議院運営委員会 第13号
- 発言数
- 119 件
- 登壇者
- 12 名
- 会派数
- 6
- 開催日
- 1951/11/08
会議録
○小澤委員長 たいへんお待たせいたしました。これより議院運営委員会を開くことにいたします。 最初に院内団体結成届出の件を議題に供します。内容は事務総長から御報告願います。
○大池事務総長 御報告申し上げます。無所属に十一名おつたわけでありますが、その十一名の中で、尾崎さんと石田一松君と園田直君と小林信一君の四名を除きまして、あとの残り七名で第三倶楽部という院内団体を結成いたしまして、届出が本日ありました。代表者は世耕弘一君であります。その氏名を申し上げますと、世耕弘一君、浦口鉄男君、中野四郎君、足立梅市君、玉井祐吉君、松谷天光光君、田中堯平君、以上の七名で第三倶楽部という院内団体を結成いたしたいという届出であります。右御報告申し上げます。
○小澤委員長 それでは、本問題はただいまの御報告の通り、承認するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 御異議がありませんから、承認することに決定いたします。 ―――――――――――――
○小澤委員長 次に決議案の取扱いについて、御協議願います。先般問題になりました地方財政平衡交付金増額に関する決議案、これは同じ趣旨のものが他に二件ございますので、一括して御協議願います。内容は事務総長から御説明願います。
○大池事務総長 ただいま出ております決議案は、お手元に一応印刷物を差上げてございますが、地方財政平衡交付金増額に関する決議案として、三件出ておるわけです。
○石田(博)委員 印刷物の中で、第三番目の地方財政平衡交付金増額に関する決議案の提出者の名前が抜けておりますが……。
○小澤委員長 これは石田博英君外二百六十三名の自由党提出ですから、それを括弧の中に御記入願います。
○椎熊委員 同じ趣旨の決議案が三本出ておるようですが、わが党から出しております藤田義光君外八名提出のものは、前回の議院運営委員会ですでに上程を決定しておる。これは動かすことができないものである。その他は内容の同じものですから、これに併合して、これ一本で本日上定することに願いたい。
○石田(博)委員 私はその節ちよつと遅れて参つたので、御議論の全体は聞いていないのであります。しかし聞いていないからといつて、議論を否定するわけではありませんが、私が承つたところによりますと、藤田義光君外八名提出にかかろ決議案は、本日までの間に私どもの自由党の方でも態度を研究いたしまして、意見の一致を見た場合においては、本日上程することにお約束したように承つたのであります。
○椎熊委員 そうではなく、文案において意見が一致した場合は、全会一致の決議案にしよう、共同提案にしようということを、ことに山口さんもおられるが、山口さんみずから出で確認されたことになつておる。ところがここに出ておる自由党の決議案の案文というものは、決議案の体をなしていない。もはや予算が本日にも衆議院を通過するという段階に至つておるのに、政府は何の答もない。国会が権威を持つて議決するのに、善処せられたいでは、善処しておりますという答弁があるにきまつておる。そんなことを決議したつて、痛くもかゆくもない。私どもは地方の財政を救うために、地方財政平衡交付金を増額してやるという内評について、政府の反省を求めるための決議案を出すのですから、善処してくれというだけでは、善処したと言いますよ。
○倉石委員 これは将来のことですから……。
○石田(博)委員 過去の問題を言つておるのじやないわけです。
○椎熊委員 この自由党の善処せられたいというのでは、まつたく痛くもかゆくもない、意味のないことでありますので、その字句の修正には応じがたい。われわれの出しておる決議案を原則として、たとえば吉田内閣云々というところを消すというならば、御相談にも応じられる
○石田(博)委員 これはまとまらないならば、委員会まわしに願いたい。
○土井委員 ただいま椎熊君から御意見もありましたが、この前の委員会において話をいたしました問題は、要するに従来の決議案というものは、でき得るだけ、共同提案にすべくお互いが努力しようという意味合いが含まれておつて、自由党の方としては、その問題に対して十分党議の決定がしておらないから、一応党議決定をするからということで留保せられました。しかしながら、大体において藤田義光君外八名の出しておるこの決議案文が、文章的に見ても整つておるということは当然です。その場合に、あなたの方で、聞いてもらわなければならぬこともあるかもしれないということは、それはもとよりわれわれも承知しておる。だからそういう問題について、文章上の訂正とか、修正とかいう事柄については、相談に応ずる用意が十分にあるが、町方財政平衡交付金の決議案をきよう上程することについては、大体了解してよかろうということになつておつたのであります。
○石田(博)委員 大体ですね。
○土井委員 大体でも、国会対策委員長が出て決定したのは、非常に権威のあるものとわれわれは考えておる。そこで問題は、この字句の問題についてお互いに折衝することが、可能か可能でないかという議論になるのであつて、上程することはすでに決定しておる。その前回の委員会で一致しておることを、次の委員会でひつくり返したりするようなことでは、権威がなくなつて来る。従つてこれは文章上の問題について論議すればいい。
○石田(博)委員 自由党といたしましても、前回の議院運営委員会に提出せられました地方財政平衡交付金増額に関する決議案につきまして、その目的とする趣旨についてわれわれは反対をするものではないのであります。ただ国会の立場において、この案文について種々検討いたしました結果、吉田内閣は云々というところは、ただいま椎熊君からおつしやつた通り、共同提案の場合はお削りになるという話でありますから、これは問題ないと思いますが、その次の、地方財政委員会の意見を、そのまま国会が承認しなければならないという文章は、国会自身が地方財政委員会の決定に拘束せられることになつて、地方財政委員会が国会の上位に位することになる。国会としては、国会独自の立場においてやらなければならない。審議すべきことが当然である。地方財政委員会の決定は、われわれの参考意見にするにとどまるのである。そのまま認めるかどうかは、これからの審議によつて決定することです。私どもの党の立場といたしましては、地方財政委員会の決議に国会が審議を加えないで決定することは、それみずから権威がなくなることですから、われわれとしては、「地方財政委員会の意見を尊重し配分基準並びに所要総額等について検討を加え善処せられたい」ということにしたわけであります。さらに藤田義光君提出の決議案文の中には、「地方公務員の給與ベース改訂に伴う財源を確保するため」となつており、地方公務員の給與ベース改定に増額の重点が置かれておる。しかし地方財政平衡交付金は、その一点に限局すべきものではないと思います。それだけでは賛成できないのであります。従つてわれわれとしては、藤田義光君外八名提出の決議案文に訂正を加えまして、「地方財政の現状にかんがみ地方財政委員の意見を尊重し配分基準並びに所要総額等について検討を加え善処せられたい。」という決議案文に直したのであります。従つて皆さんにおいては、愼重審議の上わが党の提案に御賛成をお願い申し上げます。
○小澤委員長 この問題は、なお、懇談の余地もあると思いますから、一番あとまわしにして、他の問題について御協議願います。 ―――――――――――――
○小澤委員長 不信任決議案が出ておりますから、その内容について事務総長から御説明願います。
○大池事務総長 不信任の決議案は、今お手元には、共産党の井之口政雄君外二十一名から出ております根本農林大臣不信任決議案と、竹山祐太郎君外百十七名から出ております池田大蔵大臣不信任決議案、根本農林大臣不信任決議案の三つが出ております。本日共産党の方から、さらに大蔵大臣の不信任決議案も出て参りました。それは印刷が間に合いませんので、お手元には配つてございませんが、ちよつと申し上げます。 池田大蔵大臣不信任決議案 衆議院は、大蔵大臣池田勇人君を信任せず。 右決議する。 理 由 池田大蔵大臣は就任以来予算の編成に当り自主性を失つておる。而も国民には耐え難い膨大な財政負担を負はせ、このため国民の生活は全く破壊されようとしておる。今回の主食統制撤廃問題の失態は、その端的も現れである。更に池田大蔵大臣は日米経済協力の名の下に中国貿易を禁止し、日本の経済をあげてアメリカ軍拡経済の下請けとなし、一切の平和産業はこのため全く崩壊に瀕し、貧富の差は益々激化しつつある。 かかる軍事的警察的財政経済のギセイの下に、今や国土は荒廃し、地方財政は全く混乱に陥つている。 我々はかかる売国的経済政策を強行せんとする無責任極る大蔵大臣の存在をこれ以上一日も許すことは出来ない。 よつて衆議院は、大蔵大臣池田勇人君の退陣を要求する。 こういう理由をつけて提出に相なつております。一応御報告申し上げます。
○小澤委員長 今出ております不信任案を全部一括して議題にいたします。
○椎熊委員 竹山君から、池田大蔵大臣、根本農林大臣の不信任決議案が二本になつて出ておりますが、これは一本でもよろしゆうございます。一括してけつこうです。それが認められれば、野党としてはそれだけでけつこうで、他の会派から出ておるのはひつ込めてよろしい。(笑声)
○林(百)委員 ぼくの方は椎熊君に頼んでいない。(笑声)
○小澤委員長 椎熊君のただいまの発言は、野党を代表してのお話のようであります。椎熊君から御発言の通り、根本農林大臣と池田大蔵大臣に対する不信任決議案を一本にして、直すことに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○椎熊委員 ちよつと、技術的にはどうなんですか。
○大池事務総長 これは文章をちよつと直していただければ、一本になります。
○林(百)委員 私の方の提出の決議案は、それが一本になつた場合に、討論に参画できるならば、出す必要はないのですが……。
○椎熊委員 それは当然できます。
○小澤委員長 それでは別に反対がないようですから、一本にすることにいたします。 そうすると、野党の方に伺いますが、一本になつた不信任案の提案趣旨弁明はどなたがなさいますか。
○椎熊委員 趣旨弁明は竹山祐太郎君です。
○小澤委員長 それから討論はだれとだれですか。
○椎熊委員 賛成討論はわが党はやりません。社会党、共産党、小会派です。
○倉石委員 小会派は、社会党二十三控室も一緒になつて、一人ですね。
○土井委員 わが党は井上良二君がやります。
○田中(織)委員 二十名單位で、小会派から二人出すということですね。二十名單位を尊重するということでやつて来ておるから……。
○土井委員 それは、それでいいですよ。前例をくつがえす必要はない、二十名というのは……。
○倉石委員 それは組織された二十名ということで、ばらばらになつた二十名ではない。
○佐々木(秀)委員 二十名というのは認めますが、それは組織された団体として届出したものをいうわけで、ばらばらになつたのが四十名になつたから、二名やろということは、運営上非常に困難を来すと思う。そこははつきりしてもらいたい。
○田中(織)委員 これはいろいろいきさつがあつたが、現実的か解決方法としては、小会派の方も一緒になつて、二十名あれば一つの発言單位と認めるという、歴史的なルールによつてできておる問題です。ですから、ここで小会派の方は、われわれの方と第三倶楽部の間にも当然話をつけてありますので、全部合せると五十名にもなるわけです。それだから二十名の発言單位としても二人は出せる。その意味ですから……。
○佐々木(秀)委員 従来あなた方の方は、全部まとまつて、二十名で一本という取扱いをしていたのです。こういうように二つにわかれて、処置していたのではない。やはり組織された交渉団体のもとに、われわれは交渉団体相対の態度できめなくちやならない。御都合主義に、四十名おるから、五十名おるからというので、そのときの都合によつてかわるということは、われわれは賛成できない。
○石田(博)委員 それはあくまで一つの団体として二十名以上なわけです。
○田中(織)委員 二十名の発言單位というものは、何も衆議院規則にあるわけでも何でもない。従来の慣例に従つて取扱つて来ておるのです。この前両條約に対する反対討論のときにも、そういう意味で二名認めておるのですから……。
○石田(博)委員 あれは特例です。
○小澤委員長 それでは少し整理して行きましよう。民主党が提案趣旨弁明をすることはいいですね。 〔「けつこうです」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それから社会党の井上良二君が、賛成討論することもいいですね。 〔「けつこうです」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 共産党の方はだれですか。
○林(百)委員 横田君……。
○小澤委員長 そうすると民主党が提案趣旨弁明、社会党、共産党が賛成討論、そこまできまりました。
○椎熊委員 残余は、場内交渉でどうですか。
○佐々木(秀)委員 ちよつと言つておきますが、二十名で一人という考え方がおかしいのです。二十名で一人という考え方なら、民主党は三人出るわけです。そうでなくて、二十名以上の交渉団体である場合に一人ということになつておる。そうでないと、自由党は二百八十四名もおるから、そうすると十何名も出ることになる。民主党も三人出る。そういう考え方になるが、それは根底から間違いであるというのです。
○田中(織)委員 二十名に足りない小会派が四つも五つもできておるという現実の上に立つて、二十名單位のことを考えたわけで、何も多く出そうというわけではない。
○石田(博)委員 少し誤解があるようです。平和両條約のときには、社会党が分裂をしたので、そのときに社会党の左派の諸君がその問題で発言権をつかめないことはぐあいが悪いから、こういうようにすればいいという便法解釈ができるのではないかという特例で、私どもはお扱いをしたのです。四十名が一つの団体になつている以上は、その代表は一人であるべきであつて、この一人をどう扱われるかということなら、私の方では別に申し上げません。私どもは四十名を一つの交渉団体としてお扱いしておるわけです。それでなくて、二十名と二十名というように、二つにわかれて交渉団体ができ、あなた方が行動せられるならば、おのおの一人ずつでけつこうでありますけれども、全部一まとめになつてという場合は、われわれは一人と考えるほかないのです。誤解の上の御議論をなさつておるように思うので、これ以上同じ議論を繰返してもしようがない。
○田中(織)委員 その点は、今までのいきさつもあると思うのですが、私の方は十六名です。二十名を交渉団体と認めるとしても、私の方は四名足りないわけです。その他の会派は二十数名になるわけです。そこでこの前のときも、二十名に満たない小会派は一名ということであつたのです。私の方では十六名で足りないから、小会派に仲間入りするわけですが、その意味で、十六名というものを基本にして一人認めていただく。平和條約のときには、特別の事情があつたことは確かでありますけれども、それを認めてもらつたのです。十六名という基本数のあることを認めてもらつて、小会派の一名と二名ぜひ出してもらいたいと思う。
○石田(博)委員 同じ議論を何回繰返してもむだです。私どもは、これ以上のことは、なんぼおつしやつても申しません。きようは予算についても討論があることでありますし、現実的にあなたの方で処理ができるはずです。 なお田中君から、十六名を一つのかたまりに認めてくれないかというお話が出ておりますが、それをここで唐突に御議論をお出しになつても、きようそれを処理するわけには参らない。従つてわれわれとしては、きようは今まで通りの考え方で行かなければしようがないと思うので、その考え方に従つてやりましよう。この理由については、今まで数年にわたつて申し上げておるのであつて、私どもはこれは妥協ができない。従つて議事の進行を願います。
○田中(織)委員 この前の先例もあることですから……。
○石田(博)委員 先例ということは、それは特例で、それを言われるなら、そういう、取扱いは一切やりません。
○小澤委員長 石田君の発言も、この次のことであればともかく、というようなことも言つておるのだから、きようは今まで通りで、民主党が提案の趣旨弁明、自由党が反対、それから社会党、共産党、小会派一人ということに決定いたします。討論はいずれも十分間、提案者の趣旨弁明はできるだけ簡單にお願いしたい、そういうように決定いたします。 ―――――――――――――
○小澤委員長 次に本日の議事でございますが、予算案が委員会を通過いたしたようでありますから、この問題について、事務総長から御報告願います。
○土井委員 議事進行について――予算が出ておりますが、地方財政平衡交付金の問題を先にやつたらどうですか。
○小澤委員長 順序はあとで御相談申し上げます。
○大池事務総長 予算案については、お手元に発言通告の印刷物がお配りしてありますが、まず予算委員長の御報告がありまして、その報告に対して、松澤兼人君が質疑をいたしたいという発言通告がございます。その質疑が許されることになるとすれば、それから討論に入るわけでありますが、討論は反対討論が井出一太郎君、川島金次君、風早八十二君、成田知巳君、それから労農党の石野久男君から発言通告が来ております。賛成の方は宮幡靖君、それだけ来ております。従つてただいまのお話の通り、小会派はどちらかでまとめていただいて、一名ということに整理願いたいのですが。
○佐々木(秀)委員 ただいまの事務総長の報告によりますと、討論者のことですが、先ほど申しました通り、共産党までの発言は当然あるだろうと思いますが、小会派の方は、まとめて一人ということにお願いするわけです。
○岡田春夫君 これは條約のときの前例を言うわけではないが、大体重要な法案は二名という建前で今まで来ておる。慣例になつておる。(「そんなことはない」「そんな慣例はない」「議論する必要なし」と呼ぶ者あり)ということで、ぜひ二名にしてもらいたい。不信任案の方では讓つておるのだから。
○佐々木(秀)委員 これ以上議論はしませんが、今岡田君の言つた二名というのはわれわれは賛成いたしません。この前の特殊の扱いを例に出されましたが、あれはあくまで特殊の場合であつて、それ以外のことは基本方針通りやつていただきたい。
○林(百)委員 予算案はことに重要な議案であるし、議員の発言を制限するということは、議員の生命を奪うことと同じだから、この前の不信任案では讓つてあることだし、許したらどうですか。 〔「原則通り」「議論の余地なし」と呼ぶ者あり〕
○岡田春夫君 佐々木君にも聞いてもらいたいが、この前の緊急的なものでも、小会派は自発的に二名出しておらない。自発的に一名にしておるのだから、こういう重要な法案だけは二名やらしてもらいたい。 〔「議論の余地、なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 そうしますと、松井君に伺いますが、あなたの方から質疑が出ておるわけですが、これはだれに対する質疑ですか。
○松井(政)委員 御承知のように、予算委員会は昨日あのような状態で進められておるわけです。その間に委員長不信任案等が出ておる。その委員長が御報告なさるので、主として、予算委員会の審議の過程において現われた委員長の扱い方に対する質疑が基礎となるわけです。それをめぐつて、多少従来の慣例にも触れて……。
○佐々木(秀)委員 それは委員長に対する質疑ですね。
○松井(政)委員 そうです。
○小澤委員長 それは五分間くらいでいいですね。
○松井(政)委員 やはり十分間ください。
○倉石委員 五分間あればたくさんでしよう。
○土井委員 そんな小さなことで争わない方がいい。十分間といつても、五分間といつても、われわれの方は誠意をもつてやりますから、何も引延ばし戰術をやるわけでも何でもないから……。
○佐々木(秀)委員 しかし、單位だけはきめておきましよう。妥協して十分間以内。
○倉石委員 五分間じやないのか。
○土井委員 まずそれくらいでやりますから……。
○小澤委員長 それでは質疑も討論も十分間以内ということに決定いたします。
○大池事務総長 そういたしますと、一応申し上げますが、委員長の報告のあと、松澤兼人君が委員長に主として質疑を行う、これが大体十分以内。それから討論に入りまして、井出一太郎君が反対討論、宮幡靖君が賛成討論、川島金次君が反対討論、風早八十二君が反対討論、小会派を代表してお一人反対討論ということになります。
○岡田春夫君 まだ小会派の方は一人ということにきまつていない。二人やらしてもらいたい。
○佐々木(秀)委員 きまつておる。お一人です。既定の事実です。
○林(百)委員 まだ小会派の方の何人かということは、きまつてないでしよう。
○倉石委員 きまつております。
○林(百)委員 予算だから、二人やらしたらどうですか。
○岡田春夫君 われわれの方は、今まで自発的に一人にしでおつたこともあるのだから、今度は二人にしてください。
○菅家委員 原則は破れない。 〔「異議なし」「賛成」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それでは、小会派全部で一人ということに決定いたします。 ―――――――――――――
○小澤委員長 そうしますと、先ほどの議案の取扱い方について再び御協議願います。暫時懇談にいたします。 〔速記中止〕
○小澤委員長 速記を始めて……。普通の会議に移します。
○椎熊委員 地方財政平衡交付金に関する決議案は、私どもの方のは、先般の議院運営委員会で、本日上程に確認されておりますが、さらに自由党から同一趣旨の決議案が出まして、内容は三本とも同じですから、ばらばらでなくて、もし全会一致でできるならば、政府を拘束する意味においても非常に権威があることと思いますので、互讓の精神をもつて、私どもは寛大な気持で、字句の修正に応じたいと思います。そこで先ほどの自由党の御意見も拜したので、こういうように改めたいと思います。 「地方財政平衡交付金増額に関する決議案」その次の、「吉田内閣は」から「至らしめた」までの一行を全部抹殺いたします。この字句があつては、自由党が同調できないという立場も了解いたしました。従つて全会一致にするために、これを抹殺いたします。本文を読み上げます。 政府は、この際、全国一万余の市町村の熱望に応え、地方財政の現況にかんがみ、地方公務員の給與ベース改定その他の財源を確保するため、筋力財政平衡交付金の配分基準並びに所要総額等について地方財政委員会の意見を尊重して善処すべし。右決議する。こういうようにいたしまして、「地方財政の危機を打開するとともに」のところを「地方財政の現状にかんがみ」と直し、「改訂に件う」以下を「改訂その他の財源を確保するため、地方財政平衡交付金の配分基準並びに所要総額等について」と直し、「地方財政委員会の意見」の下を「意見を尊重して善処すべし。」といたします。こういうことで、自由党は承認いたしました。全会一致の方が決議案としては権威があるので、讓るべからざるを讓り、忍ぶべからざるを忍んで、かようにいたしたいと思いますが、各党の御賛成を願いたいと思います。 〔「けつこうです」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それではお諮りいたします。ただいま椎熊君の御発言の通り、この決議案を一本にして、決議文案をそのように決定するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それではさように決定いたします。
○椎熊委員 なおその際、第一党たる自由党が趣旨弁明したいという切なる申出がありますので、これも全会一致の建前からお讓りいたします。そこで野党各派をまとめるために、御承知のように社会党が二分されておりまして、この問題で社会党の一方だけが発言を失うようでは同調できない立場にあるので、ちようど平和両条約と同じときのような状態にありますから、前例とせず、特に社会党の十六人一派の人にも一人参加させていただきたい。これは絶対前例といたしません。そうしないと、社会党の左派の立場がないのです。
○林(百)委員 私の方は先ほど石田君の特別のお招きにもあずかりませんでしたし、突然今文案を発表されたので、やはり党に帰つて相談しなければいけませんから、相談した上で、御返事申し上げます。
○田中(織)委員 提案の趣旨弁明は、與党の方に讓つてもらいたいということですか。
○椎熊委員 前会一致ならば、大政党の方がやるということで……。
○田中(織)委員 前会一致の場合も、各党それぞれの立場がありますから、各会派にやらしたらどうですか。
○椎熊委員 原則通りやると、発言の機会が失われるから、特にこれは前例とせずに、君らの方でもやる。つまり社会党の二十三控室から一人、あと小会派から一人出る。これは前例としない。
○小澤委員長 それでは、提案の趣旨弁明は自由党、賛成討論が民主党、社会党、共産党、特に前例としないという意味で二十三控室から一人、それから小会派一人、こういうことでよろしゆうございますね。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それではさようにいたします。討論は原則として十分以内、提案説明は簡單にお願いいたします。
○林(百)委員 私の方で独自の趣旨弁明というのはあり得ないですね。
○小澤委員長 それはあり得ません。討論ですから、反対か賛成です。
○林(百)委員 発言の権利だけはとつておけますね。この字句の修正に賛成するかどうかによつて……。
○小澤委員長 そうです。 ―――――――――――――
○小澤委員長 それでは本会議の順序について、御協議願います。
○大池事務総長 順序を申し上げますと、大蔵大臣と農林大臣の不信任案が出ておりますので、予算に入る前に、不信任決議案を片ずけていただきまして、それから予算、今の地方財政平衡交付金の決議、こういうふうになすつたらいかかでしようか。予算の方は、こういうふうにきまつておるが、それに対する決議案というので、あとになさつたらいかがですか。
○林(百)委員 予算は百億にきまつておるのだから、その前に、やつたらどうですか。そうすれば、予算の修正もできるじやないすか。
○小澤委員長 それは再補正という場合もあるから、そのときに考慮しろというのでしよう。
○林(百)委員 この決議を先にやつて、そのあとで一時間でも二時間でもかかつて、予算を新しく組んで……。
○椎熊委員 それは討論で言つてください。
○小澤委員長 それでは、各党御異議がないようですから、ただいま事務総長の言われた順序で議事を進めることにいたします。
○石田(博)委員 ものは相談ですが、不信任決議で一時間以上もかかるし、それから予算が一時間くらいかかるでしよう。それから簡單なものでも二十分はかかると思いますから、三時間以上かかる。それから地方財政平衡交付金の決議を出すというのは、時間も長くなるから、明日にしたらどうですか。
○椎熊委員 いや、きようやりましよう。
○小澤委員長 採決は起立でよろしゆうございますね。不信任決議は記名投票でしよう。
○石田(博)委員 予算だけ記名投票にして、あとは起立採決に願います。 〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それでは予算だけ記名投票で、あとはみな起立採決ということにいたします。――本会議は一時十分でよろしゆうございますね。 〔「けつこうです」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それではそういうことにいたしまして、本日はこれにて散会いたします。 午後零時四十三分散会