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9回国会衆議院1950/12/06

電気通信委員会 第4号

発言数
83
登壇者
5
会派数
1
開催日
1950/12/06

会議録

關内正一自由党

○關内委員長 これより電気通信委員会を開会いたします。  理事の補欠選任についてお諮りいたします。去る四日理事高塩三郎君が委員を辞任され、理事が一名欠員となつておりましたが、本日再び同君が委員に選任されましたので、同君を再び理事に指名いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

關内正一自由党

○關内委員長 御異議ないと認め、さよう決します。     —————————————

關内正一自由党

○關内委員長 この際政府より航空保安業務の移管等に関して、経過の報告をいたしたいとの申出があります。これを許します。松尾航空保安庁長官。

松尾靜磨航空保安庁長官

○松尾政府委員 航空保安庁を電気通信省から運輸省に移管しますために、運輸省設置法等の一部を改正する法律案は、目下内閣委員会に付託されまして、御審議を願つておる次第でございます。  本法案の提案理由並びに内容の概要を御説明申し上げます。本年の六月二十六日付の国内民間航空の運営に関する覚書に基きまして、日本政府はこの国内民間航空事業の免許並びに非免許、会社の業務の監査、航空運賃の決定等を行うことになりましたが、右の事務の実施は航空保安庁がこれに当るのが、その知識経験上から適当と考えられますと同時に、他方運輸行政の一元化の見地から、その所管は運輸省とした方が適当と考えられましたので、右の覚書を実施するために制定されました十一月一日付国内航空運送事業令によりまして、暫定措置といたしまして、航空保安庁は、航空保安行政については従来通り電気通信大臣の指揮監督を受けますほかに、航空運送行政については、運輸大臣の指揮監督のもとに、その事務の処理に当ることといたしたのであります。しかしながら本来航空保安行政は、航空運送行政に従たるものでありまして、かつ航空運送行政は他の運送行政とあわせて一元的に遂行することが妥当と認められます。また航空保安庁が、長期にわたつて両大臣の指揮監督を受けるということも適当ではございませんので、航空運送行政と航空保安行政とあわせて運輸省の所管としまして、航空保安庁を運輸省に移管することといたしました。なお移管にあたりましては、航空保安庁の名称は、航空保安行政のほかに、航空運送行政をもつかさどる機関の名称としては適当でありませんので、航空庁と改称いたしました。  右に伴いまして、電気通信省及び運輸省の両設置法に所要の改正を加えましたが、電気通信省設置法につきましては、航空保安庁に関する規定を削りまして、運輸省設置法につきましては、大体現行の電気通信省設置法中の航空保安庁に関する規定のほか、航空運送事業に関する所要の規定を加えたのであります。またこれに伴いまして、国家行政組織法及び行政機関職員定員法にそれぞれ所要の改正を加えました。なお行政機関職員定員法の第二條第四項の改正は、航空標識所の新設に伴いまして、これに要する職員を充足するために、終戰処理費事業費による定員を増加したのであります。国内航空運送事業令につきましては、運輸省移管に伴い、不必要となつた規定を整理したのであります。さらにこの法律の附則におきまして、共済組合及び病院の利用等につきましては、航空保安庁の職員及びその家族は、当分の間電気通信省の職員及びその家族とみなすことにいたしたのであります。  以上本法案の提案理由及び内容の概要を申し述べました次第でございます。

關内正一自由党

○關内委員長 本件に関して御質疑ございませんか。     —————————————

關内正一自由党

○關内委員長 別に御質疑もないようでありまするから、次に本委員会に付託されました請願十九件の審査に入りたいと存じます。日程は紹介議員の御出席の御都合もあり、委員長において適宜変更いたしまするから、御了承願いたいと存じます。また紹介議員のお見えになりません請願につきましては、先例によりまして、委員の方にかわつてその趣旨を説明していただくこともあろうかと存じますが、あらかじめ御了承を得ておきたいと存じます。  では日程第一粟野村に電話増設等に関する請願、松本善嘉君紹介、文書表第一七九号を議題とし、紹介議員の説明を求めます。庄司一郎君。

庄司一郎自由党

○庄司委員 紹介議員松本善嘉君にかわつて、請願の趣旨を簡単に申し上げます。本請願の趣旨は、福島県伊達郡粟野村村長加藤一君外一名の請願にかかわります。当粟野村は相当大きな農村であるが、現在電話は、村役場と農業協同組合を除いたほかは、個人加入が二名のみであつて、この上なく不便である。よつて全村に電話架設加入希望者を網羅して、電話網を拡張していただきたいと、かような趣旨の請願でございます。     —————————————

關内正一自由党

○關内委員長 日程第一一、宇津野駅に公衆電話架設の請願、山本猛夫君紹介、文書表第一八〇号を議題とし、紹介議員の説明を求めます。

庄司一郎自由党

○庄司委員 紹介議員山本猛夫君にかわつて、本請願の趣旨を弁明いたします。本請願は、岩手県下閉伊郡大川村村長らの請願にかかわりまして、国鉄小本線宇津野駅前に公衆電話をぜひ御設置を願いたいという趣旨でございます。理由は同ステーシヨンより九キロの所に、大川郵便局というのがあるだけでありまして、ステーシヨンの附近に電話の架設がない。一日の乗降客が数百名に達しておるし、貨物が非常に多い駅であるから、ぜひ電話の架設をいただいて、便宜を得たい、こういう請願であります。     —————————————

關内正一自由党

○關内委員長 日程第三、鳥海郵便局に電話交換事務開始の請願、山本猛夫君紹介、文書表第一八一号を議題とし、紹介議員の説明を求めます。

庄司一郎自由党

○庄司委員 紹介議員山本猛夫君にかわりまして、本請願の趣旨を簡単に申し上げます。本請願は岩手県二戸郡鳥海村村長外六名の請願にかかわるものでありまして、鳥海村は、さきに郵便局の設置をいただき、人口五千有余の村民がたいへん感謝されておるのであるが、本村には電話交換事務の電話局がございませんがために、非常に不便を来しておるというのであります。本村には五百町歩にわたる移住民の新しい開拓地もあり、電話をかけるには同村内四キロより十二キロ程度の行程を徒歩で、同村東北隅大字西法寺というところまで行かなければ、電話をかけることができないというただいまの状態であります。ぜひ同村に電話局の開設をお願いしたい、こういう趣旨の請願であります。     —————————————

關内正一自由党

○關内委員長 日程第四、浪打村に電話架設の請願、山本猛夫君紹介、文書表第一八二号を議題とし、紹介議員の説明を求めます。

庄司一郎自由党

○庄司委員 文書表一八二号、日程第四の紹介議員山本猛夫君、岩手県二戸郡浪打村長稲葉佐吉君外一名の請願にかかわる請願の趣旨を、山本君にかわつて御説明いたします。同村は現在三つの大きな部落から構成されておる町村であるが、郵便局もないという状態であります。三つの部落が一村を形成して浪打村となつているのであるが、村役場に対して三大部落は、そのどれもが四キロないし八キロ程度ある、こういうのでありますから、請願の目的は電話ということにお願いされておるが、同時にやはり村内に郵便局がないということは、生業、経済文化のために遺憾であると考えるので、この点もあわせて御考慮願いたいというのが、その趣旨であります。     —————————————

關内正一自由党

○關内委員長 日程第一に対しまして、政府の意見を求めます。

加藤隆太郎自由党電気通信政務次官

○加藤政府委員 ただいまの御請願に対しましてお答えいたします。本請願の電話の架設につきましては、当省といたしましても、二十五年度の計画のうちには入つておりませんので、出先機関の方にその実情を調査するように命令を出しましたが、ただいまその御請願の趣旨に沿い得るやいなやということの点につきましては、即答をいたしかねますので、しばらく保留していただきたいと考えておる次第であります。     —————————————

關内正一自由党

○關内委員長 日程第二、宇津野駅に公衆電話架設の請願に対する政府の意見を求めます。

加藤隆太郎自由党電気通信政務次官

○加藤政府委員 宇津野駅に公衆電話架設の御請願でありますが、実は宮古管理所の調査によりますと、宇津野駅の乗降客は、一日平均約百五十人ぐらいでありまして、同地は大川郵便局加入区域外でもあり、同局からの距離は道路距離が六・七キロ、直線距離が四・八キロ程度でありまして、大川局との間には山岳や谷が多くありまして、架設作業及び経費の関係から、遺憾ながら早急実現は困難と考えておる次第であります。なお同駅附近には、電話加入申込者がないような状態でありまして、この点をにらみ合せまして、近く御趣旨に沿い得ない現状であることを御了承願いたいと思います。     —————————————

關内正一自由党

○關内委員長 日程第三、鳥海郵便局に電話交換事務開始の請願に対する政府の意見を求めます。

加藤隆太郎自由党電気通信政務次官

○加藤政府委員 本件の請願につきましては、当省といたしまして、大体交換事務開始に対します基準を定めております。それは加入希望者が二十五名以上でありまして、またもとより局との距離が三キロ以上であり、またもとより局のいずれの交換区域にも所属しないこと等を條件といたしておりまして、現在鳥海局の加入希望者は、ただいまのところ実はわずか十五名でございまして、来年度の計画の対象には実はまだなつておらぬような状況でありまして、今後この地方の発展等にかんがみまして、一戸局の加入者増設として考慮することにいたしたいと考えておる次第であります。     —————————————

關内正一自由党

○關内委員長 日程第四、浪打村に電話架設の請願に対する政府の意見を求めまする

加藤隆太郎自由党電気通信政務次官

○加藤政府委員 浪打村に電話架設の御請願に対しましては、これまた当省といたしましては、本年度の計画に入つておらぬような事情であります。しかして御請願の趣旨もくみとりまして、実は出先の方にさらにその実情を調査するようにいたしておりますから、しばらく保留のほどをお願い申し上げたいと思います。     —————————————

關内正一自由党

○關内委員長 日程第五、川口村地内南、北山形小学校に電話架設の請願、山本猛夫君紹介、文書表第一八三号を議題とし、紹介議員の説明を求めます。

庄司一郎自由党

○庄司委員 本請願の紹介議員は山本猛夫君でございますが、かわつて請願の趣旨を申し上げます。本請願は岩手県岩手郡川口村村長等より提出された請願であります。川口村は、現在電話の架設がございまするが、個数はわずかに十六個にすぎない。しかも同村の南あるいは北両小学校等には電話の架設が現在ないのでございます。そこで両小学校の児童と家庭との連絡の関係の上から、はたまた電話というものはこういうものであるという社会科に属するところの理科教育の面から言いましても、学校の教育としてははなはだ遺憾なことである。生徒兒童としては、この電話文化を直接に教育の目標ともしたいというような教育上の重要性もあつて、ぜひこの両学校に電話の架設を願いたい、かような趣旨でございますので、政府におかれても特別の御考慮と御努力を願いたいと思います。

關内正一自由党

○關内委員長 本件に対する政府の意見を求めます。

加藤隆太郎自由党電気通信政務次官

○加藤政府委員 本件の御請願に対しましては、いろいろ御請願の趣旨を承りまして、まことにごもつともだと拜承いたしておる次第でありますが、いろいろただいままでの調査によりまして、計画に実は入つておりませんような現状でありまして、なお御請願の趣旨をくみまして、その実情を出先によく精査するように命じてありますから、その実情の調査によつて、さらに御趣旨に沿い得るやいなやという点につきましてお答えいたしたいと思います。しばらく保留のほどをお願い申し上げます。     —————————————

關内正一自由党

○關内委員長 日程第六、種市村に電話架設等に関する請願、山本猛夫君紹介、文書表第一八四号を議題とし、紹介議員の説明を求めます。

庄司一郎自由党

○庄司委員 紹介議員山本猛夫君にかわつて、本請願の趣旨を説明いたします。本請願の要旨は、岩手県九戸郡種市村村長等の請願にかかわるものでございまして、現在種市村の郵便局内にある電話は、久滋局を中継として通話されているために、長距離通話等には、ただいま急報を願いましても、数時間を要するような状態でございまして、敏速果敢たるべき電話の呼出しが長時間を要するので、まことに困つておるので、ぜひこれを改良していただきたい。なお八木局を市内に編入し、直通線に変更していただくと同時に、八木局を集配局に昇格されたいというのが、請願の趣旨であります。

關内正一自由党

○關内委員長 本件に対する政府の意見を求めます。

加藤隆太郎自由党電気通信政務次官

○加藤政府委員 本請願の第一の御趣旨に対しましては、直通回線施設につきまして、現在の当省の予算の現状では、実は一日の通話数は八十通話以上を標準としておりまして、種市局より八戸の間は現存一日十通話程度で、計画の対象とはならないような次第で、なお将来の回線構成上からも、作成はちよつと困難と考えておる次第であります。  第二点におきましては、八木局と種市局の市内編入につきましては、局との間の距離も遠く、また相互間の通話数も僅少でありまして、基準外になりますから、目下のところ計画の中には入らないようなわけであります。  さらに第三点におきましては、城内局加入者増設につきましては、予算の制約もありまして、通信運営上基準外でありまして、目下のところ早急実施は困難であります。今後さらに実情の検討をいたしまして、なおでき得るだけの考慮はいたしたいと考えておる次第であります。

曽山克巳郵政事務官(郵務局施設課長)

○曽山説明員 ただいま八木局を集配局に昇格されたいという請願でありましたが、郵政政務次官がおいでになれませんので、私代理としてお答えさせていただきたいと思います。八木局に集配事務を開如いたしますと、郵便物を速達するという点においては、若干効果がございます。しかしながら郵便区と行政区を合致せしめるという私どもの方針と異なつておりまして、行政区の中に郵便区がたくさんできることによりまして、郵便物の区分上非常に困り、かつ遅れるということになります。そういうことになりますと、地方民に対しましても御不便をかけることになりますし、かつまた相当な経費を食うということにもなるので、すぐに実施は困難であります。しかしながら、将来におきまして、計画上の参考として行きたいと存じております。     —————————————

關内正一自由党

○關内委員長 日程第七、葛巻町郵便局に電信、電話事務開始の請願、山本猛夫君紹介、文言表第一八六号を議題とし、紹介議員の説明を求めます。

庄司一郎自由党

○庄司委員 紹介議員山本猛夫君になりかわつて、本請願の趣旨を簡単に申し上げます。本請願は請願者は、岩手縣二戸郡田部郵便局長等でございます。この葛巻町郵便局には、いまだ電信電話の施設がないのでございます。ぜひ本町郵便局に電信並びに電話の事務の御開始を願いたいというのが、請願の趣旨でございます。

關内正一自由党

○關内委員長 本件に対する政府の意見を求めます。

加藤隆太郎自由党電気通信政務次官

○加藤政府委員 本件につきましては、第七国会におきましてお答えいたした通りでありますが、葛巻、田部両局はすでに通話事務を開始してありますが、小田局につきましては、予算の制約等もありまして、ただいまのところ実施は不可能の状態でございます。なお将来小田局に事務を開始するといたしましても、現在の線路状態、回線構成から見て、葛巻、小田、田部という回線を構成することはちよつと困難のように存じます。     —————————————

關内正一自由党

○關内委員長 日程第八、高田、坂下両郵便局間に直通電話架設の請願、菅家喜六君紹介、文書表第二三九号を議題とし、紹介議員の説明を求めます。

庄司一郎自由党

○庄司委員 紹介議員菅家喜六君にかわつて、本請願の趣旨を説明いたします。本請願の要旨は、会津高田局、坂下局間直通電話は、昭和十年その中間にある大沼郡の新鶴局と高田局間線路が廃止されたまま今日に及んでおります。福島県大沼県坂下町には官公庁がたくさんございます。かつ現在前記両局中坂下、新鶴両局間にはすでに直通電話が架設されていて、高田、新鶴間は単に警察電話線に添加すればよいようなぐあいになつております。それらの工費もまた低減し得る状態であります。ついては、前記両局間に直通電話をすみやかに御架設願いたいというのであります。

關内正一自由党

○關内委員長 本件に対する政府の意見を求めます。

加藤隆太郎自由党電気通信政務次官

○加藤政府委員 本件に対しましてお答えいたします。両局間の直通回線新設につきましては、将来の回線構成上からその実現は困難でございますが、二十五年度におきまして、高田、若松間に一回線、坂下、若松間に二回線の増設をいたすことといたしまして、請願の趣旨にあります高田、坂下間の直通電話架設の御趣旨に沿う意味において、通話緩和ができると考えておるような次第でありますから、御了承願いたいと思います。     —————————————

關内正一自由党

○關内委員長 日程第九、小鳥谷郵係局にケーブル設備拡充の請願、山本猛夫君紹介、文書表第二四三号を議題とし、紹介議員の説明を求めます。

庄司一郎自由党

○庄司委員 紹介議員山本猛夫君にかわつて、本請願の趣旨を申し上げます。本請願は岩手県三戸郡小鳥谷村長らの請願にかかるものでありまして、本請願の要旨は、岩手県小鳥谷局は小鳥谷村、姉帶村、田部村の三箇村にわたる集配局でありまして、東北本線小鳥谷駅に接し、さらにこれに接続する県道小本線を利用する省営自動車連絡点として、地方交通運輸の要路になつております。本線沿線たる葛巻町、江刈村、山形村、大川村、小川村、岩泉町等の生産物資の貨物積出駅であります。ことに鉄道山田線不通のため、近来一層の増加を見る現況であるにもかかわらず、本局の電話設備は二十五回線のケーブルのため、増設はまつたく不可能の状態にあります。ついては小鳥谷郵便局の「ケーブル」設備をもつと拡充されたいというのであります。

關内正一自由党

○關内委員長 本件に対する政府の意見を求めます。

加藤隆太郎自由党電気通信政務次官

○加藤政府委員 本件に対する回答といたしまして、実は市内電話線路の増設計画等は、地方通信局において一括計画することになつておりまして、従つて御請願の趣は即刻、東北電気通信局に連絡いたしまして、御希望に沿うようにとりはからいたいと思います。     —————————————

關内正一自由党

○關内委員長 日程第一〇、電気通信管理所庁舎新築の請願、山本猛夫君紹介、文書表第二四四号を議題とし、紹介議員の説明を求めます。

庄司一郎自由党

○庄司委員 紹介議員山本猛夫君にかわつて、本請願の要旨を申し上げます。本請願の要旨は、岩手県二戸郡福岡町字八幡平十五の一、約六百余坪は、福岡電気通信管理所新庁舎並びに付属倉庫、車庫等建築のための敷地としてすでに買収済みであるが、約一年余月をけみしておる今日においても、庁舎等の建造実施ないため、昨年二省分割以来民家を借り上げ、狭隘な仮庁舎において執務している実情であります。ついては地方文化の推進となる電信、電話事業の官庁として、職員の能率向上をはかるためにも、一刻も早くすみやかに庁舎を建設されたいというのであります。

關内正一自由党

○關内委員長 本件に対する政府の意見を求めます。

加藤隆太郎自由党電気通信政務次官

○加藤(隆)政府委員 御請願の御趣旨ごもつともでございます。本件に対しましては、本年度の建物工事を実施の予定でございましたが、実は管理上の機構の改革等が遅れまして、定員数が未確定であつたことと、他にまた緊急なる工事を施行しなければならないような状況にありましたために、さらに予算等に制約されて、本年度はちよつと実行は困難でありますが、二十六年度以降で実施する予定でございますから、どうか御了承をいただきたいと思います。

關内正一自由党

○關内委員長 日程第一一、秋野村に電話交換事務を開始の請願、前田正男君紹介、文書表第二八二号を議題とし、紹介議員の説明を求めます。

庄司一郎自由党

○庄司委員 紹介議員前田正男君にかわつて、請願の要旨を簡單に申し上げます。本請願の要旨は、奈良県吉野郡秋野村は、吉野郡の西北に位し、比較的交通に恵まれておりますが、通信機関が十分でなく、現在当村には既設の電話が三個あるだけでありまして、隣接各村においては従来より交換事務を開始し、すでに通信機関が安備しておりますが、本村だけがいまだこの文化施設の恩恵に浴しておらず、村民の福利増進士に大なる影響を及ぼしておる次第であります。また最近大阪市その他の都市との取引は、繁頻をきわめている現状でありますので、ついては秋野村に電話交換事務をすみやかに開始されたいというのであります。

關内正一自由党

○關内委員長 本件に対する政府の意見を求めます。

加藤隆太郎自由党電気通信政務次官

○加藤政府委員 本件のごとき電話交換事務開始の御請願は、実はたくさん見るのでございますが、当省といたしまして、交換事務開始にあたりましての基準として、加入希望者が二十五名以上であり、もより局との距離が三キロ以上であり、さらに当該局がもとより局のいずれの交換区域にも所属しないということを、実は基準においておるのであります。かような点から考えまして、秋野村は下市区域内にありまして、下市局加入者増設として措置することの方が、将来非常に妥当であろうと考えておるような次第でございます。     —————————————

關内正一自由党

○關内委員長 日程第一二、忠見村を福島町内通話区域に編入の請願、甲木保君紹介、文書表第三五二号を議題とし、紹介議員の説明を求めます。

庄司一郎自由党

○庄司委員 紹介議員甲木保君にかわつて請願の趣旨を簡便に申し上げます。本請願の要旨は、福岡県八女郡忠見村内の電話は、西部の三部落が福島局区内に、東部二部落は山内局区内に属しており、山内局区内に属する部落内には公共事業団体等多く、郡内の産業、交通等の中心で、通話も福島町内が大部分を占めているにもかかわらず、通話用務の少い山内局に編入されているため、福島町内に対する通話は、市外通話となり、迅速を要する商用、公用等には電話の機能を発揮できない実情であります。ついては当村内の電話区域を福島局区内に編入されたいというのであります。

關内正一自由党

○關内委員長 本件に対する政府の吉見を求めます。

加藤隆太郎自由党電気通信政務次官

○加藤政府委員 御請願にお答えいたします。忠見村全部の福島局加入区域えの合併に関しましては、忠見村の大部分の所属局であるところの山内局と福島局との距離が五・五キロであるのに対しまして、福島局から四・八キロの光友局の加入区域に合併をもあわせ考慮せねばならぬ等の事情がありまして、現在のところ忠見村のみの福島島加入区域合併は、建設資金の面から、また事業の経済上の見地からも、早急の実現はちよつと困難でありますから、どうか御了承いただきたいと思います。     —————————————

關内正一自由党

○關内委員長 日程第一三、高松市東部地区の通話区域を高松局に編入の請願玉置實君紹介、文書表第四〇八号を議題とし、紹介議員の説明を求めます。

庄司一郎自由党

○庄司委員 紹介議員玉置實君にかわつて、本請願の要旨を簡明に申し上げます。本請願の要旨は、香川県高松市東部地区の木太、古高秋、屋島九箇町内は、もと同県木田郡から分離して高松市に併合されてから本箇年を経たが、電話区域だけは依然として郡部の牟礼局、川添局、屋島局に属しているので、市外電話によらなければ通話できない状態で、火急の場合目的が果されず、区域全体の運営に支障を来しております。ついては多年にわたる市民の不便を解決するため、これら区域を高松局管下に変更され、高松自動電話に直結されたいというのであります。

關内正一自由党

○關内委員長 本件に対する政府の意見を求めます。

加藤隆太郎自由党電気通信政務次官

○加藤政府委員 本請願にお答えいたします。現在高松局は局舎の収容余力がございませんために、木太、古高松、屋島等をその加入区域編入にすることは、困難な事情にあります。なおその距離等の関係から見しても、実施には相当支障があるように思われますから、御了承をいただきたいと思います。     —————————————

關内正一自由党

○關内委員長 日程第一四、赤萩小学校外三小定校に電話架設の請願、淺利三朗君外一名紹介、文書表第四〇九号を議題とし、紹介議員の説明を求めます。

庄司一郎自由党

○庄司委員 紹介議員は淺利三朗君、山本猛夫君の両君と相なつておりますが、かわつて本請願の趣旨を簡単に申し上げます。本請願の請願者は岩手県一関市長阿部時一君であります。しかして本請願の要旨は、岩手県一関市内の四小学校、すなわち市立赤萩、笹谷、真柴の各小学校と中里小学校川辺分教場、中里小学校前堀分教場にはいまだ電話がないため一切の連絡は郵便または人頼みで行われておりますので、学校運営と行政区運営上に支障を来たし、火急の事故に間に合わず、人的、時間的徒費は多大なものがあります。よつて前記四小学校及び二分教場にすみやかに電話を架設されたいというのであります。

關内正一自由党

○關内委員長 本件に対する政府の意見を求めます。

加藤隆太郎自由党電気通信政務次官

○加藤政府委員 御請願の御趣旨まことにごもつともでありまして、当省といたしましても、かような公共施設に対しましては、できるだけその実現をはかりたいと考えておりますが、ただいまのところ本件に対しまして計画はちよつとございませんが、さらにその実情の調査をよくいたしまして、善処することにいたしたいと思います。     —————————————

關内正一自由党

○關内委員長 日程第一五、一関市赤萩出張所等に電話架設の請願、淺利三朗君外一名紹介、文書表第四一〇号を議題とし、紹介議員の説明を求めます。

庄司一郎自由党

○庄司委員 紹介議員は淺利三朗君並びに山本猛夫君と相なつておりますが、かねて請願の要旨を申し上げます。本請願は岩手県一関市長が提出をされておる請願でございまして、同市内赤萩出張所、一関市営赤萩農事研究所、一関営林署赤萩苗圃等にはいまだ電話がなく、切の通知連絡は郵便、人頼みで行われているため、時間的に人的に徒費すること多く、至急の連絡に間に合わず、部落民の生活、生産の発展を著しく阻害しております。ついては以上の箇所に共同電話をすみやかに架設されたいというのであります。

關内正一自由党

○關内委員長 本件に対する政府の意見を求めます。

加藤隆太郎自由党電気通信政務次官

○加藤政府委員 本件も前段の御請願と同じようで、かような機関に対しまして電話がないという不便は、お察しができるのでありますが、当省におきましても、資材あるいは建設資金等の面において、何としても非常に制約を受けておりますので、ただいまの御請願に対しまして計画は持つておりませんが、さらにその実情を調査いたしまして、あらゆる角度からにらみ合せた上におきまして、善処いたしたいと考えております。     —————————————

關内正一自由党

○關内委員長 日程第一六、田頭村に電話架設の請願、山本猛夫君紹介、文書表第四一一号を議題とし、紹介議員の説明を求めます。

庄司一郎自由党

○庄司委員 本請願の紹介議員は山本猛夫君でございますが、かわつて請願の趣旨を申し上げます。本請願の請願者は、岩手県岩手郡田頭村村長でございまして、同村は村役場と農業協同組合とに、田頭局の通信局と共同線で電話が設備されておるだけでございまして、その他村一般にはいまだ電話の架設がないのであります。ぜひ同村全般に電話網を普遍化していただきたいというのが、請願の趣旨でございます。

關内正一自由党

○關内委員長 本件に対する政府の意見を求めます。

加藤隆太郎自由党電気通信政務次官

○加藤政府委員 本請願の電話架設の件でありますが、これも実は当省としまして、本年度の計画には載つておりません。しかし目下その実情をよく調査することにいたします。ただいまのところ即答いたしかねるような事情にあることを御了承願いたいと思います。     —————————————

關内正一自由党

○關内委員長 日程第一七、冨岡町に電報電話局設置の請願、松井政吉君紹介、文書表第四一二号を議題とし、紹介議員の説明を求めます。

庄司一郎自由党

○庄司委員 本請願の紹介議員松井政吉君になりかわつて、本請願の趣旨を簡単に申し上げます。本請願は福島県双葉郡久ノ浜町東町渡辺和雄外百四十五名からなる請願であります。富岡町にぜひ電報電話局の御設置を願いたい、こういう請願でございます。富岡町はむろん常磐線における重要なるところの大きな町であることは御承知の通りでございます。ぜひひとつ電報電話局の御開設を願いたい、こういう請願でございます。

關内正一自由党

○關内委員長 本件に対する政府の意見を求めます。

加藤隆太郎自由党電気通信政務次官

○加藤政府委員 本請願でございますが、富岡郵便局における電気通信業務の現状にかんがみまして、これを当省の直轄局にして、新たに電報電話局を設置するということにつきましては、かねてからその必要を認めてはおりますが、予算等の関係によりまして、今ただちに電報電話局を設置するということは困難な事情にあるのであります。しかしながら郵政省に対するところの当省の業務委託等の趣旨にかんがみまして、かような電気通情業務は、逐次電気通信省の直轄業務に改正するということを適当と考えておりまして、御請願の御趣旨に沿うように、さらに努力いたしたいと考えております。     —————————————

關内正一自由党

○關内委員長 日程第一八、仙台、山形間市外電話ケーブル線敷設促進の請願、圖司安正君紹介、文書表第四七二号を議題とし、紹介議員の説明を求めます。

庄司一郎自由党

○庄司委員 本請願の請願者は、山形市の商工会議所会頭服部敬雄という方でありまして、紹介議員は同僚圖司安正君であります。請願の要旨は、山形市と仙台市間は、東北地方における東日本と裏日本とを直結する重要なる地点でございまして、文化、行政、経済各般にわたり、相互に密接なる関係のあることは、いまさら申し上げるまでもございません。しかるにこの両市間の電話の疎通状態は、きわめてよくございません。通話の待合時間は、普通通話で大体六時間を要するというような状態に相なつております。至急電話でありましても、三時間くらいが要されておるというような状態であります。特に冬季間には降雪のため線路障害が頻発し、両市民の受ける不利、不便はきわめて甚大なものがあるのでありまして、この際山形市、仙台市間に市外電話ケーブル線を敷設され両市間の通信の円滑なる疏通をおはかり願いたいというのが、請願の趣旨であります。

關内正一自由党

○關内委員長 本件に対する政府の意見を求めます。

加藤隆太郎自由党電気通信政務次官

○加藤政府委員 本請願の御趣旨まことにごもつともであります。仙台山形間のケーブル化ということにつきましては、お話の通り当省といたしましても、その重要さを考えておりまして、仙台、山形間の、ごときは、長距離ケーブル網の一環として、これは優先的に当省でも考えておりまして、二十六年度の計画にも織り込みまして、その実現をいたしたいと考えておりましたが御承知の通り二十六年度の予算も、大分当初計画した予算とはかけ隔つた削減を受けたような現状にありまして、やむを得ず中止するというような現状にあるのであります。しかしながら明後二十七年度以降におきましては、ぜひとも実現いたしたい、かように考えておるのでありまして、どうか各位におかれましても、ぜひ当省の計画に御協力をいただきますよう、切にお願い申し上げまして、御請願の御趣旨に敬意を表する次第であります     ————————————— やむを得ず中止するというような現状にあるのであります。しかしながら明後二十七年度以降におきましては、ぜひとも実現いたしたい、かように考えておるのでありまして、どうか各位におかれましても、ぜひ当省の計画に御協力をいただきますよう、切にお願い申し上げまして、御請願の御趣旨に敬意を表する次第であります

關内正一自由党

○關内委員長 日程第一九、対馬通信施設拡充整備に関する請願、田口長治郎君紹介、文書表第四九七号を議題とし、紹介議員の説明を求めます。

庄司一郎自由党

○庄司委員 本請願の請願者は、対馬支庁長平原浩哉君外十三名からなつておりまして、紹介議員田口治郎君になりかわつて、請願の要旨を簡単に申し上げます。対島は申し上げるまでもなく朝鮮と一衣帯水の地にあり、終戦後は国境の第一線として、きわめて重要視されて来ておりますが、島内の通信網は非常に不安全なものがございます。九州との通信連絡も一日二回線の海底電話あるのみでございます。まことに貧弱な状態にあります。しかるに最近朝鮮動乱の勃発により、対島の内外を通して通値輻湊通信は使用を制限せられ、島民のこうむる不利、不便はまことに甚大なるものがあるのであります。この際厳原、福岡間の海底ケーブル電話線を少くも二回線増設するほか、目下使用停止中の上見坂超短波無電局を再開し、もつて対九州の通信を強化するとともに、島内の電話設備を一層拡充せられんことをお願い申し上げたいというのであります。

關内正一自由党

○關内委員長 本件に対する政府の意見を求めます。

加藤隆太郎自由党電気通信政務次官

○加藤政府委員 本御請願の御趣旨ごもつともでありまして、当省といたしましても、厳原対島間、厳原、佐須奈間、厳原、豆酘間及び厳原、小茂田間は、現に相当輻湊しておりますが、本年度の計画といたしまして、当初その標準に満たなかつたのでありまして、計画に漏れておりましたが、将来予算その他の状況も考慮いたしまして、その実施に当りたいと考えております。  なお上見坂の超短波無電局は現在閉局中でありますが、これを利用するということはちよつと困難でございます。  第三に対馬島内各局の電話の増設につきましては、本年度におきましては計画は立てておらなかつたのです。従つてちよつと即答はいたしかねますが、さらにその実情をよく調査いたして、善処することにいたしたいと思いますから、どうか御了承のほどをお願い申し上げます。

關内正一自由党

○關内委員長 これにて本委員会に付託になつております十九件の請願全部について、紹介議員の説明並びに政府の意見聽取を終了いたしたのでありまするが、なお慎重に審査いたします意味から、各請願の採否の決定は次回に延期したいと思います。  本日はこの程度にとどめまして、次会は明七日午後一時より開会いたす予定であります。これにて散会いたします。     午前三時一分散会

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