厚生委員会 第13号
- 発言数
- 17 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 4
- 開催日
- 1951/11/27
会議録
○委員長(梅津錦一君) これより厚生委員会を開きます。 小委員長の報告の件を議題といたします。結核対策に対する小委員長の報告をお願いいたします。
○藤森眞治君 結核予防に関する小委員長の報告を申上げます。 BCG予防接種の問題につきましては、十一月五日小委員会の結論として、現行予防法の方針は変更する意思のない旨御報告申上げたのであります。その報告中に、実施上慎重な考慮が拂わるべき諸問題についても附加えて置いたのでありますが、その後十一月九日以來三回に亘りまして小委員会を開いて、厚生省公衆衞生局長、薬務局長、統計調査部長等から、ツベルクリンの力価の問題、予防接種の方法、国家検定基凖、或いは統計から見た乾燥ワクチンの陽転率等の問題につきまして、詳細に説明を聽取いたしたほか、その後提出されました学術会議第七部会からの資料並びに結核予防審議会の意見書を比較検討いたしたのであります。なお念のため強制接種についての法的解釈についても、参議院法制局長の参考意見を聽取いたし、彼此検討を重ねました結果、前回小委員長報告の通り、見解は何ら改訂する要はないことを確認するに至つたのでありますが、なお近く学術会議からの追加資料の提出も予想される一方、乾燥ワクチンの改良、検定基準の向上、予防接種方法の改善など、今後の問題がありますので、将來も小委員会を設置して検討審議を続けたいと存じます。 以上御報告申上げます。
○委員長(梅津錦一君) 只今小委員長の報告の通り承認することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(梅津錦一君) さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(梅津錦一君) 次に保險経済に関する小委員長の報告をお願いいたします。
○中山壽彦君 保險経済に関する小委員会の報告を私から申上げます。 保險経済に関する小委員会は、先月十七日に開会いたしまして、厚生省係官、健康保險組合連合会理事上山顯君並びに全国国民健康保險組合中央会常任参與近藤剛三君等の出席を求めまして、保險経済の実情並びに対策、特に一点單価の問題、医療給付費国庫負担の問題、課税減免問題等につきまして説明を聽取し、種々検討を加えたのでありますが、なかんずく保險経済の危機を突破するためには、医療給付費に対する国庫負担を実現することが最も緊急事であることを認めたのであります。これにつきましては、御承知の通り、先日各派共同発議による社会保障制度推進に関する決議案中にこの点を強調して本会議に上程し、満場一致を以て可決を見た次第であります。 又本小委員会におきましては、保險経済に関係ある請願、陳情を審査いたしたのでありますが、これにつきましては、すでに先日御報告申上げた通りであります。なお保險経済につきましては、種々困難な問題がありまして、未だ全般的な結論には到達せず、今後更に調査研究を要するのでありますが、以上簡單に経過を御報告申上げます。
○委員長(梅津錦一君) 只今の中山小委員長の報告通り承認することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(梅津錦一君) さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(梅津錦一君) 次に遺族援護に関する小委員会の報告を山下小委員長にお願いいたします。
○山下義信君 遺族援護に関する小委員会は、今期国会において六回開会いたしまして、戰争犠牲者及び戰歿者遺族等の援護対策につきまして、各委員のかたがたと共に関係部門より意見を聽取し、熱心に審議を進めたのでありますが、その概要を申上げます。 先ず元傷痍軍人の待遇改善問題でありますが、本件につきましては、傷痍者団体中央連合会の代表者等が十一項目の要望事項を掲げ、これが貫徹を期するため先般ハンストを決行いたしましたので、本小委員会におきましては、早速関係者を招致して実情を聽取し、対策を考究いたしたのでありますが、本問題は御承知の通り、厚生委員会で取上げて、厚生大臣に対し善処方を強く要望いたしたのであります。その後ハンスト関係者におきましては、一応厚生当局の説明を諒とし、これを信頼して十月二十一日にハンストの解散を行なつたのであります。 次に、戰争犠牲者及び戰歿者遺族等の援護対策に関しまして、宮崎厚生次官、田辺援護局長及び三橋恩給局長から、それぞれ説明を聽取いたしたのであります。即ち政府におきましては、閣議決定に基きまして、戰傷病者及び戰歿者遺族等の扶助に関する連絡打合会を持つこととなり、そのメンバーは厚生事務次官、社会局長、援護局長、大蔵省主計局長、兒童局長、内閣官房副長官、恩給局長及び人事院給與局長等でありまして、援護対策樹立に関し熱心に研究協議を重ねているが、援護の理念については、これを国家補償とすべきか、社会保障とすべきかの問題、援護の対象につきましては、軍人、軍属のほか如何なる範囲まで及ぼすべきかの問題、その他援護の種類及び支給方法等々、種々困難な問題がありまして、未だ意見の一致を見ず、目下のところ厚生省の構想と恩給局の構想とが対立状態にありますので、これを閣議に付して最後決定をするの段取りになつている状況であります。本小委員会におきましては、問題の重要性に鑑みまして、慎重にこれを審議する必要がありますので、未だ結論には到達せず、今後更に調査研究を要するものと認めるのでありますが、一応次の三点を申合せた次第であります。 一、援護は十分にこれを行うこと。 二、援護は遺漏なきを期すること。 三、小委員会において今後参考人等を招致し、関係者より意見を聽取するの要あること。 なお本小委員会に付託されました請願、陳情の審査の結果につきましては、先般すでに御報告を終えたのであります。 以上簡單に経過を御報告申上げます。
○委員長(梅津錦一君) 只今遺族援護に関する小委員長の報告はその通り承認することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(梅津錦一君) さよう決定をいたします。 —————————————
○委員長(梅津錦一君) 次に、社会保障制度に関する調査に関して、未了報告書提出の件と、継続調査要求の件を議題といたします。只今報告の通り社会保障制度に関する調査は第十一国会以來継続して調査して参りましたが、まだ調査が完了しませんので、未了報告書を提出することとし、その文案の作成その他の手続は委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(梅津錦一君) 御異議ないものと認めます。この報告書には多数意見者の署名を付することになつておりますので、御異議のないかたは順次御署名を願います。 多数意見者署名 長島 銀藏 井上なつゑ 上原 正吉 中山 壽彦 河崎 ナツ 山下 義信 藤森 眞治 松原 一彦
○委員長(梅津錦一君) 御署名漏れはございませんか……。御署名漏れないものと認めます。 —————————————
○委員長(梅津錦一君) 次に、本調査は今期国会開会中においても終了いたしませんので、閉会中も継続して調査することとし、要求書を提出することになつておりますので、文案その他の手続は委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(梅津錦一君) 御異議ないものと認めます。 以上で本日予定されている議事は終りましたので、委員会はこれで閉じますが、このあと懇談会、打合会をしたいと思いますが、暫時二、三分お残り願いたいと思います。 それでは本日の委員会はこれで散会いたします。 午後一時四十一分散会