議院運営委員会 第40号
- 発言数
- 113 件
- 登壇者
- 11 名
- 会派数
- 5
- 開催日
- 1951/05/08
会議録
○小澤委員長 それではこれから本日の委員会を開くことにいたします。第一に、議員請暇の件につきまして御協議願います。事務総長から御報告願います。
○大池事務総長 私から御報告申し上げます。MRAの会議で、御承知の通り山本さん、阿佐美さん、永井さん、福井さん、稻葉さんの五人の方がローマの方へ出かけておられるわけですが、休会中のために、本会議で請暇願出に対する御許可を得ることができなかつたのであります。お帰りはまだ急というわけに行かないようでございまするで、本日の会議で正式に御許可を願いたい、こういう申出がございますので、お願いいたしたいと思います。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 ただいまの議員請暇の件は、事務総長の御報告の通り承認するに決定して御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それではさように決定いたします。 —————————————
○小澤委員長 次に、緊急質問の取扱いの件につきまして御協議願いたいのでありますが、その前に、政府から発言を求められた通告があるそうでありますから、その内容について事務総長から御報告を願います。
○大池事務総長 吉田総理大臣が、二月十二日に外交問題について発言をいたしたいということを申し出られましたが、今回も、ダレス会談後の外交問題につきまして、前例通り、次回の本会議において発言をいたしたい。国会法第七十條によつて要求をいたしたいから申入れをするということが、電話で連絡があつたのであります。もし明日にでも本会議があるということになれば、今日中にただちにその発言通告の手続きをいたすというお話でありましたので、本日の運営委員会で次の本会議日を決定願えれば、政府の方から、外交問題に関して吉田総理大臣の発言要求が来ることに相なつております。その連絡がございましたから、御報告申し上げます。
○小澤委員長 この問題につきましては、前提問題として、本会議をいつ開くかという問題が先決になつて来ると思います。
○椎熊委員 わが党は、この問題に関して緊急質問を出しておりますが、政府からそういう発言があるならば、あえて緊急質問をする必要がありませんから、それは撤回いたします。同時に、明日本会議を開いて、ぜひ総理大臣から外交問題についての御発言を願いたいと思います。その発言についての質疑は後に……。
○小澤委員長 土井さんどうでしようか。
○土井委員 わが党も、ただいま椎熊君からお話があつたように、総理から率先して外交問題について発言をされることに対しては、異議ございません。なおこれに関しては、わが党としても、この発言の内容についてさらに質疑したいと思います。
○小澤委員長 梨木君、いかがですか。
○梨木委員 私の方も、吉田総理大臣の方からそういう発言があるということになれば、その発言によつてまた質疑をすることにいたします。
○小澤委員長 質疑は別として、自由党の方は、明日本会議を開くということについていかがですか。
○佐々木(秀)委員 異議ありません。
○小澤委員長 それでは皆さん御異議がありませんから、一応明日本会議を開くことに決定いたします。従つて明日の本会議で、総理大臣の外交問題に関する発言を聽取することに決定いたします。 それに対して質疑等がありますればこの際……。
○椎熊委員 これは二月十三日のダレス・吉田会談の報告の際も野党の代表が質疑しております。これも前の外交問題と全然関連したものですから、前例通り野党第一党のわが党、第二党たる社会党、これをもつていたしたいと思います。
○梨木委員 野党代表とおつしやいますが、今までの例を見ますと、共産党とは一線を画して、共産党を除外しての野党ということになつておりますので、わが党は独自に質疑をいたしたいと思います。その点はさように取扱つてもらいたいと思います。そういう希望をしておきます。
○椎熊委員 これは総理大臣の一般施政方針の発言の際と違う。一般施政方針のときは、その先例によつてやるが、今度のようなものは特殊の先例によらなければならぬという意味で、共産党が質疑をすることには反対いたします。
○小澤委員長 梨木君、この前の例もあることですから、いかがですか。
○梨木委員 いや、それは……。
○今野委員 私の方は、そういう趣旨について緊急質問をしたいと思つて出しておりますが、せつかくそつちから発言があるのだから、それに対して質疑するのがほんとうだと思う。そういうようにかつこうをつけてもらえばよいと思います。
○梨木委員 私の方はそれぞれ立場も違いますし、共産党の聞きたいと思うこと、質疑したいと思うことについて、全部これを代表して質疑をしていただけるかどうか期待できないと思いますから、これはぜひとも私の方に独自の質疑をする機会を與えていただきたいと思います。
○佐々木(秀)委員 講和問題ですから、なるべくごたごたを避けたいと思うし、講和三原則については、社会党と共産党と一緒のようなことを言つておるのだから、社会党がやれば、それでいいのじやないかと思います。(笑声)
○梨木委員 講和問題に関連しまして、御承知の通り、中国やソ同盟は、アメリカが提唱しておる対日講和につきましては、いろいろ双方の意見が今まで一致しない点もあると新聞は報じておりますので、共産党の方からのこの点に関連しての質疑をぜひとも認めていただくことが、最も迫つておる講和問題につきまして、国民にこれを明らかにするという点においても、非常に必要だと思います。これはぜひ共産党に、講和問題に関しては発言の機会を與えてもらいたいことを、特に希望しておきます。
○椎熊委員 前例通り御決定願います。
○高倉定助君 小会派も一人入れてください。
○小澤委員長 そういう意見も出て来るので、これは採決しなくても大多数のようですから……。
○梨木委員 採決されるのは御随意ですが、講和問題については、共産党の方はぜひ独自な立場からお伺いしたいと思う点があります。そうさせていただくことが、講和問題について国民に明らかにするゆえんだと思いますので、ぜひひとつまげてお願いいたします。
○小澤委員長 それでは共産党の諸君のお話もございますが、大多数のようでありますし、議論も盡きたと思いますから、一応採決いたします。 椎熊君の発言通り、その質疑は、民主党並びに社会党が代表といたしまして質疑をするということに賛成の方の挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
○小澤委員長 挙手多数、そのように決定いたします。 質疑はいつやりますか。
○椎熊委員 あさつて本会議を開いて、質疑をやることにお願いしたい。あすは参議院との関係があつて、参議院が二時からやるということだから……。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それでは明日は報告を聞くだけにいたしまして、明後日定刻より本会議を開いて、ただいまの質疑をお願いすることにいたします。なお時間等につきましては、その際また御相談することにいたします。
○石田(博)委員 時間の都合もあるから、あさつての分は、あしたの議運で協議してもらいたい。
○小澤委員長 それでは、ただいま政府よりの通告発言に関する質疑等は、ただいま御決定の通りに御了承願います。 —————————————
○小澤委員長 次に緊急質問の問題でありますが、事務総長から、現在提出されております件を御説明願います。
○大池事務総長 お手許に配りました一枚の刷りの緊急質問の件がありますが、第五は、ただいま民主党から撤回になりました。その裏側の第七に、鈴木茂三郎君の緊急質問がありますが、これも御撤回でございますか。
○土井委員 撤回します。
○大池事務総長 そうすると、あとの五件だけになつております。
○椎熊委員 第二の、国鉄災害に関する緊急質問は、きよう山崎運輸大臣から、進んで発言があるそうですから……。
○小澤委員長 その意味は、こういうのです。山崎運輸大臣から——後ほど協議願いますが、この問題について、その経過と善後措置について報告したいという申出があるのです。もしこれがあるとすれば、それをお聞きになつてから質問した方がいいと思いますが……。
○今野委員 聞いてからでいいです。
○小澤委員長 それではきようはこの緊急質問をどうするかということは決定しないで、留保することに決定いたします。
○石田(博)委員 第三も撤回ですね。
○梨木委員 私の方では、吉田さんの報告に対する質疑を希望したのですが、多数で否決されましたので、これはぜひ……。
○椎熊委員 それではこの問題は、終つてから後に協議することに願いたい。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それでは、三も保留に決定いたします。
○石田(博)委員 第四の、戰犯追放解除に関する緊急質問というのは、戰争犯罪人は刑務所に入つておるはずだし、おかしいじやないですか。
○梨木委員 戰争犯罪人が、公職追放になつておる場合もあるでしよう。
○石田(博)委員 戰争犯罪人は、犯罪人で処罰されておるから……。
○梨木委員 そればかりではない。これはちよつと書き方が悪いのですが……。
○椎熊委員 それでは一応撤回ですね。
○石田(博)委員 議題に供する必要はないと思う。
○倉石委員 六も済んでしまつた。
○椎熊委員 これは済んでしまつたばかりではない。占領軍最高司令官の指令か何かで、あれは使えないことになつたんですから、われわれの関知するところではない。
○土井委員 最高司令官の命令であるかどうかはしばらく別として、とにかくこういう事実があるから、その事実に対してわれわれが質問をするということは、さしつかえないことだと思う。
○椎熊委員 貸せといつても貸さないというのならば……。
○土井委員 それだけの問題ではない。これは「広場使用禁止等」ということで、広場を使用するということだけじやない。そのほかの問題も含んでおるので、皇居前広場の問題は、実際上済んでしまつたことだけれども、われわれの方はそれだけではない。「等」というのがあるから……。(笑声)
○小澤委員長 土井君、どうでしようか。講和問題は一番国民が聞きたいところだと思うのですが、それが済んで、あとでまた考えるということにしてはどうですか。
○土井委員 済んでからでもけつこうです。
○小澤委員長 それでは、これも本日は留保いたします。 そうすると緊急質問は、本日は全部決定を留保いたします。 —————————————
○小澤委員長 次に本日の会議に関する問題について、例によつて事務総長から一応考え方を発表してもらいます。そうして協議することにいたします。
○大池事務総長 本日の議事日程は、会期延長の件だけしかございません。この問題は、この前大体二十日ということにおきめ願いましたので、議長発議で御決定願いたいと思います。
○椎熊委員 参議院も同意ですか。
○大池事務総長 参議院も同意いたしまして、昨日おやりになりました。
○土井委員 これは一応きまつたことだから、今ここで議論することでもないのですが、この前四日の日に、私は運営委員会に出なかつたけれども、松井君と田中君が出た。そのときには警察法の改正問題について官房長官が説明されたそうですが、大体出ないという見通しであつた。それなら二十日でよかろうということになつたのです。最近の新聞によると、何か官房長官、法務総裁、幹事長、政調会長の四人会議で、本国会に出すということを言つておるですね。
○小澤委員長 それはまだきまつていないようですから。
○土井委員 きまらないうちにお願いしておきたい。
○大池事務総長 それでは請暇許可を前にきめますと、一戰前の会期中ということになつてもいけませんので、まず会期延長を一番最初にお願いして、それから請暇許可をお願いする。その次に、山崎運輸大臣から横浜事件についての報告の発言申入れがございますので、それを先にやる方がよろしいと思いますから、それをお願いしたい。そのあとに、自由党、民主党、社会党の共同提案になつております相互銀行法案というのがすでに上つておりますから、——これは無盡会社に関するものですが、——これを西村直己理事が委員長報告をする。これはぜひ緊急上程をお願いしたいということでありますので、山崎運輸大臣の発言のあと、この緊急上程をお願いしたい。こう思つております。これは共産党は反対のようですが。
○梨木委員 反対です。
○大池事務総長 そうすると、これは起立採決ですね。
○小澤委員長 そうすると本日の日程は、ただいま事務総長の御報告、あるいは御意見通りにきめて御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それではさように決定いたします。 —————————————
○椎熊委員 きようの日程はそれで終るのですね。——そうするとちよつと提案があるのです。われわれ今度の地方選挙を体験してみまして、選挙法に大きな不備欠陷を発見したのです。このままの状態で選挙をやつて行くと、将来の選挙はまるで金権選挙で、選挙が複雑にして、かつ厖大なる金を要することになる。法文には、法定選挙という制限額があつても、ことごとくこれは蹂躪されておるという状態で、法そのものの権威を失墜しておる。こういうことは、日本の最も大事な民主主義の基盤をなす選挙を、不明朗かつ不正、不当のものにする結果になるので、私は国のために憂えざるを得ない。各党よりより内部ではそういうお打合せもあるようですが、これを公式に取上げて、早急に公職選挙法の改正を考えてもらいたい。そのために特別委員会を設置してもらいたいと思います。
○佐々木(秀)委員 自由党におきましても、ただいま椎熊委員の発言のようなことに対しては、よりより協議しておつたことでありまして、それに対して異論はございません。早急に、できるならば本国会中に、ただちにその改正を行いたいと思います。
○土井委員 大体椎熊君の御提案に対して、社会党としても賛成であります。実は昨日国会対策委員会あるいは党の機関等におきまして、今度の選挙の結果を見て、椎熊君同様、われわれとしても非常に憂いを抱いておるわけであります。早急に選挙法の改正を、この国会を通じて行いたい。こういう関係で、よりより協議いたしました結果、自民その他の党に対しましても、わが党の意向を申し上げたはずであります。従つてこの案に対しては賛成であります。早急にこれが改正にお進め願いたいと思います。
○小澤委員長 共産党はどうですか。
○今野委員 共産党としましても、今度の選挙の実情を見て、非常にこれは問題だと思うのです。先ほども地方行政委員会の方で言つたのですが、県会でも三百万円もかかつておるという事例がある。衆議院議員だつたら一千万円はかかるだろうということを、自由党の諸君もおつしやつておる。そうなると、何の選挙だかわからなくなつてしまう。これはぜひとも選挙法を改正して、さような買收行為の行われないような選挙にしなければならぬと思います。
○石田(博)委員 自由党が金を使うような発言はやめてもらいたい。だれがそんなことを言つたのですか。そんなことはない。
○小澤委員長 そうすると、大体特別委員会を設置して、公職選挙法の欠点を是正するという点については各党意見一致のようでありますから、さよう決定して御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それでは設置することに決定いたします。 その員数は、明日か明後日あたり各党で意見を練つてもらつて……。
○石田(博)委員 員数はきようきめておこうじやないですか。二十五名でどうですか。 〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
○椎熊委員 割振りはどうなんですか。
○大池事務総長 二十五名ですと、自由党が十五名、民主党が四名、社会党が二名、共産党が二名、農協が一名、労農が一名……。
○石田(博)委員 社会党と共産党が同じというのはおかしい。共産党の倍にならなければいかぬのではないですか。
○土井委員 按分比の間違いじやないのですか。
○石田(博)委員 六十六が四で、四十五が二というのはちよつとおかしい。
○土井委員 違つた点は、自由党からまわしてもらおうじやないですか。(笑声)
○石田(博)委員 違つたのは、違つたところからまわすことにするのが当然です。
○倉石委員 二十五名ということだけをきめておいたらどうですか。
○椎熊委員 各党の割振りは明日やろう。
○小澤委員長 特別委員会を設置し、その委員は二十五名ということを決定して、割当は事務的に正確なものを出して、明日までに決定することにしたらどうですか。
○大池事務総長 そうすると、動議は明日でいいのですか。
○佐々木(秀)委員 特別委員会設置だけをやることにして……。
○大池事務総長 訂正いたします。自由党が十六人、民主党が四人、社会党が三人、共産党が二人、その他へは参りません。
○倉石委員 それだけをきよう上げてしまおうじやありませんか。 〔「賛成」「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それでは二十五名の特別委員会の設置を決定して、委員の指名は明日やることにして、先ほど決定しました本日の議事の順序の一番最後に、ただいまの問題を持つて来ることにしておきます。
○高倉定助君 特別委員会の二十五名は決定するけれども、各党の割当は決定しないのですね。
○小澤委員長 決定するのです。正確な割当数が出ましたから、それは決定するが、指名については明日協議する。
○高倉定助君 前の発表のように願いたい。
○福永(健)委員 それは数字が違つたのだから……。
○石田(博)委員 こういうことがあるから、常に私どもは、小会派は一団体として一緒に交渉団体にしなさい。そうなれば必ず一人は入る。みな集まれば二十四名になるから、共産党と同一の数がとれる。そこで、小会派はまとめてやりなさいと、今までいつでも言つて来た。あなた方がまとまつて院内交渉団体になれば、それは考えられます。二十四名になれば、発言もすべて団体の一つの單位として扱うことになる。そうすればまた別個の計算になるのです。それを御忠告申し上げておるにもかかわらず、お聞きにならなかつた結果がこういうことになる。(「自由党と折衝してみなさい」と呼ぶ者あり)この問題はあとで御相談になつても、むだな努力をさせてもお気の毒ですから、私どもの態度ははつきりいつも申し上げておる。あなた方の小会派がまとまられて、一つの交渉団体として今後行動されるならば、その單位において当然割当が行くのです。これが最大の要件です。
○土井委員 その意見は正当ですよ。それでなければ議会政治は成立たぬから。
○小澤委員長 この問題は、委員外の発言も、委員長の許可があればできるのだし、あなた方の意見も相当入れる機会もあろうと思いますから、一応ただいまのように委員の員数は二十五名として、その割振りはただいま報告の通りに決定いたしたいと思います。御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それではさように決定いたします。 —————————————
○大池事務総長 ちよつと簡單なことですが、御相談願いたいと思います。御承知の通り、赤十字社で白い羽運動が行われております。赤い羽の例もありますので、ぜひ議員さんに御協力願いたい、本日議院運営委員会があつたら、お諮りを願いたいというお申出があります。これは各党で特に御反対の方はお申出を願いまして、そうでない方は、前例通り一人百円ずついただくということにお願いいたしたいと思います。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 別に御異議ないようですから、ただいまの問題は百円ずつ御醵出を願うことにし、反対の方は申し出ていただくことにいたします。 —————————————
○大池事務総長 それからもう一つ大きな問題でありますが、この前御報告申し上げた列国議会同盟から両院議長に対して、日本も従来通り列国議会同盟に再加入してほしいといろ勧誘を受けておつたのであります。それは御報告を申し上げ、御意見も承つたのでありますが、当時は大体各派の皆さんの方で、再加入した方がいいという御意見であつたのであります。ところがごく最近に、列国議会同盟の事務総長から、本年の八月三十一日から一週間、トルコのイスタンブール——昔のコンスタンチノープルですが、そこで会議が開かれるそうであります。それで日本議員団を構成して、まだその同盟に入つておらないけれども、特に希望の議員があればおいでくださいという熱心な勧誘が来ております。そこで前回の勧誘に対しまして、議長として何とか御返答しなければならなかつたのでありますが、そこまで行つておりません。各派では入つた方がよかろうということだつたのでありますが、日本が正式に国際会議にすみやかに單独で入れるか入れないか、いろいろ問題がございまして、まだそのままにして回答を出してございません。これは参議院議長の方とも打合せた上で、ごく最近に回答しなければならぬと考えております。そこで回答の意味において、大体次のようにでもお答えしておいたらいいのではないかと思います。一応申し上げて御意見を伺いたいと思います。その回答の要旨としては、衆議院では一九一一年以来、衆議院の議員全員で日本議員団というものを結成し、列国議会同盟にできる限り代表者が参列しておりましたが、一九三九年のオスローの会議以来中止の状態になつておつた。今回執行委員会で、日本国会の列国議会同盟への復帰が認められましたので、事務総長から議長に書簡をいただいたことは感謝にたえぬ。そこで衆議院は参議院とも打合せて、ぜひ日本議員団を再結成して再加盟の用意はあるが、公式に国際会議に加入し、代表者を任意に派遣し得る日の一日もすみやかに到来することを待望しておる、こういう意味のことだけを言つてやつたらどうかと思います。議員団は一国に一つしか設けられないことになつておりますから、今度は参議院の方へも加入勧告が来ておりますので、こしらえるとなれば、衆参両院が一致して一緒にならなければならなぬ。そうすると団長をどうするとか、いろいろ事務的の面もありますので、従来通り議員団をつくつてこれに加盟する用意はあるが、正式のものになる日の早く来ることを期待しておるという意味の返答を出したらどうかと思います。これについて皆さんの御意見を伺い、できれば、この回答文が正式に決定すればまた御報告申し上げますが、議長に御一任願つたらどうかと思います。 〔「賛成」「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○倉石委員 なるべく早く出した方がいいと思う。回答を出すのはけつこうだけれども、早く加入のできるように、何かネツクがあるならばそれを除いて、早く加入する方にし向けて行きたい。
○大池事務総長 加盟をしますと費用も出さなければなりません。衆議院の海外派遣費というものは、落されてなくなつておりますので、これに加盟する準備をつけ、団をまず先に結成して、加盟する費用を向うへ佛い込む。その会費を出すとか、議員の派遣費用をとらなければできませんので、来年度の予算でなければ間に合いません。
○土井委員 加盟費はどのくらいですか。
○大池事務総長 元は一人についてスイス・フランの四十フランだつたのですが、これを計算してみると、今日では相当になると思います。まだ十分そこまで調べておりません。ただ入りたいという意思表示だけをして、講和会議後にはすぐそういう形もできるのではないかと思います。
○小澤委員長 それでは、ただいまの件は議長に一任することにいたします。本日の会議は二時半に開くことにしていかがでしようか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それでは二時半に開会することにいたしまして、本日はこれにて散会いたします。 午後一時五十分散会