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10回国会衆議院1951/03/06

議院運営委員会 第23号

発言数
65
登壇者
9
会派数
4
開催日
1951/03/06

会議録

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは本日の委員会を開会いたします。  一番初めに御協議を願いたいことは、地方行政委員会からの公聴会開会承認要求の件に関する議長諮問でありますが、まずその内容について事務総長から御説明を願います。

大池眞事務総長

○大池事務総長 地方行政委員会から、地方税法の一部改正の問題について公聴会を開いた方がよいということで、公聴会を開きたいということでございます。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 御異議がなければ、ただいまの公聴会開会の件に関する議長の諮問は承認することにいたします。     —————————————

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 次に、首都建設委員会委員の指名の件及び同委員任命につき同意を求めるの件は、前会から問題になつておりましたが、これを議題に供します。

土井直作日本社会党

○土井委員 わが党といたしましては、首都建設委員候補のうち、小林、高野両氏に対しましては、適任者にあらずということで反対を表明します。もう一ぺん持ち帰つて、練り直してもらいたいと思います。

石田博英自由党

○石田(博)委員 共産党は全部反対ですか。

竹村奈良一日本共産党

○竹村委員 全部反対です。

土井直作日本社会党

○土井委員 これは高野君だと思つたけれども、御承知の通り首都建設委員は、都会議員から一名ということになつております。これは学識経験者ということになつておるけれども、この氏名を見ると、都会議員あるいは区会議員などをずつと続けて来ておる人で、実際上の面から行けば、都会を代表するという形になつて出て来るわけですから、これは入れかえをされた方がよいのではないかと思います。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 高野君は、私よく知つておりますけれども、人間はりつぱです。

土井直作日本社会党

○土井委員 人間はりつぱかどうか知りませんけれども……。

石田博英自由党

○石田(博)委員 それでは御反対はやむを得ないですから、議題にすることに御賛成を願います。

土井直作日本社会党

○土井委員 議題にしないで、もう一回考えて来てもらおうじやないですか。

石田博英自由党

○石田(博)委員 これは私どもの方といたしましては、十分党において研究をいたした結果議題にしていただくようになつたのでありまして、せつかくのお申出でありますけれども、御反対はやむを得ませんから、議題にするようにおとりはからい願いたいと思います。民主党はいかがですか。

園田直国民民主党

○園田委員 いいです。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは社会党あるいは共産党の意見もありますけれども、一応賛否は別問題として、本日の日程に上程することにいたします。

大池眞事務総長

○大池事務総長 採決の方法などはあとでお打合せをいたしたいと思います。     —————————————

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 次に、決議案の取扱いでありますが、決議案は大体前回から問題になつておりましたのが二つあります。その一つは、共産党提出の吉田外務大臣不信任決議案、それから緊急輸入確保に関する決議案と、二つありますが、まず吉田外務大臣不信任決議案の取扱いについて御協議を願います。

竹村奈良一日本共産党

○竹村委員 これは前回からたびたび議題になつて今日まで延びておるのでございますが、ぜひ本日冒頭に上程されんことを特にお願いする次第です。

石田博英自由党

○石田(博)委員 社会党はどうですか。

土井直作日本社会党

○土井委員 社会党は保留です。

石田博英自由党

○石田(博)委員 民主党はどうですか。

園田直国民民主党

○園田委員 保留です。

石田博英自由党

○石田(博)委員 今おつしやるように、皆さんが保留なら、わが党も保留に賛成です。

竹村奈良一日本共産党

○竹村委員 これは問題の性質から考えまして、不信任というようなものが保留の形で長く引延ばされるということは、出された御本人自身に対してもはつきりけりをつけるべきものと思います。従つてぜひ本日上程願いたい。けりをつけること自身が、政治常識から考えても当然であつて、決議案の性質から考えても保留さるべきものではないので、ぜひ本日お取扱いを願いたい。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 竹村君の御意見に対して、ほかに御意見がありますか。

石田博英自由党

○石田(博)委員 ちよつと伺いたいのですが、今共産党から強い要望がありましたが、社会党はやはり保留でございますか。

土井直作日本社会党

○土井委員 保留です。

石田博英自由党

○石田(博)委員 民主党は……。

園田直国民民主党

○園田委員 保留です。

石田博英自由党

○石田(博)委員 それでは、わが党は受けて立つ立場でありますので、どちらでもよいのでありますが、せつかく民主党及び社会党が保留とおつしやつておるのでありますから、やはり長いものに巻かれろで、本問題については保留に賛成いたします。

梨木作次郎日本共産党

○梨木作次郎君 決議案というものは、われわれ前々から申し上げておる通り、長くたなざらしにすべき性質のものでもないし、われわれの政治常識から行きましても、とにかく外務大臣に対する不信任案が出ているのに、これの決着をつけないでそのままにしておくということは、お互いに避けなければならぬことだと思う。特に自由党の皆さんは多数なんでありますから、これはひとつぜひきようやつていただきたい。

石田博英自由党

○石田(博)委員 われわれは、わが党総裁である外務大臣に対して共産党から不信任案が出ておりますので、私どもからとやかく申し上げるのではない。社会党と民主党が保留ということをおつしやいますので、あなたの方は三十名未満だし、民主党、社会党は、両党合せて百名になりますから、どうしても多い方に巻かれてしまうよりしかたがない。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは本日はこれは保留することにしましよう。  それから緊急輸入確保に関する決議案、これは社会党提出だつたのですが、共同提案になつておるのでありますか。

土井直作日本社会党

○土井委員 共同提案になりまして、大体話はついておるのでして、今澄君が趣旨弁明をして、後賛成をしてもらうということになつております。

石田博英自由党

○石田(博)委員 この決議案に対しましては、共産党の風早八十二君から反対討論を申し出ておられるようでありますから、わが党としては小川平二君を賛成討論に出します。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 前例から言うと、各派共同提案は、反対討論がなければ賛成演説はしなかつたのだけれども、反対討論があるからといつたわけです。

大池眞事務総長

○大池事務総長 そうすると、社会党の今澄さんが趣旨弁明をされて、反対討論を風早君、賛成討論を小川平二君……。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでよろしゆうございますね。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それではさよう決定いたします。  その次に決議案として、歯舞諸島及び南千島返還懇請に関する決議案が自由党から出ておりますが、この取扱いについて御協議を願います。

石田博英自由党

○石田(博)委員 この決議案は、ただいまわが党だけの提案になつておりますが、これはやはり本運営委員会の取扱いの慣例がございますから、ただいまのところ各派共同提案にするように、各派とお話合いを進めておる過程にあるのであります。従つてその手続が終了いたしますまで、保留を願い上げます。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 では、これは保留と決定いたします。     —————————————

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 なお公聴会開会承認要求の件がもう一件参りました。その内容については事務総長から申し上げます。

大池眞事務総長

○大池事務総長 ただいま文部委員会の方から、公聴会を開きたいから、ぜせ御承認を願いたいという案件が参りました。それは宗教法人案に関してで、これは重要法案のようでございますので、これについて公聴会を開きたい、こういう申出であります。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 御異議がないといたしますれば、これを承認する旨を答申することに決定いたしました。     —————————————

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 次に、今日の本会議の順序について、御協議を願いたいと思いますが、一応事務総長から御説明を承ることにいたします。

大池眞事務総長

○大池事務総長 そうしますと、ただいま御決定になりました首都建設委員会委員の指名及び同意を求める件と、それから緊急輸入確保の決議案の問題はどこへはめるか、またその時間等はあとで御協議願うことにいたしまして、お手元にあります本日の議事日程だけ御説明を申し上げます。  日程第一は、電気通信委員長の關内正一さんが委員長報告をされまして、委員会においてはこれを国会で承認するということになつておりますので、これを承認することになりますが、これに対して共産党が反対でございますので、委員長報告後起立採決でお願いいたしたいと思つております。日程第二と三は、大蔵委員長夏堀君の報告で、共産党が反対でございますから、これも採決で願いたいと思つております。日程第四、第五、第六、これも大蔵委員会でありますが、これは理事の奧村又十郎君が御報告をすることになつております。そのうちで、日程第四は共産党が反対でございますから、それだけを起立採決をいたしまして、五、六は全会一致でありますから、議長から異議を問う。日程第七は、厚生委員会の案件でありまして、理事の亘四郎君が御報告になります。これは全会一致でありますから、議長から異議を問うことになります。日程第八以下十一までは運輸委員会のもので、理事の坪内八郎君が委員長報告をせられますが、日程第八は全会一致でありますから、これは議長が異議を問うて、九、十、十一は共産党が反対でありますから、これは起立採決をするということにいたしたいと思つております。  そこで、先ほど御決定を見ました首都建設委員会委員の指名及び同意を求める件は、議長発議の関係もありますので一番最初にお願いをして、次に緊急輸入確保に関する決議案を御上程願つて日程に入つた方がよくはないかと思つております。首都建設委員会委員の鈴木仙八君の指名は、動議でもつて議長指名にお願いをして、議長の方から御指名するという形できまります。次に、政府の方から同意を求めて参りました阿部君以下四人については、そのうち小林、高野さんについては共産党並びに社会党が共通して御反対のようでありまして、阿部君、次田君については共産党のみが御反対のようで、あとは特に御反対がないようでありますから、採決に当つては、阿部君と次田君をまず起立採決でお願いをし、次に小林君と高野君について起立採決をする、こういうふうに二度にすれば、起立の上の順序がつくのではないかと思います。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 今の順序で御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それではさように決定いたします。

大池眞事務総長

○大池事務総長 それから今の緊急輸入確保に関する決議案について、今澄さんの趣旨弁明があつて、それから風早さんと小川さんの討論があるわけですが、時間等はどういたしましようか。

石田博英自由党

○石田(博)委員 討論は十分。

竹村奈良一日本共産党

○竹村委員 十分内外。

園田直国民民主党

○園田委員 討論は十分以内ですよ。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは十分を越えないようにお願いをいたします。

松井政吉日本社会党

○松井(政)委員 趣旨弁明の原稿は、通産委員会の共同提案として見てもらつておりますけれども、その時間は……。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 趣旨弁明は時間の制限はないのです。討論だけです。

石田博英自由党

○石田(博)委員 議題も大体予定されたものが終つたようでありますが、懸案になつておりまする川上貫一君の懲罰問題であります。懲罰委員会はようやく結論を生み出しつつある段階にあるのでありますが、御本人の川上君が御欠席で、その届を出してあるそうであります。十日までの御欠席でありますので、御本人がいない間にこれを本会議に上程するわけにも参りませんが、しかしまた同時に、いつまでもこの問題をほうつておくわけにも参らないので、御本人が十日までの休暇を得てありますから、十日まではお待ち申し上げますが、それ以後の点につきまして、御本人がどうしても事情やむを得なければ、御本人の欠席のままでもこれはやらざるを得ない。あるいは御本人のいろいろ一身上の都合その他のこともございましようが、そういう処置もとらざるを得ないということをあらかじめ御了承を得ておきたいと思います。われわれの想像するところによりますと、当然議員としての責任を十分感じておられる川上さんのことでありますから、まさか理由なくして重大な自己の一身に関することが議題になるときに御欠席になるとは思いませんが、なお一応ここで申し上げておきます。

土井直作日本社会党

○土井委員 ただいまの石田君の趣旨はもつともでありまして、われわれも大体異議はないのでありまするが、川上君が十日間正式に休暇をもらつておるということでありまして、それから後になお不慮のいろいろな関係でやむを得ざる事情がありまする場合においては、欠席の上でそういうものを上程するということは差控えていただきたいと思います。ただ何か故意に出て来ないような情勢が見えれば、今石田君の言うような趣旨もやむを得ないと思いますが、病気とかその他不慮の災難などのために、だれが見ても出席不可能だと思われるような事態ができたときには、欠席のまま上程するというようなことのないように、含みを持つて処置を願いたいと思います。

石田博英自由党

○石田(博)委員 まつたく不可抗力というように判断される場合は別問題でありますが、われわれの考え方というものをここに御披露申し上げておる次第であります。もとよりそれを決定する場合におきましては、その事態に相なつてから御協議を願わなければならぬことは当然であります。

田渕光一自由党

○田渕委員 今石田委員からお話がありました通り、少くとも懲罰委員会にかかつておる議員が一週間も休暇を願い出て、それによつて懲罰委員会の審議が延びて行くというようなことになつていますが、その休暇の申請というものは議長の手元に出て、病気だとか何とかいう理由もあつたのでしようが、少くともこういう場合においては、一応懲罰委員長に御連絡があつて決せられるのがほんとうじやないかと思います。問題になつていない、ただの議員の請暇ならいいが、それがために懲罰委員会が開かれない、あるいはその事案が進行されないということでは困る。こういうことはめつたにないことでありますが、少くとも懲罰委員会に付せられておる者が、かつてに届け出て一週間なら一週間の休暇を申し出れば、議長は黙つてそれを許すのかどうか、こういうことも将来のために伺つておきたいと思います。どういうような休暇願いが出されておるのか、参考に伺つておきたいと思います。

大池眞事務総長

○大池事務総長 請暇を申し出ました原書を今とりに参りましたが、理由は、病気または一身上の所用とかになつておると思います。一週間を越えます場合には、議長限りできまりませんので院議に諮つておりますが、一週間を越えてない分については、議長の職権で許すことができるように相なつております。従いましてただいまの川上さんの件に対しては、懲罰委員会にかかつておることはわかつておりますが、当時申し出られたのは一週間を越えない範囲で六日間、十日までということで参つておつたのでありますが、そのときにはまだ懲罰委員会は審議最中のことでありました。すでに懲罰委員会の模様がはつきりしておりますれば、議長としては皆さんにお諮りを申し上げるわけでありますが、審議最中の時期でございましたので、そのことだけをもつて議員さんの御都合を拒否するわけには議長として参りませんものですから、許可を申し上げたような次第であります。今原書を持つて参りましたが、所用ということで、六日間の請暇を申し出られております。

土井直作日本社会党

○土井委員 それは議員を責めることはできない。議員はいかなる理由で出しても、議長がそれを許可したということであれば、議長の責任になる。

田渕光一自由党

○田渕委員 とにかくわれわれがいつまでも延ばしておかないということをはつきりしておけばよいと思います。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは本会議の開会時間は大体一時十分ということにいたしまして、本委員会はこれで散会いたします。     午後零時四十七分散会

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