内閣委員会 第3号
- 発言数
- 12 件
- 登壇者
- 5 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1951/11/01
会議録
○委員長(河井彌八君) これより内閣委員会を開会いたします。 日本国憲法第八條の規定による議決案を議題といたします。前回におきまして、予備審査で相当御質疑もありましたことでありますが、なお本日はそれに続きまして、御質疑等がありますれば、この際お願いいたします。
○竹下豐次君 貞明皇后の御遺産を相続に相成りまして、内廷費から癩予防協会に御下賜りになつて、それを基礎にして、予防協会のほうでは又新たに相当金額の寄付を募集して大々的に癩予防のために活躍されるというふうに承わつておりますが、それにつきましては、予防協会なり、厚生省の活動に期待するところが非常に多いのであります。宮内府のほうにおきまして、厚生省なり、予防協会のほうとどういうふうなお話合いになつているのですか、その点を伺いたいと思います。
○政府委員(宇佐美毅君) 今回貞明皇后の御遺産を国会の議決を頂きますれば、財団法人癩予防協会へ賜与せられることになつておるのでございまするが、この協会が選ばれましたことは、過日も申上げました通りに、この協会設立のときに皇太后陛下から御下賜金が特にございましたのを中心にして設立になりました関係が基礎になつておるのでございますが、その後戦時を経ました今日におきましては、協会は続いておりまするが、極めて組織におきましても、その財政内容、事業内容におきましても、極めて微々たる状況でございます。従つてこの御下賜金がありますことにつきまして、あらかじめ厚生当局とも御相談をいたして、宮内庁といたしましては、その組織をはつきりと建直すと同時に、政府の救癩の仕事と相俟つて十分な活躍ができますように御依頼を申上げておつたわけでございますが、厚生省におきましても、民間各界の有識者の協力を得られまして、いろいろ御相談の結果、約二億円の資金を集める、これによりまして、癩絶滅の方向に向つてできるだけの努力をするということで、貞明皇后百日祭に当ります八月の二十四日の日から、この資金募集委員会を一万田日銀総裁を会長として設立になつて、すでに着手をしておられる模様でございます。この財政的な基礎と相俟つて協会の事業もはつきりと定め、組織も根本から考え直して出発すべく、今準備を進めておられるように承わつておるのでございまして、当局といたしましても、折角の思召しを長く伝えて頂き、癩絶滅の光を見出すように御協力をお願いいたしておるわけでございまして、只今の御質問の趣旨も当然そこにあることと存じますので、なお厚生当局にも伝えまして、これが立派な成果を上げますようにいたして参りたいと、かように考える次第であります。
○委員長(河井彌八君) 大体質疑も尽きましたと考えますが、これより討論に入ろうと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり」〕
○委員長(河井彌八君) 御異議ないものと認めます。それでは御意見の御開陳をお願いします。
○竹下豐次君 癩の予防及び撲滅につきまして、貞明皇后の御在世中から、特別に有難いお思召しを以てこれに努力をされたということはよく承わつておつた次第でおりまするが、今回又御遺志によりまして、その御遺産が癩予防協会のほうに御下賜されるということに相成りまして、それを基礎にして、又協会のほうにおきまして、更に莫大な金額をお集めになつて、そして大々的に活躍されるということに相成りますことは誠に喜ばしいことであると存ずるのであります。つきましては、貞明皇后の御遺志に十分に副い奉ることができますように、厚生省並びに癩予防協会、又宮内庁等におきましても、十分抜かりない御活動を期待いたしまして、私は本案に賛成するものであります。
○三好始君 今回皇室から賜与を受けられる癩予防協会の一段の努力をお願いいたします。賛成いたします。
○溝淵春次君 賛成いたします。
○委員長(河井彌八君) それでは御意見も尽きたと認めますから、これから採決をいたします。この議決案に賛成の諸君の挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
○委員長(河井彌八君) 全員一致であります。それでは議決案は可決せられたものと認めます。つきましては、委員長の口頭の報告の内容につきましては、委員長にお任かせを願いたいと思いますが如何でございましようか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(河井彌八君) 御異議ないと認めます。 なお多数意見者の御署名をお願いいたします。 多数意見者署名 山花 秀雄 三好 始 三浦 辰雄 上條 愛一 横尾 龍 楠瀬 常猪 溝淵 春次 郡 祐一 竹下 豐次 楠見 義男
○委員長(河井彌八君) それでは委員会はこれで散会いたします。 午前十時三十七分散会