議院運営委員会 第64号
- 発言数
- 92 件
- 登壇者
- 11 名
- 会派数
- 6
- 開催日
- 1952/06/19
会議録
○石田委員長 これより本日の議院運営委員会を開会いたします。 初めに、回付案の取扱いの件を議題にいたします。最初に、地方税法の一部を改正する法律案、これはいかがいたしますか。
○椎熊委員 自由党では、参議院の修正をのむということが伝わつておるのですが、それはほんとうですか。
○倉石委員 発表は正式にしていないと思いますので、どういうことが伝おつておるか存じませんが、われわれはそれに関知いたしません。本日はこれは保留していただきたいと思います。
○椎熊委員 今週中には上げるのですか。
○倉石委員 なるべく上げたいと思います。
○石田委員長 それでは、本日は本件を保留するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石田委員長 さよう決定いたします。 次は、日本開発銀行法の一部を改正する法律案を議題にいたします。これはいかがいたしますか。
○倉石委員 これも本日は保留していただきたいと思います。
○石田委員長 これも本日保留するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石田委員長 さよう決定いたします。 ―――――――――――――
○石田委員長 次に、決議案の取扱いを議題にいたします。 最初に、領土に関する決議案、これはいかがいたしますか。
○倉石委員 本日は保留。
○松井(政)委員 これはもう賛否をきめようじやないですか。
○椎熊委員 趣旨弁明者がいなければ、かわつてもいいのです。自由党がやつてもいい。あの決議案を朗読さえてくれればいいのだから………。
○松井(政)委員 これは、今までたびたび次会とかすみやかにとかいうことで條件がついておる。従つて與党側は数日にわたつて御相談しておるはずですが、内容について気に入らないのか、それとも取扱いについてまだ妥結ができないのか、ただ次会々々ということで保留して行くという決議案の取扱いはいかぬと思います。上程できるかできないか、きつぱりきまりをつけないと、毎日これが出て来る。出たたびに次会々々ということでやらなければならぬ。そういうことをやらないで、早くきめた方がいいと思う。私の方は、この決議案の内容について賛成ですから、できるだけ早い機会にやつていただきたいと思います。これは共産党の方は反対ですが、自由党の方は態度がきまらないで、十数回にわたつて延ばして来た。こういう決議案の取扱いは私はいかぬと思いますから、やはり明瞭にしていたたきたいと思います。
○石田委員長 本決議案が延ばされましたのは、そういう理由も当初ありましたが、その後において與党側から、当該委員会に回付して研究した上、出し直してもらいたいという発言があつて、それより保留してもらいたいという御希望があつて、保留になつておるのであります。一応経過だけ御報告申し上げておきます。
○松井(政)委員 委員会にまわした方がいいのだという御意見ならば、その御意見を主張なさつて、それから決議案提出者の方とのきまりを早くつけてもらいたい。われわれは本会議に上程を希望するのですから、これのきまりをつけないで、單に保留々々ということではいかぬと思います。
○椎熊委員 委員会からそういう要求があつたというのはおかしい。委員のほとんど全部が、これには賛成なのです。
○石田委員長 そうではありません。委員会にまわしてやつたらどうかという申出が、與党からあつたというのです。
○椎熊委員 これは、あなた方の方の委員も賛成なのです。ところが、あなた方の党内事情でできないということで、こういうことになつて来ておるのです。
○石田委員長 どうですか、この問題はいつまでもこうやつておいてはいけないから、この次くらいまでにはつきり片づけてもらつたらどうでしようか。
○松井(政)委員 この次というのは……。
○石田委員長 一応現在の段階では、あしたです。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石田委員長 さよう決定いたします。 次に、吉田内閣不信任決議案を議題にいたします。
○梨木委員 私の方は、ぜひきよう上程してもらいたい。
○土井委員 これは、昨日私の方からお話し申し上げて大体野党の方でも会期末あたりに出すようだから、それまで保留していただきたいというので、了承されておるのです。
○石田委員長 それでは本日は保留いたします。 次に、弔慰のため遺族に交付する公債の政府買上げに関する決議案、岡良一君外四名提出、これはいかがいたしますか。
○倉石委員 本案も、でき得べくんば共同提案にしてやりたいということでありますから、本日は保留していただきたい。
○石田委員長 本件は、本日保留するに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石田委員長 さよう決定いたします。 ―――――――――――――
○石田委員長 それから次に、緊急質問の件を議題にいたします。緊急質問は、国電日暮里駅における惨事に関する緊急質問、江崎一治君、日暮里駅における事故に関する緊急質問、川島金次君、ただいまこの二件が出ております。
○土井委員 これは御承知の通り、新聞に出ておりましたような、日暮里駅におけるああいう不祥事でありまして、かなりそのことのために、国電に対しまして国民が非常な関心を持つておるときでもありますし、それから単に日暮里駅ばかりではなくて、他の駅でも、これと同じように腐朽しているものが相当あるやに新聞などでも報道されております。従つて世論を喚起いたしまして当局にやはり明確にこういう問題についての態度を表明せしめることが、この際きわめて妥当な処置ではないかと考えますので、本日これを上程していただきたいということを要望いたします。
○椎熊委員 この惨事は非常に大きな問題だから、質問しなくても政府の方から進んで発言を求められるのじやないかと思う。やはり運輸大臣がみずから進んであの事件について説明をし、将来に対する質疑などもした方がむしろいいのじやないか、そういうことがいつまでたつてもない場合は追究してもいいが、おそらくきようあたりやるのじやないかと思うのです。
○梨木委員 この国電日暮里駅における惨事というものは、新聞の報道でも明らかなように、国電の施設が非常に腐朽しておるということから、こういう人命にかかわる重大な惨事が起つておるのであります。これは一刻も猶予ができない緊急な問題であります。しかも、これは單に日暮里駅だけに限つた問題でないということになると、事ますます重大であります。今椎熊委員からも、運輸大臣からというお話もありましたが、運輸大臣が国民の人命を尊重するならば、すでにきよう通告があるはずでございます。それがないという状態ですから、ぜひともきようこの緊急質問を取上げてもらいたいと思います。
○石田委員長 本件はきわめて重要な事件でございますので、各位の御同意を得ますならば、本日の本会議において運輸大臣に発言をいたさせますように、運営委員長としてとりはからいます。 なお、御報告申し上げておきますが、本件に関しては、運輸委員会が本日開会いたされております。この運輸委員会において本件についていろいろ質疑などが行われておると思いますが、そういうことでいかがでございましようか。
○土井委員 ただいま委員長は、運輸大臣の方から自発的に発言を求めるようにされるということでありますが、その報告内容についてわれわれは質問をしたいと思います。
○石田委員長 それは、報告をお聞きになつてから後に議題といたします。
○土井委員 そうすると、すぐやれないということになりますが、これは実際上の問題としては、やはり本会議で質問をして、そうして政府の態度を表明するということが、人心に非常にいい影響をもたらすのじやないかと思います。
○椎熊委員 これはやはり質問をして、政府みずから責任を感じておるという態度を表明させた方がいいと思う。大臣の発言があれば、当然質疑はできるのです。
○石田委員長 それは報告を承つた後に御相談申し上げます。
○土井委員 そうすると、次回ということですか。
○石田委員長 そのときの様子によつて御相談申し上げます。 本件は、各位の御同意を得て、運輸大臣の発言を求めるようとりはからいます。 ―――――――――――――
○石田委員長 次に、本日の議事についてお諮りいたします。
○大池事務総長 本日の議事日程について御説明申し上げます。日程第一の回付案は、昨日御決定を願いましたが、昨日はその機会がございませんでしたので、本日日程に掲げてあります。まず日程第一の参議院回付案でございますが、これは共産党が御反対でございます。 日程第二、第三、これは農林委員会の理事平野三郎君が報告をいたされまして、反対討論は竹村君、それから賛成討論として石井繁丸君、足鹿覺君、これだけが昨日御決定になつております。
○椎熊委員 私の方も吉川君が賛成討論をやります。
○大池事務総長 それでは共産党の竹村君、それから吉川君、石井繁丸君、それに足鹿覺君、こういう順序になります。 それから日程第四は、電通委員会理事の福永一臣君が報告をいたしまして反対は共産党で、起立採決。 日程第五、第六、第七、この三件は昨日御決定願いましたが、議院運営委員会小委員長の中川俊思君から御報告を願いまして、三件とも共産党は反対でございます。 それから日程第八、第九、これは水産委員長川村善八郎さんが御報告になりまして、日程第八は共産党が反対、日程第九は全会一致でございます。 日程第十、これは文部委員長が報告をされまして、共産党が反対でござい
○椎熊委員 討論はありませんか。
○大池事務総長 討論はございません。 それから日程十一、十二、十三、この三案は一括でありまして、運輸委員長岡村利右衞門君の報告がありまして、これについては討論がございます。社会党の山口シヅエ君、共産党の江崎一治君、労農党の石野久男君、この三人の反対討論。そこで採決は、反対の派が違いますので、十一、十二、十三を別々に起立採決をいたします。十一の方は、改進党、社会党、共産党、社会党二十三控室、労農党、これらが反対。十二の方は社会党、共産党、社会党二十三控室、労農党が反対。十三は共産党だけが反対。 日程第十四は、図書館運営委員長菊池義郎君の報告でありまして、これは共産党が反対。 それで日程に上つております分は済みますが、本日議了いたしました案で緊急上程を願いたいというものがあります。
○土井委員 日程第一は、共産党だけでなく、われわれの方も反対です。
○大池事務総長 緊急上程の分は、地方財政法の一部を改正する法律案、これが上る予定になつておりますが、まだただいま上つておりません。それから、大蔵委員会の連合国財産の返還等に関する政令等の一部を改正する法律案、これが上る予定になつております。それから大蔵委員会に議員案できよう出ました昭和二十六年産米穀の超過供出等についての奨励金に対する所得税の臨時特例に関する法律案、これが全会一致で上つておりますので、ただいま申し上げた大蔵委員会の分がもし上りますれば、それと一緒に上げていただきたい。それから厚生委員会の兒童福祉法の一部を改正する法律案、これは参議院送付でございまして急ぎませんから、きようはあとまわしにしていただきたいと思います。それから、通商産業委員会の臨時石炭鉱害復旧法案、それから航空機製造法案、この二件は上つております。そこで臨時石炭鉱害復旧法案については、野党側で修正案をお出しになるように聞いておりますから、それが出てみませんと採決等の順序はわかりませんが、その二件が上りましたならばお願いをいたしたい。討論は、ただいま共産党の田代文久君からでております。
○田中(織)委員 これは、私の方も青野武一君がやります。
○土井委員 私の方もやるかもしれません。
○竹村委員 今の航空機製造法案に対しましては、私のほうから横田君が反対討論をいたします。
○大池事務総長 これは一括議題になりますから、田代君と横田君から申出がありますが、どちらかに御統一を願いたいと思います。
○梨木委員 この両法案は 非常に重要な法案ございます。臨時石炭鉱害復旧法案については、関係するところも非常に多いし、非常に大きな関心を国民から持たれておる法案です。航空機製造法案も、御承知の通り重要な法案です。それで、これを一括してやられては、十分な討論ができない結果になると思います。だから、この一括上程には愼重な御考慮を願いたいのです。
○石田委員長 お諮り申し上げたいと思います。そういう申出がございましたが、過去におきましても、同様種類の取扱いをいたして一括議題になつた場合においては、討論者は一人に統一願つておるのであります。共産党だけの申出でございまして、一党だけがそういう取扱いを要求されておりますが、他の会派はこれに御賛成になりますか。
○田中(織)委員 われわれも、これは分割してやつてもらいたいと思います。
○土井委員 これは委員長が言われたように、一括上程の場合は賛否の討論は一人ですから、当然そういう処置をとつていただかなければなりませんので、共産党からのせつかくの申出も、それを委員会として承認するわけに行かないと思います。ただ問題は、一括上程しない、分割して上程するということをこの際希望せられるならば、その方法によつてそれぞれ討論をすることは可能だと思います。
○中原健次君 両案の関連性はあまりないのですから、分割でおやりになるのが妥当じやないかと思います。
○石田委員長 今までは慣例上、同一委員会で同時に上つたものは、なるべく一括議題にしておつたのであります。しかし、ここでお申出がありますから、この件を議題にいたします。この両案を分割して議題にしたいという申出でありますが、他の会派の御意見を伺います。自由党は御賛成ですか。
○倉石委員 賛成いたしません。
○椎熊委員 この航空機のは、運輸委員会で相当もめた問題です。そういうこともあるのだから、分割してやつた方がいいのじやないですか。
○石田(一)委員 長い間の慣例で、同じ委員会でやつたものは一括上程することになつているとすれば、討論者は一人としても、発言の時間でその間のゆとりを持たせるということで、一人でやつてもらうようにすれば十分できるだろうと思いますが、そういうことでどうですか。
○石田委員長 これは、全部各党派からでもそれぞれ討論のお申出があつて扱われる議題ならば、そういう取扱いも考えられると思いますが、ただいま出ておりますのは、共産党と社会党二十三控室から討論の申出があるだけでございます。
○田中(織)委員 航空機のはまだ委員会でやつておるのですから、きようは無理じやないですか。
○土井委員 緊急上程になる法案に対しては、場内で交渉するということでいいのじやないかと思いますが……。
○石田委員長 それでは、きようは法案もたくさんありますから、この件は明日の議題にして、明日御相談いたします。
○大池事務総長 それから、経済安定委員会の私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案、これが上る予定でございます、これは共産党が反対。
○石田委員長 これらの件のうち、ただいま御説明になつた件を緊急上程するに御異議ありませんか。
○椎熊委員 全部で五件ですか。
○大池事務総長 兒童福祉法の方は急ぎませんから、地方行政から一件、大蔵委員会から二件、経済安定から一件、この四件でございます。
○土井委員 この際一応申し上げておきたいと思いますことは、これら緊急上程されます案件に対する賛否の討論の問題につきましては、まだ党の方でどうなつておるかわかりませんから、場内で交渉いたします。その点お含みおきを願います。
○石田委員長 それでは、本日の日程に関する事務総長の説明を了承するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石田委員長 さよう決定いたします。
○倉石委員 社会党二十三控室が、十一、十二について討論するということがありましたが……。
○田中(織)委員 十一の方は、私の方は討論はやりません。
○倉石委員 これは小会派代表ということでなければ困るのです。
○田中(織)委員 農地法の方は話がまとまつておりますから、これを私の方がやつて、十一の航空法案は労農党にやつてもらうことに話がついております。
○倉石委員 それは、農民協同党もみな態度が一緒なんですね。
○田中(織)委員 話がついておるはずです。
○石田委員長 それではその点は場内において確かめた上、決定いたします。 慣例によりまして、討論の時間は嚴重に十分以内にお願いいたします。 なお、会期末でございますから、明日は特に本会議を開会いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石田委員長 さよう決定いたします。 明日の本会議は定刻より開会いたします。運営委員会は午前十一時に御参集を願います。 ―――――――――――――
○石田委員長 なおこの際、会期に関しまして本日午前十時五十分に常任委員長会議を開催いたしました。その経過について御報告申し上げておきます。 常任委員長会議におきましては、次の二点を決定いたしたのであります。その一点は、本院の各常任委員会といたしましては、大体手持ちの重要法案の審議は会期中結了する見込みであるが、しかし、本院がすでに審議を終つたものについて、その参議院における審議結了を望むために若干の延長を必要と考えるということが一点であります。第二点は、その延長の期日等に対しましては、参議院の申出に応ずることを原則といたしますが、諸般の応急の問題については、本運営委員会にこれを一任するということを決定いたしましたから、御報告申し上げておきます。従つて明日この件に関して御協議を願いたいと存じます。 なお、この際事務総長から発言があります。
○大池事務総長 ただいまのようなお話でございますので、普通ならば、明日が最終日でございますから、請願等の日程をつくるわけでございますが、ただいまの模様では、本日参議院の方では議運等の正式の開会がないそうでございまして、明日正式に決定してこちらに申出るというお話合いがあるように承つております。従つて、明日の議事日程の作成については、従来通りの方式で、たしたいと危しますから、御了承願いたいと思います。上るか上らないかわからないものを載せるのもいかがかと思いますから……。
○田中(織)委員 私ども会期の再々延長には反対でございます。ことに請願の問題については、従来からその取扱い方が、最終日に一瀉千里の形でやるということは、国民の権利行使を忠実に取上げるという意味で、どうかと思う。私は、やはり一括するような形でなしに、これは克明に取上げなければならぬ問題ですから、そういう意味で、これは日程に上げてもらわなければならぬと思います。
○梨木委員 私の方も、今委員長から御意見がありましたが、会期は明日までということになつておるわけでありますから、やはり請願は日程に上げておいていただきたいと思います。
○石田委員長 この会期延長に反対、賛成ということは、明日御決定願いたいのであります。ただいまは便宜上のはからいについて御協議を願つておるのであります。
○土井委員 ただいまの田中君から、請願の問題は国民の切なる要望だから克明にということでございますが、事実上の問題としては、請願の件数等は非常に多いので、実際上、技術的にもちよつと困難だと思いますので、この点はひとつ田中君にも事情を千分しんしやくしていただきましてやはり従来の慣例に従つてやつたらどうですか。
○倉石委員 委員会では十分やつておるのですから……。
○椎熊委員 委員会では疎漏な扱いは決してしない。三千件もあるものを、一々委員長報告をやられたら、会期を一箇月も延長しなければならぬ。そういうことはできないのだから、速記録に讓つてもいいじやないですか。請願その他の扱いは、委員会で十分愼重にやつておりますから……。
○石田委員長 それではただいまの事務総長の説明を了承するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石田委員長 さよう決定いたします。 本日の本会議の開会は定刻一時よりということにいたします。 本日はこれにて散会いたします。 午後零時三十分散会