議院運営委員会 第52号
- 発言数
- 55 件
- 登壇者
- 10 名
- 会派数
- 6
- 開催日
- 1951/05/27
会議録
○小澤委員長 それではただいまから本日の運営委員会を開きます。 第一に、決議案の取扱いの問題であります。これについては、きのう田中君から御発言がありましたが、この問題について御協議を願います。
○倉石委員 昨日の田中君の申出もありましたので、いろいろわれわれの方で協議をいたしたのでありますが、やはり委員会において十分に討議をしてもらいたい、こういう希望でありますので、そのようなおとりはからいを願いたいと思います。
○椎熊委員 そうすると、こういうことになりますか。これは委員会に移して、きのうのテレビジヨンのように、委員会で各党が賛成するようなことになれば、本会議でやらせるということに……。
○倉石委員 そういうことでございます。
○田中(織)委員 決議案取扱いの従来の例もあると思いますが、この決議案に対する各党の賛否の態度はおのずから出て来ると思うので、その関係から見たら、たとい決議案に賛成であろうと、反対であろうと、やはりきのうも申し上げた通り、委員会ではそれぞれ真剣に論議した問題ですから、ぜひ本会議に上程していただくようにしていただきたいと思います。
○倉石委員 ごもつともなことですが、従来も取扱いの例があるように、各派共同提案の問題は、委員会の審査を省略してやるということになつております。従つて私どもの方は、このままで共同提案ということも不可能でありますので、今椎熊君が言われたように、委員会で研究した結果、委員会が全会一致だということになれば、その上で別な取扱いをしたい、こういうように申し上げておるのであります。
○松井(政)委員 たとえば緊急質問というようなことで質問をしたいという考え方、それから議院が立法する場合に、それと対蹠的な意見を中心としたような質問、こういう問題は当然委員会でやるのが妥当な場合があると思いますが、決議案の場合、繋急質問のような形で取扱い方を委員今回付にするということは、やはり国会運営のためにいいか悪いかということを十分考えてみる必要があると思う。反対、賛成は当然各派の考え方、主張、性格等の違う限りあるだろうと思いますが、少くとも、やはり百名以上の人々の賛成によつて出て参りました決議案等は本会議に上程をする、決議案を委員会において相談するなどということは、例としてはよくない。従つてこの決議案は、本議会に上程するように再考をお願いしたいと思います。
○倉石委員 再考などというより、委員会にまわす方が実際問題として早いのじやないですか。
○田中(織)委員 それは筋が通らぬと思うのです。
○倉石委員 しかし今までやつておることでしよう。
○田中(織)委員 今までやつておつても、悪い筋なら改めるべきだと思う。
○松井(政)委員 たとえば緊急質問の取扱いは、従来そういうことでやつて来たが、緊急質問は、質問しようとする者が手続をとつて来る。しかし今回の決議案は、やはり百名以上の議員が全部この決議案に賛成して出しておるものです。だからこういうものの取扱いは、従来はそうやつて来たというが、悪い例は改めることが必要です。だから緊急質問の取扱いのように、委員会にまわしてというようなことでなしに、やはり百名以上の議員が賛成して出した決議案だから、本会議に上程することに御賛成願いたいと思います。
○倉石委員 全員賛成なら別ですが……。
○松井(政)委員 全員賛成にするために、懇談等を行うようにいたしたいということは私ども再三お願いしております。
○石田(博)委員 今御議論がありました決議案の取扱いについては、本委員会が今日までやつて参りました慣例がある。今までの慣例を全部御承知になつてやつておいでになつたのに、現在の段階に至つて、今まで約二年余りの間この慣例によつてやつて来たのが悪いというのでありますが、どちらが運営上適当なものであるかという本質論を繰返してもしかたがない。私どもの申し上げるのは、現在までそういう慣例でやつて参りましたし、そしてその決議案の性質、その他を御検討願うのにも、当該委員会で一応御議論願つた方がすみやかに行くというので申し上げておるのでありますから、一応当該委員会においてすみやかに各派の共同を得られるよう御努力を願いまして、そのあとで御相談をする。どうしてもまとまらなければ、まとまらないという状態で相談をする。まとまればそれに越したことはない。こういうことでお願いしたいと思います。
○田中(織)委員 各党共同提案でないものは委員会にまわすということですが、この決議案は相当多数の賛成者を得て出しておるものでありまして、現在の態勢において、自由党の共同が得られない場合には、決議案はすべて委員会まわしになるというような一つの前例をつくることになるのはいかぬと思います。当該委員会の委員諸君の努力によつてまとめるということの努力は、私どもの方もさらに続けましよう。これはきのうは与党の方の都合で保留されておるわけですが、私どもの方はさらに当該委員と相談いたしまして、努力を続けることにいたしますから、本日はこの問題は保留をお願いいたしたいと思います。
○石田(博)委員 それでけつこうですが、誤解が非常にあると思います。そうではなくて、決議案というものの権威を持たせるために、できるだけ決議案提出までの手続として各派共同提案に努力するとともに、今申し上げたように委員会にまわして、当該委員会で御検討を願いたいということであつて、まとまらなければ上程してはいけないということを申し上げておるのではない。まとまらなければ、まとまらないという状態においてまた御相談しましよう。今までは、まとまらない場合においても決議案が出された例はたくさんありますから、その努力だけはしていただきたいということでございます。
○椎熊委員 決議案の場合は全会一致の場合もあるが、そうでない場合もある。たとえば内閣弾劾決議案というようなものもある。そういうものが出るたびごとに、原則として委員会まわしということはない。原則として本会議でやる。だからきようは委員会にまわすとか、上程する、しないということは保留して、明日まで各党の間で努力を続けましよう。
○小澤委員長 それでは、とにかく本問題は決定を留保しておくことにいたします。 それからもう一つ、国土緑化推進に関する決議案が新たに出たのですが、これは共産党を除いてはみな賛成ですから……。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○椎熊委員 明日でいいでしよう
○小澤委員長 それでは、これは明日上程することにいたします。 —————————————
○小澤委員長 次は人事承認の件を議題に供します事務総長から内容の御説明を願います。
○大池事務総長 これはごく簡単なことでございますから御承認を願いたいと思います。この前当委員会で御承認を得まして、農林省から参つておりました法制局の堀内君という人が農林省の方に帰つたのであります。その後任として、やはり農林行政の方の部門を担当する人が必要でありますので、農林省の方からの推薦を法制局として依頼しておりましたところ、お手元に差上げました伊達博君を向うから推薦して参つたのであります。法制局としては本人にも会い、いろいろ研究いたした結果、適任者と認めまして伊達君を一応採用いたしたいという希望でございますので、御了承をお願いいたしたいと考えております。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それでは、本問題は承認を与えることに決定いたします。 —————————————
○小澤委員長 次に本日の本会議について…。
○大池事務総長 本日の本会議のことについて一応御協議を願いたいと思います。 日程第一の住宅金融公庫法の一部改正、これは建設委員会のもので全会一致、理事の内海安吉君が御報告いたしたい、こういうことでございます。それから日程第二から五まで、これは四案とも大蔵委員会のものでございまして、理事の小山長規君が報告をいたしまして、第二の方は全会一致でございますが、三から五までは共産党が反対でございますので起立採決。それから日程第六は、通産委員会の理事中村幸八君が報告をいたしたいということになつております。これは委員会で否決の案でございます。これについて賛成討論といたしまして、共産党の風早八十二君から通告が来ております。
○倉石委員 日程第六の自転車競技法を廃止する法律案は、委員会では否決ですか。
○大池事務総長 さようでございます。
○倉石委員 委員会で否決になつた、その否決の賛成討論というのはどういうことですか。
○大池事務総長 原案に賛成ということでございます。
○倉石委員 原案は委員会では否決ですね。そうすると趣旨弁明ですか。賛成討論というのはおかしいじやないですか。
○椎熊委員 否決だから、廃止にならないことになる。ところが、原案は廃止するというのだから、廃止に賛成の討論をするというわけですね。
○小澤委員長 委員長報告に反対の討論です。
○田中(織)委員 それはあり得るわけですね。
○大池事務総長 委員会で否決になるとか、あるいは修正もしくは可決ということがありますと、その委員長報告に対して賛成、反対の討論があります。しかしながら今倉石さんのおつしやつたおかしいというのは、こういうことではないかと思います。委員長報告がありまして、その委員長報告に対する反対、賛成ということは当然出て参りますが、この法律案は河田賢治君外二十五名で、風早君自身提案者でございます。それでこの廃止する法律案の提案者が、反対の討論も何もないのに、またそれに賛成討論するというのはおかしいじやないかということでございまして、賛否両論あれば問題ないわけでございます。
○梨木作次郎君 これは私の方が委員会の報告とするのなら賛成討論しなくてもいいが、私の方の態度を明確にしなければならぬのだから……。
○椎熊委員 明確になつておるじやないか。
○梨木作次郎君 委員長報告では、私の方の趣旨全体が入つておるかどうかわからない。
○小澤委員長 きようは日曜でもあるし、あしたこの問題は相談したらどうですか。
○梨木作次郎君 それでもけつこうです。 —————————————
○小澤委員長 そこでもう一つ御相談があります。きのうも御意見がありましたが、会期を延長するか、しないかという問題でございます。これに対しましては、きのうまでの考え方は、民主党の方では延長すべし、社会党の方では延長すべからず、自由党は、きのうの段階ではどちらにも決定できないからということでございましたが、この問題は、会期が明日に迫つておりますので、もう一度御意見を承つて、申合せ事項でもできますれば、これに基いて明日決定いたしたいと思いますので、この会期延長の問題についての御協議を願います。
○椎熊委員 先般来たびたび主張しておつたような事情のもとに、議員提出法律案を、国会自体の自殺行為のようなかつこうで審議未了にすることはおかしいから、なるべくこれを終了するように会期を延長してもらいたい。期限については二週間でも一箇月でも適当な期限を付して、なるべくこれを処理するようにお願いいたしたいと思います。
○田中(織)委員 議員提出法律案等がまだ相当残つておる事実は私どもも認めますが、特に会期末になつて提出して参つたようなものもあるわけでございます。ことに政府提案にかかるものでも、会期が非常に切迫したとき、突如として出して来るということに問題があるのであります。そこで、これはやはり明日一日の会期の残されておる間に審議して、議了すべきものは議了できるわけでございますから、会期の延長に対してはわれわれは反対でございます。
○梨木作次郎君 私の方も、社会党と同じ趣旨で反対でございます。
○高倉定助君 私どもは延長に賛成です。
○浦口鉄男君 私の方も延長に賛成です。
○倉石委員 今承りますと、社会党と共産党だけが御反対ですね。私どもの方も、できるだけ会期中に重要法案を審議していただきたいと思つて今日まで努力を続けて参つたのでありますが、やはり重要な議員提出法律案も相当あるということは、椎熊君御指摘の通りでございますので、椎熊君の御意見に賛成をいたします。
○石田(博)委員 会期の点でありますが、一箇月というお説もありますけれども、一箇月は少し長過ぎるので、私どもといたしましては五日程度で、できるだけ御努力を願つて審議を終了していただきたいと存じます。
○椎熊委員 それはそれでいいと思います。その五日たつて、またその條件になれば相談してもいいわけです。
○小澤委員長 それでは決定事項ではございませんが、社会党共産党の方は反対のようでございますけれども、大部分の方は五日間会期を延長することに賛成のようでございますから、一応申合せとして決定しておきます。
○田中(織)委員 われわれはこの申合せにはもちろん反対でございますが、会期延長の場合には、参議院の方の意向も聞くことになつておりますね。
○小澤委員長 そういう点もあるから決定はしないのです。
○田中(織)委員 それから日時の問題にしても、これらの法案の中で、どうしても成立させなければならぬものがあるということで、かりにわれわれの反対にもかかわらず延長されるとしても、最小限度にとどめるべきであると思う。この国会は、通常国会の途中で、地方選挙の関係で休んで、そのために延ばして来たのでありまし、大体各党の事情を総合しても、委員会の出席なども非常に悪いと思う。これは地方選挙で、われわれの申合せの上で休会したとはいいながら、率直に言つて私はだれて来ておると思う。そういう意味で、きようは保留になりましたが、補正予算提出などの問題も、大蔵大臣自身、約千億近いものを出さなければならぬということを予算委員会において言明しておる関係から、いずれ近いうちに臨時国会を開かなければならぬと思います。そういう点から見れば、もし会期中に議了できないものは継続審議として、臨時国会で可決するということもできるわけですから、本来ならば、これで会期を終るべきであるという強い主張を私どもは持つておるのであります。かりに延ばされるとしても、参議院との話合いが残るわけでございますが、最小限度のものにすることは当然だろうと思います。
○小澤委員長 今田中君のお話の通り、会期の問題については参議院とも交渉しなければなりません。従つて本日の運営委員会の正式な決定として会期の延長を決定するのではなく、皆さんの申合せとして、共産党、社会党は反対でございますが、五日間延ばすということに申合せいたしておきます。なお正式な手続は明日行います。 本会議の開会時間は何時にいたしましようか。 〔「三時」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それでは三時開会ということにしておきます。 本日はこれで散会いたします。 午後二時二十八分散会