名答弁了承しておきます。しかしただ私も質問書を出しましたけれども、——十三日でございます。もう一週間たつていますが、原因の調査については、どうも微妙な点もあるらしく、手間どつているようなんです。実際にそんなに原因がむずかしいのですかどうか、その状況をちよつとお知らせ願いたい、一週間たつてもきまらないということほどさように、これは複雑怪奇な原因を持つているものかどうかでございます。

楠本正康厚生技官(公衆衛生局環境衛生部長)

○楠本政府委員 別に複雑なことはございませんが、しいて言えばただいま御指摘のように、若干デリケートな点はあろうかと存じます。ただ問題は、たとえばこれは科学的に検討いたしますには、新たにボーリングしてみるとか、あるいは萩たに下水を起してみるとか、いろいろな措置をして、科学的な結果を出すには、若干時間がかかるということを申し上げておるわけです。しかしながら結果のいかんにかかわらず、現在市民が非常な御迷惑を感じておることは事案であります。従いまして私どもといたしましては、その原因あるいは結果のいかんにかかわらず、現在できる範囲におきまして、最善の努力をすることは当然だ、こういうことを申し上げておるのであります。

並木芳雄改進党

○並木委員 その答弁すこぶる満足なんです。これは原因なんということよりも、実に市民が困つておるのですから、とりあえずは清水を配給してやること、それから水道を早く布設すること、それから個人々々の家庭で、ずいぶん損害をこうむつておりますので、これに対するやはり損害賠償をしていただきたいと思うのです。従つて原因が駐留軍の関係にあろうとなかろうと、これはぜひ国家でめんどうを見てもらいたい。そういう念願を持つておるのです。とても立川市などという貧弱な財政では、その損害を補償するとか、東京都の財政でやるとかいうことは無理ですから、国家でこれを補償するということを、ここではつきり言つていただければ、非常に市民の皆さんも喜ばれるだろうと思います。その点質問しておきたいと思います。

楠本正康厚生技官(公衆衛生局環境衛生部長)

○楠本政府委員 結果が判明いたしますれば、当然しかるべく財源の措置は講ぜられると思います。たとえばどういう形になるか、これは別といたしまして、立川市には御迷惑をおかけしないような措置が当然とられると考えております。

並木芳雄改進党

○並木委員 この間次官もわざわざ立川においでくださつたそうで、ありがとうございました。水道を急いで布設しつつあるのでありますが、この方面に対する例の起債の問題等、応急緊急措置でありますが、その点について次官から一言お伺いしておきたいと思います。

松野頼三自由党厚生政務次官

○松野(頼)政府委員 実はこの問題は議会から御要求いただくまでもなく、並木議員の御出身の地でございますし、私も実は個人的に並木さんから前前から新聞を見せられて、こういう問題が起きているぞという御注意をいただきましたが、それと同時に私は実は先週の土曜日だと記憶いたしますが、立川に参りまして現地において皆さん方とお会いして、いろいろ事情を聴取いたしましたが、私どもの想像以上にお気の毒な状態でございます。私の記憶では約二千戸、一万人という概略数字を記憶しておりますが、原因を調査しまするには、ただいま部長が答弁いたしましたように、原因は何かといいますと、そう急に即断はできません。多分一つの例としましては、現在水の中に油が入つているのであるから、どこからか油が来たということは事実だと思つておりますが、その油がどこから来たかというと、これは一番今問題になつております米軍のオイル・タンク、この問題があります。じやいつごろからこのオイルタンクがあつたかという原因を聞いてみますと、日本の陸軍がよそからここへオイル・タンクを移動して来たという歴史を持つでおります。こういうオイル・タンクですから、はたしてこれはいつから持つて来たか。一週間や十日ではこれを検査しましても、そう簡単になかなかわからない。そこで私どもはなるべく慎重に間違いのない判断を下したいという意味で、ただいま楠本部長がおととい連絡したと申しますが、私はもつと前に石原政務次官には個人的に連絡しております。御承知のごとく石原さんがこれに答弁しますには、事情をそれ以上私は説明しておりませんので、ただこういう問題があるぞというだけのことを、一週間前から話しております。しかし答弁するだけの資料を与えてありませんので、石原政務次官の方は無理かと思います。こういうわけでありますから、その原因がどうということはなかなか即断に申しかねます。おそらくどなたが見られても、油が入つている状態は気の毒なんだから、水道を先につくるべきだということはみな一致しております。立川市におきましては、水道がないから水道布設につきまして、厚生省で御援助していただいて、ただいま着手していただいておりますので、この問題を急速にやりまして、現在の自治庁における起債を促進さして、おそらく私の方の部長は外務省には一度行きましたかもしれませんが、自治庁には二、三べんくらい行つております。直接みずから足を運びまして、この立川市だけは他の上水道に先んじて水道をつくれというので、武岡財務部長と記憶しますが、強硬に言つております。こういう状況で、私の方の省としましてはできるだけのことはしておりますし、かりに厚生省に全邪の予算があるなら、おそらく私は他のものに先んじて振向けるだけの考えを持つております。  それからただいまの御要求のように、国の補償ということは、これは福祉衛生を担当しております私どもとしましては、力の及ぶ限り、帝都に一番近いところでありますし、ややもいたしますと、思想的に煽動しやすい問題の種もございますので、そういうことりないように、どうか市民の方に安心していただいて、現在の私たちの計画及び地元の福田、並木両議員もおられることですし、ことに厚生委員の松谷さんも御出身でございますので、こういう有能な方がおられるのですから、各委員会を通じて、私どもは真剣にやろう。このことは前から私は言明して参りました。本旦言明するのは二度目の言明であります。私たちも厚生省でできるだけのことは一生懸命やつておりますが、しかし力の及ばないところは、どうかひとつ最後の議会の問題になりますれば、予算の点においても、あるいは厚生省の上水道の予算についても、確実に皆さん方が御心配にならないようにしていただくことも、この際お願いして、お答えといたします。

大石武一自由党

○大石委員長 速記をとめて。     〔速記中止〕

大石武一自由党

○大石委員長 速記を始めてください。     —————————————

大石武一自由党

○大石委員長 次に本日の請願日程の審査に入ります。  まずあらかじめ請願の審査の方法について、お諮りいたしておきたいと存じます。本日当委員会の請願日程に掲載してある件数は、四百九十件でありまして、これを一々紹介説明を聞き、政府の答弁を求めて質疑をして参りますには、時間的にほとんど不可能でありますので、先刻理事の諸君とも協議いたしたのでありますが、原則として法案成立により目的を達しましたもの、あるいは現在いまだ検討中の問題で結論を得ていないものを除いては、おおむね採決の上、内閣に送付すべきものといたすことにして、その取扱いに関しましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、そのように決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

大石武一自由党

○大石委員長 御異議なしと認め、そのように決します。  なお、各請願に関する委員会報告書の作成に関しましては委員長に御一任願うことに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

大石武一自由党

○大石委員長 御異議なしと認め、そのように決します。  次に、陳情書日程につきましても、全部で二百九十三件ありますが、この取扱いについても、委員長に御一任願いたいと存じますから、そのように御了承願います。  本日はこれにて散会いたします。     午後二時五十七分散会

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