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10回国会衆議院1951/05/18

議院運営委員会 第45号

発言数
29
登壇者
9
会派数
5
開催日
1951/05/18

会議録

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 これより本日の会議を開きます。  皆さん御承知の通り、昨日突如皇太后陛下が御崩御あそばされました。つつしんで弔意を表します。  実は本日は、この善後措置についてお集まりを願つたのでありますが、まず議長から発言を求められておりますから、これを許します。

林讓治自由党議長

○林議長 皇太后陛下が昨夕にわかに御崩御あそばされたとの御悲報を受けまして、私は副議長と打合せました上、とるものもとりあえずただちに参内いたしまして、両陛下に弔意を表するためにごきげん奉伺をいたしたのであります。なお大宮御所にもただちに御弔問いたしました。皆様とともにまことに哀悼の念にたえません。この際一応御報告申し上げておきます。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 いろいろ協議事項がたくさんあると思いますが、一応事務総長から前例等について御報告を求めて、それから後に、具体的に順を追つて御協議願います。

大池眞事務総長

○大池事務総長 私から御報告申し上げます。皇太后陛下のおなくなりになられた事例は前に二回あるわけでございまして、英照皇太后、これは明治三十年の一月でございますが、そのときにはたまたま議会中でありましたので、さつそく議会で弔詞を決議いたしまして陛下の上聞に達しようという動議が出まして、その動議に基いて弔詞の議決を願いまして、議長が上聞に達するべく御持参になつたということになつております。その際は一月十一日、ちようど通常国会の初めの方でありましたので、一週開議事を中止いたしまして、議会といたしまして弔意を表したのであります。第二回目は昭憲皇太后のときでありまして、大正二年の四月でございます。たまたま議会閉会中でありましたので、各派交渉会においては前例に沿うて、いずれ国葬の追加予算等の臨時的な議会が開かれるであろうから、その際に弔詞の決議を前例にならつてやろうという打合せになつておつたのでありますが、現実には、その際には弔詞の議決をいたしませんで、各派交渉会の決定に基きまして議長が正式に参内をいたしまして、両陛下に対して弔意の表明をいたすということになつたのであります。そしてその後開かれました国葬費等の臨時議会におきまして、御承知の通り、昔は開会式の勅語がありまして、これに奉答文がありましたので、この奉答文に弔詞の意を十分織り込んで奉答申し上げた。こういう実情に相なつております。従いまして、今回はどういう取扱いになりますか御相談願いたい、こう考えております。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 まず弔詞の問題からおきめを願います。

大池眞事務総長

○大池事務総長 弔詞を院議で議決して差上げることにするか、しないかということを御決定願いたいと思います。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 衆議院といたしましては、つつしんで弔意を表する意味で弔詞を呈したい、こういうふうに考えるのであります。これは起草委員というようなものを選んで、そこで決定してもらう、これを当委員会できめて、それからそれを本会議に諮つて議決していただいたらどうか、こう思います。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 賛成です。国会開会中ですから、やはり議決すべきでしようね。

田中織之進日本社会党

○田中(織)委員 われわれの方も、議会中でございますから、弔詞を院議で決定することに賛成いたします。

竹村奈良一日本共産党

○竹村奈良一君 私の方は、今日は民主的な国会になつておりますし、憲法その他いろいろな関係から見ても、議決をするほどのことはないだろう。本会議で議決することはいらぬのじやないかと考えますので、議決することには反対いたします。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 議決しなければ何の弔詞だかわからぬ。ただわれわれ議員として集まつてやつたということになる。国会がやる弔詞なら、やはり議決しなければならぬ。

中村寅太農民協同党

○中村(寅)委員 私の方は、倉石君の提案に賛成です。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは共産党は反対のようでございますが、倉石君提案の通り、議決をもつて弔意を表明する、その議決の方法は、一定の数の起草委員を選任いたしまして、その起草委員の報告によつて本会議で議決することにいたします。  起草委員の数等はいかがいたしましようか。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 反対の党派を除いて、賛成の党派だけでいいでしよう。

大池眞事務総長

○大池事務総長 昔は十七、八人でやつたことがございますが、十五、六名で、賛成の各派から出ていただいたらいかがかと思います。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 それでは十五名でいいでしよう。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 今お話がありました通り、起草委員を十五名とすることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 さよう決定いたします。反対の党派は除いて、按分比例で十五名を割振るということにいたします。

大池眞事務総長

○大池事務総長 それからこれは事務的にちよつと宮内庁に、おさかきのようなものを衆議院、参議院として差上げることはいかがかと思つて承つたのでありますが、その点は宮内庁でもいろいろ御研究の結果、一切お受けしないことに今のところ決定して、将来もしそういうものを受けるということになれば、御葬儀の当日斎場で受けることがあるかもしれないが、今のところは一切御辞退申し上げる、こういう御内示でございますから、その点は問題は解消いたしておりますので、御了承をお願いいたしておきます。  それからもう一点御協議願いたいと思いますのは、英昭皇太后のときは通常議会の初めのうちでありましたので、一週間の議事中止というようなことにいたしましたが、現在の現実の状態ではそういうことは困難だと思いますので、議会として弔意を表面的に表わす意味で、弔旗を掲揚するということは考えていいことではなかろうか、こう考えますので、この点御協議願いたいと思います。実は内閣の方でもただちに国旗を出すということで、半旗をすでに出されておることと思つております。つきましては、その弔旗を出すか、出さぬか御決定願うということと、幾日ぐらいが妥当であろうかということを御決定願いたいと思います。参議院の方は、きようと御葬儀当日ぐらいがどうだろうかというような、事務的なお話もありましたが、もし出すといたしますれば、私どもの方は明日弔詞を決定しなければなりませんので、きようだけということは困難でございます。そこで、今ちよつと考えついたのでありますが、われわれ一般の家庭でも初七日ということもありますので、御葬儀の日も含めて、きのうから数えて七日くらい出したらいかがかと思います。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 五日くらいでいいのじやないですか。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは弔旗を掲げることについては御異議ありませんね。これは共産党もいいでしよう。

竹村奈良一日本共産党

○竹村奈良一君 国葬か何かにするのなら別ですが、この際そういうことをしなぐとも……。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 共産党は反対ですが、その他の方は賛成のようでございますから、弔旗を掲げることに決定いたします。日取りは五日間と葬儀当日。

大池眞事務総長

○大池事務総長 きのうから数えて五日間でございますね。  それからもう一つは、昨日はとりあえずラジオ等によつて事実を知りまして、正副議長には、ただいま御報告の通り参内、並びに大宮御所に参入いたされて御弔意を表明されたのですが、当運営委員会の決定等に基いて、正式にさらに議長だけで行かれる必要があるかどうかということです。明日は決議文を持つて行かれるのですから、その必要がないということも考えられますが……。

田中織之進日本社会党

○田中(織)委員 それでいいでしよう。

大池眞事務総長

○大池事務総長 そうすると、今のお打合せの結果は、明日の本会議に議長が報告されて、ついては院議をもつて弔詞を差上げるために、起草委員何名をあげてすることに御異議ありませんかということできめていただいて、ただちに起草委員を指名していただきまして、別室で御決定願う、そうしてちよつと休憩して、報告を願つて議決を願う、こういう取扱いでよろしゆうございますか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それではそのように決定いたします。  それからもう一つ御了解願つておきますことは、明日の日程は、ただいまの弔詞の決定だけを日程といたしまして、もし明日になつて緊急な問題があれば、一旦休憩して、また運営委員会を開いて御協議を願う、こういうことにいたします。

岩本信行自由党副議長

○岩本副議長 明日は午後一時に開会できるように、時間を守つてもらいたいと思います。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは起草委員の数につきましては、決定したら各派に割当てることにいたします。   本日はこれで散会いたします。     午後一時四十二分散会

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