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13回国会衆議院1952/03/27

議院運営委員会 第29号

発言数
57
登壇者
7
会派数
5
開催日
1952/03/27

会議録

石田博英自由党

○石田委員長 それでは本日の議院運営委員会を開会いたします。  初めに回付案の取扱いの件を議題に供します。参議院から修正回付される案件が二件あります。事務総長から、その御報告を願います。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 これはまだほんとうに回付されて参つておりませんで、午後少し遅れてから回付が参ると思います。それは農業改良助長法の一部を改正する法律案と、農林漁業資金融通法の一部を改正する法律案であります。初めの農業改良助長法の一部を改正する法律案については、第十四條第一項の中に、補助金を交付される範囲を列挙してありますが、その第一に、「専門技術員及び改良普及員を置くこと。」というのを入れまして、今までの一号が二号になり、二号が三号になり、三号が四号になる。つまり新しく専門技術員及び改良普及員を補助の範囲に加えるということでございます。あと従つて、それに伴う字句の修正がございます。

土井直作日本社会党

○土井委員 あとは字句の整理ですね。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 内容的にかわつて来たのは、専門技術員、改良普及員を置くということですね。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 そうでございます。  その次の、農林漁業資金融通法の一部を改正する法律案は、原案では、農業倉庫の中で、「木炭又は繭の保管を主たる目的とするものを除く。」ということになつているのに対して、「又は繭」ということを削つて、「木炭の保管を主たる目的とするものを除く。」として、繭の保管を主たる目的とする農業倉庫に対する貸付の利率も、年四分を適用する。つまり適用の範囲をふやしたわけです。

石田博英自由党

○石田委員長 ちよつと速記をやめて、懇談に移します。     〔速記中止〕

石田博英自由党

○石田委員長 速記を始めてください。懇談をとじます。  いかがでしようか。この二つの回付案については、きようおきめ願わないで、明日までに各派の御態度を御決定願つて、御報告願うことにいたしたいと思いますが……。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石田博英自由党

○石田委員長 それでは二案とも、明日までに各派の御態度を御決定願います。     ―――――――――――――

石田博英自由党

○石田委員長 次に緊急質問の取扱いの件を議題に供します。ただいままでに、緊急質問が二件出ております。事務総長から御説明願います。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 小川半次君から、京都騒じよう事件の真相に関する緊急質問が出ております。それから共産党の加藤充君から、警察予備隊増強に関する緊急質問が出ております。

石田博英自由党

○石田委員長 それでは初めに、京都騒じよう事件の真相に関する緊急質問を議題に供します。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 これは最近京都で、デモ隊が警察官と衝突し、その際新聞社の記者で、取材のために附近にいた者が、三人まで重傷しておるということであります。たいへんな事件であります。公安委員会でも真剣にその措置を講じようとしておりますが、いまだ結論に達しません。しかも近く行われるメーデー等の関係で、京都の市民も非常に心配しておる問題だそうであります。事件の内容については、真相がよく世間に伝わつておりません。一部には、共産党の指導によるものというような説も伝わつておりますし、その他朝鮮人等の騒擾事件だというふうにも伝わつておるので、真相がわからないのです。これは、メーデーを前にしての今日の全国的情勢から見て、一刻も早く内容を明らかにしておきたいという意味ですし、政府においても材料があるはずですから、ぜひ本日勢頭に緊急質問を許していただいて、事態を究明したいと存じます。なおその際政党の支部も襲撃されたという事実もあるのです。そうすると、政治上の意図がかなりひそんでいるとも想像される節もあるので、われわれ政党員としては黙過できないことです。ぜひ本日緊急上程を願いたい。

土井直作日本社会党

○土井委員 ただいま椎熊君から、京都騒じよう事件の真相に関する緊急質問を上程していただきたいという御意見がありました。きわめてもつともなことと思うのであります。最近しばしば各方面で、騒擾とまで行かなくても、非常に危惧にたえないような事件が相当起つております。たとえば京浜間におきましても、税務署等に、いわゆる放火を目的とするような薬品を投入したり、あるいは石などを投げたり、またこの間墨田区などでもその問題がありますが、これは何か一連の計画性を持つたものではないかということが、十分われわれとして考えられるのであります。従つて、単に京都の騒擾事件というようなことだけに限定するのではなくて、やはり一般治安の問題について、政府当局は一体どういう考えを持つておるかということを、国民が非常に不安を感じておる際でもありますから、本会議を通じて、その点についてさらに研究していただいて、単に京都だけにとどまらないで、治安関係などについて、補足して質問をしていただくことが妥当ではないかと思う。また政府も、それについて国民が納得し、安心の行くような答弁をしていただくことが必要だと考えておるので、緊急上程をしていただく方がいいと思います。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 そのことに関連しておりますから、ちよつと申し上げたいのですが、実は今土井君が言われるように、一般治安上の問題に関する緊急質問をすることも考えないではなかつたのです。しかし、そういう命題にすることによつて、他の委員会で質問するのが適当だなんといわれる憂いもあるから、具体的な命題の方がいいのではないかというので、このような命題を掲げたのです。質問の内容としては、もちろんそういうことを言います。

土井直作日本社会党

○土井委員 そういうものも入れてもらえば、けつこうです。

石田博英自由党

○石田委員長 この件の取扱いについて、共産党はいかがですか。

梨木作次郎日本共産党

○梨木委員 別に意見はありません。

石田博英自由党

○石田委員長 上林君はいかがですか。

上林與市郎日本社会党(第二十三控室)

○上林與市郎君 緊急上程することに賛成です。

石田博英自由党

○石田委員長 自由党はいかがですか。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 緊急質問というのは、前から本委員会において原則がきまつておるのでありますが、このたびの事件を考えてみますと、私どもも緊急性を持つておる重大な問題であると存じますので、特にこの緊急質問上程に賛成をいたします。

石田博英自由党

○石田委員長 それでは、この件を本日の本会議に上程するに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石田博英自由党

○石田委員長 御異議がありませんから、上程いたすことに決定いたします。  次に加藤充君提出の、警察予備隊増強に関する緊急質問の取扱いを議題にいたします。

梨木作次郎日本共産党

○梨木委員 警察予備隊を十八万人に増強するということが新聞で報道されております。昨日参議院で、この問題に関して質問をなされておりますが、政府の答弁はきわめてあいまいであります。さらに新聞の報ずるところによりますと、この問題に関連して、司令部との間に、首相その他の治安関係の閣僚が面接したというようにも伝えられております。これを十八万人に増強することになりますれば、当然これは強制徴兵といいますか、そういう問題も自然に生じて来るし、非常に重大な問題だと思います。再軍備の問題にも関連いたしまして、きわめて重大であり、非常に大きな関心を持つておりますので、これについての政府の見解をぜひともただしておかなければならぬと存じまして、この緊急質問を出したのであります。

石田博英自由党

○石田委員長 各派の御意見を伺います。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 予備隊を増強することがいいか悪いかということは、別な問題だと思うのです。これは他の機会においても論議されておりますし、政府の答弁も、この点については明確な答弁があつたように思います。しかしこの質問が、梨木君がおつしやるように、新聞等に出ておる十八万人に増強する。そのために司令部と何らか折衝があつたことくにも伝わつておるので、その点を問いただすのだということであれば、あえて無理に反対する必要もないと思います。

土井直作日本社会党

○土井委員 ただいま梨木君からお話がありましたが、私は警察予備隊を増強することについて、現在の七万五千人が十一万人になり、さらにこれが十八万人になるかならぬか、そういうお話があつたかどうかということは、別に本会議で緊急質問をしなくても、委員会でやつていいことではないかと思う。ここに非常に大きい問題があれば別だが、人をふやすとか、ふやさぬとかいうだけのことならば、委員会で十分に真相を確めていただくことを主張いたします。

石田博英自由党

○石田委員長 社会党二十三控室はいかがですか。

上林與市郎日本社会党(第二十三控室)

○上林與市郎君 私の方は、上程に反対いたしません。

石田博英自由党

○石田委員長 自由党はいかがですか。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 今申し上げましたように、緊急質問は原則もありますし、新聞の情報について、一々本会議で緊急質問をやつておられたのでは、たまらないと思うのであります。内閣委員会には、警察予備隊令の一部を改正する等の法律案、内閣提出第一二四号というのが付託されておりますから、そこで慎重に御審議をお願いいたします。

椎熊三郎改進党

○椎熊委員 ちよつと、私は前言を訂正する必要を感じましたから申し上げますが、あえて反対しないと申し上げましたけれども、そういう法案が出ているということが明確であるならば、それは内閣委員会の方でおやり願いたい。

石田博英自由党

○石田委員長 大体御意見も出尽したようであります。御意見の一致を見ませんから、やむを得ませんので、採決をいたします。本件を本日の本会議に上程するに賛成の諸君の挙手を願います。     〔賛成者挙手〕

石田博英自由党

○石田委員長 挙手一名。よつて本日の本会議に上程しないことに決定いたします。

土井直作日本社会党

○土井委員 今の採決だけですと、この緊急質問を委員会に回付してやつてもらいたいという希望が通りませんから、委員今回付に、さらに御決定を願います。

石田博英自由党

○石田委員長 それでは、本件は当該委員会に回付することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石田博英自由党

○石田委員長 御異議がありませんから、さよう決定いたします。

石田博英自由党

○石田委員長 次に、本日の本会議の議事に関する件についてお諮りをいたします。事務総長。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 それでは本日の議事の順序について申し上げます。ただいま御決定になりました京都騒じよう事件の真相に関する緊急質問、これは緊急質問のことでございますから、先例に基きまして、最初にお願い申し上げたいと思います。  次に日程に入りまして、日程第一は、郵政委員長尾関義一君が報告されまして、反対討論は、田代文久君の発言通告があります。  日程第二は、建設委員長松本一郎君の御報告で、全会一致であります。  日程第三、第四は、法務委員長佐瀬昌三君の報告で、反対討論は加藤充君、これだけが日程に上つております。なお日程第三に反対なのは、共産党と社会党二十三控室、日程第四は、共産党だけが反対であります。  なお間に合えば、緊急上程をぜひお願いしたいという予定のものがございます。それは、文部省設置法の一部を改正する法律案、公職に関する就職禁止、退職等に関する勅令等の廃止に関する法律案、この二案が内閣委員会から上る予定でございます。

土井直作日本社会党

○土井委員 賛否はどうなつておりますか。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 賛否は、まだ会議をやつておりますので、わかりません。

梨木作次郎日本共産党

○梨木委員 討論がありますから…。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 どちらの方でございますか。

梨木作次郎日本共産党

○梨木委員 二案についてです。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 どなたですか。

梨木作次郎日本共産党

○梨木委員 今野武雄君がいたします。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 それから大蔵委員会から、ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く大蔵省関係諸命令の措置に関する法律案、租税特別措置法等の一部を改正する法律案、資産再評価法の一部を改正する法律案、通行税法の一部を改正する法律案、災害被害者に対する租税の減免、徴収猶予等に関する法律の一部を改正する法律案、この五件が上つて来る予定でございます。  次に農林委員会の、農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律の一部を改正する法律案、森林法等の一部を改正する法律案、この二案がすでに上つております。両方とも全会一致であります。

梨木作次郎日本共産党

○梨木委員 森林法等の一部を改正する法律案については、私の方は反対のように聞いておりますが……。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 共産党と社会党二十三控室は、欠席しておられたそうであります。

梨木作次郎日本共産党

○梨木委員 私の方は反対のように聞いておりますから、あとで申し上げます。

大池眞衆議院事務総長

○大池事務総長 委員会で上るときには満場一致だそうでありますから、あとで賛否をお願いいたします。この二案はすでに上つておりますので、本日緊急上程を願いたいということであります。  次に通商産業委員会の、日本製鉄株式会社法廃止法の一部を改正する法律案、これはすでに上つております。これは共産党が反対で、あと修正されて上つております。今泉貞雄君が報告になることになつております。これも緊急上程をお願いしたい。  次に運輸委員会の、海外からの日本国民の集団的引揚輸送のための航海命令に関する法律案と、予備審査になつておりました捕獲審検所の検定の再審査に関する法律案が参議院でじき上るそうで、それが送付され次第、こちらでも上げる。従つてこの二件が上るということであります。  次に建設委員会の連合国軍人等住宅公社法を廃止する法律案、これが上る予定であります。上りましたら、これも緊急上程を願いたい。  従いまして、ただいますでに上つておりますのは、農林委員会の二案と、通産委員会の一案でありますから、これは引続いて緊急上程を願い、その他の分は、間に合えばひとつお願いをいたしたい。

石田博英自由党

○石田委員長 それでは、ただいま事務総長の御説明通りに了承するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石田博英自由党

○石田委員長 御異議がありませんから、さよう決定いたします。討論及び質問の時間は、前例通りにお願いいたします。     ―――――――――――――

石田博英自由党

○石田委員長 なおこの際お諮りを申し上げておきたいことがあります。最近議員の出席が非常に悪いということがしばしば話題に上つておるのであります。これは本院全体の問題でありますので、各党におかれましては、それぞれその点について御協力を願いたいと存じます。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕     ―――――――――――――

石田博英自由党

○石田委員長 さらに年度末でございまして、各委員会から上つて来る法案もございますから、明日も特に本会議を開きたいと存じますが、いかがでございましようか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石田博英自由党

○石田委員長 それでは明日も本会議を開くことに決定いたします。  本日の本会議は定刻開会。明日の運営委員会は午前十一時ということでよろしゆうございますか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石田博英自由党

○石田委員長 それではそのように決します。  本日の本委員会は、これにて散会いたします。     午後零時十八分散会

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