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12回国会衆議院1951/11/01

議院運営委員会 第11号

発言数
89
登壇者
11
会派数
7
開催日
1951/11/01

会議録

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それではただいまから本日の委員会を開きます。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 私の方で運営委員がかわりまして、きようから小林運美君がなりました。従つてわが党の運営委員は川崎君、私、長谷川君、それに新たに小林君、そういうことになります。何ぶんよろしくお願いします。

小林運美国民民主党

○小林(運)委員 どうぞよろしく。(拍手)

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは最初に、議員請暇の件を議題に供します。内容については事務総長から御報告を願います。

大池直事務総長

○大池事務総長 これは犬養健君が政治、宗教の調査に渡米されましたので本会期はちよつと出られないからというので請暇の申出がありました。これはやはり一週間を越えますので、院議でもつて御許可を願いたいと思います。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 請暇の件、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 さよう決定いたします。     —————————————

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 次に本日の議事でございますが、例によりまして事務総長から御報告を願います。

大池直事務総長

○大池事務総長 ただいまお手元にあります議事日程について御報告申し上げます。日程第一、第二は大蔵委員会の分でございまして、一括上程をいたします。大蔵委員長夏堀源三郎君が委員長報告をされまして、これに反対討論が二人ございます。社会党の川島金次君、共産党の深澤義守君で、社会党の川島君の方は日程第二について反対の討論、第一の方は御賛成でございます。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 共産党は全部反対ですか。

大池直事務総長

○大池事務総長 そうでございます。従つて討論後の採決は、日程第一、第二と別々に起立採決ということになります。

成田知巳日本社会党(第二十三控室)

○成田知巳君 今の第一、第二について、私の方の上林君が討論に立つことになつております。

大池直事務総長

○大池事務総長 反対討論は二だけでしよう。一の方は御賛成のようですが……。日程第一は、共産党だけが反対のように聞いております。

成田知巳日本社会党(第二十三控室)

○成田知巳君 それでは第二だけ反対討論をいたします。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 二十三控室は、第一は賛成しているのですか。

大池直事務総長

○大池事務総長 そうでございます。もし両方反対でも、順序は川島君、深澤君、上林君、こういうことになります。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 社会党左派の上林君がやるのはどうだろう。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 これは例の原則があるのだから困るな。

岡田春夫労働者農民党

○岡田春夫君 これは小会派としてだからいいだろう。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 他の会派みな一緒になつて反対なのですか。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 寺崎君の方はどうですか、日程第二は……。

寺崎覺農民協同党

○寺崎覺君 まだ聞いておりません。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 それでは上林君のは困りますね。これは原則通りなんだから……。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 これは保留ですね。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 一応上林君にしておいて、あと小会派でだれを出すかがまとまつたらいいわけでしよう。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 いや、討論するか、しないかが問題になつておるのです。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 そんな意地の悪いことはないだろう。小会派の方で討論させるということに一致したから、それでいいじやないですか。各党の意見の違いはあつても、それはしかたがない。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 討論の内容がみな一致しておるならいいわけだ。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 小会派を代表してやるのだからね。

岡田春夫労働者農民党

○岡田春夫君 これは今までの質問でも、内容が一致していない場合があるだろう。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 それでは小会派代表にならぬでしよう。今ごろそんな原則に反するようなことを持ち出しても困る。

成田知巳日本社会党(第二十三控室)

○成田知巳君 討論に代表を出すということは了承したのだ。その内容の一致ということについては、あとで交渉しますから……。

岡田春夫労働者農民党

○岡田春夫君 出すということにきまつたのは、一応全部一致したということになるわけだ。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 それでは川島君は二に反対だが、あと君の方が全部内容が一致して、小会派代表ということならいいわけだ。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 これはあとで調べることにして、場内交渉ということにしておいて保留ですね。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 討論の趣旨が、この趣旨でいいだろうということに一致したのだから、いいわけでしよう。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 小会派の中で全部反対だということなら、内容が一致しておるから賛成をします。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 今その点は寺崎君がわからぬと言つておりますから、これは保留しておきます。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 私の方は宮腰君が賛成討論をやります。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは次に日程第三、第四について……。

大池直事務総長

○大池事務総長 日程第三、第四も一括上程でございます。厚生委員会の大石武一さんが委員会の報告をされます。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 これは理事ですか。

大池直事務総長

○大池事務総長 これは委員でございます。理事ではございません。第三は提案者にもなつておるから、趣旨を説明するのに都合がいいというわけです。これは二つとも全会一致でございます。従つて委員長報告だけでございます。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは今きまつたことを、もう一度事務総長からお願いします。

大池直事務総長

○大池事務総長 日程第一、第二は大蔵委員長の夏堀さんが報告されまして、反対討論に川島君が第一、第二が賛成討論の宮腰君、第三が反対討論の深澤義守君で、上林君のは保留の上、議場でということになります。日程第三、第四は委員長の報告だけで全会一致、こういうことでございます。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 なお討論時間は、前例によつて十分以内ということにいたしておきます。     —————————————

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 次回の本会議の問題ですが、今のところ大した議案もないようですし、三日、四日が休みですから五日も休んで、六日に本会議を開くということでどうでしようか。     〔「賛成」と呼ぶ者あり〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは六日の午後一時に本会議を開くことにいたします。但し何か特に緊急なものがありますれば別でございます。     —————————————

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 そのほかに何か……。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 この前に総長から調査してもらうことになつておつたバツジの問題ですが、できたらここで警備小委員会でも開いてもらつて、そういう問題——この中における警察官の動向あるいは家宅捜査の問題等を、今後どういうように処理すべきかということを相談していただきたいと思います。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 警備小委員会というものはできていないわけだ。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 それではなるべくこれをつくつてもらいたいと思います。

大池直事務総長

○大池事務総長 この前梨木君からお話がありました十月二十五日、浦和警察の者が警護用のバツジを帶用して議会内に入つて来たという問題の調査を、事務的にしてもらうというお話でございますが、これはさつそく当委員会の問題になりました直後、埼玉県の国警警察隊長の坂井さんというのが参りまして、当時の事情を詳しく報告して行かれました。これは国警の埼玉県の隊長坂井時忠さんという方ですが、これでよくわかりました。それから警視庁の方の保安課の岩崎秋蔵という人、これが警視庁の方の詳細を報告に参りましたのですが、十分承つてみますと、埼玉県浦和の国警の細渕義雄という巡査部長と、大宮自警の巡査部長の加藤進という人、その二人が上京をされましたついでに、国会の参観をいたしたいということで警視庁の方に参つたのであります。警視庁の方には警衛課に警護係というのがあるのですが、そこに警護用のバツジがあつたので、それを二つ借りて二人が来た。それで国会を参観いたしまして、そのまま国会を見て帰ればよかつたのですが、そのときたまたま委員会が開かれておるような様子がありましたので、その委員会をのぞこうと思つてちよこちよこと行つたところが、たまたま梨木さんに発見されたという事情でありまして、委員会に特に来たわけではないのです。ただ地方から来たついでに、国会を一ぺん見て行きたいということで借りて来た。そこでこの公務員徽章は、今申し上げた警護用のものを借りて来たわけであります。そこでその借りた御本人は捜査第二課から借りたものと思つて、捜査二課から借りましたということを申し上げたそうですが、捜査二課にはそういうものは行つておらない。従つて警衛課のものを借りたのを間違えて、そういうことを申したというのが事実だそうでございます。非常に御迷惑をかけて申訳ない、実はそういうわけで行つたので、警視総監がわざわざおわびに行かなければならぬがということで、岩崎さんがかわりに報告に参つたのであります。私どもが調べましたのは、そういうことでございます。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 よく事情はわかりました。私の方も、このほかなおこういう点を調べてもらいたいという点があつたらまた申し上げます。  それから一つ聞いておきたいのは、警視庁の警護係にバツジというものは出るのですか。

大池直事務総長

○大池事務総長 これは警護係というものにバツジが出るわけではありませんので、国警の方に何個、警視庁の方に何個というように……。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 国警、警視庁に出ておるわけですか。幾つぐらい出ておるのですか。

大池直事務総長

○大池事務総長 それは大蔵省に出ておるとか、どこに出ておるというのと同じように出ておるわけでございます。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 数はわかりませんか。

茨木純一衆議院参事(警務部長)

○茨木参事 国警からは政府委員も出ておりますので、事務連絡用にも出ております。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 数は……。

茨木純一衆議院参事(警務部長)

○茨木参事 数は、国警に大体十個出ております。警察官には、派出警察官用といいまして、派出警察官の使うものもありますし、警視庁との連絡用に使うものもありまして、大体同じ程度出ております。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 警視庁にも十数個ですか。

茨木純一衆議院参事(警務部長)

○茨木参事 そうでございます。正確な数は、また調べましてから申し上げます。

岡田春夫労働者農民党

○岡田春夫君 この前共産党からこういう問題が出たのでありますが、事務当局でこれを調べたときに、この二人は勤務中であつたのかどうか、欠勤をして来たのかどうか、この点お調べになりましたのでしようか。

大池直事務総長

○大池事務総長 それは向うからこちらに来ておつたのですから、どういう用件で連絡に来たのか、そういうところまでは調べておりません。

岡田春夫労働者農民党

○岡田春夫君 参観に来たというのでしよう。

大池直事務総長

○大池事務総長 そうです。

岡田春夫労働者農民党

○岡田春夫君 参観に来たので、これは欠勤をしてこちらに来たのか、公務上の必要のために来たのか、その点調べられましたか。

大池直事務総長

○大池事務総長 それは調べておりません。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 これはこういうことです。参議院議員の、元労働組合のリーダーか何かしておつた人で、愛人とともに姿をしばらく隠しておつたという人がある。その人の逮捕状を持つて来た。そうして会館に逮捕に行つたところが留守で、そのときそこに出て来たのが梨木君です。それで梨木君が二人の顏を知つたので、それでなければ梨木君には顏がわからない。従つて彼らは公務を帶びての出張中ですけれども、ちやんと上司の許しを得て、この際国会を参観さしてもらいたいということだつたわけです。

岡田春夫労働者農民党

○岡田春夫君 その点重要な点だと思います。ただいまの御意見に間違いないと思うのですが、間違いないとすれば、一応念を押しておきたいと思います。そういうことはあなたの臆測で言われたのじやないですか。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 ぼくは調査したのです。警察官が本院に自由に出入するということに対しては、国会を守る意味において私は深い関心を持つておる。そこで警視庁と関係があり、そういう事実を知つておる役人に、どういうことかということを、私は独自の見解をもつて調査した。その結果そういう事実がわかつたわけです。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 これは岡田君いいじやないですか、この程度で……。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 いや、重大な問題だから……。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 だから警備の小委員会をつくつてもらつて、そこでやつてもらつたらどうですか。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 開会中に一体どうして逮捕令状が出るのだ。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 いや、逮捕令状じやない、呼出状だ。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 そんな責任のない話を取上げてもしかたがないだろう。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 国会開会中に、議員の逮捕状を持つてこの中に入るということ自体、問題ですよ。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 この問題は、何か裏面にもつとあれば相当調べなければならぬと思いますが、きようはこの程度で……。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 なぜぼくがそういうことに関心を持つたかというと、警察官が出張中などということなら問題はないが、特に警察官として国会を見たり、監視する必要上入つたのかどうか、それならぼくは非常に重大な問題だと思つて調査してみたのです。それがたまたま出張中に国会を参観したということだつたから、それなら問題ではないというのです。

松井政吉日本社会党

○松井(政)委員 問題は、今椎熊氏の言つたような議論が出ると、やはりこれは重要な問題になるし、警察官といえどもバツジの濫用等はできないので、それがまたここで正式に議論しなければならぬようなことに発展することも考えられる。従つて、今後議長において十分これは注意してもらわなければならぬということが一つ。それから、今椎熊さんが言い出したことは非常に重要なことになるので、あとで訂正されましたからいいのですが、逮捕状を持つて来たということ、これは大きな問題になる。これはここで議論しなければならぬ問題になります。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 それは訂正した。そうしてこれは参議院の問題ですよ。

松井政吉日本社会党

○松井(政)委員 しかし参議院に行つて、またこちらに来たということが問題になるわけだ。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 きようは十二時から植樹の問題がありますので、またこの次にかけることにします。

松井政吉日本社会党

○松井(政)委員 本会議の開会時間は……。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 本会議は定時ということでどうですか。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 わが党は会議をやつておるので、一時半にしていただきたい。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは一時半から本会議を開きます。  本日はこれで散会いたします。     午後零時散会

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