大蔵委員会 第33号
- 発言数
- 12 件
- 登壇者
- 3 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1951/05/09
会議録
○委員長(小串清一君) これより大蔵委員会を開会いたします。 先す理事の補欠互選についてお諮りいたしますが、去る三月三十一日清澤君の委員辞任に伴いまして欠員となつておりまする理事の補欠を互選いたさねばなりませんが、本日清澤君が再び委員に復帰されましたので、私の指名によりまして再び理事に選任いたしたとい思いますが、これについて御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(小串清一君) 御異議ないと認めます。それでは清潔君に理事をお願いいたします。 —————————————
○委員長(小串清一君) 次に議題となつております相互銀行法案の審議を開始いたします。本案につきましては予備審査において大体の質疑を終局してございましたが、なお本日本審査になりますので委員諸君から御質疑をして頂いた方がよかろうと思いまして、特に提出者のお方々が出席され、なお銀行局の特殊金融課長も見えておりますからよろしく御質疑を願います。……別段御質疑がないようでありますが、質疑は終局いたしたものと認めて御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(小串清一君) 御異議なしと認めます。然らばこれより討論に入ります。御意見のおありのかたはそれぞれ賛否を明らかにしてお述べを願います。
○野溝勝君 一言意見を加えまして本案に賛成したいと思います。本法案の趣旨は先般来の政府並びに関係者の説明によりまして了承したのでありますが、ただ一点御留意願つておきたいことは、無尽金融は大衆性の金融機関であるという点におきまして、大衆からは非常に親しまれた金融機関であつたのであります。これが今回の法案によりまして普通銀行の性格を持つようになつて参りました。勿論内容的には前の性格を活かしつつある点はよくわかつておるのでございますが、勢いこの銀行制度というものの枠にはまるわけになつてまいりますると、得て前の特徴というものがぼやかされる傾向になり易いものであります。例えば従来無尽金融の業務をやつている当時は金融の相手方、対象になるべき大衆に対してはみずからの足を以てこれに呼びかけて行つたものです。ところが今度の銀行法によりますると、いわば市中銀行的な性格にもなり易い角があると思います。そういう点は非常に大衆から親しまれた無尽金融機関が失望するような結果になることは私は非常に憂慮いたします。でありますから特にこの点は十分執行者、特に政府並びに執行者におきましては十分御留意を願つて大衆の期待に一層副うように一つやつて頂きたいという希望を述べまして本案に賛成をするものであります。
○委員長(小串清一君) 他に御意見もないようでありますから、討論は終局したものと認めて御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(小串清一君) 御異議ないと認めます。それではこれより採決に入ります。相互銀行法案を衆議院提出の原案通り可決することに御賛成の方の挙手を願います。 〔総員挙手〕
○委員長(小串清一君) 全会一致と認めます。よつて本案は衆議院提出の原案通り可決すべきものと決定いたしました。 なお本会議における委員長の口頭報告の内容については本院規則第百四条においてあらかじめ御承認願うことに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(小串清一君) 御異議ないと認めます。委員長が議院に提出する報告書に付する多数意見者の御署名をお願いいたします。 多数意見者署名 高橋龍太郎 森 八三一 小林 政夫 小宮山常吉 野溝 勝 九鬼紋十郎 岡崎 真一 黒田 英雄 愛知 揆一 佐多 忠隆 大矢半次郎 —————————————
○委員長(小串清一君) この際国民金融公庫法の一部を改正する法律案について中間報告をいたしたいと存じます。本案につきましては、本委員会の御決議によりまして私、松永委員と共に関係方面に交渉をいたしたのであります。この交渉につきましては相当長時間に亘つていろいろ交渉いたしまして、GHQのロビンソンという人とエンジエルズという人との間に質疑応答をいたしましたがまだ了解を得るに至りません。この金融公庫は一県一カ所、東京、大阪だけは二カ所というような規定は実情に副わないのであるから、箇所は必要な箇所に置く、それから代理所即ちエージエントのようなものはどうしても自然片手間仕事になつてうまく行かないから、そういうものは成るべく各必要な場所には公庫の出張所を作るようにしたい、それから金融審議会の数が少い、銀行業者の代表はこれで十分だからというふうな意味において交渉し、なお公庫の役職員の身分は一般民間銀行に比べて同質のものであるが、非常に給与の差があるからむしろ公務員としない方がいいんじやないかというようなこともこちらの意見として十分申したのですが、先方の意見は大体そのエージエントでもやつても差支ないから箇所数についてそういう必要はなかろう、それから審議会にも現在の数で以てよかろうというようなことを極力、それから公庫の役職員で公務員でなくするというような意味においても余り賛成がなかつた、かかるが故に私の方から特になお書面を以て松永君と相談の上向うへ要求をしておりますが、殊に向うの公庫の借入金、即ち国民金融機関債券の発行という問題につきましては、予算にすでにきめられてある以外の金を五十万円だけ使う必要がなかろう、実際の場合は併し全国においてこの公庫は要求の十分の三か四にも充たない国民一般民衆の最も必要なものであるというようなことを説いたのでありますが、今のようなわけでその日には話は進みませんでした。併しなお十分こちらがいろいろ言つたものですからなおその後書面を以て言いました上に、本日渉外課長に聞きますと、昨日ロビンソンさんの方から予算上の措置ができていないからちよつと承認しかねるというような意味のことを口頭を以て言われたそうであります。 以上今までの経過の報告でありますが、今後更に司令部と交渉し、又追加予算に計上の交渉も政府にやるようにいたしたいと思いますが、これについて御意見がありましたらどうぞ。一応以上御報告申上げておきます。
○佐多忠隆君 その提出されている書面、書類がおありでしたら委員にお配り願いたい。
○委員長(小串清一君) 承知いたしました。これだけのものを英訳して送つたんでありますから、お配りいたします。 大分時間も過ぎましたから本日はこれを以て散会いたします。 午後零時十九分散会 出席者は左の通り。 委員長 小串 清一君 理事 大矢半次郎君 委員 愛知 揆一君 岡崎 真一君 黒田 英雄君 九鬼紋十郎君 佐多 忠隆君 野溝 勝君 小宮山常吉君 小林 政夫君 高橋龍太郎君 森 八三一君 衆議院議員 西村 直己君 小山 長規君 事務局側 常任委員会専門 員 木村常治郎君 常任委員会専門 員 小田 正義君