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12回国会衆議院1951/11/15

議院運営委員会 第16号

発言数
132
登壇者
17
会派数
6
開催日
1951/11/15

会議録

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 たいへんお待たせいたしました。これより議院運営委員会を開きます。  決議案あるいは緊急質問等がありますが、これはあとまわしにいたしまして、本会議の議事から最初に御協議願います。事務総長から御説明を願います。

大池真事務総長

○大池事務総長 きようの議事日程の方を先に御説明申し上げます。日程第一の本年度の台風災害対策に関する決議案、これは……。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 決議案は、あとにいたしましよう。

大池真事務総長

○大池事務総長 それではこれはあとまわしにいたしまして、法律案の方の、日程第二、これは通商産業委員長小金義照君が委員会の報告をいたします。共産党が反対のようでございますから、起立採決、討論はございません。日程第三ないし第五の三案、これは大蔵委員会のものでありまして、理事の奧村又十郎君が報告されます。第三の方は共産党が反対ですから、これも起立採決、討論はございません。第四、第五は全会一致でございます。それから本日上る予定になつておりまして、もし上れば緊急上程を願いたいというものがございます。それはお手元に議案審議状況の一括した表がありますからごらん願います。人事委員会の方からの一案、昭和二十六年度における国家公務員に対する年末手当の額の特例に関する法律案、これは要するに〇・八のものです。その次の一般職の職員の給與に関する法律の一部を改正する法律案、この二案が本日上る予定でありますので、もし上れば、緊急上程をお願いしたい。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 私の方では、柄澤登志子君が、二つを一括して、討論をいたします。

大池真事務総長

○大池事務総長 その次に、地方行政委員会の地方税法の一部を改正する法律案と地方財政平衡交付金法の一部を改正する法律案、この二案が上る予定であります。

川本末治自由党

○川本委員 これは上りました。

大池真事務総長

○大池事務総長 それでは、これは緊急上程をお願いいたします。

土井直作日本社会党

○土井委員 年末手当については、私の方は反対討論をいたします。松澤兼人君がやります。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 賛成討論かね。

土井直作日本社会党

○土井委員 反対討論です。

大池真事務総長

○大池事務総長 人事委員会の最初の二件がもし上りますれば、反対討論者は二人。ただいま申し上げました地方行政委員会の二案、これは全部上つたそうでありまして、初めの方は共産党が反対だそうでありますから起立採決、あとの方は全会一致。その次の法務委員会の初めの二案、裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案、検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案、この一案がやはり上る予定になつておりますから、緊急上程をお願いしたい。それ以外に本日上る予定のものがありますが、それは緊急上程までに間に合いかねるそうでありまして、この六件だけをお願いしたいということであります。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 私の方は、あとで申し上げます。

上林與市郎日本社会党(第二十三控室)

○上林與市郎君 ちよつと、人事委員会の二案については、私の方も討論をお願いいたします。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 討論は原則通り、小会派一致してですれ。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 話がまとまればいいわけだね。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 そう。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 小会派全部で反対なのですか。——それは内部でひとつ御相談ください。  それでは、討論は先例によりまして十分以内、ここまではよろしゆうございますね。御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは、さように決定いたします。     —————————————

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは決議案、日程第一の問題について、御協議願います。内容は事務総長から……。

大池真事務総長

○大池事務総長 決議案については、ルース台風災害対策について二案出ておりました。それ以外の分も包括した意味で、本年度の台風災害対策に関する決議案ということになりまして、一応案文はお手元に配付してございます。従いましてこの決議案だけ日程に上つておるわけであります。その他の決議案といたしましては、共産党から出ました石油等の統制廃止反対に関する決議案、それとその後出て参りました昭和二十六年度産米供出に関する決議案、井上良二君外百十八君提出、この決議案が出て参つております。

土井直作日本社会党

○土井委員 産米の方は、すでにいろいろな面で決定しておりますから、撤回します。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 私の方の提出のものは、自由党の諸君があげて賛成というわけにはなかなか参らぬと思います。から、委員会の方にまわして、委員会でぜひ審議してもらいたいと思います。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは、ただいまの社会党提出のものは撤回、共産党提出の石油等の統制廃止反対に関する決議案は、委員会まわしに決定いたします。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 委員会で取上げるように、委員長の方から十分お願いいたします。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 そうすると、一つだけ残りましたが……。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 台風災害の決議案につきましては、提案者及び賛成者の御都合で本日は留保していただいて、次会にまわしていただきたいと思います。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 けつこうです。  ちよつと前にもどりますが、人事委員会の一案に対して、わが党は反対討論がありますから……。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 だれですか。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 平川君です。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは決議案についてもう一度申し上げますが、本年度の台風災害対策に明する決議案は、本日は延期、すなわち日程第一は延期になります。     —————————————

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 そうしますと、決議案は済みましたから、次に緊急質問を議題に供します。内容は事務総長から……。

大池真事務総長

○大池事務総長 お手元に配付してございますが、国会議員の公職追放に関する緊急質問外十一件は、先日御報告申し上げましたままで、本日まで留保された形になつております。その後十三外三件ふえて参りました。大矢省三君の朝鮮人の強制送還に関する緊急質問、川島金次郎君の石炭危機に関する緊急質問、それから足鹿覺君の昭和二十六年産供出米に関する緊急質問、西村榮一君の不正融資に関する緊急質問、これだけふえて参りました。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 これは、かけひき抜きで、きよう緊急質問をやることはやるわけですか。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 それをこれから御相談するわけです。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 私の方もいろいろ話し合つて、整理するものは整理しなければならぬと思うのですが、打明けた話を聞きたいのです。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それは、これから御相談するのです。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 もう一つ、国会議員の公職追放に関する緊急質問は、法務委員会でやれやれと言われましたので、法務委員会で、どういうことをやつて来たか、いろいろ聞いて、本会議でやらなければ解決がつかないという資料を、プリントにして持つて来ましたから、これを皆さんに見ていただきたいと思います。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 緊急質問については、きよう追加の分もありますが、これを一括して御協議願います。倉石君はこの前抱負を述べられたのですが、何かこれについて……。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 この前の御相談で、大体御意見はまとまつておるわけでありまして、十四まで全部一応保留に願いたい。この中で一応問題になつておるのは、第二だけであります。

小林運美国民民主党

○小林(運)委員 森山君の九もある。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 それは済んでおる。それから十と十三は、提出者である社会党さんが今御協議中のようであります。あとは全部保留ということに御相談ができておりますから、これはこの前の決定の通り、本日は保留していただきたい。昭和二十六年産供出米に関する緊急質問は、今決議案がおやめになつたと同じようにやめていただく、これは意味がないから……。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 上林君、これは撤回してよろしゆうございますね。

上林與市郎日本社会党(第二十三控室)

○上林與市郎君 これは供出米のことについてですから、違うのじやないですか。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 供出米確保に関する緊急質問だから……。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 それは済みました。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 割当は済んだけれども、割当を確保するということだから……。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 決議案も撤回されたのだから、本日はこれは留保に願いたい。それから不正融資に関する緊急質問は、きよう新たに出て来たのでありますが、今日は御承知のように緊急上程が非常に多いので、これも留保して、次会に御相談願うことにしていただきたい。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 そうすると、倉石君の提案は、第二と第十の中の一つぐらいということですか。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 一つぐらいでできるだけ願いたい。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 第二の日、米、加漁業協定に関する緊急質問は、きよう上程ですね。

赤松勇日本社会党(第二十三控室)

○赤松勇君 ちよつと待つてください。それを相談しておるのです。

土井直作日本社会党

○土井委員 実は緊急質問の内容ですが、日、米、加漁業協定に関する緊急質問は、本日、相手国から漁業内容等もそれぞれ提示されるわけですから、今日やらなければ意味をなさない。従つてぜひやらしていただきたい。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 それでは社会党さんの方で、二と十を御相談になつて……。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それはあなたの方で御相談願いたい。ちよつと速記をやめて、懇談に移しますから……。     〔速記中止〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは速記を始めて。そういたしますと、本式にお伺いしますが、第二はきよう緊急質問を願う。第十の問題は、もし小会派の方で給與関係の討論を遠慮されまして、そのかわりという意味であれば、日程終了後にこれを許す、そういうことで御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは、そういうことにいたします。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 十六はどうなんですか、西村君の……。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 その他は全部保留に決定いたします。

石田博英自由党

○石田(博)委員 ちよつと緊急質問についてですが、参議院の予算委員会等の関係で、閣僚が向うに出席しておりますから、できるだけこちらに出席するようにはいたしますけれども、やむを得ざる場合には、政務次官から答弁することを御了承願いたいと思います。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それはよろしいですな。

土井直作日本社会党

○土井委員 故意でない限り、いいですよ。精神的な面で了解します。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 第一の緊急質問は、今日わざわざ私の方でプリントを持つて来たのです。法務委員会で梨木君がやつておりますけれども、法務委員会の答弁が大分違つておりますし、参議院と衆一議院ではまた食い違つております。これは共産党ばかりでなく、各党の人も、何万人という中から選ばれた国会議員が、特審局の認定だけで追放になつて、政治的な活動が禁止される、その理由も明確でないということなんですから、国会の権威のために、ぜひきよう緊急質問をやらしてもらいたいと思つたのです。しかし、きよういけないというならば、日は譲歩していいのですが、ぜひこれは許してもらいたいと思います。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 資料を今出されても、すぐここで読むわけにも行きませんから、それを読んで、この次の会議のときに、このままで相談するごとにしましよう。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 そうしてください。ぜひ特別な配慮を願いたいと思います。     —————————————

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 次にもう一つ御協議願いたいことがあります。事務総長から……。

大池真事務総長

○大池事務総長 お手元に差上げましたように、給與ベースがかわりましたために、国会法に基いて議員の歳費を上げなくてはなりません。スライドの法律案を、この前御説明申し上げました通りに出したいと思います。従つて、この法案のオーケーがあり次第、委員長発議で本会議に上程することに進めたいと思います。御了承願いたいと思います。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 関連して、国会議員の歳費等は、公務員の給與の値上りにスライドして上るのは当然でしようけれども、その次に、議員全体が非常に問題にしておるのは、滞在費です。こんなに物価騰貴になつてても、依然として一日千円となつております。歳費の万で上つても、ほとんど税金にとられてしまうし、実質的には、一番困るのが滞在費の問題であります。これは今回改正する意図があるのですか。一ぺん相談なさつていただきたいと思いますが、どうですか。

今村忠助自由党

○今村(忠)委員 これは、実は官庁の側も、補正予算には上つていないそうです。来年の予算に上げるべきだ、こういうことで、手をつけていないわけであります。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 これはみんな困つておる問題ですから、ぜひ上げてもらわなければならぬ。

石田博英自由党

○石田(博)委員 それから議員会館をあてがわれておるのですが、会館にああやつておると、いろいろな雑費とか、実質上議員の用務を遂行する上に費用がかかる。それは別に出せという意味じやなくて、何か経費の控除ですね。そういうものが当然認められていいはずだと思う。ほかのところで軽質を上げるというのでなくて、経費の控除というような点も、委員会で研究してもらう必要があると思う。もちろんあれは国の経費がかかつておるのですが、そのほかに、議員歳費の中から当然拂つておるものがある。歳費については、当然税を拂うのはあたりまえだと思うのですが、そのほかの経費にまで現在課税されている形になつているので、そういう点も研究してもらいたいと思う。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 今の滯在費の問題、税の問題は、庶務小委員会で研究をしていただくことにいたします。

田渕光一自由党

○田渕委員 通信費の三千円を五千円にするということですが、三十円の電報が五十円にもなつておるし、ちよつと一本出しても百円、百五十円とかかるようになつておるので、一体福利小委員会は何をしているのだと私は思う。国権の最高機関にある議員の問題について、こういう点をどうするか。これでどうして議員がやつて行けるか、今村君はこれでやつておりますか。そういう点も考慮してもらいたい。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それではただいまの二つの問題に加えて、通信費の問題も、庶務小委員会で研究願いたいと思います。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 ちよつと緊急質問について、もう一言お伺いしたいと思います。産米供出に関する問題が足鹿君から出ておりますが……。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 今議題になつておる問題が済んでから、お願いします。それでは今の問題について御意見ありませんか。

土井直作日本社会党

○土井委員 それは庶務小委員会でやることに願います。実際通信費などは、たとえば従来二円のものが、三円、五円になつておるが、従来の通信費を出しておる基準は、どういうところにあるか。これを科学的に調査をして、しかる後に問題の処理をする。そういうことで庶務小委員会におまかせ願う。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 この問題は、参議院と同一歩調をとつて進める関係もありますから、今の三つの問題と限らず、そのほかの問題でも、科学的に理論的によく御相談願うことに進めたいと思います。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは林君。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 供米の問題ですが、供米の一応の割当はきまりましたが、割当をして、どの程度確保できるかということが問題になるのです。これは、緊急質問の必要性がないということにはならぬと思う。緊急質問の範囲内だということは、理論的に成り立つと思うのです。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 この前の決定は、きよう上程するもの以外はすべて留保ということになつておりますから……。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 次会に検討するというのですね。そういうことならわかります。

押谷富三自由党

○押谷委員 国会開会中における出張の件でございます。御承知のように京都大学事件について、昨日来法務委員会で調査しておりますが、背後関係とか、治安状況について、われわれも調査しなければならぬ大きな面がありますので、至急法務委員会として出張いたしたい、こういうような要望をしておるのであります。もし御了承を得られますならば、委員数であるとか、日数等また申し上げますが、いかがでございましようか。

梨木作次郎日本共産党

○梨木委員 ただいま法務委員会という話がありましたが、法務委員会では、そういう問題は全然やつておりません。

押谷富三自由党

○押谷委員 理事会できめたのです。

梨木作次郎日本共産党

○梨木委員 理事会だけでは、それはやれぬ問題です。

土井直作日本社会党

○土井委員 それは理事会だけではいけないね。

石田博英自由党

○石田(博)委員 私の方でも、党内でそれは相談しなければなりませんから、ただいまのは押谷君自身の御意見と承りまして、またあとで御相談申し上げます。

上林與市郎日本社会党(第二十三控室)

○上林與市郎君 前にかえるのですが、緊急質問は緊急質問で、人事委員会の討論に、全然小会派が一名も出せないというのはおかしいと思う。

石田博英自由党

○石田(博)委員 その問題は、きまつております。

土井直作日本社会党

○土井委員 実は運営委員会の問題として取扱うことは、多少疑問があるのでありますけれども、先日内閣委員会の委員長である木村公平君から委員長報告をされたが、主観を交えた報告がしばしばあつた。その報告に対して、議場がああいう形で多少混乱をするということが惹起したのでありますが、従来委員長報告というものは、その案件が委員会で採決されますると、報告書作成に対しては、委員長におまかせを願いたいというので、異議なし異議なしでやつておつたのです。従来慣例上そういうことになつておつたのです。従つて委員長にまかされたものは、委員長がみずからの裁量によつて報告書を作成するについては、決して間違いではない。間違いではないけれども、委員長としては、少くとも委員会の実情また審議の経過内容等について、忠実なる報告が行われるものだ。良心的にこれは取扱われるものなりと、かように考えて、委員諸君は委員長に報告書作成を一任しておる。ところがあのような主観を交えた報告が行われるということになれば、わが党としても、将来委員長に報告書の作成を一任することができないというようなことが起り得る。報告書ができたら、一応理事会に諮つてもらいたいとか、委員会に諮つてもらいたいとか、当然将来提案せざるを得ない、こういうことになる。従つてこの前のああいう事柄についての問題で、本会議で物擾を起すということは運営上はなはだおもしろくないので、一応運営委員長の方から、十分に木村君に対して委員会の総意として戒告してもらいたい。ああいう主観を交えた報告はいけません。この点一応委員会の御了解を得たいと思います。

石田博英自由党

○石田(博)委員 ただいま土井君から御発言がありまして、私も報告を聞いておりましたが御意見、御発言の趣旨はもつともな点が多いと思います。委員長はあくまで公平な立場でやるべきだと思いますので、そういう点について、木村君個人の発言について私どもの主観的な判断を申し述べるのではありませんが、会議の円満な運営上、必ずしも完全なものであつたとは考えておりませんから、この点は今後の運営の円満を期する上において、議長並びに委員長において、適宜おはからい願うことに賛成をいたします。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 運営委員会の議決というような、むずかしいことでなく、委員長、議長に一つおまかせ願います。

土井直作日本社会党

○土井委員 今、石田君の言うような取扱いは、けつこうです。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 これはまた大きな問題ですが、皆さんの意見を聞いて御賛同を得たいことがある。それは実は北海道の道議会が決議をして、陳情並びに請願を出して来たのであります。ところが請願受付は、御承知のように期限が切れておりますが、問題が問題だけに、このまま受付けないというのもどうかと思うので、そこで御相談ですが、問題は千島列島所属に関する請願というのです。この請願の内容は、非常に隱して書いてあるので、当らずさわらずのものですが、北海道、千島列島を日本のものだという猛運動を道民がして、多額の醵金などをして、大運動を続けた問題です。それに講和條約がああ行つたから、ひとまず終止符を打つたという意味で、こういう運動の状態にあつたことを、将来に残しておきたい意味の請願なのであります。国会としても、千島の問題について意思表示をしてもらいたいという、非常に熱心な請願なんですけれども、もはや條約文があのような事態になつておる以上、国会で何かこの問題に対して決議をするというのも。穏当を欠くようなきらいがある。請願は、請願として受付ける期限内なら、当然受付けるべきであつたが、期限外である。しかし何か北海道人のみならず、全国民の希望のあるところを国会で表わしてやれば、この運動に終止符を打つことができる状態にあるのです。そこで私がお願いしたいのは、この請願は期限外ではあるが、期限をつけたのは、国会の便宜上やつたことであるから、この請願を受付けていただいて、しかも委員会でそれを採択せられるならば、この請願に関する限り、委員長が特別なはからいをもつて、本会議でこの請願の内容を説明してもらつて、その採択せられるまでの経過を報告してもらう。そうしてみんなが、本会議でも、これを他のものと分離して採択してもらうという方法をとつてもらえるならば、この際いくらか道民の千島問題に対する意欲ばかりでなく、これは永遠に切りのつかぬ問題であるかもしれぬが、ひとまずの段階はそこでつくと思いますので、そういう取扱いができないものか。もちろん前例としてはあるのです。請願を本会議で一つだけ別個にやつて採択したということは、私記憶に残つておりますから、そんな扱いをしてもらうわけにはいかぬでしようか、これはお願いであり、御相談でございます。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 請願が採択されると、政府はそれを実行しなければならない。実行する責任がある。従つて請願は非常に重要だというので、真劍に取扱われる必要がある。そうでないと請願が無意味だということが、今まで問題になつておる。ところが千島・棒太については、ヤルタの協定がありまして、(「それはこつちには関係がない」と呼ぶ者あり)ちよつと待つてください。発言中です。日本が知らなくても、国際的に決定されたことですから……。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 この請願はそんなことを言つておるのではなくて、ちよつと参考までに文章を読んでみますが、これなら一向さしつかえないと思う。   千島列島所属に関する請願   千島列島に対する日本の有して居つた一切の権利は、講和條約の効力発生によつて放棄せられることとなつたが、其の帰属は未だ定まつて居らない、而して将来における国際関係の変化は、千島列島を日本に帰属せしめることが相当であるとする場合もないとは限らない。かかる場合においては、千島列島を日本に帰属せしむることが日本並びに世界の為に幸福であることを確信する。よつて政府においては此の際何等かの有効適切な措置を講ぜられたいと言ふ考えは、一部少数者を除く全国民の切実な願いであると信ずる。依つて去る十月三十一日北海道議会の別紙決議に裁ついてこの請願をする。  こういうのです。     〔発言する者多し〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 発言を許しておりません。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 将来の国際情勢の変化によつては、ソビエトの政策が変更するか、日本がさらに実力で対抗できるよう場合があるか、いろいろ国際上の変化があるかもしれぬ、そういう場合には、これは本来日本のものだというとりきめにならないとも限らぬ。従つてそういう際も予想して、日本のものだと日本人が確信しておるということを、記録に残してもらいたい。それは国会を通じて残しておいてもらいたい。こういうのです。これに反対する者は一部の少数者で、少数者を除く一切は賛成だ。少数の人は反対があるかもしれないけれども、日本民族の大部分の人は、この状態を国会を通じて明らかにしておきたいというわけなんです。反対があつたつて、しかたがない。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 この問題については、三つあると思うのです。一つはわれわれがきめた請願提出期限超過の問題もう一つは、一般の請願と分離する問題、もう一つは本会議で討論をすることの問題、この三つがあるのですが、これに対して各党の意見を伺いたいのです。     〔林(百)委員発言を求む〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 林君の意見はわかつておりますが、なお追加することがあれば、簡單に結論だけおつしやつてください。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 これはヤルタ協定があつて(「そんなことは関係ない」と呼び、その他発言する者多し)発言中です。(発言する者多し)発言中です。黙つて聞いたらどうですか。     〔発言する者多し〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 靜粛にしてください。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 これは沖繩とか奄美大島とかいくらでもありますよ。国際情勢を云々すべきではない。     〔発言する者多し〕

土井直作日本社会党

○土井委員 この請願の問題について、委員長から三つに分離して御説明がありましたが、第一の問題で、期限の関係を別途に取扱うということは、これは仮定の上に立つて論議することは当を得ないことではあるかもしれませんが、本日の参議院の運営委員会などでも、会期延長の問題が論議されております。それで今の審議状況から見て、多少の期間の延長は免れがたいのではないか。従つて、請願の審議の期間がないから、請願受付を打切るということになつたのですが、審議期間が延長されるという面も、相当可能ではないかと思われる。もし可能でないという状態が生ずるならば、これは別個に取扱うということにしたいと思います。可能であれば、なるべく原則ははずしたくないという考えを持つております。

石田博英自由党

○石田(博)委員 ただいま椎熊君のお述べになつた趣旨は賛成であつて、異論がないことです。沖縄、奄美大島という問題は、また別個の議題なんです。ただいま奄美大島、沖繩を引合いに出すことは必要ないと思う。ただ私どもとしては、この問題を突然出されたので、土井君が会期の問題についておつしやいましたが、私どもとしては、まだ会期の問題にまで触れる時期ではないと思います。この議案自身にはいささかも異議ありませんが、ただこの取扱い方法について、ここでにわかに私どもとして御返事を申し上げる段階ではないと思いますから、今は椎熊君のお話を承りおきまして、その取扱いについては研究さしていただきたいと思います。

土井直作日本社会党

○土井委員 実は私の発言を、途中で委員長が切り上げられたものですからなんですが、仮定の上に立つて論議するわけには行きませんけれども、石田君が言われるように、自由党としては会期延長の問題を明確に決定しておるわけでもありませんし、議院運営委員会でこれが論議されておることを前提とするのではないのでありますが、時間的にはそういう問題を将来生ずることがあり得るということ、もしそれができなければ、今提案されておるこれについて、その取扱い方法を考える。どういうふうにしたら一番いいかということを一党で一応相談もしなければならぬと思いますので、会期の問題で不可能というときには、別個に取扱われても、さしつかえないではないかという意見を持つておるわけです。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 それはいちく会期等の関係もあるのでしようけれども、とりあえずこれは事務局の方に提出だけしておきます。受理ができるような状態であれば受理してもらう。本会議においては、特別の措置を講ずるということに、大多数が御賛成のようだから……。

石田博英自由党

○石田(博)委員 そこまでは申し上げておらない。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは、この問題は本日は決定を留保いたします。

小平忠農民協同党

○小平忠君 先ほど緊急質問の人事委員会のことですが…。

石田博英自由党

○石田(博)委員 それはもうきまつております。一事不再議です。

小平忠農民協同党

○小平忠君 討論をやめるならば、緊急質問をやるということですが、これはけつこうです。そのとき従来の原則ということをおつしやつた。これについて委員長にお伺いしたい。従来小会派において話合いをして、一名本会議において討論を許された。今回は社会党二十三控室もあり、院内交渉団体として第三倶楽部もある。合計しますと四十名になる。従来大体二十名で一人ということであつた、それにさらに二十名プラスされたのに、一名というのか。委員長の御返事を願いたい。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それは要するに、われわれの方は二百八十四名あつても討論は一名ということで、四十名を一応一団体として見れば、やはり一名ということなんです。

小平忠農民協同党

○小平忠君 委員長のただいまの御答弁を伺いまして、問題によつては、全部の小会派から一名ということでもけつこうでありますが、それを原則にきめて、いかなる問題でも一名ということはおきめにならないで、場合によつては二名とか、それ以上ということにしておいていただきたい。

石田博英自由党

○石田(博)委員 そういうことは、従来取扱つておりません。     〔赤松勇君発言を求む〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 赤松君は委員ですか。     〔赤松勇君「今、私の方はいないから、かわつたのです」と呼ぶ〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 赤松君、手続をしてください。発言を許しますから……。

赤松勇日本社会党(第二十三控室)

○赤松勇君 四十名の発言單位は二名ということに、一応慣例できまつておるのじやないですか。

福永健司自由党

○福永(健)委員 二十名以上に一人。

赤松勇日本社会党(第二十三控室)

○赤松勇君 本来言えば、一人はやれる。運営上二十名にして、スムースにやつて行こうじやないかということになつておる。従つて二十名が発言單位で、小会派としては四十名あれば、二人ということになるのじやないですか。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 赤松君に申し上げますが、今のルールをきめたのは、私がきめたのではない、みんなが寄つてそれがいいということできめたわけです。各派でまた別なことをきめれば、おのずから別問題です。

小平忠農民協同党

○小平忠君 私が先ほど申し上げましたのは、一応希望を申し上げたのです。しかしその点に関しては、前にもそれはそれでいいという発言もあつたようですし従つて事後の議事運営の円滑を期する意味で特に小会派の発言については、問題によつては二名まで許すという彈力性を持たせることを、この委員会で決定をしていただきたいと思います。

石田博英自由党

○石田(博)委員 それは賛成できません。理由は、今まで五年間、それでばかり議論して来たことであつて、すでに申し述べる必要はないから、理由は申し上げません。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 問題が起つておらないのに二人というような弾力性を持たせることは行き過ぎで、問題が起つたときに、その都度相談すればいい。平和條約の問題のときには、確かに全体にやらした。そういう問題が起つたときに、特例を認めたので、今そういうことにすることは原則を破ることになる。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 同じ議論をいつまでしてもしようがありませんから、今日はこのままにして、否決したのでも何でもない、ただ話が出たということにしておきます。

赤松勇日本社会党(第二十三控室)

○赤松勇君 きようは給與法案という重要な法案が出ておるので、どの会派だつて発言したいだろうと思う。そこで、どういう根拠から、緊急質問と反対討論と、どつちかやるということになつたか、そのこと自身については、ぼくは文句を言つているわけではない。ただ委員長の了解を得ておきたいのは、あの問題は一応決定されたが、緊急質問をやるか、あるいは法案に対する反対討論をやるか、そのいずれを選んでもいいことになるのだが、それは私の方で一ぺん相談して、どつちをやるかきめるから、その点は了解してほしい。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それは場内交渉でお願いいたします。

赤松勇日本社会党(第二十三控室)

○赤松勇君 ただ重要法案については、二名の発言を認めてもらいたい。

土井直作日本社会党

○土井委員 私はこういうごまかい問題を議論することはいやですが、きようは特に赤松君が出て、社会党第二十三控室というような形でおられるから、私自身の意に沿わない点もあるけれども、発言その他を認めておりますが、委員会の規律とか秩序とかいうものを維持するためには、委員として正式にかわつたときに発言をするということでなければいけない。委員外の発言は、明らかに委員長の許可を得てやるということが運営上の原則ですから、情実や因縁を入れるべき筋合いではないと思います。きようは私は情実で処理したのですが、そういうことはまずいと思いますから、今後は委員外の発言は、なるべく委員にかわつていただくようにお願いしたい。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 土井君のお話はごもつともです。ただ上林君がいなくなつたものですから。(「うしろにいるよ」と呼ぶ者あり。笑声)いるのですか。それは……。(笑声)上林君がいないと思つたものですから。その点は、今後注意いたします。  本会議は、二時十分でよろしゆうございますか。     〔「けつこうです」と呼ぶ者あり〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは二時十分にして、本日はこれにて散会いたします。     午後一時四十七分散会

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