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11回国会参議院1951/10/09

議院運営委員会 閉会後第1号

発言数
162
登壇者
22
会派数
7
開催日
1951/10/09

会議録

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 只今から会議を開きます。先ず第十二回国会召集に関する官房長官の御説明をお願いいたします。

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○説明員(岡崎勝男君) 今度の臨時国会は第一には平和條約及び日米安全保障條約の承認を求める件を主眼といたしております。併しながら同時に補正予算及び補正予算に関連する法律案等を含むということにいたしまして、これも重要案件の一つであります。それで政府としてはでき得る限り案件を縮小いたしまして、第一には講和條約の承認を求めるの件と、それから第二には閉会中の任命しました人事の承認を求める件、これは法律上きまつておりますので、それは提出するつもりでございます。  その他小麦協定とか、国際労働機関加入とかに関する承認を求める問題も、国際関係でできるだけ早い国会にこれは提出すべきものだと存じておりますので、それも提出するつもりでございます。そうして補正予算案を提出しますが、それに関連しましては予算及び予算に直接関係のあるもの及びそれに基きまして例えば公務員の給與の改訂、或いは税法の改訂、又特別会計におきまする鉄道運賃とか、郵便料金等の改訂並びに各官庁における事務の縮小に基く定員法の改訂、これは定員法の改訂はやはりそれに基きまして補正予算に退職金等を含む必要がありますので、まあ直接補正予算に関連ありとは言い難いのでありますが、一種の関係を持つております。従つて今回の臨時国会に出します案件としては主として以上のような問題になるのであります。その他に講和條約がいつ成立するかはまだわかりませんけれども、仮に四月なり三月に成立いたしますとしますると、ポツダム政令等の措置をどうするかという問題があります。講和條約が早く成立いたしますと、ポツダム政令が仮に存続しないということになりますと、その間に調整を要する点がありますので、例えば一般的にポツダム政令の中でもつて廃止を、つまり條約成立後は廃止を適当とするもの、及び存続を適当とするものを挙げまして、一括してこれこれのものは廃止する、これこれのものは存続するという法律案も必要かと考えます。又全然廃止するのでもなければ、全然そのまま存続するのでもなくて、改訂を要する、改訂をして存続することを適当とするものはありますので、これらは別の法律案として提出を必要とすると考えます。で、こういうものは講和條約成立の日までにできておればいいのでありまするが、それがはつきりしませんのと、国会における審議がどのくらいかかるか、見当がはつきりつきませんから、でき得るならばこれらの問題を臨時国会に提出しましていつ條約が成立してもいいように態勢を整えておきたいと思つております。でありますから、繰返して申しますと、両條約の承認、その他の承認問題がありますのと、それから補正予算、補正予算に関連して給與の改訂の法案とか、定員法とか、値上げの法案とか、税法の改正法案、こういうのがあります。それに続いて今申したポツダム政令の処理に関する法律がある。これが主なる問題でありまして、そのほかにはどうしても期日の関係上この国会に提出しなければいかんというものがありますれば、これは提出せざるを得ないと考えておりますが、大体要点はそういう点であります。それで各省から今度の国会に提出を希望する法律案等を、どのくらいあるかを提出させまして、整理して見ましたところが、今の承認を求める案件は別としまして、そのほかの法律案は合計百二十一只今のところ提出されております。私のほうでこれを整理しまして、例の通りABCとに分けまして、どうしても臨時国会に提出するのを要するものをAとして勘定しますと、これが六十件余りあります。それから成るべくはこの国会に提出することを適当とするものというのを勘定しますると、三十数件あります。併しながら今これは個々の案件について当つておりますので、まだ整理して成るべくならばもう少し減らしたいと思つておりますが、その他の普通の案件は通常国会に提出する予定でおります。で、政府としては、でき得るならば六十数件ぐらいに法律案をして見たいと思つておりますが、果してそうできるかどうか、ちよつとまだ分りません。尤もこれは御説明しますと、例えば同じ一つの給與の改訂ということになりましても、法律案はたくさんあるわけでありまして、例えば一般の公務員の給與とか、特別職の公務員の給與とか、検察官の給與とか、或いは裁判官の給與とかというふうに、給與体系によつてたくさん同じような種類のものが出るわけであります。六十数件といいましても、実質的にはもつと少いことと予想しております。なお今整理をしておりますので、本日は間に合いませんが、できるだけ早く主な法律案の案件は印刷してお配りするつもりでおります。以上であります。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 何か御質疑がありましたら……。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 只今の御説明のうちの條約関係の承認を求める案件をいつ御提出になるのでしようか。それから補正予算のほうはいつ御提出になるおつもりでありますか。

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○説明員(岡崎勝男君) 條約に関する案件は、もうすでに両條約が調印を了しておりますので、いつでも提出するようになつておりますので、政府としては国会開会後の劈頭に提出するつもりであります。予算案のほうは、只今細部に亘つて研究中でありますので、まだ決定を見るに至らない部分があるようであります。多少遅れることと予想しておりますが、これも遅からざる機会に提出する、こういうつもりでおります。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 補正予算案は総理大臣の施政方針演説のときまでには出るのでしようか。又その後になつた場合には、大蔵大臣の財政方針演説が、総理のそれとは切離して次の機会にするという、その程度にも遅れる場合があるのですか。その点を……。

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○説明員(岡崎勝男君) この点はまだ非常にはつきりはいたしておりませんが、補正予算の提出後でなければ、大蔵大臣の財政演説は行えないと思つております。従いましてこれは、多少ずれるということになれば、或いは総理大臣の施政方針演説とは別の日に大蔵大臣の財政演説を行うということは当然あり得ると考えます。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 次にお伺いしたいのですが、ポツダム政令関係の法律的な調整措置については、でき得るならば今国会に出せるものは出したいというようなお話ですが、これは時期的に見て、今国会を何日間と仮定した場合に、その後半等においても、もう成文を得たならば出すというふうな考えであるわけですか。成るべく早い機会に出そうと努力し、そうでない限りは出さないというふうになるのですか。出すほうがウエイトがあるのか、通常国会まで廻してもいいという考えのほうも相当あるのか。もう少しこの点、内容的な御説明を詳しくお願いしたいと思うのであります。

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○説明員(岡崎勝男君) これは実はポツダム政令でありますから、御承知のように司令部の考えでメモランダム等が来て出た政令であります。従つてこれは一方的に、日本側だけで処理できない点でありますので、今協議中なのであります。殊に全然要らなくなつたという、独立後は全然要らないという政令ははつきりしております。これをそのまま残すという政令も、これもはつきりしていると言えるかも知れませんが、修正して残すということになりますと、修正点についてもいろいろ意見があろうと考えておりまして、実はまだ見当が付かないのであります。併しながら我々のほうの今一応の考えとしては、国会の会期が幾日になるか、それが決定することにも関連するのですが、決定しますれば、それに審議に間に合わないようなときに出すことは原則的にはやらないつもりでおりますので、いつ幾日までに提出しなければ国会には付議することができないというふうに各省にも連絡しよう、これは毎度のことでありまして、その度に多少の原則に例外が出て来ておりますが、やはりそういうつもりで考えております。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 次に、まあ次回にでも詳しくその関係法律について資料をお出しになるそうですが、今お話の百二十一件というものを六十数件に縮めたいということは、その通りに……、会期を決定する場合、我々が政府の意見として六十数件で本国会は終るものという前提に立つて考えて行つてもいいのですか。この点お伺いしたいと思います。

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○説明員(岡崎勝男君) これは只今申しました通り、大十数件は是非この国会で通過を図りたいと考えておるものでありまして、その他に三十数件というものは準備が可能ならば是非提出したいという各省の意見であります。そこでこれは準備がいつできるかちよつと見当が付かないのもありますので、無論その中には一部は提出できると思いまするが、ここで余りはつきり申上げかねるのでありますが、六十数件よりは少し殖えることは御承認を願いたい。併しそうたくさんは殖えない。又殖えても、これはまあここでそう申上げてはどうか知れませんが、仮に通常国会まで廻されても止むを得んという種類のものもあるのであろうと思います。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 最後に、定員法の改正法律案が出るようにも今お伺いしたのですが、必らず出ますか。

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○説明員(岡崎勝男君) そのつもりでおります。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 今お伺いすると、法律の出し方がまだ十分練れていないし、決定していないところがあるようですが、そうだとすれば会期というものはどういふ方針できめられたのですか。政府はきまつていないけれども、政府としての腹案が新聞その他で発表されたあれは、自由党のあれですか、政府のあれですか。

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○説明員(岡崎勝男君) 政府はたびたび新聞等から尋ねられましたが、会期は一切国会の定めるところによるからというところから、何ら意見は、希望意見も述べておりません。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 細かなことを聞きたいのですけれども、それはまあ大体衆議院のほうで明らかになつておりますので、そういう点、省略して、ただ一つだけこの国会の運営という観点から考えて、官房長官からはつきり聞きたいと思うのですが、政治的見解が違うという理由、或いは最も強硬な野党であるという理由によつてですね。我が党に対して先般臨時指導部であるという、いわれのない、その中には臨時指導部員もおりますし、そうでない人もおります。そういうような人を、伝え聞くところによると、この特審局に対して売り込まれた大した根拠のない情報をもとにして逮捕した。それで逮捕して調べてみると、何ら逮捕の理由が明らかにならなくて、到頭起訴さえできないで、伝え聞くところによると、これは軍事裁判にもというようなことまで言われたそうであるけれども、そういうことをしてみても到底これは問題にならないというので、夜中までやつたというふうな、非常な政府が狼狽して、そうして到頭起訴できなくて放免し、且つ今回川上、岩田の両君さえも遂に自由を與えるというふうな関係になつて来た。そのような不明確な、そうして何ら証明されない前提で十八名の者を逮捕命令を出しておき、一方においてすぐ一片の行政措置で追放にしてしまつたというこの責任は非常に重大であり、これは政党政派の如何の問題でなくて、国会議員のこの立場という問題は、最も強硬な野党、最も時の政府に対してはつきりとした反対的な意向を表明する者を、一片の行政措置によつて、而もその理由が今言つたように起訴さえもできないで釈放しなきやならなかつたという、そして夜の十二時、一時、二時まで額を集めて、なお、伝え聞くところによると、そのために特審局長及び部長が辞表を出しておられるということさえ、我々は聞いておる。そういうような一方において極めて不明確なものを材料にして、国民の公然たる選挙によつて十数万票の投票、十数万、或いは数十万の国民の票を持つて出て来た者を、一片の政治的見解が違うという理由の下に追放するというような暴挙をあえてするということに対して、一体この第十二国会を召集するのに対して、政府は一体どういうふうな考えを持つておられますか。その点を承わつておきたいと思います。

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○説明員(岡崎勝男君) これは詳細のことは所轄の委員会において所管の大臣から申上げるなり、或いは本会議等で申上げることと考えまして、ここは私は適当の場所と思いませんが、一応極く簡單に申上げますと、今まででも御承知のように追放処分を受けた人はたくさんあります。併しながら追放処分を受けた人が全部起訴されるべき人であるかというと、そうではないのでありまして起訴と追放処分とは全然別であります。従つて起訴できないから追放ができないのだということは理由にならないと考えるのでありまして、問題は追放に値する理由がありや否やということだけだと思います。又只今お話の特審局長等が辞表を出したというようなことは全くの宣伝でありまして、そんな事実は一切ありません。なお、この釈放するとか、保釈するとかいうことは、これは法律の規定によつて行われることでありまして、起訴の理由ありなしとは関係がないのであります。従いまして如何なる理由において追放されたかということは、それぞれ専門の委員会において、所管の大臣から詳細に申上げることと考えます。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 僕はね、あなたは法務総裁に、法務委員会か何かで聞けというような御意見だと、答弁らしいですがね。法務委員会ではすでに他党の議員からも、これについては非常に非難があり、第一回のこれに対する政府との討論は行われておるのです。それによつて非常にはつきりして来たことは、政府のやり方が全く虎の威を籍りる狐のごとき、そのふざけた態度で議員を勝手に軽々しく追放したという事実は、あなたがどういう言葉で、口の先で法律論めいたことを言つて欺されようとも、そんなことは他の同僚議員の大部分も承認をしておることだし、国民もそういうふうに、これは酷いということを言つておる。それで、そういうことを僕は法務委員会、その他の委員会で何か法律上の問題として聞くのでなくて、君は今吉田内閣を代表してこの議院運営委員会に出て来て、第十二国会召集についてこれこれの案件、而もこれこれの案件というものは、日本の運命をこれからきめるような重大な講和條約であり、軍事協定なんだ。その一つ一つそういうものをですね、日程はまだきまつていない、これは国会できめなさい。併し出して来ている法律案の内容はそのように重要なものなんだ。そういうものを出して来た以上、君は政府を代表する形において、その議員を追放したということに対しては、もう少し誠意のある明快なる答弁があつて然るべきです。どういうわけで追放したんですか。

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○説明員(岡崎勝男君) それは所管大臣からお答えしてある通りです。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 そうするとあれですか。官房長官から国会運営の根本に関する問題について、この第十二回国会の内容を我々に告げに来る、そういう立場において、国会の末梢的な問題ではなくて、議員たる権限、憲法で保障された議員の根本的な立場、それについて、それを勝手に、一方的な乱暴な形において追放をしたということについての何ら答弁の義務はないと考えておるのですか。    〔「見解の相違」と呼ぶ者あり〕

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○説明員(岡崎勝男君) 答弁の義務がないとは考えておりません。政府としては所管大臣からすでに答弁はいたしておりますし、今後も答弁するつもりでおります。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 僕はですね。これ以上官房長官と論議を続行する必要はないと思います。そういう不誠意に対して……。そうすると誰ですか、あなたは他の誰のことを言うのですか。それを聞いておきましよう。誰が僕の質問に対して明快に答える大臣ですか。

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○説明員(岡崎勝男君) 第一義的には法務総裁と考えておりますが、私もいずれそういう場合には答弁するかも知れません。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 何ですか、第一義的には……。

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○説明員(岡崎勝男君) 法務総裁と考えておりますが、私も同様に答弁いたすかも知れません。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 そうだつたら、第十二回国会の、この歴史的な我々日本の国民に対して将来末長く責任をとらなければならん、重要な案件の論議される十二国会の要求のために政府を代表しておる君は、この場合で答えぬということはないじやないか。何だ、その卑怯な態度、口の先でごまかそうとするのか。この重要な政治責任を、恥を知つておるか。恥を知つておるか。(「語尾をはつきりしておけ」と呼ぶ者あり)君だけだよ。はつきり明解な答弁をし給え。

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○説明員(岡崎勝男君) 私はかような質問に対して答弁する必要は認めません。    〔「進行」と呼ぶ者あり〕

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 そうすると、そのことを国会の運営の根本義であると認めないのですね。ここは国会の運営をあずかるところの議院運営委員会ですよ。

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○説明員(岡崎勝男君) 私は答弁をする必要はないとは言つておりません。国会に対してはそれぞれ適当な機会に適当な人間から答弁をいたすつもりであると申しております。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 これ以上論議するのは無用ですから、これは官房長官で荷が重ければ一つ総理大臣を近い機会に呼んで、この点は国会の運営の上から、各派それぞれの立場もございましようが、私としてはこの点どうしても明瞭にして頂きたいと思いますので、委員長お願いいたします。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 了承いたしました。

鈴木直人緑風会

○鈴木直人君 この臨時国会に提案される予定の説明の中に、定員法の改正というのがありましたが、現在行政機構の簡素化というか、改革というようなことで、各省設置法の改正法案が何か検討を進めておるように聞いていますが、この点についてこの臨時国会には提案されないのですか。そうすればそれは次の国会に提案するということになると、それに何らの関連もなく定員法が出るのですか、この点をお聞きしたいと思います。

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○説明員(岡崎勝男君) 機構の改正につきましては、いろいろ根本的に考えなければならん問題がありまして、まあ今まで過去の経験から見ましても、省を付けたり離したりいたしますと、又暫らくすると元のようになつてしまうということがあるので、余ほど愼重に考慮を要する点がありますし、又これらには自然機構を改正すれば、定員が殖えるか減るかは別として、定員が動くということは当然予想されるわけなんです。そうでありますが、差当りはこの機構がこのままであつても、でき得る限り政府の事務を縮小いたしまして、これによつて民間からの不必要な証明書を提出させたり、或いは登録をさせたり、或いは統計を取つたり、その他、各省に廻つて許可を得なければ仕事ができんというような状況もありますししますので、でき得る限り現在の機構のままで事務を縮小いたしまして、政府の仕事を簡素化する、この結果、定員の不必要なものが出ますので、定員法を改正して行く、こういう考え方になると思います。更に根本的に機構をどういうふうにするかということは、今案は政府としてもいろいろ研究しております。で、若し仮りに名案がありまして、これを国会に提出する、間に合えば勿論提出することをあえて辞するものではないのでありますが、この点は間に合うかどうか、ちよつと只今のところでは見当がつかないのでありまして、若し国会がいつ何日かということがきまりまして、それに幾日ぐらいあれば機構の改正の審議に適当であるかということの見当がつきますれば、それに間に合うようにこちらの案ができますれば出しますけれども、そうでなければ次に廻すということも止むを得んのじやないかということも考えております。又これにつきましても、一部の改正の法案ができたときに出すか、全体を、全部を見て、もうこれですつかり動かすところがないのだというところまで行つてから出すかということによつても、何時出せるかということについては非常に時日が違つて来ると思います。これらの点もいろいろ研究しております。只今のところでははつきり申上げ兼ねますが、ちよつと臨時国会には間に合わないのではないかという気がしております。

鈴木直人緑風会

○鈴木直人君 そうしますと、この定員法の改正は、行政機構の改革ということには関連せずして、定員法を改正するという考え方の下に出されるのですか。将来行政機構の改革案ができて、定員がきまつた場合には、又それに応じた定員法の改正が同時に出される、こういうふうに了解してよろしいのですか。

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○説明員(岡崎勝男君) その通りでございます。

水橋藤作労働者農民党

○委員外議員(水橋藤作君) 日米安全保障に関連いたしまして、行政機構の内容ですね、これを発表される意思があるかどうか。取きめの内容ですね。

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○説明員(岡崎勝男君) 行政取極のほうはまだ具体的に何もきまつておらないのであります。又理論的に申しますと、これは三百代言みたいになるかも知れませんが、国会で日米安全保障條約が調印されると、この三條に基ずいて、行政取極をやつてよろしいという権限を政府に與えられるのでございまして、正式にはそれから後に発動するわけでございます。併しながら今までも機会あるごとにいろいろ話合いはしておりますが、具体的にはまだきまつておらないわけでありますから、只今のところは説明する具体的内容を持つておらないのであります。

水橋藤作労働者農民党

○委員外議員(水橋藤作君) そうしますと、この内容を具体的に持つていないということになりますると、今国会にそれを提案して審議をするという段階になつていない、こういうふうに解釈してよろしいのですか。

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○説明員(岡崎勝男君) 今申しました通り、今国会のうちに何か具体的のものがきまるというのは間違いでありますが、具体的の話合いがありますれば、それは外務大臣が或いは報告されることがあるかも知れませんが、今のところはそういう具体的なものはないのであります。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 関連して。只今の同房長官の御意見は、法律上はその通りだろうと思うのですが、今の自由党の内閣の方針としては、国会に一々報告する要もないような行政協定についても、今後国会の要請のあるたびに一切のものを国会に対して報告する、そういうふうにして行きたいという考え方でおるのか。やはり政府責任で措置することであるから、言えることは言えるし、言えないことは言えない。その程度のことで安保條約というものを認めてほしいと、こういう前提に立つてこの條約を出そうとしておるのか。この際、内閣の基本的な今後の行政協定に対する態度についてお伺いしておきたい。

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○説明員(岡崎勝男君) その点は政府としては、でき得る限り詳細に御説明をするつもりでおります。但しそれはできたときの話であることは無論であります。実際上安保條約に関進して行政取極等ができますと、それに基いて法律を必要とするものは法律案を作らなければなりません。予算を必要とするものは予算案を作つて、いずれもこれは国会の審議を求めることは当然であります。従いまして、具体的にはそういう話合が進みますれば、無論国会に諮ることは当然のことと考えております。そのときはでき得る限り詳細に説明すべきものと考えます。

片柳眞吉緑風会

○片柳眞吉君 定員法の改正、これは出されるそうでありますが、一般的な事務の縮小簡素化ということでなくて、例えば或る物資の統制を外すという関係で定員を減らすという問題も出て来るのじやないかと、こう思うのですが、そうなつて来ると、各省の組織法をまとめますということもおかしいと思いまするが、定員を減らす場合には、それと当然関連する、例えば統制を外すというような法律案が同時に出ないとおかしいという感じがするわけですが、單に一般的な事務の縮小簡素化ということでなくして、特にそういうものが私はあるのじやないかと思うのです。それで特にお聞きしたいのは、問題の米と麦の統制撤廃の法案が、これは今度の国会に出されまするか。或いは通常国会に出されまするかどうか。先の御答弁でありますと、一般的な事務の縮小簡素化ということで行きますれば、その統制撤廃との関係はどうなりますか。この点お答え願いたいと思います。

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○説明員(岡崎勝男君) これはまあ非常にむずかしいところでありまして、我々は統制の撤廃ということも、まあ主食と言うと非常に大きな問題になりますが、例えば鉄類の一部の統制を撤廃するとか、或いは今までずつとやつて来ました肥料をどうするとか、皆事務の縮小と考えております。大きな方針はもうすでに私どもの與党である自由党でも、政府でも、できるだけ早く不必要な統制は撤廃したいという考えは持つて進んで来ておるので、その方針はずつと続けておつて、その一々の事務をいつやるか、どの程度やるかということは、その時のことできめる、こういうふうにずつと来ておりましたのですが、そこで今度主食が残つて来ておる。その主食の統制撤廃ということを事務の縮小というだけで割切るというわけにもいかんことは、非常に問題が大きいのですから、たびたび我々のほうでも協議をいたしましたその結果、只今のところでは四月の一日から米の統制も撤廃しよう、こういう方針はきめておるわけです。そこで、これはまあ内閣委員会なりどこなりの適当なところで詳しくは御説明があると思いますが、私素人でありますが、私ちよつと考えておるところでは、恐らくその法律なり、なんなり、その措置がいつできるかということは、農林省等にはそういう法案がまだこの臨時国会に提出する中には入つておりませんが、恐らくそういうものが決定するという前提の下に、そうなればこれだけのものが減る、そうならなければ減らないのだ、こういうことになるのじやないかと思いますが、これは詳細なところはどういう説明になりますか、行政管理庁長官等が申上げることと思います。

片柳眞吉緑風会

○片柳眞吉君 そうしますと、さつきの御親明の定員法の改正は、一般的な事務の縮小簡素化という以外に、そういう政策的な意味の縮小に関連するものも入つておるわけですか。

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○説明員(岡崎勝男君) 政策的のと言いましても、今申された食糧の統制撤廃ということに基く人員の整理という問題は入つております。そのほかには、政策によるというものは、まあ理窟を言えば政策になるかも知れませんけれども、まあないのじやないかと思います。

片柳眞吉緑風会

○片柳眞吉君 そうしますと、今のところは主食の統制撤廃は通常国会と大体お考えと承知をしてよろしいですか。

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○説明員(岡崎勝男君) 昨日実は閣僚懇談会も開いたわけでありまして、今後も随時開いて行きまして、それで決定するのであつて、方針はきめましたが、いつどういうふうにするというここについては、はつきりはまだ私共申しかねると思います。が、或いはそういうことになるのじやないかとも考えております。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 そうすると、総理の施政方針の演説の範囲というものの中には、補正予算の問題は入つていないわけですか。質問の準備の都合もありますが、一体どういう幅で施政方針をやられますか。

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○説明員(岡崎勝男君) 今施政方針の演説の草案を練つておる最中でありまして、まだ決まつておりませんから、はつきりは申上げられませんが、通帳の例によりますれば、総理の施政方針演説の中に、ごく簡単ではあつても、予算の問題も触れるのであろうと思つております。詳細は大蔵大臣の財政演説でやる、こういうことになるのじやないかと思います。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 そうすると、今度補正予算の出るときは、改めて大蔵大臣のこれに対する説明があるものと了解していいわけですか。

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○説明員(岡崎勝男君) その通りであります。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 官房長官に対する御質問はこれでよろしゆうございますか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) ほかに御用があるそうですから……。官房長官有難うございました。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 もう一度は来て頂かないと……。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) それは何遍でも用さえあればいつでも……。   —————————————

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 次に会期に関する件を御協議を願います。

近藤英明参議院事務総長

○事務総長(近藤英明君) 御参考までに申上げますが、昨日の衆議院の議院運営委員会におきましては、会期四十日ということで内定いたした趣きでございます。まだ本院に対して正式に協議があつたわけでございません。この際、本院においても何か御相談をなさつておくことのほうが御便宜ではないかと思いますので、御参考までに申上げた次第であります。

鈴木恭一自由党

○鈴木恭一君 自由党はもう衆議院できめられました四十日で結構でございます。大体今度は平和條約並びに日米安全保障協定の承認ということが大きな問題になると思います。それに対して大体審議期間を最高に見ても三十日あればいいんじやないか、あとはまあ補正予算とかその他の問題もございますが、これはその間に並行してもやりまするし、更にそれに対して十日を延ばせば私は審議ができるんではないかと、かように考えます。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) それでは四十日ということで……。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 我々としても各種の法案、條約、予算案を愼重審議でき、そうして我々の使命が果されるならば四十日でも三十日でもいいんですが、ところが今の官房長官の御説明ですと、六十数件を超える、まあ八十ぐらいになるだろうというお話ですが、その法律案が出るときまつたものもまだまだその半数あるかないかわからん。逐次出て来るものと思われます。そういう点からいうと、それで四十日で間に合うかどうかということに、これは與党に代つての心配があるわけです。もう一つは予算案ですが、只今の説明ですと国会劈頭には出ない。どうしてもこれは総理大臣と大蔵大臣の演説が切離されるんではないかということを考える場合に、十日ずれて行つたら尻のほうに三十日しか残らない。これは今までの慣例で補正予算ぎりぎり一ぱいでも三十日はかかつている、三十日はかかつているんです。ひよつとすると、これは今度の補正予算は金額的に大きい。それで私は三十日かかつてもこれが十分な審議ができないという、予算委員会においてもいろいろな論議が起るのではないか。無論この條約関係を見ますと、今お話のように、最大に見て、三十日ぐらいは予想されていらつしやる、與党さんでそれぐらい予想しているんでは、これ又それぞれ意見のある党としては相当時間的な余裕を見たいということもあるでありましよう。これらについて四十日で十分だという根拠が今私としてはつきりせぬ。で、責任が持てない。皆さんのほうで各会派御意見があるだろうと思いますが、こういう状態ならば、四十日なら来月の二十日までですから、もう思い切つて十一月一ぱいくらいにして置くほうが参議院として十分なる審議ができるんじやないかというような意見も持つておるわけです。けれども、これは今後の論議によりて社会党としての立場ははつきり申上げますけれども、政府與党のほうで、もう少し、四十日でいいのだ、絶対延ばされない、大丈夫やれるという理由を納得の行くように御説明を願いたい。

鈴木恭一自由党

○鈴木恭一君 今の小笠原君の、じや五十日になつたならばできるかというと、これ又私も小笠原君の意思を村度してこれはなかなか説明がむつかしいと思うのです。結局我々としては仮りに最大限をそこに置いてもと、こう私は申したので、何も與党が三十日だから野党としては四十日なければ審議ができないとも私は言えないと思います。結局見通しの問題で、この條約がなければ、まあ補正予算とその他の問題ならば一週間くらいで終るのが私は常識じやないかと思います。併しそれが條約の案件と並行しましたら、そうすれば仮りにあと十日余裕を見れば……三十日としてですよ、そうしたら四十日で私はやつて行けるのじやないか。これはどこまでも我々の見通しでして、皆さんのほうでどういうふうな進行が起るかということはこれは予測できないです。従つて一応四十日ときめて、今後の情勢によつて又当然議運が開かれるわけなんだから、今ここで五十日にするか四十日にするかと言つたところで、先の問題ですから、私ははつきりとしたことは率直に言つてわからない。大体四十日でよろしゆうございます。

大野幸一日本社会党

○大野幸一君 與党の皆さんにお伺いしたいのですが、講和條約関係の批准承認はいつ頃までに……。

鈴木恭一自由党

○鈴木恭一君 我々としては成るべく早く承認すべきだという……。

大野幸一日本社会党

○大野幸一君 そんなことじやなくて、一体政府はどのくらいに考えておりますか。今月一ぱいという話も聞いているんですが……。

鈴木恭一自由党

○鈴木恭一君 我々は今月一ぱいということは聞いておりません。

中川幸平自由党

○中川幸平君 大体今回の臨時国会で三十日という話があつたのですけれども、予算も十日間ほどズレがあるというようなところから衆議院の議院運営で四十日というところに内定したということを聞いておるのですが、四十日あつたら私はいいと思うのですが、絶対に会期を延長せぬというようなこともお約束できんけれども、一つ四十日ということにして一応きめてやつて行つたほうがいいのじやないですか。

菊川孝夫日本社会党

○菊川孝夫君 今も官房長官の説明したように、講和條約成立後のポツダム政令をどう取扱うかということは、これは日本としては初めてのことで、非常に論議も出るでしようし、そうして一歩誤まると大変なことになるので、愼重審議しなければならん場合に逢着せぬこともないと思うのですけれども、そういう点から言つて、これは一応自由党で決定された通りに衆議院の言う四十日ということは無理じやないでんようか。それを延ばさぬでやつて行ける自信がありますか。

中川幸平自由党

○中川幸平君 絶対に延ばさんでと菊川君も言われますけれども、今言われたようにポツダム政令のそれに対する関連してせんならんという場合には、やはり十日間又延ばすこともあるかも知れないけれども、大体四十日でやつて行けるのじやないかと思います。衆議でもその点はいろいろ検討して来たのじやないかと思います。それを今五十日にせにやならんという理由は発見できんじやないかと思います。

森崎隆日本社会党

○森崎隆君 今のお言葉、私はよく分らんのですが、問題は今度の臨時国会でいろいろ関連性があると思うのです。今度の今官房長官に聞くと、百二十一件が全部できないから半分程度にして、あとの半分は本国会に入つて、本国会は本国会としまして、来年の予算を中心にいろいろな問題があるわけです。で、この以前の第十国会でしたか、あのときにもやはり六月の初めまで延びました。而も大切な法案が審議し盡されたかと言いますと、必ずしもそうではない。こういうふうになりますと、やはり大事な法律案が会期その他の関係から次々引延ばされることは、やはり国政運営上非常に大きな支障を来たす。私は今度の臨時国会が、批准問題を中心にして、それ以外のことば例えばここでやらないでもどうでもいいということであるならば、まだ話はわかるが、問題は結局成るべく長くいたしまして、そのうちできるだけの法案をここで片附けて行きたい。それだけ次の国会で荷が軽くなる。又あとに残される問題もそこで解消されるんじやないか。これはいろいろな問題もありましようけれども、やはりそういうふうに繰上げして早く問題を処理して行きたいという観点に立ちますれば、さつき小笠原君の申されましたように、やはり来月の九日まで十分に時間を置いて、その間に大切な案件が来ますれば、次々に法案を出して早く処理して行きたい。実はこういう観点に立つております。そういう点もお含み頂いたならば、この三十日、四十日、六十日という問題でなくて、次の本国会との関連性において、もう少し朗らかに繰上げてやるという建前から、会期の問題は決定して頂いたらよかろうと思うのです。(「異議なし」と呼ぶ者あり)

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 いろいろ私たちばかりお話しておつていかんのですが、各会派の御意見があつたら申述べて頂きたいと思いますが、早くきめることにしたら……。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 六十日。(笑声)

赤木正雄緑風会

○赤木正雄君 私は一応四十日といたしまして、どうしてもそれでできなかつたら止むを得ず延ばす、とにかく一応四十日でいいじやないかと、こう思います。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 民主党は如何ですか。

大隈信幸国民民主党

○大隈信幸君 民主党は今お話したように、恐らく今相談しておると思うのでございますけれども、私、関係の委員会もあるので、考えますと四十日は少し無理じやないかと思うのです。まあ五十日ならどうやらと思う。その辺のところを私の感じだけ一応……。

三浦辰雄第一クラブ

○三浦辰雄君 私のほうは結局わからんのですが、内容が六十日とか、三十日とか、今のお話のように五十日でいいかというとそれもわからん。私のほうは別段意見はない。四十日できめておくなら四十日できめておいて、併し実情によつてやる……。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 各会派の御意見を聞いたんですけれども、今回自由党さんのほうで、條約問題は最大三十日あればいいだろう。それから予算関係は十日ずれても三十日あればいい。四十日で済むのだからという御主張ですから、済むとなれば何をか言わんやでありますから、(笑声)それを四十日で済ませてもらうという前提に立つて、まあ自由党さんの顔を立てます。(笑声)会期をその後に及んで延ばすなどということになつたら我々としては承知できない。(笑声)

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) それでは一応四十日ということに御内定を願いまして御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 御異議ないものと認めます。さよう決しました。   —————————————

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 次にお入りになる前に、一つ会期と関連して審議の自由ということの申合せをしておいたほうがいいと思いますが、つまり今度の国会は批准国会ですから、で、あらゆる世界の各国の態度に対して忌憚ない意見が国民の代表として出されなければいかんと思うのです。それを一々伏字にしたり、懲罰にしたり、除名にされておつたんじや、これは全く批准国会の意味が失われると思うのです。プレス・コードの関係で、そういうことにおいて伏字のものを国民に見せるということもいかんし、今度の国会は従前の国会と違つて、特に審議の自由というものがなければいかんと思うのです。世界のいずれの国に対しても我々は十分な、歯に衣を着せないで、言論の自由が保障されなければならんと思うのですが、その点、多少従来の国会には遺憾な点があつたと思いますが、今度の批准国会は、政治的立場の如何を問わず、会派の立場の如何を問わず、一つ言論の自由は守ろう。速記録について妙な伏字を作らない。そうしてこれを一般国民にどんどん知らしてよろしい。直ぐ懲罰にしたりしない。で、十分論議を盡す。批准国会の実を挙げるという申合せですね。で、これは飯を食えば腹のふくれるということで、よもや御反対はないと思いますが、そういう動議を提出いたします。委員長、そういう申合せの動議を提出します。皆さん全会派で承認して下さい。

近藤英明参議院事務総長

○事務総長(近藤英明君) それをおきめなさるのに、御参考までに申上げますが、例えば発言について懲罰せぬとかするとかいうことは、これは皆様の御自由である。ハウスの議決だけで懲罰もできるし、やらなければやらない。そういうことになります。伏字と申しまするが、プレス・コード違反と認められる発言については、速記録にそのまま載せるか、それをまるまるにしてしまうか、つまり削除してしまうかという問題でございます。従来もプレス・コードに反する、つまり占領軍の誹謗に亘るとかいうような場合、プレス・コードによりまして印刷配布を禁止されている部面につきましては、伏字になつておるわけでございます。で、その面は個々の議決の如何に拘らず、その義務は解除されないものと私どもは考えますので、これを御参考までに申上げておきます。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 僕は事務総長は多分そう言われると考えていたのですが、それは事務的にはあなたはそう言われても、今度の国会は批准国会で、全世界の日本と交戰した各国の態度ですね恐らく自由党はソヴイエトの態度については十分なる、厳正なる御批判があるものと私は考えておるのですが、社会党然り、又労農党然り、それぞれの立場から見た、占領軍と言わず、連合国と言わず全占領軍その他について忌憚ない言論が保障されないで何の批准でしようか、政治と、法律的な事務的な面と、どちらが重いか、つまり事務的の法律的の面のために、審議が、言論の自由がこの国会から奪われるということでは、批准できぬじやありませんか。批准国会の名に副わんじやありませんか。私はそういう点において、この申合せを一つして下さつて、それに則つて事務局もやつて然るべきものと思います。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 只今の兼岩さんの申合せの云々ということは私にちよつと納得いかないのですが、議員は議員に許された自由があるので、その自由が確保せられるということについてはこれは我々の権利でもありますから、それは大いに主張すべきものであつて、申合せの必要がないと思う。そこでプレス・コード違反の問題は別個の問題であつて、これは私は議長に対してもお伺いして置きたいのですが、占領下における占領軍の命令に違反するとか、占領軍を誹謗するという問題とは違う、対等の立場で結ぶ條約に対して、主権を代表する国会が、あらゆる言論の自由が確保されるものだ、それは国際法上許されておることであつて、占領軍のあの政令問題は一切この問題に関する限りは関知するところではないというふうにも考えられるのですが、最近どこかの地方裁判所等においても、これは憲法上の自由であつて、占領軍の誹謗とか、命令違反とかいう問題には該当しないというようなことで何か無罪の判決があつたというような事実も私たち聞いておるのですが、これは国会として今回の場合は十分研究の必要があると思うのですが、議長の御意見どうですか。

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 今小笠原さんからの御質問でありまするが、私は今お述べになつた通りに、国会内における議員の発言はこれは自由でなければいけない。何らの制約を受けるものでないということ、その点において全然同感でありまするし、又是非そうなければならんと信じておるものであります。ただ日本の置かれておる立場は、この平和條約が効力を発生しまするまでは特別な状態に置かれておるということでありまして、即ち今のプレス・コードなるものが存在をしておるという事実、それが即ち特別な状態に置かれておる一つでございます。このプレス・コードなるものが解消されない限り、我々が完全に独立を回復するまでは依然その制約の下に置かれておるというように私としては解釈せざるを得ないのであります。尤もすでに御存じの通りに、連合国側において、又特にGHQにおきましても、今までのような日本に対する態度、即ちその峻嚴さの程度においてかなり緩和されて来たという、そういう事実はあるように見受けておりまするけれども、併しそれはこのプレス・コード全体を解消してしまつたものではないのでありまして、依然としてそれだけの制約の下に我々があるということだけは、これはどうも否認するわけには行かないと思うのであります。従いまして国会内における言論は自由であるといたしましても、それを発表いたしまする際には、私としては今までの取扱をそのまま続けて行くほかないというように解釈しております。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 そこのところが私としては問題だと思うのです。例えば安保條約のほうは、講和條約が成立後、講和條約の條章に基いて日米間対等な條約として結ばれるということなんで、時間的に言うならば、独立回復後、安保條約の成立ということになるものを、今回同時的に臨時国会で扱うということなんですから、仮にプレス・コードに違反する問題が起るとしましても、安保條約に対する意見の自由ということはプレス・コード違反になるのかどうかという問題が私は起つて来ると思う。そればかりでなくて、私は講和條約そのものも、日本が如何なる独立を期待するかということにおいては、これはやはり批准をすることを許されておる條約でありまするから、日本の主権を代表する国会が如何なる言論をしてもいいし、又それを頒布するというようなこともプレス・コード違反というようなそういう範疇に入らんのではないか。占領下における国会という立場と、この條約を批准する立場とは私は問題は別になるのじやないかという考えを持つのであります。この点は議長から一応今御意見があつたのですけれども、議長の御意見通りで言いますならば、極端な例で言うならば何をか言わんやである。言論の自由があるとは言いながら、その言論が国民の輿論指導にもならないし、又或る作為を以てするならば相当のものがプレス・コード違反というようなことになるのであつて、その場合においてはこの條約に対して公正な国民の意見というものが討論できないというようなことになるのじやないか。而もそのことは吉田総理が国民の自由なる意見の発表を求めるという趣旨から言つても限界があるというようなことであつては、これは私は相当問題があるのじやないかと思う。私は素人でわかりませんが、一つ法制局長の意見もこの際承わつておきたい。これは、はつきり日本の立場においてはつきりしておく必要があると思うのですが……。

大野幸一日本社会党

○大野幸一君 私も今小笠原君と同じことで質問しておきたいのですが、全く法律的解釈から言つても、この前ここで官房長官は、安全保障條約は講和條約が効力を発生したという仮定の、前提の下に対等の資格でやるのである、こういうことをはつきり述べておられるのであります。従つて安保條約の論議については我々はすでに講和が発効したと同じ立場でこれは論議されなければならない。又それをアメリカもこれを認めておることであろうと思う。連合国も認めておるところであろうと思うのであります。従つてこの安保條約に関する限りにおいては、我々はすでに主権を完全に回復したという国民的立場から論議するに何ら差支えないものである。そうでなければ、勝手なときにはまだ占領治下である、或るときには又これは講和條約が成立したという前提に立つて我々は対等にやつておるというような議論も立つのです。こういうようなことについて、今ここでとつさに議論になつたのでありましようから、これは愼重に研究しておいて頂きたいと思うのであります。議長におかせられましても、この点は関係方面とも、意向はどうだということを一つ問合せて下されたいと思う。それでなければ如何にも得手勝手な解釈というものであろうと思う。今法制長官が答弁をされるに当つても、この点をよく了解されて一つ愼重に答弁をしてもらいたいと思う。

奧野健一参議院法制局長

○法制局長(奧野健一君) 突然の問題でありますのでなお十分に研究いたしたいと思いますが、一応やはり日本国憲法におきまして、議員は議院内で行なつた演説、討論、表決について全然責任を負わないことになつておりますので、その点は言論、討論等は自由ではないかと思います。ただプレス・コードの関係で、これを外部に印刷配布というようなことになりますと、占領下における現在におきましてはプレス・コードの制限を受けておる。内部における言論は自由であつても、これは外部に印刷配布という点についてプレス・コードの制限を受けておるのではないかと一応考えておりますが、なおこの点については研究いたしてみたいと思います。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 私の言うことがどうも徹底しない。それではお聞きしておきたいことは、この條約批准に関する国会は占領下の国会というものとは違うのじやないかということを私は申上げる。国際法上こういうようなことは、如何に占領下であろうが、何であろうが、許されることではないだろうかということなんです。この点について先程大野さんもおつしやいましたが、議長におかれても司令部関係のかたとお話合いの上ではつきりしてもらいたい。国会内における言論の自由云々のことを私は申上げているのではなくて、そのことが全体に日本国民に與える影響と申しますかこれは大きなことなんです。国会内外を問わずこういうふうな問題について解明を與えてやるということは、我々としてはいいじやないかと考えるから、根本的にそういう点について御研究なさつて、はつきりしておいて頂きたいと思うのであります。無論これは政府側にもあとでその関係内においてお伺いしなくちやならん問題だと思います。

森崎隆日本社会党

○森崎隆君 ちよつとそれに関連して……、こういうことが問題になりますのは、言い換えましたならば、條約が締結されて以後に安全保障協定の問題が論議されますればこれは問題ないと思いますが、同時に出されるというところにこういうような議論が出て来るわけなんです。同時に出されましても、官房長官のお話から考えまして、当然やはり独立国の国会として堂堂とこれはやつぱり論議すべきじやないかと思う。その希望を小笠原君が述べたのじやないか。それは或る意味では重大な問題でございますので、重ねて一つお願いの上、適当な措置をとられたいと思います。

大野幸一日本社会党

○大野幸一君 私も一口に言えば講和並びに安全保障條約に関する本国会の地位は如何という問題を一つ研究しておいて頂きたいと思います。

菊川孝夫日本社会党

○菊川孝夫君 今の問題は単なる法律論というようなものではなしに、むしろ私は政治問題だと思います。国会も政府もすべてやはり毅然たる態度を以て臨むべきだと思うのでありますが、それでない限りにおいては、単なる政争の具に供して見たりしたのではだめだ。つまり反対党が言つたからこれは葬つてやれという意味で扱うということはいかん。そういう点から十分にこれは毅然たる態度で臨んで頂きたいと私は思う。それともう一つ大事なことは、外務大臣が総理と兼任になつているから、会期の問題とからみ合せて今までどうも総理大臣が非常に、我々から言うならもつたいぶり過ぎているのではないか。今度こういうときに専任外相があれば別ですが、外務大臣があらゆる席に出席されまして、これは十分説明もし、国会議員の意見も聞かなければならん問題だと思うのですが、これから今度の会期の問題もむしろもつれて来るという危険があるので、その点においては與党もあなたがたの総裁でありますから、この点十分善処されるようにすることと、又議長におかれましても、この点は今後各委員会等におきまして外相関係が多いと思いますので、大いに出席して、一つ御老齢で御苦労ではございますが一つやつてもらいたいということだけ特に兼岩君の動議に附加えて……、それがないと会期の問題と非常にからんで来ると思います。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 今、同僚各位の見解によつて問題が明らかになつて来ましたので、この動議の提案を二つに分けて、一つの言論の……法制局長の答弁もあり、政治の問題は、プレス・コードに関係して参りますが、つまり審議の自由、政治的立場の如何を問わず、両條約に対して言論の自由は保障する、これの理由に基いて、懲罰にしたり、除名したり、党派争いのないということをこの機会に申合せをして頂きたいと思います。  それからもう一つプレス・コードの問題は、今法制局長の意見をそのまま受け取るとすれば、全く我々は国民から切離された、国会の中の論議だけが自由である。それも外部に通じてはいけないということは、我々が国民のために論議したということは国民に知らせられないわけです。そうすると国民から切離された国会になることは明瞭なんです。それから議長の答弁ですが、お考えをそのまま承認したら、我々はプレス・コードの制限下に審議をしたということであつて、何らこの両條約は、国民の立場において、国民の代表として徹底的に論議したのじやないということは明快なんです。つまり我々は制限され抑圧された條件下において、不十分な言論の自由において討論審議したということになるのです。そこでこのプレス・コードの問題につきましては、これはせつかちにここで直ちに結論を求めませんが、ただこれは政府側に聞く必要は私はないと思います。私は主権の最高の所在である国会、それを運営する議院運営委員会におきましての問題である。従つてこの問題は参考的意見は政府に聞くこともあれですが、やはり議長と議院運営委員会の委員長並びにその理事の皆さんでこの点を質すべきは直接GHQに質して、この点を明確にこの委員会で発表されて、果して我々はこの法制局長のような法律論のような、或いは事務総長の事務的な意見のような、そういうふうに切離されて、国民と国会を切離されたという條件で審議しろというのかどうか。これは議長の説のように、プレス・コードの制限は飽くまであるのだ、この制限下においてだけ言論の自由があるのだと言われるのです。換言すれば国民全体の、八千三百万の真に自由な意思で討議したのじやないということが明らかにされて、この批准国会が行われるなら、これは又国民に明快にすべきだ。それを明快にするためには議長、運営委員長、理事で一つ関係当局の最高責任者と折衝して明快にしてここで発表して頂きたい。(「賛成」と呼ぶ者あり)

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 今の兼岩君のお説はよくわかります。私も運営委員長その他理事のかたがたとよく御相談をいたしまして、そうして必要あらば関係の向きの意見を徴し、誤解がないようにしておいて、そうしてこの会議に臨むということが最もいい方法であろう。そういうように考えております。但しこの際、私の意見として申上げておきたいと思いますことは、よしんば日本が独立を回復したあとでも、成るほど国会内における議員の発言はそれは自由であつて制限はおくべきでないといたしましても……、その点においては先ほども菊川君の言われたように、例えばこの平和條約の問題に関する討議は、多分に政治的見地に立つてこれを論じなければいかんという、その点においては私は全然同感であるのでありますが、よしんば独立回復後の日本におきましても、自分の発言は国会内においても自由であるからといつて、国際礼儀、若しくは国際信義に反しましても、いずれの国に対しても問題ない。或いはその国の権威を傷け、その国の信用を傷けるというような発言をするということは、これは国際常識の上から言つてもお互いに愼しまなければならん問題だと思うのでありまして、それは独立回復したあとの日本においても私はそういう道徳上の制限はお互いにこれは受くべきものであろうと思います。仮にイギリスならイギリス、アメリカならアメリカの議会におきましても、日本に対しましては相当のやはり礼儀を以て論議せらるべきことを期待すると同時に、我我といたしましても、連合国に対することを論ずるに当りましては、やはりそれだけの礼儀を以て論議すべきものであろう、こういうふうに私は感ずるのでありまして、そこで今度の会議におきまする平和條約関係の論議におきましても、私はプレス・コードの制約がどれだけ我々の頭の上にかかつて来るかということは、今仮に他日、明らかにせらるべき問題としてそれは除外いたしましても、今申上げましたような常識の上からの制約は、これはどうしても自分たちとしても受けなければならん。又自分達の発言もよく注意しなければならんということだけは今申上げて憚からないところだと思いますし、今回の国会内におきまする平和條約関係の討議は、これは全世界の注目するところとなろうと思うのでありまして、單に国内の問題、国民を相手、対象としての討議若しくは国民の意思を代表しての討議ばかりでなく、世界的の見地において自分たちは論議する、そういうような気持を持つて行かなければならんように私は思うのであります。つきましては、議員諸君におかれましては、勿論そういう点には十分のお考えをお持ちのことと思いまするが、今私の申上げましたようなことも一つ加えてお考えの中に入れて頂くということを、私としてはこの際お願い申上げたいのであります。

大野幸一日本社会党

○大野幸一君 只今議長の言われたことは尤もだと思うので、兼岩君の説にも賛成いたしますけれども、又議長が人間性というか国際的道徳から、どんなことを大きく発言してもかまわないということではないので、その点は皆様も、その場合には、やつぱり議会というものは或いは懲罰委員会ということが発動するということだけは明らかにしておいて頂きたい。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 両先輩から御懇篤なる御訓示を頂いて……、それで一つ事は重要ですから、この二つの点は明快にして一つ申合せをして頂きたいと思います。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 二つの点を申上げましたが、残つているのは第一点だけであつて、第二の点は議長がその取扱いにおいて議事を、よく諮つて相談するということで私は解決していると思うのです。第一の点の言論の自由というものが確保されるがために懲罰委員会等にかけたりするなという申合せについては私は反対いたします。その点については各人の自由がある限り又責任も附蔕してあるのでありますから、議員の善処を願うということで反対をいたします。(「了解」と呼ぶ者あり)

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 継続して行きましようか。これで中止いたしましようか。(「続けてやろう」と呼ぶ者あり)それでは少々御辛抱を願いましよう。   —————————————

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 次に開会式に関する件を御協議をお願いいたします。

近藤英明参議院事務総長

○事務総長(近藤英明君) 開会式につきましては衆議院の昨日の議院運営委員会は明後十一日に行いたいということで、これは決定いたしまして、本院のほうへさようにして頂けないかという申出でございます。十一日でございます。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 十一日は何時ですか。

近藤英明参議院事務総長

○事務総長(近藤英明君) 開会式は十一日になりますと、今度はこの前のような特殊なこともございませんので、通常の先例通り十一時かと一応考えます。そういうことで宮内庁のほうの都合も聞いております。  それから式辞につきましてはすでにお手許に印刷したものをお配りいたしてございますが、これは衆議院の議院運営委員会ではかようなものにいたしたいという、それでよろしいという御意見でございます。こちらの御意見を伺いたいと存じます。

菊川孝夫日本社会党

○菊川孝夫君 私は大体においていいと思います。大体じやない、いいと思いますが、ここで一つ字句を挿入して頂きたいと思います。「国民も亦」というところから「国民も亦、日本国のおかれている立場と、」こう書いてありますが、これに日本国のおかれている極めて困難なる立場、この点についてはまあお互いにこれはどなたも異議のないところだと私は思うのでありますが、この狭い島国の中に追込まれて食つて行かなければならんということもそうであるし、隣国の朝鮮問題が解決しないということもどういうふうなことに発展するかもわからん、又中国、ソヴイエト等も、まだこれは交戦国の状態のままに隣国の二大国がそのままにあるということも私は極めて困難なことだと思いますので、立場として言うだけでなしに、ここではつきり極めて困難なる立場ということだけは国民皆認識しなければならん。そういう意味において一つ入れて頂きたい。この動議を提出いたします。

上原正吉自由党

○上原正吉君 菊川君のお説誠に御尤もですけれども、私どもは又日本の現在のおかれている立場が、困難ではあるが、希望も持ち得る立場であるというふうにも考えておりまするので、そう菊川さんのおつしやるようなことになりますと、日本のおかれておる立場はただ非常に困難であるとしか響かない虞れがありますので、先に「いかなる苦難にも耐えて独立の理想を達成し、」とありますから、この菊川さんの説に賛成いたしません。「いかなる苦難にも耐えて」「世界の平和と安定に寄與する決意を新にすることを願つてやみません。」このほうの文章に現在おかれている国の立場を代表さして貰つて一向差支えございません。

菊川孝夫日本社会党

○菊川孝夫君 上原君が言われましたが、その点明るい見通しにつきましては「主権回復への第一歩をふみ出し得たことは、まことに喜びに耐えません。」と冒頭に明るいことを謳つてあるのでありますから、後でこればかりによつておつて、これを立場というふうにも受取るといけないと思いますので、私はこの字句の挿入を希望するものであります。

大野幸一日本社会党

○大野幸一君 やはり今後の国民の覚悟を促すためにも極めて困難なる立場としておいたほうが却つてよろしいかと思います。差支えなつたら入れて頂きたい。

森崎隆日本社会党

○森崎隆君 それから又一カ所。今菊川君の訂正の案のその行の下のところに、「わが民族に課された崇高な使命をよく認識し、」そこに「わが民族に課された憲法の」という字を入れて頂きたい。更に憲法の精神を確認するという意味から考えましてもはつきりするのじやないかと、かよううに考えます。「憲法」を入れて頂きたい。

大野幸一日本社会党

○大野幸一君 成るほど今気が付いたが、我が民族に課された崇高な使命、崇高な使命というものに何かがなければ、ぼやつとしておつてわからない。崇高なという言葉は憲法においてしばしば使われておる言葉だから、これもやはり必要だと思う。それでなければ、ただ我が民族に課された崇高な使命というのは何のことかわからない。これも賛成いたします。

鈴木恭一自由党

○鈴木恭一君 そう言えばそうなんだけれどもね。

森崎隆日本社会党

○森崎隆君 そう言えば、そうなれば、そうして頂きたい。それだけ一つお願いいたします。

大野幸一日本社会党

○大野幸一君 「隣国朝鮮の動乱」、これはこの前ここでは、参議院では満場一致でこれを可としたのを衆議院でこの前創られた。今度は削られないようですから、折角向うが寛恕して来たのだから、又向うで気がついてこの前と同じことを言わないように……。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 やつぱりこの民族に課された崇高な使命というような、どこかフアツシズムの臭いのするような適当でない言葉を使うのはよくない。よその民族でも民族平等で、日本だけが崇高ということはない。「憲法の」と入れれば、平和憲法のという意味で通ると思いますが、こういう思い上つた字句を使うのはやはりよくないと思いますね。

森崎隆日本社会党

○森崎隆君 ちよつと補足いたしますが、最近外国新聞記者なんかもいろいろな輿論において、又新聞なんかに、いろいろちらちら出おります面から行きましても、日本の民主化が後退するということを非常に心配しておる面があります。この民族という言葉に、兼岩君の言もそうでございますが、私たちの民族という言葉は良い言葉だが、そのうちに気をつけませんとフアツシヨ的な性格、臭いというものが汲み取られる。そこにどうしてもこれは「憲法」ということを入れて頂きますと、この点は、はつきりして来るのじやないか。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 明後日のことですし、明日もこれは議運が開かれるでしようし、議長間の問題でもありましようから、特段の御意見もないようですから、一応これは修正したいという希望を持つて御連絡になるようにお取扱い願いたい。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) それではこの意味を以ちまして衆議院のほうへ連絡をいたしまして、幸いに承諾して呉れれば、その通り変つて、衆議院の議長はそう朗読せられるだろうと思います。

森崎隆日本社会党

○森崎隆君 ちよつと持つて下さい。幸いに承諾というのでなくて、是非承諾させて頂きたい。

菊川孝夫日本社会党

○菊川孝夫君 僕もこの「極めて困難な」という言葉をなぜ入れたいかというと、森崎君の言つたのと同じわけですけれども、日本を思い上らせるなということを盛んに諸外国で言つているところもあるのです。そういうあれから言つて、自分たちは極めて困難な立場に置かれているのだけれども、それでも新憲法の精神に則つて十分やつて行く、困難に堪えてやつて行くのだということを諸外国に示す意味から言つても大事だと思う。一つ衆議院では面子にこだわらずに、このぐらいの字句は大したこともない、併し国際的な影響から言つても、将来におきましても、ここで一つ認識するということは大事なことであるから、御努力願いたいと思います。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 ちよつと事務総長にお尋ねしたいのですけれども、式辞というものは、第一国会以来すべて天皇に申上げるという形に一貫してなつておりますか。国民に対しての式辞でなくて、これは天皇に対するあれになつておりますか。つまり国民に対して読まれるのですか。天皇に対して読まれるのですか。

近藤英明参議院事務総長

○事務総長(近藤英明君) 申上げます。旧帝国議会における議長の発言は、天皇陛下の勅語に対する勅語奉答書でございました。新しい国会におけるものは奉答書じやございません。この表題に出ております通り、開会の式における議長がその式場における式の言葉として述べられるものでございます。天皇に対する奉答書ではございません。

鈴木恭一自由党

○鈴木恭一君 今度の国会は批准国会であるという字句がここにないようでありますが、併し批准国会だということはこの国会の召集されている内容にもまだ入つておらんのですね。そういう内容を含んだものはまだ全然理由にはないですか。

近藤英明参議院事務総長

○事務総長(近藤英明君) そういう召集の詔書そのものには何等謳われておりません。それから、これも現在本日ここで御審議願おうというわけですが、すぐにでも條約文が議会に提出されるということを官房長官も言つておられますし、恐らく明日じやないかと想像されますが、明日出ますと、開会式の当日には、すでに両條約の批准が国会に求められて提出になつている状況である。事実がそういう事実にはなつて来ているかも知れませんが。    〔「進行」と呼ぶ者あり〕

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) それでは式辞は二カ所修正をいたしまして、御了承願いまして異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 御異議ないものと認めまして、さよう決しました。   —————————————

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 議員尾山三郎君の逝去に関する件を議題に供します。

近藤英明参議院事務総長

○事務総長(近藤英明君) 先般議員の尾山三郎君が逝去いたされましたので、この国会におきまして哀悼演説をおやり願わなければなりませんので、先ずその哀悼演説をどなたにおやり願うかということ、それからなお申上げますが、尾山三郎君は内閣委員会に属しておられましたので、前例によりますれば、内閣委員長が哀悼演説をおやりになることかと存じますが、それらのことについて。(「異議なし」と呼ぶ者あり)それからなお尾山君の逝去につきまして、弔慰金を法律に従いまして支給いたさなければなりません。本件は、国会予備金から支出いたすのが前例でございますし、その以外に又費目もございませんので、前例通り、国会予備金を支出いたしますことの御承認をお願いいたす次第でございます。    〔「異議なし」呼ぶ者あり〕

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 諮つて下さい。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 只今の事務総長の報告通り決しまして御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕   —————————————

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 御異議ないものと認めましてさよう決しました。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 召集日の議事に関する件。

河野義克参議院事務局参事(議事部長)

○参事(河野義克君) 召集日の議事といたしましては、議席の指定を願うわけでありますが、それは本日仮議席を議長としてお決めになりまして、その仮議席のまま御着席願つて、本議場で仮議席の通り議長が指定したという宣告をなさるわけであります。  それから会期の件が、衆議院におきましても、参議院におきましても、議院運営委員会は内定いたしたところでありますから、委員長懇談会等相当の措置をとられた後に、明日これを御決定を願う段になれば御決定願つたほうがいいと思います。  それから、只今おきまりになりました故尾山三郎議員に対する追悼演説を内閣委員長がなさるということは、召集日にお間に合いになれば、これもお考え置きを願いたいと思います。  それから、まだこれはお話になつておりませんから、申上げることもございませんが、従来行われておつたような特別委員会をどうなさるか。特別委員会を置くことを明日おきめになるということであるならば、それも召集日の議事として一応お考え置きを願いたい。かように存じます。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 何ぞ御発言はありませんか。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 一通りそれでいいと思うのですが、そうしますと、明日定刻になると一応開会となつて、それから議事を継続するというためには、その前に議運或いは小委員会が必要であろうと思うのですが、その場合に時間的に難点となるものは、特別委員会の構成等について、時間が或る程度かかるのじやないかと思われますが、従つてこの点は明日若しも本会議の議題とするためには、本日の議運において或る程度の考えをまとめて置かなくちやならんのじやないかと思いますが、いずれにしましても、今日だけで今までの特別委員会がなくなるわけでありますから、従つて自由党さんのほうのお考えで私たちのほうは明日でもその後でもいいわけですが、どういたしますか。その点伺つて置きます。

加藤武徳自由党

○加藤武徳君 本日まで電気と引揚と選挙の三つの特別委員会があるわけでありまするが、今までのこの三つの委員会につきましては、今日の議運の議に供して頂いて、一応お話し願いたい。こういう工合に考えております。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) とにかく召集日の議事に関する問題はこのままで御協議を願つて、特別委員会の設置に対しては引続いてお願いをいたします。では召集日の議事に関する件は、特別委員会の設置が決議になれば、これに特別委員会設置の件を諮るということで御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 御異議ないと認めましてさよう決しました。特別委員会の設置についてお諮りをいたします。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 前々国会ではすでに理事会で決定される問題になつておる。今度の講和については、小会派といえども全会派の発言を認めるという意味で、衆議院はいろいろ御魂胆もございましようが、自由党のいろいろな魂胆もございましようが、特別委員会を五十人でやられる。こちらとしてはやはり外務委員会を拡充するということがすでに承認されておつて、いろいろな事情でできずにおるのですが、それほどもう客観的な役割も終えた特別委員会を当議会も並行して置かれる。その点どうされるのか。全会派に論議を盡させるのか、盡させないのか。幸い十人の少数で外務委員会ができておるから、小会派には発言の機会を與えないでやつてしまおうという、そういう態度なのかどうか。それも併せてこの機会に明らかにして頂きたいと思います。

大野幸一日本社会党

○大野幸一君 衆議院では特別委員会ができるということですが、この講和問題に対して参議院でも特別委員会ができるというように新聞に報道されておつたようですが……。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 話がどうも飛び飛びになつて、先廻りするものですから順序よくいかんので、先ず第一に今日まで継続して持たれておる特別委員会を、この臨時国会において持つかどうかということをおきめ願いたいと思います。併しこの問題も他に特別委員会を持つという場合があるならば、それと関連して考え合せなければならない部面も出て来るでしようから、持つなら持つということをきめて、そうして他に特別委員会を持ちたいという希望があるかないかを質して頂きたい。それによつて一切をきめた上で構成その他については一括して考えておくというほうが、私は議事の運営上いいと思います。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 僕は特別委員会を、皆さん多数できめられることは止むを得んと思うのですが、より緊急重要な外務委員会を、すでに前々国会が全会派の理事会で決定して、いろいろな事情で実現しないでおつたのだが、今度の批准国会で最も重要な外務委員会を拡充するという方法をとるのか、やはり特別委員会できめられるのか、その点を先ず先にきめてから他の三つのものをやるのが今国会に対する正しい態度ではないかと思います。

菊川孝夫日本社会党

○菊川孝夫君 兼岩君はそう言われるけれども、やはり小笠原君が言つたように、三つの今まであるやつをどう処理するかということを先におきめ願いたいと思います。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 順序はどうでも、その点を明確にして下さるならば結構です。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) それでは選挙と引揚と電力、この三つの特別委員会はこの第十二国会も引続き存置することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 御異議ないと認めます。さように決しました。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 どうも私が話したことがはつきり呑み込んでおられないので、兼岩君など先廻りして盛んに動議も何も出ないうちから潜つたような話をするので、議事が混乱するわけですが、一つのことは一応存置することときまりましたが、他に特別委員会を新たに設置するという御希望がない限りは、これの構成その他についてお諮りを願いたいと思うのです。他に特別委員会を設置したいという希望がある場合にはその人数、構成等は全般に影響しますから、ここでは保留しておきたい。そういう意味において提案しておるので、御希望がなければそれで済むことを私は考えます。自由党のかたにお伺いするのですが、外交関係のような重要問題については、前々国会の場合においては外務委員会拡充というような線で一応話がまとまつたが、本会議では変なことに収まつたわけですが、いよいよ今度の国会は二つの條約批准案が出て来てこれが本国会の重要案件と言われておるのですが、これに対してはどういう措置を以て審査して行きたいというお考えであるのか。前々国会の考えと違つておるのかどうか、この際お伺いしたい。

鈴木恭一自由党

○鈴木恭一君 先ほど加藤君が申されましたように、従来の三特別委員会は従来の通りということで異議ありません。今度の二つの條約の承認に対して特別委員会を開くかどうかということにつきましては、理事会で私ども話合いをしたいと思つております。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 私のお伺いしておるのは、前回までは内容的には承認せられながら、形式上成立の運びに至らなかつた外務委員会拡充という進められて来た線があつたのだが、特別委員会云々ということについての御希望があるのかないのかということを端的にお伺いして、それによつてその論議の進め方をどういうふうにやつて行くか、これはその後の問題だと思う。端的に、前の考えと変つた考えで行くのがいいというのか。又特別委員会というような構成のほうがいいというのか。そういう点をお伺いもし、又ざつくばらんに、若しも希望があるならば動議として出して頂いて、内容的な問題に対する措置等については、これは理事会その他もあるでしようから、後でそれは考えることにしたらどうですか。こういうことなのです。

鈴木恭一自由党

○鈴木恭一君 只今の小笠原君のお話の従来の経過等はこの議運でもよくわかつておるのでありまして、我々もその線に沿うて努力しておるわけでございます。たまたま内容というか、審議の対象が変つて来ておるかも知れませんが、先般きめられた線でやりたいと思つております。従つてここで、特別委員会を設置するか外務委員会を拡充して行くか、二つの問題が我々考えられますけれども、今ここで私がどちらにするという決定をするのには、ちよつと私のほうで時間が欲しいのでありまして、そのために私は結論的のことは申上げない。併し何らかの形において、そうした審議の形態を新しく提案したいという気持は持つておりますが、いずれにするかは決定しておりません。少々これには時間を貸して頂きたいと思います。

鈴木直人緑風会

○鈴木直人君 講和に関する特別委員会を設置するか、或いは外務委員会を拡充するかという問題については、自由党も党全体としての方針がまだきまつてないようですが、私どものほうも実はきまつていない。今までの通りに行つているのです。今のところは従つて新らしいこういう切迫した情勢になつた場合に、従来の方針通りで行くか、或いは別に行くかということについては、私どものほうでも会内で相談したいと思う。それで本日はそれに対するところの決定した意見は述べられませんから、本日はその点については、まあ各党から発議されるのは自由でありますけれども、結論を出されないで行つて頂きたいと思います。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 それでは、自由党さんのほうでも緑風会さんのほうでも、はつきりした決定を見るまでには時間がかかるということはよく了解しました。そこで一つ新らしく特別委員会が出るか、或いは外務委員会を拡充するものが出るかというようなことで、議院の各会派におけるその特別委員会なり、外務委員会拡充の委員会の振り当て等の関係からいろいろの問題が起つて来ると思うので、その三つの特別委員会設置、存続を決定した部分につきましても、その構成等については私どもはそれを本日きめて、明日これを議決して発足させるということについてはいろいろ各会派で問題が起つて来るのじやないかと思うのですが、念のためにこれを申上げて置きます。若しもおきめになろうというならおきめになつても私はかまいません。

油井賢太郎国民民主党

○油井賢太郎君 我々のほうでは外交特別委員会というものの設置は、今のところ必要がないじやないかという説なんです。これは今外務委員会というものの大体仕事の大部分が講和問題なんです。これを取つた外務委員会というものは有名無実で、無いと同じである。それで一応この前からのここで決定されたように外務委員会を拡充して行かれたほうがよろしいじやないかというふうな意見になつております。一応申上げます。

水橋藤作労働者農民党

○委員外議員(水橋藤作君) 私も油井君の説に賛成なんです。拡充する場合、現在の外務委員会には委員が入つていない小会派もある。従つて拡充強化するには小会派も必ず参加さして、そうして外務委員会を拡大するという建前を我々希望するのです。で、各会派がお帰りになつて相談する場合にも、そのことを併せ相談の上、一つ十分考慮に入れて頂きたいということをお願い申上げる次第であります。

鈴木恭一自由党

○鈴木恭一君 社会党にお尋ねしますが、社会党としても外務委員会の拡充をするか、特別委員会の設置をするか、この点は、はつきりおきまりになつていないのじやないですか。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 きまつております。

加藤武徳自由党

○加藤武徳君 先ほどの小笠原君の発言のように、決定をいたしました三つの特別委員会の委員の数等も、新しく検討せられまする両條約の特別委員会に持つて行くか、或いは外務委員会を拡充するかという問題もございますので、この数は一応今日は保留して頂きたいと考えます。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) そうすると、特別委員会の設置の件は明日に廻して、今日は議決しないということにして差支えありませんか。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 三つだけは設置をして、発足の時期は遅れるということになるわけです。

加藤武徳自由党

○加藤武徳君 構成の点もある。二十名或いは二十五名、三十名という点については一応……。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) それでは三委員会を設置することはきまりました。数と委員長はきまらない。   —————————————

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 次に国務大臣の演説に関する件。

近藤英明参議院事務総長

○事務総長(近藤英明君) 御参考に申上げます。昨日の衆議院の議院運営委員会は、国務大臣の施政演説は十二日。開会式の翌日の午後一時から。それから財政演説は予算案提出を待つて聞きたい。それから総理大臣の演説に対する質疑は十五日から行いたい。かようなお申合せの成立いたしましたことを御報告いたします。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 十五日までの日程了解。

加藤武徳自由党

○加藤武徳君 こつちのほうは三時ですね。    〔「賛成」と呼ぶ者あり〕

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) それでよろしうございますね。……開会は十二日の午後三時、国務大臣の演説に対する質疑は十五日からということで御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) さよう決しました。  大体お諮りすることは済みました。何か外に……それでは本日はこれで閉会いたします。    午後零時三十八分散会  出席者は左の通り。    委員長     山田 佐一君    理事            木村 守江君            鈴木 恭一君           小笠原二三男君            鈴木 直人君            大隈 信幸君    委員            上原 正吉君            加藤 武徳君            川村 松助君            中川 幸平君            大野 幸一君            菊川 孝夫君            椿  繁夫君            森崎  隆君            赤木 正雄君            片柳 眞吉君            杉山 昌作君            高橋 道男君            油井賢太郎君            三浦 辰雄君            兼岩 傳一君   委員外議員            水橋 藤作君   —————————————    議長      佐藤 尚武君    副議長     三木 治朗君   —————————————   事務局側    事 務 総 長 近藤 英明君    参     事    (事務次長)  芥川  治君    参     事    (記録部長)  小野寺五一君    参     事    (議事部長)  河野 義克君    参     事    (委員部長)  宮坂 完孝君   法制局側    法 制 局 長 奧野 健一君    参     事    (第二部長)  岸田  実君   説明員    内閣官房長官  岡崎 勝男君

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