大蔵委員会 第1号
- 発言数
- 31 件
- 登壇者
- 5 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1950/11/24
会議録
○委員長(小串清一君) これより大蔵委員会を開会いたします。閉会中に継続審査を行いました協同組合による金融事業に関する法律の一部を改正する法律案の本院規則第五十五條による審査未了報告の件についてお諮りをいたします。その報告書をちよつと読上げますと。 審査報告書 協同組合による金融事業に関する法律の一部を改正する法律案(継続審査事件) 右に関しては審査を完了するに至らなかつた。よつてここに多数意見者の署名を附し、その経過の概要を報告する。 昭和二十五年十一月二十四日 大蔵委員長 小串 清一 参議院議長佐藤尚武殿 経過の概要 本法案は信用協同組合の免許の申請があつた場合において、定款、事業の方法又は事業の計画が法令の規定に違反し、又は政令の定める基準に適合しないときを除いて大蔵大臣はこれを免許しなければならない規定を新らたに設けようとするものであるが、信用協同組合の現状から見て、これが可否の決定は極めて重要な問題であり、且つ会期末に衆議院より送付せられ十分審議の時間がなかつたので、昭和二十五年七月三十一日継続審査の議決を経て、閉会中審査を継続することにした。 九月一日大蔵当局より金融関係諸法規改正の根本方針について、十月二日全國信用組合常務理事より信用協同組合の現状について、更に十一月八日大蔵当局より免許の基準となるべき政令案及び信用協同組合に関する諸法規の改正意見等を聴取する外議員を派遣して実情を調査した。 右の結果、本法案は目下政府において立案中の金融関係諸法規の改正と密接な関係があるから、これと関連して愼重に審議決定することが適当であるとの意見の一致を見た次第である。 かような報告書を提出しようと思うのでありますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(小串清一君) では御異議なしと認めます。 —————————————
○委員長(小串清一君) その次に調査報告の件についてお諮りいたします。 かねて前國会に引続き閉会中もその調査を継続して参りました租税行政に関する調査、及び金融政策並びに制度に関する調査に関しましては、前者は前後六回、後者は前後十回に亘り関係当局並びに民間関係者より説明若しくは意見を聴取し、且つ資料を蒐集すると共に、九月中旬四班に分れて現地調査を行なつたのであります。その結果幾多の改正すべき点のあることが判明いたしたのでありますが、両調査とも時間的制約を受け、その具体的結論を得るに至らなかつたのであります。たまたま租税及び金融に関しましては、近く國会に改正法案を提出することになつておりますので、その機会に更に十分検討することとし、一応これで終了することにいたしたいと存じますが、これについて御異議ありませんか。……御異議ないと認めます。 つきましてはその調査結了報告書の内容についてでございますが、そのいずれも関係官民よりの説明、意見、蒐集した資料及び派遣議員の報告に基きまして、租税行政に関する調査に関しましては、租税制度改正の経過、改正税法施行の状況、殊に青色申告制度及び協議団の現状、務税行政運営の現状、及び租税制度並びに租税行政の改善に関する各種の意見等につき。又金融政策並びに制度に関する調査に関しましては、一、財政と金融との調整に留意し、特に預金部資金、見返資金の活用を図ること。二、長期産業資金の充実を図る体制を確立すること。三、民間資本蓄積の増進に努力を拂うこと。四、金融制度の改革を速急に実施すること。等につきまして、別途報告書を提出することを委員長に御一任を願いたいと存じますが、これにつきまして御異議ありませんか。
○野溝勝君 今委員長の民間資本の蓄積というのはどういう意味ですか。その報告書というのはどういう意味でそういうようになつておるのですか。
○委員長(小串清一君) これはたびたび議論がありましたもので、つまり今非常に預金その他のいわゆる日本の資本蓄積が減つておりますから、預金をもつと殖やさせるように努力をしようという考えであります。
○野溝勝君 大衆の預金を多くしようと、こういう意味ですか。
○委員長(小串清一君) それは無論そうだと思います。ちよつと速記を止めて。 午前十時五十五分速記中止 —————・————— 午前十一時十一分速記開始
○委員長(小串清一君) 速記を始めて下さい。それではお諮りをいたしました以上三件につきまして本院規則第七十二條等によつて、調査結了の報告書並びに審査未了の報告書につける多数意見者の御署名をお願いいたします。 多数意見者署名 〔協同組合による金融事業に関する法律の一部を改正する法律案及び租税行政に関する調査の件〕 大矢半次郎 佐多 忠隆 山崎 恒 野溝 勝 森下 政一 小林 政夫 小宮山常吉 杉山 昌作 森 八三一 木村禧八郎 〔金融政策並びに制度に関する調査の件〕 大矢半次郎 佐多 忠隆 山崎 恒 野溝 勝 森下 政一 小林 政夫 小宮山常吉 杉山 昌作 森 八三一 木村禧八郎 愛知 揆一 —————————————
○委員長(小串清一君) その次に御相談しますのは、この請願陳情に関する小委員でありますが、これはやはり前國会で決めましたように、人数を六名とし、小委員の選定も前國会と同様にこの臨時國会だけはその方々にお願いするということに委員長において指名することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(小串清一君) 然らば御異議ないと認めます。それでは小委員に大矢半次郎君、九鬼紋十郎君、清澤俊英君、杉山昌作君、油井賢太郎君、森八三一君の諸君を、小委員長に大矢半次郎君を指名いたします。 —————————————
○委員長(小串清一君) その次は、租税に関する諸法律が出ます。殊に酒税法は近く出る筈でありますから、それに対して公聽会を開かなければなりませんが、大体その公聴会の公述人の選定等は委員長において御一任を願いたいと思います。
○佐多忠隆君 公述人はどういう者を予定しておられるのですか。それをちよつと……。
○委員長(小串清一君) 大体学者側から一人、これはまだ確定しておりませんが、都留君がうまく行きませんので鈴木武雄君に出られたら出て貰いたいと思います。新聞側から東京経済新聞の福良俊之君と、それから人が決まりませんが日本酒造協会から一人、それから労働組合から総同盟の出版部長の高戸義太郎という人、大体これは了解を得ております。それから中小企業の方から三、四名指名していろいろ選考したのですが、今のところ稲川宮雄という人が大体来られるつもりであります。それから酒造関係は全國酒造組合の会長の土田國太郎君、これらの人を呼んで見ようと思つております。何か外にお気付きのものがあれば……。
○佐多忠隆君 労働組合は総同盟の方の……。
○委員長(小串清一君) 総同盟に聞いてどなたか一人税法について出て貰いたいということから……。それでは公聴会の公述人選定もそれによつて御一任を願いますことに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(小串清一君) それではさよう決定いたします。それでまだ政府から税法その他の案が出ておりませんが、要するにこの所得税の臨時特例に関する法律案、酒税法、物品税法、揮発油税法の一部改正はどつちみち二十七日頃遅くも本委員会に付託されるものと存じます。それで開会の予定をお諮りするわけですが、酒税法等はどつちにしても十二月一日から施行するのでありますし、成るべくならば本月内に決めたいので、法案は二十七日に出るとすれば二十七日か二十八日に大蔵委員会を開いて、それから公聴会は今の予定は二十九日に開きたいと思います。以上御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○佐多忠隆君 今月中に決めたい。二十七日というのは困りますね。もう少く……。
○委員長(小串清一君) 併し予定はそういたしては如何ですか。若しそれでいろいろ御質問、御意見などがあれば……今自分の考えとしてはそれ故に三十七日に早く出して貰えるならば二十七日の日に大蔵大臣の説明を求めようと思つているのですが、本会議の総理大臣並びに大蔵大臣に対する質問演説が或いは二十七日になるのじやないか、そうなるとここへ大蔵大臣に来て貰うことは困難かと思いまして、それなら二十八日にやる、それから皆さんのいろいろ御審議がありましようが、併し税法は非常に簡單ですからそう長く……或いは修正意見が出ればですけれども、ちよつとそう長くかからないのじやないかと思うのですが、それで或いは切離して酒税法だけに決めて外の日に延ばしても結構だと思います。
○佐多忠隆君 そういう取計いでもいいのですが、二十七日に出て来たものを、三十日までしかないし、これは衆議院の方が三十七日に済んでこつちに出るというのじやなく、両方一緒に二十七日から始めるなんてちよつと無理だと思うのですがね。
○委員長(小串清一君) それで二十八日の方が可能性があるのじやないか。それに本会議の質問も終ると思いますから二十八日に。それでその施行期限……。
○森下政一君 酒だけですね。
○委長(小串清一君) 酒だけをどうしても忙がなければならない。併しながら酒と難も、十二月になりましてからやることに決めて頂ければ、多少ずれてもそれはいいのじやないかと思いますが、成るべくならば法律施行前に決める方がいいのだろうと思います。ですからこれは予定を御協議するのでありまして、確定的のことでもなんでもないのです。
○佐多忠隆君 こつちの希望は、補正予算その他がいつ出ますか、それまでに出せる等じやないか、もう少し早く出して早く審議を始めて、十分審議をさせるということをして頂かなければ、外の法案もそうですけれども、特にこれなども期日が切られているからといつて出す方は遅れており、誠に形式的にしか審議させないので、國会の審議権を無視するというような結果になりかねないので、この点を強く……。
○委員長(小串清一君) 只今の佐多委員の御意見は非常に御尤もと思いますから、委員長において政府の方に十分督促をして、成るべくそうできるようにいたします。若しそれが遅れれば、私の申すように或いは来月に入つても止むを得ない、かように思つております。
○木村禧八郎君 それからドツジさんが声明を出しました預金部資金の運用法というあの法律が出るのですか。
○委員長(小串清一君) ちよつと速記を……。 〔速記中止〕
○委員長(小串清一君) それじや書いてようございます。以上によりまして本日の御協議は、委員会は終りといたしますが……。
○佐多忠隆君 ドツジ氏が来朝して、ドツジ氏に対して大蔵省が非常に問題が多くていろいろな調査資料なり、統計その他をば相当沢山出しておると思う。どういうものをドツジ氏に出したか。それからその全貌を一応資料として我々の委員会に提出するように要求して頂きたい。
○委員長(小串清一君) 只今佐多委員から資料要求がありましたが、それを一つ大蔵省の方へ要求して至急委員会に出すようにして下さい。
○佐多忠隆君 成るべく早い機会に出して頂きたい。
○委員長(小串清一君) 別に御意見ありませんか。……別に御意見ありませんければ、本日はこれを以て散会いたします。 午前十一時二十一分散会 出席者は左の通り。 委員長 小串 清一君 理事 大矢半次郎君 佐多 忠隆君 山崎 恒君 委員 愛知 揆一君 野溝 勝君 森下 政一君 小林 政夫君 小宮山常吉君 杉山 昌作君 森 八三一君 木村禧八郎君