農林委員会 第13号
- 発言数
- 6 件
- 登壇者
- 2 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 1951/11/22
会議録
○千賀委員長 これより農林委員会を開会いたします。 畜産に関する件について議事を進めます。まず松浦君より発言の要求がありますから、これを許します。松浦委員。
○松浦委員 本会議に無畜農家解消に関する決議案を上程いたしたいと思います。つきましては当委員会においてその案文を決定していただきたいと思いますので、動議を提出いたした次第であります。 まず案文を朗読いたします。 無畜農家解消に関する決議案 農家に対する家畜の導入を促進して食糧の増産、農業経営の合理化を図り、併せてわが国民の食生活の改善、体位の向上を期するは、経済自立の達成、就中数百万屯に上る外国食糧依存の軽減を要する現下の事態に鑑み、一日を忽せにできぬ緊要事である。 依つてこの際、政府は全国三百万戸無畜農家中、有畜化容易な百数十万戸を解消して、速かに有畜農家たらしめるべく、国家資金の特別融通による対策を確立し、次期国会においてこれが必要な予算措置を講ずると共に、これら農家の有畜営農基盤を鞏固ならしめるため必要な飼料、改良増殖、家畜取引等に関する拔本的施策を講ずべきである。 右決議する。 右の通りでございます。この問題につきましては、別に詳しい説明は省略してもよろしいと思いますが、簡単に申し上げますならば、当委員会においても、従来しばしば畜産の振興に関して政府の施策を批判し、あるいは鞭撻して今日まで参つたことは御承知の通りであります。最近に至りまして、次第に本件に関する国内の輿論も高揚して参りまして、この際画期的な振興対策を樹立すべしとの有力な意見が台頭して来ましたことは、はなはだ御同慶にたえない次第でございます。言うまでもないことでございますが、現下の国際政局の趨勢、国民経済の動向よりいたしまして、食糧増産の必要性はいよいよ増大しておりますが、畜産業はその有力なる一翼をになわねばなりません。すなわち厩堆肥の増産による農耕地の培養、それによる米麦等の増収、化学肥料の節用、さらに農耕の畜力化による農業の近代化、有畜化に伴う経営の安定等。農業生産の面におきまして、さらに栄養食品の攝取による食生活の改善並びに国民体位の向上等。消費生活の面におきましても、今後関係者の一段の奮起を要するのであります。農林省当局におきましても改良増殖、衛生対策、飼料問題等。種々施策を行つて参つてはおりまするが、農林行政における畜産行政の比重はきわめて軽く、予算の獲得においても至つて低調であることは、遺憾ながら事実であります。今日農村を歩きまして、農民より強い要望を受ける事項の一つは、家畜の導入資金に関してであります。過般農林漁業資金融通法の審議におきまして、同僚委員より家畜導入資金を同特別会計より貸付け得るよう強い要求もあつたことは御承知の通りでございますが、資金の性質がきわめて長期のものに限定せられた関係で、この目的を実現できなかつたような事情にあります。爾来今日までこの要望はますます熾烈となつて参り、畜産局におきましては、昨年度予算要求において、家畜導入に対する資金のあつせんと利子補給案を提出しておるのでありますが、われわれは畜産局の案の内容をもつてしては、とうてい現在の熾烈なる農民の要求に応ずることはできないと思うのでありまして、思い切つてその案の規模を拡大するとか、あるいはこの際特別会計を設置して、無畜農家の解消あるいは既存有畜農家の経営を拡大するとかの方策を講ずる要があると信ずるのであります。 そこで私は皆様方の御賛成を得まして、本会議において以上申し述べましたような趣旨を織り込んだ決議案を上提いたしたいと思うのでありますが、その決議案の内容はただいま朗読いたしました通りでございます。何とぞ委員長におかれましては、決議案文を審査せられまして、適当におとりはからいくださるようお願いをする次第であります。
○千賀委員長 お諮りいたします。ただいま松浦君が提示をせられました決議案の内容について、御意見はございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○千賀委員長 御意見がないようであますので、お諮りいたします。ただいまの松浦君の動議の通り、決議案の案文を決定するのに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○千賀委員長 御異議なしと認めます。さよう決定に相なりました。 右の取扱い方は議員提出ということになりますので、一切委員長に御一任を願いたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○千賀委員長 御異議なしと認めます。さよういたします。 今日はこれにて散会いたします。 午後一時五十二分散会