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12回国会参議院1951/10/10

本会議 第1号

発言数
26
登壇者
4
会派数
3
開催日
1951/10/10

会議録

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 第十一回国会閉会後の諸般の報告は朗読を省略いたします。      —————・—————

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) これより本日の会議を開きます。  日程第一、議席の指定。  議長は、本院規則第十四條により、諸君の議席を只今御着席の通り指定いたします。      —————・—————

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 議員尾山三郎君は本月三日逝去せられました。誠に痛惜哀悼の至りに堪えません。同君に対しましては、議長はすでに弔詞を贈呈いたしました。      —————・—————

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 河井彌八君から発言を求められました。この際発言を許します。河井彌八君。    〔河井彌八君登壇、拍手〕

河井彌八緑風会

○河井彌八君 議長のお許しを得まして、元の内閣委員会理事尾山三郎君に対しまして、参議院を代表いたしまして弔詞を申述べたいと思います。  本月の三日に尾山君は富山市のお宅におきまして病を以て逝去せられたのであります。明治二十一年の十二月にお生れになつて、享年六十二歳と承わつております。誠に哀悼の至りに堪えません。私は同君とは深い交友関係はありませんけれども、昨年の十一月二十四日に内閣委員となられまするし、又十二月一日には内閣委員会の理事に御就任に相成りまして、私は同君と一緒に同じ仕事に従事いたしたのであります。同君が内閣委員会においての御態度は実に沈着でありまして、大きな理想と高い気品を備えておられました。そして、その言われるところの御意見は全く適切な御意見であつたのでありまして、これは内閣委員諸君一同もお認めになつておることと信ずるのであります。同君は立候補のときには無所属で立候補せられましたが、後に自由党に帰属せられたのであります。政治家としての尾山君の御態度は、世間にいわゆる政党人のごとき匂いが少しもなかつたのであります。実に理想的の参議院議員と申すべきであるのであります。私は同君について深く承知いたしませんので、私の同僚石坂豊一君に昨日いろいろのことを承わつたのであります。又更に同君の履歴書につきまして、同君の御経歴を拜見いたしたのであります。それは只今私が申述べましたところと全く一致するのであります。同君の御履歴を簡單に申しますると、公人としての御経歴は、大正七年一月に二十七歳のときに富山の消防小頭部長に就任せられまして、組頭、警防団長、消防団長等、連続二十一年間消防のために盡瘁せられまして、最後まで日本消防協会の理事、富山県消防協会会長等を勤務せられたのであります。又大正十年の五月に、三十一歳のときに富山市の市会議員に当選せられまして、昭和二十二年四月まで連続当選せられたのであります。二十六年間、市の自治のために貢献せられたのでありましてその間に市会の副議長に一回、議長に一回御当選になつたのであります。更に又昭和二年の九月には、富山県会の議員に御当選になり、二十二年四月まで連続当選せられまして、二十年間一貫して富山県の県政のために寄與せられたのであります。而してその間一回も議長にもおなりにならないし、副議長にもならなかつたのでありまして、それはすべてその機会を辞して他のお方に讓られたのであります。昭和二十二年の四月には公選によつて富山市長に当選せられました。これ又みずから進んで立候補したのではなくして、他から推されて市長になられたのであります。二十五年の五月には、戰災都市復興等のために、人から勧められまして参議院議員の候補者に推されまして、六月に当選せられたのであります。で、かような公人としての御経歴、実にこれは珍らしいお方であると申さなければならんのであります。消防団と申しまするものは我が国にできました固有の自治組織であります。ほかの自治体とは違いまして、本当に我が国の国民の本当の自治の結晶としてでき上つたその団体でありまして、これに全生を捧げたということでありました。それから更に進んで市の自治政のために、又県の自治政のために一貫して盡瘁せられたのであります。言葉に、動かざること山のごとしという言葉がありまするが、富山県の立山の雄峰が天皇に高く舞えて、白雪皚々として千里に光芒を明らかにしておるという状態は、私をして尾山君を想像させるのであります。これは生粋な富山人である、富山人の典型であると思うのであります。かような人が自治の経歴を長い間嘗め盡して、そうして参議院議員にお出になつたということを考えてみまするときに、自治体においてのこの御経験は、参議院議員として国家に御盡瘁になるところの予備修養であつたと考えて然るべきであると思うのであります。  それで、承わるところによりますれば、尾山君は、この夏以来病気が非常に重くなられましても、その間に常に国事を憂えておられたというのであります。又サンフランシスコ会議が無事に終了いたしましたということを聞かれまして、大変なお喜びであつたということであります。そして一日も早くこの批准のために召集せられるところの国会に出席したいということを言うておられたというのであります。ところが同君はすでにこの世におられません。ここの壇上からこの議席を見渡しましても、尾山君の議席はもう見当らないのであります。誠に寂寞であり、誠に痛惜に堪えません。私はここに、この條約批准のための国会に出まして、その劈頭において尾山君追悼の言葉をここに申述べなければならぬことを深く悲しむものであります。  平和條約は遠からずして効力を発生するものと信じます。併し世界の平和はいつ来るのでありましようか。その間に処しまして、日本のこの内外の情勢は頗る多端多難なることを思わせるのであります。こういう際におきまして、同君のおられませんことは、誠に哀悼の至りに堪えないのであります。  私はここに謹んで尾山君の英霊に対しまして哀悼の誠を捧げる次第であります。(拍手)

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 議事の都合により、これにて暫時休憩いたします。    午前十時十九分休憩      ─────・─────    午後零時八分開議

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 休憩前に引続き、これより会議を開きます。  日程第二、会期の件。  本院規則第二十二條により、議長は衆議院議長と協議の結果、会期を四十日間と協定いたしました。議長が協定いたしました通り会期を四十日間とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 御異議ないと認めます。よつて会期は四十日間と決定いたしました。      ─────・─────

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) この際、お諮りして決定いたしたいことがございます。本日鈴木安孝君から法務委員長を、植竹春彦君から運輸委員長を、寺尾豊君から電気通信委員長をそれぞれ辞任いたしたいとの申出がございました。いずれも許可することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 御異議ないと認めます。よつていずれも許可することに決しました。      ─────・─────

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) つきましては、この際、日程に追加して、常任委員長の補欠選挙を行いたいと存じます。御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 御異議ないと認めます。

菊川孝夫日本社会党

○菊川孝夫君 只今の常任委員長の補欠選挙は、成規の手続を省略いたしまして、議長において指名せられんことの動議を提出いたします。

木村守江自由党

○木村守江君 只今の菊川君の動議に賛成いたします。

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 菊川孝夫君の動議に御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 御異議ないと認めます。よつて議長は法務委員長に小野義夫君を、運輸委員長に山縣勝見君を、電気通信委員長に鈴木恭一君をそれぞれ指名いたします。(拍手)      ─────・─────

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 次にお諮りいたします。本日小杉繁安君から両院法規委員を辞任いたしたいとの申出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 御異議ないと認めます。よつて許可することに決しました。      ─────・─────

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) つきましては、この際、日程に追加して、両院法規委員の補欠選挙を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 御異議ないと認めます。

菊川孝夫日本社会党

○菊川孝夫君 只今の両院法規委員の補欠選挙は、成規の手続を省略いたしまして、議長において指名せられんことの動議を提出いたします。

木村守江自由党

○木村守江君 只今の菊川君の動議に賛成いたします。

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 菊川君の動議に御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 御異議ないと認めます。よつて議長は両院法規委員に九鬼紋十郎君を指名いたします。(拍手)      ─────・─────

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) この際お諮りいたします。左藤義詮君、寺尾豊君から、海外旅行のため会期中それぞれ請暇の申出がございました。いずれも許可することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 御異議ないと認めます。よつて許可することに決しました。  次会の議事日程は決定次第公報を以て御通知いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後零時十二分散会      ─────・───── ○本日の会議に付した事件  一、日程第一 議席の指定  一、故議員尾山三郎君に対する弔詞贈呈の件  一、故議員尾山三郎君に対する追悼の辞  一、日程第二 会期の件  一、常任委員長辞任の件  一、常任委員長の補欠選挙  一、両院法規委員辞任の件  一、両院法規委員の補欠選挙  一、議員の請暇

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