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10回国会衆議院1951/05/27

運輸委員会 第33号

発言数
85
登壇者
14
会派数
2
開催日
1951/05/27

会議録

大澤嘉平治自由党

○大澤委員長代理 これより会議を開きます。  委員長不在でありますので、理事の私が委員長の職務を行います。  国際観光ホテル整備法の一部を改正する法律案を議題といたします。まず政府より提案理由の説明を求めます。山崎運輸大臣。

山崎猛自由党運輸大臣

○山崎国務大臣 国際観光ホテル整備法の一部を改正する法律案の提案理由について御説明申し上げます。  政府におきましては、このたび政府部内の審議会等を整理する方針を立て、これに基き、本法により設置されておりまするホテル審議会も廃止することとなりましたので、本法中審議会関係の条文を削除することといたした次第であります。  なお、本法が実際に運用されましてから、すでに一箇年になんなんといたしておるのでありますが、その間、規程内容の不備の点なども見出されましたので、この機会に本法による登録の申請条件、旅館登録の人的条件及び登録施設基準等について所要の改正を行わんとするものであります。何とぞ御審議の上、御可決あらんことをお願い  いたす次第であります。

大澤嘉平治自由党

○大澤委員長代理 これより質疑に入ります。

坪内八郎自由党

○坪内委員 大臣にお尋ねいたします。この改正法律案によつて審議会が廃止されることになるわけでありますが、今までこの審議会は、大体においてどんな活動をして来たのかということが第一点、それからこの廃止に伴つて、それらの審議会の性格上、今まで民間関係の意見を十分調査していろいろ仕事をして来たのじやないかと想像されますが、そういつた民間の意見を今度はどのような方法で聴取し、あるいはこの運営に当るのか、この二つをお尋ねいたしたいと思います。

山崎猛自由党運輸大臣

○山崎国務大臣 ただいまお尋ねの点につきましては、私立会いの上で政府委員より説明をさせることにいたします。

間嶋大治郎運輸事務官(大臣官房観光部長)

○間嶋政府委員 ただいまの御質問に対しまして、まずこのホテル審議会はどういう仕事をして来たかということでございますが、これはこの国際観光ホテル整備法によりますと、まずこの法律の規定によりまするホテルあるいは旅館の登録の認可あるいは登録の取消しまたは訴願の裁決というふうな事項につきまして、運輸大臣の諮問に基いて審議をいたしまして、これを運輸大臣に答申するということが第一の仕事であります。運輸大臣はこの意見を参酌いたしまして、登録の可否あるいは登録の取消し等を決定いたしておるのであります。なおそれ以外に、この法律によりますと、ホテル業及び旅館業の振興に関して関係行政庁に建議をすることができるということに相なつておるのであります。それでは現在までにどの程度仕事をしたかと申しますと、まず登録の審査につきましては、現在まで運輸大臣から、ホテルが四十四件、旅館が十八件、合計六十二件諮問いたしまして、これを審議いたしまして、登録を可として答申いたしましたものが、ホテルが四十三件、旅館が十七件、合計六十件に相なつております。  なおこれ以外にホテル審議会といたしました仕事は、旅館の外客宿泊施設としての整備方策、あるいは接収ホテルの一部解除の対策、あるいはホテル整備法の改正原案等について審議を行いました。現在やろうとしております仕事は、講和条約を機として、接収ホテルを全面的に解除してもらいたいという要望が業界からございまして、この問題を審議いたしまして、案ができましたら、審議会として関係方面に建議を行う、こういう問題を今審議いたしております。この整備法に基きます審議会は、ホテルあるいは旅館事業は相当専門的な知識も必要といたしますので、登録というような問題につきまして、十分民間の有識者の意見を聞くという意味でできたのでありますが、政府が関係方面の意見も参酌いたしまして、審議会というものは一般的な政策、方針を、諮問に基いて審議する機関でなければいけない、登録というような行政行為的なものを審査して、それが実質的に行政官庁の決定を左右するというようなことはいけないという方針を決定いたしましたが、この閣議決定に直接ぶつかりますので、政府といたしましてはこれを廃止することに相なつた次第であります。なお廃止後の措置につきましては、現在までのところ別にこれにかわるものを考えておりません。また閣議決定におきましても、審議会等を廃止して後に、名前をかえても、これにまぎらわしいものをつくつてはいけないという方針に相なつておりますので、これにかわるものは考えておらないのであります。しかしわれわれ行政官庁だけで解決し得ないような難問のありました際には、適宜関係者の意見を徴するというような方法によりまして、あやまちなきを期したいと考えております。なお関係官庁との連絡の意味で、建設省あるいは厚生省の関係官吏が委員になつておりますが、こういう方面とも事前に十分協議をいたしまして、事務の澁滞のないようにいたしたいと考えておる次第であります。

大澤嘉平治自由党

○大澤委員長代理 他に御質疑はありませんか。——質疑がなければ、本案に対する質疑は次会に譲ります。     —————————————

大澤嘉平治自由党

○大澤委員長代理 これより請願の審査に入りますが、その前に請願の審査方法についてお諮りいたします。審査方法は、御出席になりました紹介議員にのみ紹介説明を承ることにいたし、他は文書表によつて御承知を願うことといたしまして、ただちに政府の意見を聴取いたしたいと思いますが、この取扱いに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

大澤嘉平治自由党

○大澤委員長代理 御異議なしと認めます。そのようにとりはからいます。  日程第一九七、一九八、二〇〇、二〇一、二〇三、二〇四ないし二一〇、二一五ないし二二〇は、保安庁関係でありますので、一括議題とし、政府の説明を求めます。海上保安庁吉田総務部長。

吉田日出男海上保安官(海上保安庁総務部長)

○吉田(日)政府委員 請願の一九七、黒島に航路標識設置につきましては、二十六年度予算に新設計画を立てて参つたのでありますが、これが実現いたしませんでしたので、二十五年度に移管を受けました船路標識を二十六年度に復旧いたしまして、要望に沿いたいと存じております。  二〇五の太東岬の燈台は、二十六年度に復旧整備いたします。  二〇六の多古鼻の航路標識も、二十六年度に復旧整備いたします。  それから一九八は、二十七年度に実現するよう努力いたしたいと存じております。  二〇九は、二十七年度に実現するよう努力いたしたいと思います。  二一〇は、二十六年度に計画いたしたのでありますが、実現いたしませんでしたので、二十七年度に実現するよう努力いたしたいと思います。  二〇一は、二十五年度に移管を受けました施設を二十六年度に復旧いたしまして、要望に沿いたいと思います。  以上航路標識を終りまして、二一五に移ります。船舶職員法改正に伴う講習会費国庫負担に関する請願の問題は、水産庁において考究されているということであります。この船舶職員法は、去る三月三十一日に国会において成立を見たのでありまして、その際乗員養成の経費につきましては、水産庁において所要の措置を考究するということになつておるのであります。  二一六、船舶職員法改正法案中無線通信士の資格及び定員に関する請願でありますが、船舶職員法は先ほど申しました通り、三月三十一日国会において成立を見たのでありますが、船舶通信士の資格及び員数につきましては、衆参両院運輸委員会におきまして、十分に論議が盡されたところでございます。  二一七、これも船舶職員法が去る国会において成立を見たのでありますが、これも衆参両院運輸委員会におきまして、十分論議が盡されたところでございます。  次に二一八、これも船舶職員法が去る三月三十一日に国会において成立を見たのでありますが、本請願の詳細につきましては、衆参両院運輸委員会において十分論議を盡されておりまして、特に請願の第二点は、参議院の修正によりまして、行政処分を行うときは、海上保安審議会に諮問することとして取入れられております。  次に二二〇、舞鶴港の安全宣言に関する請願、この航海安全宣言につきましては、米国側の掃海を前提といたしますので、保安庁におきましては連合軍側と極力折衝中でございます。     〔大澤委員長代理退席、坪内委員長代理着席〕

坪内八郎自由党

○坪内委員長代理 それでは次に移ります。     —————————————

坪内八郎自由党

○坪内委員長代理 日程第一七、第四三、第四六、第九二、第九三、第九八、第一二七、第一五三、第七八、第八九、第一九一、第二〇七、第二一一、紹介議員山崎君より説明を求めます。

山崎岩男自由党

○山崎(岩)委員 請願番号第八四号、大間、函館間に連絡船開通並びに大間港修築の請願でございます。請願者は大間町長でございますが、本請願の要旨は、現在本州、北海道の連絡は、青森、函館を結ぶ青函連絡航路一線のみで、現下の両港輸送能力より推定するに、貨客の輸送上万全を期しがたい実状であります。ここにおいて本州、北海道の最短距離に位する大間、函館間に新航路を新設すれば、まさに数時間を短縮することができ、また燃料等の節約も多大である。ついては大間、函館間に連絡船を開通するとともに、大間港を修築されたいというのであります。  次に文書表第八五号、鉄道敷設に伴う防災堰堤築設の請願でございます。請願者は青森県東津軽郡新城村中村甚作外七名であります。本請願の要旨は、青森県東津軽郡新城村及び青森市大字羽白の耕地灌漑用堰堤は、鉄道開設の際廃止され、このかわりとして鉄道省においては、万一破損した場合は修理することを条件として、六十間ほど上流に堰堤を築設したのであるが、その後再三決壊し、このため灌漑に多大の支障を来し、全耕地は廃田となつた。ついては移転当時の条件通り防災堰堤築設工事を施行されたいというのであります。  次に文書表第三五八号、津軽線復活促進に関する請願でございます。請願者は青森市長であります。本請願の要旨は、津軽半島は日本三大美林の一つである青森ひばの大森林を有しているため、木材薪炭の供給源であり、水産資源、陸地の農産資源及び地下資源は非常に豊富であり、海上交通としては良港がなく、陸上交通としては県道一本を唯一の交通路として、乗合自動車、貨物自動車、並びに馬車等を利用し、貨客の輸送をしているが、輸送力にも限度があり、地元民のこうむる不利、不便は大であり、文化交流の面においても阻害されている。ついてはすみやかに津軽線を開通させ、特に青森、蟹田間の戦時中他に転用された線路を敷設し、経営の成り立つ特別運賃制度を採用しても、運輸営業を一日も早く復元されたいというのであります。本請願はおかげさまで当局の認めるところとなりまして、実は本年の五月から工事に着工する段取りになつておりますことは、御当局の御好意ある御処置でございまして、まことに感謝にたえないものがあるのでございます。地方民四十年間の請願が、この機会に御当局の御同情によつて解決がつきましたので、非常に喜んでおる次第でございます。このあとにさらに三厩から小泊を経まして五所河原に至る津軽環状鉄道の促進が控えておるのであります。この鉄道は津軽半島をぐるつと一まわりするところの、非常に重要な使命を持つておるのでございまして、本年着手されるところの青森、蟹田間ができ上りましても、まだ三分の一程度の工事より進捗しないという結果に相なるのでございます。従いまして何とぞその残余の蟹田から三厩、小泊に至り、さらに五所河原に至るところの津軽環状鉄道を完成されたいというのが、本請願の趣旨でございます。  次に文書番号第三五九号、青森港の整備拡張促進に関する請願であります。請願者青森市長。本請願の要旨は、青森港はその背後に豊富な農産地帯を持ち、水陸交通の要衝としてりつぱな立地条件を有しながら、十分に発展しないのは、港湾施設が不備であるからである。貿易受入れ体制が整わない結果、豊富な青森県産品も民間貿易品として他港から輸出されている実情である。ついては青森港輸出入農産物検査機関の設置、保税運送の確保、水産資源開発に必要な機帆船燃料の保有及び青森港のすみやかな築設等、港湾施設の整備拡張をはかられたいというのであります。  次に文書表第三六〇号、青森市に鉄道監理局設置の請願、請願者青森市長横山実、本請願の要旨は、過般鉄道機構の改革によつて管理部が廃止され、枢要の地に地方鉄道監理局が設置されたのであるが、青森市は東北本線、奥羽本線の二大幹線の起終点であるのみならず、北海道との連絡関門であり、陸海輸送の拠点として貨物旅客輸送をつかさどる交通上の要衝である。ついては東北地方の運輸行政遂行上より、青森市に地方鉄道監理局を設置されたというのであります。本問題につきましては、本委員会並びに参議院の運輸委員会におきましても、すでに解決を見ておるような次第でございますので、この機会に何とぞすみやかに本請願の要旨を達成せられるようにお願い申し上げます。  次に文書表第六三五号、大畑漁港浚渫工事施行の請願、本請願の要旨は、青森県下北郡大畑漁港は本州最北端下北半島にあつて、年額二億円以上の海産資源を産する重要漁港であるが、昨年九月の台風により大畑川流域の土砂流出し、土砂堆積のため河口は浅くなり、地元船舶の出入は困難をきわめ、日夜遭難、破船の危険にさらされている実情にある。ついては昭和二十六年度において同港漁港の浚渫工事を施行されたいというのであります。  次に文書表第六四〇号、大間鉄道敷設促進並びに大間港国営修築等の請願、青森県下北郡風間浦村長の請願であります。この請願は重複しておりますので省略いたします。  次に文書表第六四四号、鶴ケ坂駅に貨物取扱開始の請願、青森県東津軽郡新城村会議長の請願であります。本請願の要旨は、青森県東津軽郡滝内村地内孫内、岩渡の二部落及び同郡新城村地内鶴ケ坂、下鶴ケ坂、戸門の三部落は厖大な国有林野を有し、さらに同郡唯一の拡大な原野を保有し、豊富な林産物を産出するが、奥羽本線鶴ケ坂駅は貨物取扱いを開始していないため、遠く隣村の駅もしくは青森市まで運搬せねばならず、その不便は大である。ついては鶴ケ坂駅に貨物取扱を開始されたいというのであります。  次に文書表第六四五号、大湊港修築費国庫補助の請願、青森県下北郡町村会長中村喜洋志外一名の請願であります。本請願の要旨は、青森県下北地方は豊富な鉱産資源及び水産物を有する本県の重要資源地帯であるが、当地方の開発は交通の不便と各施設の不備により十分な進歩を見ないまま今日に及んでいる。しかるに当地方を縦貫する臨港線により、海陸の連絡をなし得る大湊港施設を活用すれば、当地方開発上最も効果的である。ついては荒廃している本港の港湾施設の修築工事を施行し、もつて当地方の開発を促進されたいというのであります。  次に文書表第六四六号、塩釜に燈台設置の請願、請願者青森県上北郡大三沢町長小比類巻富雄外一名であります。本請願の要旨は、本州の東北端に位する尻屋岬海域はいわゆる魔の海と称され、得年船舶が遭難し、付近航行船舶の重大な恐怖となつている。ついてはこの海難防除のため、好位置にある青森県上北郡大三沢町塩釜に燈台を設置されたいというのであります。  次に文書表六四七号横浜村南部に簡易駅設置の請願、請願者青森県上北郡横浜村長杉山重治、本請願の要旨は、青森県上北郡横浜村南部に臨時貨物取扱いの簡易駅を設置することは、当地方住民の熱烈な要望であるが、いまだ実現を見ないのは遺憾である。ついては該駅新設についての費用は当村において負担するから、すみやかに該駅の新設を許可されたいというのであります。  次に文書表第一〇三五号、尻内駅構内に跨線橋新設の請願、請願者青森県三戸郡上長苗代村長松倉芳郎外一名、本請願の要旨は、東北本線尻内駅は青森、盛岡間の主要駅で、八戸市の表玄関をなしているが、八戸市を基点に上長苗代村を縦断し、五戸を経て青森へ結ぶ県道にある同村尻内駅北部踏切は、戦時中駅構内拡張と輸送力増強の目的で閉鎖されたため、同村は二分され、正規の新道を迂廻する時間的空費、不便は多大なものがある。ついてはすみやかに尻内駅構内北部踏切閉鎖のかわりとして、跨線橋を新設されたいというのであります。  次に文書表第一〇六七号、道南西海岸に鉄道敷設の請願、請願者北海道檜山郡江差町檜山支庁内檜山開発協議会長田畑善作、本請願の要旨は、北海道松前郡松前町より檜山郡江差町を経て瀬棚郡瀬棚町に至る区間、すなわち既設国有鉄道福山線終点から江差線終点を経て、瀬棚線の終点に至る延長約二百七十六キロメートルの鉄道敷設計画中、福山線の終点大沢駅から大島村に至る二十四キロメートルの間は福山線の延長として、すでに決定のもので路床等の建設を終つたが、現在は中止となつている。同区域は、一部七郡十六箇町村にまたがり、水産、農業等において将来期待すべきものが多いにかかわらず、交通不便のためその発達を阻害している。ついては北海道の総合開発上、道南西海岸運輸交通上の命脈である同線の敷設を実現されたいというのであります。  次に文書番号一二八七号、国鉄において灌漑用堰堤築設の請願、請願者青森県東津軽郡新城村役場内中村甚作外七名、本請願の要旨は、青森県東津軽郡新城村及び青森市大字羽白の耕地灌漑用堰堤は、水下反別百二十三町歩をつかさどる重要な堰堤であるが、明治二十六年鉄道開通の際廃止され、そのかわりとして、破損した場合は鉄道省において修繕することを条件として、約六十間ほどの上流に同省において堰堤を築設したが、現在その腐朽は著しく、修繕の見込はまつたくなく、これが放置は灌漑に大なる支障を来し、全耕地が廃田となることは必至である。ついては新たな堰堤築設費は二百三十五万円を要する予定であるから、これが築設につき運輸省において工事を施行されたいというのであります。  次に文書表第一八一七号、北海道、本土間の仲継港として小湊港利用に関する請願、請願者青森県東津軽郡小湊町長辻村秀雄、本請願の要旨は、経済事情安定に伴う生産増加と朝鮮動乱により、輸送の輻湊活発化を呈とている現状にかんがみ、天然の良港であり、かつ優秀な施設を有する青森県東津軽郡小湊港を北海道、本土間の仲継港として活用されたいというのであります。  以上であります。

坪内八郎自由党

○坪内委員長代理 ただいまの請願につき、政府より説明を求めます。

吉田日出男海上保安官(海上保安庁総務部長)

○吉田(日)政府委員 それでは塩釜に燈台設置の請願につきまして、先ほど申し上げましたが、さらに申し上げます。塩釜に航路標識を設置してもらいたいという請願につきましては、その必要性を認めまして昭和二十六年度に新設の計画を立てたのでありますが、不幸実現できませんでした。しかし同地点は付近航行船舶にとりまして重要な地点でありますので、さらに昭和二十七年度には実現するよう、鋭意努力いたしたいと思つております。

山崎岩男自由党

○山崎(岩)委員 何とぞよろしくお願いいたします。

吉田日出男海上保安官(海上保安庁総務部長)

○吉田(日)政府委員 先ほど答弁の中で一項目落しましたので、追加説明をいたしたいと思います。それは二〇三、舞鶴港附近の機雷除去に関する請願、日本海におきまする機雷は、冬場は中部日本海に漂着いたしまして、春季になりますと日本海沿岸に沿つて北東に進む傾向がございます。そこで浮遊機雷の漂流啓開につきまして、日本海の風潮流の調査を徹底的に実施いたしております。なお日本海に浮遊機雷が発見されまするや、全国の航路啓開の基地から巡視船を多数日本海に派遣いたしまして、掃海隊を編成して捜索、処分に努力いたしまして、なおかつ処分除を増員いたしまして、処分隊の諸道具を整備拡充いたした次第であります。なおまた日本海におきまする巡視船の活動につきましては、北は稚内から南は唐津に至る各保安庁の末端機関から、巡視船三十二隻、港内艇の一部を協力せしめまして、極力掃海、捜索に努力いたしております。なおまたレーダー並びにヘリコプターによりますところの科学的捜索につきましても、鋭意研究努力いたしております。以上であります。

石井昭正運輸事務官(鉄道監督局国有鉄道部長)

○石井(昭)政府委員 ただいま御趣旨の開陳のございました請願のうち、鉄道関係の分につきまして一括御説明申し上げたいと存じます。  最初に文書表番号八四号、大間、函館間に連絡船開通並びに大間港修築の御請願でありますが、このうち大間港修築の方は、港湾局長より御答弁があると存じます。この下北、大間間の鉄道は、六十九議会において地方産業開発の目的をもつて建設線に編入せられ、そのうち下北、大畑間はすでに開通いたしております。その後は若干工事が遅れ、残余の区間は設計完了でいまだ工事に着工いたしておりません。戰時中建設線の全面工事中止以来、今日に及んでいるのでありますが、これは本国会におきまして衆議院の御提案にかかる鉄道敷設法を改正いたしまして、建設審議会を設け、建設線の再開について愼重御審議を願う機関が近く開設される。かように御期待申し上げておるのでありまして、その建設審議会の御審議によりまして、建設線の着手あるいは実行について準備を進めて参りたい、かように考えておる次第であります。

黒田靜夫運輸技官(港湾局長)

○黒田政府委員 今のお話に関連して、大間港修築の請願について御答弁いたしたいと存じます。大間港は下北半島の開発のため、商港として、運輸省といたしましても相当重点的に考えておりまして、昭和二十六年度におきましては、公共事業費三百四十五万円をもつて、港内の岩盤掘鑿並びに浚渫を施行いたす予定であります。

石井昭正運輸事務官(鉄道監督局国有鉄道部長)

○石井(昭)政府委員 大間、函館間鉄道連絡船就航の件でありますが、これは御承知のように、戰時中青函航路増強のために、新たなる基地を内地側に求めなければならぬという点で、大間港も十分研究いたしました。しかし種種の関係、特に気候条件等の関係によりまして、一応小湊に第二バースをつくつたのでありますが、その後戰争終了とともに、青函連絡船の機能も、空襲で一時全部破壊されて、今日ではようやく戰前に復帰いたした状態でありますので、小湊港もバースを建設いたしましたまま、実用に供していない実情であります。しかしながら北海道開発の必要性は十分痛感されておるのでありまして、政府におきましても大きな施策としてこれを取上げ、特別の行政機関も設置するやに聞いておるのでありますが、北海道の開発が順次進んで参りますれば、当然現在の青函航送能力をもつてしては、不足することは火を見るよりも明らかでありまして、その際に小湊の復活使用、さらに進んでは大間港に対する連絡船の開始ということも、研究課題となつて来ることと存じておる次第であります。  次に請願文書表番号第六四四号の鶴ケ坂駅に貨物取扱開始の請願でありますが、この件につきましては、駅の距離が遠くて、現地におきましてはまことにお困りであろうとは存じておりますが、貨物扱いを開始いたしますためには種々の施設を要しますので、国鉄においてただいまその間の情勢を調査中であります。調査の結果がわかりますまで、しばらく可否の御答弁を保留さしていただきたいと思います。  次に六四七号の横浜村南部に簡易駅を設置せよとの請願でありますが、これはただいま国鉄におきましては吹越駅で貨物取扱いをいたしますが、新たにただいま御請願のありましたような貨物駅を設置するかについて、これまた実情を調査しております。現地における荷主各位の御不便はまことにごもつともと推察いたしておりますが、本貨物取扱駅を設置いたしまするにつきましては、やはり諸施設等の関係もありますので、簡單に決定いたしまして、後に非常に修正をいたすというようなことがありましてもどうかと存じます。そこで詳細に実情調査中でありますから、しばらく御猶予を願いたいと思う次第であります。

山崎岩男自由党

○山崎(岩)委員 ちよつと石井部長さんに申し上げますが、この横浜村の簡易駅設置の請願は、これは特殊性を持つているものでありまして、駅の場所も当局におまかせする、費用も地元で負担するというのでありますから、何とぞ地方民の期待に沿うようにおとりはからいをお願い申し上げます。

石井昭正運輸事務官(鉄道監督局国有鉄道部長)

○石井(昭)政府委員 ただいま山崎委員のおつしやつたことを十分考慮に入れまして、できるだけ早急に御趣旨に沿うように努力いたしたいと存じます。  次に文書表番号一〇三五号の尻内駅構内に跨線橋新設の御請願でございますが、御説のようにこの踏切りは構内にあつたのでございますが、戦時中輸送力を増強するために構内を拡張いたしまして、十九年に閉鎖いたしたのでございまして、その際に地元とお話合いをいたしまして、現在の迂回路を新設いたしました。まことに御不便があることは重々察しておりまするが、鉄道の施設の性質上ごしんぼうを願つておる次第であります。跨線橋を新設いたしますにつきましては、まことにごもつともだと思うのでございますが、相当の費用も要しますし、跨線橋は、せつかくつくりましてもあまり利用性がないという点もございますので、やはりこの点も十分しんしやくして、研究さしていただきたいと存じております。  次に道南西海岸に鉄道敷設の請願、文書表番号一〇六七号の件でございますが、これは御説明にもございましたように、日本海側に面した延長約二百七十六キロに及ぶものでございます。このうち大沢、大島間は建設線でございまして、一部路盤の竣土を見ましたが、工事半ばに中止になつて現在に至つております。大島から先は予定線ではございませんが、海岸地帯で、海産、林産、鉱産資源が豊富でございます。ただ地形が非常に悪うございますので、鉄道建設上は相当多額の工事費を要するものと存じますが、この間の判断につきましては、先ほど申し上げました鉄道建設審議会の設置によりまして、十分進捗することができるのではないかと期待しておる次第であります。  それから前にもどりまして、文書表番号第八五号の鉄道敷設に伴う防災堰堤のお話でございますが、灌漑用の堰堤は、昨年の八月の風水害によつて一部決壊いたしたのであります。従来より長期間、この灌漑用堰堤を国鉄が流雪溝として使用しておりますので、地元の方の御要望があればもちろんでございますが、かりに御要望がないといたしましても、鉄道の必要上から応急復旧をいたさなければならないのは当然でございます。さしあたり応急復旧をしているのでありますが、なお本格的な工事につきましては、実情を調査の上、善処いたしたいと考えている次第でございます。  一二七八号の御請願も大体同趣旨だろうと思いますので、ただいまの御答弁で御了承願いたいと思います。  鉄道関係は大体それだけだと存じます。

山崎岩男自由党

○山崎(岩)委員 津軽線の関係と、もう一つ三陸沿岸鉄道敷設の請願というのがございますが、三陸沿岸の九九一号の方は私読み上げなかつたと思いますが、これはただいまの審議会の関係がございますから、一括して御説明願います。

石井昭正運輸事務官(鉄道監督局国有鉄道部長)

○石井(昭)政府委員 三五八号、津軽線の復活促進に関する御請願でございますが、これはお話のございましたように、本年の二十六年度予算に計上いたしまして、蟹田までの約二十七キロは運輸審議会の議決を経まして、国鉄に対してすでに本月の上旬、たしか六日か九日でございますか、許可指令を出した次第でございます。工事に着手しておりますので、おそらく本年中には開業の運びに至るものと存じております。  それから三厩から五所河原に抜ける線でございますが、これは津軽線の使命から申しましても、当然蟹田まで延長したあかつきにおきましては、その次に循環路線をつくるのは、使命上当然であろうとわれわれも考えております。ただその着手の時期等については、先ほど申し上げました運輸審議会等の御審議にまつべきであろうと存じております。  それから九九一号の三陸沿岸鉄道敷設の御請願でございますが、必要性については御請願の通りでございますので、建設線の順位その他については、建設審議会の御審議によつて決定いたしたい、かように存じております。

山崎岩男自由党

○山崎(岩)委員 もう一つ、例の問題になつております青森鉄道監理局設置の問題でございますが、これはひとつ政務次官にお願いいたします。

關谷勝利自由党運輸政務次官

○關谷政府委員 監理局の設置に関しては、いろいろ衆参両院の委員会においても御決議に相なつているのでございまして、政府としても極力御趣旨に沿いたいと目下努力中でございますので、その点御了承願います。

黒田靜夫運輸技官(港湾局長)

○黒田政府委員 港湾修築関係について御答弁いたします。日程第一七三の青森港の整備拡張促進に関する御請願でございますが、請願の趣旨は運輸省としても十分承知いたしておりまして、御趣旨に沿うように昭和二十六年度においては予算三千万円をもつて、中部埠頭の岸壁、六十メートルの堤川の盛上げ並びに浚渫工事をいたすことになつております。  次に日程第一七八の大湊港修築費国庫補助の請願でございますが、大湊港は下北半島の地方開発の一環といたしまして、硫化鉄鉱、銅鉱、石灰石の輸送等の港湾施設の設置が必要と相なつて参るのでございますが、技術的に相当検討を要する問題もございますので、二十六年度におきましては調査費を計上いたしましてこれを調査いたし、この調査の結果と相まつて十分検討いたして行きたいと考えております。  なお大畑漁港についての御請願でございますが、漁港の施設の設備につきましては、農林省の方で整備いたすこととなつておりますので、つけ加えて御説明いたします。

山崎岩男自由党

○山崎(岩)委員 実は大畑漁港について港湾関係をお願い申し上げたのは、去年まで運輸省でもつてやつておつた工事でございましたので、その延長としてお願い申し上げた次第でございます。

國安誠一運輸事務官(海運局海運調整部長)

○國安政府委員 もう一つ北海道、本土間の仲継港ととて小湊港を利用せられたいという請願でございます。これは朝鮮動乱によりまして輸送が活発化したために、天然の良港であり、かつ優秀な施設を有する小湊港を、北海道、本土間の仲継港として利用せられたいという御請願でございますが、これは一応請願の御趣旨を、定期航路開設の場合の寄港地とせられたいというのではないかと考えますので、もしそういうことでありますれば、われわれ現地の機関と連絡をいたしまして、その報告をまちまして早急に考慮いたしたいと考えております。

山崎岩男自由党

○山崎(岩)委員 これは御承知の通りに、当局におきましては数億円の金をかけてりつぱに施設ができているわけでございます。その施設がただいまのところ、だれも使うものがないために、実は腐触しているような状態でございますので、その施設をひとつ御利用願いたい、こういう請願の趣旨なのでございます。

石井昭正運輸事務官(鉄道監督局国有鉄道部長)

○石井(昭)政府委員 ただいまの御説明によりますと、設備は鉄道の連絡船の中継施設のことのように拝見いたしたので、お答え申し上げます。戦争中青森、函館、本土よりの基地を考慮いたしました結果、小湊が非常に地形上いいところでございますので、ここへ連絡専用のバースを二岸壁設けまして、なお背後設備といたしまして操車場の計画をいたしたのであります。しかしながら御承知のように戦局が非常に急変いたして、その結果連絡船が全部空襲によつて壊滅する状態でありました。終戦後連絡船の再建に一意当りまして、ほぼ現状の通りに復しましたが、その間におきまして米軍よりLSTの貸與を受けまして、一応青函連絡船の補強に当りました際に、小湊を若干使用いたしたのであります。今日になりましては青森の三つの岸壁を使用いたしますれば、十分連絡船の運航にさしつかえない状況になつておりますので、連絡船といたしましてはそこを使わないでおるわけでございます。これはもしそちらの方を使用いたしますと、岸壁関係の要員、操車場関係の要員等におきましても、相当の要員を必要とするわけでございますが、今日まだその時期に至つておらないのであります。しかしながら北海道の開発に伴いまして当然予想される——なおこれ以上青函航路の増強をはからなければならぬ今日、すでにもうその方がふえているのでございますから、船便の運航なり船腹の増加をいたすことになりますれば、御説のようにただいま建設されております小湊を十分活用する時期が参ることと存じている次第でございます。

山崎岩男自由党

○山崎(岩)委員 わかりました。     —————————————

坪内八郎自由党

○坪内委員長代理 次に日程第三、第九〇、第一〇八を一括議題として、紹介議員今村忠助君の紹介を許します。

今村忠助自由党

○今村忠助君 最初に中込、高崎両駅間の鉄道敷設につきまして紹介説明いたします。御承知のように昨年は碓氷におきまして鉄道事故等もありまして、中部の一幹線でありまするけれども、まことに険悪なところを通つておりますので、とかく事故を起しがちであります。かような点からぜひとも高崎から中込に一つの線を新たに敷いてもらいたいというのが、この請願の根本趣旨であります。ことに中込付近は、わが長野県では東部の一大肥沃の地でありまして、農産、林産物等多数出る地方でございます。これを関東平野の高崎とつなごうというのでありまして、この問題につきましては、昭和四年第五十六帝国議会において、法律第三七号として衆議院においては満場一致の賛成を見ておりました。貴族院にまわつて審議未了になつたのでありますが、右ようにすでに古く歴史的なこともありまして、ぜひともこれを至急取上げて新線をつくつていただきたい、こういうのであります。長野県、群馬県の関係三十町村の代表者の連署によりまして、衆参両院約三百名の賛成を得ておる請願であります。ぜひともひとつすみやかに実現あらんことをお願いする次第であります。  次いで紹介いたしましたそれぞれの説明をいたします。日程第九五の遠山口駅存置の請願、これは飯田線の遠山口駅が廃止されることになりましたので、これを存置してもらいたいという請願であります。この遠山口駅から中に入つたところ、赤石山脈のふもとに五箇村あるのでありまして、これの唯一の乗車、降車するところの口であります。地理的に見ましても、従来この遠山口駅というものは、非常に利用されておつたものでありまして、聞くところによりますれば、運輸省としては存置するつもりであつたのでありますが、建設省の側で工事を引受けておりまして、トンネルの中に駅ができるという形のものが、計画よりは小さかつたために駅を置くことができない、こういうような結果になつたのだそうであります。簡單な言葉で言いますれば、確かに運輸省と建設省の間の折衝不十分の結果へ起きて来たものと考えられるのでありまして、この点は五箇村の村民の便益のためにも、ぜひとも復活していただきたいのであります。一度この地をたずねられれば、この遠山口駅がいかに重要性を持つかはすぐわかることと思うのであります。もしこれが復活いたさぬとなりますれば、住民は非常な不便を忍んで、再び満島駅なり為栗駅の方にまわらなければなりません。この点をひとつ御考慮の上ぜひとも存置といいますか、再開設していただきたい、こう思うのであります。請願中にすでにこの駅が廃止されたと聞くのでありまして、まことに遺憾千万であります。ぜひとも御研究の上復活するよう、御盡力を願いたいのであります。  次に日程一〇八であります。木下駅拡張に関する請願について説明を申し上げます。これも飯田線の上伊那に行きます途中の駅であります。この地は箕輪郷五箇町村の中心地をなしておるものでありまして、古くから由緒あるところであります。やはりこの地をたずねてもらいますと、よくわかることでありますが、徳川時代にいわゆる直轄の天領としたというぐらいなところでありまして、産業的にも、また今日では高等学校など設置されまして、文化的にも、その箕輪五箇町村の中心地をなすものであります。従つて乗降客も多いのでありまして、ぜひとも木下駅を拡張していただきたいというのであります。実際にわれわれこの駅で乗りおりしてみまして、当然拡張さるべきものだと一応考えます。これはいろいろの事情があつて遅れたものと考えるのでありまして、ぜひともすみやかに拡張していただきたい、これが請願の趣旨であります。以上三件につきまして、ぜひすみやかに実現するよう重ねてお願いいたします。

石井昭正運輸事務官(鉄道監督局国有鉄道部長)

○石井(昭)政府委員 ただいま御説明のございました中込、高崎両駅間に鉄道敷設の御請願でございますが、信越線の碓氷峠が、御承知のように急勾配で、アブト式の運転をいたしております。昨年たいへん世間を騒がしたような事故も出来いたしたのでございますが、この輸送力が、かような特殊な運転をいたしておりますために、限定されておりまして、信越線の増強が思うようにならぬということは、御説明の通りであろうかと思うのであります。しかしながらただいまのところ、この碓氷のかわりにいかなるルートをとるかということにつきましては、いろいろ研究がなされておりまして、そのルートも三、四にとどまらない状態でございます。いずれにいたしましても、非常に多額の資金を要しまする大工事となると思います。これはいずれかの時代には必ず行わなければならぬということは今日わかつておりますが、さしあたりは現在の信越線の整備を努めておりまして、ただいま御説明の中にありましたような、危険であるというようなことは絶対起きないように、十分方途を講じて行くつもりでございます。この比較ルートの問題につきましては、いろいろルートもございます。ただいま御請願の御説明がございましたルートも、いろいろ有利な点もございますが、一面地形上相当の勾配があり、あるいは長大な隧道を要するというような点もございまするので、これらの点につきましては、先ほども申し上げました通り、本国会におきましておそらく通過成立するものと期待されておりまする鉄道敷設法の一部改正によりまして、建設審議会というりつぱな調査審議する機関が設けられますので、そういうような機関におきまして十分御審議を願つて、その御決定を願つた上は、われわれはその御趣旨によつて実施実現に邁進いたしたい、かように考える次第でございます。  次に遠山口駅の件でございまするが、この遠山口の駅はただいまお話のありました通り、発電所工事のために線路の変更を余儀なくされまして、従つてこの遠山口の駅は、そのまま置いても意味がないというようなことになつたようでございまするので、国鉄といたしましても、決してこれを廃止するという意思はなかつたのでありまするが、ちようど地形的に隧道と橋梁とにまたがつてしまつたので、技術的に困難があつたようであります。しかしながら鉄道利用者に対しましては、御不便を少しでも軽くいたしたいということを考えまして、県道を設置していただきまして、信南バスを満島駅へ乗り入れるというような計画を立てて、関係の向きと協議をいたしておるのでありますが、ただいまの御説明によりまして存置の御要望が強いのでありますので、なおこの上とも何とか存置できないかということについて、国鉄関係者に研究させたいと存ずる次第であります。  次に木下駅の拡張の御請願でございますが、本駅は旧伊那電鉄の駅でございますために、設備があまり大きくなくて、従つて今日狭隘を告げて御迷惑をかけておることと存ずるのであります。できればかようなところはすべて拡張して、皆様の御不便を少くしなければならぬと思うのでありますが、問題は結局そういう方面に支出いたします工事予算等の情勢と考え合せますれば、今日非常に国鉄の資材値上りによりまして、国鉄工事予算がきゆうくつになつておりますので、まことに残念なことでございまするが、早急には御要望に沿いかねると思うのであります。しかしながらできるだけ御請願の御趣意に善処するように研究したいと考える次第であります。     —————————————

坪内八郎自由党

○坪内委員長代理 日程二二一、大村空港設置に関する請願、政府より説明を求めます。

關谷勝利自由党運輸政務次官

○關谷政府委員 本請願の要旨は、目下政府は札幌、長崎間の新航空路開設につき、検討されている由であるが、長崎県大村市は、長崎市及び佐世保市へ自動車で一時間をもつて到達し得る地理的条件を備え、かつ旧海軍航空隊の施設を転用し得る条件を具備しているから、国内航空路開設に伴う空港を大村市に設置されたいというのでありますが、政府といたしましては、第一次計画は福岡までの線であります。将来長崎への航空路の開設に際しましては、現在の施設の状況から、大村飛行場の使用を予定しておる次第でございます。

坪内八郎自由党

○坪内委員長代理 ちよつとお尋ねいたします。時期の見通しがありますか。

關谷勝利自由党運輸政務次官

○關谷政府委員 時期は目下のところ目当がつきかねますが、第二次計画には必ず入れたいというつもりであります。     —————————————

坪内八郎自由党

○坪内委員長代理 次に日程二二二、滝ノ町に地震観測所設置の請願、政府より説明を求めます。

川畑幸夫運輸技官(中央気象台観測部長)

○川畑説明員 御答弁いたします。請願の御趣旨につきましては、火山国たる日本の実情から見まして、また昭和新山は新しい火山といたしまして、まことにごもつとものことと存じます。気象台としましては、従来よりこの種の火山観測を実施したいとかねがね思つておりましたが、財政上実施に移せなかつたことを残念に思つておる次第でございます。火山観測によりまする利点は、災害の防止対策、産業の振興、地球物理学の発展等いろいろございますので、国会におきまして皆様方の御支援を得られまするならば、来年度に予算化いたしまして、本請願の御趣旨に沿うよう極力努力いたしたいと存じております。     —————————————

坪内八郎自由党

○坪内委員長代理 日程第九一、第一三九、第一六〇、第一七〇、第一七五について、私が紹介議員でありますので説明いたします。  日程第九一の文書表番号第四九五号、すなわち本川内信号所を一般取扱駅に昇格の請願であります。請願者は長崎県西彼杵部長與村長吉村勇策外二名であります。紹介議員は私と岡西君でございますが、岡西君が不在でございますので、私が説明いたします。この請願の趣旨にも書いてありますように、長崎県西彼杵郡長與村本川内の信号所を、一般取扱駅に昇格してくれという意味の請願でありまして、先般来藪谷局長とも再三打合せをいたし、お願いをいたしておつたのでありますが、相当意見が進捗いたしまして、また門司鉄道監理局におきましても、相当その必要性を認めてくださいまして、それぞれ書類も本省の方に上申され、五月の十日過ぎになつたら、昇格の関係についての公文的な文書も発送されるということを承つておるのでありますが、その後この問題が解決いたしましたかどうか、その点をまずお尋ねいたしたいと存じます。  次に日程第一三九の文書表番号第二一二一号でございますが、この請願はびわに対する貨物運賃の割引の請願であります。請願者は長崎市西中町三十三番地長崎県茂木びわ販売農業協同組合連合会長峯恒市君であります。紹介議員の岡西君がおりませんが、これは私の地元で密接な関係がありますので、御紹介申し上げるとともに御説明いたしたいと思います。この請願は表題にも書いております通り、びわに対する貨物運賃割引であります。現在国鉄はあらゆる情勢から、むしろ運賃を値上げしようというやさきでございまして、たいへん問題になる請願じやないかと思うのでありますが、この請願につきましても、私再三藪谷局長にお願いいたしておるのでありますが、もともとこの長崎県のびわは、全国一の生産でありまして、月に千百車もびわの貨車が出るというふうに、非常に大きな輸送量を扱つておるわけでありますが、このびわの割引をぜひともしていただきたいというのは、びわの関係は、開闢以来いまだかつて割引をお願いしたことはないそうであります。昨年度は御承知のように、他の貨物については等級の変更をいたしたのでありますが、この長崎県のびわに関しては、まだ一度も願つたことはない、こういう関係でありますので、ぜひともこの際この割引をお願いしたい。そうしなければ生産者側も非常に価格が高くなつて、採算がとれない。また消費者も非常に高いものを食わなくちやならぬということになりますので、この請願の御趣旨をこの委員会で御採択くださいましたならば、その趣旨に基いて政府当局も御盡力願いたい、こういうことであります。しかも長崎県の茂木びわというのは、関係町村が十三箇町村もありまして、地元のびわ生産に対して非常に大きな影響がありますので、ぜひともこの際御考慮願いたい、こういう問題であります。  次に日程第一六〇、各種自動車に安全装置取付に関する請願、文書表第七五号、請願者は長崎市立山町六十一番地袖崎勝君でありますが、この点につきましては先般佐竹部長よりもいろいろと御高配いただいた点でありますが、その点について御説明を願いたいと思います。  次に日程第一七〇、阿翁浦港整備工事施行の請願でありますが、請願者は北松浦郡鷹島村長木寺君外十七名でありますが、請願の趣旨にもありますように、ぜひともこの請願を御採択いただきまして実行に移していただきたい。特に阿翁浦港は佐賀県にも近接いたしておりますので、佐賀県方面も利用するし、さらにまた北九州あるいは長崎県の関係離島、すなわち対島、壱岐、五島といつたような方面の航海者の避難場所として適当な港であるのでありますが、そういう設備が非常に不完全であるという関係から、不便な港になつておるので、この際請願の趣旨に基いてぜひひとつ阿翁浦港に給水、給油、漁獲物の処理等の整備を施行されたいというのであります。  次に日程一七五、調川港を重要港湾に指定してもらいたいという請願でありまして、調川町長松口密馬外三名の請願であり、紹介議員は私と西村久之君であります。これは先般指定を受けたものであろうと考えておりますが、説明だけでけつこうであります。  以上でございますが、どうぞ説明をお願いいたします。

石井昭正運輸事務官(鉄道監督局国有鉄道部長)

○石井(昭)政府委員 文書表番号四九五号、本川内信号所を一般取扱駅に昇格の請願についてただいま御説明がございましたが、まことにごもつともでありまして、皆さんの御不便も十分察せられますので、目下国鉄におきまして昇格の手続を進めております。近く御要望に沿い得るごとと存じます。  次に文書表番号二一二一号、びわに対する貨物運賃割引の請願でございますが、ただいまの運賃は遠距離逓減が相当高い率で行われているのでございますが、長崎、東京間のようなきわめて長距離を運送されますと、いかに等級の低い貨物でも、相当運賃の御負担割合が大きくなるのは、やむを得ないことと存じております。びわはそのうちでも相当いたみやすいために、一軍当りの積載量も少いので、価格その他を考慮いたしまして、大体普通ならば四級のところが六級になつているのでございまして、等級等の関係から見ますと、これ以上の引下げは困難かと思うのでございますが、茂木びわの出荷量並びにその輸送上の特殊性に基きまして、特殊な運賃の操作ということにつきましては、当局としてよく研究いたしてみたいと存じております。

橋本正一運輸技官(自動車局整備部車両課長)

○橋本説明員 各種自動車に安全装置取付に関する請願について御説明を申し上げます。自動車の車両検査は、保安確保の見地から、特に制動装置については十分愼重に検査をして行きたいと思います。この請願にございます発明は、その構想においては相当優秀でございまして、また全部が全部というわけではございませんが、ある場合の事故防止には相当効果があるものと認められるのでございますが、さらに改良すべき点もございまして、改良されたものが広く利用されることは好ましいことだというふうに存じております。しかし当局といたしましては、法令をもつてこのような特定の装置をとりつけを許可したり、あるいは不許可にしたりするということはしない建前をとつているのでございまして、自動車がある基準の車両検査に合格し得る構造及び性能を有していれば、使用してさしつかえございませんので、特に法令をもつてある特定の装置をとりつけさせることはしない建前をとつております。しかし使用して好もしいものであれば、当局といたしましても、機会あるごとに推薦その他の方法で広く普及するということはいたすつもりでございます。

黒田靜夫運輸技官(港湾局長)

○黒田政府委員 日程一七〇の阿翁浦港整備工事施行の請願でございますが、本港は小型船舶の避難港といたしましても、あるいはまた船舶給水、給油の補給港といたしましても必要な港と考えられておりますが、伊万里港に相当近接しておりますので、今後の避難港としての改修工事なりあるいは補給設備の整備につきましては、港の進展の状況を愼重調査いたしまして、両者の構成を決定いたしたいと思つております。なお本港につきましては、農林省と運輸省の間に二種の漁港に指定することが内定いたしておりますので、もし漁港に指定することが決定いたしました後には、農林省の漁港として整備いたされることと存じます。  次に一七五の調川港を重要港湾に指定の請願でございますが、この港は、伊万里湾沿岸航路の重要な地位を占めておることは十分認められておりますので、本年二月公有水面埋立法に基きます指定港湾として、指定されたような実情でございます。重要港湾としての指定に関しましては、今後本法の機能が相当発展いたしました後において、検討の結果、指定いたしたいと存じております。

坪内八郎自由党

○坪内委員長代理 この際石井部長に鉄道関係でちよつとお尋ねいたしたいと思います。長崎急行に寝台車がないのでありますが、この前の請願のときも、その他機会あるごとに、長崎急行に寝台車をつけてくれということを強く要望いたしておつたのであります。長崎急行に必ずしも一等寝台をという要求はしていなかつたのでありますが、その後国内の情勢を見てみると、二等寝台ができておる。現に鹿児島急行などは一等寝台もつき、さらにまた二等寝台もついておるというような現状でありますが、なぜ長崎急行だけが寝台がつかないのかということが第一点、それからこういつたお願いをして、石井部長はどういう要領で、具体的にわれわれの意向を関係係官に伝えてくれておるのか、どういうふうにして進行させてくれておるのか、その点もあわせて参考までにお尋ねいたします。

石井昭正運輸事務官(鉄道監督局国有鉄道部長)

○石井(昭)政府委員 長崎線の急行の寝台車設置の件につきましては、かねがね坪内委員からお話がございまして、私もその都度国鉄の担当の、つまりはつきり申しますれば、営業局旅客課並びに輸送局旅客輸送課の責任者に御趣旨を十分伝えまして、そうして研究するようにしておるのでございます。今年二等寝台が相当新造されますので、これが運用につきましては、お説のように長距離の旅客列車につけることが第一ではないかと考えておるのでございます。ただ御承知のように長距離列車となりますと、編成組数が非常にたくさんとなりますので、それだけの車両がそろつたときでないと実施できないという難点はあるのでございます。御要望の長崎線の寝台の設置につきましては、今年中に十分実現するという気持で、関係方面を督励いたしておりますが、たいへん申訳ないと思いますが、もうしばらく御猶予をお願いいたしたいと思います。

坪内八郎自由党

○坪内委員長代理 簡単にもう一点お伺いいたしますが、鹿児島急行をわれわれはよく利用するのでありますが、鹿児島急行の二等寝台はあまり利用者がなくて、一等寝台のみ使つておるのであります。あの鹿児島急行の利用者のない二等寝台を、ただちに長崎急行の方に振り向けるというような操作は、できないものでしようか。

石井昭正運輸事務官(鉄道監督局国有鉄道部長)

○石井(昭)政府委員 ただいまの御指摘でございますが、これは平素御利用になつておる坪内委員よく御承知で、決して間違いない状況であろうと存じます。私どもは具体的な利用状況まで精密に存じておりませんが、さつそくその点を十分調査いたしまして、もしお話のような筋でございますならば、できるだけ御要望に沿つて、各列車に均等に寝台が割当てられるように指示いたしてみたいと思います。

柄澤登志子日本共産党

○柄澤委員 今日の公報を拝見いたしますと、戦時中政府が買収した鉄道の譲渡に関する法律案が議題となつておりますが、御承知のように野党もあまり出席いたしておりませんし、昨日の連合審査の席上で、月曜日にすることが確定しておつたと記憶いたしておりますので、これは明白といたしまして、今日は請願のみで散会するのが妥当だと考えますが、委員長のお考えはいかがでございましようか。

坪内八郎自由党

○坪内委員長代理 さようとりはからいます。     —————————————

坪内八郎自由党

○坪内委員長代理 日程第一ないし第一六、第一八ないし第四一、第四四ないし第七〇は、鉄道敷設等の関係でありますので、一括議題といたします。政府の説明を求めます。

石井昭正運輸事務官(鉄道監督局国有鉄道部長)

○石井(昭)政府委員 鉄道新線建設につきましては、両院の御要望もございますし、また地元から熱心な御要請もあります。またわが国の国情から見まして、資源開発と人口対策上、設置の必要は特に痛感されて参つたのでありますが、ただいままで諸種の事情でこれが着手ができなかつたのでございます。今後日本の経済の発展、政治情勢の変化に伴いまして、新線の建設もできるだけ着手いたして参りたいと存じておりますが、ただ資金関係におきまして、おそらく一定の制約を受けざるを得ないのは、やむを得ないかと思います。さような次第でございますので、いずれを先に着手をし、いずれの線から実施するか、あるいは資金関係についていかなる方法を講ずるかという点につきまして、各界の御意見を拝聴いたしまして、十分公平、妥当に、また公正にやつて参りたいと存じておりましたところ、今国会におきまして、議員御提案によつて鉄道敷設法の一部が改正され、戰前の鉄道会議に匹敵する、あるいはそれよりもはるかに民主的にしてかつ権威のある鉄道建設審議会の設置の法案が、今国会を通過することと期待いたしております。通過の上はさつそく、その審議会の委員の御委嘱、会議の開催等の手続をいたしまして、その御審議によつて十分研究し、そうして実施の方向に進んで参りたいと存じます。  各件名に関します御説明は省略さしていただきまして、総括的な説明で御了承願います。     —————————————

坪内八郎自由党

○坪内委員長代理 次に日程第七一ないし第七四は電化関係でありますので、一括議題とし、政府の説明を求めます。

石井昭正運輸事務官(鉄道監督局国有鉄道部長)

○石井(昭)政府委員 電化工事の促進につきましても、諸種の関係で一時中止したのでございます。これまた本委員会におきます強い御要望もございました。私どもといたしましても、日本の自立経済発展のために、動力資源の有効な利用という点から見ますと、ぜひ電化は進めて参らなければならぬと思います。本年度の予算におきましては、高崎線及び東海道線の浜松一米原間の予算の御決定を願つたのでありますが、その後資材の値上り等によりまして、非常に工事の進捗が苦しくなつて参るような見通しでありますので、できるだけひとつ今後補正予算等につきまして、工事費の財源の御追加を御承認願いまして、電化工事は、本年度の当初に予定されております以上に進捗させたいと存じまして、今後関係の各省とも強力に協議して参りたいと存じております。なお本年に引続きまして、毎年ともさような考え方で電化の進捗に当りたいと考えている次第でございます。御了承を願いたいのであります。     —————————————

坪内八郎自由党

○坪内委員長代理 次に日程第八五ないし九〇、九四、九六、九七、九九ないし一〇七、一〇九ないし一三、停車場でありますので、一括議題といたします。政府より説明を求めます。

石井昭正運輸事務官(鉄道監督局国有鉄道部長)

○石井(昭)政府委員 停車場の新設あるいは昇格の請願につきましては、一時これもいろいろな事情により進捗いたしません場合もございました。今日におきましては、さような画一的な取扱い方をいたしませんで、できるだけ諸般の事情を検討させていただき、あるいはまたその設置の条件、つまり工事費を御負担願えるとか、その他の点等につきましていろいろ御相談申し上げまして、できるだけ地元の御要望に沿うようにいたして参りたいと存じております。  ただしかしながら、ただいま一括御提案になりました中の日程一〇七の八幡山駅の移転の問題でありますが、これだけは特殊事情があるので、ひとつ委員に御説明申し上げたいと思います。この八幡山駅は、国鉄ではございませんで、私鉄の京王帝都電車の駅でございます。これが付近の上北沢駅の移転によりまして、駅間の距離が非常に短かくなりました関係で、八幡山駅の移転を会社側で計画しておるようであります。これに関しましては、本請願と反対の陳情もあるのでありまして、この八幡山駅を現在の位置より移転するという方に賛成の意見もございます。当局といたしましては、各般の事情をよく調査いたしまして、会社より申請がありましたならば、調査に基きましてそれに適切な指示をいたしたいと思つておるのでございまして、必ずしもこの請願の趣旨に沿い得ると申し上げかねる点を、御了承願いたいと思うのであります。その他の御請願につきましては、経済事情その他国鉄の経営事情等を勘案いたしまして、善処いたしたいと思います。     —————————————

坪内八郎自由党

○坪内委員長代理 日程第四ないし一二四は列車関係でありますので、これまた一括議題といたします。政府より説明を求めます。

石井昭正運輸事務官(鉄道監督局国有鉄道部長)

○石井(昭)政府委員 列車のサービス改善に関する請願でございますが、これにつきましては、もちろん国鉄といたしましても経費の許す限り優秀な列車、あるいは御便宜のよい列車を増発いたしまして、御要望に沿いたいと思つております。何分にも今日予算上あるいは経営上、その他資材の値上り等によりまして制約を受けておりますので、逐次改善いたしまして御要望に沿いたい、かように考えておりますので、しばらく御猶予をいただきたいのであります。

坪内八郎自由党

○坪内委員長代理 この列車のサービス関係で、一言要望いたしておきます。これは三月の月だつたと思いますが、はなはだしきに至つては長崎行急行などは、東京から長崎まで水が一滴も出なかつたということがあつたのであります。サービスの中でも特にこれから夏を迎えて、車掌のちよつとした注意によつて、そういうことは完全に行えると思いますので、将来ああいうことのないように、また私今度五月七日に上京して来たのですが、そのときも一時間ばかり汽車が走つたら、あとは水が出ないというようなことがありましたので、ぜひともひとつ将来はそういうことを指導していただいて、こういうことのないように善処していただきたいと考えております。要望でございますので説明はいりません。     —————————————

坪内八郎自由党

○坪内委員長代理 日程第一二六ないし第一三二に監理局設置関係でありますので、一括議題といたします。政府より説明を求めます。

石井昭正運輸事務官(鉄道監督局国有鉄道部長)

○石井(昭)政府委員 監理局の設置につきましては、先ほど青森鉄道監理局設置の件につきまして、政務次官より詳細御答弁がありましたので、御了承を願いたいと思います。     —————————————

坪内八郎自由党

○坪内委員長代理 日程一三三ないし一三八及び一四〇は運賃関係でありますので、一括議題といたします。政府より説明を求めます。

石井昭正運輸事務官(鉄道監督局国有鉄道部長)

○石井(昭)政府委員 運賃につきましては、先ほど委員長よりお話がありましたように、今日では鉄道運賃の引上げをお願いしなければならないような情勢が迫つておるのでございます。もちろん運賃を引上げますことは、旅客及び荷主各位に対して御負担を増すことであろうと存じております。なるべく経営の合理化その他各般の措置を講じて、値上げ率を最小限度にとどめるように努力いたさなければならぬことは当然のことであると思います。しかしながらそれと別に、運賃のいろいろな御負担におきまして、アンバランスである、均衡がとれないという点から、いろいろな御注意もあり、また御注文もあるようでございます。これらの点につきましては、よく実情を調査いたしまして、できるだけそういうことのないように十分研究いたして行きたい思います。     —————————————

坪内八郎自由党

○坪内委員長代理 次に日程一四一ないし一五二、一五四、一五五は路線関係でありますので、一括議題といたします。政府より説明を求めます。

石井昭正運輸事務官(鉄道監督局国有鉄道部長)

○石井(昭)政府委員 線路の変更、あるいは墜道改修工事、あるいは勾配改良等のいろいろの御請願でございますが、これらにつきましては、一部は新線に関係する分もございますけれども、また一部につきましては輸送力の増強のための工事などでございますが、これらの点につきましてはいずれもごもつともな御請願でございますが、要は工事費等、工事の施工順位の問題であろうかと存じます。予算執行並びに予算編成にあたりましては、十分御趣旨のあるところも考慮いたしまして、善処いたしたいと思います。  それから日程一五五の地下鉄新線の設計変更に関する御請願、これは国鉄の問題としてでなく、目下本国会におきまして休会前に御審議を願いました高速度営団の神田、池袋間の新設工事につきまする設計問題でございます。この点につきましては、当時本委員会におきましても愼重御調査、御研究になつた上で議決に相なつたものと存じておりますので、御了承願いたいと思います。     —————————————

坪内八郎自由党

○坪内委員長代理 次に日程一六一ないし一六九は自動車営業関係でありますので、一括議題といたします。政府より説明を求めます。

石井昭正運輸事務官(鉄道監督局国有鉄道部長)

○石井(昭)政府委員 国営バス運輸開始の請願でございますが、国営事業におきましては、戰前の路線につきましてはこれが整備増強をはかるという観点から、ただいまできるだけすみやかに実施いたすように努力しております。まつたく新しい線路につきましては、既存の運輸業者との間に十分隔意なき御連絡をとりまして、いたずらなる民業圧迫というそしりを招かないように留意いたしておりますが、関係地元におきまして非常に御熱心に御請願のある点もございますので、この点の了解を十分つけることにいたして、できるだけ御要望に沿いたいと存じております。     —————————————

坪内八郎自由党

○坪内委員長代理 次に日程第一七一、一七二、一七四、一七六、一七七、一七九ないし一八八、一九〇、一九二ないし一九六は港湾関係でありますので、一括議題といたします。政府より説明を求めます。

黒田靜夫運輸技官(港湾局長)

○黒田政府委員 請願の趣旨が、それぞれの港によつていずれも異なつておりますので、ここにごく簡単に御答弁申し上げたいと存じます。  一七一は芦尾港災害復旧費国庫補助の請願でありまして、本港における災害の復旧につきましては、二十六年度当初予算において早急に復旧を要する問題について、予算の計上ができております。  次に一七二の雄勝港を避難港に編入の請願でございますが、この港は天然の良港でございまして、地域的条件にも恵まれている港湾でありますが、避難港の選定に関しましては、さらに近接港湾との関係なども十分検討の上、研究いたしたいと存じております。  次に一七四の稚内港埋立及び修築工事促進の請願でございますが、この請願の趣旨に沿うように、昭和二十六年度千二百二十万円をもつて、防波堤埋立、浚渫工事等を施行することと相なつております。  次に一七六、八木港を避難港に指定並びに防波堤延長等の請願でございますが、本港の整備につきましては、三陸沿岸におきまする小型船舶の避難港的性格を持つておりますので、まず防波堤を延長することといたしまして、二十六年度は防波堤を実施する予定になつておりますが、避難港の指定につきましては、今後十分調査検討の上善処したいと考えております。  次に興津港を避難港に指定の請願でございますが、これも天然の良港でございますし、立地条件も相当よい港湾でありますが、避難港の選定に関しましては近接港湾等の配置なども検討の上、十分研究いたしたいと考えております。  次に一七九の志布志港を重要港湾に編入の請願でございますが、志布志港は現在指定港湾でございます。この重要港湾選定に関しましては、さらに入港船舶や貨物の量、あるいは背後地における生産等の関係、水陸連絡の関係等を十分検討の上決定いたしたいと存じております。  次に一八〇の脇本港修築に関する請願でございますが、本港はまだ指定港湾になつておりませんので、当局といたしましても実情を今後十分調査いたしまして、地方公共団体等とも連絡の上、検討善処いたしたいと考えております。  次に一八一の有家港災害復旧工事費国庫負担金交付に関する請願でございますが、本港につきましては昭和二十六年度において残工事を完了すべく、予算を計上いたしたいと考えております。  次に一八二、武豊港を重要港湾に復活の請願でございますが、本港につきましては港勢も相当発展いたしておりますし、こういう点を十分考慮いたしまして、重要港湾に追加指定すべく努力中でございます。  一八三の広尾港改修工事施行の請願でございますが、本港は釧路、室蘭の間におきまする避難港として重要な使命を有する港湾でありまして、昭和二十六年度におきましては港湾関係公共事業費を六百万円計上いたしまして、各地の浚渫と防波堤の蒿上げを計画いたしております。  次に一八四、下田港改修工事施行の請願でございますが、請願の御趣旨に沿いまして、二十六年度におきましては物揚場、護岸の一部を施工することと相なつております。  次に一八五、伊東港改修工事施行の請願でございますが、本港も請願の御趣旨の通り、二十六年度におきましては導流堤の新設と防波堤並びに各地浚渫の災害復旧工事を施行いたすこととなつております。  次に一八六、阿萬港改修並びに避難港に指定の請願でございますが、この港は請願の趣旨から商港として考えるのが適当ではないかと存じますが、避難港の指定につきましては、商港を整備することによつて避難船を収容できるものでありまして、指定港湾に編入の後、十分調査研究いたしたいと考えております。  次に一八七、大川港改修工事施行の請願でございますが、本港は昭和二十六年三月に運輸省と農林省との間に内協議がととのいまして、第一次指定漁港に編入いたされましたので、今後は農林省指定の漁港として改修工事を施行することと相なります。  次に一八八の船舶港拡張工事施行の請願でございますが、本港の実情に徴しまして、十分検討調査いたしたいと存じております。  次に一九〇、鬼脇港に第二防波堤築設の請願でありますが、本港は請願の趣旨にありますように、離島連絡あるいは漁業適地として重要な港湾でありますが、二十六年度の事業が相当きゆうくつな関係でありますので、今後愼重調査の上、財政の許す範囲において善処いたしたいと考えております。  次に一九二、天塩港に河口右岸導水堤築設の請願でありますが、本港は北海道の北部の木材積出港並びに漁港として発展すべき性格を有する港湾でありまして、請願趣旨のごとく、天塩町背後の開拓事業の進捗と、沖合いの荷揚げ増加等によりまして、港湾改修を慰めております。今後潮流の状況も十分調査の上、改修計画を立てたいと考えております。  日程第一九四、一九五、一九六は、いずれも港湾法の一部改正に関する請願でありますが、その請願の趣旨に当局としても賛成でありまして、早急改正されることを希望しておる次第であります。  日程第一九三は大村湾、有明海間に運河開設の請願でございます。これは両湾の間は相当狭窄部がありまして、運河を開設することが可能であるか、あるいは技術的に相当困難であるかということを、いまだ現地について十分調査もいたしておりませんので、今後の両湾における舟運の発展状況によりまして、開鑿すべきかしないかということを技術的に十分調査の上、御答弁いたしたいと考えております。

坪内八郎自由党

○坪内委員長代理 私より黒田港湾局長に、避難港の関係に関連してお伺いいたします。長崎県の西彼杵郡脇岬村に脇岬避難港というのがありまして、これは国会並びに政府当局の非常に積極的な御協力によつて、着々今避難港が竣工しつつあるものでありますが、この脇岬港は私の出身地で、私は脇岬で生れたのでありますが、この経過状況が今日どういうふうになつておるかということと、今日の資材その他の経済的変動によつて、これが予算年度内に完全に実施されるものであるかどうか、その点がわかつておればひとつ参考までにお伺いします。

黒田靜夫運輸技官(港湾局長)

○黒田政府委員 脇岬港は昨年避難港に指定されまして、その指定された十九港の避難港のうち、五港について避難港としての整備工事をいたしておるのでありますが、脇岬もそのうちの一つでありまして、避難港としての重要性を認めまして、二十六年度におきましても引続き工事予算三千六百万円をもつて、防波堤を施工中であります。当局といたしましては、かくのごとき整備工事はなるべく急速完成して、次の避難港の修築に移りたいのでありますが、財政上の都合等もありまして、今後数年かかる予定でございますが、今後港湾改修費のわくの増額に一層努力をいたしまして、できるだけ早くこれが完成を期したいと存じます。

坪内八郎自由党

○坪内委員長代理 大体のお見通しはつきませんか。

黒田靜夫運輸技官(港湾局長)

○黒田政府委員 この調子ではあと三年ぐらいかと存じますが、その中途において、一部利用可能になります。

石井昭正運輸事務官(鉄道監督局国有鉄道部長)

○石井(昭)政府委員 先ほど一括御説明申し上げましたうちで、日程第一五四、桜木町事件関係国鉄職員の身分に関する請願につきまして御説明を落しましたので、この際させていただきたいと存じます。この御請願の趣旨は、桜木町事件で責任者として被疑者となつております職員が、起訴された場合に休職扱いにするようであるが、そういうことのないようにしてもらいたいという御請願のようであります。本事件は非常に社会的な衝動を與えた事件でありまして、責任者の処置につきましては愼重に考慮いたしておるのでございますが、まだ検事局の起訴の決定もありませんので、そのあかつきにおいて愼重に考慮いたしたいと思つております。従来の取扱いから見ますると、大体業務上の過失の事件につきましては、その事柄が非常にはつきりいたしております場合は、休職にいたしております。はたしてどうであろうかと思われるようなときには、休職にいたしておらぬ場合もございますが、しかし本件は社会的に非常に大きな問題でありますので、その点もあわせ考えて決定いたさなければならぬと考えております。     —————————————

坪内八郎自由党

○坪内委員長代理 次に日程一九九、二一二ないし二一四海運関係でありますので、一括議題といたします。これより説明を求めます。

國安誠一運輸事務官(海運局海運調整部長)

○國安政府委員 最初に請願文書表番号第八八三号の根占、指宿航路を命令航路に指定してもらいたいという請願でありますが、請願の趣旨は省略さしていただきまして、答弁要旨を申し上げます。根占と指宿航路の国庫補助航路指定につきましては、定期航路はすべて予算で示されておりますので、予算関係からは割にきゆうくつな点もございますので、その点を十分考慮いたしまして、現地事情を調査の上、予算関係ともにらみ合せて考慮いたしたいと考えております。  次に請願文書表番号第一八〇号の稚内より利尻、礼文両島に国営連絡船開通の請願でございます。請願の趣旨は、この間の定期線を国営にしてもらいたいということにあるようでございますが、ただいまのところ、まだこれを国営にする計画はないのでございます。また逆に、この間に現在定期線を経営いたしておりますところの稚内利礼運輸株式会社が、ただいま船腹の増強について計画を持つておりまして、これを具体的に申し上げますと、百八十総トンの優秀船の建造計画になつておりますので、これによつて一層サービスの向上に努力さして行くようにしたいと考えております。さらに請願の中に運賃が高いという点がございますけれども、この点につきましては、運賃は全国的に一様に一定の原価基準からはじいて認可をいたしておりますので、特にここだけが高いということはないと考えておりますが、なおその点について現地の事情を十分調査いたしまして、もしそういうことがございますれば、この点は十分是正いたしたいと考えております。  それから請願文書表番号第六三八号の下関を基点とする関釜航路に関する請願でございますが、これは戦前あるいは戦争中は関釜連絡航路というものがございましたが、これが再開されますれば、当然これは下関が基点となつて運営されると考えます。しかしただいまのところでは、まだその時期に至つておりませんので、そのときになつてから考慮いたしたいと考えます。  次は請願文書表番号第二八六号の離島航路に対する国庫補助増額の請願でございますが、本件は長崎県から出ておりますが、請願の趣旨は離島航路に対して、もう少し国庫補助を増額してサービスの改善に努めてくれということでございます。この点については、政府としても年々十分この点を考慮いたしまして、できるだけの補助金をとるように努力しておりますが、ただいままでのところによりますと、昭和二十四年度航路補助金として二千万円を計上しております。昭和二十五年度は三千万円に増額いたしまして、さらに二十六年度は三千三百万円の予算を計上してございます。なおその中で長崎県下の離島航路の補助金としては、昭和二十四年度は四百万円、昭和二十五年度の上半期において三百三十九万円、下中期も同様の金額を計上しておりますので、年々その点は増額いたしていることについては御了承願いたいと思いますが、なお将来とも政府としては十分努力を続けるつもりであります。

坪内八郎自由党

○坪内委員長代理 私から補助金関係についてお尋ねいたします。御承知のように長崎県は全国で離島航路が一番多いのでありますが、予算関係についても、そういつた関係で政府の方でそういう点を考慮されて取扱つておられるでありましようか、その点をお尋ねをいたします。

國安誠一運輸事務官(海運局海運調整部長)

○國安政府委員 補助金の点につきましては、もちろんそういつた離島関係の公益上どうしてもなくてはならないものに、優先的に補助金を與えることになつておりますので、この点は十分考慮することになつております。

坪内八郎自由党

○坪内委員長代理 本委員会に付託になりました請願全部について、一応の趣旨説明及び政府当局の意見の聴取は終りましたので、これらの請願について採否を決定いたしたいと存じます。  日程第一ないし第一〇六、第一〇八ないし第一五三、第一五五、第一六〇ないし第一九三、第一九七ないし第二一五、第二二〇ないし第二二二を議院の会議に付し、採決の上内閣に送付すべきものと議決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

坪内八郎自由党

○坪内委員長代理 御異議なしと認め、さよう決します。  なお報告書については、委員長に御一任を願います。     —————————————

坪内八郎自由党

○坪内委員長代理 本委員会に付託になりました陳情書は、本日の日程に掲げてあります通り六十一件であります。その内容はすでに各位の御手元に配付になつております文書表で御承知の通り、鉄道敷設関係、自動車関係、電化関係、港湾関係等で、本委員会において審査した法律案、国政調査事件及び請願の審査過程において愼重に審査をいたしましたところと一致する点が多いのであります。従いまして本委員会といたしましては日程第一ないし、第四、第六ないし第二六、第三〇ないし第四四、第四六ないし第五一四、第五六ないし第六一、これらの陳情書の意のあるところを十分に了解し、今後ともわが国運輸交通の発達、改善に努力いたしたいと存じます。     —————————————

坪内八郎自由党

○坪内委員長代理 なおこの際お諮りいたします。会期も近く終了になりますので、本委員会といたしましては、閉会中も適時委員会を開いて、国政に関する調査を進めて参りたいと思いますので、国会法第四十七条第二項により、審査しようとする事件について特に議院の議決によつて付託されなければなりません。従つてこの機会に、   一、国鉄の経営合理化に関する事項   一、鉄道の建設並びに電化に関する   事項   一、船舶(機帆船を含む)の運航体制   に関する事項   一、港湾の運営並びに修築に関する   事項   一、海上保安に関する事項   一、観光に関する事項   一、空運事業に関する事項  以上の事項について議長まで申し出ることといたしたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり)

坪内八郎自由党

○坪内委員長代理 それではさよう決します。  なお付託されております法案中、もし審議未了になりますものが出て来た場合には、その法案も閉会中審査を申し出たいと存じますので御了承願います。  ただいま議長に申し出ることにいたしました閉会中の審査事項が、院議によりまして本委員会に付託になりましたならば、調査の方法の一つといたしまして、現地について実情を詳細に調査する必要も当然起ると思いますが、委員を派遣するには議長の承認を必要とするので、委員派遣の承認要求をいたしたいと思います。その手続、派遣委員の選定、日時等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

坪内八郎自由党

○坪内委員長代理 それではさよう決定いたします。  本日はこれをもつて散会いたします。次会は公報をもつてお知らせいたします。     午後三時四十七分散会

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