運輸委員会 第43号
- 発言数
- 57 件
- 登壇者
- 10 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 1952/06/11
会議録
○岡村委員長 これより会議を聞きます。 請願の審査に入りますが、審査の方法については前会の通りといたしたいと思います。御了承願います。 日程第二四及び二五、京阪地上線延長工事計画を地下線に変更の請願を議題とし、政府より意見を求めます。山内政府委員。
○山内政府委員 この路線は昨年も請願の出た路線でございます。御存じのようにこの路線は三條、出町柳間を結ぶ京福電鉄の叡山線と、京阪電鉄の京阪線の相互の乘入れを実現いたしまして、京都市を南北に縦貫することによりまして、大阪と鞍馬、叡山という観光地帶を直結しようとするものでありまして、現在京福電鉄、京阪電鉄の両者が共同してこの計画を実現しようとする気運にあります。 本請願の趣旨は、私どもといたしましても国際都市である京都市の現状にかんがみまして、しごくごもつともな御説と考えられるのでありますが本請願にありますように、路面電車を改めて地下線にするという関係は、賀茂川あるいは疏水というような関係もありまして、地下線の問題は簡單に図上で可能、不可能をきめるというわけにも参りませんので、こういう地勢上から見まして地下線の計画がはたして可能であるかどうかということは、さらに技術的に検討をする必要があると思つております。また地勢の関係以外におきましても、現在地下線を建設するということは非常に多額の資金を要することでありまして、はたして会社が経済上その資金的な負担にたえ得るかどうかということも考慮しなければならない問題でありますので、運輸省といたしましても、その調査に愼重を期しております。このようなわけでありまして、もしも地下線が不可能であるという場合におきましても、現在都市の路面に対する騒音の防止の研究というものも相当程度進んでおりまして、その研究の成果によりますところの騒音の防止、あるいは風致の保存、交通の利便というようなことにつきましては、省からも会社に適当な対策を樹立するように指導しなければならないものと考えております。請願の趣旨は十分了といたしまして、愼重に処置をいたしたい、かように心いたしております。
○岡村委員長 本件につき何か質問ありませんか。——なければ、次に移ります。 —————————————
○岡村委員長 日程第一四、直江津、六日町間鉄道敷設の請願を議題とし、紹介議員の説明を求めます。塚田君。
○塚田十一郎君 ここに御採沢をお願いしております直江津、六日町間の鉄道敷設の件でありますが、これはすでに十数年、毎回繰返してお願いを申し上げておるのでありますが、まだ実現しないのであります。詳細のことは請願書類でごらん願いたいと思いますが、請願の要点は、現在の信越線の直江津と、上越線の六日町の間をつない でいただきたい、こういうことでありますこれをつなぐことによりまして、裏日本と表日本の間の距離が非常に短縮されるということは、おそらく国鉄の観点からごらんになつても、本線の敷設の理由のある点であると思うのであります。さらに地元選出の代議士である私どもといたしましては、それにつけ加えまして、この地域は非常に山が多く、恵まれておらない土地で奉りまして、ことにその中でも、この線路の通過する予定の土地になつております新潟県の東頸城郡という郡は、郡内には何も鉄道がない。しかも豪雪地帯でありますから、一旦雪が降りますとまつたく歩く以外には方法のない場所になつておるわけであります。もし鉄道がかかりますならば、冬季間もそれが利用できることによつて、非常に交通に便利するということと、なおこの東頸城郡から中魚沼郡にかけましては、いろいろな未開発資源がありまして、鉄道敷設のあかつきにはこれを十分開発することができる。こういうようないろいろな理由のために、ぜひこれを早急に敷設願えるようにお運び願いたい、こういうように考えておるわけであります。以上であります。
○岡村委員長 本件につき政府より意見を徴します。細田政府委員。
○細田政府委員 すでに御承知のように直江津、六日町間は、鉄道敷設法の別表にございます予定路線には入つておりません。ただこの線につきましては、ただいま紹介の塚田先生からもお話がございましたが、地元の御要望も長年にわたつて非常に切なるものがあるのでありまして、私どもといたしましてはなるべく早い機会に、鉄道敷設法別表につきまして検討を加えたいというふうに考えております。従いまして事務的には、この線につきましてもいろいろ調査いたしておる段階でざざいます。ただいろいろ今御説明もございましたように、非常に不便なところでございますので、信越線と上越線を短絡するルートであり、また地方資源も相当あると承知いたしておりますが、工事といたしましては期当難工事ではなかろうかと思います。さらに調査をいたしまして、敷設法別表に加えるかどうか至急に検討いたしたい、かように考えておる次第であります。
○塚田十一郎君 たいへん御理解のある御答弁をいただいて、まことに感謝にたえないのでありますが、それに関して二、三お尋ねしたいのであります。私も先般来、鉄道敷設法の別表の改訂と申しますか、追加と申しますか、そういうお考えが鉄道当局にあるといううわさを聞いておりましたが、それはただいまの政府委員の御説明でも、相当具体的につているように承つておりますが、実際に今鉄道の事務当局としてはそのようにお考えになつているのかどうか、この点をもう一度……。
○細田政府委員 その点に関しましては、実は明後十三日に鉄道建設審議会、これは運輸大臣の諮問機関になつておりまして、鉄道敷設法で定められた、鉄道の新線建設に関する諮問機関でございますが、この会合を実は明後日、十三日に開くことになつておりまして、その席上で敷設法別表を改正すべきかどうか。またする必要があるとすればいかなる方法でするかということを、一応御審議を願うという段取りになつております。そういう段階でございます。
○塚田十一郎君 それからもう一つお伺いしたいのは、実はこれも今政府委員から御説明がありましたように、この線は相当早い時期に測量の調査をしていただいておりますし、また昨年中に経済的な面、その他の調査も着手されているように事は承知しておるのであります。国鉄がそういうように調査を始められるということは、ごく常識的に申し上げまして、鉄道がかかるという過程のうちのどういう段階のものなのか、意味なのか、と申しますのは、おそらく私の希望しております線以外にも、あちこちにたくさん建設を希望して、地元から請願になつている、もしくは請願にもなつていないものがたくさんあるだろうと思う。その中には国鉄がお考えになつて、これは調査をする必要がないものだ、まして測量する必要なんかないものだというようにして、ほつておかれるものもたくさんあると思う。しかし私たちの線は、とにかく測量もしていただいてあるらしいし、それから経済的な調査もとりかかられておるということになると、私は相当見込みのあるものだと考えておるのですが、そういうふうに了解をしていいものなのか。つまり国鉄が国費をかけてそういうことをなさることの意味が承れたら非常に好都合だと思います。
○細田政府委員 お答え申し上げます。測量調査にはいろいろなのがあるのでありまして、たとえば、御承知のように本年度二十億の予算をもつて、すでに十一線の工事に着手いたしたのでございますが、これらにつきましてもあらかじめいろいろな調査はもちろんできておるわけでございますけれども、さらに詳細な測量等をなす場合もございます。それから建設予定線、あるいは予定線中の一部建設未成線といつておりますが、かつて帝国議会当時予算が一応通つて計上されましたものでつたも工事が完成しておらないもの、こういのにつきまして調査をいたすことにつきましては、これは実施すべきかどうかを判断する材料といたしまして調査いたしておる。ただ、ただいま問題になつております直江津、六日町の鉄道の調査につきましては、これはむしろその前の段階でありまして、これまでも数回たしか請願等も御採択になつておると思うのでございまして、それにつきまして別表改正等の際にこれをどうするかという段階の調査であろうと私は思うのであります。工事を実施するという段階にはまだ至つておらないのじやないか、かように考えております。 —————————————
○岡村委員長 次に日程第九、鉄道敷設法の一部改正並びに諌早、長崎間鉄道敷設の請願を議題とし、紹介議員の説明を求めます。坪内君。
○坪内委員 ただいま議題となりましたこの請願につきましては、これはもう長年の念願、また請願でありますので、たびたび当委員会においても御採択をいただいておるのでありますそこでさらにこのたびこの請願を採択していただくと同時に、鉄道敷設法の一部を改正してもらつて、この請願の趣旨に書いてありますように、その実現を期していただきたい、こういうことが請願の趣旨なのであります。前の鉄道部長の石井部長はよくこの線を認識してくださつておつたのでありますが、今度新しく細田部長が御栄転になりましたので、この際これらの点についても、いろいろ事務引継ぎはやつておると思いますけれども、御認識をいただく意味において、簡單に要点のみをお話申し上げて、ぜひひとつ御高配をいただきたい、かように思うわけであります。 この長崎、諌早間の鉄道改良線につきましては、この路線の重要性あるいは国鉄の独立採算といつた面から考えまして、当運輸委員会が数回現地を視察しておる線でもあり、さらにまた前田中技師長も実際に現地におもむきまして、調査あるいは踏査をしていただいておる線であります。さらにまた門司の監理局におきましてもこれを実際に踏査していただいて、十分調査はできておる次第であります。従つてこの線が非常に御認識をいただいておると思うのでありますが、ただ現在の鉄道敷設法の別表に予定線として記載されてあるのは、この請願の内容にもありますように、長崎の喜々津より矢上を経て浦上に至る線が予定線となつているのであります。この線はすでに御承知とは思いますが、予定線ではございますけれども、まつたく採算もとれないことであるし、むしろその後の調査において、その鉄路線の付近にある水源地に大きな影響を及ぼすというような関係もあつたり、それからこれが産業線でない関係、町村にまつたくこれが利用価値がないというような関係から、現在鉄道敷設法の別表に記載されてある喜々津より矢上を経て浦上に至る予定線は、もうこれはやめてくれ、こういうことに相なつておるのでありましす。そこでこの鉄道敷設法の別表にある予定線はやめてもらつて、従来長年の間たびたび当委員会に請願いたしておりまする長崎、諌早間の改良線をぜひひとつ実現してほしい、こういう請願なのであります。 御承知の通り長崎線は非常に勾配がひどいために、専門家の話を聞くと、現在の輸送量がこれ以上できないという関係にあるそうであります。さらにまた地元関係からは電化にしてくれというようないろいろな請願もありますけれども、電源の関係その他からいつて、簡單に電化ということは私は不可能かと思うのであります。しかも何かものすごい勾配だそうでありまして、測量いたしますと千分の二十の勾配とか何とか聞きますけれども、この勾配のために、年額石炭も七千万円程度の欠損もしておるというようなことも聞いております。従つて諌早、長崎間の改良線も促進していただくことが、ひいては熊本県の天草郡、これが六十箇町村ございますが、天草郡と長崎、茂木は一時間そこそこで来れるような環境にあるわけであります。そういつたような地理的関係からいたしまして、熊本の天草郡の全町村がこの路線の促進を念願いたしまして、そういつた期成同盟会もできておるような現状でありますので、これはひとり長崎県のみならず、熊本の天草郡もあげてこの路線の実現を希望いたしておるのであります。 御承知の通りこの辺一帯の関係町村は、今町に非常に出てのりまするびわの名産地でありまして、月に千車も車両が出ると、うような現状でございます。申すまでもなくびわのごときは、輸送を何回も乘りかえをいたしますと、果実がいたんで価格が落ちるというようなこともありますし、それからこの関係町村は水産県長崎県として、多くの水産物を輸送する関係もあり、さらにまたしようがなども全国一の生産地になつておるような関係もありますので、何とぞこの路線を十分御認識をいただきまして矢ほども部長からお話がありましたように、近く鉄道敷設法の別表を再検討するということでございますので、その際にはこの路線をひとつぜひ別表に入れていただいて、そうして従来予定線として記載されておる矢上を経て浦上に至る線は、まつたくこれは利用価値がなくて、むしろ地元では反対しておるというような現状でございますので、そういう点もあわせて御認識をいただいて、当委員会で御採択していただいたあかつきには、ぜひとも将来この線を十分御検討を願いたい、かような請願であります。この請願は十回以上も採択されておる案件でございますので、十分その点も勘案くださいまして、ひとつぜひこれが実現に何分の御高配をお願いしたいと思います。
○岡村委員長 本件に関し政府の意見を求めます。
○細田政府委員 ただいま紹介の坪内先生からお話がございましたように、本路線に、一部鉄道敷設法予定線に該当いたしております喜々津から長崎に至りますルートを、現在の別表のものをさらに海岸まわりにかえたい、こういう請願でありまして、この両線の比較あるいは現在の長崎本線との比較につきましては、現在いろいろ調査をいたしておる次第でございます。先ほど申し上げましたように別表の改正につきましては、今いろいろ調査をしておるところでございまして、御趣旨は十分尊重いたしまして検討いたしたいと考えております。いずれにいたしましても、現在の予定線を変更するという案件でございますので、新たに入れるというものと違いまして、十分なる検討を加えなければいかのぬのではないかと思います。これは両線ともやるというわけには、性格上参らぬかと思います。ただ工事は、かなり凹凸の多い海岸地帯でございますので、墜道、橋梁等がかなり工事量が多いようでございまして、相当多額の工費を要するようでございます。ただ長崎本線との関係を見ますと、長崎本線は千分の二十の勾配をこの区間で持つておるのでございますが、この請願路線は千分の十が最急の勾配でございます。線路の状況としては、私ども今まで調査しましたところでは非常にいいのじやなかろうかと考えておりますが、いずれにいたしましても、ただいまお話がありましたような請願の御趣旨を、今後十分尊重いたしまして、調査、検討をさせていただきたいと思います。
○坪内委員 ただいまの細田部長の御説明で十分了解いたしました。よろしくお願い申し上げたいのでございますが、従来の予定線として記載されてある長崎県喜々津、矢上を経て浦上に至る予定線を変更することが、非常に困難のようなお話もございましたが、いろいろな事情でこれを——請願の趣旨はそういうふうになつておりませんけれども、地元の関係議員として、そういつた予定線の変更ということが非常に困難でございますれば、この線はこの線として国鉄の方針の通り、あるいは運輸省の方針の通りとどめていただいて、私どもは長崎、諌早を結ぶこの線を予定線の中にぜひひとつ入れてもらいたい、こういうことでございます。なお先ほどもお話がありましたように、この長崎本線は千分の二十の勾配があるということが、まさに致命的な関係にございますので、この線をいかに改良しようと思つても、これは簡單な財源では意のごとくならないことは当然ございますので、われわれが多年願望をいたしておりまする長崎、諌早間の改良線は、俗に平坦線という言葉を使つておりますが、平坦線でございますので、十分その辺も勘案されて、願わくば今のお話のように十分の御高配くださるようにお願いをいたしておきたいと思います。 —————————————
○岡村委員長 次に日程第二六、鶴岡、山形間鉄道敷設の請願及び日程第二十八、鷹巣地内に亀田駅設置の請願を議題とし、紹介議員の説明を求めます。圖司安正君。
○圖司安正君 まず鶴岡、山形間鉄道敷設の請願の趣旨を申し上ます。この請願は、山形県議会が議決いたしまして、副知事高山政夫が請願八となつて請願をいたしておるのでございます。この路線と並行いたしまして、鶴岡と大鳥間はすでに予定線に編入されております。この路線は、この鶴岡と大鳥の中間よりはもつと北に上りまするが、落合というところからわかれまして、東村を経て、いわゆる六十里越を通つて山形に通ずる路線であります。御承知のように山形は山形県の県庁所在地で、鶴岡は庄内地方の中心都市であります。この庄内と山形との間の交通というものは、特に鉄道交通の場合きわめて不便でございまして、大体二日がかりで、庄内方面の人は県庁に出て用向きを足して帰らなければならぬというような状況にあります。従つて本路線を開通していただけば、鶴岡と山形間の鉄道を三十キロ短縮することができることに相なります。 次に産業方面から申し上げますと、庄内地方は御承知のように、山林資源あるいは水産資源、特に有名な庄内米、こうした産業に非常に恵まれておるのでありまして、庄内の資源と山形方面の資源との物資の交流をはかるという点から見ましても、この路線の重要性というものは、きわめて高く評価せられるべきであると思います。さらにこの地域は国立公園に編入されておるのでございまして、昔から有名な出羽三山の観光客は、ちようど春から秋にかけましてきわめて頻繁なのであります。特にこの際強調しなければならないことは、鶴岡の上流であります赤川の八久和地帯あるいは荒沢地帯に、県営の発電工事をやつておりまして、県営ばかりでなく、近く東北電力株式会社でもここに着目いたしまして、赤川地帯の十五万キロの電源の開発をいたさんといたしております。こうした点から考えてみましても、この路線の重要性というものは、最近に至つて特にウエートが高くなつて参つたわけでございまして、県議会におきましてもこの点を特に強く認識して、御当局に本路線を一日も早く実現方をお願いいたしておるような次第でございます。これが鶴岡、山形間鉄道敷設の請願の趣旨でございます。 次は同じ山形県内でございますが、奥羽線の大石田と芦沢の間に亀田という駅を設けてもらいたいという請願でございます。この亀田という駅は、ちようど大石田と芦沢の中間の鷹巣という地内に設けてもらいたいというのが、村会議長斎藤太君外三十四名の請願でございますが、この地域は御承知のように、最上総合開発のいわゆる特定地域の中に編入されておるのでございまして、亀井田村は面積は五〇・八四平方キロ、戸数的千二百、人口八千人を有するのでありまして、産物といたしましては特に石炭、亜炭は埋蔵量数万トンといわれておるのであります。さらに木材資源にいたしましても、あるいはこの地域は有名な村来の産地でございますので、そうした産物の点からいたしましても、大石田と芦沢の間約八キロにまたがるのでありますが、ここに駅がないということは、きわめて住民が不便を感じておるわけでございます。特に冬分になりますと、大体二メートル内外の積雪を見ますので、交通は鉄道にたよる以外には全然杜絶の状況にございます。従いまして物資を輸送いたしますにいたしましても、どうしてもここに駅を設けていただきたい、こういうわけでございますので、どうぞ村一致のこの請願を御採択あらんことをお願い申し上げる次第でございます。
○岡村委員長 本件に関し、政府の意見を求めます。細田政府委員。
○細田政府委員 まず初めの鶴岡、山形間鉄道敷設の件について申し上げたいと思いますが、本区間はただいまお話がございましたように、鉄道敷設法予定線にはなつておりません。経過地は赤川、梵字川、寒河江川等の流域を通過いたしておりまして、幾多の除道、橋梁ができますほか、工事といたしましては相当雑工事が予想されます。ことに六十里越の難丁には、約十キロにわたる隧道ができるのではなかろうかというふうに考えられます。私どもの方ではまだ非常に大ざつぱな調査しか、実はこの線についてはできておらないのでございます。今後調査研究をいたさせていただきたい、かように考えておる次第であります。 それから亀田駅設置の件でございますが、大石田、芦沢間は、請願の方では約八キロとなつておりますが、これはおそらく道路の距離ではないかと思います駅間距離といたしましては六・八キロでございますが、この両駅間の駅設置につきましては、実は非常に申訳ないのでございますが、今回初めて実は出て参りましたようなところで、在来国有鉄道といたしましても、運輸省といたしましても、あるいは現場ではお聞きいたしておるかと思いますが、中央の方では一度もまだ伺つて、おりませんので、至急に調査を現地をしてさせたい、かように考えておる次第であります。遺憾ながら私の方で十分な調査をいたしたものがございませんので、至急調査いたしたいと思います。
○圖司安正君 鶴岡、山形間路線については、相当経費の点から、あるいは技術の面から困難があるというお話がございますが、国費多端の折でございますので、一挙に鶴岡、山形間に鉄道を敷設してもらいたいということを、請願八としては強く要望しておるわけではございませんので、とりあえず今明年におきまして赤川の電源開発に伴つて鶴岡と落合の間、この区間は比較的平坦地でございますので、工事費もそう多額を要するとは考えられませんし、日時もまたそう多くを要するとも思われませんので、その区間だけでもぜひ実現さしてもらいたい、こうした熱望をいたしておるのでございますが、この点に関しまして至急に御調査くださる御意思があるかどうか。同時に御調査のあかつき、これを実現に乘せていただくということが可能なりやいなや、こういうことをちよつとお伺いいたしたいのであります。
○細田政府委員 鶴岡、落合間というお話でございます。前にもお話ございましたように、鶴岡、大鳥間は現在敷設法別表の予定線になつておりまして、この区間につきましては相当調査をいたしております。また電源開発の点に関しましては、通産省方面からも鶴岡、大鳥間のこの線は至急工事に着手してくれというふうに、通産省からは強く押して参つております。私どもといたしましても落合あるいは大鳥までの線につきましては、前に申し上げました点とは少しこれは違つて参るわけでございまして、十分研究さしていただきたいと思つております。 —————————————
○岡村委員長 次に日程第二〇、播磨新宮、若桜間鉄道敷設の請願及び日程第二一、北條線延長に関する請願を議題として、紹介議員の説明を求めます。岡田君。
○岡田(五)委員 播摩新宮と若桜間鉄道敷設に関する請願につきまして、請願の趣旨を申し上げまして、何とぞ御審議をお願い申し上げる次第であります。本線は御承知の通り国有鉄道の姫新線の播磨新宮の駅から山崎町等を通りまして、若桜線の若桜駅に至る鉄道でございまして、山陽の要衝でございます姫路市と、山陰の主要都市の鳥取市とを短絡する縦貫路線でございます。本線の沿線は兵庫県の宍粟郡が主たる地域を占めておるのでありまするが、その面積は約四十六平方里ありまして、うち六万五千町歩は、わが国に珍しい森林地帯でございます。年産約八十万立方フイートの林産物が伐採せられまして、農林省の一大貯木場があるのであります。農産物の産出もまた年々巨額に達するものでありまして、本線の一部、播磨新宮、山崎町の間におきましては、かつて民営鉄道を敷設しようという計画もあつたのでございまするが、いろいろ経費その他の諸般の事情からいたしまして、実現に至つていないのでありますが、現在民営自動車を唯一の交通機関といたしておるのでございますが、一般の輸送需要が時節柄ますます増加いたしまして、沿線住民は林産物の搬出に非常に苦労いたしておるのであります。鉄道の新線を要望いたしまする主たる理由もここにあるのであります。以上の通り本線はひとりその資源開発線としての重要な価値を有しておりますのみならず、姫路と鳥取とを短絡することによりまして、裏日本と表日本とを直結をいたしまして、文化の交流に寄与することがきわめて大なるものがあると確信いたす次第であります。従いましてどうか本線につきまして実情を御調査くださいまして、何とぞ本請願を御採択くださいまして、すみやかに実現あらんことをお願い申し上げる次第でございます。 なお請願の国鉄北條線の終端北條駅と播但線の福崎駅とを連絡する、すなわち北条線延長についての請願でございますが、この国鉄北條線は山陽本線より分岐する加古川線の粟生駅を起点といたしておりまして、北條駅に至る約十三キロの区間は、いわゆる播州の穀倉を縦貫しておりまして、播磨線福崎駅との距離はわずかに七キロ余しかないのでございます。その間鉄道の敷設がないために、但馬地方と阪神地方との連絡には姫路をまわり、あるいは福知山をまわらなければならないというような実情になつておるのでありまして、従つて北條、福崎間に鉄道を敷設することは、両地方の短絡線となるにのみならず、地方文化、産業の興隆を来すことは必然なことでございます。ぜひかような実情を十分ごしんしやく願いまして、早急に実地調査方お願いを申し上げる次第でございます。
○岡村委員長 本件に対し政府の意見を求めます。細田政府委員。
○細田政府委員 まず初めの播磨新宮、若桜間でございますが、この路線につきましては、岡田先生はすでに御承知でございますが、国有鉄道といたしましては、宍粟郡の貨物が非常に多いということから、あまり国有鉄道に例のない山崎というところに荷扱い所というものを、国鉄が直営でつくつておるようなわけでございます。先年も国鉄の自動車を、ちようど今請願にございます路線にとりあえず走らせようということで、当時の大阪鉄道局から、時の道路運送審議会にて出したことがございます。遺憾ながらそのときにはこれが否決いたされたようなわけでございまして、ただいま御説明がございましたように、非常に林産物を中心といたしまして物資の豊富なところでございます。また鳥取県の側におきましても、非常に大きな山林がある。ただ工事といたしましては、中国山脈を横断いたします関係で、相当難工事が予想されるかと思います。実はきわめて大ざつぱな経済調査と申しますか、この地方の人口あるいは産業等の状況については調査いたしたものはございますが、新線建設という角度からの調査をいまだ実はいたしたことがないのでございまして、今後十分調査をいたさせたい、かように考えておる次第でございます。 それから次の北條線延長でありますが、北條、福崎間に距離は非常にわずかでございます。これがつながりますれば、これは非常に便利になるということにつきましては、ただいまお話がありました通りかと思うのでございます。ただ非常に距離は近うございますが、これも中間に山がございまして、かなり長い隧道を起さなければならぬような状態でございます。この区間につきましても実は全然まだ調査をいたしておりません。至急に調査をいたしたい、かように考える次第でございます。
○岡田(五)委員 先ほどの播摩新宮と若桜間につきまして詳細にお話を承りまして、まことにありがたく思う次第でございます。またこの間における国営自動車の運行の問題につきましても御研究をいただきまして、私も実は鉄道在職中におきまして、この間の省営自動車の運営という面のことにつきまして、一部参画した過去の経験はございます。当時神姫自動車その他の民営自動車の諸般の事情からいたしまして、国営自動車の国策的な進出がやむを得ず退却せざるを得なかつたという諸般の実情もあるのであります。終戰直後いまなお国有鉄道または国営自動車の積極的政策を考えるいとまなきそのときにおいてすら、国営自動車の進出を策したというこの事柄自体をもつてしても、この間の経済的重要性ということにつきましては、十分御当局も御認識くださつていることと存ずるのであります。どうかかような実情も十分御参酌願いまして、財政及び資金その他の事情が許しますれば、できるだけ早く実現できまするように、何分の御配慮をお願い申し上げまして、本請願につきましては以上の希望を申し上げる次第であります。 なお北條線の延長、すなわち北條と播但線の福崎駅を連絡することについてでございます。今政府委員の御説明によりますと、山があつて隧道を一つか二つこしらえなければならない、こういうお話もありますが、この隊道を必要とするかしないかということにつきましては、今後十分御調査をいただくことにいたしまして、なおこの機会にこの線の重要性につきまして、なおあらためて申し上げさせていただきたいと思うのでございます。政府委員におきましてもよく御承知おきをいただいているごとと存じますが、神戸の湊川駅から発しております神戸電鉄が、本年の四月の初めに鈴蘭台を経まして三木、三木を経まして社町、粟生へと約十キロばかりの延長をいたしたのであります。すなわち加古川線と北條線との分岐点粟生駅まで神戸電鉄が神戸からつないでおるのであります。このつながれておるこの線を、さらに北條から福崎までつながれますると、兵庫県の裏側、城崎あるいは和田山、あるいは鳥取方面からする阪神地区への非常な短絡路ができるのであります。ことに神戸市内におきましては、御承知のように山陽電鉄あるいは阪神あるいは神戸電鉄が神戸駅に集中するという、神戸高速度鉄道の計画もあるようであります。ことに御承知のように兵庫県の播州地区は、阪神地区の背後地帯でありまして、何といいますか、勤労者の給源地であり、また農産物の供給地である。また中小企業が非常に発達いたしておりまして、関西財界の大きなる協力者である。こういうような土地柄であります。また先ほど申し上げまするように、幸いにいたしまして本年の四月の初めに神戸から加古川線の粟生までつながれておるのであります。もし北條、福崎間がつながれますならば、丹波方面の兵庫県区域に入つておる者が、兵庫県庁あるいは大阪市付近に対しまして日帰りで旅行ができるというような、非常に短絡のためによる一般旅客、公衆、貨物の利便をこうむること著しきものがあるのであります。かような状況をも十分ごしんしやく願いまして、何とぞ本線につきましても至急御調査の上、最善の御配慮のほどを特にお願いを申し上げまして、請願の旨を申し述べる次第でございます。 —————————————
○岡村委員長 次に日程第七、福島より飯坂を経て赤湯町に至る間に電気鉄道敷設の請願を議題とし、紹介議員の説明を求めます。牧野君。
○牧野寛索君 本請願の路線は、以前にすでに鉄道省におきまして御調査されたことがある線でありまして、この地方におきましても非常にこれを希望しておる次第でございます。これは東北、北海道の総合開発の前提といたしまして、ま裏日本の文化的向上、沿線一帯の未開発資源の開発、それからいろいろの治山対策というような立場から考えてみましても、ぜひとも福島より飯坂を経て赤湯に至る間の電気鉄道を実現いたしたいと考えておりまして、どうか、以前に調査いたしましたこともあるのですから、これが実現に格別なる御配慮をいただきたいと存ずる次第であります。
○岡村委員長 本件に対し政府より意見を求めます。細田政府委員。
○細田政府委員 この区間は東北本線福島から飯坂を経まして、摺上川の流域を上りまして、福島、山形の県界豪土峠を越えて奥羽本線赤湯に連絡する路線でございますが、鉄道敷設法の別表の予定線には入つておらないのであります。沿線はただいまお話もございましたように、林産資源、農産資源あるいは地下資源が相当豊富でございます。ただ経過地が非常に狭隘な川の流域を通過いたしますので、幾多の橋梁、隧道等ができ、相当土工量も大きい。ことに奥羽山脈の連峰、豪土峠付近が非常に急峻でございまして、長大な隧道を要する見込みでございます。本件に関しましては一応昭和二十四年の十二月に調査をいたしましたが、まだきわめて簡單な調査しかできておりません。さらに詳細に調査をいたしたい、かように考える次第でございます。なお申し上げるまでもなく福島、飯坂間には、現在福島電気鉄道が開業いたしておりますので、念のためにつけ加えておきます。 —————————————
○岡村委員長 次に日程第一二、道尾より雪浦村を経て早岐に至る間に鉄道敷設の請願を議題とし、その紹介議員の説明を求めます。坪内君。
○坪内委員 紹介議員の岡西君が見えておりませんので、同じ選挙区の私から請願の趣旨を御説明申し上げたいと思います。 長崎県に西彼杵郡という半島があるわけでありますが、その半島の雪浦という村を経て長崎本線に通ずる早岐駅に至る鉄道敷設に関する請願でございますが、長崎県の西彼杵郡というところは、御承知のように住民が三十万おりまして、有権者は十二万おるという大きな半島でありますけれども、国有鉄道は一本も通つておらないというような変な半島なので、全国でも珍しい半島なのであります。なぜそういうように国有鉄道が一線もこの半島に、住民が三十万もおりながら通らなかつたのかというと、これについてはいろいろ原因がございますけれども、そのおもなる原因は、長崎県は水産県でございまして、日本一に海岸線が発達しておる。従つて漁港とか、そういつた港がきわめて発達いたしておるような関係上、陸路にたよるよりも、むしろ海路にたよる関係上、こういう大きな半島に国有鉄道の一本も通つてないという結果になつたのではないかと思いますが、このたびその長崎本線の道尾という駅から西彼杵郡の雪浦を経て早岐に至る鉄道の敷設をお願いしておるわけでございますけれども、そういう関係の土地柄でございますので、ぜひともひとつこの線をお願いしたいというわけでありますが、私ども地元関係議員としては、この半島全般を結ぶ大きな路線を計画いたしておりますけれども、それは財源の関係とか、あるいは国家の財力ということもにらみ合わして、とりあえずこういつた請願を出しておるわけであります。 なおまた御承知の通り、この半島の北の方に伊ノ浦という港がございまして、佐世保に結ぶ——これは徳川三百年の初期から計画されておつた夢の橋というものが実現されまして、着々とその橋が今現実に架橋中であります。そういたしますと、この西彼杵半島から佐世保に直接自動車あるいは汽車も通えるようなこの伊ノ浦架橋は、諸外国のごとく有料にしようというような、非常に文化的な橋なのでございます。こういう関係もございまして、この半島にはどうしても将来は鉄道の路線をせひひとつ敷設してもらいたいということで、地元民もあげて熱望しておる次第でございます。そこでこの請願もそういう面とにらみ合わして、長崎、佐世保を中心とする長崎県の産業開発を促進するのみならず、三億五千万トンの埋蔵量を有する松島炭田とか、あるいはそれに隣接する大島、崎戸の炭鉱はこれは鉱業界に顯著なる実績を上げておることは御承知の通りでありますが、この路線の実現によつて現状の長崎、佐世保間の鉄道を八キロ余りも短縮して、交通の強化に最も稗益するという、こういう関係の請願でございますので、当委員会でも御採択の上は当局におきましても十分ひとつこれを興味深く調査してくださいまして、これが実現に御高配いただきますようお願いする次第であります。
○岡村委員長 本件に対する政府の意見を求めます。
○細田政府委員 長崎本線の道尾から西彼杵半島の雪浦村を通りまして、大村線の早岐と結ぶ路線でございますが、鉄道敷設法の予定線には該当いたしておりません。これは約七十五キロの延長となつておりまして、沿線は水産資源その他地下資源といたしまして、島嶼において有名な崎戸、大島、松島の海底炭田があるわけであります。昭和二十三年に、一応の調査をいたしたのでございますが、地形は山が多くございまして、また海岸は断崖もございます。かなり隧道、橋梁がたくさんございますので、莫大な工事費がいる見込みでございます。ざつと調査いたしましたものでは、隧道が二十六箇所、橋梁が五十六箇所くらいになる見込みでございます。ただ非常に広大な地域にわたつて鉄道網がないという点につきましては、ただいま坪内先生からお話がございました通りでございますし、また資源豊富な地域でございますので、今後もつと調査研究させていただきたいと考えます。 —————————————
○岡村委員長 次に日程第二七、東京湾豊洲に臨水駅設置等の請願を議題とし、政府より意見を求めます。
○細田政府委員 東京港の豊洲阜頭は、一部完成を見ておりまして、これの臨港鉄道につきましては、総武本線の亀戸駅から分岐いたしております小名木川駅に至る貨物線を延長いたしまして、越中島を通りまして豊洲区阜頭に向うという、こういう鉄道を工事中でございます。ことに臨水駅につきましては、東京都におきまして専用側線といたしまして現在工事をいたしておるのでございまして、この請願の御趣旨はこれを促進せよということのようにも伺えますし、またこれを一般駅にしたらどうかということのようにも伺えるのでございますが、これは専用側線でございましても、もちろん一般の貨物は扱うわけでございまして、これができ上れば一般の貨物を扱うことになりますので、請願の趣旨はそれで達成いたされるのではないかと思つております。国有鉄道といたしましては、むしろ小名木川から豊洲の、東京都が工事いたしております専用側線との間の線路を強化いたすというような問題がございますが、これにつきましても、ただいま予算も見ておりまして、工事中でございますので、請願の御趣旨にすでに沿い得るような態勢になつておるかと考えておる次第でございます。 —————————————
○岡村委員長 次に日程第二九ないし第三四は、列車運転関係でありますので一括議題とし、順次政府より意見を求めます。
○細田政府委員 一括と申しましても、いろいろ案件が違いますので、ごく簡單に一件ずつ申し上げたいと思います。 奈良線の列車につきましては、非常に時隔が長くなつておりまして、御不便をおかけいたしておるわけであります。これにつきましては、機関車、車両、要員等の事情がございますので、御要望にはにわかに沿いかねると思うのでありますが、こういつた各般の状況を見合せまして、できるだけサービスの改善に努めて参るようにいたしたいと考えておる次第でございます。 第三〇号、瀬高町駅に急行列車停車の件でありますが、本件は佐賀線の分岐駅でございまして、御請願の趣旨はごもつともかと存ずる次第でございます。急行列車の停車駅を増加いたすことにつきましては、各方面からいろいろ御希望があるのでございまして、ある特定の駅だけを追加いたすということは早急には困難でございますが、なお十分研究させていただきたいと存じております。 次に武豊線に列車、増発の件でございますが、本線は大体十二往復ございまして、ローカル線といたしましては列車回数が多い方でございます。ただ線区に比しまして乘車効率も百パーセント前後でありまして、この程度の線では増発が早急には困難ではないかと考えております。 次の第三二号の新湊線復活の件でございますが、本件につきましては一昨昭和二十五年、富山地方鉄道との関係がございまして、一部交通調整的な考え方から、国鉄の新湊線の旅客営業を廃止いたしまして、貨物だけを存続いたし、旅客につきましてはあげて富山地方鉄道の方に責任をとつていただくということにいたしたわけでございますが、本請願は、どうもそれでは手小荷物の輸送あるいは連絡等が不自由であるという御請願でございます。この点に関しましては、私どもの方で十分調査をいたしまして、国有鉄道であると地方鉄道であるとにかかわりませず、同じようなサービスができますように努めて参りたいと考えておるのでございまして、なお十分実情を研究させていただきたいと考えております。 次の三三号、温田駅に快速電車停車の件でございますが、これは五月初旬から初めて飯田線に快速電車を運転し始めたばかりでございますので、停車駅その他につきましては、今後の実情をよく調査いたしまして、検討いたしたいと考えておる次第であります。 次の三四号は門司、熊本間の準急の問題でございますが、都城までこの準急を延長することにつきましては、現在の国鉄の車両、要員等の事情から、非常に困難ではないかと考えるのでございますが、請願の御趣旨にもございますように、旅客の流れと申しますか、交通系統というような点を十分考えまして、調査をいたしました上で研究させていただきたいと考える次第であります。 —————————————
○岡村委員長 次に日程第三八及び第三九、甲府、長野間にデイーゼル電気機関車運転の請願を議題とし、紹介議員より説明を求めます。
○黒澤委員 現在新宿から甲府まで電気機関車が運転せられ電化されているのでありますが、甲府から長野間の、一番勾配の多い、またトンネルの多いところをぜひ電化をして、速力を早くし、なお煤煙の害を防ぎたいということから、長野県、山梨県で長年にわたつてこの促進を請願いたしておつたわけでございまするが、現在の国鉄の経済事情その他から見ますと、電化に要する経費が非常にかかるということから、実現でき得ないという状態にありまするが、最近デイーゼル・エンジンの機関車が二十七年度においてできるように相なりましたので、電化でなく簡易なるデイーゼル気動車をもつて甲府、長野間を運転いたしまして、そうして煤煙を除き、スピード・アップをしてもらいたいというのが本請願の要旨でございます。政府におかせられてはどういう御意思があるのか、お聞きいたしたいと思います。
○岡村委員長 本件に関し政府より意見な求めます。
○細田政府委員 昭和二十七年度におきまして、国有鉄道ではデイーゼル電気機関車を三両試作いたすことになりまして、ただいま工事中でございます。大体秋ごろにはできて参るかと思うのでありますが、本年度の三両はほんとうの試作でございまして、これが成功いたしますれば、来年度から予算は御心配願つて、相当力を入れて増備したいと考えておる次第でございます。ただいま御説明もありましたが、電化がなかなか思うように進行いたしませんので、デイーゼル電気機関車をもつて架線のない電化を進めるということは、今後国有鉄道に課せられた非常に大きな仕事だろうと考えるのでございます。このデイーゼル電気機関車の性能その他新しいものにつきましては、まだはつきりいたしておりませんが、いずれにいたしましても山線で勾配のあるようなところ、また隧道のあるようなところにつきまして、しかもかなり輸送量もあるというようなところに使用するには、適当な機関車だろうと考えるのであります。東海道線といつたような主要幹線につきましては架線のある電化をいたすということで進むべきだろうと考えるのであります。そういう意味から申しまして、中央線あるいは信越線あるいは北陸線といつたようなところは、デイーゼルの使用に最も適したところではなかろうか、かように考える次第でございます。今後デイーゼル電気機関車の増備と相まちまして、それの配置箇所をきめるわけでございますが、本請願の御趣旨を十分尊重いたしたい、かように思います。
○黒澤委員 これに関連いたしまして、電気機関車の馬力数及び製作費をお知りになりましたらお聞かせ願いたいと思います。それから現在三両注文があつたというようなお話でございますが、三両はどういうようなところで製作をいたしておるのか、それもあわせて御説明願いたいと思います。
○細田政府委員 本件に関しましては、実は本日資料を持つて参つておりませんので、いましばらく時間をかしていただきたいと思います。さつそく調査いたしましてお知らせいたします。 —————————————
○岡村委員長 次に日程第三五ないし第三七はデイーゼルカー関係でありますので一括議題とし、順次政府より意見を求めます。
○細田政府委員 気動車の運転に関しましては、一般的に申しまして非常に各地とも御希望が多いのであります。しかもこれに対しまして、実は昭和二十六年度に百両気動車をつくるはずでございましたが、値上りその他のために五十両しか完成いたしておりません。昭和二十七年度におきましては予算上は三十五両をつくる。言い方をかえますと二十六年度、七年度で八十五両ということでございまして、当初二十六年度考えておりました百両にも満たないというような状況でございまして、各地の御要望におこたえいたすというわけに参らない段階になつておるのでございます。実は当委員会の電化の小委員会におかれましても、電化と同時にデイーゼルカーの問題もあわせて御検討に相なつておるのでございまして、われわれといたしましては、今後デイーゼル動車の増備をまちまして、逐次交通量の多い、また必要性の高いところから配置いたしたいと考えておるのでございまして、本件の矢部線に関しましても、増備と相まちまして十分研究をさせていただきたいと考えておる次第でございます。 なお、次の延岡、日の影間につきましても、ただいま申し上げましたような実情から、いまだ配置する計画になつておらないのでございますが、今後気動車が増備いたしますれば、十分御趣旨を尊重いたしまして研究いたしたいと考える次第でございます。 —————————————
○岡村委員長 次に日程第一ないし第六、第八、第一〇、第一一、第一三、第一五ないし第一九、第二二及び第二三は鉄道敷設関係でありますので、一括議題とし、順次政府より意見を求めます。
○細田政府委員 新線建設に関する請願でございますが、個々の線によつて事情が違いますので、個別に申し上げたいと思います。 請願の第一並びに第三の鶴岡、大鳥間の鉄道でございますが、これは鉄道敷設法予定線に該当しておりまして、農産物、林産物、鉱産物等の資源が豊富でございます。これは地形も平坦でございますので、工事も容易の見込みでございます。われわれといたしましてはすでに調査もいろいろにいたしておるのでございますが、今後十分研究いたしたいと思います。 次に第三の湯沢、本荘間でございますが、本区間の一部は予定線に該当いたしております。沿線は林産物、農産物等の資源が豊富でございます。地形は多少の隧道、橋梁はございますが、比較的工事容易な方でございます。今後研究いたしたいと思います。 それから次の鶴岡、間沢間でございますが、本区間は鉄道敷設法の予定線に該当いたしておりません。調査も実はまだいたしておらないのでございますが、今後調査をいたしたいと考えておる次第であります。第五も同様でございます。 〔委員長退席、黒澤委員長代理着席〕 次に第八の新庄、大石田間の鉄道でございますが、これは最上川を隔てまして奥羽本線と並行いたす線でございまして、鉄道敷設法の予定線でございません。地形は平坦でございまして、工事は容易であろうと思われますが、最上川を渡る橋梁が二箇所大きなものができましてこの点で工事費が高くいるかと思います。実は本件に関しましては調査未了でございまして、今後調査をいたしたいと思います。 第一〇の穴水、飯田間鉄道敷設の請願でございますが、これは先の鉄道建設審議会の答申中に、昭和二十七年度補正予算をもつて着工すべきであるという答申のある十六線中の一線でございます。 第一三片町線の複線でございますが、片町線は交通量その他の点から考えますと、複線にいたすことが非常に便利で、電化もいたしておりますので、必要性はあろうかと思いますが、実施の順序ということにつきましては、他との振合い、全体の予算をいろいろ勘案しなければならないかと考えておる次第でございます。 次に宮津、河守間の鉄道でございますが、これは現在の山陰本線と舞鶴線とでつながつておりますのを、中間に南北に宮津から福地山へ抜けようという線でございまして、敷設法別表の予定線には入つておりません。まだ調査もいたしておらないのでございますが、今後研究さしていただきたいと思います。 それから十七号の日の影線を高森まで延長いたす、この線は敷設法予定線になつておりまして、調査も十分完了いたしております。請願の御趣旨を尊重いたしまして、今後考えて参りたい、かように考えております。 それから十九号の古都線の延長でございますが、本件は都城、日南間をつなぐ路線でございまして、予定線に該当いたしておりません。調査も私どもの方でもいたしておりませんので、今後調査を進めていただきたいと考えております。 次は二十二号の篠山線全通促進でございますが、篠山線につきましてはこれは建設未成線でございます。先ごろの建設審議会でも、一応御審議の対象として御検討願つたものでございまして、遺憾ながら本年度は入らなかつたのでございますが、今後十分研究さしていただきたいと思います。 それから二十三号は芦別、深川間の鉄道でございまして、北海道の炭鉱地帯の炭田開発の意味の鉄道でございますが、これも敷設法の別表にない新たな線でございまして、今後調査させていただきたいと思います。 十六号の小名木川貨物駅、新小岩操車場間鉄道敷設でございますが、これはいわゆる江東線という新しい貨物線を敷いてくれという請願でございます。 これにつきましては通産省方面でも相当力を入れておられるような状況でございます。ただ東京の工場地帯あるいは住宅等も相当ございますが、市内を通る鉄道でございまして、工場の専用側線その他を敷いて、原料あるいは製品の輸送には非常に便利になるかと思いますが、線路を敷きますことは非常に困難な状況ではないかと思います。最近非常にやかましくなつておる線でございまして、私どもの方でもできるだけ早い機会に調査をいたしたいと考えておる線でございます。
○黒澤委員長代理 坪内委員より発言を求められております。これを許します。坪内八郎君。
○坪内委員 この際政府委員にちよつと御意見を承りたいと思うのでありますが、ただいま政府委員より請願のことについて詳細なるいろいろな御説明がございまして、感謝いたしておる次第でございますが、先般来の委員会におきましても、私からこの請願の取扱い方について細田政府委員に質疑をいたしたのでございます。その取扱いについては、私ども国会並びに各種の委員会におきましても、相当これは反省をしなくてはならぬというようなことを考えておりますが、むしろこれは国会全般の問題じやないかと思うのでございまして、われわれももつぱら検討中なのであります。そこでこの請願に関連いたしまして、今日各紹介議員よりそれぞれ請願の趣旨を説明になり、また政府委員よりそれぞれの応答があつた次第でございますけれども、問題はこの財源と資材と人をいかにするかということにも関連して来ると思いますので、これは運輸大臣なりあるいは長崎国鉄総裁の意見も適当な機会に伺いたいと思いますが、ただいまの御説明中、紹介議員においては調査してくれ、政府委員の方では調査する、こういう御答弁がございまして、また各種の請願あるいはいろいろな関連におきまして、今後十分科学的に全国の事運輸、事国鉄の鉄道関係については愼重な調査をしなくてはならないのじやないかということに思うわけであります。そこで二十七年度から初めてこの新線計画の予算が二十億とれまして、近く予想されるところの補正予算、あるいは二十八年度におきましても、そういつた新線の予算が計上される運びに相なつておりまして、過般来この問題について私は国鉄総裁にも質疑をいたしたのでありますが、現在の国鉄部内の施設関係あるいは技師長関係において、二十億程度の予算であれば、資材関係においても何ら影響はない、人員についても不足はないというような御答弁でございましたが、将来補正予算とかあるいは二十八年度、二十九年度の予算ということになつて、大幅な予算を計上するということになると、現在の国鉄の陣容では、こういつた新線の計画あるいは調査というものはなかなか困難になるのじやないか、かように考えるのであります。そこで将来財源がふえまして、うんと予算をとるようになつて来ますと、現在の陣容では人員不足ということになるのじやないかということも想像されますので、細田部長におかれましては、ただいまの請願、あるいは将来起り得るこういつた調査関係について、現在の陣容で調査ができるのか、実際国会で調査なさつておるそういうようなことについて、実際問題として嚴密なそういう計画のもとに調査ができるのかどうか。そういうことについて御所見を承りたいのでありますが、私ども自由党といたしましては、機構改革に伴う人員の整理とか、あるいは出先機関の整理などをしておりますけれども、そういう必要面においては、人員をふやす場合にはふやすというような方針でもありますので、われわれもそういつた面において人員不足であれば、大いに人員を増員するようなことについて微力ながら御後援、御支援申し上げることもやぶさかではないわけでありますが、その辺のことについてはこの際際ひとつ御所見を承つておきたいと思うわけであります。
○細田政府委員 お答え申し上げます。先ほど来いろいろ調査をいたす、あるいは研究をいたすというようなことを申し上げておるわけでございますが、調査のうちにも、先ほど申し上げましたように、もう工事をやることにきまつて、調査をいたすというよりむしろ測量といつた方がよろしいかと用いますが、そういうものにつきましては、新線建設の費用にもうすでに入つておるわけでございます。これから選定するというようなところ、あるいは敷設法の別表の中へ入れるかどうかどいつたような調査につきましては、ただいままでのところでは、昭和二十七年度の予算まででは鉄つ道経費の一部をさいてこれ充てるという程度になつております。今後の問題といたしましては、それでいいのか、それとも別に調査費といつたようなものを起すべきかどうかという点につきまして、現在いろいろ検討いたしておるところでございます。まだはつきりきまつておりませんけれども、ただいま申し上げたように、別に調査費を起して、かなり大きな金を使つて、また広範囲に調査をいたすということになりますと、現在のこの仕事に当つております者では手不足を来して来るのじやなかろうかと考えております。ただ全体として、そういつた仕事に国有鉄道の全体の中からそういう人が捻出できるかできないかというような点につきましては、かなり検討の余地があろうかと思います。私どもといたしましては、経営の合理化といつたような見地から、できるだけ人は有効に働いてもらうという建前をとつておりますので、この方面の調査がふえますれば、できる限りは現在の人間をそちらの方へほかの仕事から振り向けるというような方法とか、あるいは調査のやり方にいたしましても、これをできるだけ合理的にいたすとかいつたような方法で、できるだけそういつた全体の人間の数を、四十四万幾らおりますが、ふやすというような方向でなくてやつて参りたいと考えております。この調査の規模をどの程度にいたすか、また調査の精度をどの程度にいたすかといつたような点から、ただちに現在の人員をもつて調査を完全にいたすことができると申し上げ切ることも非常にむずかしいかと思いますが、私どもといたしましてはそういつた気持でおります。なお予算が非常にふえまして、新線建設の工事が全国にわたつて非常にふえるといつた場合には、先般も国鉄総裁が委員会におきまして答弁をいたしたはずでございますが、組織あるいは人間の問題等につきまして考えて参らなければならぬ段階に来るのではなかろうか、かように考えております。いずれにいたしましても、どのような程度に相なるかということによつて決定いたす問題でございまして、具体的な問題といたしまして解決しなければならぬことだと考えます。非常に抽象的なお答えしかできないことを残念に思いますが、大体そういうふうに考えておる次第でございます。
○坪内委員 細田政府委員のお立場ではその程度の御答弁しかできないかと思いますが、それでは現在の新線建設の予算において、現在の国鉄施設局なり、あるいは技術方面なり、そういつた直接の担当の人員で、どのくらいの新線建設の予算の限度において、現在の国鉄の陣容は間に合うものか、限度はどのくらいか、今が手一ぱいなのか、あるいは五十億、百億ぐらいまでは今の陣容でできるのだという見通しであるのか、その点の御所見を伺いたいと思います。 それから第二点は、先ほど来請願の審査をいたしたのでありますが、鉄道敷設法の別表に入れるか入れぬかということについては、紹介議員によつていろいろ趣旨が弁明され、また中には国鉄側と一緒になつて調査した路線もあるようであります。鉄道敷設法の別表に予定線として入れる場合には、一応国鉄側でその路線についての下調査在するのか、あるいはしないで、そのまま敷設法の別表に記載するようなことにでもなるのかどうか、その点が第二点。 それからもう一点、最後にお尋ねしたいと思いますが、今あなたが運輸省の国鉄道部長としての立場で、いろいろわれわれ委員会のこういつた請願の趣旨をお聞きくださつたわけでありますけれども、あなたの立場上、どういうような順序でこれが国鉄側の末端に手配されて行くのか、その辺の模様をしとつお知らせ願いたいと思います。
○細田政府委員 現在の新線建設の関係の国有鉄道の組織が、予算が二十億ならやれる、五十億ならやれない、百億ならやれないというような点はどうかというお話でございますが、これにつきましては非常にむずかしい問題でございまして、かりに五十億といたしましても、線路の選び方、あるいは工事のやり方、その内容によりまして非常に違つて来るのじやなかろうかと思います。先般総裁は五十億くらいならば今のままでやれるが、百億となると何か考えなければならぬのじやないかといつたような答弁をいたしたのでございますが、これも非常に抽象的な話でございまして、おそらく内容までわかりませんので、そういつた表現を用いるしか方法がなかつたのではないかと考えるのでございますか、率直に申しまして、今後新線の建設なり、あるいは建設関係の調査なりが非常にふえて参りました場合には、私の意見といたしましては、何らか考えなければならぬじやなかろうかというふうに存じております。これは総裁、大臣がどうお考えになつておるかは私よく存じませんから、私個人の意見で恐縮であります。 それからその次の別表について、別表を追加するのに調査するかどうかというお話でございましたが、先ほどもちよつと申しましたように、別表を追加する必要があるかどうか。これはおそらくあるという結論が出るのではなかろうかと思いますけれども、あるかどうかという点、それからあるといたせば、どのようにして、どのような方法でこれを追加いたすかということにつきまして種々検討いたしておりますし、また建設審議会方面でもそういう点につきまして御検討願うことになつております。また審議会と別に、もちろん国会、特に当委員会あたりでもこれをどういうふうにしたらいいかというような点について、御意見があろうかと考える次第でございまして、私の意見と申しますよりは、むしろ各方面の御意見によりまして、これを加える必要ありといたせばどういう方法によるかということを、今後早急にきめて参らなければならぬかと考えている次第であります。 それから一般論的に、請願並びに陳情がどのようにして国有鉄道の実施の面に反映いたすかという点でございますが、この点に関しましては、実は国有鉄道あるいは運輸省へ同じ案件について出て参つているものもございます。また問題によりましては、もうすでに長年懸案になつておりまして、数回国鉄の理事会議なり、あるいは局長会議で問題になつているようなものもございます。形式的に申しますと、何と申しますか、通り一ぺんなごあいさつを申し上げるようでおしかりを受けるかもしれませんが、これは国有鉄道の文書課の方へ運輸省の方から移管をいたしまして、国会においてこのような請願、陳情が採択いたされたということで、これを関係の課長会議それから局長会議、理事会議にかけております。ただこれまでの取扱い方につきまして、非常に数も多うございますから、いろいろ反省しなければならぬ点はあるのじやなかろうかと考えます。私こちらへ新任早々でございますが、今後跡始末と申しますか、締めくくりと申しますか、そういつた点につきましては十分責任を持ちまして、できますものにつきましては一件でも多くすみやかに片づけて参るように努力いたしたいと思つております。いろいろ国会方面におかれましても応援をお願いいたしたいと考えておる次第であります。
○坪内委員 ただいま政府委員より非常に強い積極的なお話がございまして、了承いたしました。そこですでに御承知の通り、われわれ自由党の政調におきましても、近き将来に予想される補正予算、あるいは二十八年度の予算におきましても、相当程度の新線建設の予算を計上しようというような機運になつておりますことも御承知と思いますので、そういう点はぬかりなく御賢察していただいて、着々いろいろな準備をしていただいておることと想像いたしますけれども、そういう関係から、この際はそういう新線建設の関係についての人員とか、あるいは資材とかいうようなものについても、それぞれの立場で十分御研究くださるようにお願い申し上げたい次第であります。さらにまた請願の関係につきましていろいろお話がございましたが、私の考えでは、おそらくこれを調査するということになりますと、現在の国鉄の陣容では人員が足りないのじやないかというようなことも想像されますので、あわせてそういつた面もひとつ研究くださいまして、財源の増加、あるいは予算の追加等とあわせて、そういつたことが遅れることのないように御研究くださいますよう要望いたしまして質問を終ります。
○畠山(鶴)委員 私はこの機会にお礼を申し上げたいと思います。先般来計画をいたしておりました伊豆循環鉄道問題、あるいは清水の特定港指定に対しますところの視察につきまして、国会に対して希望を申し出ておつたのでございます。この希望に対しまして、去る八日、九日を期しまして、運輸委員各位の御参加、また運輸省国鉄政府委員、あるいは専門員の方々の御参加をいただきまして、予定通り今回の視察を終つた次第でございます。これらにつきまして、突然でありましたので、準備その他がはなはだ不完全にもかかわりませず、委員各位が御熱心にこの視察をしていただいたことは、首唱者の一人といたしましてまことに感謝いたす次第であります。その結果におきまして、伊豆循環鉄道問題につきましては、下田の町役場の会場に集合いたし、伊豆二十三箇町村の町村長が一人残らず参加し、各産業団体あるいは組合団体の代表者とともに、伊豆の重要性、伊豆鉄道がどうしても必要であるということを陳情申し上げました結果におきまして、御参加の皆様には一応御了承願つたことと思います。今日となりましてはもう多言を要しない現実の問題でございますので、今後も一層御鞭撻をお願いいたしたいのでありますが、この伊豆の循環視察は、かねてより各民間代表者あるいは在来の国有鉄道の関係者の方々が、時折数多くこの地方を視察しておつたのであります。しかるにこの国会の運輸常任委員会がこれをよそにしているということは、はなはだ遺憾に考えるところと同時に、運輸委員の皆さんに御協力願わなければ、幾らはたでとやこう申し上げてもこの実現はできないと考えまして、国会開会中にもかかわらずお願い申し上げた次第であります。ことに細田鉄道部長におかれましては御多用中御参加を願いまして、いろいろ聽取していただいたことを感謝し、また技術方面、あるいは営業方面等御参加を願い、この目的を達成したことは、今後の循環鉄道に大きな足跡を残したことと私は期待しているものであります。終りまして、海上保安庁の船を借用いたしまして、清水特定港に参りました。海上保安庁は特別優秀な船を貸していただき、船上で私どもは心配したのでありますけれども、幸いに神風が吹いて、無事なごやかに清水港に着港し、そうして清水市長及び清水の関係者の出迎えを受けて、清水港特定の今後の問題につきまして、いろいろ陳情や懇談をいたした結果におきまして、日本貿易港のうちでも重要である清水港の前途のためには、大きな足跡を残したのではないかと考えます。また清水市民、市庁関係者は非常に喜んでおりますので、この点もかわりまして、皆様に厚くお礼を申し上げる次第であります。かような次第でございますので、今後日本の半島中で鉄道のない伊豆半島をどうか一層お考えをいただきまして、一日も早くこの目的が達成されますように、特に私はお願いを申し上げ、過日の視察に対します御参加の皆様に深甚なる敬意を表し、厚く御礼を申し上げる次第でございます。
○黒澤委員長代理 次会は公報をもつてお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。 午後零時三十七分散会