議院運営委員会 第7号
- 発言数
- 51 件
- 登壇者
- 7 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1951/10/24
会議録
○小澤委員長 それではただいまから本日の委員会を開くことにいたします。 最初に本会議の開会に関する件でございますが、明日本会議を開いたらどうかという考えで、とりあえずきよう運営委員会を開いたのであります。両条約特別委員会の方は、明日午前あるいは午後上るという情報がありますので、本会議を午後とりあえず開いて、もし上つた場合においてはただちに本会議において審議することが適当ではないか、こう思いますが、いかがですか。
○椎熊委員 委員会の模様は、あすの午前中質疑があり、午後一時ごろから討論採決という状態になつておる。そこでこの大法案を夜になつて、深夜に及んで審議するということでなく、冷静にやつて行きたいのと、各党の態度の決定も、大体ぼくらの方はきようきまるだろうと思いますけれども、なお異論があるので、本会議は明後日の定刻から開会する、そういうことを希望します。
○土井委員 ただいま椎熊委員からのお話のありましたように、この法案はわが国にとつて非常に重大な案件であります。従つてこれを軽卒に取扱うべきではないと私は思います。わが党といたしましても、討論に対して慎重を期する必要もありますし、諸般の事情から勘案いたしまして、多少時日をおいていただきまして、討論に参画する人々も、後世史家をして驚嘆せしめるような有終の美をなしたいと思いますので、明後日に本会議を定刻から開いて審議に入つていただきたいと思います。
○小澤委員長 椎熊君と同じ御意見ですね。
○土井委員 そうです。
○倉石委員 両条約特別委員会の経過を御説明申し上げますが、両条約特別委員会は各党の理事がまずその運営をきめまして、その運営方法の御相談がまとまつた通りに進行して参りまして、本日一日をもつて最後の総理大臣に対する質疑が全部完了するという予定のもとに進んでおつたのであります。昨日社会党側の猪俣浩三君と川島金次君がお見えになりまして、自分の方は御承知のような体たらくで、(笑声)今日二十四日に出て来ることはかんべんしてもらいたいということであつた。これは党人としてもわれわれよくわかることでありますから、民主党の理事の方が御承諾くださるならば、二十四日で終了するという総理に対する最後的質問の社会党の持時間の範囲内で、二十五日の午前十時から社会党さんだけやつていただくことを承認いたしましようということで、民主党その他の会派の人に御相談いたしましたところ、自由党の提案に賛成する、社会党さんだけ二十五日の午前にまわしましよう、その方は松岡駒吉さんと水谷長三郎さんの二人でやる。そのあとをどうしようかということですが、社会党さんは、初めから二十三日の大会前に意思決定をせよといわれることははなはだ困る、二十三日後ならば、日はいつでもかまわぬということを理事の方が言われておつたのでありますから、民主党その他の方々と相談して、しからば二十三日に逐条の審議が終るから、二十四日一日ということを理事会で申し合せました。割当の時間はすでに大部分済んでおるのでありますが、慎重の上にも慎重を期する方がよかろうというので、本日一日は割当時間外に質問を丁寧にやつておるわけです。従つてこれは十分尽されておる。ことに党の態度と申しましても、社会党の方はすでに天下公知のように態度がはつきりしておるのであります。民主党さんの方も、そのことについては二十四日一日質疑をやれば、二十五日には本会議に上げてもいいという御相談の上で、当該委員会においてはやつて来たものでありますから、明日社会党の方からおいでになるならば、その質疑をおやり願つて、それが終了したならばただちに討論採決をして本会議に上程することが、委員会内部でも全部了承されたことであります。従つて私は今申しましたように、残りの時間をもし社会党さんがおいでになればやつていただく、おいでになることができなければ棄権をする。おいでになるかどうかわからぬというお話もきのうありましたが、おいでにならなければ棄権と認めてよろしい、こういうお申出があります。それならば午前中から討論をいたして採決して、明日は本会議を開く。おいでになれば午前中二人でやつていただいて、午後計論採決、これもせいぜい二時間くらいのものでありますから、夜にならなくても、これもおやりになれる。本会議の定刻を少しずらせば済むことでありますから、われわれの方としては明日午後本会議に上程していただくようにして行きたいと思います。
○椎熊委員 委員会の方のとりきめはその通りでしよう。それはいいのです。しかし委員会が上つて来るということになれば、議院運営委員独自の見解で本会議を考えなければならぬ。私は社会党がそこまで各党で話合いした以上は、棄権するかどうかは別として、あすの午前中質疑するという見通しは間違いない。そうして午後一時から討論採決するから、やはり夕方近くかかる。夜になつてこの重大案件の討論が本会議でなされることになると、討論者の準備等もあるし、各党も慎重な態度で臨むのですから、やはり一日おいて、委員会はあすで一切打切る。本会議はあさつて定刻からやるということで審議はりつぱに行くと思うのです。聞くところによると、あなた方は二十七日に上げるという当初のお考えのようであつたと聞いておるし、それが非常にスムースに進んで来ておるのですから、あと一日、半日のことをとやかく言うべき筋合いのものでもないので、堂々と本会議を持つために、あさつて午後一時から開くということに一つ御賛成願いたい。
○小澤委員長 ちよつと速記をやめて、懇談しましよう。 〔速記中止〕
○小澤委員長 それでは速記を始めてください。——それでは打合せのためしばらく休憩いたします。 午後二時十分休憩 ————◇————— 午後三時四十分開議
○小澤委員長 休憩前に引続きまして本委員会を開会いたします。 本会議開会日の問題について、自由党の方から休憩後の経過についてお話があれば伺いたいと思います。
○石田(博)委員 私どもの方は、先ほど倉石君がいろいろ理由を述べておりました通りの経過であります。当初から各党もその線に沿つて、その都度了解を遂げて二十五日のうちに本会議を上げるつもりで参つたのであります。先ほどの土井君並びに椎熊君の方の御意見を承つておりますと、やはりわれわれ同じ党人として御事情のあることについては十分了知せられるものがありますので、党ともいろいろ相談いたしました結果、さらに先ほど川崎、椎熊両氏並びに土井君と協議いたしまして、ここでその内容をわざわざ申し上げるまでもございませんが、納得の行けるお話もございましたので、譲るべからざることではありますが、間違いなく二十六日の定刻より本会議を開く、時間等の協定におきましても、無理のない協定をしていただけるということと、さらに二十六日に本会議を開くことについてはいかなる理由でもそれを変更しない建前において、二十六日定刻より本会議を開くことに同意をいたします。
○椎熊委員 たいへん御理解を願つてけつこうであります。従つて二十六日定刻より本会議を開くことに全力をあげて協力いたします。従つて時間等も大体きようきめておいた方がいいと思います。
○土井委員 ただいまの椎熊君の発言と同じような意味において、私らも責任をもつて協力したいと思います。それと関連いたしますが、実は私党内に帰りましていろいろ相談しました結果、他党に対していろいろ御迷惑をかけた点などがありますので、明日の水谷君及び松岡君の質問は取消しをいたします。自由党の立場を尊重する意味合いにおいてさようにとりはからいをしましたので、御了承を願います。
○小澤委員長 それでは各党御異議ないようですから、平和条約及び安全保障条約に関する本会議は二十六日定刻午後一時より開くことに決定いたします。
○石田(博)委員 それと同時に、二十七日は定例日であるので、わざわざことわる必要はないと思いますが、二十七日も本会議を開くことに御了承を願います。
○土井委員 異議ありません。
○椎熊委員 何か上るのですか。
○石田(博)委員 その日までに上る予定の法案がありますから。
○椎熊委員 それでは異議ありません。
○小澤委員長 それでは別段御異議もないようですから、二十六日と二十七日は、定刻より本会議を開くことに決定いたします。 次に、二十六日の本会議の順序等を御協議願いたいと思います。
○大池事務総長 まず委員長報告がありまして、それから討論に入りますが、委員長報告の次は、討論は反対の方からお願いするわけです。
○土井委員 反対、賛成、反対、賛成と行くわけですね。
○大池事務総長 そうです。平和条約及び安全保障条約は二本になりますので、議題は二本にいたしまして、それを一括して上程、討論採決はそれぞれ党の態度が同様でありませんから、別別に採決する。討論者をどういうぐあいにお立てになつてどれだけの時間でおやりになるかおきめを願わないと、二つの条約の採決方法をきめられないのですが。
○小澤委員長 それではちよつと速記をやめて懇談いたします。 〔速記中止〕
○小澤委員長 速記を始めて——それでは懇談の結果まとまりましたことを事務総長から御報告願います。
○大池事務総長 そういたしますと、自由党の方は時間が十分にありますからその範囲でおやり願いまして、民主党は三十五分、社会党が三十分、共産党が十五分、小会派は全部で十五分、こういうことになります。
○小澤委員長 それでは一応時間はさように決定いたします。
○大池事務総長 討論の順序でございますが、両案に反対の方が先に出るわけです。反対の第一党、それから賛成の第一党、反対の第二党、賛成の第二党、反対の第三党というようになるわけです。
○椎熊委員 そうしないで野党与党で行こうじやないか。民主党、自由党、社会党というようにして、反対、賛成と言わないで……。
○土井委員 これは議事の慣例の上からすれば、野党、与党ではないですね。
○大池事務総長 それは非常に複雑で、片方に反対で片方に賛成ですから……。
○小澤委員長 この順序は、明後日に運営委員会を開いて決定したらいかがですか。
○椎熊委員 そうすると、あさつて本会議の開会前に運営委員会はどうしても開かなければならないですね。 〔「けつこうです」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それでは本会議の時間はただいま決定した通りで、その順序は明後日御協議の上決定することにいたします。
○田渕委員 二十六日の本会議のことは一応了承したのですが、開闢以来初めての平和条約並びに安全保障条約の審議にあたつて、二日間も一人も委員が出ていない党があります。私は野党、与党を問わず、国会議員は国会についておるのが本道だという石田先輩の言うことを実行している一人であります。一日も休んでおらぬ。実際請暇の手続をとつて休んでおる議員と、全然請暇の手続をとらないで休んでいる議員がある。これに対して何らの制裁もとつてない。二十六日の本会議で決議するのに、こういうふまじめな議員があれば国会から放逐されることをわれわれは念願しておる。国会に議席を持つておりながら、地方に行つて追放がどうだの、選挙がどうだのといつておつて国会に来ておらぬ。ことに大事な平和条約並びに安全保障条約の審議に社会党が二日間も特別委員会に出ないということは、党あつて国家あるをほんとうに知つておるのかどうかということを考えておる。これは与党、野党を問わず、国会に登院しない議員に対して議長の権限を発動したらどうかということを提案する。
○土井委員 たまたま社会党の問題が出ましたが、それは田淵君とわれわれと多少見解の相違もありますので、この際討論をしたいと思つておりませんが、やはり政党政治であれば、政党が健全であることが国家のために裨益するのでありまして、その主体性確立ということは、それは単に一党というような私的なものではなくて、国家的の一つの大きな問題と見てさしつかえないと思います。従つて従来もしばしばあつたことでありますが、その党の大会等があつた日は本会議さえも休んでやつたということは、自由党が大会を開く場合には敬意を表し、民主党が大会を開く場合にも敬意を表しておる。今田淵君の言うように国家という面から言うならば……。(田淵委員「本会議以外の日にやれ」と呼ぶ。)そういう事実があつたから、その事実を指摘するにすぎない。従つて本会議があるときに、君の意見をもつて言わしめるならば、その党の大会のために本会議を休む理由も何もない。要するに党は、政党政治の健全なる発達のためにお互いが協力するということが国家的に裨益するというこの観点からやつておるのであつて、そういうことでこの際論議を進める必要は私はごうまつもないと思う。党内の事情において、そういうような点はお互いが自粛自戒して行くべきことについては、それに相違ないけれども、極端な議論は弊害があると私は思う。かように考えますので、この点について一応私たちの立場を申し上げておきます。
○小澤委員長 大体田淵君の御発言もきわめて正当なことでありますし、土井君の言明もきわめて正当なことでありますから、(笑声)お互いに善処をお願いすることにいたします。 —————————————
○小澤委員長 その次に、昭和二十六年度の国立国会図書館の補正予算に関する件を議題に供します。内容については事務総長から御説明を願います。
○大池事務総長 今お手元に配付いたさせておりますが、図書館の予算について概略御説明申し上げます。御承知の通り図書館の予算は本院の図書館運営委員会にかけまして、図書館運営委員会で意見をつけて議院運営委員会にまわり、議長の方に申出ることになつておるのであります。従つて図書館の補正予算の数字につきましては、さきに御協議を願い、御承認願いました方針とまつたく同等の建前で数字の整理をいたしておりましたが、図書館運営委員会の開会その他の都合のために少し遅れて議長の方に報告して参りましたので、一応御説明申し上げまして御了承願いたいと思います。 一番最初に、追加額一千六百六十一万二千円というものは十月からべース・アツプになりますための当然の増加でございますので、これだけを追加補正をしてもらいたいということであります。 次の第二番目にあります減少の欄で、二百五十四万一千円になつておりますが、これはこの前申し上げました通り、既定の旅費及び物件費の中から、過般の閣議決定に基く節約額を査定いたしました分であります。 その次の第三番目と第四番目は相関連しておるものでありまして、第四番目の方は人員整理で十七名の定員を減ずることになつております。その減額が四十万七千円でありまして、これらの、退職の申出その他によりまして現実に整理があります場合の退官退職等の手当の総計をしたものが三百二十八万八千円という数字になるわけであります。 その次の減少額も、先ほど申し上げました物件費の予算の中の節減額であります。これが二万四千円、それだけのものを全部総計いたしましたものが最後の方の計でありまして、追加額が千九百九十万円、減少額が二百九十七万二千円になるわけであります。 そのあとの昭和二十六年度補正要求額は、以上申し上げました数字を各項目別に整理をいたしたものであります。各項目についてこういうようにプラス、マイナスをして数字上の整理をいたしたわけであります。これはこの前当委員会で御承認を願いましたのと同じ方針で数字上の整理をいたしたものでありまして、国会図書館運営委員会の方でこれを審査して、特に何らの勧告も付さないでそのまま承認をいたしたということでまわつて来ておるわけであります。当委員会においてもこれを御承認願いたいということであります。
○小澤委員長 それでは原案通り承認することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 御異議がありませんからさように決定いたします。 —————————————
○小澤委員長 次に法制局の人事承認の件を議題に供します。事務総長から御説明願います。
○大池事務総長 これもお手元にまわつておると思いますが、過般法制局の第二部長をやつておりました福原部長転出に伴いまして、欠員が一人できておるのであります。従いまして川口君が第三部長になりましたそのあとを埋めるために、広島県の労働部長をやつております穴吹正二という人を持つて来たい。これはお手元にありますような履歴を経ておりまして、最初師範学校を出まして、後に東北帝大を出、静岡県の属を振出しに、学務部、経済部、民生部等を歴任いたしまして、総理庁の事務官をやり、最近は広島県の労働部長をやつておるわけであります。これは広島県の国鉄の方の調停委員会の事務局長もやり、専売公社の調停委員会の事務局長もやつておるわけであります。ただいま十二級の四号になつておりますが、法制局の方へ参りますと大体労働、厚生、建設、こういう方面の部門の担任の課長にいたしたい、こういうことになつております。実際は法制局内に勤めております者の俸給とのつり合い上、多少減俸されて参らなければならぬ形になつております。それはどの程度に減俸されるがいいかということは法制局で研究しておるわけであります。こういうことでありますから、本委員会においても了承し、御承認を願いたいというのであります。
○小澤委員長 本件は承認するに決定して御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それではさように決定いたします。 —————————————
○小澤委員長 次に先般、新聞社に対する小型録音器携行許可に関する件が庶務小委員会に付託せられておりましたが、庶務小委員会で結論を得たようでありますから、事務総長から御報告を願います。
○大池事務総長 内容はすでに再々御報告を申し上げましたが、毎日新聞社のラジオ報道部ができて、民間放送その他に毎日ニユースとして提供するために、小型録音器等を持つて来て録音をして、それを提供したいということであります。庶務小委員会を先日開きまして御審議の結果、これはけつこうであろうということになりました。本委員会においても御了承になりますればさつそくその手続をいたします。
○小澤委員長 ただいま事務総長の御報告の通り承認するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 御異議がなければさように決定いたします。 —————————————
○大池事務総長 それからちよつと私から御報告申し上げたいことは、この前渡米議員が十七名おつたことを御報告申し上げましたが、三宅さんはお帰りになりましたので十六名になつております。この渡米請暇の院の許可をお願いしたいと申し上げましたが、調べてみましたところ召集前の渡米者でありまして、召集になると同時に応召延期の手続がなされておるそうでありますから、応召延期の方で片づいておりますので、御了承を願います。
○小澤委員長 他に御発言ありませんか。——なければ本日はこれで散会いたします。 午後四時五分散会