在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第13号
- 発言数
- 11 件
- 登壇者
- 2 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1951/06/05
会議録
○委員長(千田正君) 只今から委員会を開会いたします。 先般皆さまの永い間熱心な御審議を願いましたところの戰傷病者等対策審議会設置法案が、お蔭をもちまして参議院は満場一致を以て可決されまして只今衆議院に送付されております。衆議院におきましては一昨々日からこの参議院を通過しました戰傷病者等対策審議会設置法案は内閣委員会に付託されまして、内閣委員会において審議中でございます。委員長が先般発議者を代表して質疑に応じて参つたわけでありまするが、本日までの情勢によりますると、従来衆議院の厚生委員会におきましても、この戰歿遺族その他に対する対策を熱心に御研究なさつておつたので、内閣委員会ばかりではなく、厚生委員会も共に御意見を交換してこの法案の可否を決定したいという御意向のようであります。只今衆議院におきましては内閣委員会と厚生委員会と共に協議中とのことでありまするので、いずれ明確に本日のうちに決定することと思いまするが、実情はなかなかこちらの思うようではなくて、むしろ継続審査に移したいという御意向もあるようでありますが、事は継続審査するほどの問題ではなくて、むしろ一日も早く両院とも通過して準備態勢に移らなければならない実情なのでありますので、どうか衆議院に党をお持ちの各位におかれましては、是非この問題が参議院同様全会一致を以て衆議院も通過するよう特段の御協力をお願いしたいと思う次第であります。 つきましては今日を以て一応第十国会が閉会になりますので、休会に入つてからの当委員会の運営につきましては、先般皆さまの御賛成を得まして、議長の手許には在外同胞引揚に関する特別委員会としましては種々研究調査をしなければならない重大な問題が山積しておるので、休会中といえども継続審査をするという旨を要求してあります。つきましてはこの休会中或いは舞鶴に上陸して来たところの朝鮮引揚婦人の問題、若しくは東北大県、北海道その他における無縁故引揚者に対する援護対策の実態調査、或いは在外公館に対するところのレート決定に関する各地におけるところの引揚者の要望の件等がありますので、この点について皆さまに如何いたすべきかお諮りいたします。
○草葉隆圓君 朝鮮からの婦人の引揚問題はこれは大変まだ将来にも残つて来る問題と存じますから、委員会でも十分一つ御調査を願うことにいたしたいと思います。在外公館等の借入金の問題は今急いでレートの決定の委員会を開いて、あのほうの委員会と一つ連絡を密にして頂いて、相当この委員会の意見等を反映するように御配慮を願いたいと思います。
○委員長(千田正君) 只今草葉委員から舞鶴に上陸しましたところの朝鮮からの日本婦人の引揚問題は今後もなお相当数引揚げて来るものと予想されるし、なお且つ朝鮮の動乱の推移の如何によつては、今後も朝鮮に残つた相当の人たちに対する何かしら援護の手を延ばさなければならないという実情であるので、できるだけ調査をした方がよろしいという御意見でありますが、御尤もと思います。皆様にお諮りいたします……。 皆様も御同意のようでございますから、若しでき得ればこの方法は委員長に御一任願えれば幸いと思います。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(千田正君) それでは委員長に一任させて頂きます。 それから在外公舘に対するところの支払に対するレート決定の件につきましては、只今外務省と大蔵省において緊密なる連絡の下に終戰当時の外地における貨幣価値或いはその流通の限度というような点について慎重に審議して、最も近い将来にその決定を見る状況になつてはおるが、当委員会は長い聞これに熱心に研究を続けて来ておるので、当委員会の意向としましても十分反映するように関係各庁に強力に委員会の意思を伝えるようにという草葉委員のお説御尤もと思いますので、この点を若し御一任願えますなら、次の機会に在京の委員の方々と御相談いたしまして共にこの問題の解決に当りたいと思いますが、若しそうして差支えなければさようお任せ願いたいと思います。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 —————————————
○委員長(千田正君) それではもう一件、アナタバン島残留日本人の救出に対しまして先般すでに請願が出ておりまして、これは皆さんの御採決を願つたわけでありますが、これは請願打切の後に自由党の郡祐一議員から紹介議員としましてやはりこのアナタバン島残留者救出に関する請願書が留守家族の方々の会長から出ております。もう請願が打切られたあとではありますけれども、次の国会までは延ばされないような問題でありますので、この問題は前の請願と同じように取扱つて差支えないでございましようか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(千田正君) 御異議がないと思います。これに対しましては先般特別にGHQ及び或いはアメリカの海軍関係との間に懸命に政府当局としてはこれに対するお願いもしてあるそうでありまして、近い将来のうちに何らかの回答に接すると思いますが、いずれはつきりした回答が参りましたら又皆さんのお手許に文書なり或いは口頭を以て御報告申上げたいと思います。 —————————————
○草葉隆圓君 それからシベリア、ソ連地区における引揚の未完了の分については、或いはこの国会の休会中に国連等での動きがいろいろあろうと思います。そういう点についての動き等の場合におきます、或いは国際連合の三人委員会が設置されて日本に来るいろいろ具体的か問題があろうと思いますが、こういう点についても時宜を失しないような措置を一つ委員長でお取計らい願うことをお願いいたします。
○委員長(千田正君) 只今草葉委員からの、海外に抑留している同胞、特にソ連地区、中共地区方面におけるところの抑留者に対する問題につきましては、国連において先般取上げておられるところの三人委員会、或いはそれに関連するいろいろな早急に諮らなくちやならない問題が起つて来るかも知れないという、又その節は委員長において適当に皆さんにお諮りする機会を作つて善処するようにという御要請でございますので、その点お差支えなければ草葉委員の御提案のように取計らいたいと思います。
○委員長(千田正君) もう一つ言い忘まれしたが、先般高良委員がMRAの大会でアメリカに参るに際しまして、国連の今まで日本側に同情を持つて働いて来た方々に対して、一応委員長個人の名前でもよろしいから感謝の手紙を出して欲しいというので、甚だ僣越ではございましたが私のサインをしまして持つて行つてもらつた次第でございます。誠に僣越で申訳ございませんが、急遽渡米するような状況であつたものですから、さよう取計らいましたから御承諾を頂きたいと思います。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 —————————————
○委員長(千田正君) それでは本日はこれで散会にいたしたいのでありますが、対策審議会の設置の問題につきまして、衆議院側のほうで只今相当真劍に討議をせられている様子であります。いずれ御報告が参ると思いまするので、いずれにしても或いはすぐ散会しなければならんと思いますが、一旦休憩をいたしまして衆議院からの報告を待ちたいと思います。 ちよつとお待ち願います。只今衆議院の内閣委員であられる船田享二先生が見えましたので、ちよつと衆議院の様子をお知らせを願いたいと思います。 速記をとめて下さい。 〔速記中止〕
○委員長(千田正君) 速記を始めて下さい。 それでは只今特に衆議院の船田議員から、一応衆議院におけるととろの審査の内容の御伝言がありましたので、本日はこれを以て閉会いたしたいと思います。 午後零時十七分散会 出席者は左の通り。 委員長 千田 正君 理事 森崎 隆君 委員 木村 守江君 草葉 隆圓君 安井 謙君 小酒井義男君 成瀬 幡治君 飯島連次郎君 鈴木 直人君 木内キヤウ君