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10回国会衆議院1951/01/18

議院運営委員会 第5号

発言数
67
登壇者
8
会派数
4
開催日
1951/01/18

会議録

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 きようは初めての委員会でありますから、開会前にちよつと簡単にお祝いの言葉を申し述べます。  皆様新年おめでとうございます。皆様も御承知の通り、本年はわれわれは民族にとりましては非常に重大な年でありまして、おそらくは新しい日本の歴史の一ページを飾る年ではないかと考えおります。従いましてわれわれの職責も非常に重大であります。本年こそは、息詰まるような国際情勢下におきまして、まず世界人類の平和を祈願しつつ、日本の自立的な経済を確立いたしまして、さらに努力を傾注し、敗戦後切実な要望でありました日本再建に協力したいと思つております。簡単でありますが、一言お祝いの言葉といたします。(拍手)  これより本日の会議を開くことにいたします。御承知のように、本会議につきましては昨年末、大体開会式は二十二日に行い、二十三日から総理大臣の施政方針の演説に入ろうということでありましたが、これらの点について正式に決定し、参議院側に申し出る必要がありますから、本日委員会を招集いたした次第であります。つきましてはこれから申し上げる二、三の項目の問題について、順次事務総長から説明を願いまして、協議を煩わしたいと存ずる次第であります。  まず第一に、開会の件を議題に供します。

大池眞事務総長

○大池事務総長 開会式は、昨年末の当委員会で、大体二十一日が日曜でありますので、二十二日にあげて二十三日から総理の施政方針に入ろうということにお打合せしてあつたのであります。大体そういう方針で進んでおりましたが、ちよつと漏れ承るところによりますと、陛下は今葉山の方にいらつしやるのでありますが、少し御風邪ぎみのように承つております。侍医の言われるのには、一週間くらいは外出は御無理ではないだろうかということです。軽い程度のおかぜのように拝承しておりますので、ただいま二十二日とはつきり決定いたしますと、場合によると御臨幸ができない場合もあり得る。その場合に、もしそういうことがあつても開会式をあげるならば、勅語などがなく、そのまま両院の代表の議長の式辞だけで済むものか、それとも勅語などの取扱いをどうしても必要とすれば、初めての例であるのでどうしたらいいか、そういう点も考究する必要があろうかと考えておるわけであります。従つてこの前のお打合せ通り、二十二日にとり行われることに当委員会で御決定をし、参議院側に申し入れることも、そういう点が予見されておるならば、好んで二十二日に開会式をとり行わなくてもいいじやないかということも考えられますので、ひとつ十分御協議願つた上で、参議院側に議長として協議を申し上げる。こういう状態であります。

赤松勇日本社会党

○赤松委員 お尋ねしますが、そうすると大体何日くらいの見通しがつきますか。

大池眞事務総長

○大池事務総長 今申し上げるように、漏れ承つた御様子では、そうむずかしいような御病状でももちろんないようでありまして、二十二日にはたしておいでになれるかなれないか、今予想がつかぬという程度でありますから、ほんとうを言えば、きようの運委員会でおきめ願わなくて、二十日ごろ運営委員会を開くことになれば、その際には二十二日に大丈夫だとか大丈夫でないということはもちろんわかると思いますので、二十日に御協議願うということも考えられますけれども、各党御都合もありますので、むしろ二十二日の午前中からでもこの議院運営委員会を開いていただけば、それまでにははつきりするのではないか、要するに二十二日というのが多少ずれるということを御承認願えればいいのではないか、こう考えておるわけであります。

赤松勇日本社会党

○赤松委員 二十日にもう一ぺん開いて相談してみたらどうですか。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 二十日の午後でもいいのですが、どこの党でも大会なんかの関係がありますので、どうでしうか。

大池眞事務総長

○大池事務総長 それでは二十二日の午前十時から開いていただいて、この御決定を願つたらいかがかと思いますが……。     〔「賛成」と呼ぶ者あり〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 開会式の日取りにつきましては、二十二日の午前十時からさらに本委員会を開いて御協議することにし、本日は最終決定を留保するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それではさように決定いたします。

大池眞事務総長

○大池事務総長 それでひとつ御了承いただきたいと思いますのは、開会式の式次第の印刷の都合もありますので、御決定願いたいと思いますが。従来「同十時四十五分天皇陛下が参議院に行幸される。」ということに、昔の例を追つて公報はなつておつた。これはちよつとおかしいので、参議院の方に行幸されるのではなく、国会議事堂に行幸されるのではないか、そういうことに考えついたので「参議院に」というのを、「国会議事堂に」行幸されるということに直したらどうかと思います。これを御了承願いたいと思いますか……。     〔「その通り」、「賛成」と呼ぶ者あり〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 ただいまの事務総長の発言の通りに決して御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それではさように決定いたします。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 次に米窪君の弔詞の件を議題に供します。

大池眞事務総長

○大池事務総長 米窪議員が脳溢血で急におなくなりになりましたので、非常に哀悼にたえません。この弔詞贈呈の取扱いでございますが、国会開会中でありますので、院議をもつて弔詞を差上げるのが当然だと思います。しかしながら承るところによれば、二十二日の午後青松寺で党葬を行うということになつておりますので、従来の予定通り行つても、二十二日は開会式だけでありますので、院議をもつて差上げるわけに参りません。従つて今のように多少ずれるとすれば、そういうことがなおできなくなりますので、従来の休会中におなくなりになつた場合と同様に、先例によつてお取扱いを願いまして、あとで開会されたときに哀悼の演説をお願いする、こういうことにお願いしたらどうかと思います。

赤松勇日本社会党

○赤松委員 けつこうでございます。

大池眞事務総長

○大池事務総長 そこで弔詞の文句でございますが、実は今まで「多年憲政ノ為ニ尽瘁シ」というような言葉を用いておつたわけであります。この「多年」というのは大体十五年くらい勤めた方に「多年」という言葉を使つております。これは助川さんが不時の、船の遭難でなくなられたときは十二年でございましたが、特別に「多年」という字を入れた次第であります。米窪さんは九年十一箇月、大体十年でございますが、今は古い議員も非常に少くなつておるので、十年くらいからお使い願つたらどうか、こう考えております。従つてこれは単に米窪さんばかりの問題ではありませんので、米窪さん程度にお勤めになつておる方を調べててみますと、米窪さん以上の方は、稻田直道さん、井上良二さん、長野長廣さん、森幸太郎さん……。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 ちよつとそれは弔詞をもらう候補者みたいになるから言わないで……。 (笑声)

大池眞事務総長

○大池事務総長 そういう意味じやありません。(笑声)長年勤めておられる方を申し上げたわけですが、一応米窪さんにも「多年憲政ノ為ニ尽瘁シ」という言葉を入れていただいたらどうかと思います。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは大体十年程度以上勤められた方には、今後も「多年という言葉を使うということに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それではそういうことにいたします。

大池眞事務総長

○大池事務総長 そこで弔詞の案は、衆議院ハ多年憲政ノ為ニ尽瘁シ襲ニ国務大臣の重任ニアタリタル議員正八位勲四等米窪滿亮君ノ長逝ヲ哀悼シ恭シク弔詞ヲ呈ス こういうことでございます。

幣原喜重郎自由党議長

○幣原議長 位階は違うのじやないですか。

大池眞事務総長

○大池事務総長 位階が上ればそれに直します。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 上つたらそれを挿入するということですね。

岡延右エ門自由党

○岡(延)委員 国務大臣になつておれば、従三位をもらつておるはずですが、正八位などと書くのは、人をばかにしたように聞えるから……。

赤松勇日本社会党

○赤松委員 私の方といたしましても、党の性格から言いまして、党葬ですから、できるならばそれはひとつなくしてもらいたい。

大池眞事務総長

○大池事務総長 位階をですか。

赤松勇日本社会党

○赤松委員 そうです。

大池眞事務総長

○大池事務総長 そうすると「議員米窪滿亮君ノ長逝ヲ哀悼シ」ということになるわけですね。

赤松勇日本社会党

○赤松委員 ええ。

大池眞事務総長

○大池事務総長 そういう御希望であれば、これは上るか上らないかはわかりませんけれども、そういうことに……。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それではただいまの赤松君の御希望もありますので、「正八位勲四等」ということは除きまして、弔詞を呈することにいたして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それではさように決定いたします。

赤松勇日本社会党

○赤松委員 ありがとうございました。     —————————————

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 次に自由討議の件を議題に供します。

大池眞事務総長

○大池事務総長 自由討議は、御承知のように国会法第七十八条によりまして、一定の時期には開かなければならないことになつておるのであります。その期日を延期する場合は、当委員会の承認を経て延ばす形になつておるわけであります。そこでこの前この委員会で、二十日まで休会しようということを御決定になつたのでありますから、その間の分は当然延期をお認めになつたものとしての取扱いをいたしたわけでありますが、それを除いても、すぐまた一月二十一日が三週間目になります。従つてその都度当委員会に延期をはかるのもおかしいと思いますので、今後はむしろ議院運営委員会で自由討議をやろうと御決定あるまでは、一応延期されたものとしての取扱いをした方がかえつて穏当ではないか。こう考えるのでありますが、その都度来た日に延ばすか、延ばさぬかということをお諮りいたしましようか。どんなものでございましようか。特に二十一日の分はお延ばしを願わなければならぬと考えておりますが、どういう取扱いを今後した方がいいか、おきめ願いたいと思います。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 さきに事務総長の説明をされた方がいいのじやないですか。

大池眞事務総長

○大池事務総長 必要があつて、いつやるかということをおきめ願うまでは、一応延ばす方がいいように思いますが……。     〔「賛成」と呼ぶ者あり〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは自由討議の問題は、ただいま事務総長のお話の通り、議院運営委員会で自由討議をやるということを決定しない場合は、逆に自由討議は延期したものと認めて事務上取扱うことに決定して御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それではさように決定いたします。     —————————————

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 次に予備金支出の件を議題に供します。

大池眞事務総長

○大池事務総長 予備金支出の御承認を願いたいと思いますのは、ただいま申し上げました米窪さんの御死亡に対して、規定によりまして弔慰金を差上げなければなりません。この弔慰金は予備金をもつて支出する形になつておりますので、この点まず御承認を願いたいと思います。  次に二十四年度、二十五年度ですでに御承認を得て予備金支出をしたものが、ただいまお手元に差上げました昭和二十四年度、同二十五年度衆議院予備金支出でありますが、すでに支払いをいたしてあるものであります。これは通常国会の初めにおいて報告をして、本会議で承諾を求めなければならないものでありますので、適当の機会にこれだけのものを御承認願うことにお願いいたしたい、こう考えておる次第であります。  なお米窪さんに対する弔慰金の予備金支出の額は五十一万六千円でございます。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 これは先例、規則通りですね。

大池眞事務総長

○大池事務総長 規則通りです。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは予備金から米窪滿亮君に対する弔慰金を支出するに決して御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 御異議ありませんから、さように決定いたします。  次に本会議に報告すべき予備金支出に関する内容について御意見ございませんか。

大池眞事務総長

○大池事務総長 これは大体このまま本会議に報告をいたしまして、御承認を求めることに願いたいと思いますが……。     〔「賛成」と呼ぶ者あり〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それではこの通り本会議に報告いたすことに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 御異議ありませんから、さように決します。     —————————————

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 次に人事承認の件を議題に供します。

大池眞事務総長

○大池事務総長 今お手元に配付いたさせますが、本院の衛視をやつております主事の幕田君でございます。この本人の前後の人たちは、みな参事にすでに昇格をいたしております。幕田君は長い間兵隊の方にとられておりまして、帰つて来るのが非常に遅かつたために参事に昇格しなかつたのであります。現任の方を少し離れ過ぎておつたために、本人も遠慮されておりましたし、またこちらの方も帰つて来てすぐに同期生その他のものが参事になつておるからといつて、参事にするのもいかがかと思つて保留いたしておつたのであります。年がかわつたので、前後の振り合い上、ぜひ参事に昇格を御承認願いたいと考える次第であります。     〔「賛成」と呼ぶ者あり〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それではただいまの幕田主事の参事昇格を承認するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 御異議がありませんから、さように決します。     —————————————

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 次に通行証発行の件を議題に供します。

大池眞事務総長

○大池事務総長 これは当委員会に一一お諮りするほどの大きな問題ではありませんが、ほかのこととも違いますので、実は議長限りで私のところと御相談するのもいかがかと思つて、皆様の御意見を承つた上で、御決定願いたいと思うのであります。御承知のように、日本婦人有権者同盟というものができておるわけであります。市川房枝君その他が中心になつておるように聞いております。その日本婦人有権者同盟から、議会に出入するバツジをぜひ一、二個もらいたいという申出が議長のところまで、要求といいますか、歎願といいますか、来ておる次第であります。そこで日本婦人有権者同盟という会名その他によつてそういうものを一々差上げるわけにも参りませんので、適当と思うもの以外は押えておるのであります。その日本婦人有権者同盟の目的及び事業等を見ますと、こういうのは当然かもしれませんが、私どもが選んだ国会や地方議会や政府を監視する、進んで政治のやり方等について注文を出すというのが、この同盟の目的であり事業であるといわれる。そこで国会を監視するためにバツジを出すということも事務的にはいかがと思つて、皆様の御意向を伺つた上で、出した方がいいということになれば出しますが、どういたしますか。     (「反対」と呼ぶ者あり)わざわざ監視されるのは、国会の権威にも関することでありますので、一応御意見を承つた上で御決定願いたいと思います。     〔「そういう人に監視してもらわなくてもよろしい」と呼ぶ者あり〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それではバツジを交付しないことに決定して御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 御異議ありませんから、さように決定いたします。

赤松勇日本社会党

○赤松委員 それには異議ありませんが、御承知の通り日本労働組合総評議会というのがあります。これは五百万以上の会員があて、これが自由党に行つたり、民主党に行つたり、社会党に行つたり、それで入れなければ参議院にも行つたりする。ああいうのは困るし、向うも大きな労働団体で各党にも関係があるので、これは議長や委員長、事務総長にもあとで御相談したいと思いますが、そういう団体の性格なんかもよく見ていただいて、常識的に考えて、この団体ならばという団体には、御考慮を願いたいと思います。

倉石忠雄自由党

○倉石委員 大体面会は面会所でやるのが原則なんです。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 赤松君の言われることは抽象的の問題ですから、具体的に問題が起きた場合に、また赤松君の意もくんで研究してきめることにいたしましよう。     —————————————

大池眞事務総長

○大池事務総長 それから各党の議席の変更の必要がございましたならば、二十二日ころまでにお申出願えば、また適当にとりはからいますからお願いいたします。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 何かその他に御発言ございませんか。

梨木作次郎日本共産党

○梨木委員 先ほど開会式の点はきまりましたが、二十三日に首相の施政方針演説をやるという点はどうなつておりますか。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 開会式のその次の日という建前でございます。開会式の日取りがきまると同時に、施政方針の日もきまるわけです。

梨木作次郎日本共産党

○梨木委員 これも二十二日にきめるということになりますね。

大池眞事務総長

○大池事務総長 そうです。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 その他に御意見ございませんか。——御意見がないようでありますから、本日はこれで散会いたします。     午後二時十二分散会

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