議院運営委員会 第16号
- 発言数
- 122 件
- 登壇者
- 11 名
- 会派数
- 5
- 開催日
- 1952/02/23
会議録
○石田委員長 それでは本日の議院運営委員会を開会いたします。 本日御相談を申し上げたい案件の第一は、前会、本日までに各党の御態度を御決定願うことになつておりました日本工業標準調査会委員任命につき国会法第三十九條但書の議決を求めるの件、これは参議院議員奥むめお君を任命したいという申出でございます。この件について各党の御態度を御表明願います。改進党はいかがですか。
○竹山委員 異議なし。
○石田委員長 社会党はいかがですか。
○土井委員 異議なし。
○石田委員長 共産党はいかがですか。
○梨木委員 反対。
○石田委員長 きよう上程することはかまいませんね。
○梨木委員 ええ。
○石田委員長 社会党の二十三控室はいかがですか。
○上林與市郎君 異議なし。
○石田委員長 與党の方はいかがですか。
○岡西委員 異議なし。
○石田委員長 それでは本件は承認することに決し、本日本会議に上程いたすことにいたします。 ―――――――――――――
○石田委員長 次に国際捕鯨委員会委員任命につき国会法第三十九條但書の議決を求めるの件、これは参議院議員小滝彬君を任命するの件であります。改進党はいかがですか。
○竹山委員 反対です。
○石田委員長 社会党はいかがですか。
○土井委員 異議なし。
○石田委員長 共産党はいかがですか。
○梨木委員 反対。
○石田委員長 社会党二十三控室はいかがですか。
○上林與市郎君 同意いたします。
○石田委員長 與党はいかがですか。
○岡西委員 異議なし。
○石田委員長 それではこれも承認することに決し、本日の本会議に上程いたします。 ―――――――――――――
○石田委員長 次に公正取引委員会委員任命につき同意を求めるの件、これは公正取引委員会の委員に山本茂君を任命する件でありますが、改進党はいかがですか。
○竹山委員 これはちよつと伺つておりませんが……。
○石田委員長 社会党はいかがですか。
○土井委員 同意します。
○石田委員長 共産党はいかがですか。
○梨木委員 反対。
○石田委員長 社会党二十三控室はいかかがですか。
○上林與市郎君 異議なし。
○石田委員長 自由党はいかがですか。
○岡西委員 異議ありません。
○石田委員長 それではこれも同意ということで、本日上程いたすことにいたします。 以上三件は、いずれも本日の本会議に上程をいたします。 ―――――――――――――
○石田委員長 次に弾劾裁判所裁判員の各派割当変更に関する件でございます。これは前会共産党の方から、比率を変更する根拠となる数字を知らせるようにという要求があつたのです。
○梨木委員 ちよつと、それはまだ私は比率の決定は聞いておりませんけれども……。
○石田委員長 いや比率は決定しておるのです。その比率の数字を事務総長から御説明願います。
○大池事務総長 比率はすでに決定しておりまして、七人の場合は五、一、一ということになるのです。その五、一、一となるときの比率を知りたいという林さんの申出であります。それで一応比率だけ申し上げます。自由党が四・五二二、改進党が一・一〇二、社会党が〇・四六三、共産党が〇・三六七、社会党二十三は〇・二五五、そこで五、一、一というぐあいになります。
○上林與市郎君 五、1一、一というのは何ですか。
○大池事務総長 七人を今の所属議員数で割つたときの比率が、ただいま申し上げました通りになりますので、そこで五、一、一という割当になる、こういうことでございます。 それから二十人の裁判官訴追委員の比率を申し上げます。自由党が一二・九二二、改進党が三・一五〇、社会党が一・三二四、共産党が一・〇五〇、社会党の二十三が〇・七三〇、第三倶楽部が〇・二二八、それ以下はずつとこれより下りますので、そこで二十人を割当てますと、自由党が十三、改進党が三、日本社会党が二、共産党が一、社会党二十三控室が一となります。これについて改進党は人がふえたのに、元は四人であつたのがどうして三人に減るのかということですが、訴追委員を最初こしらえましたときは人数が多うございましたので、自由党が十二、民主党が四、社会党が二、共産党が二ということであつたのであります。それが社会党が二つにわかねたので、二、一となつたのです。それで新しい率によりますと、十三、三、二、一、一、ということになります。
○梨木委員 これはこういう比率に基いて、七名をそれぞれ割当を決定されますか。
○石田委員長 そうではありません。人数の比率はすでに決定をしたものであつて、あとは数字の問題であります。たまたま彈劾裁判所裁判員であつた上村進君が議員でなくなつた結果、あなたの方からその補充の申出があつたわけであります。しかしただいま事務総長からの御説明でわかるごとく、あなたの方は補充できないわけです。割当がないわけです。
○梨木委員 その点について疑義がある。
○石田委員長 いや、その点でこの前お諮りを申し上げたわけです。ところがあなたの方では、その点について疑義があるというので、前会は決定を留保いたしまして、きようまでにこれを決定するということにお約束申し上げつておつたようなわけであります。
○梨木委員 それについて、今比率の数字的な根拠が説明されたわけでございまするが、これを見ましても、自由党の場合は四・五二二、これはおそらく〇・五を繰上げて、四捨五入といいますか、五にしたのだと思います。ところが社会党の場合は〇・四六三が一になつておるわけです。こういうことは議員数の変動に伴つて比率もかわつて来ておりますが、しかしこれをどういうような現状の比率で、どういうふうに割当てるかということは、これはまた別に討議していい問題だと思う。これは別にわれわれがこの議運で決定したことを聞いておりません。
○石田委員長 いや、それは決定して慣例でずつと疑いなく従来やつて来たわけであります。
○梨木委員 そんなことはない。この数字の〇・四六三と〇・三六七の場合に、どういうふうに割当てるかということについては、別にそうきまつたものがあるとは思わない。従つてこの点については、われわれの場合は議員数に変動があつたために〇・三六七になつたからといつて、何といいますか、これを取上げなければならぬという明らかな決定があつたわけではなかつたと思います。だからこの点は相当問題があると思います。
○石田委員長 事務総長から御説明願います。
○大池事務総長 私から申し上げますが、要するに弾劾裁判所の裁判員なり、あるいは訴追委員なりを各党の比率に割当てて、候補者をきめて選挙するかしないかというところには根本的な問題があろうと思います。それは裁判員の方でも、訴追委員の方でも、議場で選挙することが法律上の建前になつておりまして、選挙する場合に、連記投票か連記できないかということと同じように、これをこしらえるときに論議が出ましたけれども、土井さんかのお話があつて、連記になると多数党がみなとつてしまう。やはりこういう委員を出すのは、各党の現勢においてやるのが公平だということになりまして、議場で選挙するということになつたわけであります。従いまして、この裁判員をどういうような比率によつて各党に割当てるがいいかという御議論はもちろんありましようが、議場選挙の場合は、各党の現実の実力に応じて割当てようということが先例になつておるわけであります。こういう場合に、どういうぐあいに従来とつて来たかと申しますと、ただいまどういうようにコンマ以下をとるかというお話がございましたが、一番最初に比率を事務的に決定いたします場合は、四・五二二という場合には、やはり四というものがありますからまず四をとります。残りが〇・五二二となります。その次の改選党は一・一〇二でありますから一をまずとりまして、〇・一〇二というものが残ります。そうしましてその〇・五二二と〇・一〇二と〇・四六三と〇・三六七の中で一番大きいのをとりますと、自由党の〇・五二二が一番大きい。その次に社会党の〇・四六三になる。その次が共産党の〇・三六七であります。ところが〇・四六三までをとりますと、七名で一ぱいになりますので、この割当が五、一、一ということになるわけであります。これはずつと前から常任委員の割当の選挙と同じ取扱いをしておるわけであります。この割当を決定するまでは、それにするかしないかは問題がありましようが、こういう比率になるということは、今までずつとやつて来た事実でございます。
○石田委員長 これはまつたく算術の問題であります。梨木君は完全にまだおわかりでないかもしれませんが、ほかの古々でこの出て来た数字について何かございますか。――しばらく速記をとめて懇談にいたします。 〔速記中止〕
○石田委員長 速記を始めてください。懇談をとじます。 ただいまの弾劾裁判所裁判員、訴追委員会委員割当につきまして、前会にお話合いができたように決定するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○梨木委員 私の方は反対です。
○石田委員長 それでは多数が御賛成でありますから、さように決定いたします。 次に、先ほどから議論があつたことでありますが、共産党の上村進君が議員でなくなつた結果、弾劾裁判所の裁判員の補充をいたすことにつきまして、現在の所属議員数の変動によつて委員割当に変動を生じておるわけであります。共産党から上村進君のかわりを推薦して来られておりますが、数字の変動の結果、これは自由党において補充すべき性質のものであるということになつたわけであります。そこでそれを認めるかどうかということについてお諮りをいたします。
○梨木委員 上村君が議員でなくなつたという問題については、今裁判所へ資格の問題について提訴しております。同時に私どもの方へ、衆議院から議員追放の紙切れを一枚よこしたらしいのであります。しかしそれによつて議員の資格がなくなるものとは私は断じて考えておりません。従つて衆議院に対しても、現在議員であるということの確認の資格訴訟を起す準備をしております。そういう準備中でありますから、この点について早急に補充することについては、上村君の資格の問題について疑義がありますから、これに対しては反対いたします。
○椎熊委員 それは反対できないのです。今まで共産党から出ておつた人が、権利があつた議員にしても当らなくなるのです。数字の変動の結果、適正に割当てることになれば、当然当らないのですから……。
○石田委員長 ちよつとあなたの発言に関して、あなたの方からの申出の書類を朗読いたします。「議員上村進退職に伴い生ずる欠員に対し、その補充として議員田中堯平を推薦いたします。昭和二十七年二月五日日本共産党国会議員団長井之口政雄」というようになつておりまして、はつきりと退職と書いております。あなたの方から出ておる正式の書類に、議員上村進君の退職という事実をはつきり認めております。
○梨木委員 委員長がそういう書類に書いてあることをお取上げになつたから私も申し上げるのですが、それは議長の方で、公報にも退職ということで、そういう形式的な手続を一応国会の取扱いとしてされておるから、そういう手続をとつたにすぎないのであります。上村君が議員でなくなつたというのは、われわれは最終的に承認しておるわけでも何でもありません。それは現に議長あてに内容証明で出しておるわけです。一応議員でないということを公報に出しているが、それはわれわれとして認めないから、いつでも登院するという内容証明を出しております。
○石田委員長 梨木君に御注意申し上げます。ここは裁判所ではございません。従つて議員の資格があるかないかということについて議論をしていただく場所ではございません。現に退職せられておるという現行法規上の取扱いの立場に立つて、御議論を願いたいのであります。そこで同じような数字の議論をこれ以上繰返しても時間のむだでございますから、皆さんにお諮りいたします。この件については梨木君から強い反対がございますが、数字に現われた当然のこの件について、さように決定するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○梨木委員 反対です。
○石田委員長 反対少数。それではさように決定いたします。 ―――――――――――――
○石田委員長 次に決議案の取扱いを議題にいたします。 前国会保留せられたもので、各派共同提案になつております東洋精神文化振興に関する決議案、これは文部委員会が中心になつて、各派共同提案になつておりますので、これを本日上程することについてお諮りをいたします。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○梨木委員 私の方は反対であります、
○石田委員長 共産党は反対だそうでありますが、多数が御賛成ですから、これは本日上程いたすことに決定いたします。 それから前会保留になつておりました他の三件は、今回も保留いたしたいと思います。 次に笹森順造君外百二十三名から、防衛費公開要求に関する決議案が提出されております。これを議題に供します。
○椎熊委員 この防衛費の問題は、先般来予算委員でいろいろ論議されておりましたが、政府はこれを明らかにしておりません。しかるに本日の新聞によりますと、非常に具体的に新聞に出ておる。これは出所等がわかりませんし、その通りであるかどうかはわかりませんが、いずれにいたしましても、この問題は日本の国民が非常に関心を深めておる問題であります。この問題に対する不安を感じたり、あるいは政府に対する不信の感覚を持つたりしておるが、日米安全保障條約の根底に触れる問題であるし、国家としてもそういう措置をいつまでもほうつておくわけに行かない。いわんや行政協定の問題は、来週には仮調印されて、アメリカから来ておる代表者は帰るそうだということが新聞に出ております。何かやみのうちにこういうものを仮調印されて、日本国民の権利義務、ことに憲法上保障された権利に非常に影響のある問題が、何ら国会を通じて国民に了解されておらぬということは、非常に遺憾千万であります。これは党派のいかんにかかわらず、日本民族としてどうしても知つておかなければならぬことですから、目下予算委員会開会中ではあるが、予算委員会では政府はどうしても所信を披瀝しない。従つて本院の決議をもつて、政府にその内容を公開するように要求したいという精神でございます。これは政府に対する信、不信の問題ではなく、まつたく日本国民全体の権利に関係がある問題です。そこでこれを特に取上げて、予算委員会でこれを明らかにされなければ、予算の上程は拒もうという野党側の気勢さえある。こういうことは、国家全体の政治上に及ぼす影響力も多い。予算はおそらく来週火曜日に本会議に上程されると思いますが、来週を待つてはこの問題は意味がない。ぜひ本日上程されて、趣旨の弁明あるいは賛成、反対の討論等をやつて、明確にこれに対するわれわれの考え方を決定しておく必要がある。こういう趣旨でございますから、これは特に本日上程させていただきたいと思います。趣旨弁明は笹森順造君、そのほか賛成者が百二十三名になつております。
○石田委員長 趣旨弁明その他については、あとでお諮りいたします。上程が決定するならば御相談を申し上げます。他に御発言はありませんか。
○岡西委員 笹森順造君外百二十三名提出にかかる防衛費公開要求に関する決議案は、その内容等は、わが党においても非常に重大問題であります。しかしきようここで初めてわれわれ見ましたので、わが党としてはその取扱いに対して態度をきめておりません。党に諮つて御返事を申し上げます。
○椎熊委員 今までの慣例上、そういうことを必ずしも無理だとは思いません。しかしこれはきようでなければ理由をなさないわけなんです。この問題のためには、これから役員会、代議士会等もどうせあることでございましようから、ひとまずこの委員会を休憩しておいて、本会議開会前にもう一ぺん本委員会を開いて、態度御決定の御報告を願いたいということを私は希望する。本日ぜひ上程してもらいたい。本日でなければ意味をなさないのです。そういうこともともとと御勘案の上に、これを上程の上、もしこれが公開すべきものでないというのなら、堂々と御議論をされたらいい。私はその多数の決定には従順であります。それを尊重いたします。ともかくもこれをわれわれは論議して、国民の意思が奈辺にあるかということを明確にすることが、行政協定を目前に控えてぜひやらねばならぬことであり、それでなければ、われわれ議員の職責を全うすることができないと考えておるわけです。
○岡西委員 先ほど椎熊委員から、この決議案の上程理由につきまして、政府といたしましては説明をしてないということであります。しかし聞くところによりますと予算委員会は続行中でありまして、この問題の内容については当然政府の方ではやつておるという話を聞いております。そこでわが党といたしましては、予算委員会と連絡いたしまして、御趣旨に沿うように準備いたしたいと思います。
○椎熊委員 予算委員会で、今朝の新聞に出ておる程度のことでもほんとうに明確にしてくれるならば、われわれはあえて本院の決議をもつて要求しないでも済むのです。ところが今朝来の予算委員会の状態を見ると、そこまで行つておらぬのです。新聞に出しておる記事に対しても、政府はもちろん責任を持つておらぬ。その真否についても疑わしいところがある。そういう点についてあなた方が予算委員会等と打合せることはけつこうであります。ともかくこの問題について、なぜ公開できないないのか、なぜ不明確にしておくのかということを伺いたい。しかしながらあなた方は政府與党であり、政府の立場を考慮して、これは今日の段階においては公開すべきものでないという結論が、不幸にしてあなた方の党派にあるとすれば、これもやむを得ない。その点は公開の本会議の席上において堂々議論して、国民の意思が奈辺にあるかということ、国会の意思がここにあるということを決定してもらえばけつこうです。
○石田委員長 ただいまの御議論の前提は、予算委員会においてこの案件について説明するか、しないかということが問題になるのでしよう。そこでこの際與党側の各位におかれて、大蔵大臣と連絡を至急おとりいただいて、しかる後に質問案件について御相談申し上げます。
○田渕委員 大蔵大臣と連絡もとりましようが、実は総務会あるいは国会対策委員会などにもかけなければならぬので、その時間的余裕がなかろうと思う。
○椎熊委員 本会議の開会は何時間でも待ちます。夜になつてもけつこうです。
○石田委員長 それは大蔵大臣の予算委員会における答弁の意思の有無などを確かめて、その後の取扱いについてどうするかということを前提にしてお話を願いたい。椎熊君の御議論の前提には、大蔵大臣が予算委員会において答弁するかどうかということが前提になつておるので、それを至急御連絡願いたいと思います。従つてこの件は暫時保留をいたします。 なお前の東洋精神文化振興に関する決議案の趣旨弁明は、どういうことになつておりますか。
○岡西委員 私の方の若林義孝君が趣旨弁明をやります。これは各党一致のものですから、その趣旨弁明は当然多数党がやることになります。
○梨木委員 私の方は反対ですから、反対討論をやります。
○石田委員長 反対討論はやむを得ないと思います。それでは若林義孝君の趣旨弁明のあと、共産党の反対討論はどなたですか。
○梨木委員 渡部義通君がやります。
○石田委員長 それでは渡部義通君が反対討論をされることを認めることに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石田委員長 それではさように決定いたします。
○土井委員 反対討論があるならば、私の方では賛成討論をやるかもしれません。
○石田委員長 それではそれも保留されて、きまつたら……。
○大池事務総長 上程前におきまりになつたら、事務局の方へお知らせ願います。
○石田委員長 討論時間は慣例通り十分以内にお願いいたします。 ―――――――――――――
○石田委員長 次に緊急質問の取扱いについて御協議願います。
○林(百)委員 緊急案問の中で、米兵ギャングに関する緊急質問というのがあります。十九のものであります。これについて犯罪の捜査権、逮捕権は、日本の警視庁並びに警察にないということで、非常に大きな問題になつておるわけです。この捜査権、逮捕権がどこにあるかということをはつきりきめて、日本の治安維持のためにも、日本の警察力を積極的に働くようにされなければならないと思う。ところが、今もつて逮捕権、捜査権がどちらにあるかわからないということは、この問題から端を発して、治外法権の問題までからんで来ておる。木村法務総裁のきようの言明もあります。これは予算委員会でありますが、各委員会で非常に重要な問題になつておりますから、ぜひ早急に本日緊急質問を許してもらつて、国民の不安としておるところを解消するように、各派の御盡力を願いたいと思います。
○椎熊委員 各委員会で、林君の言うごとくこの問題が論議されておるなら、必要はないと思う。
○林(百)委員 ところが、政府の責任ある答弁が全然なされていないわけです。これをはつきり本会議で答弁をしてもらいたい。
○椎熊委員 私の聞くところにおいては、逮捕権、捜査権については明確にしたということを聞いておりますが…。
○石田委員長 それではちよつと速記をとめて、懇談を願います。 〔速記中止〕 (委員長退席、山本(猛)委員長代 理着席〕 (山本(猛)委員長代理退席、委員 長着席〕
○石田委員長 速記を始めて……。それでは懇談をとじます。 先ほどの決議案の取扱いの件に返ります。防衛費公開要求に関する決議案について、もう一度御相談申し上げます。ただいままで予算委員会あるいは政府とも連絡いたしました結果、本日の予算委員会において、御要求の件については大蔵大臣が出席の上、説明をされるそうであります。右御報告申し上げます。
○椎熊委員 われわれの要求をすなおに受入れていただきましたことは、まことに感激にたえないのです。ただわれわれの方としては百二十三名提出で、本会議でやるということが委員会でやることに変化したわけですから、その連絡のために今帰つております。今の発言の通りにおちつくだろうとは思いますが、そういうことで事態が明白になればけつこうでございます。これを撤回してもさしつかえないと思います。
○石田委員長 それではさように決します。 次に緊急質問の取扱いを議題にいたします。一つずつお諮りをいたします。
○椎熊委員 その前に、こういう方法をとつていただきたい。本日のところ何が一番重要であるかをきめて、そう急がなくてもいいというものの処理については、あとで始末をして行つたらどうかと思います。そこで先ほどの決議案と同様に、緊急質問の二十一、二十二、二十三はいずれも行政協定の内容に関する重大な問題で、野党連合会で昨日急遽相談の上、きめた緊急質問であります。ところが與党側の要求もあつて、二十一、二十二、二十三はいずれも関連性のあるものだから、これを一本にまとめることができないかというお話合いがありましたものですから、社会党の両方とわが党と倉石さんの方と別室において相談いたしまして、この三件の内容をことごとく盛つて質疑させてくれれば、一本にしてもいいという同意を得ました。そこで二十一、二十二、二十三を一本にして、一人の質問者を立てる。これは先ほどの防衛費公開の問題と同様に、予算委員会で予算が上る前でないと、質問しても意味がないのですから、きよう中にぜひ上程していただきたい。そうしてこの質問に対して、政府側から誠意ある御答弁を願いたい。
○飯塚委員 二十一、二十二、二十三の問題は、午前の予算委員会で、ことに二十二の問題は社会党の西村君から質問があつて、当局から答えておりますから、これはどういうものでしようか。
○椎熊委員 総括してやりますから、重複してもいいと思いますが……。
○石田委員長 同じことを二度お聞きになることもないと思いますから、総括して……。どなたがおやりになりますか。
○椎熊委員 総理大臣が出るならば、当然敬意を表して三木武夫君でありますが、総理大臣は外交関係で午後は出られないというので岡崎さんがやることになると、ちようど手ごろなところで中曽根君がやります。(笑声)
○石田委員長 今椎熊君お申出の通り決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石田委員長 御異議がありませんから、さように決します。緊急質問も、慣例通り十分以内にお願いいたします。 次に残余の緊急質問の取扱いを御協議申し上げます。一つ一つお諮りいたします。第一の第八次造船計画に関する緊急質問。
○椎熊委員 造船計画については、社会党が熱心に研究しておられたのですが、運輸委員会等でその内容も明らかにされておりますし、計画はすでに確定的の問題ですから、この際は緊急質問としてはちよつと適当ではないと思いますので「社会党で整理していただいたらどうですか。
○土井委員 まだきまつておりません。
○石田委員長 委員会の方でおやりいただけませんか。
○土井委員 それは保留しておいていただきたいのです。
○石田委員長 それでは保留ということにいたしましよう。 次に、ラスク氏との行政協定交渉に臨む政府のとる方針についての緊急質問。
○椎熊委員 これは時期遅れだと思う。ラスク氏との行政協定に臨む政府の方針だから……。
○梨木委員 よそからよけいなことを言われては困る。
○椎熊委員 いや、各党の意見を求められおるから言つておるのです。野党第一党として、これは緊急質問にならぬという説です。
○梨木委員 今まで行政協定全般について、ラスク氏との交渉経過を政府としては発表しておらないのであります。われわれはこの点について交渉の経過を聞こうとすると、まだ交渉中だとか何とかいつて逃げておつたのであります。従つて私どもは、それがまだ話し中ならば、政府はこの行政協定をこしらえるについて、どういう考えであるかということについて質問をしたいわけです。
○石田委員長 梨木君に御注意申し上げますが、あなたの方で提出されたものは、交渉の経過についての質問と違いまして、その態度であります。方針についてであります。従つてあなたの御発言は議題と離れておりますから、中止していただきます。それで、これは委員会において適当の方法によつて審議をしていただくことに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○梨木委員 反対。
○石田委員長 多数が御賛成のようでありますから、さように決定いたします。 次に、最近頻発する労組に対する不当弾圧についての緊急質問。これもいかがでしようか、問題の性質上、委員会の方で……。
○上林與市郎君 これは私の方で出したものでありますが、委員会にまわすということにしないで、きようは保留してもらいたい。それは全部についてです。
○石田委員長 それではただいま決定いたしました案件を除いた残余は、これを保留することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石田委員長 それではさように決定いたします。 ―――――――――――――
○石田委員長 次に本日の議事の順序についてお諮りいたします。事務総長。
○大池事務総長 本日の日程は、日程に上つておる分だけでありますが、日程第一のポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く通商産業省関係諸命令の措置に関する法律案、これは通商産業委員会のものでありまして、委員長の中村純一君が報告をされて、これは共産党が反対、従つて起立採決ということになります。 日程第二は郵政委員会のものでありまして、郵政委員会理事の飯塚定輔君が報告されまして、全会一致であります。 日程第三は運輸委員会のものでありまして、運輸委員長岡村利右衞門君が報告をされまして、共産党が反対ということであります。従つて起立採決。議事日程に掲げてある分はそれだけであります。 その次に人事承認の件、これはこの前保留になつておつたものであります。これを議長発議で御決定を願う。これは一番最初におやり願いたいと思います。反対の分については起立採決をいたします。それからただいまの決議案、緊急質問でありますが、そのいずれを先におやりになりますか。
○椎熊委員 緊急質問を先にして、日程は一番あとにしてもらいたい。
○大池事務総長 それならば、中曽根君のおやりになる緊急質問、これは題目を後ほど御決定になつてお知らせ願いたいと思います。その緊急質問を先におやり願いまして、その次に若林君の御説明になる東洋精神文化振興に関する決議案、これに対して共産党の反対討論。この三件を終りまして、ただいまの議事日程一、二、三に入る、こういうことに御了承願います。
○石田委員長 ただいまの事務総長の説明の通りで御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石田委員長 それではさようにいたします。本会議開会の時刻は一時二十分ですか。 〔「二時三十分」と呼ぶ者あり〕
○石田委員長 それでは一時三十分にいたします。質問及び決議案に対する討論の時間は、慣例によつて十分以内にお願いいたします。 本日の議院運営委員会はこれにて散会いたします、 午後一時二分散会