議院運営委員会 第6号
- 発言数
- 97 件
- 登壇者
- 11 名
- 会派数
- 4
- 開催日
- 1951/10/18
会議録
○委員長(山田佐一君) 只今から会議を開きます。先ずお諮りいたします。常任委員の辞任及び補欠に関する件及び特別委員の辞任及び補欠に関する件を議題に供します。
○参事(河野義克君) 自由党から予算委員の野田卯一君、通産委員の上原正吉君、厚生委員の植竹春彦君がそれぞれ辞任されて、予算委員に溝淵春次君、通産委員に植竹春彦君、厚生委員に上原正吉君を後任として指名せられたいという申出が出ております。 なお公職選挙法改正に関する特別委員の北村一男君が辞任されて、後任に中川幸平君を指名せられたいというお申出がございます。 それから第一クラブから農林委員の大山郁夫君、運輸委員の松浦定義がそれぞれ辞任されて、農林委員に松浦定義君、運輸委員に大山郁夫君を指名せられたいという申出がありました。
○委員長(山田佐一君) 只今の報告通り決しまして御異議ありませんか。
○委員長(山田佐一君) 御異議ないと認めます。さよう決しました。 —————————————
○委員長(山田佐一君) 次に大蔵大臣の演説に関する件をお諮りいたします。
○事務総長(近藤英明君) 昨日内閣から明日、つまり十九日本会議において大蔵大臣が財政に関する演説をいたしたいという正式の通告を受けておりますことを先ず御報告いたします。それで本日この大蔵大臣の演説を何時からおやりになるかというような問題、更にはそれに対する質疑の問題等も御決定願いたいと存ずるわけでございます。今日衆議院は午前に議院運営を開かれまして、これはいずれ御質問があるかと存じますが、衆議院の議院運営委員会の決定の状況を御参考までに申上げたいと思います。御異議ございませんか。衆議院の議院運営委員会の決定では明日の午後一時から大蔵大臣の演説を聞こう、それから大体それに要する時間は三十分見当ということでございます。それからそれに対する質問は月曜日、つまり二十二日の一日で衆議院を終る予定、それからそれだけ決定いたしまして、なおその際に緊急質問二件か三件ばかりあつたと思うんですが、それをその中に吸收しようというような話合いがあつたそうでございます。それからもう一つは、総理大臣が特別委員会、特に外交の関係の特別委員会に出席されなければならない関係があるし、この問題は財政演説であるから大蔵大臣が出ておられる場合は総理がそれは来てもらうほうがいいが、来られないような場合があつても強いてそのことはやかましく言わないで、繰合せて行こうというようなお申合せ、こういうようなことのお話合いがあつたというふうに聞いておりますことだけ御報告いたします。 それで第一に御決定願いたいと思いますことは、明日こちらは何時から財政演説をお聞きになるかということを先におきめ願つてあとの問題にお進め願つたらよかろうかと一応考えるのであります。
○小笠原二三男君 総理の演説とは違いますから、衆議院優先とか何とかいうことでなしに、定例の十時からやつて頂くようにしたらいいのじやないかと思います。財政演説でもありますし、又総理大臣の出席等の都合も考える場合には、衆議院で先に演説をやらせるというようなやかましいことを言わんで、定刻である十時開会で財政演説をやるというふうにしたら如何かと申上げておるわけであります。
○中川幸平君 小笠原君の言われることも御尤もであるけれども、やはり予算は衆議院先議ということもあるのだから、財政演説はやはりこちらがあとでないとちよつと工合が悪いのじやないですか。やはり三十分だそうですから二時からできると思いますから、二時から財政演説をして頂いたらどうですか。
○小笠原二三男君 私のほうは大して固執いたしませんが、今日條約の特別委員会が発足しただけで、多分明日から本格的なことになるのじやないかと思いますが、そうしますと、総理の出席の都合等から見れば、私は午前中のほうが総理も出席が恐らくできると思います。
○水橋藤作君 衆議院の都合或いは政府の都合はどうかわかりませんけれども、参議院としては午前中を希望したいと思いますが、議運としては政府とか或いは大蔵大臣の都合によつて又変更することがあるにしても、議運としては午前中を望むということにおきめ願いたいと、こう思います。
○赤木正雄君 先ほど衆議院先議というふうなことをおつしやいましたかたもありましたが、私はそういうことに囚われる必要はないと思います。つまり参議院で皆さんが十時がいいという希望がわかれば何も十時で差支えないと思いますから、私は参議院は十時ということで結構だと思います。
○加藤武徳君 水橋君の御発言もございましたが、これは政府なり或いは総理、大蔵大臣の都合もあることと思いますので、ここで一応議運の結論として出しておきたいと思います。明日にも迫つておることですし、会議で変更しなければならんという事態が起りますことはこれは困りますので、どうでしようか、事務当局からその点を質してもらつて、若し午前でも差支えないと、こういうことなら皆さんの意見がそういう工合ですから、私どももそれでいいと思います。
○小笠原二三男君 これはそういうふうに、角立つて来ますと、何も聞く必要はない。明日にやりたいということでちよつと政府から参議院に申入れがあつたので、それではこの時間できめた通りにやる、これで何ら差支えない。この重要演説のことが政府側の都合によつてこつちでなくちやならんとか、あつちでなくちやならんというような筋合いのことではなくて、これは前例も何もないのですから、そういう必要がないと思います。一応おきめ願います。
○加藤武徳君 僕が考慮しますのは、條約に関しまする特別委員会等へ総理が出席しなければならんというようなことが出て来るんじやないか、こういう点なんでありまして、仮に政府が明日開きまする委員会等へ或る程度約束しておると仮定をすれば、勿論これは本会議が優先ですが、その間の調整を考える余裕をお與え願いたい、こういう私意見であります。
○水橋藤作君 加藤さんの言われることもわかるんですが、ともかく参議院の議運としては午前中にお願いしたいということを申入れて、それで向うが都合がいろいろあつて、その都合が議運として納得できればそれも止むを得ない、こういうことにしたら如何かと思います。
○中川幸平君 皆さんの御意向はよくわかりますけれども、財政演説で参議院が先にやつた先例はありますか、議事部長に一つ聞いて見たいと思います。
○参事(河野義克君) 参議院の例としては、参議院が先にやつた例はございません。
○水橋藤作君 そこで政府としては今までの例からいつても参議院を先にやるわけにいかんという回答があつた場合、議運としてはそれは正しいかどうかということは新たに又検討する必要があるとして、一応議運としてはやはり政府に午前中に開くからという要望を一つ向うへお伝えを願つて、向うの都合で今までの慣例からやることはできんと言われた場合に又新に我々は検討をすることがあるかも知れません。連絡される場合にはただ議運で決定したことを向うへ要望をお伝え願いたい。ただ如何かという聞き方でなく、参議院としては午前中にお願いしたいということをお伝え頂けばよろしい、かように考えるのです。
○中川幸平君 先例もないことを無理にせんならんということはないでしよう。特別委員会が午前なら午前に開いて、午後あけてもらえば、今議運で二時なら二時ときめれば、各種委員会はその都合をして委員会の時間をとるから、そう別に議運で十時にせんならんという深い理由もないだろうと思います。
○水橋藤作君 それは私は固持するわけではないけれども、先例がないからこれからも先例があつた通りにやるということもないから、それで今の中川さんの言われるように先例もなし、順序としてもこういうふうにしたい。いろいろ都合があるから止むを得ずこういうふうにしてくれと言われた場合に、議運としては、我々は認めるか認めんかということをお諮り願いたい、こういうことなんです。
○赤木正雄君 先ほど議事部長はそういう前例はないとおつしやいましたが、これは総理と大蔵大臣と関連した質問になるかも知れませんが、大蔵大臣だけの説明でそういう前例があるかないか、どうでしようか。
○参事(河野義克君) 只今私が申上げましたのは大蔵大臣の財政演説が切離されて行われた場合のことについて申上げたわけであります。
○木村守江君 この大蔵大臣の財政演説というのは、大体においてこれは総理大臣の施政方針演説と名実共に関連性があることだと考えて差支えないと思います。そういう点からそういう演説は今までの慣例によりまして衆議院で先にやつておりまする関係上、特別に参議院の都合によつて今回は参議院で先にやらなければいけないというような理由がなかつたならば、今ここでお互いに論議し合つてこちらを先にしようとかいうようなことをやめて、今までの先例通りにやつたら如何でしようか。そういうふうに私はしたほうがいいと思います。
○赤木正雄君 決してこの問題は固執するわけではありませんが、何ら衆議院が先にやらなければならんということはないと私は思います。それで大体参議院は午前にやる、こういうことが今までの例になつておりますから、その関連からして何もこれは大臣が差支えなければ午前中になさつても何ら衆議院に故障もないと私は思います。
○木村守江君 大体において議論が盡きたようですから、参議院の議運ではそういう話もあつたが、成るべく政府の意向を聞いて、そうしてきめるようになさつたら如何ですか。ちよつと速記をとめて……。
○委員長(山田佐一君) 速記をとめて下さい。
○委員長(山田佐一君) それでは速記を始めて下さい。明日の開会は午後二時ということで御異議ございませんか。
○委員長(山田佐一君) それでは午後二時ということに決定いたしました。 質問の順序及び時間についてお諮りをいたします。
○加藤武徳君 先ほどの議事部長の報告によりますると、衆議院は二十日、二十一日と二日休みまして二十二日一日質問する、こういうことでありまするが、二十日、二十一日を休むということについては異議はございませんが、ただ二十一日一日で質問を終るかどうかということになりますれば、先ほどの委員会が開かれる前に相談した緊急質問の案件も一、二あるやに伺つたのでありまして、さようなことを吸收して頂くというような考え方も組合せましてゆつくりやられますと、必ずしも一日では終らないのではないか、こういうことも考えられますので、私は衆議院が一日という点には余り囚われずに仮に二日やつても止むを得ないのではないか。私はできることなら二日で終るように、このようにお願いいたします。
○委員長(山田佐一君) そうしますと、二十二日に、二十日、二十一日と休みまして二十二日に再開、質問日取りは二日間、こういうことで御異議ございませんか。
○水橋藤作君 その場合に自由党のほうからの質問がありますかどうか、時間の関係もありますのでそれを聞いてから二日ということを決定したいと、かように考えます。
○加藤武徳君 まだどの会派が幾時間時間をとるかという話に行つておらないのに我々のほうが切り出すということは若干おかしい点もありまするが、私のほうとしましては今まで放棄して参つておりまして、今回の大蔵大臣の演説に対する質問はこれは放棄したい、こう考えております。先ほど申上げましたように緊急質問の案件等もこの二間で代表質問に繰入れて頂きたいという考え方で私は二日、こう提案したのであります。
○小笠原二三男君 又瘤をつけて言うと話を進めるのに面倒なので、それは繰入れるか繰入れないかは、緊急質問が議題になつたときにお話をするということにいたしまして、今のは二日間財政演説に対する質問をする、それだけにとどめて頂きたいと思います。
○委員長(山田佐一君) 皆さんよろしうございますか。
○委員長(山田佐一君) それでは、質問は再開後二日間ということに決定いたしました。 それでは時間の割当を……。
○小笠原二三男君 事務当局に、先例と申しますか、前の事実を御報告願いたいと思います。
○参事(河野義克君) 現在の各派の勢力になりました昨年以後におきましては総理大臣の施政方針演説と財政演説が切離されて行われたことはないのであります。その当時は今の各派の勢力とは若干違つておりまして、半数改選前のことを申上げますが、一等最近におきましては第六国会、その当時は緑風会が第一党であられたわけでありますが、当時緑風会、自由党、民主党、社会党が各三十分なされました。それから無所属懇談会、新生クラブ、共産党が各二十分なされました。当時の無所属懇談会の勢力は、今の第一クラブと大体同じだと思います。それから新生クラブは八名であつたかと思います。
○加藤武徳君 只今の前例と、現在の各会派の勢力とは若干開きがあるわけでありますが、大体先例を斟酌いたしまして、各会派の勢力によつて、二日の範囲内で時間をとりたいと、こういうふうに考えます。
○委員長(山田佐一君) どうでしよう、二日で各会派から申出をしてもらつて時間をきめたい……。
○小笠原二三男君 時間の申出をなまでさせると、それは総理大臣の演説に対するがごとき、十分なる時間を要求して来るのでありますから、まだその発表は抑えておいて、総枠においてやはり大体の原則的なことをきめて、話を進むべきだと思います。
○委員長(山田佐一君) ちよつと速記をとめて。
○委員長(山田佐一君) では速記を始めて。 只今の時間の割当は御懇談中に申合せましたごとく、社会党四十分、緑風会三十分、民主党三十分、第一、労農、共産党各二十分ずつ、そういう取りきめで御異議ありませんか。
○委員長(山田佐一君) 御異議ないものと認めます。さよう決しました。 そうしますと、発言の順序のお取りきめを願います。
○小笠原二三男君 野党第一会派が第一陣、他は大会派の順序ということに願います。
○委員長(山田佐一君) それではそれで御異議ございませんか。
○委員長(山田佐一君) そういたしますと、社会党一、緑風会二、民主党三、第一四、労農五、共産党六、右の順序に御発言を願うというように決定いたしまして御異議ございませんか。
○委員長(山田佐一君) 御異議ないものと認めます。さよう決しました。 —————————————
○委員長(山田佐一君) 次にルース台風による被害状況調査のための議員派遣に関する件を議題に供します。御審議を願います。常任委員長懇談会の模様を事務総長から御報告いたします。
○事務総長(近藤英明君) 委員長の命によりまして今日の常任委員長懇談会の状況を申上げます。 今朝午前十時から常任委員長の懇談会がこの部屋で開かれました。昨日の議院運営委員会におけるお話の結果、各委員会からばらばらに派遣要求が出ては統制上困るから、各委員会の御希望等があればそれを参酌して議院運営委員会において適当な総会のできた派遣を考える、こういう意味において各委員長の御意見を伺うというふうに議長からお話があつたわけであります。それに対しまして各常任委員長はそういうふうに総合せられた派遣を行うということについては異存がないという結論であつたと存じます。それから派遣の希望につきましては大体こういうような順序で御発言がございました。第一は地方行政委員長から一応これは大会派のみを以て構成する三名ぐらいのものが自分らは必要だと思つておりましたが、そういう総合で考慮せられるならば結構だ。更に建設委員長からは九州方面、山口、広島方面につきましては是非建設委員会においては單独でも派遣して調査をしなければならないという見解を持つておりまして、総合してそういうふうに考慮せられるということに賛成だ。それから運輸委員会におきましては、これ又運輸委員会におきましても非常に希望する点であるから、全般として考慮せられたい。農林委員会におきましてもこれ又農地の被害等の状況について調査の要があるのでそういう機会があれば加入さして頂きたい。更に厚生委員会はこれ又従事の災害の場合に厚生委員会としてはいつも視察をいたしておりましたので是非加入を希望する。更に水生委員会からは今回漁船等の被害もあるしするので行きたい。但し自分のほうは現在二人アメリカに行つているし、委員会も小さいし大勢は出られないが、この漁船等の状況については調査の必要があるそれから、それでちよつと一段落つきかけたところで、更に他の委員長からいろいろ発言がありまして、決算委員長からはいろいろどうも災害地等を見ても工事上の不正、その他の点があるので決算上の仕事の点からも調査の必要がある。更に通産委員長から工場の被害を見たい。予算委員長からは、これは理事だつたと思いますが、予算の関係からも見たい。文部委員長は学校の被害状況を見たい、こういうふうな話が次ぎ次ぎと出ておりましたので、これは十個の委員会になると思いますが、そうしたら最後に経済安定委員長から公共事業費の関係で自分らも調査の必要がある。併しこれが皆我も我もと言つたのでは切りがないので実は黙つておつたけれども、総合的に専門的におやりになるのならば、自分の委員会から是非入れてくれという意味ではないが、公共事業費の使い方というような面についての調査もできるように御配慮を願いたい。こういうお話でございました。それから最後に労働委員長が遅れてお見えになりまして、これは総合的におやりになることは極めて結構だと思う、そうしてこういうふうにあの委員会もこの委員会もというと実は無関係のものはないので、これは重点的に考慮を願いたい。それで労働委員長のお考えとして建設並びに農林委員会の両委員会を中心としてまとめて行かれてよろしいと思う。大名旅行になつたり地元に御迷惑をかけるようなことがないように御配慮を願いたい。こういう御要望がありまして、結局議長、議院運営委員長が出席されておりましたので、議長並びに運営委員長は常任委員長懇談会のそれらの各委員長の意見を十分考慮して議院運営委員会において相談しておきめになつてよろしい。なお二三の委員長から最終的に議運できめてしまわずに相談して欲しいというような御意見も個々には出ておりました。それだけ申上げます。
○加藤武徳君 この委員会におきましては、この前の委員会で受けました感じでは、本院から災害地に対しまする見舞のために議員を派遣するという工合に一応この前は了解したのですが、只今の事務総長の常任委員長会議におきまする発言の内容を伺いますと、災害地の見舞という考え方よりも、議員の派遣は国政調査を中心に議員を派遣する、このような考え方に話が進展したと、こういう工合に了解してよろしうございますか。被害状況調査のための、国政調査のための……。
○事務総長(近藤英明君) 実は昨日の当議院運営委員会の開会の際は丁度本会議と並行になりましたので、私はその席には出席いたしておりませんので、そのときの皆様の全部のお気持がどうであつたか実はしかと了承いたしておりませんので、これはその席に御出席のかたの気持がよくわかりませんが、今朝の常任委員長の懇談会の席では、只今私が御報告いたしましたような結論でございまして、調査或いは国会としての対策を立てる、そういう意味の国政調査というような気持で進んでいるというふうに見てよかろうと思いますが……。
○三輪貞治君 私被害地から出ている議員として、是非一つ常任委員長懇談会の空気のように、ただ單に慰問とかいうような意味でなしに対策を立てる。具体的に言えば、建設省で、或いは安本あたりで災害対策の予備費を持つておられるけれども、今年は割合に災害数が少くて、過年度災害、或いは今までの災害に対して出そうかという御相談をされているところに、今度の災害が起つて、これをどういうふうに使おうかというようなことを今お考えになつている。八十億をどう使おうかということも問題でありますし、河川局だけでも二百四、五十億の被害でありますから、その他のものを合せれば優に一千億に達するところの大被害で、恐らく八十億の現在の予備費を以てしては足らない。そうすればこの国会の開会の機会に、そういう予算の補正もしなければならんということになると思います。そういうような非常に具体的な、而も当面非常に緊急な対策をどうするかという、そういう視察団に是非して頂きたいということで、そういう面で一つ御盡力願いたい、こういうふうに思います。
○小笠原二三男君 いろいろな御発言がありましたが、もとより公式には被害状況の調査のために議員を派遣するのでありまするが、又見舞というような意味合いもこれは従来においてもあつたのであります。そういう点も考慮に入れて、公式には被害状況の調査のために議員を派遣するということには私は異議ございません。又第二点といたしまして、当面の常任委員会からそれぞれの御要求があつて、個々ばらばらな派遣ということは国会開会中において如何に党利党略を固執してもこれは不可能なことである。やはり常任委員長懇談会の通り、総合的な調査の方法を以て議員派遣をするという以外にはないと思います。そうなつて来ますと、第三の点としましては、やはりこれは常任委員会そのものに任して個々にやることはできないし、又各会派のそれぞれの振合いというような点も考えて来なければならない問題があろうかと思いますし、それを今度は各会派に持ち帰つて党内で相談するということになれば、これはそれぞれの委員会のほうの主張というものがあつて、なかなか議運に出ているかたを初め面倒な問題が起つて来ると思います。従つてこの問題は大変僣越でありまするが、この議運において議院の運営という立場からも、はつきり超党派的にきめる、そうして御不満な点があつても、各会派でその各常任委員会の委員になつておられるかたがたで御了承を願つてしまうというふうな方向にやつて頂きたいと思います。従つて議事の進行の点から言えば、これらの意見が賛成せられるならば、やはり懇談会に移つて御相談になつたらいいのではないかと思います。
○委員長(山田佐一君) それでは懇談に移りますか。
○三輪貞治君 懇談のときに申上げていいのですが、速記のついているときに御了承頂きたいことは、今までの議員派遣というのがやはり自分の出身地では行けないということを原則としておつたようです。普通の場合はそれでいいと思いますが、併しこういう場合には議員はどちらかと言えば率先して飛んで帰らなければならん立場ですけれども、開会中の立場から控えて帰らんわけであります。今までの機械的な原則でなしに、こういう場合は特別に一つ御了承願いたい、こういう点を一つ……。
○森崎隆君 この問題は大事な問題でありまするが、さつきの御見舞という意味で参議院を代表して一名か二名行けばいいので、その見舞といつても儀礼的な意味でなくて、儀式的な御見舞という点から行きますと、国会の開会中従来のようなとかく大名旅行というような非難も受ける、成るべく各会派のかたがたが一名なり二名なり行つて頂けばいい。又各常任委員会が希望しているというような問題もある。私は希望といたしましては各会派のかたがたが何人か出て頂き、最小限度にして頂きたい。期間も成るべく縮めたいという意味から考えますると、被害地を二区とか三区とかに分けまして、同時に各会派の問題は衆参両方でバランスをとつて、どうせ衆議院も調査なさるだろうと思いますから、衆参両方でバランスをとりまして、例えば参議院で或る会派は行けなくても、衆議院では行くということまでお考え頂いて、最小限度の人数で、そうして最小限度の期間、それで効果を現わすというように、例えばこれは基本的な問題で、これからあとは懇談に移して頂きたいと思います。
○委員長(山田佐一君) それでは速記をとめて下さい。 午後二時十二分速記中止 —————・————— 午後三時二十六分速記開始
○委員長(山田佐一君) 速記を始めて下さい。 懇談中の模様を事務総長から補足いたします。
○事務総長(近藤英明君) 只今懇談中の模様を拜聴いたしましたところによりまして一応申上げます。間違つていましたら更に御訂正願います。 この際ルース台風の被害状況調査のため国会で議員を派遣する。その総数を十三名とする。そうしてその内訳は自由党四、社会党三、緑風会三、民主党二、第一クラブ一、更にその派遣せらるべき場所は三班に分けまして、第一が鹿児島、宮崎、大分。第二が熊本、福岡、山口、島根。第三が広島及び四国、それからなおこの割振りにつきまして、常任委員会の状況を考慮して常任委員会としての十三の割振りは建設が三、厚生が三、農林三、地方、水産、運輸、文部は各一名、それからなおそのうち三名割振つてない委員会、地方財政、水産、運輸、文部について、並びに三名をお持ちにならない民主党、第一クラブ、これの割振りというような問題については、どの班へ割振るか、或いはどの委員会にするかは民主党、第一クラブ、自由党において御協議の上御決定願う。 それから派遣期間は一週間、なおその経費については予備的に留保いたしてある経費を以て支弁する。以上であります。なおその点に更に、それが以上の点でございますが、なお右四名になりました経過といたしましては、三、三、三、二、一、こういうようなことで一名を留保して、これを労農党或いは共産党というようなところでお出でになるならばそれを一名加えて十三とし、若し、労農党、共産党でお出でにならん場合はその一名は自由党に一名加えて自由党が四になる、こういう意味で自由党が四名になつた。労農党はお行きにならない、御辞退になつた、こういうことで四、三、三、二、一、合計十三名、かように了承いたしました。
○水橋藤作君 その行かない理由は、国会開会中で手が少いしするので遠慮をするということできめたということを附加えて頂きたい。
○委員長(山田佐一君) 了承いたしました。 只今事務総長の申しました通り決しまして御異議ありませんか。
○委員長(山田佐一君) 御異議ないものと認めます。さよう決しました。
○水橋藤作君 緊急質問の問題が今日提案されるはずですが……。
○小笠原二三男君 その前に先ほどに関連したことですが、常任委員長懇談会にこのたび議運として取りきめたことを御披露し、御意見を伺うという意見も懇談会中にありましたが、この問題は議長のほうにお考えもあつて、お取計らいになればいいことでありましようから、この問題は議長のほうに一任するというふうにしておいたら如何ですか。
○委員長(山田佐一君) ではさよう決しました。 —————————————
○委員長(山田佐一君) では緊急質問の件を御協議願いますか。
○事務総長(近藤英明君) それでは御参考に申上げますが、現在受けております緊急質問の御希望は二件ございます。その一件は労農党の千葉信君から行政整理について橋本行政管理庁長官に対する緊急質問でこれは時間は二十分という御要求、それから民主党の岩木哲夫君から主食統制撤廃に関して総理大臣、大蔵大臣、厚生大臣、農林大臣に対して四十分の御要求、以上二件の緊急質問の御要求を現在までに受けております。なおちよつと申し落しましたが、岩木さんは財政演説に対する質問が終つてからあとでよろしいというふうに御連絡があつたということでございます。
○小笠原二三男君 先ほども自由党さんのほうからお話になつた、財政演説があつて財政質問の中に繰入れたらどうだということでございましたが、やはり緊急質問は緊急質問として出しておられる会派の事情によつて考慮せらるべき点があると思うので、一応関係の会派に是非別個に扱つて緊急質問したいのかどうかお伺いしたいと思いますが、而もどういう御答弁になりましようとも、党の意見としましては、この際財政質問等のある段階において、或いは財政に関する演説の中で触れるかも知れないし、質問の中に、又答弁として現われて来る点があるかも知れませんから、それらを見計らつたあとで緊急質問は実施して行くという建前にして、一応この部分については保留しておいたほうがよいのではないかと考えるのであります。
○水橋藤作君 大蔵大臣の施政方針が終つた後で、これは大蔵大臣に対する質問じやない、ただ橋本さんに質問したいのですから、本会議のときに時間の余裕がありますので、その間へ一つ曲げてこの質問を入れてやつて頂きたい。法案が出てしまつてからですと質問も効果がないのでありまして、どうか一つこれだけは我が党の千葉君の質問を、大蔵大臣の質問を終ると同時に橋本さん一人にだけですから、どうかこれだけは一つ皆さんでお認め願いたい、こう思うのです。そのあくる日から大蔵大臣の質問に入る予定になると思いますが、時間も僅か二十分でありますから、どうかこれだけ一つお認めを願いたいと重ねてお願いいたします。
○小笠原二三男君 今のお言葉の中には財政質問が終つた後にというお言葉もありましたし、又財政演説が終つたあとに時間があるのだから、質問の前にそれを挾んで欲しいというお言葉もあつたので、これはどつちの言葉か言い違つているのじやないかと思いますので、もう一度お願いいたします。
○水橋藤作君 私の申上げますのは、順序といたしましては大蔵大臣の演説が終れば大蔵大臣に対しての御質問をなさるのが順序だと思います。併し質問に入るときはあくる日からではないかと思うのであります。大蔵大臣の演説が終つてすぐに質問にならないのじやないかと思うのであります。あくる日に廻るのじやないかと思います。そこで大蔵大臣の施政方針演説が終つて、その日に、十九日の日にそのあとで二十分間の質問を橋本さんにさして頂きたい、こう申上げるわけでありますます。
○小笠原二三男君 そうすると、大蔵大臣の演説が済んだ直後に緊急質問をやつて、翌日から財政演説に対する一質問をやつて行くという日程になるようでありますが、それは国会の運営上私は疑義がある。と申しますのは、行政整理の問題は橋本国務大臣に対する質問として財政演説のほうとは別個であるという考えも成り立つでありましよう。併し他会派において予算上の問題から定員の問題について質問がある場合の可能性も考えなければならんと思います。こういう点を考えれば、労農党だから緊急質問をしなくちやならんとか、自由党だから緊急質問をしなくちやならんという筋合いではなくて、会派順に一般質問をやる段階の前に、その一般質問も一応終了しない前に緊急なりとする質問を日程の中に入れることは、私はやはり或る程度は先例になる問題もあるので、これは相当考慮しなければならん問題ではないかと思います。そこで私は確かに法律案が出てしまつては緊急性はなくなるという大きな問題はありませんけれども、できるならば一般質問が済んでからこの緊急性ありとする質問をやるというほうが、私はもつと深い質問ができる点もあるし、それから先例にもならないのでいいのじやないかと思うので、その点我慢して頂けないか、お伺いする次第であります。
○水橋藤作君 質問者の希望といたしましては、法案が出ない前に聞きたいことがある。併し国民としては、国民の大多数が行政整理の問題については関心を持つておるのだから、是非とも早い期間にやつてもらいたい。殊に仮に大蔵大臣の演説が終つてあと続いてずつとおやりになるのでしたら止むを得ないでしようけれども、その日はそれで切れるのでしたら、その間を二十分間貸して頂きたいということをお願いする次第であります。筋から言えば或いは小笠原さんの言われるのが御尤もでありますが、その日はそれでおしまいになるのですから、そのあと二十分間橋本さんだけを呼んで質問さして頂きたいということをお願いするわけであります。筋から言えばどちらがいいか、緊急質問だから緊急質問だとも言えますけれども、そういうことを抜きにしてお願いするわけです。
○中川幸平君 水橋さんのお話はわかりますけれども、小笠原さんの言われる通り、一般財政演説に対する質問が各会派からあるのだから、それで飽き足らん場合に、初めて緊急質問ということが必要になつて来るのであります。要るか要らんかということは各派の代表質問がそれで触れられなかつた場合にのみ必要があるのだから、それだからそれをやつて後でなければ、運営上非常に工合が悪いのです。それだから小笠原さんの言われる通り、一つ一つやつてみて、各派の代表質問が触れなかつた場合に、初めて千葉君が出されるのが本当なんです。
○水橋藤作君 それは予算委員会の中で行政整理問題に触れた質問もあるかも知れません。併し自由党が質問されても、それは又違つた角度で、同じやはり行政整理に対しての私どもとしての質問があるのです。ですから質問が出たからあとの者はやつちやいけないというと、講和問題なんか同じ質問が腐るほど出ている、そういう場合もありますので、私はお願いするのです。けれども多数によつていけないと言わなければ止むを得ません。止むを得ませんけれども、緊急質問としてやる場合は、緊急の措置をとつて頂いて差支えないし、今の大蔵大臣への質問をどうしても先にやらなければならんという意味合いから行くなら、私は筋は或いは今の小笠原さんの言われるのが尤もかも知れん。併しこの会期におきましても、時間を相当有益にお使いになるという点から、大蔵大臣の演説の終つたあとで、それは又大蔵大臣に聞くというなら、話は違いますけれども、橋本さんに二十分間聞くということは、これは国会の運会の運営上間違つておるという解釈は成り立たんと思うのです。併し各派の都合もあつて、どうしても駄目だと言われれば、これは私は横車は押しませんが、お願いしておるわけです。ただ問題の法案が出てしまつてからでは、提案者は意味がないというのです。是非ともどういう案を出さんとしているか聞きたいということを言つておるので、重ねてお願いするわけなんです。
○委員長(山田佐一君) どうも御賛成が余りないようですが、折角第一声を社会党がやろうとしておる間に入るということは……。
○水橋藤作君 そうではない。
○小笠原二三男君 そういう意味合いではなくて、私は財政演説はこれは政府の最も重要な演説の一つだろうと思うのです。それに対して質問を各党が展開するということは、これ以上実は重大な緊急性のあるものはないと思うのです。私は国会の運営上から言えば、この重要な政府の演説があつたら、それに対する質問というもの以上に国会において重要なる、或いは緊急性ありとする質問はないと思うのです。そういうところの中に挾むという点は少し時間の余裕があるとかないとかいう問題ではなくて、国会の運営上どうであろうかという疑点を持つておるのです。これが晴れないうちは、それは同情もしますし、おやり願うようにしたいと思いますけれども、私としてはどうしても賛成しかねるので、別途何らか打開する方法があればいいと実は考え中なんです。
○水橋藤作君 私の先ほどから申上げまするのは、十九日の日に大蔵大臣に質問されるならば、その質問する前にやらしてくれというのじやないのです。十九日の日演説が終つちやうのだから、併しそこですぐ大蔵大臣に聞くというのなら……これは違うのです。橋本さんに聞くのだから、その時間を、大蔵大臣の財政演説が終つてから散会するその間際二十分を緊急質問をさして頂きたいということをお願いするのですが、これは筋から行けば、これは見解の相違で、私は今国民が関心を持つておるところの行政整理問題は、これは緊急なりと、而も法案がまだ出ないうちに政府に質問したい。併しこれが緊急でないとは、まあ小笠原さんがそう言われればこれは止むを得ませんが、私はそういう見解に立つております。併しどうしてもこれは多数によつていけないというのであるならば止むを得ない。お願いしておるのですから、確かに私の筋がいいと言つて、強情張るのじやないのです。併しそれでも差支えないじやないか。つまり十九日の日に質問をどなたもなさらないのだから十九日に大蔵大臣に続いて質問されるのに、緊急質問だから先にやろうと、社会党の先にやろうということはそのようなことはそれはまあ私は常識で判断してもそんなことを口に出して言われるものじやないのです。あくる日から質問になるのだから、大蔵大臣の演説がおしまいになつたあとで橋本さんにお聞きしたい、こういうわけなんです。
○木村守江君 この間からどうも筋とか常識とかいう問題が大変論議されて、水橋さんの今言われたのは本当に明日大蔵大臣の財政に関する演説をしたあとで何もしないのだという意味で、それだから明日やらせてくれというのですが、明日はやらないのですが、明日は明日で実際は連続しておるので、不即不離にあるものだと思う。そういう点からその間に入つてやるということはこれは前例にもなるし、やはりどうですか……。
○水橋藤作君 ともかく賛成を得られなければ止むを得ません。諦らめます。
○中川幸平君 それで一つ我慢して下さい。
○水橋藤作君 そうしますとあれですか、財政に対しての質問が終つて、そのあとですぐに千葉君をやるように一つ御配慮願いたい。それは差支えないでしよう。
○加藤武徳君 その点はですね、大蔵大臣の演説の中で言わんとする点に十分答えられるということも考えられるし、それから各党の代表者の御質問で緊急に御質問なさろうとする点が解決できるという点も考えられますし、或いはあとのほうは緊急質問の必要が解消するということも予想されるのであつて各会派の代表演説が終つてから先ほど小笠原君の話のように一つ保留しておいて再びここで討議する、こういうことに……。
○水橋藤作君 それは承服できない。今申出が二つあるのだからそれをどうするかということなんです。
○小笠原二三男君 議員の質問権はあるので……出て来た以上はこれはやらせるのが建前なんですから取下げない限りは……。取下げない限りはやらせるのが建前だからその手前から言つてもそのあとにやらせるかやらせないかということを疑念晴しすることさえおかしいことなので、私の申上げてあるのは保留ということは一般質問が終つた場合どういうところに乗せて、これをやらせる時間の按配はどうするかということの考慮はそのときにする、こういうことなんですから御了承願いたい。
○水橋藤作君 それは加藤さんひどいですよ。單に施政方針のときに或いは政行整理問題が出た、行政整理問題が出たから、あと緊急質問が必要がないという行き方ですと、今度は講和問題でも誰か一人言つたらそれで言わなくてもいいということになる。
○木村守江君 今のは話の食い違いだと思うのですが、今大蔵大臣の財政に関する演説が終りまして、その間に千葉君の質問せんとすることが解消した場合に、終つた場合には、これはやらなくてもいいかも知れないが、そういうこともあるから若し質問演説が終つたあとになお緊急質問をしなくてはいけない、その場合にみんなで相談してきめましようというので、これは決して水橋さんの申出をここで否定するわけではないのですからどうぞ了承頂きたい。
○水橋藤作君 つまりともかく先ほど加藤さんの言われたのは、私の解釈が悪かつたかも知れないが、大蔵大臣への質問に対して行政整理問題が出れば、これは要らなくなるのだから、緊急質問をしなくてもいいというふうに……。そのときに必要があると御判断をされるなら、なおここであとできめましよう。
○小笠原二三男君 水橋さんは小会派でいじめられるという僻みも起るというようなことをさつき言つたが、今のお言葉は僻みであつてこれは私も聞いておりますが、加藤君のおつしやることは他の一般質問者の質問の過程において、現在労農党が質問したいと考えておるような部分について質問しなくてもいいという、解消するような場合も起るかも知れないのです。その場合に労農党さんが引下げるという場合もあろうし、是非やらなければならんという場合もあろうから、今のところはこれは起きてから……。このまま保留しておいて労農党さんの意思決定次第、日程以上のことを考えて、そうして考慮しましようと、こうなつておるわけなんです。
○水橋藤作君 了解。
○委員長(山田佐一君) それでは保留しておいてよろしうございますか。
○委員長(山田佐一君) それでは明日は午後一時から開会いたします。 —————————————
○委員長(山田佐一君) それからもう一つ特別委員の辞任及び補欠に関する件を議題に供します。
○参事(河野義克君) 先ほどお諮りをいたしました、あとで日本社会党から電力問題に関する特別委員山田節男君が辞任せられて、後任に若木勝藏君を推薦せられたいという申出が出ておりますが、さよう了承願います。
○委員長(山田佐一君) 只今の報告通り承認いたしまして御異議ありませんか。
○委員長(山田佐一君) 御異議ないものと認めます。さよう決しました。 本日はこれを以て散会いたします。 午後三時四十九分散会