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12回国会衆議院1951/11/28

議院運営委員会 第21号

発言数
45
登壇者
11
会派数
6
開催日
1951/11/28

会議録

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それではただいまから本日の運営委員会を開くことにいたします。  最初に、会期延長の件を議題に供します。この問題について議長から御報告がございます。

林讓治自由党議長

○林議長 きよう参議院の方から、会期を二日間延長したいという申入れがありました。この点委員会に一応お諮り申し上げます。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 どうですか。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 私どもの方は、諸般の情勢にかんがみまして、参議院側の申出に同意を表したいと思います。二日間の会期延長に賛成いたします。

土井直作日本社会党

○土井委員 さきに十日間の会期延長をいたしましたが、その後、ただいま自由党の倉石君のお説のように、諸般の事情ということでありまするが、まつたくこれはいわゆる与党並びに政府の失政の結果、こういう失態を繰返しておられるのであります。われわれとしてはなはだ遺憾にたえないのでありまするが、しかし与党並びに政府の哀情なども十分推察いたしまして、本来ならば会期延長反対の討論に参画すべきでありますが、この際大乗的見地から、二日間の会期延長に対して賛意を表します。

小林運美国民民主党

○小林(運)委員 再度の延長ですが、さらに延長するようなけはいはないのですか。

石田博英自由党

○石田(博)委員 どなたにお聞きになるのですか。これは参議院野党の主張なんです。

小林運美国民民主党

○小林(運)委員 自由党の方に聞きたいと思つたのですが、委員長でもけつこうです。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 委員長の答えとしますれば、やはり皆さんにお諮りしなければわかりません。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 二日の延長というのは、参議院ではどういう情勢から出たのか、おわかりですか。何と何がまだ残つておるのですか。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 これは参議院から申出があつた問題で、事情は林君などもよく知つておるはずだと思います。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 それ以上説明がなければ、しかたがありません。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは、どうですか。

小林運美国民民主党

○小林(運)委員 賛成します。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 私の方は、今その事情を聞いたのですが、二日で上るという保証がないと思うのです。現に定員法の問題があつて、予算の方は定員法の結果を見てからきめるということですが、延ばすなら通常国会の前日まで延ばして、こういうことを二度、三度繰返す愚をしない方がよいと思う。目途でもつて二日間の延長というようなことには賛成できませんから、反対いたします。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは延長にあなたの方は反対なんですね。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 延ばすなら通常国会までやつたらよいと思うのです。

石田博英自由党

○石田(博)委員 八日まで延ばすということなら賛成なんますか。今出ているのは参議院から二日延長の申入れがあつたわけですが、それに対して、あなたは八日まで延ばせという別の修正意見をお持ちですか。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 それはそれよりほか延ばしようがないので、延ばすなら二度、三度同じ愚を繰返して国会の権威を傷つけるようなことをしないで、これ以上延ばすことができないというぎりぎり一ぱいまで延ばす方がよい。それでなければきようで打切るべきだと思うのです。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 社会党二十三控室の方はいかがですか。

田中織之進日本社会党(第二十三控室)

○田中(織)委員 私の方は、参議院の内閣委員会の進め方によつては一日でもよいのではないかという当初の考えだつたのですが、それが参議院の方で二日にきまつたのですから、二日の延長ということはやむを得ないと思います。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 小平君の方もいいですね。

小平忠農民協同党

○小平忠君 同意です。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 そうすると、共産党を除いて全部賛成のようでありますから、採決を省略して、会期を二日間延長することに決定いたします。  なお御承知の通り、会期の延長は法規によりまして常任委員長会議に諮問しなければならぬのでありますが、まだそれは開いておりません。後刻開くことになつておりますので、それを開いた結果、二日間の延長に賛成するということになりますれば、あらためて運営委員会は開かずに、それを本決定とすることに御承認を願いたいと思いますが、いかがですか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それではそういうふうに決定いたします。     —————————————

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 次に本日の議事日程について、大池事務総長から御説明を願います。

大池眞事務総長

○大池事務総長 本日の議事日程は、お手元に配付いたしました日程に基きまして、日程第一の図書館運営委員長の報告と、それから日程第二の裁判所職員臨時措置法案が上つております。これは参議院から送付されて来たものでありますが、共産党だけが御反対のようであります。それから本日委員会で上つたもので、参議院の方へ送つてやらなければならぬものがあります。それは郵便振替貯金法の一部を改正する法律案でありまして、これは社会党並びに共産党が御反対のようでありますが、これを緊急上程願いたいという申出がございます。  法案としてはそれだけでありますので、これから開きます本会議でどれだけおやりになるか、御決定を願つてお進めを願います。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 郵便振替貯金の方は討論がありますか。

大池眞事務総長

○大池事務総長 ございません。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 そうすると、きようは大分時間もおそいようでありますから、たびたび延期になつております日程第一は、どうせあした本会議を開かなくてはならないでしようからあしたやつてもらうことにして、第二の問題は、これは委員長報告だけで、共産党は討論をしないでいいのですね。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 いいです。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 これと郵便振替貯金法の一部を改正する法律案とは討論なしで、起立採決で行く。それから請願は、いつもの通り簡單に委員長報告もして、議長の発議でほんの一口で済みますからこれを上げる。こういうことで、もう一度その順序を事務総長から申し上げてください。

大池眞事務総長

○大池事務総長 そうしますと、一番初めに会期延長の件として、ただいま御決定通りに常任委員長会議で御決定を得られますれば、これを議長の発議でお諮りを願いまして、それから日程に入る。日程第一は延期を願いまして、日程第二の裁判所職員臨時措置法案は柳谷理事がやることになつております。これを採決いたしまして、次に郵便振替貯金法の一部を改正する法律案を緊急上程して採決を願います。次に請願日程の採択を願いまして、本日は散会ということになります。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 その通りでよろしゆうございますか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは本日の本会議の順序は、ただいまのように決定いたします。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 あしたのことですが、あしたは本会議を聞いて、どういう日程になるのですか。

大池眞事務総長

○大池事務総長 まだ委員会で持つております法案で、参議院の方へ送付しなければならないものが、大蔵委員会に租税特別措置法の一部を改正する法律案というのがあります。これは委員会で修正を試みておりまして、それもオーケーが来ておるように聞いております。従いまして、これが明日中に上るのではないかと思います。それと関連いたしまして、通商産業委員会の企業合理化促進法案というのが、この租税特別措置法の一部を改正する法律案が当然通過するものとの予想のもとに、追いかけ修正をするような形になつておりまして、今租税特別措置法の一部を改正する法律案のきまるのを待つておるような状態であります。それだけが参議院の方へ送つてやる法案であります。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは明日も本会議を開会することに決定してよろしゆうございますか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それではさように御了承を願います。     —————————————

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 なお先般椎熊君の動議で、米国の副大統領に対して何か決議をしたらどうかというようなことがありまして、一応正副議長に御一任になりましたが、その経過についてちよつと簡單に議長から御報告をお願いいたします。

林讓治自由党議長

○林議長 昨日参議院の方ともいろいろ協議いたしました結果、この際はむしろきようのお迎えだけのことで済ましたらどうか、こういうような打合せになつておりますから、御了承を願いたいと思います。     —————————————

土井直作日本社会党

○土井委員 この際私は、議長なり委員長の方から政府当局に注意してもらいたいと思うことがあります。最近の法律案の提出の仕方とか、審議の内容とかいうことについてですが、たとえば郵政委員会では、きのう午後二時に郵便振替貯金法の一部を改正する法律案というものを出して、きようすぐ決定するというようなことで、審議期間がきわめて短かい。しかもそれは予算の中に織り込まれている法律案なんで、そういうものは当然早く提出されなければならない問題だと思うのです。そういうものがわずか一日の間に審議が結了して、しかも十二月一日施行になつているのです。こういうことは、やはり与党とか野党とかいうことを離れて、議員の審議権というものを軽視するきらいがあると思うのです。それからもう一つ、最近大蔵大臣が言明した郵便貯金利子の値上げですが、これなどもまだ法律案がオーケーになつておらないにかかわらず、大蔵大臣はそれを声明して、国民は郵便貯金の利子の値上げ、あるいは年金などの利子の値上げは当然十二月一日から実行されるものだと思つておるのだが、あしたオーケーが来るとすれば、あした審議して、あさつて参議院の方へ送付しなければならないということになる。これも予算の面とからみ合つておるわけです。こういう出し方というものは、議会の運営の面からいつても、政府が議会を軽視することになる。与党が政府と一体だからいいと言えばそれまでの話だけれども、実際上はどの政党が政権をとろうと、もつと議会の審議権を尊重するという建前をとるべきじやないかと思うのです。こういう点について運営委員長並びに議長から十分の御注意を願いたいと思うのです。

岩本信行自由党副議長

○岩本副議長 今土井君の言われる通りを実は実行したのです。政府及びそういう方面に勧告したのです。そうしてオーケー関係で万やむを得ないというときには、これはやむを得ないが、そうでない場合は、今あなたの言われた通り議長の方から注意したのです。それで、この法案は遅れて出ましたが、政府の方としてはその線に沿つていても、そういう事情でやむを得なかつたのではないかこ想像しておるのです。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 しかしなお、土井君の御発言は適切な御発言でありますから、正副議長の方に委員長から伝達して事きます。     —————————————

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは本日の本会議は五時四十五分開会ということにいたしまして、本委員会はこれで散会いたします。     午後五時二十五分散会

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