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10回国会参議院1951/08/14

在外同胞引揚問題に関する特別委員会 閉会後第7号

発言数
20
登壇者
4
会派数
4
開催日
1951/08/14

会議録

紅露みつ国民民主党

○理事(紅露みつ君) それではこれより委員会を開会いたします。御承知の通り、千田委員長がこのたび渡米されますにつきまして、理事である私に留守中代理をせよということでございまして、六月の二十九日の委員会にお諮り申上げて、委員皆さんの御承諾を得たわけでございますが、私もほかの委員会等の関係もありまして、ずつとこれが勤めさせて頂けるかどうか今のところまだ見通しが付いておりませんが、取りあえず本日は代理をさせて頂きたいと存じます。  で、この閉会中の報告書を、御承知の通り出さなければなりませんので、本日はこの閉会中扱いました。審査いたしました調査その他のことを一つ報告書を案としてまとめたのでございまして、これで皆様よろしいかどうか、お諮りを申上げますが、一つ案文を事務当局から朗読してもらいます。どうぞ……。    〔青木参事朗読〕  調査の経過並びに結果の概要   本委員会は昭和二十六年六月五日院議を以て閉会中も引続き調査を行うこととなり、七回に亘り委員会を開会し、(一)引揚促進に関する件、(二)引揚者定着援護に関する件、(三)在外公館借上金に関する件、(四)在外資産に関する件、(五)未復員者給与法の一部改正に関する件、(六)戦争による遺族及び傷病者等に関する件について調査を行なつた。更に七月中北海道並びに宮城、福島及び新潟の各県に議員を派遣し、主として(一)引揚者定着援護の実情(住宅、資金、入植、職業、衣料等(二)在外公館借上金確認請求書の実情(三)未復員者給与法、特別未帰還者給与法の実施状況、(四)戦争による遺族及び傷病者等の実情について実地調査を行なつた。   以上の調査の結果、委員会として特に報告しなければならない点は、戦争による遺族及び傷病者等の問題並びに引揚者住宅の問題は、このまま一刻も放置することを許さない緊急課題であるということである。今後この面に更に調査を進めて援護対策に遺憾のないよう努めなければならないと信ずる。且つ多数の同胞が今なお海外に残留している実情であつて、在外同胞引揚問題に関する調査はまだ終了しない。

紅露みつ国民民主党

○理事(紅露みつ君) 案文はこんなふうにできましたのでございますけれども、如何でございましようか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

紅露みつ国民民主党

○理事(紅露みつ君) 御異議がなかつたら、これを報告書にして提出することにいたします。報告書提出に御賛成のお方の御署名をお願いいたします。   多数意見者署名     森崎  隆  石川 榮一     木村 守江  長島 銀藏     内村 清次  杉山 昌作     鈴木 直人  木内 キヤウ     細川 嘉六   —————————————

細川嘉六日本共産党

○細川嘉六君 今回外務省発表で引揚白書が出ておりますが、それについて、この前からここで討議があつたのですが、その討議がまだ完了していなくて留保されたようなことであつたと思います。最後にこの間の会では、私も文書を以て出すというようなことも発言してある、そういう状態なんですが、この白書というものは相当この国際関係に重大な意味を持つておることは申すまでもありませんが、まだ討議が十分完了していないようであります。これはどうなんでしようか。

紅露みつ国民民主党

○理事(紅露みつ君) ですから、これは何ですね、継続してこれからも審議しなければならないのですが、今細川委員御自分もおつしやつていらしやるように、この数とか、いろいろ突込んだ御質問がこの間あつたのですけれども、あれはやはり皆さん委員のかたがたも参考になることだから、一つそちらから、文書で以て質問書を出して下さらんか、そうしたらみんなそれで又読ましてもらう、こういうことでお願いしてあつたのですけれども、そういうふうにして頂いたらと思いますが、皆さん如何でございましよう。

細川嘉六日本共産党

○細川嘉六君 それは質問書というに限らないのでありまして、あのときの話は白書に対する質問でもあるし、意見でもあるし、そういうものを全体として見たものであつたわけであります。そこで私はここに大体今申しました内容のものを作つて来ておるのでございます。

紅露みつ国民民主党

○理事(紅露みつ君) ああそうですか。

細川嘉六日本共産党

○細川嘉六君 それは私らとしては重大なものでありますから、それは国会のこの委員会の速記録に残しておくのは当委員会の権威として大事だと思うのであります。私の出す意見書は、恐らく他の委員においてはそれほどこれをお考えになつておるかと思うのですけれども、それだけに今又聞いて頂きたいと考える。当委員会としては又そういう意見があるだろうということを記録しておき、又これを知らせる必要があると思うのです。少数意見であるにしましても……。でありますから、若し今日私に時間を皆さんが下さるならば、ここでその意見書を申述べさせて頂きたいと思うのです。

紅露みつ国民民主党

○理事(紅露みつ君) 御尤もなのですけれども、今日は御承知の通り各党ともいろいろな何があると思うのです。私も所用がございますので、時間がゆつくりないのじやないかと思いますので、それはやはり質問書でないとおつしやるのですから、そういう御意見がありますのでしたら参考にもなりますし、一応事務当局のほうへ出して頂いて、ガリ版にでもして、委員の皆さんにでも御覧頂いたほうがいいのじやないかと私考えるのでございますけれども、どうでございましよう。

細川嘉六日本共産党

○細川嘉六君 それは単に委員がガリ版で見るというだけでは意味をなさないのであります。これはここの委員会で論議されていることは、国会外の多数の国民の問題でありまするから、これはどうしても速記録の上に載せる必要があるし、又これについての議論はもう皆さんの間にもあるだろうから、その討議もして頂かなければならない。それから今日は実はこの間出席なさつたかたはおわかりだろうと思うが、厚生大臣の橋本さん、それから外務政次官の草葉君もおいでになるのが一番適当であると思うのですけれども、併しながらこの事柄はすでに白書において内外に発表されておりますから、それについての委員会での少数意見というものは、やはり早く出したほうがいいのじやないかと思うのです。それでガリ版はこれは問題になりません。ですからどうしても委員会の少数意見なら少数意見としてはつきりと公けに示す必要があるのです。時間とおつしやいますけれども、大体これはたかだか四十分あれば私は発表できると思うのです。

紅露みつ国民民主党

○理事(紅露みつ君) 併しいずれもまだお打合せしなければならないこともありまするし、そういう重要なことも政府当局にも出席してもらつて、そのときにおやりになるほうが適当じやないでございましようか。そうすると、今日無理にこの短い時間でだんだん何もおりませんようになりましようし、今度は政府委員を呼びまして、併し一応何でございましよう、今休会中の報告書を作つているような……。それであと新らしい委員会を作りまして、それからのことになると思うのですが、これはガリ版は問題でないとおつしやいますけれども、やはり委員のかたたちも、この間もどなたかの発言にございましたように参考になりますから、やはり一応こちら、事務当局で拝借して、そうして刷つて委員に御覧頂いて頂くほうがいいのじやないかと思いますが、いずれにしても政府当局を呼んで、そうしておつしやる必要があるのではございませんか。そういうふうにして頂きましよう。今日は遅刻しましたから、一時の開会が二時になつておりますようなあれで、あとこの臨時国会を控えて各党ともお忙しいのではないかと思うのでございます。そういうふうにして如何でございましよう。

細川嘉六日本共産党

○細川嘉六君 それにはガリ版のことは問題になりません。私はそんなことでこの問題は扱われる問題ではない。ガリ版でやれば一応のけりが付いたというふうな恰好にどうしてもなりますが、皆さんはそこまでお考えになつているかどうか知りませんけれども、国際関係等にも、日本の現在及び将来に対する国際関係に重大な問題ですから、これはどうしてもおつしやるように関係大臣も出て、私がここで意見を述べると、そうして皆さんもそれについて討議なさるならなさる。反対なさるならなさる。賛成なさるならなさると、そういうふうにこの白書を片付けなければならんと思う。これは政府の言つただけで片は付いておらんのです。駄目なら駄目ですね。

森崎隆日本社会党

○森崎隆君 細川委員の仰せられることもよくわかりますが、今日今すぐにあなたのほうで朗読されまして、すぐそれに対して私たちは今日いろいろ質問があろうと思うのですが、準備なんかもありますから、あらかじめ何かの形で研究させて頂く便宜を得たい。そうして次の機会にあなたのほうから正式に御発言頂いて、そうして速記録に残して頂く。そのときまでには私たちのほうも大体全貌をつかみまして、いろいろ質疑応答の準備もできると思います。そういう意味で了解して頂いたら如何でございましようか。是非速記録に残して頂かなければならんと私ども思います。これは私個人の意見です。是非ともそれをお聞きしたいと思います。そういう意味の便宜を頂きたいし、勉強をさせて頂きたい。それから正式の委員会であなたのほうで発言されて速記にも載るし、その席上ですぐ私たちからいろいろ御質問を申上げたいし、論議もいたしたいというようにすれば、会議が能率的に行くのじやないかと思います。そのようにお願いできましようか、併し委員さんが、たつてと申されれば、これは当然いろいろほかに予定される議題が済めば、あとに引続いてやつて頂いてそれは結構です。

細川嘉六日本共産党

○細川嘉六君 皆さんおつしやるように、相当忙がしい際であります。どうでしよう。私の意見書を、委員長かいないと困るので、委員長一人でもいられれば私が朗読して速記に残せば片が付くということもありますし、委員長忙がしいですか。三十分か四十分かかります。一応これに残しますと、委員会の問題として残されるばかりでなしに、全国民の、又対外的の問題として、こういう意見があるということを、これは大きな参考になりますから、どうでしよう。委員長若しおられるなら、他の委員のかたがおられなくとも朗読してしまいます。

紅露みつ国民民主党

○理事(紅露みつ君) 委員長は総会を控えておるのですが、ほかの委員のかたがたは如何でございますか。

石川榮一自由党

○石川榮一君 只今細川先生からの御意見の発表は、細川先生とすれば非常に重大な問題であろうと思います。その狙いといたしますところは、白書に対する御批判である。国際関係に重大な影響があるだろうという前提のもとに御意見があるとすれば、私どもといたしましても国際関係に関することだけに重要性を認識してかからなければならんと思います。今委員長大分お忙しいようですし、委員のかたも非常に御多忙のようですから、この次の機会までに細川先生に我慢願つて、大臣を呼び出して速記だけでなしに……、あなたのおつしやることを率直にお言葉の上で伺いたいのです。むしろ文書ばかりでなしに、あなたの抱懐しておる御意見をお伺いして、そうしておのおの意見を申上げまして、委員会をお進め願いたい、こう思うのです。そういう次第で、この際今日は委員長が意図しておるものの議事だけで御我慢願いたいと思います。

森崎隆日本社会党

○森崎隆君 今の御意見に私も賛成いたします。というのは、細川さんのほうで準備していられる御意見は相当練られたものだと思いますので、それだけを議題にして、委員会を十分に腰を据えて開くことが却つて私はお互いのために、本委員会のためにいいのじやないかと思います。そういう意味で一つ今の御意見に賛成いたします。

細川嘉六日本共産党

○細川嘉六君 それでは皆さんの御意見はわかりますから、この引揚白書というものは誠に重大なものでありますから、これは成るべく早く委員会を開いて頂きたい。九月にならない先に開いて頂きたい、そういうようなことを私は希望して委員長にお任せしたいと思います。

紅露みつ国民民主党

○理事(紅露みつ君) それでは又細川委員からの御要望に対しては、森崎委員も、石川委員も希望がありまして、相当重要なことだから、主としてその問題を取上げるような意味の委員会の日をとりたい、こういうような御意見でございますが、これに御異議ございませんでしようか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

紅露みつ国民民主党

○理事(紅露みつ君) そういたしますと、適当な時期に成るべくそういう機会を作る、こういうことにして今日のことをお取止めになつたのですが、それより前に、この委員会は御承知の通り特別委員会でございますので、あと継続ではなくして、新らしく又設置することになりますのですが、成るべくこれは早い機会に設置するように各委員とも党にお帰りになられまして、それぞれ議運のかたに御連絡頂きまして、臨時国会になりましたら、すぐにこれが成立されるような一つお運びを願いたいと思います。そうして細川委員のそれはそれからのことになりますから、どうぞ御承知おきを願います。  では委員会はこれで散会いたします。    午後二時十九分散会  出席者は左の通り。    理事            紅露 みつ君            森崎  隆君    委員            石川 榮一君            木村 守江君            長島 銀藏君            内村 清次君            杉山 昌作君            鈴木 直人君            木内キヤウ君            細川 嘉六君   事務局側    参     事    (委員部第三課    勤務)     青木 玉吉君

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