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10回国会参議院1951/03/30

議院運営委員会 第35号

発言数
48
登壇者
12
会派数
6
開催日
1951/03/30

会議録

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 只今から会議を開きます。先ず議長から報告があります。

佐藤尚武緑風会議長

○議長(佐藤尚武君) 衆議院議長からの申出につきましては、昨日直ちに当委員会の意向を衆議院に伝えましたところ、今朝重ねて先方から次のような申出がありました。昨日の議運に、衆議院の議運に参議院側の意向を伝えたとこる、参議院のお考えは御尤もであるから、衆議院としてもできるだけ御趣意に副うよう努力します。併し重要法案のことでありますからして、努力してもその結果は予測しがたいので、そこで万々一うまく行かなかつたという場合には重要法であるし、又議決休会中でもないので、議院の審議の責任からしましても、予定通り休会に入ることもできがたいことがあると思われます。その場合には改めて速かに参議院側にお願いしまするから何分よろしくお願いします。なお審議の模様は本日中に大体見当がつくと思われる、以上の情勢を取りあえず御連絡申上げる、と言つて今朝先方から申出があつたのであります。右様の申出がありました、ということを御報告申上げて置きます。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 只今議長からの報告通り、了承いたして置きましてよろしうございますか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) さよう決して置きます。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 了承というのはどういう意味ですか。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 聞いて置くというだけです。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 了承々々。(笑声)

中村正雄日本社会党

○中村正雄君 ただ明日を控えておるのでそれぞれ各会派においてもいろいろプランを立てておりまして、議員も準備しております。従つて明日になつて又このことを議題にしまして御協議しても無理だと思いますし、参議院としては再三再四衆議院に対しても、又政府を呼び、参議院の意向を伝えてありますし、常任委員長懇談会もやつておりますから、既定方針通り進むということをはうきりきめて頂きたいと思います。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

木村守江自由党

○木村守江君 只今の中村君のお話、これはやはりおのおのいろいろなプランがあるのでしうが、結局そのプランというのは私物に等しいものである。我々やはり議決すれば、その決定に従わなければならん。やはり向うから今日返答があつたのですから、今了承したと言われたんですが、もう少しやはり向うの話を聞いてからきめたほうがいいと思います。

中川幸平自由党

○中川幸平君 実は私、昨日我々の党の国会対策委員会にたまたま副議長が丁度見えられて、その話が出まして、そのときにいろいろお話が出たので、それで参議院の議運の模様を詳細に話しました。それでどうかそういう工合だから、一つ早急に今日でも仕上げて送つてもらいたいと言いました。成るべくやるけれども、何分まだ会期中でもあり、強いてそういうことをせんならんということはなかろう、それで成るほど選挙でもあり、地元の関係で帰られる人もあるけれども、各会派で半分やそこらは残らんということはない、いろいろ手を尽してやつて来たけれども、どうかそういうことを言わないでやつてもらいたいと言つておりましたけれども、向うの言われる通り、やはり会期中でもあるのだから、そういうことをはつきりきめないで、若しも何か起つた場合には、二日の日なり三日の日なりできるような態勢にして、やる、そういうことにして頂けたならば……。はつきり三十一日でやらないということもどうかと思う。そういうような情勢になつておりますので、三十一日でやらないということをきめないで、二日も三日もできるような態勢を整えて、どうしても都合悪い人は欠席することもいたし方ないというようなことで、一つもう一日様子を見て頂くことにして頂いて、明日相談するというようなことでお願いできんかどうかと思つております。

中村正雄日本社会党

○中村正雄君 私、確認と申上げましたが、そういう意味で申上げたのじやなくて、すでに議運で決定しておる、その決定を変更するとか廃止するということがない限りは、当然なことで、そういう意味で確認と言つたのです。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 僕は会期末ではないけれども、もうすでにそういうふうに日がさまつておる、ところが重要な法案はどさくさ出て来てやられるのは、従来の各政府の、この内閣に限らず、従来の内閣のやつて来られたこと、特にやつて来られたことで、特に参議院にそのしわが寄つて来て、迷惑するけれども、そういうようにじたばたやつて通しても、国に忠なるゆえんではない。幸い自由党は衆議院で絶対多数を持つておられるから、その力でどんどん衆議院のほうでおやりになればよい。参議院のほうは既定の通り慎重な態度で委曲を尽して決定した通り実行して行くようにお願いしたい。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 御尤もでありますが、結局議長の報告もありましたように、午後に又衆議院のほうから何とか交渉があるそうですから、それを見てからもう一度、決定ということはその後にして頂きたい。只今のところは予定通りで、これを聞きまして、もう一遍御協議を願いたい、こういう工合に……。

鈴木恭一自由党

○鈴木恭一君 只今の委員長のお話もございますが、午後の衆議院からの申出によつて決定すると申しますよりも、只今中村委員の言われたように、今日では、参議院が三十一日で終るということは決定しておる。その変更を又問題にされるということと了解してよろしうございますか。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 変更しますか、或いはこちらの申出通り三十一日までに衆議院で上るようになるようになるかも知れないから、あとから衆議院議長から返事がある、こういうように承わりました。それですからそれをきめてから……。

中村正雄日本社会党

○中村正雄君 これは議運としましては、議決休会でありますれば両院協議しなければなりませんが、自然休会は両院別々にきめられる。従つて参議院としては四月一日から五月六日まで自然休会に入るということは正式にきまつたことなんです。従つて変更する動議があつて変更しない限りは、議題をお出しになるのは御自由でありますけれども、きまつたことはさまつたとして、このままやつて頂きたい、そう申上げておるのであります。

小川久義国民民主党

○小川久義君 どうも正式の申出かなんかつかまえどころがないような話で、いつ上るかわからん、昨日の申出の二つの法案の中の一つは、公共土木施設災害復旧に対しての国庫負担の法案が申出の一つだつた、それは大体明日の本会議に上程できるように建設委員会で進めようという大体の空気なんですが、そうするともう一つしかない日本開発銀行法案……。そうかと思うと、資金運用部資金法案というむずかしい法案が出ておるけれども、衆議院が通らんのは何か問題があるから通らないので、それを一日や二日延ばしても、我々通る見込がなければ、何も無理して延ばす必要がない。ただ開発法案と公共土木のやつと、これは明日中に上るとすれば、何も延ばす必要はないので、この点をもつと掘り下げて向うと折衝して、これは公式の議長と議長との折衝ではいかんと思うが、党と党との折衝においてもつとはつきりしたものを出して頂かんと、いつ幾日までに上るのかわからないようでは困りますし、その点は与党のほうで十分真相を話合つてもらつて……。

木村守江自由党

○木村守江君 参議院の運営委員会で大体三月一ぱいで自然休会にしようというような申合せによつて決定したのですが、衆議院からそういうような申出があつた場合に、我々が自然休会にするという理由というものは、地方選挙に備えるための問題であつて、我々参議院議員として議決すべき、審議すべきものがあれば、これを当然やるのが我々の任務と思います。そういう点から、向うからそういう申出があつたものですから、我々はこれに対してはやはり向うに最善を尽すように折衝すると同時に、やはり向うと同調して行くのが、我々のとるべき態度だと思います。そういうようなことを私は提案いたします。(発言する者多し)

小川久義国民民主党

○小川久義君 木村君のように言われると角が立つように思うのですけれども、当委員会においては、二月中に提出する法案に対しては三月中にやる……。(発言する者多し)

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 私語を禁じます。

小川久義国民民主党

○小川久義君 三月中にやるという約束をしようという根本において、二月中に提案したものに対して三月中に通そうという原則の下に、ここまで進んで来たのであつて、そういうことを勘案して、四月一日から五月六日まで休むということになつたので、これは理窟を言われると、僕はむずかしくなると思うのです。それは国会では、提出した法律案に対して審議するということは、権利であり、義務であることはよくわかつているので、そういうように余り理窟を言わんように……。

木村守江自由党

○木村守江君 一日か二日だつたら、やはりお互いに努力すべきじやないかと思うのですが……。

中川幸平自由党

○中川幸平君 今小川君の言われたように、二日か三日延ばしたところで、上るものは上るし、上らんものは上らん、どうかそういうようなことでやつておるのですから、一つ今日明日に上げてくれということを言つて参りました。今日も理事が参りまして、やはりできるものは上げたいということで今月中にしてくれということを十分話しました。それでも二日間でも延ばしてくれとかいう場合には、又午後一つお願いしようということにして、一つお願いいたします。

中村正雄日本社会党

○中村正雄君 木村君から今動議が出されましたが、そうすると、一応政府から代表に来てもらつて、参議院ははつきりと二月中出したものは三月中に責任を持つ、三月に入つて出したものは責任を持てないということを政府にはつきり通達して、政府も了承し、院も了承しているわけですから、一応三月のいわゆる末期に出して来て、どうしてもすぐに通さなくちやいけないというような提案の仕方をしなければならない政府の責任を追及したいから、政府の代表に来てもらいたい。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) どうです木村君、角が立ちますから動議とか何とか言わないで、論議は尽きたのじやないですか。中川君の言われるように、午後に持越したらどうですか。

中川幸平自由党

○中川幸平君 今日は党の対策委員会がきめると思いますから、どうか政府は呼ばないで、よろしくお願いいたします。

矢嶋三義第一クラブ

○委員外議員(矢嶋三義君) 衆議院のほうから申入もありましようし、それに議長や運営委員長の交渉がありましようが、是非お耳に入れて置きたい点は、私ども公人であると共に私人であり、私人であると共に公人であるので、一応の見通しを立てて議院というものは運営される。一応の見通しを立てたものが猫の目の廻るようにくるくる変つたのでは、公人とはいえ、公人であると共に私人である立場上困ると思うのですから、今日午後更に協議されるといいますが、昨日の衆議院を見ましても、いろいろ決議案が出て時間を食つている。今日も出るようでありますが、何日というはつきりした見通しも立つておるのに、ただ重要法案があるというのでやられたのでは、非常に困ると思いますので、その点はしつかり腹に入れてやつて頂きたいということを強く要望して置きます。

鈴木恭一自由党

○鈴木恭一君 昨日以来中川さんからもお話がありました通りに、我が党としてはいろいろ衆議院のほうに折衝もいたしております。又今日議長のほうに重ねて衆議院議長から話もあつたのであります。そこでまあ一生懸命やるつもりであるということでありますから、いずれ午後には何とか様子がはつきりして来ると思います。皆さんもその点は十分おわかりになつておるのでありますが、午後一つなおこの議運は閉じないで、様子を見て頂きたいと思います。

小笠原二三男日本社会党

○小笠原二三男君 この際一つ論議を紛糾させないように、一つ政府与党である自由党のかたがたは、一致した意見を持つて、同じ態度で一つ我々に話をして頂きたい。いろいろなことを言われては困ります。(「了承」と呼ぶ者あり)理窟を言うなら幾らでも言うことがある。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 今日中に上ることを衆議院から了承して来れば別に開かんでもよいということですね。それではこの問題は大体済みましたから……。(「動議はどうしたんだ」と呼ぶ者あり)

木村守江自由党

○木村守江君 真髄において、精神において生きておる。常識でわかるじやないか、そんなことは。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 賛成もありませんから……。

中村正雄日本社会党

○中村正雄君 議運の場合、成規な、一般の常任委員会のように動議を出して賛成がなかつたら議題にしないというようなあり方は議運ではやつておらない、自由な討議をやつておるわけですから、賛成者があろうとなかろうと、意見があれば取上げて討議するのは当然です。今後の議運は一般の常任委員会と同じに、成規な議事規則によつて、動議を出して賛成者がなかつたら議題に取上げないというのであれば、そういう運営をなさるのであればなさつてもよろしいですが、今までは自由討議ということが議運では常識になつておる。従つて木村君からああいう意見が出されて取下げないのであれば、一応政府の責任を追求したいから、責任者を呼んでもらいたい。

木村守江自由党

○木村守江君 只今どうも私の動議についていろいろな論議があつたのですが、私の言うことは、結局議運を、この前の決定通りのままにするというのじやなくて、もう一回午後まで保留して休憩するということであつて、趣旨が尽きておりますので、これと背反したものがありましたならば取消します。

中村正雄日本社会党

○中村正雄君 次に昨日参議院で衆議院送付案を否決した案件がありますし、又修正で衆議院に送つた案件もあるわけなんです。それで衆議院はこれを了承するか、両院協議会を求めるか、その二つの途があるわけですが、若し両院協議会を求めるのであれば、今日中に求めてもらうように一つ交渉を願いたいと思います。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 了承いたしました。   —————————————

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 次に常任委員の辞任及び補欠に関する件を議題に供します。

河野義克参事(議事部長)

○参事(河野義克君) 自由党から農林委員の宮本邦彦君、文部委員の大谷瑩潤君が辞任され、農林委員に大谷瑩潤君、人事委員に宮本邦彦君を補欠として指名して来られました。それから社会党から経済安定委員の岡田宗司君、文部委員の波多野鼎君が辞任され、経済安定委員に波多野鼎君、文部委員に岡田宗司君を補欠として指名して来ております。又予算委員の松浦清一君が辞任され、補欠として原虎一君を指名して来られました。国民民主党から内閣委員の中井光次君、水産委員の櫻内義雄君がそれぞれ辞任せられ、内閣委員に櫻内義雄君、水産委員に中井光次君を補欠として指名して来られました。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 只今の報告通り決しまして、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 御異議ないものと認めて、さよう決しました。   —————————————

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 次に決議案の委員会審査省略要求に関する件を議題に供します。

近藤英明事務総長

○事務総長(近藤英明君) 深川榮左エ門君ほか十八名から中小企業金融促進に関する決議案が発議せられ、なお本件につきましては、発議者より委員会審査省略の要求書が出」ておりますから、お諮り願いたいと思います。

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 要求通り承認を与えまして、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 御異議ないものと認めまして、さよう決しました。

兼岩傳一日本共産党

○兼岩傳一君 ちよつとお尋ねしますが、これは、今出ておるこの決議案は、通産委員会の全会一致ですか。(「その通り」と呼ぶ者あり)   —————————————

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 次に国家公安委員会委員任命につき同意を求めるの件、外国為替管理委員会委員任命につき同意を求めるの件、右二件を議題に供します。    〔「賛成」と呼ぶ者あり〕

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 承認を与えまして、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり)

山田佐一自由党

○委員長(山田佐一君) 御異議ないものと認めまして、さよう決しました。  それでは休憩いたします。    午前十時十八分休憩    〔休憩後開会に至らず〕  出席者は左の通り    委員長     山田 佐一君    理事            愛知 揆一君            鈴木 恭一君            中村 正雄君            大隈 信幸君    委員            上原 正吉君            加藤 武徳君            木村 守江君            中川 幸平君            江田 三郎君           小笠原二三男君            曾祢  益君            吉田 法晴君            赤木 正雄君            片柳 眞吉君            小宮山常吉君            高橋 道男君            小川 久義君            水橋 藤作君            兼岩 傳一君   委員外議員    矢嶋 三義君   —————————————    議長      佐藤 尚武君    副議長     三木 治朗君   —————————————   事務局側    事 務 総 長 近藤 英明君    参     事    (事務次長)  芥川  治君    参     事    (記録部長)  小野寺五一君    参     事    (議事部長)  河野 義克君    参     事    (警務部長)  丹羽 寒月君    参     事    (委員部長)  宮坂 完孝君

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