議院運営委員会 第1号
- 発言数
- 140 件
- 登壇者
- 16 名
- 会派数
- 7
- 開催日
- 1951/08/16
会議録
○小澤委員長 たいへんお待たせしました。これより本日の会議を開きます。 まず第一に、会期の件を議題に供します。会期の件につきましては、一昨日この委員会で大体三日と内定いたしたのでありますが、その後本日常任委員長会議を開きまして、議長から常任委員長会議に諮問いたしましたところ、常任委員長会議におきましても、当運営委員会の内定を諒とせられまして賛意を表されました。従つて前会内定いたしましたことを、あらためて本決定いたしたいと思いますが、会期を三日と決定するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」「反対」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 反対もありまするが、賛成が多数のようでありまするから、一応三日と決定いたします。 —————————————
○小澤委員長 それから、これは前々回の本委員会で決定いたしました特別委員会設置の件でありますが、これは当然本日の本会議で設置の決定をすることになりますので、事務総長から内容を御説明願います。
○大池事務総長 そうしますと、お手元にありますきようの議事日程について御説明申し上げます。一番最初に、本日召集になりましたので、議席の指定を議長からいたします。 これは各派のお申出によりまして、ただいまお着きになつておられる通りに決定して、日程第一が終ります。次いで日程第二の会期の件でありますが、これは参議院の方も衆議院に同調して、すでに会期三日の議決をして先ほど通告が参つておりますので、これを議題として御決定を願います。この採決は起立でけつこうでございますね。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大池事務総長 そうしますと、起立で御採決をお願いいたしまして、日程第三として、今の特別委員会の設置に関する件をお願いいたしたいと思います。これは、一つは公職選挙法改正に関する調査特別委員会でありまして、二十五人の委員会でございますが、これは別に各派御反対もないようでございますので、議長発議でお願いをいたします。次の海外同胞引揚に関する特別委員会、これは三十名の委員会でありますが、これに対しては共産党の方はいかがですか。
○梨木作次郎君 反対であります。
○大池事務総長 それならば、これは動議を出していただきまして、起立採決を願います。次に、この間御決定を願いました行政監察特別委員会でありますが、これもやはり従来通りのものを次期国会まで継続する意味の動議を出していただきまして、起立採決ということにお願いいたしまして、これで議院の構成上の問題は終るわけであります。そこで、日程第三まで終りましたならば休憩を願いまして、開会式後国務大臣の御演説ということに相なります。開会式は三時に終ると思いますので、国務大臣の御演説は四時ごろと予定すればよいのではないかと思います。そうすれば、参議院の方は五時ごろにはできると思います。
○小澤委員長 そうすると、休憩後の国務大臣の演説は四時ということに決定して御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 さよう決定します。 それから、明日の日程の問題についてまだ相談しておりませんが、これは本会議の休憩の間に、さらに運営委員会を開いて皆さんに御相談したいと思います。
○土井委員 何か特別のことでもあるのですか。
○小澤委員長 つまり問題は、あしたの質疑を衆議院が午前十時に開いてやるか、それとも参議院が定刻十時に開くのだから、こちらはあとでもよいかという問題が各派にあるわけです。主としてその問題ですが、それから何党と何党が代表質問をするかというようなことです。 本会議の開会は十一時四十分でよろしゆうございますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それでは、今事務総長が御説明になつた日程だけを、十一時四十分から振鈴してやることにいたします。 その間暫時休憩いたします。 午前十一時十八分休憩 ————◇————— 午後三時三十八分開議
○小澤委員長 たいへんお待たせしました。休憩前に引続きまして運営委員会を開きます。 大体本日の予定は、先ほどあるいは先日おきめ願つた通りでありますが、まず本日は四時から総理大臣の講和条約に関する報告演説を聞きまして、それが終りましたら、あとは参議院の関係がありますから、きようは散会することになります。従つて明日の、主として質疑の関係をどうするかということを、これから御相談願いたいと思います。 まず第一に、先ほど非公式に話がありましたが、参議院は明日十時から開会して、すぐ質疑に移ることと思います。衆議院は、恒例によれば午後一時ということになつておりますが、この問題を先に御相談願いたいと思います。
○石田(博)委員 先ほど非公式に皆様にお諮りを申し上げたのでありますが、衆議院の優先の建前から、審議は当然衆議院側から始められなければならないのであります。従つて、要すれば総理の発言とともに、質疑も衆議院から始められることが原則であるのでありますが、会期がきわめて短かい折からでありますし、審議はすでに本日衆議院から始められておりまするので、明日は両院とも定刻に開会をいたしまして質疑を続行する。参議院も、私どもの連絡をいたすところによりますと、定刻に開会をして、衆議院の定刻開会に協力をいたすことと相なつておりますので、以上のようにおとりはからいを願いたいと思うのであります。なお共産党その他の小会派の各位のところに、時間がなくて御相談に参らなかつたのははなはだ失礼ではございましたが、民主党及び社会党の各位とは御相談を申し上げたことを附加しておきます。
○小澤委員長 いかがですか、今石田君のお話のように、大体参議院も午後一時までには終了するつもりのようですから、こちらは午後一時から開会することにいたしたいと思いますが……。
○椎熊委員 ただいまの石田君のお話は、先ほど非公式の交渉でも了承したのですが、了承した趣旨は、衆議院がもしこの間の運営委員会できめた通り午前十時からやるということになれば、時間が初めから限定されて、午後一時、ころまでには終らなければならぬ。衆議院の状態は、はたしてそう簡単に行くかどうか、開いてみなければ予想がつかぬのでありますから、従つて十分なる質疑を重ねるという意味から定刻から始めれば、やろうとすれば終日でもやれないこともないのであります。それで非常にいいというふうに感じまして、衆議院における審議は丁重に、非常に慎重にして深刻なる審議に入る、こういう意味から、せつかくの自由党からの申出でもありまするし、事は非常に重大なんだから、手続上のことなどについてはあまり議論せずに、なるべく協力して行くという建前からわが党は賛成いたします。ちようどその際社会党の国会対策委員長も同席せられまして、また水谷さんも同席せられまして、それはけつこうだろうというので、自由党の申出をのむことに両党の意見は一致いたしました。そういう意味ですから、御了承願いたいと思います。
○田中(織)委員 私の方にもお話がありましたが、先ほど運営委員会が休憩直後、ここで石田君からもお話があつたので、私どもも、必要な場合には衆議院の運営の時間が十分とり得るということにもなりますし、賛成しておるのであります。ただこれは参議院の方の都合でありますけれども、参議院側と衆議院側と連絡をとつていただいて、できるだけ定刻一時に開会していただくように、この点念を押しておきたいと思います。
○梨木作次郎君 私どもも、先ほど椎熊氏から申されましたように、この問題はいろいろな建前から検討するのに最も多くの時間を要すると考えますし、大体十時から一時までということになると、そういう質疑の時間がないということになつては困るので、一時から正確に開いてもらつて、十分質疑の時間をとつていただくという意味から賛成いたします。
○中村(寅)委員 私の方は、前もつて相談を受けておりませんけれども、今石田君のお話を聞きますと、小会派等にも発言の機会を与えることができるだろうということのように思われますので、その意味において協力したいと思います。
○石野久男君 私の方も、ただいま中村委員から言われましたように、自由党からの申出に対しましては同調いたします。会期が短かいのでありますから、なるたけ長時間を持ち得るようにということが趣旨でありまして、その裏には小会派にも発言の機会が与えられるということを含みとして同調いたします。
○小澤委員長 それでは、大体明日午後一時から各派の質問に入るということに御異議がないようでありますから、さように決定いたします。 —————————————
○小澤委員長 そこで今度は具体的問題に入りまして、各党の質問者あるいは質問時間等について御協議を願います。
○椎熊委員 私どもは野党第一党として、すでに質問者の氏名は通告してございます。これは重大な問題ですから相当の時間はかかりましようけれども、あえて時間を引延ばすというような考えは毛頭ございません。なるべく総理大臣から懇切丁寧なるお答えを願いたいというのが趣旨なので、演説内容等もすでに党としては確定しております。非常識に何時間よこせというようなことは言わぬが、あまり極端に、一分も延ばすことができないというような考え方でなしに、事が事ですから、相当必要な時間を頂戴したい、こう考えております。
○小澤委員長 おおよそどのくらいですか。
○椎熊委員 再質問があるかもしれないですから、合せて一時間くらいで十分だろうと思います。
○土井委員 わが党は、大体浅沼書記長が質問に立つように御通告申し上げておると思いますが、できるだけ総理大臣の演説に対する質疑を詳細にやりたいと思つております。しかしそれだからといつて、いたずらに時間を労費するというようなことはできるだけ避けたい。ただいま民主党の方の御意見によりますると、一時間くらいというふうなことがありまするが、私の方はそれほどいただかなくとも大体質問の演説を終了し得るのではないかと思いますので、約四十分くらいいただければけつこうだと思います。そこで、特に今椎熊委員も言つておりますように、総理大臣の答弁はややもすれば木で鼻をくくつたようなごあいさつであつて、親切に欠くるところがあるのじやないか、これは吉田さん自身の性格から来ることではあるけれども、個人のわがままは国会においては許さるべきことではない。少くとも政府当局の責任者として、しかも国民の代表者が真剣に質問をするのですから、これに対しては委曲を尽すという心構えがあづてよいのではないかと思う。従つて、ぜひ与党の皆さんの方から総理大臣に対して、答弁はやはり事理を明白にするために懇切丁寧にやつていただくように、もとより冗漫に陥つてはかえつて悪いのでありますが、そうでない意味においてお願いしたいということをお伝え願うように、特に希望申し上げておきます。
○竹村委員 私の方も、大体質問者は現在風早八十二君ということで、もちろん時間を引延ばすというような考えじやなくやるようにまとめておるわけですが、あまりこつちのかつてな希望を申し上げてもどうかと思いますので、少くとも三十分はいただきたい。
○中村(寅)委員 私らのところは小会派で、今までのいきさつからいえば、時間の制限を受けるというようなことがいろいろあると思いますが、かねて自由党から挙国態勢をもつて講和に臨みたいという申入れがありましたので、挙国態勢で講和に臨むという基本的態度につきましてはわれわれは賛成をいたします。それには国会において慎重に審議をして、真の挙国態勢を確立していただきたいということをきめて申し入れておつたのでありますが、そういう意味から申しますと、今度の臨時国会はきわめて重大なことでありますから、今までの例で行けば小会派というようなことで、時間の制限等が考えられるかと思いますけれども、いまだかつてない、またこれからもないことと思いますが、この際講和条約の質問につきましては与党の方でも格別に考えていただいて、二十分くらいをとらしていただきたいと思います。
○石野久男君 私どもの方も、今回の講和条約の問題につきましてはやはり質疑等いろいろございます。実際今回の会議は、日本の国にとりまして今後ほとんどないだろうと思われる史しただ一度のこういう会議でございますから、ぜひともこの機会に質疑等をする機会を与えていただきたいと思つております。いろいろ内容は黒田さんの方でまとめておりますけれども、従来の例と従来の取扱いにかんがみまして、大体二十分くらい発言の機会を与えていただきたい、そういうふうに考えております。
○小林進君 私どもの方も、実は自由党の方からひとつ同調をしてくれぬかというような申出を受けまして、爾来いろいろ考えて、願わくば超党派的に小会派も講和条約の問題を取扱いたいというような意見もあるのでありますが、何といつても党には党のお聞きしたい点もありますので、そういう点を明らかにしていただいた上でわれわれの態度をはつきりしよう、こんな形になつておりますので、願わくば明日の質問も、最少の時間十五分くらいお許しをいただきたいと思います。ひとつ皆様方の御配慮をお願いいたします。
○土井委員 農協はだれがやるのですか。
○中村(寅)委員 まだきめておりませんが……。
○大池事務総長 ただいま出ておりますのは、風早八十二さんのあとは黒田さんと小林進さんだけです。
○小澤委員長 ただいまのお話に対して、自由党のお考えはどうですか。
○石田(博)委員 今いろいろお話を承つたのでありますが、まず第一にお願いしておきたいのは、これはかねていつも私の方から申しているこでありますが今二十名に達しない小会派は、代表者はお一人に願いたい、それからその時間は、按分の割合でやつていただきたいということでありますから、どうぞ小会派の方はおまとめを願いたいと思います。
○土井委員 ただいま石田君から御意見もあつたけれども、これは従来しばしば自由党として、石田君が代表して今のような御意見があつたことをわれわれは承知しております。また私は将来そうあるべきだと思うのです。将来の問題については、なおお互いの間に十分了解をつけるような方法が考慮さるべきであるとは思うが、今度の講和会議の問題は、国民すべての面から見てきわめて重大な事柄である。従つてこれは特に配慮していただいて、そして施政方針演説に対する質疑のような形にして、時間的にはそれほどかかることにはならぬと思いますので、各党にやはりそれぞれの立場から質問をさしてあげる。将来の問題につきましてはこれは十分考慮して行くべきである、こういうことを前提として、プリンシプルの上においては石田君のお説に私は決して異議を申し立てるものではないけれども、この画期的な、日本国民としての大きな問題を取扱う場合、総理大臣の施政方針演説に対する質疑よりも、もつと私は重大だと思うので、こういうときには、やはりそれぞれ党をつくつておられて、国民のある部分を代表しているのですから、この際はやはりやらすべきじやないかと思います。
○石田(博)委員 よくわかりました。同じ趣旨のことを毎回申し上げておりますので、私はもう趣旨は申し上げません。土井君せつかくのお話でございますが、私どもの方としては賛成いたしかねます。いくら議論をされても賛成できません。
○土井委員 今後はプリンシプルによるとして、この機会だけ許したらどうですか。
○小澤委員長 民主党の希望時間に対する自由党の意見はどうです。
○石田(博)委員 今のことは、いずれにしろおきめを願いたいと思います。
○石田(一)委員 これはよそのことですが、新聞などの報道するところによると、農協の方からは松本さんか、どなたかが全権団にお加わりになるということが報道されているのです。もしそうだとするならば、議会内で発言権も認められない小会派の者をどうして全権団にお加えになるのですか。与党はこれを認めない、政府は党として認めるという形になつて、非常に矛盾を生じはしませんか。
○石田(博)委員 私はこの問題について議論をするのはめんどうくさいのですが、農民協同党の方に対する全権団云々のことは、これを国民のうちにおける一つの政治勢力として取扱つた政府の行動であります。私どもは行政府と離れて、立法府の運営をするという建前から、独自の立場で行こうとするわけです。
○石田(一)委員 それは今度の場合には通らない。
○石田(博)委員 通るか通らないかは御判断を願いたい。政府のやり方とわれわれ議会人としての仕事とは関係がございませんし、政府のすることをかわつて説明する意思もございません。
○松井(政)委員 これは石田君からたびたぴ提案されたことがあるし、われわれも必ずしも反対しませんけれども、今回は講和会議に関する国会だという官房長官の話で、われわれ議院運営委員会でも、きようで三回ですが、それを了承しているわけです。従つて講和会議に関する国会というようなものは、私は日本において今後おそらくないのではないかくらいに考えているのです。だから、いつもの小会派の人たちの質問等の問題とは切り離して、これだけは特例を設けて、時間の点はいずれにせよ、各会派に質疑をさせるという形の方が私は妥当だと思います。そういう方法をひとつ考えていただきたいと思います。
○小澤委員長 石田君の意見に対して民主党はどうです。
○椎熊委員 石田君はただあなた方に注意を喚起しただけであつて、ぼくらの方は六十分とればけつこうです。
○土井委員 実際議論をしても際限のないことはよくわかつていることです。しかしこれはプリンシプルとしてはわれわれ自身そう思つているのだが、松井君も言うように、この講和会議に対するところの質疑なんというものは、事実は二度と再び来るものじやないのです。従つて国民を代表しているそれぞれの政党に、それぞれの角度で一応質疑をさせるということがぼくはよろしいのじやないかと思う。将来の問題については石田君がしばしば提案していることだから、その問題についてはわれわれも賛成するにやぶさかではない。また小会派の諸君も、そういう点については十分考慮をしてもらわなければならぬと思うけれども、この一大画期的な講和問題に対する質疑ということは、いかなる角度においてもさすべきが正しいのではないか、いわゆる正しい角度でさすべきであつて、たとえば多数でこの際させないと押し切つてみたところで、自由党の諸君の名誉でも何でもないと思うのです。今石田一松君からのお話に対して石田博英君は、政府と立法府とは違うというが、それは一つの言葉である。むしろたての両面のようなもので、実際上においてそういう矛盾を政府または与党という関連においてやつているということについて、それは政府のやつていることだからというけれども、やはり与党の代表が政権を握つているというこの事実の上から見て、たとえば小会派的立場に立つ農協の人を全権委員に ——これは全権ですよ、全権代理じやない。全権の一枚に加えるというようなことがいわれておる。国会内で小会派として発言も認めないのなら、そういう小会派からは全権も認めないというのが、ほんとうなら正しいのだと思う。それを行政府があえてしようとするのに、与党がここでもつて小会派の質問を認めないという形になることはぼくはよくないのではないかと思う。だから今度だけの問題として考えてもらつたらどうでしようか。
○小澤委員長 自由党はどうです。
○石田(博)委員 小会派を政党として認めていないわけではない。私どもは議院内において正常なる発言の機会を各議員公平に与えるということについて努力しなければならないのであつて、他の議員に比較して特別に小会派によけい発言の機会を与え、小会派に所属しておるがゆえに多くの発言の機会を与えられるということについては、私どもは賛成しかねるのです。その趣旨を常に申し上げておるのであります。それをその機会、ことに特例を設けて妥協しておつたのでは、その趣旨を貫くことができませんから、せつかくのお話でありますけれども、私どもとしては賛成するわけに参りません。
○菅家委員 小会派の発言を認めないのではないのです。小会派で相談して、その中で一人質問したらいいじやないですか。
○椎熊委員 小会派は発言権がないというのではないのですよ。
○佐々木(秀)委員 まとまつて来ればよい。
○田中(織)委員 小会派はまとまれば発言を認めるということを言われているわけですから、小会派の方でその時間内で二名ないし三名やるように、こんなことはたびたびあるわけじやないのだから、特別の例外として許したらいかがです。先ほど土井君が申し上げた私どもの方の質問時間も、実は事前に小会派の希望もありましたので、私ども党の常務でそういうふうにきめているのです。
○石田(博)委員 いくら議論しても同じことですから、どうぞ御決定を願います。
○土井委員 もう少し、とにかく寛容な態度で臨んだらどうです。
○椎熊委員 もう本会議の時間ですから、ちよつと休憩しましよう。
○小澤委員長 それでは暫時休憩いたしまして、本会議終了後本委員会を続行することにいたします。 午後四時五分休憩 ————◇———— 午後五時四十一分開議
○小澤委員長 それでは、休憩前に引続きまして運営委員会を開会いたします。 先ほどの問題、農協党はどうですか。
○中村(寅)委員 やはりこの際まことに無理を言うようでありますけれども、三名をやらしていただきたい。
○石田(博)委員 それじや、やむを得ないですね。
○小澤委員長 それでは各派反対なら、採決せずにどうです。
○中村(寅)委員 これはしかたがないから採決していただきたいと思います。
○椎熊委員 そんなことを言わずに、妥協して、一人でも出したらいいでしよう。
○土井委員 せつかくあつせんしているのに、三名別々にやらしてくれないのなら採決してくれというのは、筋が通らぬ。採決までして、あとでまとまりましたから発言さしてくださいというのでは、ぼくら承認できない。
○中村(寅)委員 それでは、今私は発言をして、採決を願いたいと思いましたけれども、一応小会派であとでよく相談したいと思いますから、小会派代表として二十分だけ時間をとるように願いたいと思います。
○石田(博)委員 一名ですよ。
○小澤委員長 そうすると今の時間を事務総長から御報告願いたいと思います。
○大池事務総長 そうしますと、各党の質問時間を一応二時間ということにいたしまして、民主党が五十分、社会党が三十五分、共産党が二十分、小会派代表が二十分ということになつておりますから、御了承を願います。
○石野久男君 ただいまのおまとめのうちで、小会派であとで話合いをするということに一応中村氏から話があつたのであります。これに対して石田氏から、一名ということの念が押されたのであります。そういうことになりますと、先ほど来言つているように、一人の人が三党を代表するということは、技術的覧てなかなかできないことはよくわかつている。従つて三党が話合いをするということは非常に困難な事態になつて来るわけです。ここでわれわれはりくつは言いたくないのですけれども、三党三派でそれぞれ幾らかでも発言の機会を得さしていただきたいという謙譲な言葉は、この場合における講和問題に対する重要性から来ているわけです。こういう機会はおそらく日本にとつて将来ないだろうと思います。私たちはなるほど小会派であり、先ほど来、石田氏からは、公平な発言ということが言われているけれども、政党政治という場合の公平な発言は、議員一人々々の発言の上に、なお政党というものが一単位となることが原則であると私どもは思つている。おそらくそのことは自由党の諸君において理解できなかつたということじやないと思う。特にこの臨時国会の趣旨にかんがみても、やはりその発言というものは政党を中心にした発言になることがまず第一であると思う。それからあと、それぞれの党の大小ということが考えられなければならぬのではないか、こういうふうに考えております。そのような意味において、先ほど来何べんも、党を代表する者の発言は短かくてもよいからということを、確かに謙譲な言葉をもつて私たちはお願いしているわけです。お願いというけれども、実際は主張なわけです。今われわれ小会派の方でいろいろ相談したいということを申しましたのに対して、石田君から一人というふうに仰せられますと、事の相談ということは無意味なことになりますから、私はこういうふうなまとめ方については、中村君からそういう発言があつたけれども、実は私どもは、なおその点についての石田君の意見を聞いた上でないと了承ができないのです。一応小会派があとで話合いをするということを認めた趣旨と、一名という趣旨について私どもの疑義を解明してもらいたい。
○石田(博)委員 あらためて追加して申し上げることはありません。
○石野久男君 ここでは石田君が別に政府委員でも何でもないので、お互いに論議しているので、追加することがないということはどういう意味かどうもわかりません。しかし私どもは私どもなりの疑義を持つているわけで、その疑義の解明はしていただいてもよいと思う。それができないということになると、あまりにもフアツシヨ的になつているということになる。
○石田(博)委員 私どもの主張は、過去二年間機会あるたび、ことに申し上げていることでありまして、それを重ねてここで繰返して申し上げるなら別でありますが、それ以外の新しい見解は、ございませんし、繰返して申し上げることは時間をむだに費し、ほかの方々に御迷惑をかけることになりますので、ただいま石野君御発言の趣旨に対するわれわれの考え方は何度も申し上げておりますから、新たに追加して申し上げることはありません。
○石野久男君 他の委員にも迷惑をかけると言いますが、きようはあと本会議の予定もないわけですから、一応この問題は論議をさしていただきたいと思うのです。今日持たれているこの臨時国会の趣旨、そしてきようの首相の発言にもありましたように、全権団を出すについて国会の承認を求めるようなことになつているわけであります。しかもこの問題については、政党としての自由党かられわれのところにも正式に同調を要請されている。これに対するわれわれの答えは、もちろん与党の自由党の諸君に対しては満足の行くものでなかつたということはよくわかつております。しかし私どもとしてはこういうような機会において、少くともわれわれが国民諸君から委託されておる審議権というものをりつばに発揮しなければならぬという考え方に基いて、その発言をたとい五分間でも十分間でもよいからということでお願いしているわけであります。従つて石田君から、もうこれ以上おれには言うことはないのだということについては、私どもはどうもわからない。さきにあなた方の方からわれわれの党に対して要請があつた趣旨と、今日ここでわれわれが発言を要求しているごととの間にどういう違いがあるか、こういうことについて、もつとあなた方の考え方を聞かしていただかなくてはならぬ。この点についてはどういうふうに石田君たちは考えておるのですか。
○石田(博)委員 政府から申し入れた事柄と、立法府の運営の方法についての見解とは、先ほど申し上げた通りであります。その他にあらためて申し上げることはありません。
○石野久男君 石田君は今政府からと言いましたが、政府からじやない。これは議会の開会される前に、政調の方からそういう申出があつた。だからわれわれとしては、この国会が開会される前にそういう要請が自由党の方からも来ておるということとにらみ合せて、やはり今回のこの問題についての質疑は、従来の例もあるけれども、政党というものは一応発言する機会を与えられてしかるべきだというふうに考えているわけであります。これはやはりはつきりと納得させるように説明してもらわなければ困る。
○小澤委員長 石野君、それは石田君に対する質問でしよう。
○石野久男君 そうです。
○小澤委員長 答弁がありません。
○石野久男君 石田君から答弁がないということですから、それじや自由党の諸君にお尋ねしますが、とにかく自由党の諸君は、今回の講和問題について小会派が要請している質問に対して、全然その機会を与えないという考え方でここへ臨んでいるのかどうか。
○佐々木(秀)委員 だれにお聞きになるのですか。
○石野久男君 自由党の諸君です。とにかく専任委員としての石田君というふうに考えで私は言つたのですけれども……。
○小澤委員長 石野君、大体その議論は今までに尽されているのではないですか。
○石野久男君 尽されておつても、公平な発言ということについてお聞きをするのです。
○小澤委員長 それは石田君とあなたと見解が違うのです。
○石野久男君 見解が違つたら、違つたような発言をしてほしい。
○小澤委員長 発言がないのです。
○石野久男君 ないといつて、そんなおかしいことはない。それじやフアツシヨです。
○小澤委員長 どうです。さつきも言つたようにきめて、なおあしたまで時間があるから、一々文句を言わずに……。
○石野久男君 代表一人ということは……。
○小澤委員長 きようは一人ということにきめて、そこは話のしようがあるじやないですか。
○石野久男君 そこは含みがあるということですか。
○小澤委員長 含みがあるということではないけれども、交渉すれば……。
○石野久男君 それじや、含みがあるというふうに理解して……。
○椎熊委員 含みがある決定なら私たち反対ですよ。
○石野久男君 本来できないことをわれわれは予想されるわけだから……。
○佐々木(秀)委員 含みはありませんよ。ガラス張りですよ。
○椎熊委員 まとめて一人出せばいいじやないですか。
○石野久男君 意見が違う場合には、それはできないのです。
○小澤委員長 それでは採決しましよう。
○土井委員 採決するということは、今の小会派二十分ということを承認の上で採決するのですか。
○小澤委員長 二十分、一人ということを採決するのです。それに賛成か反対か……。
○土井委員 今の石野君の質問によれば、今せつかく中村君が言つたけれども、意見が違うのだという前提の上でやつているのですよ。それをはつきりしなければ、採決なんということできめちや困る。とるものをとつておいて、言うだけは言つておるという形は承認できない。
○小澤委員長 要するに石田君の案に賛成か反対かという問題です。
○石田(博)委員 それは委員長、ちよつと違うのです。小会派四派で二十分、一入そういう建前で中村君は言つて、それがきまつて……。
○土井委員 いや、まだきまらないのだ。今中村君が言つた問題、要するに一人云々ということがあとでついて、それによつては考えるというのだから、二十分、一人ということを承認しているわけじやないのです。
○小澤委員長 承認しないから採決する……。
○土井委員 そうなれば、結局小会派の発言が全部なくなるか、あるかという問題になる。それを先にまとめなければ採決できない。
○石田(博)委員 まとまらないから、しようがない。
○中村(寅)委員 今の石野君の意見は、小会派の内部の意見ですから、先ほど私が皆さんにお願いしたように、一応小会派として二十分もらつておいて、小会派でひとつ話合いをつけ、そうしてつかない場合には、つかないときの処置を私の方でとりたいと思います。
○小澤委員長 そんなら採決する必要はないのです。石野君のはそれと違うのです。石田君が一人というのに対して、一人じや困るから、それには反対だというのです。
○石田(博)委員 中村君は二十分、一人という建前で言つておられる。
○土井委員 それでなお疑義があれば、石野君対石田君の個人的な取引でまとめてもらおう。
○松井(政)委員 それで行きましよう。
○小澤委員長 それじや、それでよろしゆうございますね。
○石野久男君 今中村君は小会派の内部の問題にしたわけですが、その点については私は疑義があるわけです。けれどもこの際、中村君は私の意見を含みとして発言されておりますから……。
○石田(博)委員 それはあなた方三人のうちのことです。
○土井委員 それじや採決する必要はない。
○小澤委員長 中村君の意見ならば採決する必要はない。それではもう一度事務総長言つてください。
○大池事務総長 そうすると、明日午後一時から本会議で行われます国務大臣の演説に対する質疑の割当時間は、二時間を標準といたしまして各党派に割当てますと、民主党の北村徳太郎君の御演説の分は五十分、社会党の浅沼君の分は三十五分、共産党の風早君の分は二十分、小会派全部の分として二十分、だれか一人、こういうことであります。
○小澤委員長 よろしゆうございますね。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 では御異議がないものと認めて、さように決定いたします。 なお、これは当然のことですけれども、大体あした中にこの質問をするという建前になりますから、念のために申し上げておきます。
○土井委員 ただ、前に私どもが希望しておいたように、答弁は親切にやつてください。
○小澤委員長 それはそのつもりでおります。
○石田(博)委員 各位が今まで御議論なさつた通り、日本としては非常に重大なる事柄を審議することでありますので、もとよりわれわれの方としても静粛に、厳正なる態度をもつて臨みたいと存ずるのでありますが、発言する各位におかれましても、国際的影響その他を御考慮願いまして、十分慎重な御態度をお願い申し上げる次第であります。
○椎熊委員 発言の方は、重大なことですから、われわれの方も慎重に取扱うことになつております。同時に、一般の議席において聞く方の側も、反対党の演説だからというので半畳を入れたり、やじつたりすることは、結局日本全体の損になるから、慎重な態度で臨みたいと思います。そういう意味できようわが党でも、総理大臣の演説に対しては非常にまじめな態度で検討する意味で聞くようにきめておるくらいですから、各党でも了解願つて、そういうふうに願いたいと思います。
○土井委員 今石田君からの提案、それに対する椎熊君からの賛成、それは特に前提として、講和問題だからということを言われておる。私の言うのは、これはなかなか可能なことにはならぬし、実行するのには非常に困難は伴うが、少くも議運の諸君ができるだけ協力して議会の品位を保つ、特に講和問題は重大だから慎重にということは当然だが、あらゆる面において議会のいたずらなるやじとか、喧噪をきわめるとかいうことをお互いが避けまして、議会の権威を保持する、また品位を保持する、そういう方向に将来持つて行きたい。これはなかなか可能ではないのです。実際単なるそういう申合せだけで、このことは実行されるわけではないけれども、少くも施政方針演説の場合とか、その代表質疑の場合とか、あるいは今回のような講和問題の場合とか、逐次そういう方面から、議会というものが言論の府として、静粛のうちに十分に論議を闘わすような雰囲気をつくるために、議運は率先このために努力するという建前が必要だと思うのです。特にこの講和問題だけでなく、できるだけそういう趣旨によつてわが党の方でも努力したいと思つております。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 ほかに、ございませんか。
○梨木作次郎君 今の土井さんの御発言の中に、何か申合せというふうな御言葉があつたようですが……。
○土井委員 申合せでない。こういうことは一片の話合いをしたからといつてなかなか実行されるものではないけれども、議会の権威と品位を向上せしめる上において、いたずらなるやじを飛ばし、怒号し、狂乱しておるというような姿に見えることはよくないという意味合いにおいて、少くも議運の諸君ができるだけ率先協力するようにしたいものだ、絶対的にということは不可能ですけれども、ということを申し述べているわけです。共産党もあえてこれには不服とも言えないでしよう。
○小澤委員長 そうすると、大体今石田君、椎熊君、土井君の御発言があつたけれども、お互いに自粛して、議会の権威を高めようという心構えでありますから、各位も党に帰つてその気持でお話を願いたいと思います。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 —————————————
○小澤委員長 なお、この際事務総長から報告がございます。
○大池事務総長 一点この際御報告申し上げましておきめを願いたいと思います。本日新聞にも出ておりましたように、兵庫県第三区選出議員吉田省三君がおなくなりになりまして、正式に死亡の届出がございました。従いまして会期中のことでもありますので、同君に対する追悼演説等は、いずれ先例に従いまして本会期中の適当な時期にお願いいたしたいと思つております。それに関連いたしまして、弔慰金を歳費の一年分差上げなければならないことになつております。これは前例に基きまして、予備金から支出をいたすことに御了承を願いたいと思います。それから議員から香奠を贈呈することに、当運営委員会できめているわけであります。これは一人百円ずつに相なつておりますから、この点も御了承願いたいと思います。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○椎熊委員 関連して伺いますが、追悼演説はどういうふうになつておりますか。
○福永(健)委員 その選挙区は自由党ばかりだから、隣の区の人にでもやつてもらおうということになつております。
○大池事務総長 兵庫県第三区は自由党ばかりでありますので、兵庫県全体として考えれば、第一区に社会党の松澤兼人君がおられます。第四区に民主党の河本敏夫君、木下榮君、第五区に有田喜一君、こういう方がおられます。
○土井委員 それは民主党が野党第一党だから、民主党から出したらどうです。そうすると年長者は木下君だから、もし木下君に故障があれば有田君にでもお願いしたらどうです。
○小澤委員長 それでは、その点のなお詳細についてはあしたの運営委員会でお打合せを願います。
○椎熊委員 もし追悼演説をやるとすると、十八日の劈頭に願いたいと思います。
○小澤委員長 それではたいへん御苦労さまでした。明日は一応正午から運営委員会を開くことにしておきます。 本日はこれにて散会いたします。 午後六時六分散会