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12回国会衆議院1951/11/13

議院運営委員会 第15号

発言数
123
登壇者
12
会派数
4
開催日
1951/11/13

会議録

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 大体各派がそろつたようですから、委員会を開くことにいたします。     —————————————

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 ちよつと皆さんに御同意を得たい問題があります。実は野党各派で相談して、緊急質問でもしようかということであつたのですが、事柄が事柄ですから、なるべくそういうことでなしに行きたいと思うのです。それはこういうことです。きのう京都大学に天皇陛下が行幸になつた際、自動車その他に非常な失礼な行動があつたということが新聞に報道されて、京都市民は非常に憤激しており、全国民は非常に心配しております。それでこの際緊急質問でなしに、文部大臣あたりから進んで本会議で発言を求めて、その経過、内容等を説明してもらいたい。もしよければ、本委員会から文部大臣に申し込んでいただきたいと思います。

石田博英自由党

○石田(博)委員 賛成です。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 今官房長官の方にも非公式に委員長から交渉いたしましたから、きよう間に合いますれば、そういうことにいたします。     —————————————

石田博英自由党

○石田(博)委員 それから大石ヨシエ君の事件があつたのですが、国会議員に対して少し不注意なことがあり過ぎると思うから、この委員会ででも、自発的に関係者に来てもらつて、事情を聽取したいと思います。

土井直作日本社会党

○土井委員 これは院内のできごとではないけれども、それに関係することだから、院内警察の小委員会でやつたらどうです。

石田博英自由党

○石田(博)委員 至急何かやらないといけないと思います。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 これはやはり議員の身分に関する問題ですから、石田君の意見のようにこの委員会でやられたらどうです。

石田博英自由党

○石田(博)委員 院内警察の小委員会で調べてもよいけれども、院内とも嚴格に言えないことでもあるし、むしろ問題の重点は、議員の身分というところにあると思うのです。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 一度議運を開いて、本人にも来てもらつて、そのときの事情を聽取したらどうです。そうして院内警察の小委員会に移す必要があるなら、移すということにきめたらどうです。

石田博英自由党

○石田(博)委員 どうも警察官の態度とか取扱いというものについて疑問がある。

土井直作日本社会党

○土井委員 院内のできごとではないけれども、やはりそれに関係する事柄だから、院内警察の小委員会で事情を聽取してそうしてこの委員会に報告するという方が、内容的にはいいんじやないかと思う。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは大石君の問題は、一応院内警察の小委員会で事情を聽取して、その結果を報告願つて、それに対して皆さんと協議して適当な処置をとるということに決定をいたします。     —————————————

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは本日の本会議の順序を一応事務総長から承ることにいたします。

大池眞事務総長

○大池事務総長 本日の本会議にお願い申し上げます議事日程について御説明申し上げます。  第一の行政機関職員定員法の一部を改正する法律案につきましては、お手元に質疑並びに討論の通告者の表がまわつておると思いますので、それをごらんを願いたいと思います。委員長の木村公平君が委員会の御報告をなさいまして、これに対して受田新吉君から委員長に対する質疑の申出がございます。討論については、反対の村瀬君、賛成の青木君、反対の松岡君、加藤君、岡田君、この五者から通告がございます。それから日程第二、第三、第四につきましては、この前の本会議で延期されたものでありまして、外務委員長が一括して御報告をされて、このうち二と三について反対討論として林百郎君、賛成討論として土井直作君の通告がございます。四の方は全会一致になつておりますから、採決は二つにわけてお願いいたします。それから日程第五、第六、第七の三件は、大蔵委員長夏堀源三郎君が御報告をされまして、五と六は共産党が反対、七は社会党二十三控室が反対だそうでありますから、起立採決を願います。  これで本日載つておりまする議事日程は終りますが、緊急上程として、今上つているもののうちで、特に一件だけお願い申し上げます。それは農林委員会の農林漁業組合再建整備法の一部を改正する法律案でありまして、これについて農林委員長から委員会報告をいたしたい、こういうことになつております。これについては全会一致か、反対があるか、まだわかりませんので、その状態によつて、反対があれば起立採決を願いたいと思います。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 内閣委員長に対する受田君の質問は、賛否の討論のある場合はいらないのではないですか。

土井直作日本社会党

○土井委員 これは討論があつても、質疑の必要がある場合においてはやるので、討論の有無ということはおのずから別個の問題なんです。実際上の問題としては、受田君としても、党としても、委員長のやつて来た経過的な内容について、質疑をぜひ試みなければならないという事情なんだから、一応お許しを願いたいと思います。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 委員長の報告に対する質問は、委員会の運営上に関することとか、報告内容が委員会の審議と反したり、虚偽あるいは不備の報告等があつたような場合にただすというのならば別だが、案の内容に関する質疑というのは受取りがたいわけです。

土井直作日本社会党

○土井委員 だから運営の経過並びに運営上のその他の問題について質疑したいというのであつて、案の内容については、おのずから別個の問題です。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 委員長報告に対する質疑というのは、これは今まで例のないことじやないが、たとえばせんだつての松澤兼人君の委員長に対する質問のごときは、あれはまつたく質問じやない。政府攻撃を盛んにやつて、最後のところで、このことについて委員長に質問をするといつたようなことで、ああいうようなことは悪例きわまることである。ああいうことをたびたびやられるということは、決していいことじやないと思う。政府に対する彈劾演説みたいなことをやつておる。きよう受田君は何を御質問になろうというのですか。

土井直作日本社会党

○土井委員 委員長の運営上の問題です。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 運営上のことは委員会で盛んにやつているのではないですか。受田君自身がずいぶんやつておつたようですよ。

土井直作日本社会党

○土井委員 やらせなかつたのです。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 多数でもつて、暴力をもつて質疑を制肘したりするようなことがあつたとすれば……。

土井直作日本社会党

○土井委員 倉石君の言うように、委員長の報告というような事柄について質疑をすることは、できるだけ避けなければならぬと思います。それから過般の松澤君の質疑に対しましても、結果的に見まするとどうも政府各大臣に質疑をしたような形に見えましたが、運営委員の立場である私としては、事前に、これはあくまで委員長の報告に対する質疑であるから、所管の大臣等についての質疑ということは困る、運営委員会でそういうことについて他日論議があつたときには立場上困るからというので、松澤君もその点を十分心得まして、そうして実際上の問題としては委員長に質問を最後にやつたわけです。それで、委員長の報告に対する質疑というものはできるだけ避けなければならないが、こういう質疑をしなければならない原因をつくり上げておるのは、委員会における多数が横暴して、審議その他について、非常に議員の審議権というものを抑圧する傾向がしばしばあるからです。特にこの委員会においてはそういう事態が生じておるのであつて、こういう審議の内容というものは、議会政治の上における大きな汚点である。これはぜひ是正しなければならない。また委員会あたりで反省を促してみたところで、どちらかといえば多数をもつて專制をしようとする意図を多分に有しておる与党諸君には、とうてい将来がえんずる気持も見えない、反省の実も上つておりません。そこで本会議におきまして、できるだけこれはやはり天下に知らしめて、要するに輿論に訴えて、そうして議会の正しい運営が可能なる方向に持つて行こうというための一つの指針としての質疑なんだから、これは議院運営としては許すべきである。実際は議会の運営が正しく行われるためには、多数は少数の意見を尊重しなければならぬ。ところが日本のやり方を見ると、いわゆる野党の意見を十分に聞くという態度をとらないで、野党の意見をなるべく封鎖するという与党の独善的な傾向がしばしばある。野党の意見というものを聞いて、それによつて自分たちの政治の動向、あるいは政策の内容なり、あるいは運営の内容というものをかえて行くというだけの寛容なる態度があつて、議会政治の妙味が発揮されると、こう私は思考する。賢明な倉石君もそういう点については同感だと思つておる。従つて委員長の報告に質疑をしなければならないような原因をまくということは、今後皆無にしてもらいたい。そういうことがなければ、われわれの方としても決して好んで委員長にこういうことを質問する必要も何もない。そういう意味から、質疑の内容はあくまで委員長の取扱い方に対する質問であつて、この前の松澤君の件については、多少非難のそしりがありますが、これは私は甘受いたしますから、そこで受田君の問題だけは、ぜひこれはやらしてもらわなければまずい。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 これは木村君が委員長をしておられる内閣委員会のことでありますが、土曜日に上げるということを内閣委員会では野党の諸君も同調されて、その前の日に、六つの委員会から連合審査を申し込まれたのです。そこで私どもも、そのときに連合審査ということで労働委員会から参加しておつたのでありますが、そのときの木村君のやり方は、つまり七つもあるので、内閣委員の方々に了解を得ておる通りに、明日は上げるんだから、今日はひとつ各委員会の持時間は一時間としましようということで、一時間あてがつた。それ以外にわたりそうになつたとき、木村君は、お約束が違うといつて制止しただけでありまして、土井先生は不幸にしてその委員会の議場に姿をお見せになりませんでしたけれども、私は当日終始そこにおつたので、木村君の運営方法に対する質疑ということならば、私はいくらでもお話することがあるのであります。こういうふうなことをおやりになつて、そうして先日の松澤君のようなことをされる惡例は困るのでして、この際運営委員会としては、土井さんのおつしやる通りに、フエヤプレーで行こうという趣旨はまことに同感でありますが、もう前回の失敗もありますから、今回は賛成できない。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 どうです土井君、大体結論がついたようですが、この問題は、このまま本人に聞かずにきめるわけにも行きますまいから、あとで互いに交渉してみて……。

小林運美国民民主党

○小林(運)委員 この問題は、ぼくもあそこにおつて知つておりますが、委員長が一時間ということで、みんなが約束したんじやないのです。自分で一人ぎめしたのです。ぼくが聞きに行つたら、そう言つた。おれが委員長権限でやつたと言う。あのやり方は実際まずいです。だから、これはやはり一応質疑をやつた方がいいと思う。

土井直作日本社会党

○土井委員 倉石君の言う意見も、ある意味においてわれわれはうなずく点がないわけじやないのです。ただ問題は、今倉石君自身のお話のうちにありましたように、六つの委員会から連合審査を申し込まれているのです。これは行政整理の問題がいかに重要であるかということでもあり、これに関連する七つの委員会というものがあつて、これらの連合審査に対して、わずかに各委員会一時間くらいの程度ということは、要するに少な過ぎるとぼくは思うのです。実際上はこういう問題は十分審議する時間を与えることが必要なのであつて、ことに今小林委員から言うように、委員長の独断によつて問題を処理するというようなこと、これははなはだ当を得ないし、またこの大きな問題について、総理大臣の出席を求めているけれども、総理大臣は出て来ない。一体行政整理の問題について、総理大臣に出てもらいたいというのは当然で、この大きな問題を処理するにあたつては、当然総理大臣が出て責任をとらなければならぬ。ところが委員長はこれを拒否しておる。委員長が委員の要求する事項を取次がないで、みずからこれを拒否するなんて、そんな権限はありませんよ。これを拒む委員長の態度というものは、明らかに運営上における大きな欠点です。こういうことを是正しないで、一体議会運営が完全にできますか。たとえば議院運営の委員諸君が、総理大臣なら総理大臣を呼んでもらいたい、しかも重大なる質疑があるという場合に、委員長の小澤さんが、そんなものは必要ありませんと言う権限がありますか。ないはずである。いわんや行政整理という問題は、これは国民全体に非常な影響を及ぼす重要な問題である。しかも六つの委員会から連合審査を申し込んで、全責任を負わなければならぬ総理の出席を求めているのに、委員長の権限だけで拒否するというのは、委員会運営の邪道だ。議会政治の大欠陷だと思う。これに対して委員長報告に質疑をさせないということはいかぬと思う。この間の松澤君の問題については、私も率直に、多少の責を免れない点があると思います。しかしきようはぜひやらしてもらわなければ困る。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 なかなか聞いていると、もつともと思う節が多いので、この間の松澤君のはやはり行き過ぎの点があつたと思うが、今日はとにかく出ておるんだから、これをやらして、範囲を越えたような、案の内容の批判とか、政府に対して質問とかいうことにわたつたならば、遠慮なく議長から注意してもらうこととして、許したらどうです。

土井直作日本社会党

○土井委員 それはけつこうです。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 とりあえず、内閣委員長の運営方に対する範囲内の簡單なる質問なら、許したらどうです。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 そうすると、伺いますが、要点は、時間の制限をしたことが一つ、それから総理大臣の出席を要求したことを、委員長が委員会にはからずに拒否した、その二点ですね。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 要するに、全体的に不公平だつた、木村公平君が不公平だつたということです。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 私は決して妥協を拒絶するものじやないのですけれども、木村君のために弁じなければならぬと思うのは、連合審査を申し入れた各委員長に対して、木村君は、実は九つも来ておるのを六つに遠慮してもらつたんだ、だから、夜おそくもなるし、お互いだから、一時間でどうだというので、各委員長にお話があつた。われわれ労働委員会の例を言えば、あるいは大勢過ぎるから拒否されるかもしれないが、拒否されたら拒否されたでいいから、一応申し込んでくれという話だつたから申し込んだ。ところが、一時間にしようということだがということで、了解を得てやつておるので、木村君がこの点を横暴に、かつてにきめたということは間違いでありますから、その点は釈明しておきます。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 そういう点も、質疑のときに明らかにしたらいいでしよう。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 そこで土井さんも、この間の松澤君の質疑は非常なる間違いであつて、遺憾だということを認められたのでありますから、今日のところは、椎熊君の申されたように、限定して許すことにして、将来はなるべくこういうことはやらないようにしたいと思います。

土井直作日本社会党

○土井委員 要するに、委員会においてそういう原因を起さぬようにしてもらいたいのです。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 時間も五分間……。

土井直作日本社会党

○土井委員 できるだけ短かくやります。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それではただいまの問題は、今倉石君から話されましたように、大体五分間という程度で許すことにいたします。

土井直作日本社会党

○土井委員 私の方の討論の松岡さんは、場合によつてかわるかもしれませんが、それは議場内で御連絡を申し上げますから、御了解を願つておきます。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 なお討論は、いずれも従来通り十分以内といたします。  それから、先ほどの文部大臣の議場への報告の問題ですが、今劍木官房副長官を呼んで聞きましたところが、まだ報告が詳細に入つておらぬそうであります。しかしこれから調べてみて、でき得ますればそういうふうにとりはからいますと言いますから、今後の問題はどうぞ私に御一任願いたいと思います。今日間に合わなければ、この次にすることにいたします。     —————————————

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは決議案の問題を御協議願います。一応事務総長から御報告を願います。

大池眞事務総長

○大池事務総長 決議案は、大体事柄としては三件出ておりまして、国民健康保險強化に関する決議案、これは各党御一致になつてできているように聞いております。それからルース台風の災害対策の決議案、これは自由党の方の上林山榮吉君外二百四十五名からも提出され、民主党の床次徳二君外六十名からも提出されておりますが、内容的には違つたようなところもないようでございます。それから四件目が、共産党の井之口政雄君外二十一名から出ておりますもので、石油等の統制廃止反対に関する決議案、これだけが出ております。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 国民健康保險強化に関する決議案は、野党も与党も相談の上一致したのでございまして、与党の亘君から提案理由の説明があり、野党側は、わが党の金子君からそれに対する賛成の討論をいたします。その他にも社会党両派から賛成討論をしたいということもありますけれども、二十三控室の方が出るということになると、またいろいろ問題が出て参りますし、社会党の一方だけやるということも他の会派が困るらしいので、御遠慮願つて、野党全体を代表してわが党が賛成演説をする、そういうことにおきめ願いたいと思います。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 これは、あさつてにしたのではなかつたのですか。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 いや、そんなことはない。きようです。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 私の方だけは別にしてくださつたのですか。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 共産党を除く野党という意味でしよう。

梨木作次郎日本共産党

○梨木委員 共産党も代表するのですか。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 君らは沈黙を守つておる。

土井直作日本社会党

○土井委員 共産党がやるということになれば、社会党もやらなければならぬ。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 共産党を除くとか入れるとか言わずに、野党代表と言えばよいじやないですか。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 それでは共産党を除くという文字を入れずに、野党代表として討論する。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは、ただいまの決議案は、本日上程することにいたしまして、提案趣旨は自由党、それから野党を代表して民主党の金子君が賛成討論をする。そうして時間は例によつて十分以内ということにいたします。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 ルース台風の方の決議案はどうなるのですか。

石田博英自由党

○石田(博)委員 これは両方とも同じ趣旨のものが出ておりますから、一本にしていただきたい。それからもう一つは、七月台風の災害復旧に対しても、なおまだ十分でないので、七月台風も含めて、文案等も練り直して、いわゆる災害対策に関する決議案ということにしてあさつてやる。その二点で協調してもらいたい。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 その提案者は、全会一致なら、全部にしなければならぬ。

石田博英自由党

○石田(博)委員 そうです。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 提案趣旨は自由党か述べて、野党から賛成討論をしてもらうということにして、この問題は十五日の本会議に讓ります。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 石油の問題は重要ですから、ぜひやらしてもらいたい。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 これは共産党だけで、各派一致でないから、委員会で願いたい。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 それでは留保にしておいてください。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは共産党提出の石油等の統制廃止反対に関する決議案は、本日は決定を留保いたします。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 われわれ野党のほうでは、ただいまオーケーをとりに行つているのですが、産米供出促進に関する決議案というものを今日手続中なんです。もしそれが本会議開会までにオーケーが来たら、緊急上程をしてもらいたい。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 あさつて相談しようじやないですか。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 これは今ちようど知事会議で問題になつているから……。

石田博英自由党

○石田(博)委員 いや、内容の問題ですよ。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 要は、知事や農業関係者が政府に主張しているような、ああいう意見をわれわれの方は支持しているのです。そういうことを取入れて、政府は供米を確保するようにしてもらいたい、そうでないと主食の配給というものに不安がある、そういうことなんです。あなた方の方も決して反対なことではないと思うし、実質的に非常に重要な問題です。

石田博英自由党

○石田(博)委員 内容を見なければわかりませんので……。

土井直作日本社会党

○土井委員 それは出て来てからにしようじやないですか。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは、その問題はまだ出ていないのですから、出ましてからさらに運営委員会を開き、あるいはきようやるとか、やらぬとかいうことをきめることにいたします。     —————————————

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 次に、緊急質問を議題に供します。

大池眞事務総長

○大池事務総長 緊急質問は、ただいま出ております分をお手元に差上げてございますが、それについて順次おきめを願いたいと思います。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 緊急質問が十二件ほどございますが、まず第一の方から議題にします。国会議員の公職追放に関する緊急質問、林百郎君提出。

梨木作次郎日本共産党

○梨木委員 これは御承知のように、わが党の議員河田賢治君外二名、それから参議院議員の細川嘉六君、この四名が、九月の六日、あるいは十日付で追放の処分をされておるのでありますが、私どもその後いろいろ政府関係にも当りまして調査したところによりますと、これは日本共産党の臨時中央指導部員であるということで追放に付されたということになつておるのであります。ところが検察庁の捜査によつて、さような事実を裏づける証拠がないということで、釈放になつておるのであります。同じ事実に基いて追放処分に付しておきながら、追放処分の方は依然としてそのままになつておるという状態であります。そういう間違つた事実に基いて追放した場合に、これを救済する方法というものは、聞くところによると全然今ないのであります。吉田総理の一存によつて、これは間違つておつたということで取消しにすればいざ知らず、法的には救済の方法というのはないことになつております。こういうことでは、国会議員の身分というものが、政府の一存によつて、いつでも追放に付されるような危險な状態に置かれることに相成るのであります。そこで、もう調査によつて大体はつきりしておるのでありますから。さような公職追放の処分に付した根拠となつている事実がないことが明白な今日におきまして、これはどうしても取消してもらわなければならぬ、かように考えておるのであります。これが取消されないということになりますならば、国会議員の身分の保障というものは、今日におきましては全然ないと言つてもさしつかえないと思うのであります。そういうわけでありますから、ぜひともこの点について総理の見解を聞いておきたいと思うのでありまして、ひとつ許してもらいたいと思います。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 この問題は、先般来法務委員会で非常な問題になつております。非常に深い議論が闘わされて、政府側も相当な答弁をしているはずです。特に重ねて本会議で質疑をする必要はないと私は思います。

石田博英自由党

○石田(博)委員 今椎熊君の言われた理由と、もう一つは、この問題が起つてから、吉田総理の発言に対する質疑の機会があり、ついで大蔵大臣の発言に対する質疑の機会があつたので、そのときに十分本会議において問いただす機会があつたわけであります。さらに、その際に出ました緊急質問の取扱いのときにも、その機会よりもあとに起つた問題に対する緊急質問ということは、これは別であるが、そういう機会がある以前に起つた緊急質問というものは、緊急とは認めがたいという話合いがここで行われたわけであります。そういう例からも、私どもといたしましては、やはり今回本会議で取扱うことには反対をいたします。

梨木作次郎日本共産党

○梨木委員 これは、こういうことになつておるのです。実は九月の六日に参議院におきまして、公職追放の理由について質問を試みておるのであります。ところが、それに対して法務総裁ば、吉橋特審局次長をして説明さしておる。これは日本共産党の臨時中央指導部員であるということで、これこれこういう文書を発行するについて共同謀議をした、こういうことが理由になつておるのだ、こういう説明をした。ところが過般の衆議院の法務委員会におきまして、私がもう一ぺん聞いたところが、法務総裁は、この段階では公職追放の理由を説明すべき段階じやないと言つて断つておるのです。1そこで、あなた断るけれども、それでは九月の六日に説明さしておるではないか、これはどうなんだ、こう聞いたところが、いやそれは間違いでございます、こういうことを答えておる。そうして、どうしても公職追放の理由については説明しませんと言うて断つておる。だから、これは新しい事態ができて来ておりますので、どうしても本会議におきまして総理の見解を聞かなければならぬ。公職追放の理由の根拠を説明しないと言つておる。これは非常に不都合だと思うのです。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 椎熊君の意見もあるが、この前法務委員会で十分検討しろということで、法務委員会でやつたわけなんです。ところが法務委員会での法務総裁の答弁は、参議院とまつたく食い違つておる。しかも今までの追放というのは、具体的に最高司令官から、これとこれとこれを追放しろという指令が来て追放されておる、ところが今度の追放は、特審局の認定だけで追放されておるんだから、これは共産党ということから離れて、一体何万人という人から公選された議員が、特審局の認定だけで何の理由もなく追放されるということは、重大な問題だと思う。

菅家喜六自由党

○菅家委員 それは共産党の党内事情だから……。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 共産党だけの問題じやないじやないか。特審局からにらまれれば追放されるということは、国会全体としても取扱わなければならぬ問題です。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 この問題は、あなたのおつしやる通り、議員の身分に関する問題で、重要な問題です。従つて委員会で詳細に納得の行くように質問なすつて、どうしても納得できなければ……。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 それでは、この次に資料を出しますよ。  そうすると、はつきりしないのですが、これはきようは留保して、委員会の質疑の模様や、その後また十分でないという事態が起きたら、許していただけるのですか。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 そのときには、また皆様の意見を聞いて……。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 それでは私たちまた法務委員会の模様を報告しますから……。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 次は、第二の日、米、加漁業協定に関する緊急質問。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 日、米、加漁業協定に関する緊急協定に関する緊急質問はやらないことになつたんでしよう。第三の第七次造船政策に関する緊急質問も、これは済んでしまつたことだからやめよう。第四の中小企業も必要なし。五、六の炭労ストの問題は解決済み。七の社会保險の危機に関する緊急質問は、この前お医者さんがやめたりしたことがあつたから、どうかと思つておつたが、決議案が出たから、これも必要なし。八の炭労ストは解決済み。九の専売裁定は、目下やつているから必要なし。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 專売は保留しておいて下さい。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 それじや、これは保留でもよい。

土井直作日本社会党

○土井委員 七はやらしてもらわなければならぬ。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 決議案が出て、目的を達したから必要なし。

土井直作日本社会党

○土井委員 それは要するに君の意見として聞いておくわけだ。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 第十は、日本労働組合総評議会の発した非常事態宣言に関する緊急質問ですが、これは目下労働委員会でやつておるんだから……。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 これはひとつ生かしてもらいたい。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 これは労働委員会で今やつておる。非常事態といつても、十日も前の話だ。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 講和條約にも関係しておるし、けさあたり政府側の意見も新聞を通じて出たりしておるから……

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは決定だけ保留しておいて、この次あたりの問題にしましよう。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 第十一のルース台風の問題は解決済み。十二の本年度産米供出の問題は、先ほどの決議案にひつかかつて来ているから……。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 それに対する討論ができればよい。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 十一までは解決済みだ。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 それはあまりひどすぎる。十二もあるのに、三つだけ留保しておくというようなことはない。十のやつなんか、重大なことだから、これ一つでもきようやらしてもらいたい。

土井直作日本社会党

○土井委員 これはひとつ全部次会にするということにしましよう。

石田博英自由党

○石田(博)委員 保留にしましよう。

松井政吉日本社会党

○松井(政)委員 全部保留ですね。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 全部保留にします。     —————————————

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 先ほど説明しました産米供出促進に関する決議案のオーケーが来ましたので、これをちよつと議題にしてもらいたいと思います。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは、その問題を議題にいたします。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 これは各党とも大体御賛成願えると思いますが、決議案の主文を朗読してみます。   政府はすみやかに全国民の要望にこたえ、昭和二十六年度産米の供出に遺憾なきを期すべきである。  右決議する。  これだけのことです。各派共同提案にしてもらえばけつこうです。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 これは重大な問題でありますし、今初めて承つたので、党に帰りまして相談をして、次会に御返事を申し上げます。

土井直作日本社会党

○土井委員 産米を確保しろというのだがら、場内交渉でやろうじやないですか。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 相当大問題だから、一ぺん相談して……。

土井直作日本社会党

○土井委員 相談する時間はよいけれども、これは一般常識論でね。

石田博英自由党

○石田(博)委員 常識論なら、わざわざ言うことはないじやないですか。

土井直作日本社会党

○土井委員 だから議場内で交渉しよう。この程度のことなら、共同提案できようできるでしよう。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 そうなれば、こつちは趣旨弁明をしなければならぬ。

土井直作日本社会党

○土井委員 それはやつてください。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 なかなかそうすぐには準備ができない。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それではこの問題は、自由党の方で党の機関に諮らなければならないということでありますから、その機関にかける手続が、もし本日上程にふさわしい時間までにできますれば、運営委員会を開いてやることにいたしますが、もしできなかつたら、この次にいたします。

川崎秀二国民民主党

○川崎(秀)委員 なるべくすみやかにやられるように要望しておきます。

石田博英自由党

○石田(博)委員 あとう限りすみやかにやります。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 そうすると本日の本会議の開会は一時半として、これで本委員会は散会いたします。     午後零時五十分散会

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