P政策ポータルPOLICY PORTALウォッチ
10回国会両院1951/03/31

日本国有鉄道法の一部を改正する法律案両院協議会 第1号

発言数
15
登壇者
4
会派数
2
開催日
1951/03/31

会議録

植竹春彦自由党

○議長(植竹春彦君) それでは抽籤によりまして私が本日の両院協議会の議長を務めることになりました。なお衆議院の両院協議委員議長には石田博英君、副議長には倉石忠雄君、参議院の両院協議委員議長には私が当選いたしました。副議長には内村清次君が当選されました。右御報告申上げます。  これより日本国有鉄道法の一部を改正する法律案について両院協議会を開きます。両院協議会は国会法第九十七条によりまして、傍聴を許さないことになつておりますから、協議委員及び協議会の事務をとる職員以外のかたは御退席を願います。  先ず日本国有鉄道法の一部を改正する法律案に関する各院の議決の趣旨の御説明を願つてから協議に入りたいと存じます。衆議院側から御説明をお願いいたします。

前田郁自由党

○前田郁君 日本国有鉄道法の一部を改正する法律案の衆議院における議決の理由について簡単に御説明申上げます。本案については、衆議院側においては、法文中の條項の整理に限定されてありますところの政府原案についてはそのままとしてこれを成立させ、一方町村等の議員の兼職の問題につきましては、別に単独の法律改正案として提案し、これが成立を期した次第でありまして、即ち問題を分離して解決せんといたしたのであります。つきましては、本協議会におきましては、政府原案のままとして成案を希望し、一方衆議院より提出いたしまして、現に参議院において審査中の日本国有鉄道法の一部を改正する法律案、即ち町村の議会の議員の兼職を許す案を速かに議決してお願いいたしたい、かような意見を持つておる次第でありまして、この方法をとりますことが、両院議決の調整を図る上におきまして、最も必要のことと存ずる次第でございます。かようにいたしまして、何とか御協議をお進め願いたいと考えておる次第でございまするが、できるだけ御同調をお願いいたす次第であります。

植竹春彦自由党

○議長(植竹春彦君) 次に参議院側から御説明をお願いいたします。

高田寛緑風会

○高田寛君 参議院のほうの可決の理由を簡単に御説明申上げます。この日本国有鉄道法の改正法律案が政府から提案されて参りましたので、この改正する機会に、かねがね問題になつております国鉄職員の地方議会議員兼職の問題も併せ解決いたしたいと考えまして、種々検討いたしました結果、府県会議員の兼職まで認めますことは、いろいろとこれは疑問もありますが、市町村会議員の兼職を認めるということにつきましては、国鉄職員としても何ら支障はない、国有鉄道と同じような性格を持ちます専売公社の職員におきましても、地方県市町村議会の議員の兼職も認められておる。この辺の権衡も考えまして、市町村会議員の兼職を認めるということに修正いたしまして、全会一致を以て可決いたした次第であります。何とぞこちらの参議院のほうで、只今申しましたような全会一致を以て可決して衆議院のほうに送付いたしました議案でございますので、どうぞこれにその趣旨もお汲み取り頂き、衆議院側においても御賛同あらんことを希望してやまない次第でございます。

植竹春彦自由党

○議長(植竹春彦君) これにて各議院からの御説明は終りました。質疑のおありのかたは御質疑をお願いいたします。

石田博英自由党

○石田博英君 先ほど前田君から御説明を申上げました通り、法文の整理をするほうは何と申しましても、立法府においての過誤があつた。それはやはり当然直さなければならん。それから兼職を許すということは、これは新たな議題で、こう分けて扱わなければならんという建前でやつており、又実際法案も二様に取扱われておつたわけでありますが、参議院におかれても、衆議院において、あとから議員立法で町村議員の兼職を許すという議案の出たことを固より御存じであつたと思うのでありますが、修正をなさるならば当然そちらのほうを御修正になるべきだと私は考えておるわけであります。それを衆議院案のほうへ御訂正になつた理由をちよつと伺いたい。

高田寛緑風会

○高田寛君 それじや一応私から御説明申上げますが、日本国有鉄道法の改正案が出て来たのでありますから、いろいろ内容はありましようが、要はこの法律の改正でありますので、この改正案が審議された場合に、なお又これに関連して、ほかの点も改正する必要があると認めたときは、その法律の修正案を出すのが至当であると私どもは考えた次第であります。殊に又この問題は四月の地方議会の選挙、これに期目的に考えましても一日も早くはつきりきめる必要があるという点も考えまして、この法律を審議するときに政府提出の法律を審議するときに、これをもう修正するという案で行つた、こういう次第なのであります。

植竹春彦自由党

○議長(植竹春彦君) 如何でありましようか、これから速記をとめまして懇談の形で御協議願いたいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

植竹春彦自由党

○議長(植竹春彦君) ではさように決定いたします。速記を中止願います。     午後九時四十二分速記中止      ————◇—————     午後十時十九分速記開始

植竹春彦自由党

○議長(植竹春彦君) 速記を始めて。それでは暫時休憩いたします。     午後十時二十分休憩      ————◇—————     午後十時三十八分開会

植竹春彦自由党

○議長(植竹春彦君) これより再開いたします。

高田寛緑風会

○高田寛君 どうもお待たせいたしまして恐縮でございましたが、私ども別室でいろいろ協議いたしましたのでありますが、結論から先に申上げますと、こちらのほうは、御承知の通り、市町村(特別区を含む)の議員である者は兼職できる、こういうことにするというのでありますが、いろいろ検討してみますと、教育委員会法などでも、大阪、京都、名古屋、神戸、横浜、この五大都市は府県並に教育委員会を設置するというようなことになつている点に鑑みまして、この五大都市を除く市町村並びに特別区というものの議員の兼職を認める、こういうことで、一つなんとか御同調をお願い申上げたいと思うのでございます。これがこのまま流れてしまうというようなことになると、現行法に基いて昨年の鳥取市の問題のように又立候補すると、選挙管理委員会ではこれを一応有効と認めるというようなことで、いろいろ地方的にこの見解もごたごたいたしましようし、又一応はこれに当選することに対しては有効という判定も選挙管理委員会では前例によつて下されるのじやないか。こういうごたごたする点をなんとかして避けて、折角の両院協議会でございますから、ここで一つ参議院側もその点まで御譲歩しようということで相談をまとめて参りましたので、いろいろと御事情もあり、御苦心の点は先ほど拝聴したのでありますけれども、参議院が特に全会一致を以て決議したという点も十分に御考慮の上、一つ同調お願い申上げたいと思います。

石田博英自由党

○石田博英君 参議院側の御意見は、御事情わからないわけではございませんが、先ほど懇談の際に申上げました通りの私どものほうの事情でございますので、それでは更に両院とも考慮研究をするということにいたすことにいたしまして、このまま決裂することもどうかと思いますので、そういうふうにお願い申上げまして、次回は五月七日の、一時からは実は前の食管の協議会を開きまして、私どものほうは委員が共通でございますから、二時から本委員会を開会するということに本日協議を取まとめて、その約一カ月の間両方とも一つよく研究をするということに……。

植竹春彦自由党

○議長(植竹春彦君) じやさよう決定いたしまして御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

植竹春彦自由党

○議長(植竹春彦君) じやさように決定いたしました。それでは本日はこれで散会いたします。     午後十時四十二分散会

国会会議録検索システムで原文を見る ↗