通商産業委員会 第37号
- 発言数
- 6 件
- 登壇者
- 2 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 1951/06/02
会議録
○小金委員長 ただいまより通商産業委員会を開会いたします。 初めに国政調査のための委員派遣についてお諮りいたします。先ほど各派の理事各位と協議いたしましたが、派遣期間、派遣委員の氏名等細目は後に譲ることといたしまして、このたびの調査委員派遣方法につきましてはこれを地区別といたしまして、総合的に調査いたしたいと一応話がまとまりましたが、皆様の御意見はいかがでございましようか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小金委員長 御異議ないようでございますから、そのように決定いたしました。 なお地区別といたしましては、北海道・東北班、関東・北陸・信越班、近畿・東海班、四国・中国班、九州班、こういうふうに大体わけたいと存じておりますわなお後ほど各派から各班についての参加希望者の御氏名を委員長まで御提出願いたいと思います。さよう御承知願います。
○小川(平)委員 私はこの際委員会の決議について動議を提出いたします。すなわち次の決議を本委員会として決定し、これを大蔵、通商産業各大臣、経済安定本部長官及び日本銀行総裁にそれぞれ送付せられんことを望みます。文案を朗読いたします。 輸入物資引取り資金の疏通に関する決議案 緊要物資の輸入確保は、わが国経済再建上最も重要な要件であり、幸い昨年末より緊急輸入措置により輸入契約高は逐次増大したが、最近これが引取り資金が著しく不円滑となり、ために物資の適正な生産、流通を阻害し、物価の正常な安定にも支障を来しつつあることは、まことに憂慮にたえない。政府及び日本銀行は、この情勢にかんがみ、輸入物資引取り資金の疏通確保につき、特段の措置を講じ、もつて経済再建に資すべきである。 以上であります、これにつきましてその趣旨の御説明を申し上げます。 現在輸入物資引取り資金対策は、ひとりわが国貿易業界のみにとどまらず、経済界全般に至大の影響を與える問題となつておるのであります。すなわち四—六月で千四宙億円、七—九月で千六百億円に達すると言われる輸入物資の引取り資金の手当がつきません限り、わが国の経済界は輸入業界を中心としまして、一種の恐慌状態を現出するおそれすらなしとしないのであります。現在の極度の金融梗塞の結果、ある種の物資につきましては、輸入業者の生産者に対する売りつなぎ及び生産者の問屋に対する売りつなぎがはなはだ困難となつておる状態であります。また売渡し契約をして、現物を引渡しましても、その代金の回収が著しく不安でありまするために、物資の引渡し自体が杜絶するというありさまになつております。要は逼迫した金融事情の結果、所要資金をまかない得ないところにあるのでありまして、特にこのことが資金需要の増大した輸入物資の引取り面に集中的に現われておるのであります。従いまして金融事情がこのままに推移すれば、多くの輸入物資をかかえた製造業者または輸入業者は、国内ダンピングをせざるを得ないのでありまして、これが全般に波及して寒心すべき事態を現出するおそれなしとしないのであります。すでに皮革、ゴム、油脂原料等の国内価格は現在の国際価格を割つて低落いたし、巨額のストックをかかえた輸入業者の悲況は察するに余りあるものがあるのであります。かくして輸入原料価格の不当な低落は製品価格の低下となり、物価の値下りはさらに海外の買い控えを誘発して、輸出不振を招来し、日本経済はここに容易ならざる事態に立ち至る懸念なしとしないのであります。かような危機に対処するため、政府及び日本銀行当局は輸入資金対策の急速な樹立をはからなければならないと思うのであります。 以上が本決議案の趣旨であります。何とぞ御賛同を願います。
○小金委員長 ただいま小川平二君より、輸入物資引取資金確保に関する件について、本委員会として意思を決定いたしまして、関係当局及び日本銀行総裁にそれぞれその趣旨を伝え、本件に関する行政措置に万全を期するという御提案並びにその趣旨の御開陳があつたのでございますが、御異議はございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小金委員長 御異議なしと認めます。それではそのようにとりはからいたいと思いますが、なお今小川君が朗読されました決議案の内容等について御発言はございませんか。——別段御発言もないようでありますから、本件に関しましては、小川平二君の朗読せられました通り決定いたします。 なお関係当局及び日本銀行総裁への本決議案の送付方法その他諸般の手続に関しましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議はございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小金委員長 御異議なしと認めます。そのように決定いたしました。それではこの際休憩いたします。 午後三時十三分休憩 ————◇————— 〔休憩後は開会に至らなかつた〕