議院運営委員会 第3号
- 発言数
- 279 件
- 登壇者
- 18 名
- 会派数
- 4
- 開催日
- 1951/10/08
会議録
○小澤委員長 たいへんお待たせしました。ただいまより議院運営委員会を開くことにいたします。御承知のごとく、去る二日政府は第十二回臨時国会召集の手続をとられました。この第十二国会の運営について本日お集まりを願つたのでありますが、まず最初に岡崎官房長官から召集の理由等について御説明を願います。
○岡崎説明員 政府は、今回サンフランシスコ会議で調印しました條約が二つあります。これをできるだけ早く国会に付議して、その承認を求めたいというのが主要の目的でありますが、同時に補正予算を提出する必要もありますので、あわせてこの問題を国会に提出したい、こう考えておるわけであります。さらに、條約が国会の承認を得まして批准を終りますると、ほかの国の批准との関係もありまするが、おそらくはこの次の通常国会の会期が終る前に講和條約成立ということになるのではないかという予想を持つておりますので、それに間に合うように法案等の整備をいたす必要もある、こう考えておりまして、これらの問題も本臨時国会に付議したい、こう考えておるわけであります。それが臨時国会召集の主たる目的であります。
○小澤委員長 何か質問等ありませんか。
○梨木委員 私どもは、その問題と別に、ちよつと官房長官に質問したいと思つて、申し出てあるのでありますが……。
○小澤委員長 ちよつと待つてください。今の召集の問題の方を先にしたいと思います。御質問ありませんか。
○石田(一)委員 ただいま申された、通常国会の終る前に両條約の批准が終る見通しをもつて、その両條約に伴つて整備を要する法案の改正等があるということであります。この臨時国会は、これから会期を決定するのでありますが、通常国会まで継続するほどの相当な審議期間というものが、今のお話しからでも必要じやないかと私は思うのですが、政府の見通しとしては、これらの法案というのは、ほぼどういう法案であるか、まだ見通しはないのですか。
○岡崎説明員 では法案の御説明をいたしましよう。今言いましたようなことが国会召集のおもなる理由でありますが、それに基きまして、本国会に提出する法案及び承認を求め、もしくは議決を求める案件等をごく概略申し上げますと、第一には、国会の議決を求める必要のあるものがあります。これは、ごく少数でありますが、閉会中に任命しました委員会の委員等に関するもりであります。それから、国会の承認を求める案件は、平和條約の承認、安全保障條約の承認、小麦協定加入の承認、国際労働機関加入の承認等、こういう問題であります。それから法律案につきましては、條約に直接もしくは間接に関係のある法律案があります。これも、たとえば條約が成立することを予定しまして旅券に関する法案を、今までポツダム政令で出て来ているのを直すということもありますし、あるいは條約第十五條の関係で、外国人財産の補償法案というようなものも予定しております。今ちよつと申し上げましたものは、今までポツダム政令等で出ておりまする政令を、條約成立後は残すべきものは法律案にして残す、廃止すべきものは廃止するというわけでありますが、もし案外に早く條約が成立するような場合には、そこに、もし廃止し、もしくは法律にしておかないと、ちよつとブランクができる可能性がありますので、少し早手まわしかもしれませんが、ポツダム政令等の整理をいたそう、こういうのが條約に関する法律案であります。その次には、予算に関する法律案があります。これはむろん補正予算の承認ということが第一でありますが、同時にそれに伴いまして、たとえば税法の改正をやる、給與法の改正をやる、定員法の改正を行う、あるいは公共事業のうちの、たとえば鉄道であるとか、郵便等の値上げの法案を出したい、こういうふうに考えておるのであります。そのほかには今予定しているものは特にありませんけれども、どうしてもこの臨時国会に出して成立させる必要がある緊急のものがありますれば、これは加えるつもりでおります。しかし大体今申したように、法律案としては、條約に直接関係あるもの、もしくは條約成立に関連を持つもの、予算に関係のあるもの、これに制約いたしたいと考えております。それで、各省からそれの必要なる法案というものを提出さしてみましたところが、合計ただいま百二十一件来ております。しかし今申したように、重点を二、三の問題に置いて整理いたしますると、ただいまのところ條約及び予算関係の法案としては大体六十件余りということになると思います。これもできるだけ整理いたしたいと考えております。それからそのほかに、できるならばこの国会に提出したいと思つておりますものが数件ありますが、これは準備の関係もあり、また国会の会期の関係もありまして、あるいは通常国会にまわすことも可能であろうとただいま研究中であります。 そこで、繰返して申しますと、どうしてもこの臨時国会に提出して御審議を願いたいと思うものは、法律案にしては六十数件ということになります。但し、そのうちには類似のものがたくさんありまして、たとえば公務員の給與ベースを引上げるということになりますと、一般職に関する法律、特別職に関する法律、それから検察官に関する法律、裁判官に関する法律というようなことで、一つの案件について法律案としてはたくさん出て来ますが、みな同じような趣旨のものでありまするから、六十数件といいましても、実質的にはもつと少いだろうと思う。大体それが法案の説明であります。
○石田(一)委員 ただいま説明がありました中に、ポツダム政令として出されたもので、もし條約の発効後においてこれを必要とするものは残す、そうでないものはこれを廃止するというような方法をおとりになるというお話でありましたが、特に占領軍のために必要であつたいわゆるポツダム政令というようなものが、独立国になつた後の日本の国家のためにつくられるというふうなことも聞いております、たとえば新聞等で見ますと、国家公安保障法案とかいうものが法務府あたりから出るような話ですが、こういう問題等は具体的にはいかがですか。六十数件の中に入つておるのですか。
○岡崎説明員 国家公安保障法案というものは、法務府の方で研究しておるということを私も新聞では見ましたが、法務府から言つて来たものにはまだそれが入つておりません。但し今おつしやつたようなことのうちでは、たとえば占領目的阻害行為処罰令、これなどは講和條約が成立したら少くとも必要がなくなるであろう。占領目的阻害行為処罰令の廃止に関する法律案というようなものがここに載つております。
○岩本副議長 原則的には、ポツダム政令改廃の問題は通常国会に持つて行くのが大部分じやないですか。
○岡崎説明員 そこは、こういうふうに今のところは考えているのです。ポツダム政令を一括して処理する法律案を一つ出して、その中に、廃止するものはこれこれ、存続するものはこれこれ、こういうふうに一括した法律案を出したい。ポツダム政令そのものは残らないが、全部廃止するのじやないというものが出て来るわけです。そういうものを修正して新しい法律案として出したい、こう考えております。 もう一つはポツダム政令とは関係ないのですが、講和條約が成立しますると必要になる法案、たとえば連合国の軍事裁判所の判決で刑の執行を受けている者を新しくどうするか、あるいは一般の刑事事件とか民事事件についても、平和條約第十七條の関係がありまして、再審査の問題が出て来るのではないか。そういう種類のものは、ポツダム政令と直接関係はありませんが、やはり同じく講和條約成立後は必要になるであろう。こう考えておりますから、ポツダム政令については、修正して残すものは新しい法律にする、全然修正せずして残すものと廃止するものとは、一括でできる、こう考えております。
○梨木委員 新聞では、言論出版取締法だとか、あるいはゼネスト禁止法も今度の臨時国会に出るように報道されている向きもありますが、これはどうですか。
○岡崎説明員 いわゆるプレス・コードの問題はまだ研究中でありまして、結論は出て来ておりません。しかし原則的には、プレス・コードというものは新聞社の間でお互いに道義的に守るものであるから、プレス・コードそのままを法律にする必要はないのであつて、むしろほとんど各国でやつているような、ライベルといいますか、何といいますか、名誉毀損の訴えの規定を設けて、新聞等で不当な記事を掲げられた場合には名誉毀損でもつて行く、あとは新聞の自発的、道義的なことによつて、お互いに規制し合うということでよいのではないかと思います。その他もし新聞等で国家の基礎を危うくするような記事を掲げた場合に、これをどうするかというような特別な場合はあると思います。しかし原則的にはそういうふうに考えておりまして、まだ研究中であります。それから、ゼネスト禁止法案と称するものにつきましては、これはいかなるものをゼネストと認めるかという非常にむずかしい問題がありますが、これもただいま研究中であります。
○梨木委員 もう一点伺いたい。今度の安全保障條約に関連する行政協定はいつ、ごろまでに確定する予定でありますか、そうしてそれをいつごろ国会に公表される予定でありますか、その点を伺いたいのであります。
○岡崎説明員 これは、正確なことは所管大臣から所管の委員会で申し上げることになると思います。今私の申し上げられることは、現在においてはまだ確定はいたしておりませんということと、いずれ確定するような場合には、それに基いて法律なり予算なりを必要とすると予想しておりまして、そういう場合にはいずれにしろ国会に提出すべきものであろうと考えておりますが、これは法律的に申しますと、平和條約及び安全保障條約が国会で承認されてそしてこれらの條約が成立すると、安全保障條約の第三條に基いて政府は行政とりきめをする権限を與えらるるわけであります。それまでは権限がないのでありますから、いわばお互いの意思を知る程度の、非公式にいろいろ、こういう問題もあろうか、ああいう問題もあろうかということを研究するだけで、こういうふうにしたい、ああいうふうにしたいというはつきりしたことを政府として言い得るのは、権限を與えられた後である、こういうふうに考えております。
○梨木委員 もう一点伺いたいのでありますが、首相の施政方針演説の中で、行政協定についての大綱的なものを報告されますかどうか、一応伺いたいと思います。
○岡崎説明員 総理の演説については、今案をつくりつつありまして、まだできておりません。従つて何ともお答えはできませんが、現在のところは、行政とりきめは、今申しました通りできていないのでありまして、できてないものを言うことは、ちよつと不可能であろうと考えております。
○梨木委員 予算はいつごろ出る予定ですか。
○岡崎説明員 これはできるだけ早く提出したいと考えております。但し期日の点はまだ決定はいたしておりません。しかし政府として、予算が確定しますれば、ただちに提出する運びでありまして、そう遅くないけれども、冒頭提出ということはちよつと困難な問題じやないかと思つております。
○土井委員 先ほど官房長官の御説明によりますると、大体今度の臨時国会に提出される案件が六十数件ということになつておりまするが、そのうちで国会が開会されてすぐ提案される法案が一体どのくらいあるか、すぐ委員会に回付したり何かできるものはどのくらいあるのですか。
○岡崎説明員 これはまだあまりたくさんないと思います。とにかく国会が開会されると、まず第一にすぐ提出しますのは両條約案であります。まずこれを審議願う。それに続いて、あまり遅からざるときに予算を提出する。そのときには予算に関する法案が相当たくさん出ると思います。一時に出るとは限りませんが、六十数件のうちの半ば以上は予算に関するものであります。
○土井委員 問題は、政府の法案の提出が非常に遅れてしまう関係上、会期に相当余裕がありましても、先行き審議する期間を非常に狭められてしまう、こういう場合がしばしば起るわけなんです。従つて、政府が予定されている法律案は、なるべく会期が始まつたらすぐ提出するような御努力が願いたいのであります。 それから、新聞などでもいろいろ論議されておりまするが、今度の臨時国会に労働三法の改正の法律案が提出される運びになつておりますか。
○岡崎説明員 これは労働省には正確にまだ確めておりませんけれども、各省に今度の臨時国会に提出する法律案の大要を報告するように要求しましたところ、今のところは労働省からは一件も法律案が出ておりません。おそらく、これは私の想像でありますから違うかもしれませんが、いろいろ審議の機関を設けてこれから審議することになつておつて、従つて今度の臨時国会には間に合わないのではないかと思つております。
○土井委員 最近行政整理の問題が相当強く出ておる。ところが事実上の問題としては、今度の臨時国会には定員法の改正は提案の運びにならないのではないかというようなことを二、三の新聞が報道しておりまするが、やはり定員法の問題は今度の臨時国会に提出されるのですか。
○岡崎説明員 これは、行政機構の改革というのは、機構の変更ですな。たとえばどこの省をやめるとか、どこの省をくつつけるとか、こういうようなことに基いて人が減る。もう一つは、機構をそのままにして、事務を減らすがゆえに人が減るということもあるわけです。定員法は、いずれの場合にも人が減れば出しますので、さしあたり定員法は必ず出ると思つております。しかし最初に出るのは、各省の事務を少くするために人がいらなくなるということに基く定員法の改正で、これはもう必ず出る。あとの機構の問題は今研究中でありますから、どうなりますか、まだ決定はしておりません。
○土井委員 それからもう一つ、農地法と自作農特別措置法、これを一本にして何か別の法律案を出すという、これは出る御見込ですか。
○岡崎説明員 ただいまのところは、自作農の方はやはり今の農地法として、自作農創設特別措置法と、自作農創設の農地調整法といいますか、そういうものを整理したいという意向で、農林省の方で今しきりに審議中だと聞いております。
○土井委員 実際はまだ出るかどうか未知数ですね。
○岡崎説明員 これは出る予定にしております。
○竹山委員 政府にちよつと伺いますが、ドツジさんにおいでを願うというのは、政府から懇請をしたのですか。
○岡崎説明員 私はそういうことは全然聞いておりません。
○竹山委員 そうすると、政府の予算提出とドツジ氏の来朝ということの前後ということは、無関係に行われることになるのですか。
○岡崎説明員 そう思つております。
○竹山委員 それより早く来られる見込みはないのですか。
○岡崎説明員 ドツジさんはいつ来られるか知りませんが、それとは関係なくやつております。
○竹山委員 世間で問題になつているいわゆる主食の問題については、この国会に多少の形式的な現われが出ますか。
○岡崎説明員 主食と申しますと、麦の方ですか、それとも米の……。
○竹山委員 麦と米、両方です。
○岡崎説明員 これは農林省の方で主として研究中でありまして、まだわれわれは報告を受けておりません。それでどうなりますか、今相談中のようであります。
○石田(一)委員 ただいまの問題ですが、主食の件については農林省で目下研究中のことで、どうなるかまだわからないということですが、それがどうして各紙にああいうふうに掲載されたのですか。そのために東京あたりはずいぶんひどい被害をこうむつている。あれなんかは、国会であの法律の一部改正を決定した後にああいうことをなされるのが至当なので、まだ研究中のものを、さながら来年の四月一日からこうなるということを言つて、現在農村の不況に乗じてやみ米を不当に商いすることを商売のようにしている中間の米の仲買人をして、一挙に暴利を得せしめるような声明をなぜなすつたのか、政府も與党もそういうことは発表になつたのではないのですか。
○岡崎説明員 こういう問題については関係の委員会で詳しくお話すると思いますが、政府及び與党におきましては、四月一日に統制を撤廃するという方針はきめたのであります。その処置をいかにするかということについては、これはむろん大体のことは考えておるけれども、主食の問題でありますから、念には念を入れて研究をして、そうして決定する、こういうつもりで、本日も閣僚懇談会を開くというようなことをやつておるわけであります。
○石田(一)委員 それは、今措置を研究なすつていらつしやるのは、四月一日に廃止してから後の措置を研究していらつしやるので、四月一日から米を自由販売にするということを発表することによつて、要するに都会の勤労生活者等がものすごい被害をこうむるということに対する措置は一つも研究してないのではないですか。その後のことばかり研究されて現段階のものを……。 〔「議題外」と呼ぶ者あり〕
○石田(一)委員 それでは、議題外とおつしやれば、私もそういう気がしますから、ピントがはずれておるかもしれませんが、ちよつと自分が考えていることを言うたのでありますが、ではもう一つさつきのことにもどりたいのでありますが、岡崎官房長官は、今回調印された両條約というものは、憲法の九條等からお考えになつて、七十三條の三項の「條約を締結すること。但し、事前に、時宜によつては事後に、国会の承認を経ることを必要とする。」というその條約と同じにきまるものだというふうにお考えになつているのですか。
○岡崎説明員 その通りです。
○石田(一)委員 これに対しては、私は学者の書いたものをちよいちよい読んでいるのですが、相当多数の学者が、憲法の九條から推して、この憲法制定の前文の趣旨から推して、七十三條の三項の條約の中には、いわゆる講和條約とか軍事同盟を結ぶような條約だとか、あるいはまた宣戦を布告する関係のものであるとか、そういうものは絶対に含んでいないということを主張するのですが、この点はどう考えますか。答えはやはり前と同じですか。
○岡崎説明員 前と同じであります。
○土井委員 先ほどの、政府の方から提案される法律案ですね。これはひとつまとめまして、早急にこの委員会に配付するように、委員長のおとりはからいを願いたいと思います。
○小澤委員長 承知いたしました。その他よろしゆうございますね。
○岡崎説明員 それについて、ちよつとお断りしておきますが、かなり重要な法案であるけれども、この国会にまだ提出するかしないかきまらないものがあるわけです。そこで、早くそういう案のリストを出せとおつしやれば、あとから追加することを條件として、今きまつたものを出すことにしたいと思います。
○土井委員 それは事務上のいろいろな関係ですから、そうそうしかつめらしく申し上げる必要はないので、要するに会期を決定する場合においての参考にもなるわけですし、あらかじめこういうような法案が出る見込みだというなら、見込数でもけつこうだし、その項目だけを並べていただければ、われわれもそれに対する考え方を、それなりにすることができるわけです。
○小澤委員長 そのほかありませんか。
○梨木委員 私、ちよつと官房長官に……。
○小澤委員長 議事運営の問題じやないのですね。そうじやないとすれば、運営に直接関係のあること以外は、できるだけ簡単に願います。
○梨木委員 官房長官に伺いたいのでありますが、議員の身分の重要な問題について聞きたいのであります。これは九月の四日に、私の方の党の上村、それから砂間、河田、この主君に逮捕状が出されまして、越えて六日に、政府から公職追放の処分を受けておるのであります。ところがこの逮捕された人々を検察庁において取調べ、並びにいろいろな捜査をした結果、二十三日にわたつて調べたらしいのでありますが、結局逮捕の嫌疑がないということで釈放されておるのであります。ところが、同じ理由でこれらの議員が政府によつて公職追放処分を受けているということになつておるのであります。この点われわれに不可解なんでありまして、まずこれら三君を公職追放処分に付した理由を聞きたいのであります。
○岡崎説明員 これは確たる理由があつてやつたのでありまするが、詳細は法務総裁から法務委員会等関係委員会で申し上げることと思います。
○梨木委員 もう一点、それは、私ども今まで政府に、議院以外においていろいろ会つて聞いて来た事実もあるのでありますが、非常に重要な批准国会を前にいたしまして、国会議員が政府の一方的な認定によつて公職追放処分に付されておる。しかもわれわれの調査したところによれば、また政府の発表によれば、これは昭和二十二年の勅令第一号によつてやつておる。ところが勅令第一号の第四條によりますと、公職追放をする場合には、必ず公職適否審査委員会の審査を経なければならぬということになつておる。ところがこの公職適否審査委員会というものはなくなつておるのであります。こういうようなことを見て参りますと、実際政府のやつた措置というものは、法的な手続を踏んでおらない。非常に不当なものであるとわれわれは考えておる。こういうように政府が国会議員を行政的な処分によつて片つぱしから追放できるというようなことになりますならば、われわれは今度の批准国会に政府の提出しようとしておる二つの條約に対しては反対して来た。この反対する党の議員を、あたかも公職追放にして圧迫を加えるような印象を受けるのであります。だからこれは、今度の批准国会における言論の自由並びに議員の身分保障の点からいつても、非常に私たちは重大関心を拂つているのでありまして、その観点から、実は批准国会を前にいたしまして、ぜひとも政府からこの点お聞きしたいということでお尋ねしているわけなんであります。これはぜひひとつ……。
○小澤委員長 それは梨木君、なるほど重大でありますから、この委員会で論議してみても、ちよつと結論を得ないと思いますので、当該委員会でどうぞお願いいたします。
○石田(一)委員 今の問題に関連することで、この委員会に関係があると思いますが、これは事務総長の御存じのことと思いますが、議員宿舎に特審局か検察庁か知りませんが、家宅捜査にいらつしやいまして、その議員の秘書とか、あるいはその議員本人だとか、またその議員の同僚議員とかいうものがそばにいて、捜査の現場に立会いたい、こういうことを申し出たのを拒否して、捜査官が中に入つて——館長が入つたとか、事務総長も入ろうと思つたが断られたとかいうことですが、そうして中からかぎをかけて、議員宿舎の各室の議員の持物を徹底的に引つかきまわして調べて、証拠物件があつたとかいつて持つて帰る。議員は何も持つていなくとも、自分たちが中に入つて、証拠をこしらえて、これだけのものが出たといつて持つて帰れば、これが証拠になるのかどうか。私はこの点自分で聞いたのですが、これは特に法務委員会で問題にもなるのでしようが、この点事務総長に、そういうことがあつたのかどうか、ちよつと聞いておきたい。わが党の議員も、留守中にドアを開けて中を家宅捜査をされておる。しかもその間秘書も知らなければ、本人も知らぬ、こういうことがあるのです。議員宿舎というものは、こんな不完全なものですか。
○大池事務総長 ただいまの石田さんの御質問に対して事務総長としてお答え申し得ることをお答え申し上げますが、議員会館というのは、当委員会でも最初御決定を願いました通り、議事堂外ということで、当然に会期中でも議長の警察権は及ばないということになつているわけです。従いまして、共産党議員の事務室として與えられておつた部屋の捜査を受けたのは、議会開会中では、ございません。閉会中でありますから、多少その色合はもちろん違つておりますが、開会中と閉会中とを問わず、議員会館並びに議員宿舎等は、議事堂外ということに相なつて、一般警察権の範囲になつております。その一般警察権の範囲内における建物が、あれが公務所であるか、公務所でないかというような点については、法律論としていろいろ建前が違うのであろうと思うのでありますが、いずれにいたしましても、刑事事件の一つの被疑を受けまして、正式な捜査令状が発行されて、捜査官が権能を持つて捜査に来るという場合においては、これは議員の居室であろうと、あるいは一私人の居室であろうと、捜査権は及ぶことじやないかと、こう考えているわけであります。これは、弁護士の方々もおられますので、十分御存じと思うのでありますが、従いまして、当時逮捕令状並びに捜査令状を持ちまして、その人に與えた部屋を被疑の点で捜査に参られた場合においては、刑事訴訟法の規定に準拠いたしまして、刑事訴訟法上の違反がなければ、いかんともしがたい。公務所である場合と公務所でない場合と、刑事訴訟法では手続が違つているように承知しておりますが、当時もちろん御本人がおれば、御本人の立会いを必要とすることは、刑事訴訟法に規定した通りであります。御本人がいないために、そういう場合にはいかにするかということは、刑事訴訟法に規定がありまして、当時は秘書がおられたのであります。ただいまのは、私が目撃をいたしました第一議員会館の河田さんの部屋の問題でありますが、その河田さんの秘書がおられたので、秘書が立ち会う権能を持つておるということはないのでありますが、特に秘書がおられるのであるから、秘書に立会いを求めたそうであります。ところが秘書の方は、その当時立会いを拒んだと警官の方は言つておりますが、秘書に言わすれば、拒んだとは言つておりません。ただいますぐ自分は立ち会うわけには行かぬということを言つておつたそうでありますが、それを秘書は拒んだものと認めまして、しからばその管理者ということで、会館長並びに会館長の次席の者二人を立会人に指名をいたしまして、これはそういうことができるように刑事訴訟法になつております。それで捜査に入つて捜査中に妨害のないように、かぎをおろしたという事実もあるそうであります。その事実に基きまして、共産党の柄澤議員等から私の自宅に電話がありまして、初めてのところでありますし、早朝のことでありますから、とりあえず行つて見たのでありますが、なるほど護衛の警官がついておつて、中で捜査権を行使しておる、こういう実情を目撃したのであります。捜査最中に秘書の方が、柄澤議員等のお話もいろいろあつて、今からでも立会いたいから、立ち会わしてくれという要求をいたしたのでありますが、そのときには、護衛の巡査は、自分は護衛の任務を持つている。捜査権を行使する人はすでにあらゆる手続を了した上で捜査に入つておるから、捜査最中に自分の方はそういうことは取次げないということで、そのまま捜査を完了して参つた、こういう実情に相なつております。ただ私の目撃したところ、並びに聞き知つた範囲の御報告を申し上げます。
○小澤委員長 どうですか、この問題は庶務小委員か何かでお願いしたら。
○石田(一)委員 ただ十分注意しなければならぬ点があるのは、議員会館を直接管理するといいますか、そこに留守番のようにおる事務員がほんとうの責任者であるのか、それとも事務総長が議員会館の管理者であるのか、それとももう一つ進んでは、私的な建物であつても、議長が全館を管理しておるのではないか、こういうことの問題もありますし、議員の私的な部屋ですから、一般警察権が及ぶとおつしやいますが、議員の持つている資料の中には、特に自分が関係する委員会の中から、一般には公開することの許されない極秘と称せられる政府の重要機密書類、国にとつての機密書類もあるということであります。それを一検察方面の係官が来て、正式の他の事件に関する捜査状を持つておるからというので、議員の私的な部屋である会館の一室に入り込んで、中からかぎをかけてこれをほじくりまわして、ひつかきまわして持つて帰るということになりましては、これは実に大問題であると思います。この点等に関しては、この次の小委員会等で検討することにして、ぜひ研究していただきたいと思います。
○小澤委員長 それでは、これはあらかじめ庶務小委員会で研究してもらうことにいたします。 —————————————
○小澤委員長 それでは、本日の議題について順次御審議を願いたいと思います。 まず第一に、議席及び控室の件でありますが、これは従前通りで御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 では、さよう決定いたします。 第二には、議場内交渉係の件であります。これも一応従来通りと決定して御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 では、さように決定をいたします。 第三は、議事進行係の件でありまするが、これも一応従来通りと決定を願つて、何か変更がありますれば、その都度御連絡を願うようにしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 では、さように決定いたします。 次に、議院運営小委員の員数及びその選任の件、並びに庶務小委員会設置の件も従来通りでよろしゆうございますか。
○土井委員 これはわが党はだれがなつておりますか。
○大池事務総長 運営小委員の方は十名でありまして、自由党は六、民主党は二、社会党は一、共産党は一でありまして、社会党はだれが出ておられますか、あとでもし人の変更がありましたら、お申出を願います。 庶務小委員の方は七名で、ありまして、自由党が二、民主党、社会党、共産党、農協党、おのおの一人ずつであります。
○小澤委員長 一応従来通りでよございますね。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それでは、運営小委員の員数及び選任の件は従来通りに決定いたします。庶務小委員会設置の件も従来通りであります。
○小澤委員長 次に、特別委員会設置の件を議題に供します。
○佐々木(秀)委員 従来ありました特別委員会の設置に関しては、次回の議院運営委員会までお待ちを願いたいと思います。
○大池事務総長 従来は公職選挙法と、海外同胞と、行政監察、この三委員会が、ございました。
○石田(一)委員 特別委員会の件に関しまして、今回の臨時国会に提出されようとする最もおもなる二つの條約を審議するために、従前設置してあつた外交委員会ですか、これをそのままにして行くということは、国民の代表としての審議権というものが十分に反映しない、こういうことから、特に條約に対する特別委員会というようなものの設置をしたいと思つております。
○佐々木(秀)委員 それはあとで別に出るのです。
○石田(博)委員 ただいまの佐々木君の御発言は、従来の特別委員会でありまして、新しいものはまだ議題に上していないのであつて、従来の公職選挙法と、海外同胞引揚と、行政監察と、三つあります特別委員会の取扱いのことを議題にしておるのであります。ただこのうちで、公職選挙法の特別委員会は継続審査をやつているものですから、これは存置することに異存はありませんが、海外同胞引揚と行政監察については、私どもの方としてまだはつきりと党議をまとめているわけでもありませんし、それから各党も御同様な御事情があると思つて、この次までお待ちを願うように申し上げたのであります。
○小澤委員長 そうしますと、従来の特別委員会のうち、公職選挙法に関するものは従来通り存置する、海外同胞引揚、あるいは行政監察の方は、この次まで決定を留保する、それで御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 では、さよう決定をいたします。
○梨木委員 私の方は、選挙法の特別委員会を存置することに反対です。
○小澤委員長 共産党は反対のようですが、その他の方は、選挙法だけの存置に賛成のようでありますから、さよう決定をいたします。
○石田(博)委員 特別委員会につきまして、新しく各位の御協議を願う事案を提出いたします。それは、この度の臨時国会に、先ほども種々質疑応答もありました通り、講和條約と同時に日米安全保障條約が提出されるわけになります。この両案は非常に影響する範囲が広いものでありまして、常識的にはもちろん常任委員会といたしましては外務委員会の所管に属するものでありますが、それだけでなく、たとえば賠償等のことに関しましては予算委員会、あるいはその他の経済関係の委員会にも関連があることであり、またこの講和條約締結に関連いたしまする漁業條約その他のことも、やはり相関連しつつ審議されなければならぬ性質のものでありますから、そちらの方へも関係があるということになつて参りまするし、さらにまた、日米安全保障條約等は、治安その他にも関連を持つて来る問題じやないかと思われます。さらにまた、これは同時にわが国にとりましては、きわめて基本的な條約でありますので、この両議案を審議いたしますために特別委員会を設置いたしまして、関連する委員会の人々をその中に御参加を願つて、そうして十分慎重な審議をされるのが適当じやないかと考えておるわけであります。さらになお、講和問題に関しましては、かねてから、特に民主党、社会党におかれては、特別委員会の設置、あるいは外務委員会の拡大等の御意見もございましたので、自由党といたしましては、かねての両党の御希望を参酌して、同時に両議案の持つておりまする特別の意味を勘案いたしまして、この動議を提出した次第であります。
○小澤委員長 民主党どうです。賛成ですね。
○竹山委員 賛成です。
○小澤委員長 社会党どうです。
○松井(政)委員 ちよつと提案者にお聞きしておきたいのでありますが、今民主党、社会党からというお話がありましたが、社会党の方は外務委員会を予算委員会程度にということは主張いたしましたけれども、特別委員会設置には、国会法その他の関係と常任委員会を尊重するという建前で、今まで発言したことはございません。この点明かにいたしておきます。 それと、もう一つお伺いいたしますが、これは、国会法に基く常任委員会ということになれば、当然外務委員会でありまするが、提案者は常任委員会としての外務委員会と、特別委員会との関係をいかようにお考えになつておりますか、その点お伺いしたいと思います。
○石田(博)委員 前段の点につきましては、速記録をごらんになればおわかりの通り、特別委員会あるいは外務委員会の拡大をと申上げたつもりであります。御趣旨の通り申上げたつもりであります。 それから後段の外務委員会との関連でありますが、特別委員会の設置並びに構成、運営に当りましては、できるだけ外務委員会を中心的な立場として考えて行きたいと思つておりますということと、それから国会法の建前からいえば、最も適当な委員会といえば当然外務委員会になるかもしれませんが、しかしこの両案は、必ずしも全面的に外務委員会にのみゆだねるべき性質のものではないと考えているわけであります。と申します理由は、先ほどから申上げた通りの意味におきまして、特別委員会を設置いたしまして、そうして、その特別委員会の御審議を経て本会議に上程願う、こういうぐあいに参りたいと考えております。
○松井(政)委員 私は、趣旨としては、大きな委員会なり、あるいは特別委員会を設けて、愼重に、できるだけ多数の議員が委員会において討議をするということについては反対じやございません。賛成いたします。しかし取扱い方の点については、これはやはり、今提案者もそういうお考えだと思いますが、次の委員会までに研究をさしていただきたいということが第一点。それからもう一つは、研究をされる場合に、各委員の方々に研究していただきたいと思うのは、御承知のように、災害対策の問題も、特別委員会として長い間存置して来ましたけれども、これを廃止するときには、建設常任委員会、それから農林常任委員会等の関係があつて、国会法できめられた常任委員会の活動と、それから災害対策特別委員の主管との間にいろいろ問題ができて、災害が起きた場合にはおのおの起きた主管常任委員会——それが建設関係に起きた場合には、建設の常任委員会、こういうぐあいにやることが正しいのではないかということが中心になつてやめたわけです。そういうことも考えて、国会法上の常任委員会を中心に委員会の運営をはかるというこの建前と、今回に限つて特別委員会を持つということ、これはやはり将来の国会運営の例としても十分御研究なすつて、この特別委員会の設置についてはやつていただきたい。こういう希望を申上げておきます。
○石田(博)委員 ただいまの松井君の御意見は、まことにごもつともでありまして、常任委員会を尊重して行かなければならないという議院運営の基本的な方針については、まつたく同感であります。ただ災害特別委員会の廃止の理由との関連でありまするが、災害特別委員会は、御承知のごとく審議が継続せられてずつと続いておりましたし、また継続せらるべき性質の議題も多かつたのであります。ところがこのたび提案をしておりまするものは、二條約に限られておるものでありまして、継続すべき性質のものではないことを御了承おきを願いたいと思います
○梨木委員 今の提案者の御説明のうちで、今度の二つの條約は、たとえば予算だとか、あるいは漁業関係は水産に関連があるとか、治安関係では法務とか、それぞれの委員会に関係の深いものがあると思うのでありますが、そこで、そういう点もあるので、これを包括して一つの特別委員会で審議したいというような御意見のように伺つたのでありますが、やはり今松井君からの御意見が出ましたように、国会運営の基本的な立場から、常任委員会を尊重するという建前からそれぞれの委員会におきまして、この二つの條約が含んでいるいろいろ重要な問題について、やはりそれぞれの立場から審議するということは、あえて排除されるという御意向ではないのだろうと思いますが、たとえばそれぞれの委員会から連合審査の申出があつた場合に、これをおやりになる御意向があるのかどうか、その辺のところを提案者に伺いたいと思います。
○石田(博)委員 これは、特別委員会が設置せらるると仮定いたしまして、その当該委員会に両條約がかけるわけでありますから、それを審議して参りまする過程における取扱いの問題になると思います。しかしながら特別委員会を設置しようとするおもなる目的は、この條約自体が単に外務委員会の所管事項だけでなく、ただいま申しましたような、賠償とか、漁業とか、治安とかいう広汎な問題を審議しなければならないものでありますために、それに関係している委員会の人々を包含して審議すべきであるという建前で設置せられるのでありますから、連合審査の要求のあることは、すでにその委員会の設置のときに包含せられているのであつて、特別委員会自身が連合審査的性格を持つて設置せられるのでありますから、これは、それ以後は想像でありますが、特別委員会運営に当つて、さようなる事態を生ずることはないだろう。またそういう事態を生ずることによつて審議がいたずらに混乱遅延することを避けて、能率的にやりたいという趣旨に基いておりますので、私ども、つまり提案者といたしましては、そういう事態が起らないことを期待いたしております。
○土井委員 大体ただいまの説明でわかりましたが、員数の点については、この次の運営委員会においてでも……。
○石田(博)委員 私どもといたしましては、五十名程度を考えておるのであります。但しここで御協議を願わなければならないのは、部屋の問題であります。この建物のうちで五十名の委員で審査をし得る部屋は、御承知のごとく、ただいまのところは予算委員会の部屋だけであります。しかしながら予算委員会の部屋は、追加予算等も提出して御審議を願わなければなりませんし、この兼ね合い等も考えなければならないので、部屋の点については、あらためて御協議願わなければならぬかとも思つております。しかしなお、これはまた一つの考え方でありますが、元国民協同党がおられて、今公正倶楽部とどつかとが割つて使つている大きな部屋がありましたね。あれを割らないで通せば……。
○小澤委員長 部屋の問題は、何とか事務総長に御研究願いましよう。
○石田(一)委員 部屋の問題は御研究を願わなければならない問題とは思いますが、しかし人数は、私どもは五十名程度が適当と考えております。
○土井委員 大体、特別委員会の設置に対しまして御提案がありましたが、わが党といたしましてはすでに何回か講和條約の案件等を審議するためには、できるだけ外務委員会を拡充して、それによつて十分な審議をして行くべきであるということを主張いたしておつたのであります。ただいま松井君からも、それらに関する意見の開陳があつたわけでありまするが、われわれとして一番恐れる点は、常任委員会の権威というものが維持されるということでなければならない。もとより外務委員の諸君が特別委員会に入るということは自明の理だとは思つておりますが、しかしこれはあくまで特別委員会であつて、常任委員会としての外務委員会は休店開業のような状態になるわけです。従つて再三再四今度のようなぐあいに、大きい、しかも根本的な條約案を審議するということはあり得ないと思いまするが、議会の将来の運営の上において禍根を残さないような手配が十分必要だと思うのであります。しかし先ほど石田君からの御説明によりまして、大体了解することができますので、特別委員会設置に対してはわが党としては賛成を表します。
○梨木委員 私の方も賛成いたします。
○小澤委員長 それでは石田君の提案、すなわち両條約に関する特別委員会の設置については、全部御賛成のようでありますから、設置することに決定いたします。 それで、員数は石田君の提案では五十名ですが、五十名でよろしゆうございますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それでは、員数は五十名といたします。
○石田(一)委員 員数を五十名にしても、百名にいたしましても、今までのように、いわゆる議員数による割当なんとかいうことを言われては、何名ふやしても、ただ自由党の数が多くなるだけで、小会派の方は、ゼロは何倍してもゼロですから、そういうことのないように、こういう問題については、審議の上に支障を来たさないように、野党各派に発言の機会を一人でも多く得られるような割当を、ひとつ考慮していただきたい。
○土井委員 ただいまの石田一松君の御意見だが、私は原則的に反対です。大体民主主義的なルールというものは、員数に比例してそれぞれ権限が與えられてしかるべきであつて、特別な、こうだからこうだというような例外的なことを始終論議をするということは、私はこれは当を得た措置じやないと思う。これは彼我の立場をかえて、たとえば自由党と民主党が立場をかえて政権をとつたりなんかする場合においても、同様の御意見が出るのではないかと思うのであります。それはやはり民主主義的なルールをわれわれが尊重するということが必要である。それから議員の発言の関係は、委員外発言も十分許されるものであるから、たとえばある委員会の審議に参加することのできない小党派の諸君は、要するに委員長の了解を得て委員外の発言を求めて審議する、こういうようなことは一つのルールの中にちやんと当てはまつているのであるから、やるべきである。要するに、しばしば論議されておるけれども、極端なことをいえば、はなはだ失礼になるけれども、もし端的にいえば、正式な発言を求めるなら議員をふやして来いと言うよりほかに方法はないのです。私は、やはりそういう角度がはつきりして来なければ議会政治の確立なんということは期待できない。これは将来も大いに考えなければならぬ。そういう角度から考えて、石田君も非常に賢明な人だから、おわかりと思いますが、例外的なものは委員外の発言で十分審議をしてもらう。原則的にはやはりルールの上に立つて審議をする。それが不平ならば、この次の選挙には人をふやして来ることです。
○石田(一)委員 私は何も議論をするわけでもなんでもありませんが、今土井君のおつしやつたような民主主義政治のあり方については、根本的に考え方を違えているのです。数でもつて決定するのが民主主義の原則だなんて考えて議会を運営しておるから、今のような議会の姿になるのです。要するに少数の意見といえども、反対意見といえども、十分に述べさせる機会を與えて、賛成の面の声は十分あつても、反対者がどの方面からどうするかということを聞くだけの雅量を多数党は持たなければならぬ。それで審議なのです。数が多いから、多い方でしやべつて、少い方は多数をとつて来いというのだつたら、多数をとつたら、あとの小会派は毎日出て来なくてよいのです。そういうことが民主政治のやり方だと思つたら、とんでもない間違いである。要するに小数派に十分発言させる、反対派の意見を聞くという雅量を持たなければならぬ。
○石田(博)委員 今土井君から御意見が出まして、民主主義の根本についての議論をここでやろうとは思いません。ただ土井君の御議論の点は、やはり現在の国会運営上の一つの原則になつておりますが、しかし石田一松君の御議論も十分その意のあるところはわれわれわかつていますので、御両方がごけんかをなさらないでも済むように、私どももはからつて行きたいと思います。
○小澤委員長 それでは、員数の問題は、五十名ということに決定いたしまして、五十名の委員の割当は、先例によりまして事務的にこれを割当てることにいたします。
○大池事務総長 ちよつと数を申し上げます。五十名になりますと、自由党が三十二、民主党が八、社会党が五、共産党が三、農協が一、無所属一、労農、社民、公正には割当がありません。
○土井委員 無所属というのはどうなんです。
○大池事務総長 無所属が六人おりまして……。
○土井委員 それはどういう会派ですか。無所属という会派があるのですか。
○大池事務総長 会派でなくとも、割当は今まで全部そうやつてこしらえております。
○土井委員 無所属というのは一人一党でしよう。それなら、労農とか、そういう政党的なものを認めることが正しい。
○石田(博)委員 そこで実質的に、無所属というのは六と考えないで一が六つあると考えるべきで、われわれの運営の建前からすれば、そうだと思うのであります。そういたしますと、順序としては、労農、社民の四というのは、まつたく同じですから、労農と社民で抽せんして、どつちかに行くということになる。
○大池事務総長 労農と社民と両方四人ですから……。
○石田(博)委員 そこで、これは公正倶楽部の二と、いうのは、ちよつと無理じやないかと思われるので、あとの一人の問題さえ解決すれば、今の石田一松君の御議論も解決がつくことになる。そこで、これはまことに讓るべからざるものを讓ることになつて、われわれも党へ帰つてしかられることを覚悟いたしまして、清水の舞台から飛びおりる気持で、自由党の三十二を三十一にいたしまして、あと八、五、三、一、一、一となれば、ちようどになると思いますが、いかがですか。そうすると、ただいまの石田一松君の御主張も十分生かして行けると思います。
○松井(政)委員 労農、社民、各一人ずつですね。
○石田(博)委員 そうです。
○小澤委員長 それでは、割当数はただいま石田君の提案通りでよろしゆうございますね。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 では、そのように決定いたします。
○石田(博)委員 ただこれは、この委員会の各委員の発言を多くするという意味でこういうように割当を変更したのであつて、本会議等における発言単位の原則をこわしたわけではありませんから、その点あらかじめ御承知おきを願います。
○福永(健)委員 この特別委員会は、正式の名称をいわないのですね。
○石田(博)委員 名称について、試案でありますが、これは御意見を承つて、必ずしも固執するものではありませんが、講和関係特別委員会とでもしたらいかがかと考えております。
○土井委員 名称は、もう少し考えて、この次にでもやりましよう。
○石田(博)委員 あなた方の方でも考えてください。
○石田(一)委員 講和條約並びに安全保障條約に関する特別委員会と、はつきりした方がいい。
○小澤委員長 では、はつきり内容を表わしますか。
○石田(博)委員 それでは、講和條約並びに日米安全保障條約に関する特別委員会でいかがですか。
○倉石委員 ほんとうの名前は講和條約じやないでしよう。平和條約でしよう。平和條約並びに日米安全保障條約に関する特別委員会……。
○石田(博)委員 またいい名案があつたら、お教えを願おうじやありませんか。
○小澤委員長 それじや、大体今両方の條約の名前を入れるという御意見のようでありますが、なお次回の運営委員会までに各党でお考え願つて、持ち合つて名前をきめることにいたします。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 —————————————
○小澤委員長 それでは、次に会期の件を議題に供します。
○石田(博)委員 法案の重要性及び数、その他を勘案いたしまして、自由党といたしましては四十日程度が適当じやないかと考えております。
○土井委員 四十日ということになると、いつまでになりますか、十一月の二十日ですか。通常国会が十二月の上旬ですから、十日ぐらいの余裕を見ているのではないですか。
○石田(博)委員 私どもといたしましては、四十日ありましたならば、今国会の重要なる議案の審議は終了いたすものと考えております。
○土井委員 大体会期の関係は、これはわれわれの認定によつて決定するわけです。重大な問題でありますが、会期の問題などについて、おそらく自由党の方の諸君もかけ引きを持つているわけじやないだろうと思いますが、こういう事柄は、きわめてスムースな形でお互いが一旦四十日なら四十日ときめたならば、四十日までに議案全部をやるということに、與党も野党も誠意をもつてやる。しかしながら、やつたけれども事実上できない場合は、会期を延長するということは、これまたやむを得ないことになるわけです。そういうことも、何か政争の具に供するような形でお互いにつき合うようなことは避けて行く必要があると思うのです。そういうことは大局に影響のないことなんです。大局に影響のない枝葉末節のことをつかまえて、酢だこんにやくだと言つていることは、議院運営の上にマイナスだと思うのです。そこで会期の関係だが、もし多少でも含みがあるならば、含みをはずして、実際上において四十日で審議できるかどうかということについて、もつと検討をすべきじやないか。たとえば衆議院の方で審議する期間、それから参議院でも同時に予備審査をするのであるけれども、法案が行かないと、向うも事実上の問題として何かしやちこばつているわけです。そういう点もあるし、それからまた総理大臣が克明に出席してくればいいけれども、なかなか與党がいくらいつても総理大臣は従来やつておらないのでこういう点についても、今度の問題は非常に重大だから、ワンマンぶりを発揮させないで、両條約案の特別委員会には首相はできるだけ出て質疑に答えるということについて、ぜひ與党の方で十分なアドヴアイスをしていただきたいということを希望しまして、会期の問題は、審議期間が足りなければ、そのときには延ばすということにして、一応四十日ということでいいでしよう。
○石田(博)委員 今土井君は、最初はなかなか名論言つておられたと思つたら、終りの方になつてちよこつと妙なことを言われたが、われわれといたしましては、四十日で十分審議ができるし、四十日で審議をするように努力もしてもらわなければならないし、そういう建前で四十日と申し上げたのであつて、土井君の御議論もその通りです。四十日ときめた以上は四十日でやるように、與党、野党も努力しようとおつしやつたのであつて、最後の一行の、延ばす延ばさぬということでなくしてお願いしたいと思います。
○土井委員 延ばすということでないけれども、事情やむを得ぬ場合は当然延ばすこともあり得るということです。
○竹山委員 率直に申せば、五十日くらいが適当じやないかと思います。しかしこれは何も争つてやることじやない。だから、この際はむしろ野党の希望をいれて、最初に延ばしておく方がいいじやないかと思うのです。しかし固執はいたしません。おきめになるというのであれば、賛成はいたします。
○竹村委員 私は、日米安全保障條約の行政協定が不明だという政府の御意見でありますので、その内容がわかつて審議する場合には、少くとも四十日では不足である。従つて、まあ六十日くらいは必要じやないかと思います。
○佐々木(秀)委員 六十日というと、ぎりぎり一ぱいですね。
○土井委員 條約が成立しないと、行政協定の審議はできない。
○石田(博)委員 まう常任委員長会議もあることですから、御議論は承りまして、もう一ぺん考えて……。
○土井委員 こんなことで争わなければならぬ必要はないから……。
○小澤委員長 まず本日は大体四十日というようなことで内定しておきまもす。そうして十日の日に正式に常任委員長会議を開きまして、その上で本委員会の再議に付します。 —————————————
○小澤委員長 次に、開会式に関する件を議題に供します。従前の例を一応事務総長から承ります。
○大池事務総長 開会式の問題は、従来の例を見ますると、会期の初めにということになつておりますが、総理の施政方針演説等の御都合がありまして、必ずしもすぐということでなく、翌々日にやつているようなこともあります。また前国会のように会期が三日というようなときには、召集日当日やつたような例もありますが、今回は十日に召集になりますので、もしさしつかえなければ、翌日の十一日に開会式をあげることができれば好都合である、そう考えております。
○小澤委員長 そういたしますと、開会式は十一日施行することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それでは、さように決定いたしまして、開会式は先例によつてやることにいたしますが、詳細は事務総長から御説明を願います。
○大池事務総長 そうすると、開会式が十一日ということになりますれば式辞を一応きめていただいて、もし御意見がありますれば、御意見を承つて、修正をいたしたいと思います。これは、こちらがきまれば、さつそく参議院の方にも連絡をとつて、正式にきめる都合がございますので、お願いをいたします。ただいま案文を配付いたさせておりますが、従来の例等を考えまして、一応事務的につくつたものでございますから、御意見がありますれば、十分に御審議を願いたいと思います。お手元に十分渡りますれば、一応朗読をいたします。 式 辞 (案)1 本日、天皇陛下の御臨席を仰ぎ、第十二回国会の開会式を挙げるにあたり、衆議院及び参議院を代表して式辞を申し上げます。 われわれ国民が、長い間待ち望んでいた平和條約の調印が多数の国によつて行われ、いよいよ、主権回復への第一声をふみ出し得たことは、まことに喜びに堪えません。 わたくしどもはこの際、独立の日にそなえて一般の施策をすすめ、国内態勢を整備して調印国の信頼と期待に応えることが必要であります。 国民諸君は、日本国のおかれている立場と、わが民族に課せられた崇高な使命をよく認識し、いかなる苦難にも耐えて独立の理想を達成し、世界の平和と安定に寄與する決意を新にすることを願つてやみません。 隣国朝鮮の動乱は、今なお収まらずこれがため関係国民は多くの犠牲を拂いつつありますが、一日も早くこの動乱が終結し、アジア諸民族の上に恒久平和と、かがやかしい繁栄がもたらされることを心から念願いたします。 ここに国会は、最善の努力をささげてその責務を遂行し、もつて国民の委託に応えようとするものであります。
○福永(健)委員 「国民諸君は」というところは、議長が願つているのでしよう。
○佐々木(秀)委員 「国民」はいらぬ。
○小澤委員長 国民諸君に議長が望むのでしよう。
○大池事務総長 そうなんです。
○竹山委員 われわれがこうい決意でということの方がよいのではないですか。こういう例があるのですか。
○佐々木(秀)委員 国民の代表としての考え方で行つた方がよいと思う。
○福永(健)委員 「国民諸君には」なら、文章になるけれども、これじやまるで文章になつておらない。日本語じやおかしいですよ。
○土井委員 それからもう一つ、こういう点はどうです。一体隣国朝鮮の問題が、この前も入つておつたが、今度も入つておる。今度は入れるに多少の意義があるとは思うがそれを受けて、次の「一日も早くこの動乱が終結し、アジア」という、これは特定の民族だけを対象にしているようですが、これは「世界民族」でなくちやならぬそれが正しくはないですかね。「世界人類の上に恒久平和」ということですね。
○竹村委員 それから一番初めに、「国内態勢を整備して調印国の信頼と期待に応えることが必要であります。」こうなつておりますが、平和條約ということから考えて、調印国だけやつて、あとはけんかしてもいいんだというような印象を與えることはどうかと思うのです。
○石田(博)委員 それは「世界の信頼」でいいでしよう。
○福永(健)委員 「各国」でいい。
○小澤委員長 「各国」とやるなら、「世界」を入れる方がよい。
○大池事務総長 「国民諸君は」のところは、その意味で研究してもらいます。
○佐々木(秀)委員 「アジア諸民族の」というところはどうしますか。
○中川(俊)委員 「世界の恒久平和」でいい。
○土井委員 「世界」という物理的なものを言わずに、「世界人類」がよい。
○大池事務総長 大体ただいまの御意見等に徴しまして、あとの字句整理は議長に御一任のほどをお願いいたします。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 —————————————
○小澤委員長 そうしますと、次は国務大臣の演説及びこれに対する質疑の点を議題に供しまする。
○石田(博)委員 国務大臣の演説は、十二日に衆参両院で行いまして、これに対する質疑は、やはり準備その他の御都合もあろうと思いますので、十四日は日曜でございますから、十三、十四の両日を休んで、十五日から始めるということにいたしたいと思います。が、いかがですか。
○土井委員 従来施政方針の演説に対する質疑は、翌日行われたりするようなことであつたが、やはり二日ぐらいおいて、十分研究した結果やつた方がいい。
○小澤委員長 民主党もよろしゆうございますか。
○竹山委員 よろしゆうございます。
○小澤委員長 共産党もよろしゆうございますね。
○梨木委員 けつこうです。
○小澤委員長 そうすると、国務大臣の演説は十二日に行いまして十三日、十四日は休んで、十五日にこれに対する質疑を始めることにいたします。なお国務大臣の演説は、前例が、たしか衆議院が一時、参議院が三時くらいになつておつたと思います。そういうことでよろしゆうございますね。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 ではさように決定いたしまして、質疑の時間等のことは、十五日のことですから、十日の日にやりましよう。
○田中(織)委員 十二日の演説は、今のところ総理だけですか。大蔵大臣のは、予算が出なければやらないのですか。
○石田(博)委員 十二日に行う国務大臣の演説は、総理だけと考えております。というのは、予算案等の提出が、目下非常に急いでおりますが、若干日遅延するのやむなきに至るかもしれない情勢にありますので、その場合は、大蔵大臣の演説は別にまた予算案提出の際に行いまして、そのときに質疑等をしていただくようにお願いいたしたいと思います。
○小澤委員長 それでは、次は渡英議員団の件でありますが、その内容、経過等につきまして、一応事務総長から皆さんに御報告して御審議を願います。
○大池事務総長 ここに渡英議員団の件と書いてございますが、これは公職選挙法の改正に関する特別委員会の方からのいろいろな話合いから進んで来た問題と考えております。閉会中に自由党、民主党、並びに社会党の三幹事のお話合いがありまして、今回御承知の通りイギリスにおいて二十五日に総選挙が行われます。一方選挙法の問題について、全国選挙管理委員会では小選挙区制等が決議され、答申案等が新聞に出ておりますが、こちらの公職選挙法の特別委員会においても、種々そういう点を目下検討中だそうであります。あたかもその際、イギリスにおいて小選挙区制に基く選挙が行われますので、十分それを調査した上で将来に備えたい、こういう御希望で三党幹事長から私どもの方へ申出がありまして、至急に適当に選挙法の特別委員会から議員を選定して、向うに行つて調査をしてもらうように、主幹事長一致の意見として申入れをするから考えてもらいたい、こういうことでございました。 御存じの通り、これは政府資金を頂戴しなければ衆議院としての正式派遣の費用がございませんので、一方において大蔵省に事務的に折衝するとともに、運営委員長の方にもお話を申し上げまして、何分この問題は初めてのことでもありますので、正式の機関で御決定を願わぬと、大蔵省の方から政府資金の頂戴もいたしかねるということがありますから、運営委員会で御決定を願つて、至急に出て行けば間に合うということで、下準備はつけております。従いまして、各幹事長等の御申出による、公職選挙法の特別委員会から適当の員数の者がイギリスの選挙を視察する、こういう建前の派遣を認めるかどうかということを御決定願いまして、もし認めるとすれば、何人ぐらいにするかという程度を御決定願つて、至急に大蔵省と正式折衝に移りたい、こう考えております。
○石田(一)委員 これは、三党の幹事長、書記長から申し出たというのですが、小選挙区制にする方がいいという材料を求めに行くのですか。
○大池事務総長 そういうわけではないのです。
○石田(一)委員 それだつたら、小選挙区制でやつている英国一つの選挙を視察に行つて何の効果があるのですか。それ以上にいいところがあれば、それをも視察に行かなければ効果はない。それを、この際公職選挙法については小選挙区制を採用するという声の強いときに、長い間民主的訓練によつてなされている英国の小選挙区制を見に行けば、日本よりいいにきまつている。日本のようにだらしない選挙をやつているところはない。そうすれば、英国の選挙制度によつてやろうということになる。これはむだなことです。金を使うだけむだですから、こんなものやめさせたらよい。
○石田(博)委員 ただいま事務総長の御発言の中に、特に小選挙区制云々という御発言がありましたが、私どもの了解しておりますところでは、小選挙区制というところに調査の重点が特にあるわけではなくて、現在デモクラシーの先進国であるイギリスにおいて、たまたま選挙が行われておるのでありまして、又選挙法の改正についても、小選挙区制云々ということは、選挙法改正の審議会、つまり院外の機関において意見を発表されたことは承知しておりますが、院内の特別委員会においては、そういう議論は出されたことを、われわれ知つておりませんし、調査の目的は、特に何も小選挙区制ということに重点があるわけではないのでありますから、もし小選挙区制云々というところに石田一松君の御議論の中心がありましたとするならば、その誤解を解いていただきたいと考えます。
○石田(一)委員 今事務総長の話を聞いておりますと、小選挙区制によつて理想的にやつている英国の選挙が実際に行われる、これを見に行く、こういうのです。これは事実なんです。間違いありません。大選挙区制でやられているのではない。それをわざわざ見に行くというところに、この委員を派遣することによつて小選挙区というものの裏づけをしようとする、実に不届きな考え方がある。そうして自分の方の立場を有利にしようという考え方である。日本の選挙を見ておれば、悪いところはすぐわかるから、悪いところを直せばよい。よそのを見に行く必要はない。
○石田(博)委員 事務総長の御発言の中には、小選挙区という御言葉がありました。私ども、三党幹事長として話をしておりますところでは、別に特に小選挙制に関係しているとは承知いたしておりません。従つて議院派遣の点につきましては、先進国の選挙の実情を視察しに行くということでありまして、ここでたとい十人派遣いたそうと、二十人派遣いたそうと、その人の持つて来た結論が、別表の問題、選挙区制の問題について、それが支配的な力を持つということは、それこそ石田一松君の御発言とも承れない。そういう点は誤解を解いていただきたい。
○石田(一)委員 特にこれに関連してお伺いしておきたいのですが、この前講和会議に国会議員団として、あるいは随員として行つたときの、議員一人当りの費用が出ておりますか。あれはどういうところから出ているのですか。
○大池事務総長 それは数字上のことですから、調べまして、この次に御報告申し上げます。
○石田(一)委員 国会議員として国会から派遣されたという形になつているのに、この手続等が今すぐおわかりにならぬということだと、事務総長はこれに携わつておられませんか。
○大池事務総長 携わつております。今石田さんのおつしやるようなこまかい数字を、はつきり覚えておりませんので、正確なところを調べて申し上げようと言つたのでありますが、一応今雑駁に承知しているところでは国会議員であろうと、何であろうと、外国に出張する規定が、ございまして、外国出張の旅費規程に基きまして、一日十三ドルということに正式のものはなつております。その十三ドルに、さらに外国出張の規程及第五項と七項とが、ございまして、これに諸種の雑費的な面で認められたものが、一日約三ドルと覚えておりますが、全部で十六ドル、それに飛行機その他の旅費、つまり交通費、それは実際に支拂うものを支拂う、こういうことになつております。それがどれだけに達したか、今全部の数字を覚えていないものですから、申し上げられないわけです。
○石田(一)委員 そうすると、これは国会の費用のうちからは出ていないということですね。
○大池事務総長 国会の中にはそういう費用がないので、そのために政府資金が全部で相当とつてあります。その政府資金を大蔵省へ請求して、これだけのものがいるということで、国会の方へまわしてもらつたのです。
○石田(一)委員 そうすると、講和会議の関係で議員が幾人行つておりますか。
○大池事務総長 講和会議の関係は、衆議院が七名、参議院が五名、全部で十二名です。
○竹村委員 最近非常に海外に行く議員が多くなつていまして、何かというと行くことになつているのですが、この問題については、国民の中にも、国力の差があるのだから、視察したつてしようがないのに、海外に行くのが非常に多い、あの費用というものは非常に問題であるというような声も今起つているということもありますし、先ほどの石田君の御議論を聞いておりましても、たとえば小選挙区制を考えて視察に行くのとは違うとは言いますけれども、小選挙区制の方面だけ視察に行つているということになりましても、実際あまりわれわれには得るところは多くないので、私どももこういうことについては反対いたしたい。
○土井委員 私、当局の立場じやありませんが、今の共産党の言うことは、ガリオアの関係で行くやつは、日本の費用で行つているのではない。今言つているのは、講和会議に行つたときの費用を言つているので、そういう点については、はつきりしておいた方がいい。
○小澤委員長 そういう点は、竹村君わかつているでしよう。
○土井委員 実際問題として、選挙制度を見に行くのか、選挙の実態を見に行くのかという問題が残つている。要するに、どういう選挙をやつているかという選挙の実態を現実に日本の派遣議員が目で見て来るというならば、これは選挙中でなければいけないわけです。しかしながら選挙制度を調査するということならこれはいつでも行けるわけです。選挙中でなくともよいわけです。そこで、かりに現在選挙をやつて具体的に動いている運動を見たいというならば今から決定して、事務総長の方で予算の面などいろいろやつてもらつて、飛行機で行くとして、二十五日の選挙ですから、それまでの間にどれくらいの余裕があるのですか。
○大池事務総長 きようきめていただきますと、一番早く出る飛行機が十五日のがある。十五日の飛行機で参りますと、十八日までにはロンドンに到着ができます。十八日に着きますと、二十五日までに一週間あります。そして選挙を見まして、そのあと約一週間くらいの調査をして、そのまますつと帰つて参りますれば、一応三十日くらいで東京へ帰つて来られる。
○土井委員 私の聞きたいと思うことは、要するに選挙の実態を見たいので、選挙制度というものは本の上ででもわかつておるのだから、実態を見て来たいのだろうと思う。そうすれば、イギリスに行つたからといつてロンドンだけを見るわけじやない、それぞれの方面をまわつて歩かなければならぬ。わずかに一週間で、参考になるところを見て歩けますか。
○大池事務総長 約三週間くらいの日程をつくつてみたのですが、選挙をやつている最中に、ロンドンだけじやいけないでしようが、各地を全部見るということは困難でしようから、おもなるところを見て、行つたついでですから、いろいろなことを調査して帰るとすると、約三週間くらい滞在すればいいのではないかと想像しております。
○倉石委員 これはいいことじやないですかね。
○石田(一)委員 今度派遣するにしても何にしても、飛行機は実費ですけれども、英国に行くとすれば、一人幾らくらい支拂うのですか。
○大池事務総長 日数にもよりますけれども、ただいまの予定のように、三週間ぐらいの滞在でまつすぐ帰つて来るということにいたしますれば、幾らになりますか、ここに出ているのは一人七十四万円ばかりであります。
○石田(一)委員 それは旅費を入れてですか。
○大池事務総長 全部加えてです。
○土井委員 それは何週間ですか。
○大池事務総長 これは約四十日であります。日を縮めればそれだけ減ります。
○岩本副議長 漫遊的意味なら、ぼくは反対だ。英国の選挙だけ見るという意味なら、往復でもつ一三十日あれば十分だと思う。
○小澤委員長 これは事務当局で立案したわけじやなく、各党の幹事長の要求で事務当局がやつているだけです。
○岩本副議長 あらゆる漫遊的な日数をそういう場合にかけたんじや困る。やはり三、七、二十一日に、往復合せればいいわけだと思う。
○佐々木(秀)委員 やるならば早くきめてやらなければ、一週間しかないのだから……。
○倉石委員 副議長の言われるように、日数を整理して、最小限度の日数で最小限度の人を派遣するということでどうです。
○石田(一)委員 費用をあまり使わずに、うんと節約しましようよ。むだな金ですよ。
○松井(政)委員 これは衆議院だけですか。
○大池事務総長 これはこちらの方だけです。
○倉石委員 たまたま今選挙法改正が行われようとしているからですね。小選挙区ということは全然別問題だけれども、今までポスターの点でも困つているし、メガホンだとか何だとか、つまらぬことだから……。
○土井委員 運動の実際を調べるということが目的でなくちやならぬ。制度を調べるということなら、本を見ればわかる。
○佐々木(秀)委員 党の意思もあるし、私ども皆さんの言うことは大賛成だから、最小の範囲をきめて、最小の人たちで行くようにして、せいぜい五人だね。
○岩本副議長 まあ三十日以内ですね。
○佐々木(秀)委員 往復で四週間あればいいでしよう。
○土井委員 わが党は四週間ぐらいのところで賛成しましよう。
○田渕委員 議員の行くことなんかあまりやかましく言わぬで、各官庁でやつていることを国会でもつとやかましく言わなければならぬ。
○佐々木(秀)委員 だからと国会で手本を見せればいいんだ。
○小澤委員長 それでは三十日以内で、経費を極力節減して認める……。
○倉石委員 人員は……。
○佐々木(秀)委員 委員五名以内。
○小澤委員長 人員は五名以内、日数は三十日以内ということで、これを承認するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それでは、そういうことでこれを承認することにいたします。 —————————————
○小澤委員長 それから次は、人事の件について御審議を願います。事務総長から御説明を願います。
○大池事務総長 この前各党の皆さんに一応はがきをもつて御了解を得ておきまして、御追認願いたいと言つてありましたのが、厚生委員会の調査員の太田義秋君が厚生省の方へもどりたいということで、あらかじめ皆さんの御意見を承りました。大体御返事をいただきました分については、御異存がないようでありますので、これを御追認願いたいというのが一点と、それから、ただいまお手元に差上げました法制局関係の五人ですが、参事に昇格したいのと、新たに参事としてとりたいのとがございます。お手元にあります初めの、和歌山県の地方課長寺本勤君、これは今度法制局の参事に採用いたしたいという分であります。その次の総理府技官の日下千章君、これも新たに法制局の参事に採用したいというわけであります。あと三人は、今日まで法制局の主事をやつておられまして、参事の方へ昇格を願いたいという分であります。
○小澤委員長 御異議ありませんか。
○竹村委員 私どもの方は、次回に御返事申し上げます。
○小澤委員長 それでは、本問題は共産党の要求にて次回にこれを決定することにいたします。
○大池事務総長 それから、本日出て参りました分で、この際人事の件として御承認を願いたいと思いますのは、通商産業委員会の専門員の大石主計君から、一身上の都合で辞職をいたしたいから御承認を願いたいという申出があるのであります。辞職の際にも当委員会の御承認を得て発令いたすことになつておりますが、これはやめたいという方でございますので、万やむを得ないと思います。
○土井委員 これは事務総長の言う手形通りのものですか。
○大池事務総長 一身上の都合ということが何ものかということですか。
○土井委員 要するにそういうものを出さざるを得ないようになつているのか、ほんとうに一身上の都合なのか、鈴木警視総監のようなことじやないのですね。
○大池事務総長 そうじやございません。
○小澤委員長 原案通り承認するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それでは承認することに決定いたします。
○小澤委員長 それから、御了承を得たい点があるのでありますが、まず第一に民間放送の件を議題に供します。
○大池事務総長 これは、私から御説明申し上げますけれども、民間放送局が全部で十六社許されているわけでありますが、現実に今民間放送をしておりますのは、そのうちの三社でございます。それで将来の問題は別といたしまして、民間放送の方でもNHK同様に議会の放送をぜひ許してもらいたい、こういう要求がございまして、これを認めることがいいか悪いかということを御協議を願いまして、もし認めるといたしましても、将来どんどんふえて来るものを、そのまま今認める方法はございません。現実に認める方法といたしましては、NHK同様に本会議場に一つのマイクを別に備えつけることだけを、今の状態ではいたすほかはないのであります。なおまた委員会等において、かりに携帯用の録音機等で録音をしたいというような場合が起るかもしれませんが、これは委員長の許可を得て、適当に御処理を願うよりないと考えております。なおこれに関連いたしまして、記章等の問題がありますが、各社の方からは非常に要求が強いのでありますけれども、私どもの方で記者クラブの幹事諸君の方といろいろ打合せておる点では、一社に二箇ぐらいをやつておこう、大体今のところは直接の取材でなくて、企画面を担当する者として、その程度でいたしたらどうだろうか、もし録音をするような者には、腕章を與えてやらせれば、どうかこうかできる、将来だんだんふえて参ります分については、どうしても設備をこしらえまして、その設備を利用して、院外で自由に録音の方法等の技術的な面をこしらえていただく、こちらの方では方法がないということで話をしているわけであります。従いまして、今の議場の場面でも、演台にマイクがたくさんあつて非常に不便でありますので、マイクの差込みの装置に関する方法を将来研究して、それができるまでは、とりあえず一本ふやしたものを民間放送の組合の方で連合して適当に使つてもらう、こういう程度なら技術的に私の方ではできるのでありますが、その程度にして許すことがよいか悪いかということを御決定を願いたいと思います。
○土井委員 今初めて出た問題ですが、将来のいろいろな関係等もありまするから、一応研究課題にしておいていただきたいと思います。あとで来るものとの関係もありまするし、院内の秩序その他の面もありますから……。
○小澤委員長 それでは、本問題は本日は決定を留保いたしまして、次回に決定することにいたします。
○土井委員 次回の決定じやなく、研究ですね。
○小澤委員長 次回でまた決定を留保してもいいのです。
○大池事務総長 この重要な議会の状況を多少とも放送できるように、現に三社とも放送を開始して、聽取者は聞いている情勢でありますので、許すとすれば急いでお願いしたいと思います。
○佐々木(秀)委員 十日にきめましよう。
○土井委員 十日というような拙速主義じやいかぬのです。こういうことはいろいろな問題に影響し来るから……。
○佐々木(秀)委員 一つだけだから……。
○土井委員 そういうことについては基本的に相談しなければまずいと思う。
○石田(一)委員 一応国会の放送に関する一つのあり方を運営委員会で研究して決定したらどうです。基本的なものをつくつておいて、その線でやることにすればいい。
○土井委員 この議会でやらなければ実現せぬというわけでもない。来年の通常国会でもいいし、議院運営委員会でいけなければ、小委員会でやつてもよい。
○小澤委員長 それでは庶務小委員会で研究してもらうことにいたしますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それでは、本問題は庶務小委員会に付しまして御研究を願つて、さらに本委員会に報告を求めて、適当な決定をいたしたいと思います。 —————————————
○小澤委員長 次には、運営委員会室出入の件を議題に供します。
○大池事務総長 これは衆議院の記者クラブの方から、運営委員長にあてて、この運営委員会における取材が非常に困難であるので、できるだけ考慮を願いたいという建議です。従来記者クラブの人が運営委員会に出入するのに、議長の接応室の方の出入品から入ることを許しておりませんので、出入口の制限を、どちらからでも入れるようにしてもらいたいという点と、記者席を設けてもらいたいという二点の御要求があるわけです。この点については、現実にこの場所が非常に狭くて、ごらんの通りの情勢に相なつている関係で、出入口を一応制限しておつたのであります。あそこについたて等もありまして、非常に不便でありましたので、本日は一応ついたてを取拂つておいたわけでありますが、記者クラブの方では、むろんだれでもかれでもここへ入つて来て、大勢になつてかえつて取材に困難を来してはいけないから、取材の責任者をきめて、十三名くらいの者に限つて、その者がここに入つて取材をいたすようにいたしたいから、そういう者については自由自在にどちらからでも入れるようにしてもらいたいということと、でき得れば記者席をということですが、現実に十三名が来られて十三名の記者席をつくることは実際において困難だと思つております。従いまして、出入りの点等も相当に考慮してあげて、それ以外に、中に入つている方々で、議院運営委員会の中へどうしても入つて来なければならぬという必要のない方もあるいはあるかとも思います。たとえて申し上げますれば、記章を持つているために、たまたまここへ入つて来るという方もございましよう上、議員の秘書の方々でも、秘書的の用務でなしに、單に傍聽に入つているというような面が相当にあるのじやないかと考えております。事務局の方といたしましても、事務に特に関係のない方が場合によつては入り得るのでありますから、事務局関係の方にも、入場の必要者には入場証を配付しておいて、その者以外には入れないということにいたしたい。連絡の秘書等は、運営委員の方々、その他ここに入つておられる方々に連絡上の用務が済みましたならば出ていただくという形でお願いをする。そういうようにして単なる記章だけでは自由自在に入れないようにする。入る者については、特に委員長の許可を得る、これは他の委員会でもやつているわけでありますから、そういう原則にもどしていただけば、相当整理ができるのではないかと思つております。
○小澤委員長 これも庶務小委員会でどうです。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それでは、庶務小委員会で研究してもらつた後に、本委員会で御審議を願うことにいたします。 —————————————
○小澤委員長 次に、赤い羽根募金の件について御協議を願います。
○大池事務総長 これは毎年各人百円ということになつておりますので、本年もお願いいたしたいと思います。
○田中(織)委員 これは、何かぼくらにしるしをくれるのですか。
○大池事務総長 党の方へ渡しているはずです。
○梨木委員 私の方は反対です。
○小澤委員長 共産党は反対のようでありますが、その他は全部賛成のようでありますから、さように決定をいたします。 —————————————
○小澤委員長 次は、平和記念植樹の件を議題に供します。
○大池事務総長 これは、国土緑化推進委員会ということで、議長が委員長になつて、議員も委員として多数連名でお入りになりまして、国土緑化推進運動をやつております。それがこの際全国に植樹の大運動をしたということを心がけまして、その手始めに国会のどこか適当なところに植樹をさしてくれぬか、その植樹は今度の平和條約の全権にとりあえず植えていただいて、これを宣伝して全国的に植樹運動を展開したいから、議会の構内のどこか適当なところに、御指定の木を御指定の本数だけ植えさしてもらいたい、こういう話があるのであります。そこでどの場所へどの木を植えるというようなことを、技術的に研究してみたのでありますが、議院構内の外側のところに、両院でおのおの約二十本くらいのものを植える適当な場所がある。その木はどういうものがよいかということで研究いたしましたところが、くすが一番よいのではないかということになりまして、二十本くらいのくすが手に入るかということで、委員会の方の事務局と打合せましたら、くすが、両方で四十本ですが、なかなか手に入りませんので、場合によれば、くすでなければほかのどういうものがいいかということで、くすか、あるいは桜を植えたらどうか、こういうことになつております。向うはけやきを希望しておりますが、けやきは非常に大きくなつて、葉が落ちて、あとの始末が困りますので……。
○田中(織)委員 くすの四十本くらいなら、すぐできますよ。
○大池事務総長 くすが四十本できなければ、できただけでもよろしい、こういうことでひとつ……。
○竹村委員 私の方は、これが平和記念になるというところに問題がある。私の方の考えは、今度の條約が平和條約になるかどうかということを疑問にしておりますので、次回にお返事します。
○小澤委員長 それでは、本問題は決定を留保して、この次に決定いたします。
○大池事務総長 いま一つ御考究を願いたいと思つている点があります。それは、ここ以外の委員会ですが、御存じのように傍聽人が委員長の許可を得て入つて来ます。そういたしますと、委員会が終つたあとで、何人かおる傍聽人だけが、その場で懇談会をしたり、あるいは政府側に対して陳情するというような場面があるそうであります。そこで警務課として、できるだけそういうことのないように、散会後でございますから、退去をさせるように試みるわけでありますが、その際に、むしろ議員が介在するといいますか、そんなことせんでもええじやないかということになりまして、警務課員としては困る場合がある。そこで、陳情は陳情として正式にやり、懇談会は懇談会で、傍聽人がそこで懇談をやることはおかしいことでありますので、将来は警務課として十分取締りたいと思いますから、その開議員の方でいろいろ行き違いのないように、十分御善処を願いたいと思います。 —————————————
○柳澤委員 私、本委員会の委員といたしまして、六月下旬アメリカに参りまして、與えられました日程を無事終え、さらに講和会議を見まして、数日前に帰りました。あらためて詳しい報告をする機会があろうかとも思いますが、この際つつしんで皆さんにお礼を申し上げます。(拍手) —————————————
○小澤委員長 なお、開会式の式次第は従来通りでありますから、念のため申し上げておきます。
○田中(織)委員 常任委員は変更ございませんか。ちよつと変更していただかなければならぬのが二ところあります。それ以外は従来通りで、もし必要があれば人をかえていただいてけつこうでございますが、今のところお願いいたしたいのは、自由党で一人余分に割当つておりますので、一人減らしていただきたい。どこの委員でもよろしゆうございます。それから共産党で、どこの委員会でもよろしゆうございますから、一つあけていただきたい。それから農協も一つあけていただきたい。あとは皆現在の委員の数がちようど割当ると思いますから、その範囲で適当に御変更くださつてけつこうです。
○松井(政)委員 今議員は全体で何名ですか。
○大池事務総長 自由党が二百八十四、民主党が六十六、社会党が四十五、共産党が二十二、農協が八、労農が四、社民が四、公正が二、無所属が六、欠員二十五、こういうことになつております
○竹村委員 そうすると、重ねて聞きますが、私の方では、どつかの委員会の二人あるのを、一つだけ、一人あければいいわけでございますね。
○大池事務総長 そうです。
○松井(政)委員 四百四十一名に対する四十五が私の方の党の数になつておる。そうすると三十名の常任委員会は大体三名、これはちよつと私の方はパーセンテージが損する程度ですが、二十五名に対する二名ということになると、五名出る委員会ができるわけです。
○田中(織)委員 常任委員の点は、私の方は非常に歩が悪いと思うのですが、一ぺん事務局の方で調べてください。
○小澤委員長 それでは、本日はこれで散会いたします。 午後三時四十二分散会