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10回国会参議院1951/05/28

議院運営委員会 第49号

発言数
253
登壇者
19
会派数
7
開催日
1951/05/28

会議録

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) それでは只今から会議を開きます。先ず調査承認要求に関する件を議題に供します。

宮坂完孝参事(委員部長)

○参事(宮坂完孝君) 大蔵委員長代理理事大矢半次郎君から金融政策並びに制度に関する調査承認要求書が提出されて締ります。調査の目的は、講和を目睫に控えて、我が国金融政策並びに制度の基本的あり方につき検討を行う。期間は今期国会開会中。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 只今の報告通り承認をして御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 御異議ないものと認めます。さよう決しました。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 これだけですか。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 大体お諮りいたしますことはこれだけでございます。

河野義克参事(議事部長)

○参事(河野義克君) 一昨二十五日平沼彌太郎君ほか十三名で、国土緑化推進に関する決議案というものが発議せられまして、これには委員会の審査省略ということが要求されております。それで委員会審査省略をお認めになるかどうか、本委員会にお諮りを願いたいのでありますが、本案は、自由党、社会党、緑風会、民主党、第一クラブ等の各派共同の提案でございます。それでこの決議案の中に、「先には国を挙げての国土緑化運動の強力展開あり今亦森林法の根本改正その他森林関係法案の通過成立を見る。」という言葉がありまするので、現在農林委員会にかかつております森林法が通つたあとの文体になつております。従つてこれを仮に上程するといたしましても、森林法が通つたあとのことと思いますが、上程の時期はさようといたしまして、委員会審査を認められるかどうかお諮り願いたいと思います。

中村正雄日本社会党

○中村正雄君 森林法の通過を条件にして賛成。(「異議なし」と呼ぶ者あり)

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) それでは只今の中村君の動議のごとく決しまして御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 御異議ないものと認めます。さよう決しました。

河野義克参事(議事部長)

○参事(河野義克君) 只今第一クラブから建設委員の東隆君、内閣委員の大山郁夫君が辞任せられて、建設委員に大山郁夫君、内閣委員に東隆君を指名せられたいという申出がございます

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 只今の委員の辞任及び補欠に関する件は、報告通り決しまして御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 御異議ないと認めます。さよう決します。   —————————————

中川幸平自由党

○中川幸平君 我々もまだよくわかつておりませんけれども、今日の新聞を見ますと、我が党の国会対策委員会で、現在の法案の審議状況が長延いて、五日間ほど延長したいというようなことを各派に諮つてきめたいというようなことが書いてありますが、それについていずれ当委員会にも何か申出があろうと思います。我々もその点を調べて見ていろいろお願いしたい思いますので、議運は休憩にして、随時再開できるようにして頂きたいと思います。

中村正雄日本社会党

○中村正雄君 休憩前に今の各委員長の話を聞いて見ますると、今日は最終日ですが、内閣委員長の話では、今日中には見込が立たない、その以外の委員長の報告によりまするというと、大体今日中に何とかかたをつけられる、こういう御報告であつたことは、皆さん御承知の通りであります。従つて実は私も新聞を見まして、衆議院では延長するとか、しないとかいろいろ議運も打合せをやつたらしいのですが、正式に議運にかかつて問題になると思いますので、いずれにしても参議院と協議しなければならない問題であり、而も衆議院のほうの話を聞いて見ますと、衆議院としては何ら会期の延長は必要ないのでありますが、参議院が相当法案を抱えておるので、これの審議り関係で延長しなくちやいけないのじやないか、こういうふうな話があるわけなんです。従つて参議院の常任委員長の話を聞いてみますと、大体内閣委員会だけは今日中には上らない。他の委員会は今日中に完了できる見込になつているわけです。而も内閣委員会が延長の中心になると考えられるわけですが、内閣委員会は何日間かかつてもちよつと見通しのつかない問題ですかり、一応参議院としましては、衆議院の議運開く前に、これまでの決定通り、而も今までの各派も大体その方針で進まれたと思うわけですが、会期は延長せずに、今日で打切ろうと参議院で決定して僕は衆議院のほうへ申入したほうがいいじやないかと思いますか……。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

木村守江自由党

○木村守江君 会期の問題ですが、御承知のように参議院の議運としては一致した方向に、大体今日で打切ろうという方向で進んでおつたのでありますが、昨日来のラジオ、新聞で見ますると、会期延長は必至であるというような報道でありましたので、その実情の調査のためにいろいろ相談しに参つたのですが、衆議院としましては、只今中村君も言うように参議院が議事の進捗上、会期の延長は止むを得ないじやないかというのとは全く違いまして、衆議院としては、やはり今日で打切ろうと思つたのだが、実際問題として打切れない状態にある。それで会期延長が必至だというような状態でありますので、先ほど中川君が言われましたよりに、この議連を休憩にして置いて頂さたいと思います。

中村正雄日本社会党

○中村正雄君 議運を休憩するのは当然なわけで、会期の末は最後まで休憩になるので、そのことを議題にするのでなくて、会期延長の話も出たから一心申上げただけであつて、参議院としては今のところ会期延長ということは当然考えられない。従つて衆議院で決定なさつて、又意見が食い違つても面目くないから、一応衆議院側にも一見たつて法案は一つもないわけですから、従つて参議院としては今の委員長の経過報告を聞いても今日中になんとか報告でき得るというお見込なんでありますから、今日で打切つて向うの議運に伝えたらどうかというわけで、大して意見の違いもないと思います。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

鈴木直人緑風会理事

○鈴木直人君 中村君の説の一部には賛成なんです。というのは、大体今日で終ろうという考え方で進んで来ておるのは事実でありますから、従つてその通り進んで行つていいじやないかと思います。従つて今議運で以てこれで打切ろうじやないかということを議決して衆議院に申し出るという必要はない。衆議院から何にも言うて来ておるわけではありませんし、大体今までの方針、既定方針で行けばいいので、向うから言うて来たら、検討する必要はありますけれども、今ここで改めて申入をするという必要はない。殊に今聞きますと、参議院自体の問題であつて、何も衆議院の審議状態に関する問題じやないのですから、参議院自体として今までの通り進行することは進行して、議運として何もこれで今日中で打切るからということを、ここで決議する必要はない。このまま休憩して行く。若しそういうことを決定せんとするのならば、緑風会に我々帰りまして、会の総会を開いてからでないと意思決定はできません。この前の議会の最後にも総会にかけないでやりまして、緑風会では議運の委員だけが、賛成したが、ほかが反対したというようなことがありますから、今急に我々だけが賛否をきめるということはできませんから、総会にかけてから発言するようにさして頂きたい。

小川久義国民民主党

○小川久義君 こつちで議運で決定して申入れるということでなしに、常任委員長懇談会をやつた結果、先ほど中村君が言つた通り、内閣委員会を除く他のほうは今日中に上がるらしいということは、衆議院の審議決定の参考になると思いますから、それは伝えて置いてもらいたい。

鈴木直人緑風会理事

○鈴木直人君 それでは委員長なり、事務総長から先ほどの委員長の報告の経過を参考のために伝えることは異議ありませんが、議運として決定をして、向うに伝えるということについては、ちよつと意味がなさないとこう思うのです。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 それでいいと思いますが、緑風会の今のお話は、手続上会派に帰つて相談をしなければならんというようなことを成るべく尊重してそういうふうにやりたいから、まあ一つこの際、ここで議決することは控えて置こうじやないかということが第一点、その前提となるものとしては、参議院としては会期延長の必要を認めないということは、内閣として了解しておる。で、この状態で進行したい、こういう前提の下にそういう話があるのだということで私は了解してもいいと思うのですが、それがあとで又ぐらぐらといい加減な話になることであれば、これははつきりして置く必要がある。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 関連性がありますから鈴木君どうぞ。

鈴木直人緑風会理事

○鈴木直人君 私のは、現在の情勢について会期延長というようなことは、何も衆議院から言うて来ているわけでない上、何も今までと一つも違つていない。先ほど委員長を呼んで、どういう状態であるかということを聞いたに過ぎないので、現在の条件の下においては何ら変つたことはない、こういうことであります。

鈴木清一労働者農民党

○鈴木清一君 鈴木君の言うのはわかるのですがね。やはりですから先ほど中村君が言つたように、議会はお説のように参議院としてどうするかということをきめるために、体常任委員長のお集まりを願つたのです。それでその中から御意見を聞いておると、ただ内閣委員会だけに少し疑問があるだけであつて、大体あとの委員会は強行すればできるということですから、会期がきまつている前提の下に今まで進んで来ておられるのですから、私は何もその意味で参議院だけが……衆議院から何も言つて来たわけでないし、たまたま新聞に出ただけで、参議院は最後ははつきりしておるのですから、今日中で終るということを大体言われておるのですから、各会派に帰つて聞くとか何とかということでなくて、はつきりきめておるはずなんですから、参議院としては今後常任委員会をこのまま置くということは、本会議もあるのですから置かなければならない。この議題に関する限りは参議院としてははつきり態度をきめて置けばいいのですよ。その意味では、先ほど委員長から参考として全部出されておるように、この御意見に従つて我々は議運できめてしまえばいい、ちつとも差支えない。あとに延ばすということはない。

中川幸平自由党

○中川幸平君 お話御尤もだけれども、あながちに会期延長の必要はないということは……内閣委員会もありますし、地域給の法案もできる限り今日あたり出せるとかというような話も新聞で見ます。そうなりまするとやはり公務員の大多数が鶴首しておるのだから、あながち会期延長の要なしという態度をはつきりしなくても、努力して、そこで衆議院のほうから申出があれば、それと睨み合したあとの議運で態度を決定願いたいということで、一つ休憩に入つたらどうだろうと思うのです。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 そういうふうに話がさまざまに出て来ると、何かさつぱりして置きたいという気持に逆になるのですが、そういうことを言われるとおかしいので、内閣委員会の問題でも数日必要だというようなことの問題は、初めから水産省の問題に対しては、会期が切れる場合には、継続審査にして行こうという打合せがあるやに聞いておりますし、北海道の開発法については、一昨日初めて予備審査になるというふうに、会期末に出て来た問題なんで、ノーマルな状態で議院の運営をやるという場合には、こうしたものは継続審査になる。余りに日数がかかる場合には、継続審査になるというようなことも、これは常識上止むを得ないことであろう。それと他の問題については何ら問題はなかつたのですから、参議院自体としては、会期延長の理由はないということだけは、これはお認め願つて置いて、そうしてそのことの意思を衆議院のほうに御通知になる場合に、衆議院は衆議院自体の理由によつて先ほど木村君が言うように、会期延長が必要だと言つて来る。こうなつて来た場合には、これはなつて来た場合のことなんで、今の状態においては、会期延長の必要はないということをはつきりして置かないというと、各委員会の今日の進行なり、本会議の進行に非常に支障がある。先ほど地方行政委員会の委員長が、警察法の問題を言つておりましたが、会期延長しないとなれば、今日上げるし、会期を延長したとなればもつともつと愼重に審査したいというので申合せになつておるので、そういう状態にやつて行かなくてはならんわけなんですが、或る種の意思をきめて、そして又衆議院の会期延長問題に関する審議の参考に資するということは何ら意味のないことではなくて、お互いの、両院の議院の運営を円滑にするためには好意的にも積極的にこういうことは参議院自体においてきめて、そして衆議院のほうの参考に費そう、こういうことはやつていいと思うのです。それだけの話なんです。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 大体御議論は了承いたしました。まだ正式に向うから申出があつたわけでないのでありまするから、この委員会の模様は事務局から向うの何へ、一応報告だけしてもらいます。そして本委員会は暫く休憩をいたしまして、そのあと再開をいたしたいと思います。

鈴木清一労働者農民党

○鈴木清一君 つまり小笠原君の今言つたように、小川さんも先ほど言われたように、意思を向うに伝えるということはいいとしても、私どもは伝えるも伝えないもないので、向うから来られたらこうだつたと言えば、それでもいいと思うが、まあ一応伝えるなら伝えるでいいと思いますが、ただ問題は意思を伝えるというのは、委員長は、こういう空気だつたからと、空気を伝えるということよりも、こういう大体意思であるということを決定してその意思を伝えるという方法のほうが本当じやないか。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 仮定的の問題ですから、やはり空気ということにしてくれませんかな

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 私らは仮定的な問題を言つているのではなしに、参議院独自に参議院の会期の問題を考える場合に、延長の必要がなしという点だけはきめて、新らしく事態が起つた場合に会期延長の論議ができないものでもないわけなんですから、今の状態においては、会期延長の必要を認めない。それで今日中努力してやつて行こうという決定をここでやるということは何も関係ないことです。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 別に私の申上げるのは、会期延長はどこからも未だ申入れて来んのだから、参議院としては今日中に上げるということは既定の事実なんですから、結局今の空気と、新聞の情報によつてこういう模様があつたということをば報告してもらう、こういうつもりでおるのです。

中村正雄日本社会党

○中村正雄君 私今默つて聞いておりましたが、今委員長の発言、並びに緑風会の鈴木君の発言について、少し納得できない点があるわけですが、と申しますのは、衆議院から何らの意思表示がないのに、こちらから会期延長の意思決定をするのはおかしいと、こういう話があつたのでありますが、御承知のように国会の会期は、両院議長が協議してきめるわけなんでして、衆議院がきめるわけじやありません。従つて参議院から意思表示することも自由にできるわけでして、衆議院は意思表示はしておりませんが、会期延長するかどうかということが各会派で盛んに問題になつておる。従つて参議院としても、本日中の委員会の運営の関係もあるし、又参議院自体でどうするかということを一応考えなくちやいけない。従つてさいぜん常任委員長の御参集を願つて、各委員会の経過を聞いてみた場合に、やはり何とか今日中で見通しがつき得る。而も見通しのつかないのは内閣委員会だけでありまして、これは数日中という最後の発言を委員長なさいましたけれども、その数日中というのが五、六日の意味であるやら数十日の意味やら、これはやつてみなくちやわからんような発言であつたのであります。従つて内閣委員会を除けば本日中に上るということならば、参議院の意思の決定であれば国会の会期の決定は両院議長が協議してきめるわけであるから、参議院といたしましてもその意思を決定して衆議院に伝えるのは何ら僕は妥当を欠いたものではない。従つていろいろ議論がありますので結論を申上げますが、大体参議院としましては既定方針通り、会期の延長しなくても、現在やり得る状態だということを、参議院の議長から衆議院の議長に御通知願いたいということで僕は了解したいと思うのです。(「異議なし」と呼ぶ者あり)

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 委員長そういうふうに進行して下さい。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) どうですか、まだこちらでははつきりせんようですから、成るべく一致して進めて行きたいと思いますが……。

鈴木恭一自由党

○鈴木恭一君 ただ私大体はいいのですが、北海道開発法の一部を改正する法律案については、内閣委員長の御報告はまさに数日を要するというのはやはり事実なんでございますね。従つてこういう問題があるにかかわらず参議院としてはこれはもう決定しないのだということで行くのは、少し運営委員会としても議長の御決意もすぐそれを以て決定するわけには参らんと思うんです。やはりその点は我々としては、ここに新らしい事実として考えて行く必要がある。そのために休憩して頂きたいというさつきの中川さんのお話の趣旨なんです。

中村正雄日本社会党

○中村正雄君 だから私が申上げているのは、内閣委員会にかかつている北海道開発これは予備審査になつておりまして、一回の説明も聞いてないわけで、従つて内閣委員長は一応数日を要する。その数日は連合審査がどのくらいかかるかわからない。又委員の発言がどのくらいあるかわからないので、数日中というのは、内閣委員長の御説明によつて何日かという意味の数目ではなくて、相当日数がかかるという意味の数日と解するわけです。従つて議長から御通知願いたいというのは、内閣委員会は除外いたしまして、ほかのものについては、今日中に解決がつくという意思を決定してもらつたらいいということを申上げるのです。

鈴木恭一自由党

○鈴木恭一君 わかりました。そういう意味でお話になるのならば……。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) それではさよう決しました。議長からそのように言うてもらいます。暫時休憩いたします。    午前十時五十三分休憩   —————————————    午後二時二十三分開会

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) それでは休憩前に引続きまして会議を開きます。  先ず常任委員の辞任及び補欠に関する件を議題に供します。

河野義克参事(議事部長)

○参事(河野義克君) 自由党から郵政委員の森田豊壽君、通産委員の黒川武雄君、人事委員の松本昇君、内閣委員の横尾龍君、内閣委員の尾山三郎君、人事委員の大谷瑩潤君、経安委員の山本米治君がそれぞれ辞任せられて、郵政委員に黒川武雄君、通産委員に松本昇君、人事委員に森田豊壽君、内閣委員に大谷瑩潤君、内閣委員に山本米治君、人事委員に横尾龍君、経安委員に尾山三郎君をそれぞれ指名せられたいとの申出でございます。又社会党から運輸委員の小泉秀吉君、外務委員の金子洋文君、厚生委員の堂森芳夫君・経済安定委員の永井純一郎君、議院運営委員の曾祢益君、予算委員の下條恭兵君がそれぞれ辞任せられて、運輸委員に金子洋文君、外務委員に小泉秀吉君、厚生委員に永井純一郎君、経済安定委員に堂森芳夫君、議院運営委員に下條恭兵君、予算委員に曾祢益君を後任として指名せられたいという申出がございます。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 只今の報告通り決しまして御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 御異議ないものと認めます。さよう決しました。    —————・—————

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) この際議長から発言を求められております。

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 私から御報告申上げることがございます。今朝の議院運営委員会の御意向は直ちに衆議院議長に対して申入れて置きました。然るところ衆議院議長から、本日十二時半頃諸般の情勢に鑑み会期を五日間延長いたしたい旨の正式の協議がありました。本件につきまして御相談を申上げたいと存じます。

中村正雄日本社会党

○中村正雄君 ちよつと議長にお尋ねしたいのでありますが、衆議院議長からの協議のときに、会期の延長の申出が政府からなされたものか、或いは運営委員会におきまして一会派からなされたものか、お聞きになつておれば御報告願いたいと思います。

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) そういう内輪の経緯につきましては何にも附加えての御説明はありませんでした。

中村正雄日本社会党

○中村正雄君 そうでありますると、一応今朝参議院の法案の審議から考えますると、内閣委員会は別にしまして、大体本日中に仕上げができるというところで参議院の意思を議長から通知願つたわけでありますが、衆議院のほうから会期五日間の延長、諸般の情勢によりという理由で、協議を求められているわけでありますので、一応事務局のほうで衆議院側に交渉を願つて内閣からの申出であれば内閣の責任者、或いは一会派からの申出であれば、衆議院の議院運営委員長に来てもらつて、そうして一応その諸般の情勢ということをお聞きして、会期延長の議題を取上げて議事を準行して行きたい。従つていずれか御出席願うまでこの委員会は一応休憩に願いたい。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 只今の中村君の動議のごとく、いずれかの出席あるまで休憩して御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 御異議ないものと認めます。それでは衆議院側からいずれかの報告あるまで、この際休憩をいたします。    午後二時二十七分休憩    —————・—————    午後二時五十一分開会

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) それでは休憩前に引続きまして会議を開きます。

中村正雄日本社会党

○中村正雄君 衆議院から運営委員長がお見えになりまして会期延長に関する経緯について御説明においでになつておると思いますから、先ほど議長からお話がありまして、衆議院は諸般の情勢によつて五日間会期延長をしたいという協議を申込まれたそうであります。衆議院の意向としてどういう事情で五日間の会期延長の申込みをなさつたか、その点についての一応経過の御説明を承わりたいと思います。

小澤佐重喜自由党

○衆議院議員(小澤佐重喜君) 只今中村さんから衆議院の会期延長の件についてお尋ねがありましたが、衆議院でこの問題を取上げたのは、土曜日の運営委員会でありますが、この土曜日の運営委員会において会期の延長の問題が出されたのでありましたが、大体私どもも又自由党といたしましても、一応会期は今日限りで打切るべしというような考えを持つておつたのであります。ところが会期を打切るならば、まだ審議未了の議案もあるから、明日は日曜であるけれども会議を開いて、そうして参議院が少しでも審議の進行のしやすいように図ることが適当ではないかというような意味で論議せられたのでありますが、そのときにおいて大体民主党では会期を延長すべしということであつた。社会党では会期の延長には反対だということであつた。自由党では今反対賛成はできないが、明日即ち日曜あたりの審議状況を見比べて、そうして賛成、反対をきめたい、こういう意向でありました。併しこの問題は勿論会期を衆議院がどういうふうにするかということで取上げた問題でなくて、日曜日に本会議を開くか開かないかということを前提として論議されたのが只今のお話でありまして、そこで日曜日になりまして更にこの問題について検討いたしたのであります。勿論この運営委員会で……。検討いたしました結果、民主党のほうからやはり前日と同じように、大体会期延長をすることが適当だという意見があり、社会党からは反対がありました。自由党は成るほど現在の段階では民主党の意見が適当だと考えるから賛成するということになりましたので、一応運営委員会としての議決ではありませんが、申合せ事項として今回の会期は大体五日間延長とすることに昨日委員会で申合せが済んだのであります。民主党が会期延長すべしという意見の内容は大体議院提出の法律案もあるし、参議院のほうにおいても衆議院から見ると相当議案が山積している。併しこの議案が山積しているという意味は衆議院からの送付が遅れたという意味も多分にあると思います。そういう意味におきましてどうしても成案を見なければならぬ議案が相当あるのでありますから、会期を延長したいというこういう議論です。従つて政府からも会期延長についての意図がありませんけれども、今のような事情で昨日の申合せを確認して会期延長をしてきめたような次第であります。

中村正雄日本社会党

○中村正雄君 私のお聞きしたいのは、民主党がどう、社会党がどうということではなくして、本日の議院運営委員会で正式に決定して、議長から当方の議長に対して協議を申込まれました五日延長するという根拠を、どこに五日間ということにされた根拠があつたかということを、衆議院の代表者としての運営委員長にお尋ねしたいこういう意味であります。

小澤佐重喜自由党

○衆議院議員(小澤佐重喜君) それは勿論民主党の発案が自由党で賛成され、これが運営委員会の結論となつたのでありますから、結局民主党の主張を運営委員会全般が認めることになつた。従つて衆議院代表の意見となつたのであります。

中村正雄日本社会党

○中村正雄君 私の申上げているのは抽象的な問題ではなくして、五日という会期の根拠になつている法案はどの法案であるか、議員提出の法案があると言われておりますが、議員提出法案のどういうものを審議せんならんのか、五日延長という具体的の根拠をお聞きしたいと申しているのです。今朝も議長が衆議院議長に御通知しましたように、参議院側といたしましては、会期延長の必要なしと思われます。今までの既定方針通り本日で終るものとして各常任委員会は努力をし、又今朝の常任委員長懇談会におきましても、内閣委員長の報告によりますれば、内閣にかかつている三つの法案につきましては、今のところどれだけの日数がかかるかわからない。こういう報告でありますが、それ以外の常任委員長は、本日何とかできるという答弁であつたわけです。従つて衆議院が五日延長なさいました根拠というものは、衆議院のどの委員会のどの法案が遅れていることによるのか、或いは非常に思いやりのあるお考えで、参議院の事情を御参酌なさつたのかも知れませんが、参議院のどの委員会を参酌なさつているのか、具体的の根拠をお聞きかせ願いたい。

小澤佐重喜自由党

○衆議院議員(小澤佐重喜君) 衆議院においていちいち法案を細かく調べまして、この法案この法案と何十何件、これが何日かかるという審査はいたしませんでした。併しながら大体延長すべき重要なものは、例えば商法改正の法律がまだきまつておりません。これは衆議院の法務委員長が参議院の法務委員長と相談した結果、相当これは審査に手間取るという話があつたわけであります。それから警察法の問題についても、これは委員長じやなかつたかも知れませんが、やはり委員長間で相談しましたところが、その結果三日や五日はどうしても暇が欲しい。こういうような話でありました。それから衆議院のほうの内閣委員会では、北海道開発法の一部改正案が出ておる。これが二、三円くらいかかる。これをこれから衆議院のほうで審議して参議院に回付をいたしますから、大体五日くらいほしい、こういう衆議院の内閣委員会の意向があります。それからこれはまあ具体的に政府ではありませんが、地域給の問題が、現在政府が法案を出そうとしているらしいのであります。ところが現在所要な手続が完了いたしませんので、まだ提出になつておりませんが、これも現在において出すべく努力しているのでありまして、これも政府の考えを察しますというと、できるだけ本国会中に審議を終了したいという意向のようでありますので、こういう問題も参考として申上げて置きます。

中村正雄日本社会党

○中村正雄君 そういうお考えもあろうと思つて、今朝参議院議長から衆議院議長に御連絡申上げたわけなんですが、第一に挙げられました商法改正につきましては、本日中の会期であれば本日中に上げるということを正式に申上げておるわけです。従つてこの点についての会期延長の必要は毫もないわけであります。第二に挙げられました警察法につきましても、所管の委員長からその通り申上げているのであります。従つて参議院側の審議を非常に付度されまして、五日間という会期を延長なさつたり、決定なさつたような御報告でありますが、その御報告になつておりまする参議院の委員会の審査状況というものが、衆議院の認定と全然違つていると、そういうことがあるだろうと思つて、実は今朝常任委員長懇談会を開きまして、その結果を参議院議長から衆議院議長に御連絡申上げて置いたわけであります。又最後にお挙げになりましたところの北海道開発に関する問題は、五日間ということを御認定になつておりますが、参議院のほうもこれは議題に取上げて見なければ、何日かかるかわからない、どの常任委員会が合同審査を申込んで来るやら、或いは委員の発言がどのくらいあるか、或いは委員会の法律がどれくらいあるやら、内閣委員長の大体の見通しにつきましても、相当多くの日数がかかるという意味で、数日を要するだろうとこうおつしやつたわけです。従つて衆議院が五日と認定されました根拠というものは、今運営委員長の報告によりますと、全然根拠がないように思う。参議院のほうを非常に付度されまして、五日間と決定されましたような御報告でありますが、これは非常に的外れのような決定の材料を根拠として挙げられたわけです。それ以外の衆議院自体としまして五日間の必要があるという根拠があれば、その点をお聞かせを願いたいと思います。

小澤佐重喜自由党

○衆議院議員(小澤佐重喜君) それ以外に根拠はありません。今僕が言つた通りであります。運営委員会で五日ということを決定したのは今話した通りでありまするから、そういうことがあなたのほうでいけないというならば、衆議院の決定はいけないということになります。私の説明することはこれだけであります。

中村正雄日本社会党

○中村正雄君 そうしますと、今朝参議院議長から衆議院議長にその間の報告を申しげてあるわけですが、運営委員会で衆議院議長から参議院議長に通知を御報告になり、各員了承の上、五日間の態度を御決定なさつたわけですか。

小澤佐重喜自由党

○衆議院議員(小澤佐重喜君) そうです。

中村正雄日本社会党

○中村正雄君 そうしますと参議院のそういう意思を連絡して置いて、そういうこともあるだろうと思つて連絡してあるにもかかわらず、参議院の内容と全然違つたことを材料として衆議院の会期延長の協議をなしたことは、衆議院としては非常に軽率なことだと思いますが、どういうふうにお考えになりますか。

小澤佐重喜自由党

○衆議院議員(小澤佐重喜君) それはあなたのほうで、参議院で言われましたのは、商法施行法案と警察法だけで、私の言つたのはそのほかに三つも、四つもあるわけでありますから、そういうことを総合勘案いたしまして五日が妥当だと衆議院では決定したわけであります。

中村正雄日本社会党

○中村正雄君 その妥当の根拠になつておりますのは、内閣委員会の北海道開発法案であるだろうと思います。それから地域給関係だと思いますが、その地域給の関係については一応、官房長官に来てもらつて聞かんと、我々のほうもわかりませんが、従つてあなたのほうで一応出して何日に通るという見通しがあれば御報告願つたら結構だと思います。我々は出ていない法案についてはわからないけれども、出ておるものはわかります。五日の会期延長の根拠になつたのは、北海道開発法案だけでありまして、これが五日間だけで審議できるというお見通しになつておるのであれば、そういうケースによつて五日間で参議院は通るというお見込みなんですか。この点をはつきり伺いたいと思うのです。

小澤佐重喜自由党

○衆議院議員(小澤佐重喜君) そういうことは運営委員会で別に議論になりませんでした。この北海道開発法を参議院へ送つた場合、参議院で何日を要するか、或いは参議院で五日かかるか、一週間で足りるかということは問題になりましたが、衆議院の委員の諸君の常識では、大体衆議院は本日送付できれば、五日間あればよいという大体常識から来たわけであります。

中村正雄日本社会党

○中村正雄君 一応衆議院側のお話を聞きまして、参議院側の審議を忖度なさつて決定なさつたようでありますが、内容に立ち至つて御質問しますと、どうも余りにも杜撰な材料で五日間の協議を申込まれたように見受けますので、これ以上あなたに御質問申上げても、却つてお気の毒と思いますので、私の質問はこれで終ります。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 今中村君の質問の中で法律案に関する衆議院の態度はわかりましたが、わかりましたというのは、参議院の側の正確な立場を十分参考にしておられんということがわかつたわけですが、そのことと関連してその裏側の問題なんですが、今日の毎日新聞及び読売新聞を見ますと、延長はそういつた法律的根拠が表面に掲げられておるけれども、実は三十日に三役の発表があり、そのあとでなければ常任委員長その他がきまらないので、そうなつたんじやないかということを毎日新聞も書いておりますが、これは多少ぼかして書いてありますが、読売新聞はそういうふうにはつきり書いてある。これは新聞の問題ですけれども、そういう点についてこの際簡単で結構ですからちよつとお聞かせ願いたいと思います。

小澤佐重喜自由党

○衆議院議員(小澤佐重喜君) 恐らく今まで私がお話申上げたのは運営委員長という立場からだと思いますが、あなたがたの御指摘になりましたのは、自由党の党内事情でありますから、従つて議院運営委員会ではそういうことは問題にならなかつた。又私がそういうことをここで答える必要はないと思いますが、お馴染みの皆様がたからの折角のお尋ねでありますからお答えいたしますが、自由党員としてお答えいたしますが、そういう事実は毛頭ございません。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 先ほど御説明で聞きますと、一昨日は民主党の発議なるものについて会期延長の問題を論じた。その内容としては議員提出の法案について参議院の審査の状況から見て、或る程度の会期の延長が必要ではないかという好意的な御忖度からお話があつて、結論を得ないで昨日になり、昨日非公式な申合せになつた。その場合には自由党は賛成者側になつて、その申合せが決定したということで、自由党の発議ではないが、飽くまで民主党の発議なるものに賛成した形で昨日きまり本日になつたということですが、本日は先ほどうちのほうの委員も話をする通り、午前中に参議院の内情について御連絡申上げておるのですから、一昨日からの延長として衆議院の議院運営委員会がそれ自体の問題としてきめることとは、性質が今日の議運とは違つておる。参議院からの通知に基いて民主党のそういう考慮というものは何ら必要がないという結論になつて、なお会期を五日間延長するというふうなことになるのが大体常識じやないかと思うのですが、本日もやはり民主党の発議されたものにのみ自由党として賛成したという形であるのかどうか、お伺いしたいし、その場合に自由党の賛成した理由というものは何をポイントとして賛成せられたか、まだはつきりしませんのですが、この点率直にお伺いしたい。

小澤佐重喜自由党

○衆議院議員(小澤佐重喜君) 小笠原君のお尋ねは、第一点は大体に民主党から発議されたのは土曜日であつて、土曜日の発議が今日まで続いておるとすれば、参議院の議長からの申入れで殆んど解消されておるので、新らしい理由があるから五日にしたのじやないかという御意見でありますが、御意見はその通りです。例えば商法施行法、警察法の問題についてはそういうことでありますが、併しそれだけで五日間に決定したのではなく、先ほど中村君の質問にお答えした通りの全部の内容について五日間と決定したのでありまするから、参議院のほうからお話があつた点だけで決定したのではない。  それから第二点の民主党が発議になつたのかということはそれはその通りであります。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 それでですね。自由党としてはその他の理由によつて賛成もし、最終的に五日の決定をしたというその他の理由というのは先ほどの御説明にありました北海道開発法を成立せしめたいということと、地域給の問題が或る程度目安を得ることによつて会期を五日間延長するならば、これも又成立するんじやないか、こういう大きなポイントが二つあつて自由党も御賛成になり、又民主党もそういう点も考えて発議を引込めないで本日の決定になつたと、こういうふうに了解してよろしいのですか。

小澤佐重喜自由党

○衆議院議員(小澤佐重喜君) 今小笠原君の言うことはすつかりはつきりしませんが、要は、今まで中村君に答えたのと違いませんし、ただ小笠原君の会期の質問は、衆議院がこの二つの法案について、土曜日に決定した点が今なお生きておるのはおかしいじやないかという点については、一応その点だけはきめたのでなくして、さつき例示したすべての法案を一括して五日間延長ということになつたのでありますから、その意味において御了承願いたいと思います。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 くどいようですが今度の会期延長五日ということは、衆議院は、今問題となつている各種の法案だけを問題にするのではなくて、参議院の側に送り込んであるものと、或いは本日送り込む北海道開発法案、そういうものの成立を期待して衆議院側としては会期延長五日ということを決定した、そういうように了解してよろしいのですか。

小澤佐重喜自由党

○衆議院議員(小澤佐重喜君) それはあなたの言うような私の発言内容を遡つてどうこうということは、そうお考えになるということですが、それはさつき中村委員にお答えした通りでございます。

中村正雄日本社会党

○中村正雄君 只今小笠原君の言つたことと同じことだろうと思いますが、あなたの挙げられたのは、商法改正と警察法とそれから北海道開発法と、いつか提案になるであろう地域給の問題と、四つを総合的に勘案して五日ということをおつしやるのですか。

小澤佐重喜自由党

○衆議院議員(小澤佐重喜君) その他の議員提出もありますが、先に論議されたものはそれだけです。

中村正雄日本社会党

○中村正雄君 若しもその他の議員提出法案で通さなければならないものがあれば、一応御説明願いたい。どれによつて五日間と認定になつたか。

小澤佐重喜自由党

○衆議院議員(小澤佐重喜君) それは資料を今持たないから、速記録を見ればわかるのですけれども、議員提出議案というものが話題になつて、そうしてその話がありましたが、取分けて私の記憶しておる範囲ではこの四つであるが、その他議員提出議案というような意味で申上げたのであつて、それを具体化するということで、その法案がどうなつたかということは、それは速記録を御覽願いたいと思います。

中村正雄日本社会党

○中村正雄君 議員提出法案であれば、参議院のほうには予備審査になりておるか、或いは送り込まれておるか、参議院の委員会に全部かかつておる。これから出るものがあれば、これはお教えを願わなければわかりませんが、出ているものであれば、参議院は全部わかつておる、それを見た上で本日中に上ると決定しておる。従つてあなたのほうの五日間の会期延長になりました根拠は今言つた四つの法案しかないわけです。それ以外のものは、これから出るものがあれば別ですが、衆議院のほうは知りませんが、参議院のほうは全部完了しますということを議長から御報告申上げてあるのです。従つて絞れば今言つた四つの法案だけじやないか。そのうちの二つの法案は、あなたのほうの議決になつた警察法と商法改正は今日中に上るから、会期延長の材料にはならない。会期延長の問題は、いつ出るかわからない地域給の問題、北海道開発の問題だけだ。これは衆議院の関係でなく、参議院関係、北海道開発法は参議院関係を顧慮して五日を考え、もう一つは、いつ出るかわからん、政府が出すであろうということを予想して五日目の延長ということを御決定になつたと了承していいということと僕は同じことだと思う。

小澤佐重喜自由党

○衆議院議員(小澤佐重喜君) 大体二つだけだという、こういう意味ですが、それは大体目立つて論議されたのはこれだけです。

佐々木良作第一クラブ

○佐々木良作君 同じことですが、念のためにはつきりお答え願つて置きたいと思いますが、そうすると大体今のところ、地域給以外は参議院の審議事情から考えられて五日間を延長したほうが妥当だと、こういうことですか。

小澤佐重喜自由党

○衆議院議員(小澤佐重喜君) まあそう判断するほうが適切だと思います。

佐々木良作第一クラブ

○佐々木良作君 そういたしますと、先ほどから論議になつておりますように、参議院の審議事情から、どこから考えられたかわかりませんが、参議院の審議事情については議長から正式なお話があつたのですが、その議長の正式のお話ではなくして、何から今参議院の審議事情は五日間を必要とすると決定せられましたか。参議院の審議事情を議長からの話以外にどこから聞かれたか。

小澤佐重喜自由党

○衆議院議員(小澤佐重喜君) いやどこからも聞きません。

佐々木良作第一クラブ

○佐々木良作君 そんなことはないと思うのです。

小澤佐重喜自由党

○衆議院議員(小澤佐重喜君) 佐々木君にお答え申上げました通りに、参議院の審議状況といつても、衆議院の審議の状況から法案の審議をするにはそう格段の相違はないと思う。従つて衆議院の常識でこの程度の法案ならば五日間ぐらいでいいじやないかという常識で結論になつたのです。

佐々木良作第一クラブ

○佐々木良作君 そうすると参議院の審議事情を見て決定するのに、参議院の議長からの話ではなくて、或いはその他の事情或いは衆議院独自の見解で以て決定された、要するに認定されたと、こういうわけですか。

小澤佐重喜自由党

○衆議院議員(小澤佐重喜君) 会期を決定するについては、一院で決定したものを二院に相談するのでありますから、衆議院としては一応衆議院の独自な立場において参議院の審議事情を一応五日ときめるのは自由だと思う。但しその場合に衆議院からこちらに来光場合には、衆議院において五日ときめるのは正当である、三日が正当であるか、一週間が正当であるかということは、それは改めてあなたがたがそこできめるべき問題であつて、私の考えに拘束される必要はないと思います。

佐々木良作第一クラブ

○佐々木良作君 それは堪能なる運営委員長ともあろうかたの発言ではないと思う。決定して送り込まれる。或いは両院が協議して会期をきめる。従つて協議は実質的に行われなければならん。実質的な協議が行われるとすれば、実質的な協議の内容は、参議院の審議事情はこう、衆議院の審議事情はこうだと、そうして衆議院の審議事情からすれば今日はこれでいいとか、或いは五日間は必要だ、参議院の事情のほうは衆議院議長がよく知つておるから、そこから話が出て、おれのほうは三日、或いは五日要ると、話の状況でそれが今日調わないかどうか、今日調えば両院協議して議決を行なつて合体してやつて、そうしてその場合に衆議院が優先すると思うのです。

小澤佐重喜自由党

○衆議院議員(小澤佐重喜君) 私もそう考えます。ただあなたの言うのは、正式に決定をする前に打合せをしたらいいじやないかという点が私の考えと違うのです。これは法律の場合でもお互いの場合でもそうあつたほうがよろしいと思いますが、あの法律の建前は、やはり院議というものを一応決定しなければ大体衆議院の意見がどんなものだかわからん。衆議院の意見がきまつて、初めて参議院がこれに批判を下すことができるのであるから、この法律解釈はあなたと違つております。

佐々木良作第一クラブ

○佐々木良作君 これは異なことを承わりましたが、衆議院議長が協議してきめるということは、各院がまちまちに院議を決定して、合うか合わんかぽつと合して見てみるということですか。両院議長がこれを協議してきめると書いてありますが。

小澤佐重喜自由党

○衆議院議員(小澤佐重喜君) そうです。

佐々木良作第一クラブ

○佐々木良作君 それは協議でしよう。協議の前に院の意思を決定して、両方でぶつつけ合うということが協議ですか。

小澤佐重喜自由党

○衆議院議員(小澤佐重喜君) 法律の解釈ですから、僕の解釈が正当かあなたの解釈が正当かわからんが、私の法律の解釈は少くとも独立した院がお互いに協議するについては、一応衆議院なら衆議院の意思を決定してでないとこのことは協議にならん。従つてその決定したことを参議院がいかんと言う場合には、それはだんだん変つて来ることもあり得ると思いますが、法律の問題からいえば、衆議院が優先するということはそれはこれからあとに起る問題であつて、従つてこのことは私の法律の解釈には入つていない。

佐々木良作第一クラブ

○佐々木良作君 これは法律問題になるから私ははつきりしなければならんと思うが、院の意思を決定するという方法は院議以外にありますか、これは質問させてもらいたい、法律の解釈問題で、国会法の解釈が参議院と衆議院と全然違つておつたら話が違うと思う。従つて今小澤運営委員長は衆議院の院議を決定してそうして話をされたということですが、院の意思の決定をするのに本会議以外にありますか。

小澤佐重喜自由党

○衆議院議員(小澤佐重喜君) それは勿論院議というのは本会議の決定がなければ院議ではございません。併しながら一応……参議院でもそうであろうと思いますが、議長が会期を延長する場合に、少くとも院内の大勢というものを見極めずに、徒らに自分の一人合点でお隣りの院に相談をするというようなことはないと思います。常に各党の考え方というものを一応見て、そうして大体この衆議院の院議はこうなるであろうという見通しを持つのでなければ、会期を延長するかしないかという相談には乗れない。そういう意味におきまして正式ないわゆる院議というものは本会議の議決があつてからでありまして、従つて衆議院はまだ五日間会期延長については院議が決定していない。佐々木君の言われる院議です。併しながら運営委員会では決定いたしておりますから、ここで正確な院議ではないけれども、大体院議になる方向というものを議長が見極めてここに協議しておるので、私が院議と先ほど言つておる趣旨はその意味でありますから、あなたの言う、いわゆる本会議の議決のあつた院議でないことを御了承願います。

佐々木良作第一クラブ

○佐々木良作君 法律解釈が問題になつた場合に、院議に二色も、三色もあるはずがない。法律解釈が問題になつた場合には、運営委員長として考えられるのは当然に院議を持つ議決だけが院の意思なんですから、今そういうふうな意味であるということであるならば、私はこれは言葉を間違われたという意味に解釈して、それは結構だと思います。併しその場合におきましても、先ほど小澤さんが言われたように、参議院の審議の事情が今度会期を延ばす原因になつておるということですね。地域給以外は主として参議院の審議の事情から五日間は延長しなければならないというように考えた。こういうお話です。そこで参議院の審議の事情をキャッチされるのに参議院を代表して議長が言われる以外にどのルートからキャッチされて、参議院議長の言われるよりも、何を根拠にしてそれを考えられたか。参議院の議長が言われたことを信用なさらなかつたのか。何を信用されたかということをちよつとお聞かせ願つて置きたいと思います。

小澤佐重喜自由党

○衆議院議員(小澤佐重喜君) この問題は先ほど小川君や中村君の質問に答えておる通りでありますが、つまり参議院の議長からお話になつた問題は一応その通りでありますが、それ以外のものが今具体的な問題としては二つあります。そういう二つの問題を大体ここでは話さないけれども、多少意向も聞いております。併し運営委員長としてそういうことを話してもしようがないから、ただ衆議院の單独の常識だけでやつたと言いましたけれども、実際上はそつちの会派の模様等を聞きまして、そういう常識が生まれたのです。常識の生まれた基を話す必要がないから話さなかつたのであります。そういう趣旨で、要するに五日間の延長しなくてもこういう法案ができるというならば、これから参議院のいわゆる完全な御意思ができればそれでよいのじやないかというふうに考えております。議論をするわけじやありませんけれども、今私のほうでは参議院の議院運営委員会がきまるまで、本会議に上程するのを避けておりますことも、恐らくこちらでも御承知だろうと思います。とにかく院議ということは、運営委員会の決定ならば一応それは各派の意思という意味で申上げたので、その点を御了承願います。

佐々木良作第一クラブ

○佐々木良作君 この参議院議長から連絡して申上げたことは一つや二つの法案だけのことじやないと思います。その前にここで委員長と議運のメンバーと懇談会をやつて、各委員長から手持ちの法案の審議状況を全部報告して、そうしてその観点に立つて大体これは必要なかろうという意味のことが連絡になつたはずですから、従つて今申上げました、今出ていない法案は別ですけれども、提出されておる法案の全部を含めた観点からの話が僕はされておると思うのです。そうでしよう。そうすればなお更私は話がおかしくなる。

小澤佐重喜自由党

○衆議院議員(小澤佐重喜君) 恐らく私のほうで考慮するというのは、それは少し違うと思います。これは新らしい問題になつて来たのですが、参議院の議長から衆議院の議長に伝えた意味は、少くともこの衆議院で回付した案ですね、予備審査でなく回付した案について見通しを僕はお話になつたと思いますが、そうでなく予備審査の案も全部上げるという意味ですか。予備審査の分も……。

佐々木良作第一クラブ

○佐々木良作君 それは議長或いは運営委員長からお答え願えればいいと思いますが、上げる上げんという問題ではなくして、大体何日ぐらいあれば十分な審議ができるかということで、現在かかつておる法案全部について話合いをした結果、これはもうすぐ上げるというのもあるし、或いは又二日というのもありますし、二日でも一日でも同じことだという話があつて、その話が全部総合されて、大体において延長の必要がなかろうという話で、それを事前に、衆議院が決定される前に、事前に参議院の審議事情をよく説明して置いたほうがいいからというので、その意味で話されておるはずです。

小澤佐重喜自由党

○衆議院議員(小澤佐重喜君) その法案というのは衆議院が先議で参議院の予備審査の部分で衆議院から回付しない案は含まないのですか、含んでおるのですか。

佐々木良作第一クラブ

○佐々木良作君 それは今手持の法案全部、会期の決定をされる場合には、おのおのの委員長の立法計画を聞かなければならないという法規がありますから、それに基いて行われた懇談会だと了承するわけです。従来から言いまして……。従いましてそれは立法計画という意味は、広い意味ではまだ出ていなくても、或いは出る可能性のある法案を含めての私は報告が各委員長からされたし、従つて議長もそういうふうに了解されて、その意味のことを衆議院議長にお話になつておると私は考えておるわけです。

小澤佐重喜自由党

○衆議院議員(小澤佐重喜君) 私は大体この予備審査のは勿論当然議決と同時にこちらに来ますけれども、議長さんのお話は、衆議院先議で衆議院がすでに議決をしてすでに参議院に回付されたものだけについては、今日中に見通しがつくという意味であつて、今日なら今日残つた法案も仕上げるという意味じやないのだ、こういうふうに一応考えておりましたが、併し、議長さんがそうではないのだ。これから衆議院から幾つ来るか、それも今日中に上げるというように午前中にお話があつたということであればこれは私の誤解でありますから改めて又……。

佐々木良作第一クラブ

○佐々木良作君 今の小澤さんの最後の話は、少し飛躍されておると思います。併しながら議長から話をされた内容についてですね、成る程度の考え違いがあつたらしいということが前提になつております。従いまして今の参議院の事情が明らかになつたならば、先1に形式的云々という話かありましたが、衆議院では五日間延ばさなければならないという内々の院議を変更される可能性なり、お考えがおありになりますか。

小澤佐重喜自由党

○衆議院議員(小澤佐重喜君) それは私一人ではどうも決定できません。私が一旦あなたがたの意見を承わつて、委員会にかけてその結果でお答えしなければ、私一人で委員長としては答えられない。

佐々木良作第一クラブ

○佐々木良作君 そうするとそういう衆議院の議運で相談された相談の材料が違つておつたのであるから、改めてその材料がこちらからはつきりと話が出ればそれを元にして議運を開いてもう一遍この問題を審議される、論議されるというふうに了解してよろしいわけですね。

小澤佐重喜自由党

○衆議院議員(小澤佐重喜君) とにかく佐々木君の言う通り協議ということになつておりますから、協議というものは一方的にきめるのじやないというふうに思うのです。平つたく言えば……。従つて一旦議院運営委員会を開いて、いわゆる佐々木君の言う本当の院議じやない院議、それをこちらで出したのですから、これに基いて今度はこちらの本当じやない院議が来ると思うのです。その院議が来ますれば、改めて運営委員会を開く用意はいたしております。従つて本会議は只今進行中でありまするが、この問題が来ますると、暫時休憩いたしまして運営委員会を再開することになつております。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 先ほどから各党の論議の中ではつきりしたことは、いろいろ衆議院側における経緯があつたりしましても、これは野党として言うのは変ですけれども、問題の焦点は午前中における我が参議院の議運での結論めいたものは、内閣委員会の議案を除いては本日中でなんとか恰好をつける、終りたいということにしたことに対して、五日延長というものを申入れて来ておるということは、内閣委員会において北海道開発法案をなんとか成立させて欲しいという率直なる気持がこの中にもう入つておる。問題の焦点はそれであり、又所要の手続を済ませない地域給の問題もこの会期延長の間に出るような見通しもあつてこれも成立させたい、こういうのが主眼であるという、そういうようなことがはつきりして、衆議院は衆議院自体の態度をきめたということですから、これ以上議運の委員長に質問してもあれですから、その都度々々進行して行きたいとこう思うのです

大野幸一日本社会党

○大野幸一君 ちよつと私から小澤委員長に聞きますが、やつぱり今までのことを聞いておりますと、参議院の審議状況を斟酌されて衆議院では議決されるべきものであつて、こういうときには、やつぱり参議院の決議のほうを先に重んじてもらいたい。それに先だつてあなたのほうで早く決定したというところにこういうことが起きたろうと思う。それはすなおじやないと思う。将来ですけれども御参考にあなたはどうお考えになるか。

小澤佐重喜自由党

○衆議院議員(小澤佐重喜君) それは先ほどこの議論は何回もしたのですが、少くとも法規では議長がやればいいことになつておりますが、議長が各派の模様も何もわからずに、議長個人の考えで一応参議院に交渉するということは恐らくできないと思います。そうすると運営委員会を開くということになります。運営委員会を開いて一応の意向をきめなければ、議長も今度こちらへ話するという材料がないのでありまするから、今までの協議というものは一応会期の延長をしたいと考えた院が、必ずしも衆議院でやるからどう、参議院で延長したいと思うからどうじやなく、参議院の院議というものはこうなるというような見通しで、もつと具体的に言うならば、運営委員会の各党の考えというものを、運営委員会の意見を総合した気持を議長さんがお持ちになつて衆議院に持つて来る。今度の問題は衆議院のほうから起きたのだから、衆議院で一応衆議院の考え方を持つて来ただけでありまして、又この後に、或いはこの前にも恐らくありたわけですが、参議院から会期の延長を必要な場合には、参議院の運営委員会で衆議院と、私どもがやつたと同じような形で来る場合もあると思う。何も先にやつたからどうこうというような問題では恐らくないと思うのであります。ただ先ほども言われた通り個人的に何も運営委員会を開かないうちに、議長が来てどうだろうというようなことを相談することも必ずしも害ではないと思いますが、併しそれではなかなかまとまつた話ができないのじやないか。そういう点から僕はやつたと思います。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 引続きですか。

大野幸一日本社会党

○大野幸一君 やはり会期が追つた頃に法案の状況は参議院があとになる場合が多いので、一番よく知つておる。こういうことで参議院でもこれからきめますけれども、参議院がきめたことに対しては、衆議院はこれを尊重するというだけの意向はあるでしようね。

小澤佐重喜自由党

○衆議院議員(小澤佐重喜君) それは私個人の考えじや……。

大野幸一日本社会党

○大野幸一君 個人じやない常識として……。

小澤佐重喜自由党

○衆議院議員(小澤佐重喜君) 私個人の考えで常識的に考えれば二院制度でありますから、他の一院は他の一院の考えを尊重ずるのは当然だと思います。併しこれは運営委員会を代表した言葉じやありません。

佐々木良作第一クラブ

○佐々木良作君 それだからあらかじめ今朝議運を開き、委員長懇談会を開いて、そうして参議院の意思は大体この辺だということをお話したわけです。そいつを尊重されなかつたということなのですね。

小澤佐重喜自由党

○衆議院議員(小澤佐重喜君) この問題は何遍もここで議論した問題であつて、衆議院が五日の会期を延長した理由の中には、参議院の議長から注意になつた事項が入つておりますが、これが全部ではないというのです。

佐々木良作第一クラブ

○佐々木良作君 それは土曜日の話はどうか知りませんが、土曜日じやなくて今期そういうふうに話をして、その内容を持つて行つた。それを尊重するといつて尊重されていないのじやないかということなのですよ。それはどうなのですか。運営委員会には報告されたのですか。こちらからのお話は……。

小澤佐重喜自由党

○衆議院議員(小澤佐重喜君) 私は覚えておりませんが、されたと思つております。私に話があつたのではなくて事務的に話があつたのですから、私営身は速記録を見なければわかりませんが、されたと思つております。だから私は報告されたことを前提にして議論をしておるのですね。何も知らんといつておるのではないのです。

中村正雄日本社会党

○中村正雄君 大体参議院側の意向もわかつたと思うのですが、ただ小澤運営委員長に私は要望して置きたいのは、最初参議院の本付託になつておるものばかりが中心になつて、予備審査のものは全然参議院としては考慮していないものだと思つていた。それも考慮されておるのであれば、これは又別に考えなくちやいかん、こういう御発言があつたわけですが、それはいわゆる予備審査、本審査別にしまして、各常任委員会で、仮に運営委員会であれば衆議院の運営委員会にそれぞれ連絡をとつてやつておるわけですから、従つてこれは継続審査にすべきもの、これは上げるべきもの、これは流すべきものとそれぞれの委員会で相互連絡をやつておるわけですから、従つて衆議院がいつ上げるということを全部見通しをつけた上で本日中には上げられますということを常任委員長が報告しておるわけです。これから衆議院がお送りになつて来るものも当然本日中に上げられるのだという予想の下に、委員長は報告になつておるわけでありますから、その点は誤解のないように願います。それからもう一つ衆議院の五日延長にしました根拠につきましては、相当参議院側の意向、特に先に絞つて申上げますれば、衆議院の意向ではない、内閣と参議院側の事情によつて五日間延長したのだというこういう結論になつておるわけですが、従つて五日間を決定しました根拠に相当齟齬かあるということは恐らくお認めになつておることと思う。従つて委員長はお帰りになつて、参議院としては会期の延長かどうかを報告しておるわけですが、若し参議院のほうで会期の延長を必要ない、本会議じやなくて運営委員会として内意できまつた場合に、参議院のほうで申入れをしたら、もう一皮運営委員会をお開きになつて、参議院側の事情を中心にして、五日の延長をしたけれども、参議院は必要でないというのだからどうするかということで、未だ正式に院議になつておらないわけでありますから、衆議院のほうも、運営委員会をお開きになつて、五日の延長を取消すということで、本日甲で会期を終りたいというふうにお取町らい願いたいということを要望して直さます。

小澤佐重喜自由党

○衆議院議員(小澤佐重喜君) 要望ですから回答をする必要はありませんけれども、とにかく運営委員会は休憩にしてありますから……。ですからあなたの今の一番末端の取消しとか何とかいうことについては別問題でありますが、愼重に審議をいたすということ……。

中村正雄日本社会党

○中村正雄君 ただ結論として、参議院の議運の結論が出るまで院議にかけるということはやめてもらいたいということで……。

小澤佐重喜自由党

○衆議院議員(小澤佐重喜君) そのつもりで休憩をする予定になつております。

愛知揆一自由党

○愛知揆一君 中村君の発言に関連してちよつと念のために発言します。今の中村君の説明の中に予備審査も全部含めてという話があつたが、その点にあとに誤解を残すといけないと思うので、ちよつと私から補足して説明申上げたいと思いますが、今の中村君の説明にもありましたように、中には延ばすものもあり、継続審査を希望するものもあり、併し全体として衆議院と各常任委員会が連絡をとりつつ今日結末がつけ得るという、こういう趣旨であつたということを念のために申上げて置きます。内閣委員会以外のものはそういう趣旨であつたということを念のために申上げて置きます。

中川幸平自由党

○中川幸平君 会期延長の問題について衆議院の小澤議院運営委員長からありのままのお話をしてもらつてよくわかりました。この程度で帰つて頂きます。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) ではこの程度で衆議院の委員長はお帰り願つてよろしうございますか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 有難うございました。引続きどうぞ御協議をお願いいたします。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 先ほどから段々の御説明で或る程度の事情はわかりましたが、やはり我々から観測しますというと、北海道開発法案というものを成立せしめたい。これは政府与党の声のみではなくて、内閣自体の声でもあろうかと思いますし、その関係に立つて一昨日予備審査にはなつても本日漸く説明を、提案理由の説明を聞く程度の、この法案の提出を内閣がなされたということについて、官房長官に対して前からの申合せ、申入れもあるのでお聞きしたいことがありますから、官房長官の出席を願うように動議を提出いたします。若しも時間がかかるならその間休憩願います。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

中川幸平自由党

○中川幸平君 官房長官の出席を求めるとしても、先ほど内閣の申入れでなければ、衆議院の議院運営委員長に来てもらつてという話で、今来てもらつたわけですが、まあそういちいちなにしないで、この問題に一つ取組んでもらいたい、こう思うのです。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 先ほどの中村君のそれは、この会期延長の申入れ云々の問題なのであつて、私の今申上げておるのとは全然問題が別で、会期延長の論議の参考に資するということは、参考に資するわけですが、法案提出の出し方について、或いはこれの成立についてどういうふうに内閣は考えておるかということは、この会期切れの今日において、聞く必要があるかと思うのです問題は別ですから官房長官の出席を求めます。

中川幸平自由党

○中川幸平君 今提案してある議案について内閣がどう思つておるかということは、そんなことは聞くまでもない。不成立を希望するようなことは決して毛頭ないことですから、この切迫したときにそんなことを聞く必要はないと思います。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 まあ中川さんの主張というものもよくわかるのですが、併し成立を望むほど重要法案であるということであれば我々としても質したい点があるので、質したい点があるからということで、これは賛成者もあるならば中川さん先ず……。

愛知揆一自由党

○愛知揆一君 今小笠原君の言われるのは、法案の取扱いとか、その内容というようなことがちよつとあつたから、それで中川君からそれはおかしいということがあつたので、やはりここで官房長官を呼ぶならば、飽くまでも会期の延長問題との関連において、それを取扱うということなら、私は異議ありません。それ以外の問題についてならば、これは別の内閣委員会なり、何なりで当然呼ぶわけでしよう。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 いや、内容に立ち至つた問題じやない。

愛知揆一自由党

○愛知揆一君 それは飽くまでも会期延長の問題と関連して……。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 その審査の資料に資するために……。

中村正雄日本社会党

○中村正雄君 今小笠原君が官房長官に来てもらいたいというのは、北海道開発法案が政府提出なんです。従つて出た以上は通すか通さんかは、国会の自由であるが、一応衆議院のほうでこれを通したいと言つて来ているのですから……会期末に出して来ているので、内閣ではとてもこの国会は通らなくても継続審査にしようと思つて出して来ており、従つて内閣が皆もその肚であるならば、会期延長をする必要がない、この関係を聞きたいから来てもらいたいというのです。

愛知揆一自由党

○愛知揆一君 会期問題との関連において来てもらうということなら異議ないのです。

中川幸平自由党

○中川幸平君 継続審査として、そんな肚で出している法案は一つもない。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 自由党さんのほうでもそういう意味なら賛成だというかたもあれば、まあその必要がないじやないかというかたもあるのだが、一つ希望しているのですから、論議を避けて早く出席するように……。

中川幸平自由党

○中川幸平君 このままで来るまで休憩すると言われるから私は反対したのです。早速来られれば来て説明して下さるということならば……。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 きめて下さい。官房長官の出席を……。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 要求しております。

木村守江自由党

○木村守江君 会期延長の問題ですか、先ほど来論ぜられているように、参議院としては大体の方針として、今日で終ろうというような方針で進んでおつたことは事実であります。併し今朝各委員長に集つてもらつていろいろな話を聞きました。その結果によりますと、私は議会運営というものは、非常におかしな点があるのじやないかと思います。それが各委員会、殊に普通の会期の迫らないところの委員会というのは、非常に常に出席が惡かつたり、或いは時間を励行しなかつたり、励行したりするような、非常に世間から見ても恥かしい問題が相当多いと思うのであります。併し最後の場面になりますと、これは本当に賛成か反対かわからないままにやつて来たというような傾向が多いのじやないかと思います。特に今日の話の法務委員会の委員長が、この四つの法案を上げるには、なお二日間くらいやつたならば愼重に審議ができるというようなことを言つておりますが、併し今日一日で上げれば上げられるのだというところに私は非常な矛盾があるのだということを考えるのであります。それから厚生委員会の問題につきましても、非常に重要な兒童福祉法案とか、(「議事進行」と呼ぶ者あり、その他発言する者多し)

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 発言中ですから……。

木村守江自由党

○木村守江君 大体これもやはり二日間くらい委員会をほしいということを言つております。そういう点からいいまして、私は今殊に北海道開発法案が出ています。これが政府提案として恐らくやはり衆議院で通した以上は、参議院も通してもらいたいということが本当の肚であると思います。法務委員会の委員長の報告、厚生委員長の報告したような、これは愼重審議すれば二日かかると言つておりますから、私はやはり五日間で……。内閣委員長は数日と申しておりますが、ただ数日は、常識的に、而も議会に慣れておる人たちの衆議院の議会の運営のかたがたが数日というのが五日くらいでいいだろう、五日は決して決定ではない、五日であつても、その次に二日延びることもあると思います。そういうことはあり得ないことじやない問題でありまして、そういう問題は私は大きく取上げて騒ぐ必要がない問題じやないかと思います。だから五日間延長するということであつたならば、そういうことも、北海道開発法案が三日で上るという見通しかあつたら、三日という日を区切つて法務委員長なり厚生委員長の報告したような、こつちの法案を愼重審議して、そうして落度のないような結論に達するということが、我々のとるべき態度じやないかと思います。私はさような観点から会期延長に賛成いたします。

佐々木良作第一クラブ

○佐々木良作君 議事進行。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 官房長官が見えましたから、長官に先にお聞きになるように。

佐々木良作第一クラブ

○佐々木良作君 議事進行について……。今の木村委員のお話は、議題に取上げられてやられたのですか。先ほどの提案は、官房長官を呼んで来て話を聞こう。それまで休憩しようじやないかという話があつてその休憩をきめる議論の前に賛成だ反対だという議論があつて、議題に取上げられていないうちになされておるものだと了解しております。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 発言は自由でありまするから、発言は自由に尊重いたしまして、直ちにこれを以て決議するとかどうとかいう問題ではないのですから、謹聽していて頂きたいと思います。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 先ほど衆議院の小澤さんのほうから、会期を五日間延長したいということのいろいろな説明があつたのでありますが、この説明の内容というのは、主として参議院側の法案成立の問題を勘案して、そうして五日程度の会期延長ということを決定せられたようでありまするが、特にその中で、北海道開発法案について、これが成立を期待する意味合が非常に強いように聞いたわけでありまして、我々参議院側の議論といたしましては、午前中の決定として、内閣委員会がこれが審査に当つて、いろいろな連合審査なり、委員外発言等もあつて、又数日、数日というのはエツクスだと存じますが、必要であるというようなことで、こういうふうなことであれば、それは継続審査その他も考える途もあるとして、その他の法案については、一応結末をつけるという意味で、会期延長はしないというような態度を申合せておるのですが、これは内閣提出の法案なんですが、内閣側としては、この法案に対してどういうふうにお考えになつておられるか、お伺いしたいというのが第一点であります。  第二点といたしましては、若しも成立を希望するというようなことであり、重要法案であるということならば、なぜこの会期末に遅蒔きながら出して来て、この法案のために会期延長までしてじり押しをしなくちやならんのか、その理由について率直にお伺いしたいと思うのであります。

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○政府委員(岡崎勝男君) 只今の御質問は北海道開発法案だけですか。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 だけで質問していますから……。

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○政府委員(岡崎勝男君) 北海道開発に関する法案につきましては、従来ずつと政府としては研究中でありまして、たまたま選挙のあとで出しましたので、いろいろ疑いの眼を以て見られてはおりまするけれども、実際は前から考えていた法案であります。それが会期の終り頃に出しましたことについては、政府としても甚だ残念に思つております。いろいろ考慮も実はいたしたのであります。つまり当然出すべき法案であるが、北海道の知事選挙の結果等にも鑑みまして、今頃出してあらぬ疑惑を呼ぶようなことはないかというようなことで躊躇もいたしました。又そのために司令部に連絡することも遅れておりましたが、結局これは提出すべき法案であるということになりまして、司令部に出して、そのOKを待つて提案したのでありまするから、甚だ時期が遅れてしまつたのであります。併しながら法案を見れば、おわかりになると思いますが、決して選挙に負けた腹癒せというような意味の法案でないことはいうまでもありません。そこでこの法案はそういう意味で政府は提出した以上は、成るべく通過させたいということを考えるのはこれ又当然でありまして大いに努力しているのであります。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 それでは技術的な問題をお伺いしますが、どうしても今会期で成立をさせなくちやならぬという理由はどこにあるのですか。

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○政府委員(岡崎勝男君) これは前から今申上げたように考えておりまして、早ければ早いほどいいのでありますから、それででき得るならば今会期に成立させたいという希望を持つておる次第であります。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 早ければ早いほどいいということは、常識としてこれはどの法案でもそうでしようが、併し今北海道開発庁があつて、それぞれの運営をやつておる。それを停止しておるわけではないので、国会の都合によつては、次の臨時国会においてこういうものが成立しましても、事業そのものには何ら経過的に支障はないと考えるのですが、どうしてもこれを出したいという理由はなんですか。

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○政府委員(岡崎勝男君) これは法案自体の問題になりまして、詳しいことは、無論担当大臣から関係の委員会で申上げることになると思いますが、要するに国家の仕事を国家で責任を以てやるということにつきましては、早く実現できれば早いほどよろしい、こういう単純な考え方であります。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 まあ官房長官とは余り論議したくないのですが、第七国会における内閣委員会の論議の過程から見ましても、あの当時もやはり自由党内閣で、増田国務大臣が提案理由の説明に当つて、これが通過に努力せられたい、こういうことになつておるわけですが、同じ自由党内閣が欠陷をお認めになつてこの修正法案を出す、而もそれが緊急の問題であるというのならば、私は今会期の場合非常に意見がましいのですが軽率ではないかと思うわけです。  最後にもう一つお伺いすることは、この通常国会の自然体会になる前に、法案は二月一ぱいに御提出になつたものについては、三月一ぱいにこれを仕上げるということについては、参議院も責任を持とう、併し三月を越して提出された法案については、三月中に審議を終るということについては責任は持てない。従つて法案の提出は成るべく早くやつて欲しいということを、あなたがここに御出席になつておつた場合に申入れをし、あなたもこれを了承しておられる。今までは自然休会になる前であるから特に例外的にああいうことをしたというのではなくて、国会自体の建前からいえば、そういうふうに審査の期間が十分にあるということこそが望ましいのじやないか。而も国会の期日を二十日延長して二十八日まで、こういうようなことについても政府或いは政府与党が中心になつておきめになつたものを、我々了解しまして決定したという経過になつておるのですが、十分わかりつつも、会期末にこの法案を出して、而も成立させて欲しいということは私はどうもわからぬし、虫がよすぎるのではないか。而もこの法案だけの問題で我々参議院としても警察法その他重要法案さえも努力して、会期中に仕上げるということについても止むを得ないと考えておるのに、こういうやり方をするということは非常に遺憾であると思うのですが、各種の事情があつたということは内閣側の事情なので、国会の知つたことじやない。従つてこの点において、私は官房長官としましてこの法案についてなぜこの会期末に出し、而もそれが成立を希望するということを、今までの経過から考えて見て主張せられるのが腑に落ちない。もう少し説明を願いたい。

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○政府委員(岡崎勝男君) これは無論原則的には一定の期日を限つて、そのほかには法案は出さないようにするということにして我々も努力しておつたのであります。併しながら特に緊急の法案であるとか、或いは司令部と話中のためにOKが遅れて、従つて提出の期日が遅れたが、重要法案であるというようなものについては、やはり政府としてはOKが来た以上は、提出すべきものと考えております。そこで提出したのでありまして、提出した以上は、或立させたいという希望を持つのは当然のことであります。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 それならば成立させたいということは、どの法案だつて内閣の出した法案については一般的に言えることだと思う。程度の差があると思う。是非今回成立させたいということであるならば、民主党の発議による会期延長に対して、政府与党自由党が賛成した形で、衆議院側が一応議運において会期延長を決定しておるそうですが、そうでなくして内閣自体がそれぞれ成規に申入れて、会期延長をなぜ要請しないか。こういう点について疑問があるわけです。それで要請しないという点は、これは国会内の事情によつては内閣としては成立は希望するが、そう無理した希望ではない、会期延長を内閣が要請してまでも、この成立を考えているというほどの法案ではないというのでしようか。その点はつきりして頂きたい。

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○政府委員(岡崎勝男君) 会期延長が内閣として要請するかしないかということは、大体時間的な問題がありまして、そう考えている前に国会のほうで延長するときめてしまえば、延長の申請を国会側にする必要はなくなつてしまうのでありまして、昨日国会側でそういうような内決定をいたしましたので我々はそれに従つたわけであります。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 そうしますと、そういう決定がないままに本日を迎えました場合には、内閣側としては会期延長をしてでも成立を希望するというふうに成規の手続をおふみになる御用意がありますか。

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○政府委員(岡崎勝男君) 内閣側としては、衆議院におきましては与党と十分の連繋をとつておりますから、与党のほうの決定にいずれにしてもよるつもりでおります。

佐々木良作第一クラブ

○佐々木良作君 ちよつと聞いて置きたいのですが、噂されておるところの地域給に関する法律は出たか、出なかつたか。それが一つと、それから又出ないとすれば大体いつ頃の見込かということと、若し仮に数日間延長ということがあつた場合に、まだ政府として出される予定のものがあるかどうか、この三点。

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○政府委員(岡崎勝男君) 地域給に関する法律案はまだ提出しておりません。併しながらすでに両院とも人事院の勧告を基礎としていろいろ予備審査をしておられるようでありますから、若しできるならば、会期が延長されることでもあれば、今明日中にも、若し司令部のOKが来たならば、提出したいと考えております。  それからそのほかに、今ちよつとここに資料を持つておりませんから正確なことは言えませんが、その他に提出すべき法案はないのじやないかと思つております。これは少しあとで調べてお答えいたしたいと思います。

佐々木良作第一クラブ

○佐々木良作君 そうすると地域給関係のやつはまだOKが来ていないということですね。

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○政府委員(岡崎勝男君) そういうわけでございます。

吉田法晴日本社会党

○吉田法晴君 官房長官にお尋ねいたしますが、先ほどの御答弁の中に政治的に問題になつている選挙後の時期云云ということもあるので、余りに会期が追つて出すことについてはどうかという考慮をしたということでありますが、これはほかに十分の御説明がなければそういう疑いなり、或いはそれについての実質的な考慮も政府のほうにあるのじやないかと考えられるのでありますが、その点重ねて一つお尋ねしたい。それから今の御説明を伺いますと緊急性ということを官房長官みずから言われましたがその緊急性について北海道開発庁問題についての緊急性について御説明はなかつたのであります。その緊急性を具体的に御説明を頂きたいと思います。  それから第三点は、他の法案と比べてどうしてもこの国会に成立を図らなければならんというその説明もなかつたようでありますが、その法案自身の緊急性と、それから他の法案と比べてどうしてもこれを今国会において成立せしめなければならんという理由について一つ御説明を頂きたいと思います。

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○政府委員(岡崎勝男君) この先ほどの説明は、提出するまでにいろいろ研究したということであります。疑惑を持たれはせんかというので、いろいろ研究して、そのために多少提出が遅れるようになつたという説明をいたしたのであります。それから緊急性の問題につきましては、これは政府の提案であるから、いずれにしても成立を図りたいというのは当然であります。これは法案の内容にも入りますが、何よりも大きな金額を取扱う公共事業でありますので、重要性においては、相当これは重要であると考えておる次第であります。

吉田法晴日本社会党

○吉田法晴君 そうするとOKその他手続が遅れたから遅れたのだ、そのほかに理由はないと、こういうように聞くのでありますが、又金額その他についての重要性という問題もありますが、そういう重要性があるならば、或いは警察法その他の問題についても、これは全額に関係あるなしにかかわらず同等の重要性を持つておると思うのでありますが、北海道開発庁問題についての重要性は、ほかと比べてそれほど重要性があるという工合には私ども見えんのでありますが、それからもう一つ時期の問題についても、これは時期的には北海道の開発事業その他から考えまして緊急性も考えられないのでありますが、それらの点についてはつきりしなかつた点を一つお聞きしたい。

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○政府委員(岡崎勝男君) これは御意見の相違ということになるかも知れませんが、我々のほうでは、やはり緊急性あり、且つ重要であると考えておるのであります。

中村正雄日本社会党

○中村正雄君 大体官房長官に対する御質問、各位も終りだと思いますので、最後に私お話したいのですが、北海道開発法案の一体内容が政治的にどうのこうのということは、これは言うべき筋合じやないので、これは会期を延長するかどうかという点についてお尋ねし要望したいと思います。官房長官も、きのう今日官房長官になられたわけではないので、会期を再延長しまして、何日が会期の終りか。そうしてこの法案がどういう重要性があるかということは十分御承知だと思う。そうなれば会期末の一日か二日前に出してこれが通るか通らないか、或いは出した以上は、成立を望むのは当然でありますというような、一辺倒の挨拶で議運の諸君が了解するかしないか、この点は十分御了解だろうと思う。而も新聞の報道でありますけれども、継続審査も止むを得ないというふうに内閣は肚をきめておる。それについて自民連繋の関係があるから、これを押し切つちや困るというので、与党がこれに賛成して、延長にもつて来るということが全部の新聞には載つておつたわけです。従つてそういう状態の下において形式的にここで出しましたものが、これは通過を望むのは当然であります。緊急性があるからといつてみたつて、これは議運の諸君は了解しないだろうと思う。従つて本当にこれを初めから、今国会を通過さす熱意を以て出されたのであるならば、これを持出すと同時に、会期延長を申して来るのが当然だと思う。衆議院の審議状況と参議院の審査状況が違うということは、これは長い経験で官房長官十分御承知だと思う。従つて知り盡した官房長官がそういうことを言われるから、いろいろ議論が湧き起つて来る。従つて本当にどうしても出さなければいけないのであるならば、何とか会期延長を内閣のほうから要望するところだけれども、一応衆議院から来て一つよろしく頼むというのなら問題はないと僕は思う。はつきりとざつくばらんに頼まれたほうか話が早くつくと思う。

中川幸平自由党

○中川幸平君 その通り言うていらつしやるのですから……、その通り言うておるのだから……。

鈴木直人緑風会理事

○鈴木直人君 大体わかつたのですが、念のためにお聞きして置きたいのですが、地域給の問題が実は初めて出たのですけれども、これはOKが二、三日のうちに取れるような見通しで、そしてそれが出されるという見通しがはつきり言えるかどうか、それをお聞きして置きたい。

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○政府委員(岡崎勝男君) それは残念ながら只今のところは言えないのであります。但しよいは御承知かも知れませんが、政府の案を多少変えて今本日から又話をしておるわけであります。

吉田法晴日本社会党

○吉田法晴君 多少この内容に関連するかも知れませんが、緊急性について納得が行かぬのですが、北海道の工事については、四月から十月まで続いておる工事のやつを今ここで機構いじりをするということは、現地の工事にも関連して停滯させると思うのですが、それにかかわらずそれは急ぐという理由について明示をお願いしたい。

鈴木恭一自由党

○鈴木恭一君 今の御質問はですね、御質問としてはわかるのですけれども、今ここにこれは審議の対象にしては少し深入りし過ぎておるのであるから、それは委員会でおやりになることであつて、今は会期の問題でやつておるのですから別に御答弁の必要はないと思う。(笑声)

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 ちよつとお聞きしたいのですが、講和との関係があるのですか。(笑声)

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○政府委員(岡崎勝男君) そういう点は全然関係はございません。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) それでは官房長官に対しての御質問はこれでありませんか。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 ちよつと……、先ほど中村君も言うたのですが、言うてもなお官房長官にやにやしておるわけですが、それは従来法案を出して来た、と同程度のありきたりのことで是非成立を希望したいという程度のことであると了解してよろしいのですか。そうでないとすれば、発言して頂きたい。儀礼的な答弁でなければ……。

岡崎勝男自由党内閣官房長官

○政府委員(岡崎勝男君) 先ほどから通したいのだということは申上げてあります。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 通したいのだそうであります。(笑声)御承知願います。  それでは本論に入つて頂きます。質疑の点は済みましたようでありますから会期は延長いたしましようか。如何がでございましようか。

佐々木良作第一クラブ

○佐々木良作君 ちよつと……、今朝議運と委員長懇談会との席上におきましても話が出たことから、今までの事情と一つも変つていないと思う。そして衆議院のほうは参議院の審議事情がこうこうだから必要だということだそうであります。参議院では午前中にそういう意味の必要はない、大体ないという話だつたわけなんです。これ以上変更を認めないと思いますから、必要はないと思いますから、会期延長の必要は私はないと(「異議なし」と呼ぶ者あり)それで若しそれにもかかわらず会期延長の必要ありという主張をされるかたに対しましては、又私はそれに対しまして御質問申上げたいと思いますから……。

中川幸平自由党

○中川幸平君 先刻から聞きますると、今朝の委員長懇談会の席で内閣委員会以外は、会期延長の必要がないとよく言われまするけれども、それは非常に間違つておるように思うのだね。他の委員会の法務委員会とか或いはその他の委員会じや、やはり今日中に会期が済むならば或いは継続審議にしろ、或いは審議未了にしようという肚をきめているような委員会もあるのです。だからあながち内閣委員会だけが数日を要すると言つておるわけじやないのです。さような点から見て衆議院のほうでこちらのほうといろいろ連絡をとつた結果、五日間であるということに方針をきめたのだと私は思います。それは事実であると思います。その関係で会期は五日間は必要であると思います。

佐々木良作第一クラブ

○佐々木良作君 中川さんが御発言になりましたから御質問いたしますが、それはあれですか、今のお話は衆議院が参議院の意向を参酌して五日がよかろうときめたから五日がいいと、こういう御意見でございますか。

中川幸平自由党

○中川幸平君 先ほど小澤委員長の言われたことく、内閣委員会の、衆議院の或いは委員長でないかも知らんけれども、こちらの委員会と連繋をとつておる人たちからいろいろ意見を聞くと、或いは農林委員会なら農林委員会の当該委員といろいろ連繋をとつて、最後に成るほどこれは五日間を延長せんければ満足な通過はむずかしかろうというわけで、五日間という申入れをしたということを言われた。事実我々が常識で考えても、それを通す場合には五日間くらい要するものと私はそういうふうに思う。ところが野党の諸君は、審議の期間が少いと言つて怒ることがあるかも知らんけれども、会期の延長については怒ることはないものであると、私かように考えております。

佐々木良作第一クラブ

○佐々木良作君 私は特定の法案を通す必要から、通すほうがいいとか惡いとかということから、会期の問題の議論をしておるのではない、そうでなくて参議院の自主性から参議院で会期をきめる場合には、或いは委員長の立法計画を聞いてきめなければならんという話があつて、その話を聞いたところが必要がないという話だつた。そうしてその内容について議長から衆議院議長にお話があつたはずなんだが、その参議院を代表して行かれた御意見よりも、中川さん自身も、ほかの意見のほうを信じられるわけですか。

中川幸平自由党

○中川幸平君 今朝の議運の申合せは、正式の申入れはいたしておりません。ただ審議未了の件数がある場合ここらで打切つて交渉したらどうかと、それだけでただ議長を煩わしたわけで、緑風会も、我が党もおのおの会に帰つて諮らんければその決議はできないのであります。今朝はそういう決議はしておりません。

鈴木直人緑風会理事

○鈴木直人君 何故に会期延長を決定するようになつたかという衆議院の理由については、只今初めて聞いたわけです。ところが実は先ほど地方行政委員長、内閣委員長は我々の会派に属しておりますし、委員会の審議状況を見ますと、今朝からいろいろなもやもやのために、果して今朝ここで発言した通りに進行できるかどうかもわからんということをちよつと聞きました。そこで我々はこれに対する態度を決定するためには、そういう方面とも又意見も聞いて見なければなりませんから、暫く休憩の動議を提出いたします。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 休憩のことはそれはいいのですが、あなたは緑風会のほうの都合だけで休憩して欲しいということではちよつと困るのであつて、私たちも会派に帰つて相談するためにはもつと聞いてみる、或いは他の会派で御意見があるならばお聞きして置いて、そうして間違いなく会派に伝えたいと思う、ところが何にもまだ聞かん点があるのでちよつとお聞きしたいのですが、その自由党さんのほうでは、先ほど中川さんのお話ですと、政府与党なり、或いは内閣委員なりが先ほどあれだけのことを言つておる、或いは議運の委員長が言つておるというようなことで、客観的に人ごとのような話だけで、会期延長したらどうかということの話ですが、これは参議院自体の審査の都合上の会期延長なんですから、参議院における政府与党の皆さんがたが主体的にどうしてもその会期を延長して欲しいというなら、延長して欲しいということをそちらさんの話の中に私はどなたさんかはつきり正式に知らしてもらいたい。よそから持込んで来られたからそのことに賛成だなんというようなことではなくして、あなたたちが一つやつて頂きたい。参議院自由党の意思がどこにあるかということをはつきりここで話して頂きたい。

中川幸平自由党

○中川幸平君 今朝ほど緑風会のほうでは、会期を今日限りということをきめる場合には、党に帰つて相談しなければきめられんのです。けれども参議院のほうからこういう工合に申入れる場合に併し審議未了の分があろうということ、今日で打切つたらどうだということで、それでよかろうということで我々もそれに同調して一応私は……、けれども与党である衆議院の議員のほうでいろいろ検討した結果、五日延長したい。そうしてできるだけの成果を挙げたいとこういうことを言われておるのを聞きますると、我々のほうでも折角出したのだから、それを通してもらいたいということで、どうか五日間延長で御賛成願いたい、かように思つておるわけであります。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 それに関連しまして、そうしますと議運の委員長のおつしやることを了解せられて、それで自由党自体の立場から見て北海道開発法案の成立を見たい。そのことで会期を五日延長したいということだろうと聞いておつたが、先ほど中川さんの言うのにはその問題だけでなくて、法務なり、その他のほうでも二日間のそれがあるとなおいいという点かあるからというので、という意味の問題をからんでの御発言であつたので、私は奇異に感じたわけなんです。それでは北海道開発法の審査の都合上五日延ばすという結果になれば他のほうも都合がいいというだけの話なんであつて他の法案のそれについて重点があるのではなくて、飽くまでも北海道の開発法を成立させたい、こういうことだろうと思うのです。そこでもう一度お尋ねしたいことは、北海道開発法案は五日を以て衆議院が決定した通り五日というもので成立させるということで十分である、自由党のお考えも同じであるかどうかこれをお聞きして置きたい。

中川幸平自由党

○中川幸平君 北海道開発法の改正は五日間で十分であるとも私は考えませんけれども、そう常識的に考えて再延長というようなことをやたらに当該委員としてもはつきりできんから、五日延長すればそこで何らかの結論に達するだろう、その他の法案ということをいろいろ言いますけれども、今日でも向うから回付して来る案もあるでしようし、それが又同一の議決を得るまでには又両院の決議を経なければなりませんので、今日もそれが今朝の常任委員長のお話では多少なげやりの話をする委員長もあつた。そこで打切るなら或いはそれじやこれとこれとは見込がないから、あとは上げるというような話合いもあつたことは事案であります。内閣委員長だけでなかつたということを私は申して置きます。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 それからもう一つ参考までにお伺いしますが、そういう一経過については、自由党の皆さんがたは十分御承知なはずだつたのだが、衆議院が会期延長問題を而も民主党が発議したことに賛成した形できめられる前に、どうして皆さんがたのほうから会期延長の問題をこの議運のほうに持ち込まれなかつたのですか、この点参考までに伺いたいと思います。

中川幸平自由党

○中川幸平君 それは衆議院は我が党は絶対多数である、政府と緊密な連絡を取つておる。だから向うで又何か出て来るなら、こつちでは審議未了になることも止むを得ん、こういう考えは持つておつたのであります。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 審議未了になることも止むを得ないと考えておつたわけすでね。

中川幸平自由党

○中川幸平君 そうです。今日の会期延長の問題が出んければ、それも止むを得ないと思つておりました。

佐々木良作第一クラブ

○佐々木良作君 先ほど休憩の話が出ましたので、休憩したら、私のほうははつきりと報告せんならんので、はつきりと承わつて置きますが、そうすると、会期延長の問題は北海道開発法の審議を了したい、これが目的であるという意味ですか。(「その通り」と呼ぶ者あり)延長論者に伺いたい。

中川幸平自由党

○中川幸平君 北海道開発法の改正、これはもとより、そのほかにも相当何件もあるでしようからそれもまた……。

佐々木良作第一クラブ

○佐々木良作君 通常国会なら別ですけれども、臨時国会或いは会期の延長の場合には、立法計画を立ててから会期の日にちをきめるのが本当なんです。ですからこれははつきりしてきめてもらいたい。開発法のほかにあるとすれば、どれとどれですか。

中川幸平自由党

○中川幸平君 現在出ておる法案で今日でも回付して来るものがある。その他それを又審議して、そうしてものによつては両院協議会に持ち込まなければならん問題もあるかも知れないと思う。

佐々木良作第一クラブ

○佐々木良作君 そうすると、開発法だけでなくして今出ておる法案或いは今後出る法案を全部了するということが目的ですか。そこをはつきりお願いしたいのです。私のほうは、御承知のようなところですから、はつきりとこのためにこうするのだということをはつきりせんと困るのです。従いまして延期するなら、どの法案をやるためとか、或いは今あるやつを全部やるか、これをはつきりして置いてもらわんと困るのです。(「それは全部だよ」と呼ぶ者あり)そうすると全部議了するためですか。従つて全部……、一つでも残つたらもう一遍再々延長をやるということですか。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 五日延長の理由は、北海道開発法だけをやるということをはつきりして頂きたい。

鈴木恭一自由党

○鈴木恭一君 中川さんのお話で十分御了知だと思うが、まだ御了知にならないから御説明申上げますが、中川さんが申上げましたように、今朝法務委員会でも厚生委員会でも二日ぐらいの延長は欲しいとおつしやつておるのです。従つてその御希望があるとすれば、二日間です。ところが内閣委員長は数日欲しいと言つておられる。その数日というのが五日という形になつて現われております。従つて五日間延長の中には、勿論内閣委員長の発言が大きな原因をなしておるのでありまするけれども、法務委員会、厚生委員会、厚生委員会の二日も、会期延長の中には当然含めて我々は解釈しておる。さよう御了知願いたいと思います。

佐々木良作第一クラブ

○佐々木良作君 そうするとこういうことですか。法務委員会、厚生委員会にかかつておる法案を議了するためという意味ですか。

中川幸平自由党

○中川幸平君 その他もあるでしよう。

鈴木恭一自由党

○鈴木恭一君 大体今までの、今朝の委員長の報告によつて我々が了知いたしましたのは、厚生委員会と法務委員会と、内閣委員会であります。

佐々木良作第一クラブ

○佐々木良作君 ですからそうすると開発法とか、單独法の法案が問題でなくて、大体三つ四つにかかつている法案を全部議了するということが目的ですかというのです。従つて若し議了しなかつた場合には、又一遍でも、二遍でも延長しなくちやならんことになるのかということです。

鈴木恭一自由党

○鈴木恭一君 そういうことは考えておりません。

佐々木良作第一クラブ

○佐々木良作君 そうすると、そのときまで一つも上らなくてもいいということですか。

木村守江自由党

○木村守江君 最善を盡したら止むを得んでしよう。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 最善を盡せばいいということですか。

中川幸平自由党

○中川幸平君 佐々木君、そんな議論はせんことにしたら……。

佐々木良作第一クラブ

○佐々木良作君 そういう議論をせんことにしたらどうやということは、どうでもいいのですが、会期を延長するときは、本来これとこれとこれを審議するために何日ときめるのが立法計画なんです。そのために委員長の話を聞いて立法計画を建てることになつておる。だから我々は形式はどういう格好でもいいのです。私ははつきりと本当に聞きたい。どれとどれとをやるためにどうするのだということを、理由がはつきりしない。

鈴木恭一自由党

○鈴木恭一君 もうはつきりしていると思うのですが、五日ときめたのは、内閣委員長が数日を要すると言われましたのが、五日ときめたという理由でございます。

佐々木良作第一クラブ

○佐々木良作君 そうすると、内閣委員会にかかつている法案全部を議了するということですね。立法計画を立てるときには内閣委員長が言つている云云じやないのです。この法案とこの法案なり、この議題をやるためには何日かかるから、その参考意見が各委員長から出るのです。従つて本来は内閣委員会にかかつているとか、常任委員会にかかつているということじやないのです。それをはつきりして欲しい。

鈴木恭一自由党

○鈴木恭一君 今朝内閣委員長から報告されたのは、皆さんもお聞きになつておわかりになつておると思うのですが、あとの水産省設置法案とか、水産省設置法の施行に伴う関係法令の整理に関する法律案は、重要法案であることは認めます。併し未だ結論に達しておりません。併し今日中にでもやろうと思えばできないこともございませんが、多少可決には修正することも必要ではなかろうかということでありました。そこで北海道開発法については、内容よりも、政治的に面倒である。そこで数日を要すると認めますということを私どもは率直にそれを聞いております。従つて今北海道であるか、その他の法案であるかと言われても、それだけのものは材料になつておりますが、言えますのは、北海道開発法の一部を改正する法律案に対してそういう意見があつたことが基礎になつていると言つているのです。

佐々木良作第一クラブ

○佐々木良作君 内閣委員長がどうであろうと、要するにそうすると内閣委員会にかかつている北海道開発法の一部を改正する法律案を議了するのが数日間といつたのですけれども、五日間と了承して、従つて五日間延長をするというふうにしたのですか。

鈴木直人緑風会理事

○鈴木直人君 先ほど衆議院の議院運営委員長から聞きますと、どうも五日間延長するということになつた理由は、今鈴木恭一君が言つたのと違うようです。内閣委員長が今朝数日間を要すると言つたのが、衆議院で五日間を延長するということに決定した動機にはなつていない。

鈴木恭一自由党

○鈴木恭一君 衆議院のことを言つているのじやない。私のことを言つているのです。

鈴木直人緑風会理事

○鈴木直人君 あなたのやつて欲しいということを要求しているのですか。自由党は五日間要求するというのは、五日間要求した理由は、内閣委員長が今朝発言されたものを参考にしたということですが。

鈴木恭一自由党

○鈴木恭一君 大体そうですが、その中にはちよつと私申し落しましたが、これはまだ提案になつておりませんから私年上げなかつたのですが、私どもが五日間を考えている中には、是非地域給は何とかしたいという希望のあることだけは申し添えて置きます。

佐々木良作第一クラブ

○佐々木良作君 私の今言つているのは鈴木さんこういう意味ですから、間違わんようにお願いしたいと思います。何々法案を議了するために何日間と要求されたということは、それ以外の法案をその日にちの間に議してはならないということを簡単に言つているのじやない。そうではなくして何日延ばすというなら、何のために延ばすということをはつきりしてもらわんと困るという意味です。そういう意味で開発法を議了するということが目的で五日間ということですね、それまでに上げるものがあつたら上げればいいということでしよう。

愛知揆一自由党

○愛知揆一君 佐々木君に念のために伺いたいのですが、あなたの言われるのはこういうことですか。開発法なら開発法を審議するために五日間を延長するのが我々の意図である。こうあなたが考えられた場合に、五日会期を延長したその期間内において、他の法律案で現在かかつておるものなり、或いは今後司令部のOKが来てからかかるものなりの審議を否定する、こういう趣旨ではないのですね。あなたの質問の趣旨は……。それならば我々の態度は明瞭なので、主たる目的は慎重を期して頂きたいから五日会期の延長を申入れる、こういうことなんです。その結果が五日間会期が延長されて、その五日を如何ように使うかということは又別個の問題だ。主たるものは北海道開発法だ。

佐々木良作第一クラブ

○佐々木良作君 それで今のことははつきりいたしましたが、北海道開発法を完了するために、五日会期が必要だと思い、そのために五日会期を延長する。こういうことですね。

愛知揆一自由党

○愛知揆一君 そうです。くどいようですが、併しあなたの言うことは我々のわかつておることをくどく言うからこちらもくどく……。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) それでは暫く休憩いたします。    午後四時三十一分休憩    —————・—————    午後六時五十五分開会

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) それでは休憩前に引続きまして会議を開きます。先ず会期の問題について御協議申上げます。

鈴木恭一自由党

○鈴木恭一君 先ほど各会派に帰りましてこの態度を決定するということでございましたが、私ども自由党といたしましては、この前申しました理由によりまして五日間を延長することにお願いいたしたいと思います。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 休憩前のこの議運で関係者に聞いた点を各派に伝えいろいろ用談したわけでありますが、先ほどの官房長官も、質問もしないのに語るに落ちたような話で、北海道知事選挙のときにからんだ今回の法案提出というような、非常に政治的な含みのあるやの誤解も避けがたい点が多い。こういう点は第一不明朗であるということであります。又会期末に沸いて重要法案であるというふうな形でこの法案が出て来ているのでありますが、官房長官が過日の記者会談において、継続審査になるも止むを得ないという程度の重要法案であつたものが、今回遮二無二これを通さなくてはならんというようなことで、この法案に重点を置いた会期延長ということにつきましては、参議院のいわゆる国会の審議という立場からいつて惡例を残す。一々こういうものを取上げて、而も緊急性において、問題のあるようなものについて参議院が会期延長するということには同意しがたい。而も緊急性の問題でありますが、官房長官も記者会見で言われた程度のものであり、而も七月一日からこの官庁の切換になるというようなことの案でありますが、北海道は御承知のように冬期間が長くて、河川或いは道路港湾等の事業はほんの今から夏期に亘るだけの短時間においてなされることなので、次の臨時国会等でも愼重審議して、来年でも、例えばこういうことがあるというふうに決定になります場合でも、それは止むを得ないでしようけれども、今国会において是非これを成立させなければならんという理由はどこにもない。従つて我が社会党としては、会期延長に対しては全面的に反対しますし、而も政府与党に対して警察法案等重要法案であると言われているのについて、私ども非常に協力をして今国会中に上げるというようなことについても同意をしておつた現在において、この問題に限つて会期延長ということについては、絶対反対であるという意思表示をいたします。

鈴木直人緑風会理事

○鈴木直人君 (「簡單にやれ」と呼ぶ者あり)我々は本日を以て会期を終了するという方針の下にまじめに審議を進め、最後の審議に最善を盡して来たつもりであります。然るに今朝になつて突如として会期延長のことが問題になり、これがために最終日である本日の審議が澁滯を来たしたということは、緑風会としては誠に遺憾に思うものであります。(「その通り」と呼ぶ者あり)併し今となつては、(笑声)(「それからが余計だ」と呼ぶ者あり)予定の審議を終了することは困難のように思います。本日の澁滞した審議を取り返すためには、少くも更に一日間の延長は必要と思いますけれども、併しあえて一日間の延長ということを固執するものではありません。会期延長のことは終局において衆議院の決定の通りになるわけでありますから、この際は(「参議院の独自性」と呼ぶ者あり)何日延長されましても、衆議院の方針通りになることは止むを得ないと思います。(「自主性がない」と呼ぶ者あり)併し延長された期間内に懸案の審議が終了するかどうかということについては何とも申上げることができません。念のために附加えて置きます。(「どつちなんだ」「賛成か反対か」「一日やな」と呼ぶ者あり)

鈴木直人緑風会理事

○鈴木直人君 質問があつたら……。

小川久義国民民主党

○小川久義君 民主党は三日という結論でしたが、御承知の通り今緑風会から言われた通り、衆議院できまつた議決を両院の議決とみなすという現行法においては、同調したほうがいいのではないかと思います。

佐々木良作第一クラブ

○佐々木良作君 私のほうは、この委員会に出てよく人の話を聞いて一番いいようにきめて来いという話ですから……。

鈴木清一労働者農民党

○鈴木清一君 手を挙げましたと同時に私のほうは会期の延長は反対です。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 いろいろ説明聞きましたが、中に中がありそうなんだが、極く淡白に北海道開発、開拓を名目としているようだけれども、これは非常によからざる意図を蔵しておる法律で、こういうものはわざわざ延ばしてまでも通すことは適当でないと考えるので、延長に反対します。

中川幸平自由党

○中川幸平君 各党の会期延長に対する討論が大体済んだように思いますが、衆議院の申入れについての採決を一つ願いたいと思います。

佐々木良作第一クラブ

○佐々木良作君 私は今のは討論でなくて、各会派にもつて行つた報告を伺つたと了承いたします。従つて私はまだその返事をしてみればいいし、それから質問を各人に許されたい。報告に対する質問。

中川幸平自由党

○中川幸平君 質問を打切つて討論のために各党の態度をきめようということで休憩したと思うんです。

愛知揆一自由党

○愛知揆一君 只今の鈴木恭一君の動議のように、衆議院申入れの原案、即ち五日延長ということについて一つ採決をお願いいたします。(「賛成」と呼ぶ者あり)

鈴木清一労働者農民党

○鈴木清一君 今愛知さんの言われた衆議院の申入れ五日というようなことについての動議云々は、少なくとも今まで議運では五日という申入れというようなことについては議題に載つておりません。でありますので今愛知さんの言われたことについて反対です。

愛知揆一自由党

○愛知揆一君 それは言葉を簡単に申したからで、補足して申しますが、改めてそれならば五日間の会期延長ということで動議を出しましてその動議に対して採決をお願いいたしたい。

佐々木良作第一クラブ

○佐々木良作君 御承知のように、十三条でははつきり両院の議決によつて、若し議決後両院が一致しなかつた場合ということの問題が出ているのであつて、まだ両院が何らその点についての議決をしておるわけではありません。ですから向うの申入れに対しましても、運営委員会でこういうふうにきまつたからという程度の話合いでしかないはずでありまするから、それに対しましてのどうのこうのといつて、こちらから言うことはないと思います。

木村守江自由党

○木村守江君 只今の鈴木さんのお話ですが、議長さんから報告があつた通り、衆議院では本会議にかけてこれを決定すべく今参議院の態度の決定を待つておるのであります。そういう点からいつて、これは向うから申入れがなかつたというような解釈はできないと思うのですが、やはり我々は七時半までは待つておるというような先ほどの話でありまして、一刻も速やかにこちらの態度をきめて、そうして向うに返答すべきではないかと思うのです。そういう点から向うから申し入れられました五日間の延長ということについては、(「与党は言うな、默つておれ」と呼ぶ者あり)御承認願います。

中村正雄日本社会党

○中村正雄君 ちよつと速記をとめて下さい。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 速記をとめて。    〔速記中止〕

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 速記を始めて……、会期を五日間延長するということに御賛成のかたの御挙手を願います。    〔挙手者多数〕

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 多数であります。会期は五日間延長することに当委員会は決定いたしました。   —————————————

河野義克参事(議事部長)

○参事(河野義克君) これは仮定の問題ですが、只今議院運営委員会で会期は五日間延長することが然るべきということがきまつたわけでありますが、それが本会議できまりました場合の仮定とし申上げますが、会期が延長になりました場合、明日定例日でございませんけれども、本会議を開かれるかどうか一応お諮り申し上げます。

小川久義国民民主党

○小川久義君 定例日ではないので、開かないと御決定願います。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) さようにいたします。本日はこれにて散会いたします。    午後七時八分散会  出席者は左の通り。    委員長     山田 佐一君    理事            愛知 揆一君            鈴木 恭一君            中村 正雄君            鈴木 直人君            大隈 信幸君    委員            上原 正吉君            加藤 武徳君            木村 守江君            中川 幸平君            江田 三郎君            大野 幸一君           小笠原二三男君            下條 恭兵君            吉田 法晴君            赤木 正雄君            片柳 眞吉君            小宮山常吉君            杉山 昌作君            高橋 道男君            小川 久義君            佐々木良作君            鈴木 清一君            兼岩 傳一君   —————————————    議長      佐藤 尚武君    副議長     三木 治朗君   —————————————   衆議院議員    議院運営委員長 小澤佐重喜君   政府委員    内閣官房長官  岡崎 勝男君   事務局側    事 務 総 長 近藤 英明君    参     事    (事務次長)  芥川  治君    参     事    (記録部長)  小野寺五一君    参     事    (議事部長)  河野 義克君    参     事    (警務部長)  丹羽 寒月君    参     事    (委員部長)  宮坂 完孝君   法制局側    法 制 局 長 奧野 健一君    参     事    (第二部長)  岸田  實君

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