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12回国会参議院1951/10/24

建設委員会 第4号

発言数
13
登壇者
4
会派数
2
開催日
1951/10/24

会議録

小林英三自由党

○委員長(小林英三君) それでは只今から建設委員会を開会いたします。  本日は先ず特別調達庁の補正予算関係につきましての調査をいたしたいと思います。今日は特別調達庁のほうから堀井次長、辻村官房長、川田財務部長、長岡管理部長、この四君が見えております。それでは調査を始めます。先ず調達庁のほうから一応一つ御説明願います。

川田三郎特別調達庁財務部長

○政府委員(川田三郎君) 私特調の財務部長でございます。謄写版刷りの補正予算案の資料はお手許にお配りしてございますと存じます。ただこの資料によりましては、今後の補正後、この予算によります事業計画がどのようなものになるかということが明瞭でございませんうらみがございます。併し一応この数字につきまして御説明を申上げたいと存じます。  ここに謄写してございます数字は、特別調達庁が所管をいたします事業関係の予算だけが載つておる次第でありまして、別に終戦処理費といたしましては、大蔵省の所管になりますところの終戰処理事務費、これも一部は特調所管という関係もございますが、事務費が除かれてございます。で、詳細の点は資料といたしまして、恐らく大蔵省から提出してございます。予算書、その二百九十六頁乃至二百九十七頁に全貌が載つておりまして、修正を頂きました曉の終戰処理費総額は九百四十二億円余になります。で、提出いたしました資料について御説明を申上げます。終戰処理費当庁所管の事業関係は千十二億円でございます。これが補正後八十五億の減が生じまして、九百二十七億円程度のものになる次第であります。その内訳といたしましては、附帶事務費、これは都道府県における労務管理その他ポツダム政令によりまして命ぜられますところの爆薬の処理でありますとか、裁判関係の証人の雑事務費、そういうもの等を含めまして、現在予算として成立しておりますものが六億千五百万円余でございますが、それが補正増になります結果、七億六千九百万円余になるわけであります。これは附帶事務費関係の増といたしましては、府県の労務管理の費用が増大いたします関係上、この数字が出ておる次第でございます。それから事業費につきましては、現在九百九十九億八千万円の予算が成立しておる次第でございます。これが百七十億減額になりますと同時に、一面特別調達資金への繰入というものが七十五億増になりまして事業費の財政面から見まする節約額は百億円ということになるのであります。この七十五億円は労務管理の費用を終戦戰処理事業費からはずしまして、これを終戰処理費の中の別の繰入資金という科目を立てまして、調達資金に一時繰入れる、これはその回転によりまして、アメリカ合衆国政府から窮極においては償還されて参るものであります。事業費として組みます純粋な支出面にすることは適当でない関係上、事業費の支出面といたしましては、形の上は百億の減にしかなつておりませんが、国費として負担いたします分は予算上百七十五億の減になり、更にそれに七十五億の一時立替金という性質の支出が殖える、こういうことになりまして、窮極におきましては、事業費面の約一千億のものが八百二十五億程度に縮減された次第でございます。  次は終戰処理業務費であります。これは当初五億四千六百万円の予算がございまして、その倍以上の補正増か提案されてございまして、約十四億円になんなんとする数等ございますが、合計いたしまして十九億二千四百万円、これは主として接收されておりまする不動産の解除されました場合の損失の補償を予想いたしまして、講和の発効後に備えまして、今後出て参りまするもの及び曾つて出ておりましたものの予算上の裏付を頂きまして補償の処理を促進する、従来四億五千万のうち約四億程度のものを不動産の補償に引当ててございまして、現在の執行状況では約一億五千万程度のものを予算として手に持つておりますが、本来そうした業務を年間の事業として計画を変更いたしましてこの補償業務に力点をおきまして、予算をそれに伴うように今回十三億の増を計画した次第でございます。下の終戰処理業務諸費というものは英文官報の費用でございまして、これは減額をしてございます。以上で一応終戰処理費の変化の予定案をここに申上げる次第でございますが、この八百二十四億円になりましたものの今後の各事項別の内訳というものを御説明申上げることができれば御参考になることが多大であろうとは存じますが、その点につきましては、今この八百二十四億円に対する内訳というものを直接明らかにし得ない事情にございますが、これは格別秘密という意味合いではございませんので、現在こういう総額につきましての策定はできておるのでありますが、日本政府における今後の事業費を執行して参ります事項別の計画というものが、アメリカ軍側との協議を経なければ十分決定できませんので、これにつきましては、その動向を察知し得る資料はございますが、いわゆる提出資料として印刷に付してお手許まで差出すだけのことができない事情もございます。併し当委員会におきまして、やはり御審議の資料として御参考として御聽取になる必要はございますかと存じまして、その数字等は用意してございますが、これは今後の御質問によりまして申上げるようにいたしたいと存じます。その際その処理方法については又適宜の方法をとりたいと存じます。

小林英三自由党

○委員長(小林英三君) ちよつと速記をとめて……。    午前十時四十三分速記中止    —————・—————    午前十時十八分速記開始

小林英三自由党

○委員長(小林英三君) 速記を始めて……。それでは次に公共事業費の補正予算に関する件につきましての調査をいたします。

赤木正雄緑風会

○赤木正雄君 政府側はどなたが見えておりますか。

小林英三自由党

○委員長(小林英三君) 今建設省の河川局伊東次長と、それから経済安定本部の公共事業課長中尾君が来ております。

赤木正雄緑風会

○赤木正雄君 公共事業課長に少しくお尋ねいたします。それはこの前の委員会で承わつたのですが、今度補正予算といたしまして新らしく砂防費を一億五千万円お出しになつた。これはまあ災害対策という意味で新らしいこういう項目を取上げたということは非常に感謝しております。そこでお尋ねしたいのは、一方農林関係の災害対策は三億五千万円のように記憶いたしております。農林関係は御承知の通りに災害復旧という意味で今まで工作物でなかつたものをとつた、併し建設省の砂防関係に限つては、そういうものは工作物でなかつた以上は災害復旧としてはとらなかつた。そういう観点からしてこれを平等に取扱うという意味で、やはり農林省にも建設省にも同じく災害対策として一方は三億五千万円、一方は一億五千万円をおとりになつたと聞きましたが、ここで私ちよつとお尋ねしたいのは、たびたび公共事業課のほうにも又お話してありますが、農林関係の災害復旧、つまり新らしく山腹工事をやる場合、又建設省の新らしく渓流及びこれに関連する山腹工事をやる場合、その費用が一方が一なら、一方が三かかる、これは我々が長年仕事をやつた経験上からしても、どうしても建設省のほうが高く金を要するのであります。若しも農林関係が非常にたくさんのそういう災害対策の費用をお出しになり、又建設省も同様の多額のそういう費用をお出しになつているとするならば、こういうふうに両省の予算が不均一でありましては、いわゆる両省が緊密な仕事をしようといつても仕事ができない、こういうことになりますからして、先ず以て建設省の要望をしている災害対策のその砂防費と農林関係の要望しているそういう災害対策の治水費をどれほど出しているのか、これを承わりたいのです。

中尾博之経済安定本部建設交通局公共事業課長

○説明員(中尾博之君) 今の御質問は要求でございますか。

赤木正雄緑風会

○赤木正雄君 どれほど要求しておるのでございますか。

中尾博之経済安定本部建設交通局公共事業課長

○説明員(中尾博之君) 要求は建設省の砂防も、それから農林省の砂防もいずれも遥かに多いのであります。はつきりした要求というものは実は予算のことでありますし、それから今回のこの措置が、実は経済安定本部の所管予算といたしまして、いわば私どものほうで指導的に組みました予算であります。報告その他を以て要求が出たということは聞いておりませんけれども、その都度折衝がございました。それは少くとも十億近い数字が欲しいという要望があつたのでございます。林野のほうも同様でございます。はつきりこれだけ要求が本予算のほうにあつたわけではございません。そのような事情でございます。

赤木正雄緑風会

○赤木正雄君 それでわかりました。そこで特に公共事業課長さんには私お願いをしておるのですが、今申す通りに、この両方の仕事を円満にやつて行こう、又両省の仕事の均齊を欠かないで相関連してやつて行こうという場合には、事業の性質上、建設省の砂防は三ならば、農林省の砂防は治水費は一、こういうことは実際の結果になりますから、今度は新らしくこういう予算をとりますことは非常に有難いと思つておりますが、これを以て今後の例にされると非常にますます不均一になりますからして、今後こういうような予算は少なくともお考え願わなければなりませんが、その場合には事業の性質から考えまして、両省関係がうまくマツチできるようにそれを特にお考え願いたい。これを私は特に要望しておきます。今後の予算をおとりになる場合、先ほども、又これまでもたびたび申した通りに、やはり今回のルース台風にしても同じことですが、非常に大きな災害が起つております。殊に山口県或いは鹿兒島、宮崎、大分、広島、島根、どれも山間部の渓流は非常に荒れておる、こういう報告を聞いておりますから、今までの予定の砂防、或いは予定の農林省の荒廃復旧費用ではできない。そういう観点からいたしまして、やはり災害対策、こういう費目をお立て下さることがこれは必要である、そのときにもどうか事業にうまくマツチするように、両省の仕事が十分関連して行くようなお考えの上に、特にまあこれを例として、本当に適切な予算をおとり下さるようにこの際お願いしておきます。私のあなたに対する質問はこれだけです。

中尾博之経済安定本部建設交通局公共事業課長

○説明員(中尾博之君) 今の御質問は誠に御尤もだと存じます。私も率直に申しまして、今回の措置は、いわゆる災害復旧と、そうでないものとの取扱につきまして林野砂防、建設砂防の関係におきまして、いささか取扱を異にしておる点を一貫して解決する途を開いたということであります。なおその際に両省の砂防の全体の考え方等を比較検討いたしまして、全体の計画に照らし、おのおの幾ら付けるかというような実は検討する余裕がございませんし、財源もございませんから、おのおの定められました財源のうちから持つて行けるだけ持つて行つた。而もその計算も極めて過去の実績等によりまする機械的なものでありまして、それ以上を越えておるものではございません。従つてこの数字に対して私はこれでなければならんということは決して考えておらんのであります。御質疑の点につきまして、更に関係の各省と御懇談をいたしまして、妥当なものにいたすように努力をいたしたい、こう考えております。

小林英三自由党

○委員長(小林英三君) ほかに御質問ございませんか……。それでは今日の委員会はこれで散会いたします。    午前十一時二十八分散会

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