議院運営委員会 第14号
- 発言数
- 36 件
- 登壇者
- 12 名
- 会派数
- 5
- 開催日
- 1950/12/09
会議録
○小澤委員長 これより本日の運営委員会を開くことにいたします。 まず最初に、国実公務員のための国設宿舎に関する法律の一部を改正する法律案の起草について御協議願います。
○椎熊委員 今村小委員長から、経過を承りたいと思います。
○今村(忠)委員 ちよつと御説明申し上げます。御承知のように、前国会以来継続審査となつておりました衆参両院の法制局長を、国会の役員にするという案でありますが、これについて審議いたしました結果、従来国会の役員としては、職員側では事務総長である。これは議長席につくという立場から役員に上つたのでありますが、当初法律をつくる時分のいきさつ等もありまして、他の職員中いろいろ重要なものがありましても、これを国会の役員にするのは思わしからぬものもあるではなかろうかということ等の意見がありまして、結局かように改めましてこの国家公務員のための国設宿舎に関する法律の一部を改正する法律案、ただいまお手元に差上げたものとなつたのであります。つまり国立国会図書館長と衆参両院の法制局長に——国会本来の立法上のこれらの重要な地位につかれる方であるから公舎を提供したい、こういうことであります。参議院との折衝等も解決いたしましたし、オーケーもとれましたので、本日上程の運びにいたしたわけであります。何とぞ御了承を願います。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それでは本案は原案通り決定することにいたします。
○小澤委員長 続いて参議院より回付案の取扱いについて御協議を申し上げます。 まずその第一といたしまして、国立学校設置法等の一部を改正する法律案、この問題について今、までの経過を事務総長から御説明申し上げます。
○大池事務総長 国立学校設置法等の一部改正に関する法律案が本院を通過いたしまして、参議院の方に行つておつたのでありますが、その中で、数字の上で定員の変更が当然に行われて参りました関係上、海上保安庁の関係並びに運輸省の方の関係から、数字を修正をいたして参つたのであります。これは当然その後の法令でどうしてもふえなければならない数字がかわつて参りました関係で、当時正誤でというような話まで出た問題でありますが、すでにこちらを通り、向うに行つている関係があるから、修正をして返してもらつた方がいいということでそうなつたのであります。それは海上保安庁の定員が、ポ政令の関係によりまして当然に増加されて参つた次第であります。それと運輸省設置法等の一部を改正する法律案というものが両院を通過しまして、その法律案の中で航空庁を新設いたしまして、その定員が定められた関係から、その定員を増加して参つた次第であります。定員の数字が当然にふえて参りました分だけは、今回修正をいたして載せてあるわけであります。最初こちらを通りましたときは、海上保安庁の定員が八千六百六十三人でありましたが、これがポ政令の関係の分を加えまして一万九百六十九人ということに数字がかわつて来た、こういうことでございますので、参議院の方から、それを当然の修正として数字をかえて返つて来たのであります。
○小澤委員長 何か御意見等がありますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それでは御意見等がなければ、これは参議院の修正通り衆議院は承認する、すなわちのむことに決定いたしました。
○小澤委員長 それからその次には、まだ正式には上つて参りませんが、地方公務員法が大体修正をされて当院に回付せられる予定だと考えております。修正の点も、大体非公式ではありますが、各党の方ですでに御承知だと思うのであります。この取扱いをどういたしますか、御協議をお願いいたしたいと思います。
○椎熊委員 この修正は、私ども野党側でいろいろ協議した結果、修正案なるものを出しまして敗れましたけれども、参議院に行きまして、参議院独自の見解で、大体われわれが考えたような線で、参議院ほとんど各党一致で修正に決定したようであります。われわれの立場といたしましては、私どもの当初の修正案と多少の違いはありますけれども、それは大きな違いでもありませんし、このことによつて共産党の選挙運動等の行き過ぎを相当是正することができると思われますので本院におきましては、参議院の修正に御同意を願つて満場一致決定してもらいたい。もし與党側が政府原案を固執せられるにおいては、この時間の段階では、この法律案が成立しない結果になるだろうと思います。私どもは満足すべき改正案ではないかもしれないが、一歩、二歩前進した改正案であることだけは認められます。従つて原案を固執せられました與党側におきましても、大政党の襟度を示されて、われわれが苦労しました修正案に同調せられんことをひとえに希望する次第であります。
○田中(織)委員 私の方の党としても、大体趣旨は、ただいま椎熊委員の発言と同様でありまして、本院において修正案を出したのでありますが、賛成が得られなかつたのであります。これが今回参議院の方で、わが党も参加して修正可決を見たわけであります。われわれの党の基本的な態度といたしましては、なお不満な点もあるわけでありますが、本法は多少なりとも政治的自由を確保されたという点において賛意を表して来たので、本院の取扱いとしては、参議院の修正に同意したいと思うのであります。
○竹村委員 私の方は衆議院においても、原案並びに各党の修正案に対して反対して来たのであります。従つて今度の参議院の修正案、これははつきりわかりませんが、大体承つたところから申しますと、これはやはり国家公務員にいろいろな制限を置く規定であり、憲法その他いろいろな規定からいつても、こういうことになるべきではないと考えますので、私の方は、これは全部反対をいたします。
○倉石委員 地方公務員法案に対しましては、わが党は参議院側の修正に応ずるつもりであります。
○椎熊委員 私はこの際特に一言したい。今国会は非常に短時日でありましたが、重要一法案が山積いたしておりました。その間、われわれ少数野党の立場から見ると、常に與党側は多数を頼んで押し切るがごとき感を間々與えられましたけれども、やはり正しいことには率直に同意してくれるという態度を表明することによつて国会運営が軌道に乗る。従つてただいま示された多数党與党側の態度は、野党各派の正義の主張に同調されたということで、日本の憲法政治が、本日ただいまより軌道に乗るという意味において、敬意を表する次第であります。
○石野久男君 われわれの方といたしましては、修正案の内容をまだ承知しておりませんが、大体察知せられるところから、党の態度といたしましては、一応やはりここに反対するという意思を表明しておきます。
○小澤委員長 それでは起立採決でよろしゆうございますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それではそのように決定をいたします。
○大池事務総長 そういたしますと、これから先の議事の順序等で御相談を申し上げたいと思います。本日の日程にありますのは、請願だけ載つておりまして、これ以外の請願でも、本日中に上つたものについては御承認を得たいと思つておるわけであります。その前に、ただいま今村小委員長から御報告になりました国設宿舎法の改正法律案、これはさつそくこちらを通しまして参議院の方に送付いたしまして、本日中に審議を終えていただく必要がありますので、それをまず優先的にお取扱いを願いまして、参議院側に送る準備をいたします。次は参議院から参りましたただいまの海上保安庁関係の定員の修正、これは全員一致のむことになりましたので、ごく簡單に済みますから、それで成立いたします。地方公務員法は、おそらく七時ごろまでにはこちらに来るのではないかと考えておりますが、それが参りますれば、これも議場で起立採決で修正案が成立いたすことになつております。 それだけで一応今上つております議案といたしましては済むわけでございますが、それ以外に、本日水産業協同組合法の一部改正法律案、これが上つて参りました。これはやはり参議院の方ですでに上つてこちらに来ておりまして、これは満場一致で御決定になうたと聞いておりますから、これも上げていただけば成立をするわけでございます。それ以外の法案は、今のところ上つておりません。従いましてその後に残ります分は、まだ参議院の方にあります法案が、場合によつて返つて来るというようなことのない限り、一応こちらとしては、法案は持つておらないわけであります。 それ以外に、残つております決議案、あるいは緊急質問というようなものもあるわけであります。これらの取扱いをどのようにいたしますか、公務員法の来るまでお待ちを願つて開くか、あるいはとりあえずできたものだけでも先にやつて休憩をして、またもう一ぺん開くか、公務員法は間もなく来ますから、これで開いて、あとはしばらく休憩して様子を見る。そうしてその間どうするかということをおきめ願つたらいかがかと思います。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中(織)委員 地方公務員法がこつちにまわつて来てから本会議を開くということには異議はありません。そこで本会議を開くに至つた機会に、前から持越しになつております緊急質問と決議案を上程するように願いたい。
○椎熊委員 どうでしよう、緊急質問、決議等いろいろあるようですが、この段階に至つてまだ審議しなければならぬ議案も残つておるのに、今さらここでやつて、どれだけ効果があるかということも考えられますので、適当な問題は当該委員会に付託することにして、本会議では、やはり残つておるものを全部きれいに処理するということに全力を上げたいと私は考えるのです。
○田中(織)委員 本会議で法律案等を処理することには私は反対しませんが、その次には、緊急質問をやはり本会議でやるという建前になつておりますので、この段階になろうと、緊急質問並びに決議案はそれぞれ理由があつて提出されたものですから、本日これはきまりをつけていただきたい。てお願い申し上げます。
○寺本委員 どうですか、緊急質問の範囲ですが、本日はこの時刻でもありますし、椎熊さんのおつしやつた点もあります。あしたから通常国会も召集されるのだから、そのときにあらためてやるかやらぬか検討してやるということで……。
○赤松委員 私がこれを出しているので、なるべく発言しないで御賛成願いたいと思つておりましたが、前に三つ出しておつたのを、二つは自発的に撤回したわけです。この一つ残つておるのは、社会党としては実は総評議会の武藤議長から今日申入れを受けたのです。このレッド・パージの問題につきましては、今まで議論をされていないので、少しでもいいからこの問題について触れていただかないと、民主的労働組合としては困るという申入れを、これは実はきよう受けたわけであります。そこでそう大して長い時間はかけません。質同趣旨等については、労働大臣等に十分答えていただくように、私の方から質問要旨を出して、それぞれ連絡してあります。わずか十分間でございますから、ぜひひとつこれだけは何とか社会党の立場もくんでいただいて、お許しを願いたいと思うのでございます。
○園田委員 緊急質問だけにしてあとは持越しにしたらどうですか。
○倉石委員 先ほどからのお話では、きようの議事は公務員法が上つて来るまで休んで、公務員法が上つて来たら本会議を開いて、上つて来たものは処理してしまう。そうしてそれが済んで、その間に運営委員会を開こうというわけでしよう。そのときに御相談しましよう。
○赤松委員 それでけつこうなんですが、これはやろうやろうというのでずつと延びて来たわけです。実は倉石君が労働委員長でございまして、私は倉石君には、労働委員として委員会における質問は全部放棄するから、本会議でやらしていただきたいということは再三お願いしたわけです。そうして大体御了解願つたように私は記憶しておりまして、きのう私は出ませんでしたが、私の方の運営委員からは、きよう準備しておくようにということで、若干準備もし、党の方でもきようやれると考えておるわけです。従つて長時間ではない、十分程度、レッド・パージの問題が全然明らかにされていないので、政府の見解を聞くということを許していただきたい。
○石田(一)委員 大体今まで会期末には、緊急質問デーの観を呈した感なきにしもあらずです。きようあたりでも、もし社会党以外に緊急質問、決議案というものがたくさんあつたとしたら、こういうものを早い目にきよう本会議を開いて十ぱ一からげに全部片づけるということもいい慣例だと思いますが、どうですか、社会党の方でも、きようは時間もおそくなつたのだから……。
○倉石委員 そこで先ほどお話のように、公務員法が上つて来たら本会議を開いて、ほかの上つて来たものを全承片づけて、それから休憩してまた本会議を開くというのですから、そのときまでにわれわれも態度を決定して参ります。
○小澤委員長 現在の段階ではちよつと困るというお話もあるのだから、下さるだけ御趣旨に沿うような努力をするということで、一応休憩後ということにしてはどうですか。
○田中(織)委員 しかしもつと早く開いてやれば、当然こういう問題は処理できているはずでしよう。
○赤松委員 党の方で御決定なさつておらないとすれば、今倉石君から御返事をいただくということはむりかと思いますが、これはすでに一昨日から私は自由党の方たちにもお願いしてあつたのです。それを持ち越し持ち越しでここまで来ておる。なぜ十分ぐらいの緊急質問が党議にかけてきめなければならぬほどの重大問題であるか。これは社会党の立場も十分考えていただいて——このままずるずる寄り切られますと、私たちの立場もないということになるので、何とかやれるような御考慮を願いたい。
○倉石委員 かしこまりました。しかし私の方の党でも緊急質問がたくさんあるのを、みんながまんしてくれ、がまんしてくれと言うて押えておるのだから……。
○小澤委員長 それでは今倉石君の言われたようなことで……。
○竹村委員 決議案の取扱いはどういうようになりますか。
○小澤委員長 その問題も一緒に相談しましよう。 それでは本会議は、先ほどの回付案が来ましたらただちに開いて、本会休憩後、すぐ運営委員会を開いて御相談します。 これで暫時休憩します。 午後六時二十八分休憩 ————◇————— 午後十一時四十五分開議
○小澤委員長 それでは休憩前に引続きまして運営委員会を再開いたします。 議案は大体これでおしまいのようでございまして、恒例による議長のあいさつがあつて、本会議を終ることになるであろうと思います。 本日はこれにて散会いたします。 午後十一時四十六分散会