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13回国会衆議院1952/01/18

議院運営委員会 第6号

発言数
52
登壇者
6
会派数
3
開催日
1952/01/18

会議録

石田博英自由党

○石田委員長 それではこれから運営委員会を開会いたします。  新しい年でありますから、相かわらずどうかよろしくお願いいたします。  きよう御相談を申し上げたい案件は、ここに印刷して配付いたしてある通りでありますが、その前に、皆様方と始終御接触を願う官房長官が更迭をいたしましたので、新官房長官から一言ごあいさつを申し述べたいとの御希望であります。この発言を許したいと思います。なおその後御質疑等でございましたら、この順序を多少変更いたしまして、各位の御質疑を許したいと存じます。

保利茂自由党内閣官房長官

○保利説明員 私は今度官房長官という、とんでもない、がらにないことを仰せつかりまして、たいへん恐縮しておりますが、できるだけひとつ努力をいたしたいと思つております。本委員会の委員各位には格別の御指導を仰がなければならぬと思いますから、よろしくお願いいたします。(拍手)

石田博英自由党

○石田委員長 官房長官が出席いたしておりますので、休会も近く明けるわけでありますから、何かこの際御質疑等がございましたら、これを許します。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 官房長官にお伺いしたい。二十三日に開院式をやりまして、二十三日は総理大臣の施政方針演説を聞くという大体の心組みでおるのですが、同時に大蔵大臣の財政演説があるかどうかということをお伺いいたしたい。

保利茂自由党内閣官房長官

○保利説明員 二十三日に、総理大臣の施政演説に続きまして大蔵大臣及び安本長官の演説をやらしていただきたい、かように考えております。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 大蔵大臣の財政演説があるとすれば、当然予算案が提出されると思うのですが、そういうお心組みですか。

保利茂自由党内閣官房長官

○保利説明員 二十三日には提出いたすつもりでおります。

梨木作次郎日本共産党

○梨木委員 団体等規正法その他労働法の改正、こういうものはいつごろ出ますか。

保利茂自由党内閣官房長官

○保利説明員 それらの法案につきましては、まだ提出いたすような運びになつておりません。私の感じから申しますと、相当遅れて来るのではないかと思つております。

梨木作次郎日本共産党

○梨木委員 それではもう少し具体的に伺いますが、団体等規正法はいつごろになりますか。大体の見通しを知りたいのです。

保利茂自由党内閣官房長官

○保利説明員 ただいま法務総裁のお手元で検討をせられておる段階でありますから、私からあまりはつきりした見通しをまだ申し上げ得ません。

梨木作次郎日本共産党

○梨木委員 そうすると労働法、つまり労働基準法、それから労働関係調整法、こういつた法律の改正案をお出しになる予定があるのですか。

保利茂自由党内閣官房長官

○保利説明員 それはこの間大臣の更迭がありまして、新大臣のもとで検討せられておると思います。まだ出すとも出さないとも、新大臣の考えを聞いておりませんし、まとまつておる様子は伺つておりません。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 施政方針演説の前に、内閣の一部分にかわりがあるような事態はありませんか。新聞等でいろいろ拝見しておりますが……。

保利茂自由党内閣官房長官

○保利説明員 一部あるかもしれません。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 またまた内閣の改造をやるということに了承してよろしゆうございますか。

保利茂自由党内閣官房長官

○保利説明員 改造ではないわけです。

石田博英自由党

○石田委員長 他に御質疑はありませんか。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 ついでに私からお尋ねいたしますが、もし準備のできている法律案があつて、再開間もなく出されるものがございましたら、大体のところを説明していただいたらけつこうだと思います。

保利茂自由党内閣官房長官

○保利説明員 ただいま国会に提出して御審議をいただいておりますものが五件あると存じます。二十三日でございますか、二十二日でございますか、再開日に提出いたそうとして予定いたしておりますものが、ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く警察関係命令の措置に関する法律案等、ポ政令関係の法案のみでございますが、十四件を提出いたす所存でおります。なお追つかけ提出いたしたいと用意のほぼ整つておりますのが五件ございます。いずれも同様のものでございますが、この中には簡易生命保険の最高限の改正をいたしたい――今日の五万円を八万円にするというような法律案もまじつております。  要しまするに、再開日に提出いたそうといたしておりまするのは十四件、追つかけ提出いたそうといたしておりますものが五件、こういうふうに考えております。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 そうすると、今非常に重大な問題になつておるのは、安保条約に対する行政協定が近く始まるような形勢のようにわれわれ仄聞しておるのですが、それらについてば、旧来のごとき祕密外交主義あるいは国会軽視の態度を改めて、誠意をもつて国会を通じて国民に了解を求めるというような措置をさるべきが当然だと思うが、政府はそういう用意があるのかどうか。これまで外交上の問題については、外交は祕密であることを建前とするというようなことを国会でも言明されたが、もはやそんなことは日本だけじやなく、世界で通用しない言葉であつて、民主主義の国家としては、どうしても外交上の重大問題は国会を通じて国民の了解を求めてやつて行くというのが当然であるまいかと思う。従つてこの重大案件に対しては、国会の了解を求めつつ日本の平和のためにやつて行くという、そういう用意があるのかどうか。今までのように吉田さん一人でやつてしまつて、国会が事後承諾で押しつけられるようなことでは、今度の問題は国内的に非常に影響するところが大きいからおもしろくないのではないかとわれわれは考えるので、それに対する政府の所信を聞いておきたい。

保利茂自由党内閣官房長官

○保利説明員 御趣意の点につきましては、総理大臣も全然同様に考えておられると思います。従つてできるだけ御趣意の線に沿うて努力をせられるということを私は確信をいたしております。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 それは、適当な機会に内容を具体的に、最後の段階でない状態の際においてもわれわれに説明してくれるという意味に解していいのですか。

保利茂自由党内閣官房長官

○保利説明員 私もその方はしろうとでございますから、ただいま椎熊委員の御発言の趣旨については、私からも総理に徹底するようにいたしたいと思います。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 私は、こういう重大な外交交渉の点については、そのために日本が損をするとか、相手に迷惑をかけるとか、円滑に運ぶ上に支障があるとかいう場合は別だけれども、大体公開すべきが当然じやないかという建前で考えております。今までの総理のように、外交は祕密であるという建前は、特に去年のあの発言以来非常な非難を受けているから、そういう点は国家のために十分お考え直しを願つて、ほんとうにわれわれが了解して協力できるような態勢でやつてもらいたい、こういう意味ですから……。

保利茂自由党内閣官房長官

○保利説明員 わかりました。

梨木作次郎日本共産党

○梨木委員 この行政協定の問題については、今度の国会でこれを審議することが非常に重要な課題の一つであると思うのでありますが、これにつきましては吉田総理の方からも、行政協定については国会の審議にかける趣旨の御答弁があつたと了承しておるのであります。そこでこの行政協定の重要な問題について、これはどうしても国会にかけなければならぬと思うのですが、いつごろこれをおかけになる御予定ですか。

保利茂自由党内閣官房長官

○保利説明員 これは全然まだ今日では予測し得ないと思つております。

梨木作次郎日本共産党

○梨木委員 十六日の政府声明によりますと、台湾の国民政府と日本が講和条約を結ぶような趣旨の書簡をアメリカに出したということが発表されたのでありますが、この講和をおやりになるといたしますならば、いつごろ国会へおかけになつて国会の意思を聞く予定でおられるのか、この点を伺いたい。

保利茂自由党内閣官房長官

○保利説明員 これはすべてこれからの問題でございますから、その進行によつて、当然そういう運びに至る場合は、そういう取運びに至るものと思います。

石田博英自由党

○石田委員長 他に御発言はございませんか。――それでは御苦労さまでした。     ―――――――――――――

石田博英自由党

○石田委員長 それでは、お手元に差上げてございまする本日御相談をいたしまする案件の順序に従つて御協議を願います。  初めに、開会式の式辞の件を議題にいたします。式辞の件につきましては、先月の十七日だと思いますが、参議院と御協議を願つて、大体両院の一致いたしました案をつくつたのであります。その案につきまして、ただいまから事務総長に御説明を願います。

大池真衆議院事務総長

○大池事務総長 お手元に差上げてありますが、両院を代表して衆議院議長が式辞をいつも述べておりまして、その式辞の案をいつもの通りこちらできめまして、向うへ持つて参りましたのでありますが、いろいろ両院で御意見もあるようでございますので、両院の議運の理事の方あたりにお集まりを願いまして、御協定を願いました案文をお手元に差上げてあるわけであります。従いまして、これについて御審議を願いまして、修正すべきところは修正をして申し入れるなり、もしよければ御承認を得たい、こう考えております。  一応案文を朗読いたして参りたいと思います。    式 辞(案)   本日、天皇陛下の御臨席を仰ぎ、第十三回国会の開会式を挙げるにあたり、衆議院及び参議院を代表して  式辞を申し上げます。   前国会において、承認を与えた平和条約がすみやかに効力を発生し、わが国の完全な独立が一日も早く達成されることを心から念願するものであります。   われわれは、主権回復後の内外の諸情勢に対応するため、この際、産業貿易、教育文化、国民生活等の各般にわたつて適切な施策を進め、急速に国家態勢の整備、充実を図る必要を痛感いたします。   国民もまた、国家の自立にともなう重大な責任と義務を自覚し、幾多の艱苦に耐えて協力一致、営々として祖国の再建に邁進し、もつて、わが国の独立と自由に寄せられた各国の期待と信頼に報ゆる覚悟を新たにすることを望んでやみません。   ここに国会は、憲法の崇高な精神を体し、最善をつくしてその使命を遂行し、もつて国民の委託に応えようとするものであります。  これができ上つた案文でございます。

石田博英自由党

○石田委員長 お諮りをいたしますが、何か御質疑あるいは御意見等ございますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕

石田博英自由党

○石田委員長 それではこの案文を決定するに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石田博英自由党

○石田委員長 それではさよう決定いたします。     ―――――――――――――

石田博英自由党

○石田委員長 次に、式日の次第について御相談を願います。

大池真衆議院事務総長

○大池事務総長 式日は、この前の当委員会で二十二日に開会式をあげたいというお話でございまして、それは参議院もけつこうだということで御同調になられております。つきましては、二十二日にあげます開会式の次第でございますが、これは従来通りということで、お手許にあります通り、午前十時に議長及び議員がそれぞれ集まることにいたしまして、それからの式の次第をこしらえてございますが、従来のままの形で行こうということになつておりますので、この点ももしこれでよろしければ御承認をいただきたいと思つております。

石田博英自由党

○石田委員長 式次第は、お手許にありますように、従来通りということでさしつかえございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石田博英自由党

○石田委員長 では、さよう決定いたします。     ―――――――――――――

石田博英自由党

○石田委員長 次に施政方針に関する演説について御協議を願います。これはただいま官房長官と諸君との御応答で明らかだと思いますが、その申出の通り二十三日の定刻午後一時より総理の施政方針の演説並びに大蔵大臣、経済安定本部長官の演説を行うに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石田博英自由党

○石田委員長 それでは、さよう決定いたします。     ―――――――――――――

石田博英自由党

○石田委員長 次に国務大臣の演説に対する質疑を議題にいたします。質疑の日時及びその日数、質疑者の数、発言の順位等ですが、これは懇談御相談を願いまして、あとで正式の会議に移したいと思います。     〔速記中止〕

石田博英自由党

○石田委員長 それでは懇談を閉じまして、大体お話もまとまつたようでありますから、私からまとめて申し上げます。質疑の日は、二十四日を休んで二十五日と二十六日の両日で終了する、総体の時間は二百六十五分として、民主党は九十分、社会党は七十分、共産党は四十五分、それから小会派は六十分、そうして各団体とも発言者は二名以内ということでありますが、さよう決定して御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石田博英自由党

○石田委員長 それでは、さよう決定いたします。  なお自由党の方からは、質疑の時間、人数を保留しておきたいということでありますから、御了承を願つておきます。

梨木作次郎日本共産党

○梨木委員 二名以内ということですから、一人がぶつ続けてやつてもいいわけですね。

石田博英自由党

○石田委員長 そうです。  なお、発言の順位でございますが、お手許に配つてございますのは、現実とちよつと離れておりますから、現実の場合の順位についてちよつと御懇談を願います。     〔速記中止〕

石田博英自由党

○石田委員長 懇談を閉じます。  それでは発言の順位は、第一日は民、社、共、小までやりまして、第二日目はまた民、社、共、小とやる、こういうことに決定するに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石田博英自由党

○石田委員長 さよう決定いたします。

石田博英自由党

○石田委員長 本日こちらから御相談を申し上げたいと思つておりましたものは以上の通りでありますが、ちよつと事務総長から御報告を申し上げることがございます。

大池真衆議院事務総長

○大池事務総長 それは議員の登院のことでございます。登院は御承知の通り正玄関の名札を返すことだけで、それ以外に登院を確かめる方法はないことになつておりますが、いろいろの関係で、ある議員がこの日とこの日に出ておるか出ておらないかというような問合せ等がございますから、その事実を申し上げて回答しておる状態でありますが、陸橋の方からお入りになつた方で、実際正玄関まで行つて名札を返すことをお忘れになつておられる方が相当あるようであります。この前の両条約のときの投票などを見ますと、当日名札で見た登院数と合つていないという実例等もございましたので、陸橋の方から参りますところに登院板を一つ設けまして、そこでも名札をお返し願えば、正玄関の方もまたあとから返すことにすれば都合がよいのではないかという御希望等もございまして、それを研究してみましたところ、やり得るということになりましたので、皆さんの方でおさしつかえなければ、私の方はやつてもよろしいということになつております。そのかわりに、陸橋の方からおいでになる方は、衛視等に言つて札を返させるとか、あるいは祕書等が来てかわりに返されるということでも困りますので、自分で名札を返すということにお願いを申し上げることにいたしまして、これを設けたいと思つております。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石田博英自由党

○石田委員長 他に御発言はありませんか。――それでは次回の運営委員会は、ちよつと御協議を申し上げなければならぬ件もございますので、二十二日、開会式が終了いたしました後開会いたします。  なお、本日この運営委員会が終了後、福利小委員会を開会いたしたいと思いますので、お集まりをいただきたいと思います。  それでは本日はこれにて散会をいたします。     午後二時五十三分散会

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