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10回国会参議院1951/08/15

地方行政委員会地方財政の緊急対策に関する小委員会 閉会後第8号

発言数
5
登壇者
1
会派数
1
開催日
1951/08/15

会議録

高橋進太郎自由党

○委員長(高橋進太郎君) 只今から地方財政の緊急対策に関する小委員会を開きます。速記をとめて。    午前十一時三十一分速記中止    —————・—————    午後零時二十二分速記開始

高橋進太郎自由党

○委員長(高橋進太郎君) 速記を始めて下さい。それではこれにて休憩いたします。    午後零時二十三分休憩    —————・—————    午後三時三十一分開会

高橋進太郎自由党

○委員長(高橋進太郎君) これより午前中に引続き地方財政緊急対策小委員会を開会いたします。  ちよつと速記をとめて。    午後三時二十二分速記中止    —————・—————    午後四時二十三分速記開始

高橋進太郎自由党

○委員長(高橋進太郎君) それでは速記を始めて下さい。只今御懇談申上げました通り、一応小委員から今までの小委員会における経過並びにその結果、地方財政委員会に対する我々の結論を要望いたしまして、これに対する今後の措置をきめて頂きたいと考えるものであります。  従つてその報告といたしましては、先に中間報告をいたしました通り、当小委員会は八月の十三日より三日間会議を連続いたしまして、文部大臣初め地方財政委員会或いは大蔵省等の関係当局を招致して、その後の経過、特に地方財政委員会並びに大蔵省、両者間における折衝の顛末を聴取いたし、慎重審議を重ねたのであります。地方財政委員会の本年度の地方財政の実態から見ますれば、すでに現在約四百億程度の不足を予見せられ、且つ又第二次給与改訂を見込みまするならば、約六百億程度の不足を招来するもののごとくでありまして、これがためこの不足分につきましては起債の増加約二百五十五億、平衡交付金の増加約三百七十五億程度を大蔵省に要求いたしまして、それを以て補填したいと考えているもののごとくでございます。小委員会といたしましては、あらゆる角度から検討いたしました結果、論議の焦点は、給与改訂に要する経費の高税收入の実態にあることを認めまして、この点を特に調査いたしたのであります。その結果、給与改訂に当りましては、予算計上額約一千円の引上げに対しまして実情は約二千円の引上げ実施の実態にあるのでありまして、これは要するに地方公務員の構成上、半数を占むる教職員のごとく学歴、年齢の高い職員を占むる地方公務員の構成実態の然らしむるところでございます。これがため第一次給与引上げにおきまして、すでに府県のみにおいて百億以上の不足を招来しておるのでありまして、この地方財政の実態からは第二次給与引上げのごときは到底これを実施し得ないという実情にあるのであります。勿論一方においては、地方税において相当の自然増收であることは本委員会において認めるのでありますが、この自然増收は主として朝鮮動乱によろものでありまして、従つてその動乱の影響を受けます大都市或いは二、三の府県のみに限定せられるものでありまして、従つてこの増收分を以てしては窮乏せる大部分の地方団体の財政対策には相成らないのが現在における地方財政の実態であります。その他法令の実施上当然国庫において対処すべきいろいろの財政的な措置につきまして、或いは激増し、或いはその計上額が不十分なる点が多々見られるのでありまして、従つて現在の地方財政をこのまま放置いたしますれば、全く破局に瀕すると言つても過言でないと考えられるのであります。  これらの点より考えまして小委員会といたしましては、只今読み上げますような結論に到達いたしたのであります。     要 望 書   先に、地方財政の窮乏を緩和する方途の一として地方財政平衡交付金の増額を要望したるに拘らず、第十国会に於て遂に実現を見るに至らなかつたことは誠に遺憾である。   この結果、戦災及び災害の復旧その他公共建設事業を停頓させ、警察消防、教育、厚生、労働等の諸施設の渋滯を来し、加うるに国の施策に準じて措置すべき地方公務員の給与改訂の如きも到底これを為し得ない実情であつて、正に地方財政は危機に瀕すと謂うも過言ではない。   この窮状を打開するためには、行政事務の再配分、地方財税制の改革等の拔本的措置を講ずる心要があると思うが、差当り、本年度の危機を突破するため平衡交付金の総額を二百億円を下らざる限度において増額し、起債承認の枠を更に百五十億円以上に拡大することは刻下喫緊の措置であると認める。   参議院地方行政委員会は国会閉会中三班に分れて地方の実情を調査し、又屡々委員会を開いてこの問題を審査し更に緊急対策小委員会を設けて数次会合慎重審議を尽した結果、右の結論に到達した。   貴職におかれてはこの主旨を了承され、本年度補正予算においてこれが実現を見るよう、特段の措置を執られることを要望する。   昭和二十六年八月十五日    参議院地方行政委員会        委員長 西郷吉之助  以上のような結論に到達いたしたことを地方財政小委員会として地方財政委員会に報告し、且つ要望いたすことに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

高橋進太郎自由党

○委員長(高橋進太郎君) それではこれを以て小委員会といたしまして一応の結論を得たことといたしまして散会いたしたいと存じます。    午後四時二十八分散会  出席者は左の通り。    委員長     高橋進太郎君    委員            安井  謙君            相馬 助治君           小笠原二三男君            西郷吉之助君            鈴木 直人君            岩木 哲夫君   事務局側    常任委員会専門    員       武井 群嗣君    常任委員会専門    員       福永與一郎君

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