決算委員会公団等の経理に関する小委員会 閉会後第1号
- 発言数
- 14 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1951/12/01
会議録
○委員長(棚橋小虎君) 只今から小委員会を開会いたします。 昭和二十三年度決算検査報告批難事項第四百三十七号秋田木材株式会社に対する連合国財産返還梱包用木材の未納の分に対する代金及び保管料等の支拂並びにこれに関連する事項について御審議を願います。ちよつと速記を止めて下さい。 午前十時三十七分速記中止 —————・————— 午前十一時三十一分速記開始
○委員長(棚橋小虎君) 速記を始めて下さい。それでは只今会計検査院検査第四局終戰処理検査第一課長平松さんが御出席になつておりますから、御質問がありましたらお尋ねを願います。
○溝口三郎君 秋田木材が略奪物資の梱包用木材の売買について、内務省の調査局と契約をいたした点につきまして、契約書の案文について内務省所管の略奪や、撤去用梱包材の買入、輸送、積卸し、保管、供給等の、こういう作業を秋木は内務省から請負いという條項に基いて、その手数料等においてはマル公の一割二分を支拂うという契約になつていたのでもが、そこで問題の四万五千石の金額を内務省で支拂つた場合には、それは検收ということは会社が言つているうちに入れていると思うのですが、そこで検收して何千石入つたという調書を会社から提出すれば、内務省はそれに対して金額を支拂うという制度になつていたと思うのですが、それを調査局長が別途に検收をするという調書を出して、四万五千石を一遍に支拂つてしまつたのだというのが問題の根本であつたのです。そこで十月二十四日の小委員会におきまして、その当時の取扱の責任者の大谷第二課長の証言を求めたのでございますが、まだ問題点がはつきりしない点があるので、会計検査院にお伺いいたしたいのでございます。大谷証人の説明によりますと、その当時に賠償用の木材を商工省関係で約百万石買つていたのであります。そしてそれは緊急木材納入組合というものが組織されて、そこと商工省との関係で買つていたのであります。賠償でなく、この略奪の梱包物資の四万五千石を、それと同じ系統で買いたいということで、その当時組合の幹事をやつていた秋木の東京事務所長の結城というかたのところへ相談に行つたのです。それは四万五千石ぐらいの僅かのものは賠償用と一緒にせずに、秋木の深川支店と契約すればいいじやないかということで、四万五千石は内務省は秋木の深川支店と契約したのだという説明をしていたのですが、秋木のその当時の東京事務所長の結城さんというかたの証言によりますと、深川の支店長と内務省との契約したその契約書は、大体緊急木材納入組合と商工省との契約のような様式でやつたのだということになつていたのです。百万石を緊急納入組合と商工省との契約をしてこれと同じようなやり方をやつたのだということになつていますが、その商工省のほうで百万石の売買をやつたやつについてはそういう事実があつたのかどうか、そして会計検査院のほうはそれは不当な取扱でなしに、正当な取扱でやつたのだとそいうことで批難事項が出ていないのかどうか、その事実をお伺いいたしたいと思います。
○説明員(平松誠一君) 本日は局長が止むを得ない用事のために、終戰処理一課長の私が参りましたのですが、只今のお尋ねの点でございますが、賠償梱包用の木材といたしましては、今お話もありましたように、商工省のほうで大体これと同じような方法で購入いたしておりますが、その件につきましては、二十二年度の検査報告におきまして購入が過大であつた。もう少し具体的に賠償撤去の関係がはつきりいたしましてから購入すればよかつたのに、余り早く大量の、どれだけ要るかはつきりまだ数量も予想されない時期に大量に購入したためにうんと腐らしてしまつたという問題を取上げまして、二十二年度の検査報告に掲載されてございます。
○溝口三郎君 賠償用の物資について二十二年度の決算で批難事項は厖大な数量を、数量の決定なしに一遍に買上げることは不当ではないかという批難をしていられるのですが、この略奪用の物資についても、なぜ四万五千石というようなものを一遍に買わなきやいかんということをその当時の大谷課長に質問したのでございますが、これはその当時の情勢でGHQから一遍にそれを揃えろというようなことを言われたので、あと始んど全部が費消しなかつたのだというようなことを伺つたのですが、私も非常に百万石を一遍に買わなきやいかんということについては非常に疑問を持つておるのですが、私のお伺いいたしたいのは、これと同じような契約でやつてて、そうして商工省の関係も支拂えるときには一体不当な事項はなかつたのかどうか。それをお伺いいたしたいのであります……。
○説明員(平松誠一君) 二十二年度の検査報告に載りましたのは、購入が過大であつたということだけでございまして、支拂の関係は清算の関係を見ましても妥当な支拂であつたというふうに考えております。
○森八三一君 この事件に関連して四万五千石を発注して実際政府が買上げをしたのは三万五千石前後の数量であつた。代金はその実納入数量と改訂された新らしい公定価格の関係において清算をされたということになつておりますが、四万五千石の発注に対する割当手続と申しますか、割当証明書切符というようなものはその差額に相当する部分だけが内務省に引受業者から返還されておるのか、それはそのままになつたのか、その辺のお調べがありますか、ありませんか。あつたすれば経過を一つ御説明願いたいと思います。
○説明員(平松誠一君) 只今の点でございますが、その点は実はそこまで調べた資料を持つておりませんので……。
○委員長(棚橋小虎君) ほかに御質問はありませんか。
○溝口三郎君 先ほど会計検査院の説明では二十二年度に賠償用の物資について批難事項があるというのですが、二十三年度には何にもないらしい。で、二十三年度にその当時やはり百万石くらいの売買をやつていたと私は思うのですが、これのほうは別に今問題に出ておりませんから、やはり正当にやつたのだ。そうするとこの事件だけは非常に取扱を別にしていると思うのです。そして同じこの関係者、その当時の秋木の東京の事務所長が緊急納入組合の幹事をしているそのかたの進言で、これだけを別途に切離して秋木のほうと契約をしたほうがいいというようなことに相談ができたということを私どもは言うておるのですが、できましたら二十三年度においてマル公が変つたりして、そして数量を減らして納入をして辻褄を合せたのだということがこの問題になつています重点になつているのですが、そういうことについて商工省の賠償用では、その都度マル公が変れば單価を更正するというような、そういう手続ができるならば、これだけがまあできなかつたんだということは非常におかしいと私は思うのでございます。これは契約直後にマル公が変つたから、だから四万五千石契約したけれども、三万五千石でマル公が変つたのを辻褄を合せたというのが問題の発端になつた。百万石の契約をやつているのがマル公が変つたたんびにそういうものができるというなら、これは故意にそういうことをやつたんだというように解釈できるのですが、そういう点について会計検査院ではお調べになつたことがありますかどうか、二十三年度について……。
○説明員(平松誠一君) 商工省の問題につきましては、ちよつと記憶が薄らいでおりますが、大体二十二年度の検査報告に載りましたところを見ましても、二十二年度中に支拂いも解決しておるのではないかと、こう思います。マル公の値上げによる單価の改訂につきましても、その都度百万石、実際買いましたのは五十万石程度ではなかつたかと記憶いたしておりますが、その分の清算は改訂に伴うものは改訂いたしまして、清算が付いておるように記憶いたしております。
○委員長(棚橋小虎君) じやよろしうございますか。ちよつと速記を止めて下さい。 午前十一時四十五分速記中止 —————・————— 午後零時七分速記開始
○委員長(棚橋小虎君) それでは速記を始めて下さい。 本件に関する只今までの調査の結果を一応專門員において取りまとめまして委員長に対する報告書案を作成いたしたいと思います。右報告書案の作成につきましては小委員長に御一任を願います。御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(棚橋小虎君) ではそういうふうにいたしまして、本日はこれを以て散会いたします。 午後零時八分散会