電気通信委員会 第18号
- 発言数
- 87 件
- 登壇者
- 11 名
- 会派数
- 4
- 開催日
- 1951/05/25
会議録
○委員長(寺尾豊君) 只今より会議を開きます。御質問がありましたら一つお願いします。
○新谷寅三郎君 質問の前に継続調査のことで委員長に申上げたいのですが、第十国会で調査いたしておりました事項も、調査の結果はまだ今後引続いて調査をしなければならん問題も残つておりますし、会期は追つて参りましたが、閉会中におきましてもこれらの事項について、更に調査を継続するようにお取計らいを願いたいと思います。なお調査をする場合に、都合によりましては、各地区に視察に行かなければならない場合も生ずるかと思います。その点も委員長においてお取計らいを願いたいと思います。
○委員長(寺尾豊君) 新谷君の御発議の電気通信事業運営状況に関する調査、電波行政に関する調査、共にこれを閉会中も続いて継続をする。こういうことに対する御異議はございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(寺尾豊君) これらの手続等につきましては、委員長に御一任を願いたいのでありますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(寺尾豊君) なお只今の二件と、議員派遣に関しまする件につきましても御一任をお願をいたします。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(寺尾豊君) さよう取計らいをいたします。
○新谷寅三郎君 人事院の関係官がまだ来られないようですから、人事院に対する質問はあと廻しにしまして、電気通信事業のほうで一つ聞きたいことは、先般電気通信省の関係官から御説明のあつたところによりますと、第十国会にできれば特別会計に関する法律の改正案を出すことについて考えている。相当成案も進んでいるというような話があつたのであります。いろんな面から見まして改革を要する点が私も多いだろうと思いますので、その点はどういうふうに、今どういうところまで行つておりますか、又その内容について関係方面などいろいろ関係官庁との折衝の上で、どういうような障害が起つて国会に出されなかつたのか、その事情も併せてお伺いいたしたいと思うのです。
○政府委員(肥爪龜三君) 電気通信事業特別会計法の改正につきましては、昨年十二月に私どものほうの意見をまとめまして、大蔵省に出しておるわけであります。実はこの特別会計法の改正は、大蔵省の所管として大蔵省が提出するということになるものでありますから、私のほうでは直接国会へ提出できません。従いまして今申上げましたように、大蔵省のほうへ出しておるわけであります。その後国会の開会中、又は国会の合間々々に大蔵省のほうの担当官がいろいろ審議してくれており、私どものほうからもいろいろ説明をいたしまして、先般相当のところまで進んだのであります。改正法案の内容は予算制度を変えるという、それから財務諸表を整理するという、そのほか更に会計技術的な面というような工合、或いは又契約の改正、そういうような面に分れておるわけでありますが、改正の一番大きな問題は、何といたしましても予算に関する部門でございます。その予算に関する部門につきまして、先ず大蔵省と打合せたのでありますが、私どものほうの予算の改正の要旨は、大体建設勘定につきましては、その歳出の枠をきめる、併し又損益勘定につきましては、これは総額をきめないで收入の範囲におきまして、金を使うことができるというような工合にいたしたい、こういう考えでございます。いわゆる文章的な予算とでも申しますか、或いは又現在認められております彈力條項をもう少し徹底したものをと申しますか、そういうような趣旨でございます。大蔵省と打合せましたところ、趣旨は極めて諒としてくれているのでございますが、何といたしましてもそれは現在の国鉄の予算よりは大分進歩したことになつておりますので、諸般の情勢から見て、損益勘定につきましても総額だけは是非きめたいということを大蔵省は申しておるのであります。どうしても止むを得ないときには総額はきめましても、ただ損益勘定におきましても年度の区分というもので非常にいろいろ支障を生じておりますので、繰越が自由にできるということ、それから当該年度に收入がございますれば現在の彈力條項よりは、もつと彈力的な收入のありまする限度におきまして、その收入を上げるに必要な経費のほかに又それを建設的に使い、或いは又保守の強化に使うということが、或いは所管大臣より、これがどうしても困難である場合には大蔵大臣と協議の上で使えるというようなことは是非確保いたしたいということで話しておるのでありまして、大蔵省も非常に考え方が最近積極的に、又刷新になつておりますので、私どもの希望を何とかして実現したい、又実現できる可能性が相当あると私は見込んでおるのであります。なおこの予算の編成はもう今年の夏から始めなければなりませんので、従いまして予算の形式を変えるということにいたしますれば、早期にこの改正案が決定されなければならん事情にございまして、大蔵省にもその事情を申述べまして、 〔委員長退席、理事村尾重雄君委員長席に着く〕 成るべく次の予想される臨時国会に大蔵省から提案して頂くようにお話をいたしておるのであります。目下のところ、大体以上のような状態であります。
○新谷寅三郎君 会計制度の問題につきましては、従来からたびたび委員会でも我々意見を申上げておる通りであります、いろいろな面で、やはり官庁会計の域を脱しないために仕事が進まないという点が多かろうと思いますから、今日大蔵省の政府委員も来ておりませんので、これ以上の討議は避けますけれども、電通大臣にもお話願つて、次の臨時国会に成るべくこの特別会計の制度をもつと事業体らしいものに思い切つて切替えて頂くということに十分の御努力を願いたいと思うのであります。鉄道の会計を見ましても、今の通信会計よりよほどいわば企業的になつておると思いますが、あれでもなお且つ相当不便の点があるというので、私どももこれを更に改正することについて検討をしておるわけであります。通信会計のほうは、官業ではありますけれども、実体は鉄道と殆んど変らないものでありますから、それは官業だからといつて、官庁会計のやり方をいつまでも続けておつたんでは、事業は進まないということになりますから、その点はお話になれば十分御了解がお互いに行くのじやないかと思うのです。ですから電通省のほうでお考えになる場合も、従来の考えを捨てて、もつと根本的に出発点から考え直されて、そして事業会計のほうに、企業会計のほうに至急に切替えて行くように、思い切つた改正をされるように希望して置きます。
○水橋藤作君 ついでにちよつとお伺いしますが、この休会明け劈頭、議運で電通省から出る法案としては、電信電話料金の一部を改正する法律案、もう一つは電話の加入申込者等に電話の設備に要する費用を負担させるための臨時措置に関する法律案、この二つ出る予定だということを報告を受けたのでありまするが、料金の改正は出ましたが、この設備に要する費用を負担させる臨時措置に関する法律案、これはお出しにならないようでしたが、何か支障があつたのか、又これからでは間に合わんと思うのでありますか、それとも又この次の臨時国会にでもお出しになるつもりであるか。国民は非常にこれに対して関心を持つておると思うのですが、その点内容を御説明願えればと思うのであります。
○説明員(靱勉君) 電話の加入等に対しまして、設備の負担金という名称になつておりますが、それを課する法律案を、電通省といたしましては、用意いたしておつて、関係方面といろいろと折衝して参つたのであります。一応国内の各機関といたしましては、意見の一致を見まして、正式に関係方面に提出してあるのであります。併しながら、これに対しましては、現在の特に朝鮮動乱後の経済関係から見て、経済的な観点からいろいろの批判がございました。現在におきまして、今なお承認を得られないという状態になつておりますので、一応今国会には提出不可能であると申上げて差支えないような事態になつております。なお臨時国会等に提案するかという問題につきましては、今のところいずれとも決定いたしておりませんのでありますが、実はこの法律案の内容におきまして、加入電話と増設賞話両方に対して受益者に一部の負担を願うというような骨子になつておるのでありますが、加入者は、大体におきまして、各年度上半期に大体架設ができるというような構成になつておりますので、これが臨時国会がいつ開かれるか存じませんが、遅くなつて参りますと、それを作りましても、本年度は大して効果が発揮できないというような結果になる点も考えまして、更に次の国会に出すかどうかは愼重に検討いたしたい、こういう考えでおります。なお現在の段階におきましては、正式にいかんというようなことにはまだなつていない次第でございます。
○理事(村尾重雄君) 只今人事院総裁及び事務総長はG・H・Qに行つておつて、出席できないという通知がありました。それからなお岡崎官房長官は労働委員会に呼ばれておるそうですから、手がすき次第出席するという通知がありましたので、ここで一応御質問がなければ請願を議題にいたしたいと思います。 —————————————
○理事(村尾重雄君) 請願を議題といたします。專門員から説明を申上げます。
○專門員(後藤隆吉君) 請願の千四百六十四号、室蘭自動電話局庁舎建築に関する請願、この要旨は室蘭市は戰後各種工業の勃興と港湾施設の整備によつて、市勢が著しく進展したために、現有電話設備では不十分であるから、昭和二十六年度において自動電話局庁舎を建築せられたいという趣旨でございます。
○理事(村尾重雄君) 政府の所見を伺います。
○政府委員(田邊正君) 室蘭電話局の庁舎建築につきましては、同局の交換方式の変更の際考えたいと思いますが、自動の開始につきましては、現在全国的に見ますと、緊急に施行を要すると考えられまするものが二十数局に達しておりまして、これを一時に実施いたしますためには多額の経費と厖大な資材を必要とする関係から、現在のような限られた予算では極めて困難でありまして、昭和二十六年度の計画におきましては、二十五年度よりの継続工事と合せまして、僅かに八局が使用できる程度であります。現在室蘭局の施設は千五百名の收容能力がありますが、交換台の増設によりまして、二千百まで收容ができるのであります。差向き今申上げましたような事情から、実施は困難と考えておりますが、同局の今後の進展を考慮いたしまして、施設につきましては、昭和二十五年度につきましては一千坪買收済であります。
○專門員(後藤隆吉君) 千四百六十五号、東京都牛込電話局復興再建等に関する請願、これの趣旨は、東京都牛込電話局が廃止せられて、牛込地区が九段局に編入されて以来、牛込の八十三刊のうち、七十一カ町が電話架設不能地区となつておるので、地元住民は、商取引は勿論、消防連絡、防犯連絡等にことごとく支障を来たし日常生活上非常な不利不便を感じておるから、牛込局を再建せられたい。若し財政上可能なときには、牛込局と九段局間の中継線を開設せられたいという請願でございます。
○政府委員(田邊正君) 牛込電話局の復旧は現在のところ考えておりませんが、その代りに現在建築のできております豊島電話局の分局を設置いたしまして九段の局に現在編入されております加入者の一部をこれに收容し、このあいたところに牛込地区の加入希望者を收容するよう計画中でございますが、なお九段と四谷の両局におきましても端子の増設を計画いたしておりますので、これらの計画が実施になりますれば牛込地域内の電話架設は相当救済されるものと考えております。
○專門員(後藤隆吉君) 千五百六十二号長野県伊那電報電話局の電話交換方式変更に関する請願でございます。長野県伊那電報電話局は、五千九百五十口の電話加入者と千四百三十口の加入申込者を有しているが、交換方式が旧式なため、極度な行詰り状態となつているから、上伊那地方の通信中枢である伊那電報電話局の電話交換方式を大共電式に変更せられたいという趣旨でございます。
○政府委員(田邊正君) 現在伊那電報電話局の施設は二号B小共電式交換機六台でありまして、收容能力八百であります。加入者は六百四名でありますが、相当の余力がありますので、目下のところ改式が困難でございますが、今後の推移によりまして局舎の建築改式等を考慮し、近く敷地を買收するように手配をいたしておるわけであります。
○理事(村尾重雄君) この請願に対する政府の説明について紹介議員の鈴木さん御質問ございませんか。
○鈴木恭一君 牛込の電話局は折角あそこに電話局の建物があるのでありますから、あれを復旧されるということは私いいことじやないかと思うのですが、豊島のほうへ復旧して、九段との間にはもう何にもないのですか。計画はないのでございますか。
○政府委員(田邊正君) 牛込電話局は局舎の構造からあそこへは自動の機械を入れるということは困難だと考えます。従つて今申上げましたように、豊島の電話局に端子を増加して、それから四谷と九段の局にも端子を殖やしまして、そうして架線して参りたい、こう考えます。
○鈴木恭一君 そうしますとどうですか、高田の馬場とか早稻田の奥のほうですね、あそこは非常に電話の普及上局から非常に遠くなるというふうなことはございませんか。それで現在牛込を復旧してくれということは、早稻田の奥、戸塚、高田の馬場、あの辺が非常に不可能地域ばかりなんですね。現在九段から行つておりますし、一方は豊島から行つているでございましよう、それは無理もない状態なんです、現在の状態では、私たち素人が見まして。従つてどうかあそこらへ一つできないことには私はあの土地の救済ということは急速に行かないのじやないかというふうに考えておるんですがね。
○政府委員(林一郎君) 東京の加入電話の整備につきましては、只今十五カ年間先までの計画を立てております。その終局におきましては七十二万名が入るということで、現在では約十七万くらいだと思いますが、そういう予想を以つて置局計画をやつております。少し長期に亘るようでございますが、そうしませんと、しゆつちゆう加入区域の変更ということになりますので、将来を見越しての現在の区域変更をやるわけでございます。それによりますと、勿論今の牛込地区にも新らしい電話局が必要となりまして、それも従来のように一万單位の、一万名を入れる單位の電話局ではなくて、将来は最小が一万、最大は八万というふうに一カ所に集まる電話加入者の数というのは非常に大きくいたしまして、いわゆる複式、マルチプルと言つていますが、そういう方式でいたしたいと考えているわけであります。遺憾ながら現在資金がございませんので、只今のような收容替は、現在できている局に余裕がある、而もその終局計画に従えば現在收容替を予定されるところが結局今の局に入つてよろしい区域であるというところのみを区域変更いたしまして收容いたしまして、当座の凌ぎをするということでございまして、決してこれはそれで以て当分そのまま行くという意味じやございません。まあできましたら来年度もつとその先の局舎計画を立てまして、その收容をいたしたいというので、最近も東京、大阪だけのものでもとにかくやりたいということで一つの案を持つておりますけれども、これに対する資金の裏付がまだはつきりいたしませんので実行しかねている状況でございます。
○鈴木恭一君 これは別にお答えを願うわけじやございませんが、一つあれは、牛込の局がなくなつたために九段との関係が非常に悪くなりまして、東五軒町、江戸川の近辺からずつと早稻田のほうにかけては殆んど最近できないのでございますね。それで一両年ずつと陳情をいたしております。それで今度の国会請願ということになつた事情を一つお含みを願いまして、あの方面の救済に一つ是非御盡力をお願いいたしたい。私お願いをいたして置きます。
○理事(村尾重雄君) 千六百三十九号に移ります。
○專門員(後藤隆吉君) 兵庫県伊丹電報電話局庁舎改築等に関する請願、この局の電話施設は、局舎狹隘のため新規電話加入者を收容する能力がなく、而も今回予備隊総監部の設置に伴い取りあえず三十回線、更に近き将来に諸附属施設を合わして約二百五十回線の電話新架設を必要とするにもかかわらず、これが設備は全く不可能な状態であり、加うるに旧式な磁石式電話のため交換能率は著しく敏速を欠き、又架線及び機械不良のためしばしば通話困難を生じている、利用者の不便はもとより本市産業の発展にも大きな支障を生じてあるから、この電話局庁舎の改築と電話施設の改革を図られたいという趣旨でございます。
○政府委員(田邊正君) 伊丹の電話局の施設は現在一千百名程度の收容能力を持つております。加入者が千五十七名であります。相当行詰つておりますので、これが一つの対策につきましてはいろいろと考慮をいたしているわけでございますが、局舎の状況を見ますとなお二割程度の交換機の増設が可能でありまして、全国的に見ますと甚だしく狹隘とは思われませんので、局舎の新築につきましては将来交換機を変更する際に考慮いたしたいと考えます。なお市外回線につきましては、昭和二十六年度において西宮——伊丹間に一回線増設し、輻湊の緩和を図るよう計画しております。
○理事(村尾重雄君) 千六百四十号。
○專門員(後藤隆吉君) 兵庫伊丹電報電話局電話交換方式変更等に関する請願、この管内における電話施設は旧式の手動磁石式であるため、市外通話は勿論市内通話でも長時間を要し、且つ故障が多く、加うるに年々多数の新規加入の申込があるにかかわらず、局舎が狹いために飽和状態にあつて、その需要に応じ得ない実情であり、而も近く警察予備隊総監部の設置に伴い、電話の需要は飛躍的に上昇することは必至であるから、速かにこの管内の電話を自動式に改めると共に、市内外電話回線を増設せられたいという趣旨でございます。
○政府委員(田邊正君) 交換方式を自動式に改める件につきましては、多額の経費と厖大なる資材を必要といたします。従つて現在の限られたる予算におきましてはそれらのすべてを改善することは不可能でございますので、局舎容量その他の状況から見まして、交換機械等の増設可能な局に対しましては、できる限り交換台の増設等によつて暫らくやつて参りたいと考えておるわけであります。伊丹局の施設は現在千百名の收容能力に対し、加入者千五十七名でありますが、局舎容量から見ますと更に交換機二台程度の増設が可能でありますので、改式につきましては、二十七年度以降におきまして考えたいと思います。なお市内電話の増設につきましては御要望に副うよう努力いたしますが、差向き市外回線につきましては昭和二十六年度において、西宮——伊丹間に一回線増設する計画になつております。
○理事(村尾重雄君) 千六百五十四号。
○專門員(後藤隆吉君) 電柱敷地補償に関する請願であります。農村に建設されている各種電柱は、農作業に多大の不利不便を與えているが、遍在の敷地補償料については、昔契約した当時のままであるため、金額は極めて低く、現下の実状に伴わない不合理なものであるから、鉄塔一本につき四百五十円、鉄柱及びコンクリート柱一本につき三百円、本柱、支線及び支柱各一本につき百五十円の補償料を関係業者が支払うよう関係法令を改正せられたいという請願でございます。
○政府委員(田邊正君) 本件につきまして、電通省関係の分についてお答えいたします。電柱敷地補償料の額につきましては、実情に副わないと考えられますので、改訂方いろいろ研究して参りましたが、一応の結論といたしまして、本柱、支線、支柱などをそれぞれ一本と計算し、田におきましては一本二十七円、畑は一本十六円、宅地は一本十一円とするのが適当と考えられましたので、これにより本年度から実施し得ますよう目下手続を取運んでおります。第二に、未払の分につきましては、従来の手続によりまして積極的に支払うよう考慮いたしております。第三に、一括払につきましては、委任状により取りまとめられるものにつきましては、その取扱ができまするよう研究中であります。
○理事(村尾重雄君) 次に千六百七十八号ですが、鈴木恭一さんの紹介になつておりますが、あなたから御説明願えますか。
○鈴木恭一君 いや、どうぞ。
○專門員(後藤隆吉君) 福島県大倉部落は、山間僻地のため従来から文化の思惠に浴することができず、殊に近時の人口増加と共に教育、衛生、産業、経済上等の見地より電話の必要を痛感せられるから、当地方相馬大倉局内に電話を架設せられたいという趣旨でございます。
○政府委員(田邊正君) 電話の架設に対する希望は、現在全国で架設を申込んでまだ開設されない個所が四十余万に達しておりまして、更に潜在的な需要を見込みますというと、非常に大きな数に上るものと考えられるのでありますが、予算の制約を受けまして二十六年度におきましては四十余万に対しまして大体二割程度しか開設することができない実情でございます。電話の架設の申込を受理する一つの基準といたしまして、架設のために新設を要する線路の長さに制限を設け、地方におきましては、既設線路の分岐点から五百米以内を対象として計画しておりますが、お申出の大倉部落は附近に既設設備がないので、差向き架設は困難でございますが、約四キロのところに大館郵便局がありますので、将来数名の加入者が線路を共通に使用する多数共同加入電話によりまして、できるだけ要望に副うようにいたしたいと考えます。
○理事(村尾重雄君) それでは次に千七百三十四号について。
○專門員(後藤隆吉君) 長野県内のラジオ放送施設拡充強化に関する請願でございます。長野県下には、地勢の関係上普通程度の受信機ではラジオ放送の聽取不能の地域が少くなく、ローカル放送を全く聽取できない地域があり、同地方の文化の向上、県政の滲透上遺憾の点が多いから、実情調査の上長野放送局を中央放送局に昇格せしめ、松本放送局及び飯田中継放送所の出力を増力し、ノーマンステーシヨンを設置する等速かに放送施設の拡充強化を図られたいという趣旨でございます。
○政府委員(富安謙次君) 長野県の放送施設の拡充強化を図つて欲しいという請願の御趣旨でございますが、目下日本放送協会におきまして、長野の聽取状況を改善しますために、放送施設を拡充する計画につきましていろいろ計画中でございます。で先ずその第一段階といたしまして、南部の伊那地方へ中継放送所が設置せられることとなりまして、着々その実現に向つて取運びが進んでおる次第でございます。ただ請願にありますよるうに、長野県全体の聽取施設の改善ということにつきましては、放送協会の施設の実情を見まするというと、全国的にはまだどこの局の放送も聽取できないという地域が相当残つているのでありまして、協会といたしましても、財政上の問題もありまするし、かれこれ考えまして請願の御趣旨を早急に実現するということは相当に困難かと思いまするが、併しできるだけ御趣旨に副うように協会といたしましても考慮はいたしておる次第でございます。
○理事(村尾重雄君) 次に千七百五十二号。
○專門員(後藤隆吉君) 福島県木幡郵便局に電話交換事務開始の請願でございます。福島県木幡郵便局は、同地方における唯一の通信機関として重要な使命を持つておるが、電話交換事務を行なつていないため、役場、協同組合、学校等を初め各種事務所や商店及び個人の電話架設希望者は極めて不便をしているから、同局内に電話交換事務を開始せられたいという趣旨でございます。
○政府委員(田邊正君) 木幡郵便局の電話交換事務開始につきましては、本年度においてできるだけ実現するようにいたしたいと考えております。
○理事(村尾重雄君) 次に千九百三十号。
○專門員(後藤隆吉君) 証券取引所等の電話料金軽減に関する請願であります。証券取式業者にとつて、市外電話は業務の連絡や公定相場の価格の標準化を図るため最も重要な機関である。然るにこの料金はこれまで新聞、通信及び放送等の事業に比べ高額に過ぎ、産業資本の調達及び公衆の利便増進を目的とする証券取引所の趣旨に副わないものであるから、証券取引所の電話料金を新聞社並みとせられたいという趣旨でございます。
○政府委員(田邊正君) 証券取引所及び証券業者に対する市外線專用料、予約通話料を引下げて、新聞、通信社及び放送事業者と同様にすることは、次に申述べます理由によつて困難であります。第一は、証券取引所及び証券業者の業務は勿論公共性を有するものであると考えますが、現在一般官庁の料金も普通の民間の料金と同様でございまして、この点から考えますと、公共性のあるものはすべて低額額料金を適用するという趣旨とは解せられません。現在の建前はそういうふうになつておるとは考えられないわけであります。第二に仮に公共性を持つておりますものに全部低額料金を適用するということになりますと、電気通信省の收入の上にも相当の影響を生じて来るわけでございます。第三に新聞社、通信社に低額料金を適用しておりますのは、主として諸外国の取扱を同じにすることが好ましいというような沿革的な理由も相当ございましたのでありまして、事情が許しますれば新聞社通信社につきましても一般の民間の料金によつてやつて行きたいと、かように考えておる次第であります。
○專門員(後藤隆吉君) 千九百三十五号、大阪府八尾市の電報電話局庁舎新築等に関する請願であります。大阪府八尾市は河内平野の中心に位し、陸路交通の要衝に当り、三百数十の工場と各種官公庁が集中しているが、通信機関の中枢と言うべき電信電話の施設が旧態依然としているため、激増する加入希望者を控えながら施設を拡張することができず、当地方発展の支障となつているから、速かに電報電話局庁舎を新設すると共に、交換方式を改善せられたいという趣旨でございます。
○政府委員(田邊正君) 八尾局の施設は加入者の收容能力が約八百名、加入者数七百六十四名でありまして、而もなお若干の收容余力がありますが、相当行詰つておりますので、これが改善につきましてはかねてから考究をいたしておりました。併し全国的に見ますとより以上に困窮し緊急に改善をしなければならない局が相当数に上つておりまして、予算の面に制約されまして昭和二十六年度におきましては僅か数局しか実施できない実情でありますので、八尾市の局舎の新築並びに交換方方の改善をすぐに実施することは困難でありますが、八尾局の将来の発展を考慮いたしまして、敷地はすでに手配済であります。なお大阪——八尾間の市外回線は現在二十七回線で準即時通話を実施しており、目下のところ拡張の計画はありませんが、将来その必要を生じた場合に改善の措置を考慮いたしたいと考えております。
○新谷寅三郎君 実は私この請願を御紹介しまして実情を知らないといけないと思つて八尾市にこの間行つたのです。庁舎も見ましたし、内容も見て来ました。商工会議所から市役所関係者を集めまして実情も聞いたのですが、これは單に庁舎を新らしく作つてくれということではないので、これは今でもまだ磁石式を使つておる。それを共電式にしてもらいたいというのが一つと、自動になればなおよいのですが、八尾市としてはまだ加入者の数も少いのでどうかと思いますが、一番古い磁石式を使つておるような状況であるからこれを改善してくれということと、それから多少余力があるという今御説明がありましたが、これは余力がない。若しその余力をどんどん受付けて加入者の希望のようにやつて行かれますと、もうすぐにこれは足りなくなつて来る。現在でもやはり数百の申込を持つておるはずであります。そこは御承知のように工場が非常にたくさんありまして、相当大きな工場もあります。それが又八尾市というのが五カ町村くらいが集まつて八尾市になつておりまして、非常に離れておりまして、その連絡にも非常に困つておる。而も八尾市の中には、新八尾市は五カ町村ぐらい集まつたものですから、交換局が違う。多分あれは三つか四つの交換局に分れておると思います。従来の交換局がまだそのままで一本になつておりません。そういう状況で同じ市内で電話をかけるにしても、やはり市外通話になつて、二時間も、三時間もかかるという例はたくさんある。これはほかにも例がたくさんありますから、何も八尾市だけを取上げてやつて下さいということは言いにくいのですが、こういうような大都市周辺の衛星都市というものはやはりその都市と一緒に先達して行かなければならん運命にあるのですから、電話だけのために非常に経済の効きが活撥を欠くというようなことは、これは努めて早く是正してやらないと非常に困つた結果に私はなると思います。その標本として取上げて頂きたいと思います。
○專門員(後藤隆吉君) 千九百六十四号、群馬県富永郵便局に電話交換事務開始の請願であります。群馬県富永、三野谷同村は人口一万一千人を越える一区域をなしているが、バス路線一系統を除いて交通機関なく、村内外の連絡は不便を極め、村内生産物の販売、他地域より購入する物品の取引及び医師、助産婦の連絡に支障が多いから、富永郵便局に電話交換事務を開始せられたいという趣旨であります。
○政府委員(田邊正君) 電話交換事務開始につきましてはその局への加入希望者数が三十名以上、一番近い局との間の距離が三キロ以上、且つどこの交換区域にも属していないということを條件としておりますが、現在全国的に見て交換事務開始の必要と認められる局は百局以上に上つておりまして、又加入希望者数から見ましても四十名乃至九十名程度の局も少くないのであります。その実施につきましては、只今申上げました條件その他の実情に照らし緊急のものから計画しておりますが、富永局は川俣局の加入区域内でありまして、今直ちに実現は困難と考えますが、電話架設につきましては多数の加入者が線路を共用して通話を行う多数共同加入の方式を採用いたしまして、できるだけ新要望に副うようにいたして行きたいと考えます。
○專門員(後藤隆吉君) 二千十八号、香川県陶郵便局に電話交換事務開始の請願であります。香川県陶村は琴平高松電鉄の村内開通と、県道琴平高松線、坂出西分線、滝宮端岡線、善通寺安原線の村内貫通等によりまして、近時商工業が非常に発達して附近の村の物資集散地となつている有様であります。然るに電話を必要とする者が数十名に達しているのに、現在陶郵便局は電話交換の設備がないから、本村の発展のために当郵便局に電話交換事務を開始せられたいという請願でございます。
○政府委員(田邊正君) 電話交換事務開始につきましては、前の請願について申上げたと同じ事情でございます。陶局は約二キロ半離れております昭和局の加入区域内でありますので、今すぐに交換事務開始の計画もできないわけであります。従つて電話架設につきましては多数の加入者が線路を共用して通話を行う多数共同電話の方式によりまして、できるだけ電話の架設の希望に副つて参りたいと思います。
○理事(村尾重雄君) 次に陳情一件を議題に供します。
○專門員(後藤隆吉君) 陳情三百四十一号、福島県原町に福島放送局中継所設置の陳情でございます。福島県下相馬郡地方は地理的條件のために福島放送局の放送を聞くことができず県政、食糧供出、配給物資その他の点に多大の不利不便を来たしているから相馬郡原町に福島放送局中継所を設置せられたいという陳情でございます。
○政府委員(富安謙次君) 福島県原町に放送中継所を設置されたいという陳情の御趣旨でございますが、原町を中心といたします相馬郡一帶は仙台の中央放送局の電波がよく聞こえる区域となつておりまして、そうして電波に惠まれている局に比べて見ますというと、全国にはまだどこの局の放送も聽取できないという地方が数多くありまして、日本放送協会におきましてはこれらの地域の救済のほうを第一段の目標として計画を進めておりますし、更には又協会の財政上の問題もありまして、早急に陳情の御趣旨に副うことは、相当困難かと存じておる次第でございます。
○理事(村尾重雄君) 速記を止めて。 〔速記中止〕
○理事(村尾重雄君) 速記を始めて。只今議題となつておりました請願十三件、陳情一件のうち、千六百五十四号電柱敷地補償に関する請願、及び千九百三十号の証券取引所等の電話料金軽減に関する請願、この二件の採択は保留いたしまして、他の全部を一括採択をいたしたいと思います。これを当委員会で採択することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○理事(村尾重雄君) では採択いたすことにいたします。これを本会議に諮り、なお又内閣に送付する等の手続については委員長にお任せ願います。ではこれは一応終ります。
○鈴木恭一君 この際政府のかたもおいででございますから、ちよつとこれに関連して御質問申上げたいのですが、このたび採択されました請願のうちにもございまする上、その他にもいろいろあると思うのでありまするが、敷地を買收されまして、その次の計画、建築その他機械の計画に入られると思うのでありますが、いろいろ戰災を受けました事情等もありまして、早くその敷地を買收しなければならないというふうな事情はよくわかるのでありますが、敷地の買收というものと、建築、更にその事務開始というふうなことに対して一連した一つの計画というものか、そういうものをお持ちでございましようか。
○政府委員(田邊正君) 只今鈴木委員のおつしやいましたように、土地を買收いたしまして、それからそこへ庁舎を建て、続いて機械を入れて行くというふうに、一連の動きが極めて秩序整然と参りますことが非常に理想でございまして、私のほうでも、むしろそういうつもりでやつておるわけでございますが、予算の関係から、間々そういうふうにならない事情もございまして、非常に残念に思つておるわけでございます。ただこの際申上げたいことは、土地の買收でございますが、土地の買收は、只今ありますのは、多くは相当町の中の問題でありまして、ある時期に買つて置きませんと、又将来買えない、或いは又買う場合に非常に面倒なことになつたり、又金もうんと出さなければならんというふうなことになりますので、そういう点がございますので、局舎の計画が若干不整になつておりましても、今申しましたような、そういう特殊な事情がありますところは、土地だけはとにかく早く買う、無論これは程度問題でございまして、さればと言つて、十年も十五年も後のものを買つて置くというわけではございませんが、特殊の事情のあるものにつきましては、早く手を打つという計画でいたしておるわけであります。
○理事(村尾重雄君) ほかに御質問ございませんか、この機会に。
○鈴木恭一君 土地の買收をされますとですね、もうすぐに土地ではあとできるように考えております。まあ陳情とか請願とかの口止めには勿論いいのですけれども、やはり計画としても、土地の買收というものと、その実現ということに対して、やはり計画をお立てになつて、これは勿論政府としてもそうお考えになつておると思うのですけれども、土地を買收したものは、もう二、三年たてば必ずこれが建築に行くのだというようでありたいと思うのです。是非その点を特に御考慮願いたい。私の希望でございます。
○新谷寅三郎君 時間がありますからちよつと電通省のほうに苦言を呈して置きます。やはり土地建物に関係した問題でございますが、一つはですね、最近機構が改革されまして、地方の役所も数段階できたわけであります。これらについては委員会でも再々問題にしておりますように、今後能率をよくする意味においても、又冗費を節約する意味においても、機構問題ももつと研究をして行かなければならんと考えておるのです。ところが場所にもよりましようが、現業の電信局、電話局等に、例えば狹くなつたから作つて行こう、これは私たち了承するのでありますけれども、そういう管理機構の、管理機関の施設なんかをどんどんお作りになることは、やはり当分もう少し控え目にして頂いたほうがいいのじやないか。今そんなところに大きな金をお出しになりましても、この機構問題の如何によりましては、これは無駄になるかも知れません。ですからこの点は更に十分に御研究の上で、更に現場のほうの土地建物というものについては第一義的にお考えになつて、そういう管理機構のほうはできるだけ辛抱して、本当の機構ができますまで、成るべく我慢して置くというような方針をとつて頂いたほうがいいじやないか。こういうことを各地を廻りまして痛感しますので、この点特に申上げて置くわけですが、相当各地に行きまして、燒けたせいもありましようが、管理機構の、管理機関の建物で、立派な大きな建物を大分建てておられますが、見方によつては、私はもつたいないと思う。それからもう一つは、末端に行きまして、郵政と電気通信に分れたために、どうもその関係がしつくり行つているところもないとは言いませんが、大体においてはだんだんしつくり行かなくなつて来ておる。むしろ末端の小さな局でも、郵政と電気通信と分れたほうがいいのじやないか、お互いにもう分れようというような気分が各地で見えておることは事実だと思うのであります。併しこれは公衆から言いますと、非常に困つたことなんで、やはり一般国民は郵便局へ行つたらば、電報の仕事も、電話の仕事も、郵便の仕事も、為替貯金も、皆やつてもらえるというような考えを持つておりますし、又そのほうが、便利だと思うのですが、何も強いて中央の本省が二つに分れたからと言つて、末端まで分けて行かなければならんという必要は私はないのじやないかと思う。その間に生ずるところの事務的な、両省の間のお話合いが多少面倒な点もありましようけれども、これらはむしろ分れることを獎励されないで、やはり末端のほうは一つで行つたほうがいいというような気持で処理されたほうがいいのじやないか。私はそういう見解を持つておるのですが、その点首脳部のかたはどうお考えになつておりますか。
○説明員(靱勉君) 第二の問題の郵政と電通の関係でございますが、今御指摘の通り、私どもも必ずしも現場においてしつくりしてないということをよく承知しております。過般通信局長会議がありましたときも、私どもの意見としましては、できるだけ、局舎というものを例にとりますれば、相互共通して公衆の利便ということを考えて行かなければならん、又或る中都市以下のようなところにおきまして、電報局と郵便局が分れておる。而も両方とも土地のいいところを取らなけりやならんという場合におきましては、これはできれば総合局舎でやつて行つたほうが、両省とも経済的な施設ができるということから、何とか地方におきましても、郵政との連絡をよくする、殊に庁舎の使用につきましては、できるだけこの連絡協調が円満に行くように、通信局自体が積極的な処置をとらなければならんというような点を指示いたしたのでありますが、その際の席におきましても、むしろはつきり分れたほうがいいのだというような意見も若干あつたような次第でございます。併しながら、何と申しましても、それを仮にやるとしましても、到底今直ちに実行できることでもありませんので、当面の問題といたしましては、少くとも両者の連絡、それから協調というものを十分しなきやならんというので、最近におきましては、本省におきましてもそういう連絡の会議を持つことに決定いたしまして、更に地方にもそういうことを滲透せしめまして、連絡を持つようにということをいたしております。国としましては、相当大きな電話局或いは電信局におきましては、これは或いは電報、電話総合局舎、或いは独立電報局というものも当然考えて行かなければなりませんが、更に又相当の大都市におきまして、例えば札幌あたりを例にとりましても、これは郵便局、電報局、電話局、或いは又そこに他の機関が入つて来ても、相当大きな目拔のところで立派な庁舎を持つということも、総合的に考えていいんじやないか。ですから原則としましては、飽くまで分れるという原則ではなくて、そういうふうに実情に副いまして考えて行きたいという考えでおる次第でありますけれども、もとより、例えば今まで仮局舎であつた郵政のほうが、先にどうしても狹くて郵便局の局舎ができちやつた。電報局が取残され、電報局、電話局というものは機械設備が伴つておりますから、速かに移転もできないという際に、郵便局ができちやつて、電報局、電話局を作る際におきましては、どうしても独立したものにならざるを得ないようなこともありますので、一概に絶対に一世帶というふうにも考えておりませんので、一応こういつた基本的な方針としましては、やはり公衆の利便というものを考えることと、両省の事務遂行に支障ないというものならば、その地況、土地の状況等を考えまして、飽くまで離れるというような方針をとつておりません。
○鈴木恭一君 今新谷君の話が出たから、又今のお話があつたからちよつと申上げますが、名古屋の栄町筋にある前の名古屋郵便局のあとですね、あれが真二つに分れるそうです。何か細い、鰻の寝床のような、私現場を見ておりませんからわかりませんが、鰻の寝床のようなのが二つに分れて、片方は郵政省の、片方は電通省の所管になつているそうです。あの目拔のいい場所を二つに分けてしまうと、殆んど利用価値がないのじやないか。間口も片方だけで見ると、七、八間しかないというのですね、これなんかは、私は折角あそこにいい公衆の便利な土地があるわけですから、ああいうのこそ本当に総合庁舎を作られて、適当にそれを両省に配分されてお使いになつたらいいと思うのですが、それは恐らく二つに分けてしまつて、両方で別々な家が立ちそうだというので、その土地の人がびつくりしておるようです。間口が二十間くらいあるやつを、ぽんと二つに分けてしまつて、極めて利用価値の少いものにしてしまう、どうしたことですということを私聞かれたことがあります。そのことを一つお考え願いたい。
○水橋藤作君 時間もありますし、建築の問題も出ましたから、ついでに私もお伺いしたいことがあるんですが、駅なんか下を利用して、上を貸しておるのですね、そういうことから考えまして、大きな建物を中央に建てて、両方上下で使うとか、或いはもつと躍進して、大きなビルデイングをこしらえて、四階五階を全部貸すという行き方で行く方法もあるし、又それとあべこべに、大きな建物を、下を貸してくれれば郵便局に借りる、大きな希望を持てば、裏のほうから出入するようにして、下は全然関係なしにしてやるならば、そういう株式会社をこしらえれば、相当日本全国の局舎の改善が、直ちにその町の中央部にできるのですから、三階建で、下のほうだけ貸してくれ、あと、お前のほうで建てれば、二階なり、三階なりを事務室に使おうと、或いは場合によつては商人が利用しようといいというふうなやり方でおやりになる手もあるのじやないか。何らかの方法をとらなければ、全国的に局舎の不足が、今日本の経済で、日本の予算で、予算ができたら買う買うと言つていたんでは、従業員の、要するに衞生方面、それから事業の発達のために、これは到底もう五年、十年じや目的は達しられないと思う。だから方式を何らか考えて、郵便局は郵便局でなければ駄目なんだという考えをもう少し考え直して、駅なんかは二階を食堂に貸すとか、そうしてここへ停車場を建ててくれればただ貸すというのが相当あると思う。私の想像ですが、郵便局をここへ作つてくれれば下だけ郵便局に貸そう、あと三階はこつちに使わしてくれろと言うのならば、相当全国的に希望者があるのじやないか、そういつた方法でもとつて、今従業員は不衞生な、又設備の不完全なところにいたやつを、国家の予算だけのみを当てにしないで、何らかの方法をとられることを、私の希望ですが、そういう方法も考えられたら如何かということ、それからもう一つ建築につきまして、よく僕は頼まれるのですが、建築を請負う場合に、全体を大きな請負師が請負つてしまう。例を挙げまするならば、ペンキですがね、塗裝ですが、これは一般の土木の請負でやられるので、その土木の請負師からとるのであつて、これをじかにやつて、ペンキの塗裝をやらしてくれれば、二割ぐらいは安くできるということを、この間塗裝組合から僕のところへ、そういう方法をとつてくれと、郵政はやつているけれども、電通は一緒でなければ駄目だということで、一応大きな請負師に任されて、その請負師から我々がやるので、二割は高い、だから現在ここにそういう方法をとつてもらえば二割ぐらい役所が儲かるのだけれども、幾らしても塗裝だけの入札は許してぐれん、これはどういうものだろうということで、塗裝組合から僕に或るところで話があつたので、はてな、別にそういうことは法律できめてあるのじやないからどうにかなりそうなものだということを言つたけれども、どうしても官庁は駄目だ、こういうことを言つておりましたが、これは一つの例ですが、内容はよくわかりませんが、やはり古い型を破つて、そうして努めて、何と言いますか、合理的にやられることを、この際時間がありましたので、甚だおかしな話になりましたが、希望を申上げて置きます。 それで人事院のほうはどういう回答ですか。
○理事(村尾重雄君) 人事院は今日出席はできない……。
○水橋藤作君 誰も出ないと、こういうわけですか。
○理事(村尾重雄君) そうらしいな。今官房長官はもう一遍、席にいましたから返事があるでしようから、その上で。そういういつまで待つておられん。
○新谷寅三郎君 人事院の責任者を呼んで質問するということも必要かと思いますけれども、或いは今期の関係でそういう時間がゆつくりあるかどうか、私は疑問だと思う。それで私お願いしたいと思うのは、委員長にお願いしたいのですが、委員各位に諮つて頂きまして、この間から問題になつておる特別俸給表の問題ですがね。これは我々もこの国会において何とか解決をしたいというので努力をして来たのです。人事院の最終的な勧告もまだできないし、従つて政府が提案するという段階に至つておりません。非常に私は遺憾に思うのです。先般来の人事院の係官等に対する質疑から考えますと、次のベース改訂の機会には、特別俸給表に関する勧告も一緒に出して解決を図るようにしたいという考えを人事院が持つておるように見受けられる。時機を失するといけないので、私はこの国会においては一応電通委員会として、委員各位が御賛成ならば、お互いに申合せをして、そうして電通委員長から人事委員長に電通委員会における委員全体の希望であるというようにして、公に委員長から委員長宛に文書を出して、人事委員会の問題にしてもらうという措置を少くともとつて頂きたいと思うのです。これは官房長官が来て説明された後でもいいですから、委員長から各委員にその点をお諮り願つて、何とか結末をつけると同時に促進する方法をとつて頂きたい、その点をお願いして置きます。
○理事(村尾重雄君) ちよつと新谷委員にお伺いしますけれども、今あなたのおつしやつた人事院の意見というのは、昨日の慶徳氏の述べられた意向についてですか。
○新谷寅三郎君 それもありますし、その前に給與局長を呼んでお話を聞いたのであります。それから、これは第十回になつてからか、或いは第九回のおしまいだつたか忘れましたが、菅野官房副長官を呼んでこの問題について私は質問をしたことがある。それから電通大臣に質問したことがある。それらを総合しますと、どの官庁でもこれは何とかしなければならん、又やろうという気持は皆持つておる。その時期はどうかというと、給與局長や或いは慶徳君の話によると、次のベース・アツプの際に併せて勧告をしようというような意図が見える。併し一方では教減員の問題もあつたり、大蔵省関係の他の現業官庁との均衡の問題があつて、それをやつておりますと、非常に遅れるのではないかと思うのです。全体の給與体系の改革ということになると、これはもう三月や半年じやできつこないのですから、それで私はそういう点を総合して我々が判断をして、少くとも電通委員会としてはこういう結論になつた。それでこの点はこれ以上進むと、これは人事委員会の問題として具体的に取上げてもらう以外には方法はないと思うのです。人事委員会に我々の要望を率直に伝えて、人事委員会の善処を促すという方法をとつて置いたほうがいいかと思います。
○理事(村尾重雄君) 只今の新谷委員の意見について御意見を伺いたいと思います。 〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
○理事(村尾重雄君) 実は内閣委員会に岡崎官房長官のお約束があつたから行つたのですが、急に渉外関係で出なければならんことになつたからということで……。
○水橋藤作君 吉田総理大臣は駄目なんですか。
○理事(村尾重雄君) 渉外関係で外出したというのです。だからそれは駄目だから、今の新谷委員の御意見を議題にして結論を出したらどうかと思いますが、如何ですか。
○新谷寅三郎君 今のような方法をとつて頂くと同時に、若し会期が延長でもされまして、もう一遍開く機会があれば委員会を開いて頂いて、そのときには委員長から事前に内閣官房なり或いは人事院とほうと打合せをして頂いて、出席のできる日時をきめて、そうして出席を求めて最後的に質疑をする、短時間で結構ですから、そういうことにして置いて頂いて、もう一遍の機会を持つたほうがいいのではないかと思います。
○理事(村尾重雄君) 了承いたしました。委員長においてそう取計らうことにいたしたいと思います。それから先ほどの御意見は委員長だけでそう取計らつてよろしいのですか。
○鈴木恭一君 それは專門員のほうで一つ案を作つて頂いて、そうしてここでお諮り願つて、人事委員長のほうにこの電通委員長のほうから申入れるということにされたら如何でしようか。
○理事(村尾重雄君) そう取計うことにいたします。
○新谷寅三郎君 併し、もう一遍委員会を開く機会があればそういうことも可能だと思いますが、或いはそういう機会がないかも知れないので、お互いに今まで議論したところによつて、言わんとするところは大体同じだと思うのです。恐らく電通委員の中で特別俸給表を設定することについて異論のある人はないだろうと思う。ただその内容については、これはいろいろ議論があると思いますが、私は具体的に数字を入れたような内容をこちらとしては提案をするのはまだ時期が早いと思うのです。趣旨だけ、こういう必要性に基いて人事委員会のほうで至急にこの問題の現実方を取計らつてもらいたいという申入なら、これは案文はむしろ委員長にお任せして、或いは委員長、理事でもよろしいですが、委員長、理事に任せて、そうして至急に人事委員長の手許に届くようにして頂いたほうが、人事委員会はまだ何回開くか知りませんが、人事委員会のこの第十国会における審議にも間に合うようにして頂いたほうがいいと思います。
○理事(村尾重雄君) 委員会が開かれる場合にはそういうことにいたしまして、委員会が開かれない場合には持廻りで案文の承認を得たいと思いますが、それでよろしうございますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○水橋藤作君 結構ですが、その委員会が今後開かれないという見通しでありますことは、私にとつて非常に重要な問題だと思うのです。吉田総理大臣が安本長官を呼びまして、少くとももう一回開いて、私の聞きたいこと二、三点ありますので、是非とも開くよう御努力を願いたいと思います。
○理事(村尾重雄君) できるだけ御趣旨を副うようにいたします。それでは本日はこれにて散会いたします。 午後三時二十七分散会 出席者は左の通り。 委員長 寺尾 豊君 理事 村尾 重雄君 新谷寅三郎君 委員 鈴木 恭一君 水橋 藤作君 政府委員 電波監理委員会 委員長 富安 謙次君 電波監理長官 長谷 愼一君 電気通信政務次 官 加藤隆太郎君 電気通信省施設 局長 林 一郎君 電気通信省業務 局長 田邊 正君 電気通信省経理 局長 肥爪 龜三君 事務局側 常任委員会專門 員 後藤 隆吉君 常任委員会專門 員 柏原 榮一君 説明員 電気通信事務次 官 靱 勉君