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13回国会衆議院1952/06/18

議院運営委員会 第63号

発言数
31
登壇者
8
会派数
5
開催日
1952/06/18

会議録

石田博英自由党

○石田委員長 本日の議院運営委員会は御承知のように一応散会したのでありますが、本会議進行中に、予期しないできごとが御承知のごとく起りました。従つてこの問題を処理いたすために、特に本委員会の御参集を願つたわけでございます。  これより議院運営委員会を開会いたします。  私が本委員会を招集するに至りました理由を申し上げます。本日、国際労働條約批准促進に関する決議案上程に際して、共産党を除く各党共同提案といたしまして、当然最大多数であり、過半数を持つておる自由党が、その趣旨弁明者を出すべきところであつたにかかわらず、再三再四社会党の方から、松岡氏の労働問題、特に国際労働問題に関する過去の御経歴、現在の立場等についてのお話があり、松岡氏に趣旨弁明をさせてもらいたいと私に対してお申込みがあつたのであります。私もごもつともと思いましたので、自由党の国会対策委員会にその旨を申し述べて、松岡氏に趣旨弁明をしていただくことになつたわけでございます。もとより各党それぞれの立場におきまして御所見等の異なるのは当然でありますが、しかし、そういう経緯並びに各党共同提案であるという建前から申しまして、今日の御発言は、少しくと申し上げたいのでありますが、私の判断では少しくどころではありません。相当過度にわたつて行き過ぎた点が多々あり過ぎた。政治道徳上いかがかと思われる点があるのであります。従つて、そういう状態のままでは議事の進行ができませんので、議長に休憩を要求し、本委員会を開会するに至りました。この問題についての各位の御意見を伺います前に、まず当該の社会党の代表の方から、御見解を初めに承つておきたいと思うのであります。

岡田春夫労働者農民党

○岡田春夫君 ちよつと委員長の発言に違う点があるので申し上げます。労農党は入つていませんから……。

石田博英自由党

○石田委員長 労農党は入つていないそうであります。

松井政吉日本社会党

○松井(政)委員 本日の国際労働條約批准促進に関する決議案についての趣旨弁明者に対するいきさつは、委員長のおしやつた通りであります。私の方から強くお願いをして、国際労働條條約批准促進決議案について、松岡氏に趣旨弁明をやつてもらうということになつたことは、先ほど申された通りであります。それで、きようの本会議がこういう形で議事の進行が不可能になつたということは、趣旨弁明者としての松岡氏の言動から発したという事態については、わが党としてまことに遺憾であります。しかしながら、自由党、改進党、わが党並びに二十三控室が提案者になつておる共同提案であるがゆえに、冒頭の趣旨弁明は、提案者の党に対する批判、あるいは惡口等にはわたらないようにという非公式の申込みは、そのまま趣旨弁明者に私は伝えておるのであります。そこで終つてから、私の方が事態を起した党でありますから、代議士会等を開いて、われわれは趣旨弁明者の松岡さんの御意見もお伺いをして参つたのであります。それで、非公式ではあるが、自由党の方の申入れについては了承をして従つて党の惡口にわたるがごとき言動は避けた。但し政府に対しては、若干の希望を少しつけて申し上げた、こういうことであります。従つて速記録をごらんになつてもはつきりしておると思いまするが、国際労働條約批准に対して、政府自体が熱がないという立場の発言をなしたけれども、提案者の党に対して不遜きわまる言動をやつていないつもりだ、こういうことであります。従つてこの事態を起したことについて責任がないとは申し上げませんが、そういうことでありますから、各位において御了解をしていただきたい、こう存じております。

石田博英自由党

○石田委員長 これは私が委員長として申し上げることでないかもしれませんが、議場内のこういう事態に対して、休憩に持ち込むべく私自身が指揮をとり、本委員会を招集いたしましたので、私から申し上げたいと存じます。これは自由党という立場ではございません。おそらく自由党としては、松岡さんの前議長であるという御経歴に敬意を表して、当然こういう場合になすべき原稿の下読み等もしなかつたものと思います。およそ人のつき合いにおいて、相手に敬意を表されたことに乗じ、そのすきに乗じて他党の虚を治観念から見れば、言葉は過ぎるかもしれませんが、卑劣な行為と考えておる。(「その通り」)それから私どもの常識から考えますと、政府の攻撃はしたか、共同提案の党派に対して誹誇を加えた事実はないとおつしやいますが、現在は御承知のように政党政治であります。吉田内閣は、自由党の責任において施政を行つておる内閣であります。この間を二つにわけて考えられるというようなことは、良識のある松岡君の御発言とも考えません。これは種の詭弁である。こういう事態を詭弁をもつて糊塗されようという今の御発言の態度のままでおいでになるとするならば、これは相手が前議長の御経歴をお持ちになる方であり、われわれ日ごろ尊敬いたしておる人であるとしても、私どもとしては断固たる態度に出なければならぬ、重ねて御反省を促したいと存じます。

松井政吉日本社会党

○松井(政)委員 私の方は、当該問題の対象になつておる党でありますから、決議案の趣旨弁明の行われておる問題について、共同提案にかかわる決議案の趣旨弁明の内容、態度等についているく議論しない方がいいと思いますから、その点は御遠慮申し上げます。しかしながら、本日のことについて、何かすきに乗じてとか、あるいは計画的にやつたというようなお考えがあるとするならば、これは誤解でありますから、誤解として解決するようにお願いしたい。これは、計画的にああいう言辞を弄し、それから提案者である自由党を攻撃しないで、政党政治だから、政府を攻撃すれば自由党に当るというお考えもあるようでありますが、これは言葉をかえすようでありますけれども、そういう深い考えから発言をしたものでないということだけは了解してほしい。さらに議長が趣旨弁明の範囲を越えると思われる判断のもとに、注意をされておるのであります。従つて、その注意に基いて、議長の注意以後は、趣旨弁明者の発言の中には、そういう言葉はないのであります。従つて、そういう形にまで——これはりくつになるけれども、りくつとしては私の党がやつたということはありますが、そういう立場だけは了解してほしいと思います。

石田博英自由党

○石田委員長 事実と非常に違うようであります。議長の注意後も繰返しておる。そこで私は休憩を要求した。議長の注意以後態度を改められたら、休憩を要求したり、退場をするようなことを私が言うわけがございません。私がああいう態度に出た直接の動機は、議長の注意後に同様の事実があつたからであります。

佐竹新市日本社会党

○佐竹(新)委員 速記録を調べていただけば、それは議長の注意のあつた後にはなかつたのじやないかと思います。それからもう一つ、この機会に皆さんの御了解を願つておきたいのでありますが、おそらく松岡氏の発言されたのは、御承知のように松岡氏は多年にわたる労働運動の先輩でありまして、国際労働会議にも再三行かれて、過去における日本の政府のやり方は、日本の労働者にいい條件をもたしていない、こういう点をすべて論旨の中に主張され、独立した日本であるから、今後においてはこういう希望を持つというような意味に言われたのである。すなわち、議長として前にやつておつた松岡氏の人格を認めていただいて、発言を吟味していただいたらいいと思います。一面松岡氏は古い労働運動家でありまして、そういう考え方も何もなしに、ただ誠心誠意やられたことと思います。今後の日本の労働運動の健全性ということを主張する人でございます。そういう点もあわせ御了解願いたい、こういうように思います。

田中織之進日本社会党(第二十三控室)

○田中(織)委員 実は土井君から、この決議案の趣旨、弁明を社会党の松岡氏にという要望があつたときに、野党連合で、この決議案は各党の賛成で出したいという最初の発言をなざれたのは、松岡氏であるということを私も承知しております。ぜひとも松岡氏にこの決議案の趣旨弁明をやらしていただきたいということを私からも案は申し上げて、自由党の福永君からそれに続いて、本来ならば労働委員長を出したいところだけれども、事前の話合いはよく存じませんが、そういう発言があつて、松岡氏にきまつたように承知しております。国際労働條約の批准が遅れておることに対して、政府に熱意のないことは、確かにこの決議案が提出されなければならない理由もそこにあると思う。その点に触れた松岡氏の発言の中には、あるいは穏やかでなかつた面もなきにしもあらずじやないか。全般的に私は聞いておりませんので、その点ははつきり断定するわけには参りませんが、そういう印象は持つております。しかし、その点はただいま佐竹君の発言の中にもありましたように、松岡君がその点を強調するあまり出た言葉であろうと思います。この決議案ではございませんけれども、すでに可決になりましたアジア各国との貿易促進に関する決議案につきまして、実はわが党からも賛成討論をしたいと申し上げた。各党共同提案の趣旨弁明に立つ人は、ともすれば党の立場から趣旨弁明をやる傾向がある。その一番近い例は、先般われわれも賛成いたしまして各党共同提案で可決せられました戦犯者等の釈放に関する決議案の場合にも、自由党のというよりも、国会の長老である釜谷氏が趣旨弁明に立たれたのであります。それを私拝聴いたしておりました場合にも、必ずしもわれわれと趣旨において同一でない部分について強調された面もあるのであります。しかしわれわれは、決議案そのものの趣旨に賛成であるという意味で、私の方は賛成討論を保留いたしておりましたけれども、実は討論を遠慮いたしまして、その決議案に賛成をしたいきさつがあるのであります。そういう意味で、実は中共貿易等を含んだアジア各国との貿易促進の決議案につきましても、提案者とは違つた角度のニュアンスがあるから、それを表明する機会を与えていただきたいという意味で、私の方から実は討論を希望したのであります。しかし、これは全会一致であるから、討論はやめようじやないかという各党の申合せで、私もそれに同調いたしたわけであります。そういうことで、ともすれば提案者の日ごろ考えておる意見が、この決議案に関連して出て参ることは間々あり得ることだと私思うのであります。その意味で、本日松岡氏が国際労働條約の批准が遅れておることについて、政府の責任を問いただすことに急なるあまり、あるいは発言中に穏やかでなかつた部分もあつたかもしれませんが、その点はひとつ了承を願つて、すでに議長の方では、この決議案も採決をされてから休憩ということになつておりますので、爾余の議事進行を進めていただくように、社会党の方でも事態をここまで持つて来たことに対する遺憾の意の表明もあつたのでありますから、自由党側にも了承願つて、本日の議事を進めていただくようにお願いいたします。

田渕光一自由党

○田渕委員 一応採決をしたのであるから、議事を進めろというような田中君の御発言があつたのですが、私はこれは率直に申し上げます。これまで入つて来ると、議長の責任問題も出るのでありますが、しかし私の見るところでは、まず社会党の松岡氏の問題をきめていただいて、それから議長の問題に入つていただきたい。およそ信じる者を裏切ることは、赤子の手をねじるよりもやさしいのであります。そこで、松岡君の発言が趣旨弁明の範囲を逸脱じておるので、わが党の交渉委員がその取消し要求に参つたのであります。しかし、議長は注意を与えたのであるが、取消しは命じなかつた。それにもかかわらず、再三不信の発言が行われますので、遂にわれわれは場内のわが党だけの交渉において、総退場をしたのであります。ところが第一党のわれわれが総退場しておるのに、議長と事務総長の間に書類がとりかわされた。あるいはこれは可決されるかと思つて、私は、これは成立いたしませんと言おうと思つたのに、議長は可決をいたしたのであります。そこで私はそれを言つたにかかわらず、吉武労働大臣の発言を許したことは、これは違法のことである。衆議院規則第百五十一條の「議長が表決を採ろうとするときは、問題を可とする者を起立させ、起立者の多少を認定して、可否の結果を宣告する。」ということに対しに違法をやつておるのであります。かようなことは、将来の国会の運営上、議長といえども許されません。そこで私は、はつきりと、この問題に対しては異議を申しておきます。田中君の言うように可決されておるから、これをどうこうということになつて来ると、それに入る前に、この問題をはつきりしておきたい。それからこの問題が片づいて、議長の責任をはつきりしてもらいたい。これだけ申し上げておきます。

石田博英自由党

○石田委員 問題が少し違つた御議論でありますが、議長が、退場して行く状態をどう判断されたかということは、委員長といたしましては、直接の問題ではないと思います。従つてこの問題に議論を波及されないように希望いたします。——この際倉石君の発言を許します。倉石君。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 松井さんから、社会党が当の責任者であるからということで、先ほどお話がありましたが、遺憾の意を表するというやり方は、一体具体的に申さば、どういう方法を考えておいでになるのですか。それをひとつ承りたいと思います。

石田博英自由党

○石田委員長 松井君に対する御質問でありますから、松井君に許します。

松井政吉日本社会党

○松井(政)委員 私の先ほど申し上げたのは、社会党が今後遺憾の意を表する場合にどうするかということではなくて、要するに、議院運営委員としては、いろいろないきさつがあつて発言をし、その発言が土台となつてこういうことを起したことに対して、社会党の議院運営委員として遺憾である。こういうことを申し上げたのでありまして、倉石さんのただいまの御質問の問題を申し上げたのではございません。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 松岡さんは、先ほどあなたのお話によりますと、自分の言うたことはまずかつたのではないという判定をもつて、あなたにそういうことを言われたのです。

松井政吉日本社会党

○松井(政)委員 先ほど説明した通り、全然そういう無礼な発言をしたのではないという考え方ではございません。先ほど私が申し上げたように、そういう意味で言つたのではないが、強過ぎて、自由党の方々を刺激したかもしらぬという意味の発言をやつておる、こういうことを言つておるのです。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 松岡さんが、何らかの形で、そういう意思表示をされる意思はありませんか。

松井政吉日本社会党

○松井(政)委員 これは一ぺん党へ帰りまして相談した結果でないと、われわれはただいま即座に御返事を申し上げられません。

石田博英自由党

○石田委員長 椎熊君から発言を求められておるようでございますから、椎熊君に許します。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 あえて求めたわけでもないけれども、多少の責任を感じておるので、この際一言したい。松岡さんが趣旨弁明に立たれたにつきましては、昨日以来、私どもは自由党の対策委員の方々にお願いをしておきました。それは先ほど松井君が言われたように、わが国労働運動界における非常な先輩でありますし、現に松岡さんが主催しておる労働組合が総同盟で、われわれから考えると非常に穏健な、健全な組合運動をやつておると考えておる。こういう人によつてこういう問題を取扱われることが、現下の日本の労働運動のために好影響があるであろうと考えたために、あえて土井君の主張に同調いたしまして、自由党にむしろ懇願したくらいであります。自由党は、島田君を趣旨弁明に立てるということであつた。国会としては、大多数の党が賛成で決議をするならば、第一党の、しかも国会の労働委員長がやることが当然ではないか、それはひとり自由党の方々ばかりでなしに、副議長などもそういう意見を強く主張されました。それももつともであるが、さらに松岡さんの方が効果的であろうということで、まず、実は無理にお願いしてやつてもらつたのであります。不精々々ではあつたが、最後には承知してくれたといういきさつがある。従つて松岡さんの趣旨弁明から、議場内に紛糾が起つたことにつきましては、われわれも非常に重い責任を感じております。ただ今回の決議の問題は、各党で研究した結果であつて、これは非常にいい決議である。従つて趣旨弁明についての内容のいきさつについては、われわれは何も申し上げることはありませんが、決議はわれわれの希望通り可決れたことを私は非情に喜んでおる。ただその過程において、私はこれはたいへんなことだと思いまして、社会党の幹部の方々の議席へ飛んで行つて共同提案であるから、ああいう逸脱した発言はよろしくないじやないかという注意を喚起した。その際松井君その他の場内交渉係の人が、ただちにそれに応じて、何らかの行動に出てくれれば、自由党の諸君も顏が立つたのではなかろうかと思います。社会党はそのことに処置なし。しかし私は、共同提案の趣旨弁明者をお願いした責任者の一人ですから、黙視することができないので、事務総長の席まで行つて、これは不穏当だから、その点は議長から注意してもらいたいと言つた。すでにそのときは議長の発言の用意があつたようであります。間もなく議長が注意されました。御注意があつてから後に、さらに数回にわたつて、私ども、各党共同提案としてはあまりに行き過ぎたと思うことがあつたように思つて非常に遺憾に思つておりました。こういう趣日弁明のいかんにかかわらず、主文を決定することが最大の目的でありましたから、私どもはそれに賛成して、決議は決定した。ところで自由党の諸君は憤慨して退席した。そのためにこういう会議を開くにあたりましては、何か自由党の諸君の納得できるような形が整わなければ、これを讓つた方々にしても、党に対して私は顏向けならないのじやないかと思う。松岡さんの発言の内容におびただしく不穏当の点があるとすれば、松岡さん自身から何らかの行動に出られることがいいのではないか。公党としての社会党が、この問題に対して、松井君が單に議院運営委員の一人として遺憾の意を表するなどということでは、将来に惡例を残すと思う。松井君の行動や、土井君の行動を責めるのではなくて、当の松岡さんという、しかも衆議院の議長を勤め、みんなから尊敬されておる人で、こういうことについて非常に練達の方が、あえてしたのではなかろうけれども、こういう紛糾のもとをなしたということであれば、どうしたらよいということは、多少の責任を感じておる私どもとしては申し上げられませんが、社会党並びに松岡さん自体がそれはお考えになつて、何とか円満に収拾ができるように善処せられたい、そういう考えであります。

松井政吉日本社会党

○松井(政)委員 改進党の椎熊さんから、松岡氏を推薦した立場からただいまの御発言がありましたし、自由党の方からも、先ほど倉石さんからの御意見をお伺いしております。それでわれわれも、御承知のように立法上の扱いの問題ならば、われわれ責任を認めますけれども、こういう事態についてただいま即座にそれに対する返事をしろということは無理だと思いますので、暫時休憩していただきたいと思います。

石田博英自由党

○石田委員長 この際議事の進行をはかりますために、休憩時間は十分間と限定いたしまして、休憩いたします。正確に十分以内にお集まり願います。委員長はこの席を離れません。     午後三時四十一分休憩      ————◇—————     午後四時三十九分開議

石田博英自由党

○石田委員長 休憩前に引続き会議を開きます。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 たいへん御迷惑をかけ、時間も大分過ぎたようであります。実は松岡先生が趣旨弁明をなさるにつきましては、熱心なる社会党の御要求もありましたが、われわれもそれに賛成して、特に自由党内では労働委員長にやらせるという御決定があつたにもかかわりませず、昨日以来再三にわたつて、むしろ嘆願するような態度でお願いして、副議長のごときも絶対反対の態度でありましたものを、無理にわが党は国会対策委員長まで出てお願いしたわけであります。その結果こういう事態を引起したことにつきましては、わが党としても非常に責任を感じた次第でございます。従いまして何とかして自由党の諸君の方々の御了解を得て、事を円満に解決して、議事をスムースに運びたいという念願から、自由党の方々の御意見も拝聴し、その旨を社会党の方々にお伝えし、一刻も早く事態を収拾するためにと努力を続けて参りましたところ、ただいま議長室におきまして、林議長、岩本副議長お立会いの上で、自由党の国会対策委員長、石田議院運営委員長、社会党から三宅国会対策委員長並びに当委員会に出ております議院運営委員の方、及びわが党は国会対策委員長と私とが出まして、その間あつせん努力をいたしました。幸いにして自由党の方々の御了解を得ることができまして、両者の間に意見の一致を見たのであります。従つて、当委員会がお認めくださるならば、ただいま議長室で行われた会談の結果が、円満に事態を解決するのではないかと思います。  そこで解決の方法につきましては、社会党の方々から申出がありましようから、それを御検討の上で、せつかく議長室で話合いがついたのですから、ぜひ御賛成をお願いしたいと思います。

石田博英自由党

○石田委員長 この際、社会党から申出がありますから、許します。

松井政吉日本社会党

○松井(政)委員 いろいろこの問題で議事の進行を延引させたことについては、申訳ないと思つております。事態の収拾策についていろいろ改進党のあつせん等を煩わしまして、議院運営委員長との間に懇談を続けて参つたのであります。そこで私は、当該趣旨弁明者の松岡長老の意見を中心に、解決の方法を考えなければならないと思つて協議を続けて参つたのであります。いずれにせよ、自由党、改進党、わが党及び二十三控室等、各派共同提案の決議案でありまするので、單に党を代表しての討論ではないという立場にあつたことは、やはり明らかにしなければならないのじやないか、こういうことになりまして、趣旨弁明を行いました松岡氏も、やはり各党共同提案の決議案の趣旨弁明としては、多少の行き過ぎがあつたということを率直に認めていただきまして、遺憾の意を本会議で述べたい、こういうことでありますので、御了承を願いたいと思います。

石田博英自由党

○石田委員長 ただいま松井君から申出がありました。すなわち、松岡駒吉氏は、本日の本会議の発言について遺憾の意を表しておられますので、その旨を本日の休憩後再開されます本会議の劈頭において申し出られるそうであります。これをもつて本件を了承するに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石田博英自由党

○石田委員長 それでは、さよう決定をいたします。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 私この際申し上げておきたいと思いますが、これからも非常にけつこうな決議案については、各党共同提案ということがあり得ると思うのであります。私どもといたしましても、各党の方々も、その提案理由の説明については、お互いに政治家としての信義の上に立つてお願いをいたし合うわけでありますから、このようなことが再び起らないように、お互いの党が自戒をいたすようにいたしたいと存じます。

石田博英自由党

○石田委員長 それでは、松岡氏の発言の次に、吉武労働大臣の発言をお願いすることにいたします。  なお、いかがでしようか。きようは混乱が起りましたので、どうしても急ぐ日程第四の、昭和二十三年六月三十日以前に給与事由の生じた恩給の特別措置に関する法律案だけ願いまして、日程第一、第二、第三は明日の本会議において取扱うことにいたしたいと思いますが、いかがですか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石田博英自由党

○石田委員長 御異議がありませんから、さように決します。  本日の議院運営委員会はこれにて散会いたします。  本日の本会議の振鈴は、代議士会がありますので、その十分くらいあとから鳴らすことにいたします。     午後四時四十五分散会

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