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9回国会衆議院1950/12/08

議院運営委員会 第13号

発言数
65
登壇者
14
会派数
5
開催日
1950/12/08

会議録

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 これより本日の議院運営委員会を開きます。  きようは大体本日の議事日程の問題でありますから、事務的に事務総長から御報告を申し上げまして、御意見を伺います。

大池眞事務総長

○大池事務総長 本日の日程には、委員長から申込みのありましたものとして図書館運営委員長の報告、すなわち図書館法第十一條第二項による審査事項について、一応今日までやつた経過を報告いたしたいという申出がありましたので、これを日程第一に載せた次第であります。それ以外には、各委員会で採択になりました請願を一括して載せてあります。それだけでございますので、議事の順序といたしましては、一応こういうものを済まして、それ以外のところに入つて行くのが順当でありますが、お手元に今差上げました「委員会審査終了予定」の中にありますもので、各委員会で持つているものがございますので、その現在までの状況を申し上げますれば、地方行政委員会の方はまだ上つておりません。法務委員会の訴訟費用の分と判事補の職権の分、この二つがすでに上つております。それから大蔵委員会の中小企業信用保險特別会計法集、これは今にも上るという状況でありますが、ただいまのところまだ上つておりません。それから厚生委員会の薬事法並びに毒物及び劇物の取締法、これが上つております。それから今申し上げました大蔵委員会の分とうらはらの関係にあります。通商産業委員会の中小企業信用保險法案、これが上つております。それからもう一つ大蔵委員会の方の一これには書いてございませんが、この前の議会に衆議院を通りまして参議院の方に行つて継続審査をいたしておりました協同組合による金融事業に関する法律の一部改正、これは本院で議決をいたしまして参議院の方にまわつておる案でございまして、継続審査の結果、向うで可決いたしまして、衆議院の議決通りで送つて参つたわけであります。これをさつそく委員会にかけまして、これも上りました。これはこの前こちらで通つた議案でありますが、そのままでありまして、かわつた点は、定款に定めた通りの借入金をする場合に、大蔵大臣が自由に裁量ができずに、どうしても免許しなければならぬ、自由に押えることができないという、大蔵大臣の免許権を制限した法案であります。これが上つて参りました。それだけが上つておりますので、大蔵委員会の方の今の法案はとにかくといたしまして、それ以外の法案は参議院の方に送付を必要とする法案もありますから、法務委員会の分、それから厚生委員会の分——この厚生委員会の分は予備審査で向うから来たものであります。それと中小企業の法案を順次上げていただきまして、そうして議事日程の方にお入り願うという方が、最終目として適当ではないかと考えております。——今地方行政委員会の地方公共団体の分も上つたそうであります。

田中織之進日本社会党

○田中(織)委員 地方行政のは、私の方で本会議において修正案の趣旨弁明をやりたいと思いますから……。

中村寅太農民協同党

○中村(寅)委員 あれは、通つたのは何日ということになつたのですか。

大池眞事務総長

○大池事務総長 原案は四月二十九日と五月二十日です。その五月二十日を四月十六日に改めたいというのであります。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 四月二十九日はかまわないのですか。市町村長の選挙だけを四月十六日にするということですか。

田中織之進日本社会党

○田中(織)委員 そうです。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは現行法通りでしよう。

三浦義男衆議院参事(法制局第一部長)

○三浦法制局参事 議員の選挙を四月二十九日にしまして、市町村長の選挙を五月二十日にするというのが政府の原案であります。それを議員の選挙の四月二十九日はそのままにいたしまして、市町村長の五月二十日の選挙を、約一月ちよつと繰上げまして四月十六日にする、つまり議員の選挙の前に市町村長の選挙をする、これが社会党の案でございます。現在は議員が四月二十九日、市町村長は五月二十日でございます。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 それは政府案でしよう。現行法はどうですか。

三浦義男衆議院参事(法制局第一部長)

○三浦法制局参事 議員は四年前の四月三十日に選挙をやりまして、四月二十九日で任期が満了になりますから、ぎりぎり一ぱいの二十九日にやればいいことになります。知事、市町村長の方は、四年前の四月五日に選挙をやりましたから四日で満了になりますが、これを社会党の方は四月十六日にやる、政府原案は五月二十日、こういうことになつております。

佐々木秀世自由党

○佐々木(秀)委員 どうしても修正案を出さなければいかぬのですか。

田中織之進日本社会党

○田中(織)委員 委員会に修正案を出しておりますから……。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 趣旨弁明だけでいいのでしよう。

田中織之進日本社会党

○田中(織)委員 そうです。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 民主党の方は……。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 私の方は原案に対してはやはり反対です。

田中織之進日本社会党

○田中(織)委員 原案に反対するという点においては、私の方も民主党の方も同じです。  それからきようの議事の点ですが、会期の問題はどうなつておりましようか。きようで最終になりそうですが。

大池眞事務総長

○大池事務総長 参議院から正式に会期延長の希望等の申入れがまだございません。従つてこちらからまだどうこうする段階ではないと思います。

田中織之進日本社会党

○田中(織)委員 そうすると、きようは本会議も運営委員会も一旦休憩して……。

大池眞事務総長

○大池事務総長 向うとにらみ合せて、やむを得なければまた御協議を願うということでございます。

田中織之進日本社会党

○田中(織)委員 しかし大体早く見通しをつけて、本会議があまりおそくならないようにした方がいいでしよう。

松井政吉日本社会党

○松井(政)委員 そのほかに決議案等で出ているものがありますか。

大池眞事務総長

○大池事務総長 決議案も出ているものがあります。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 日程の分はそれでよろしゆうございますか。

田渕光一自由党

○田渕委員 ただいま事務総長から御報告がありまして、上つたものはその通りですが、通商産業委員会で上りました中小企業信用保險法案と大蔵委員会でやつている中小企業信用保險特別会計法案とは、うらはらでございます。これは大体午後の予定では、五時ないし六時ごろ上るだろうという大蔵委員会のお話でございますので——もつとそれより早く上る予定でございますが、上れば緊急上程をしていただきたいと思います。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 本会議をやつているうちに上つた場合ですね。

梨木作次郎日本共産党

○梨木委員 通産の中小企業信用保險法案、これには共産党は反対討論をいたしたいと思います。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 討論時間はいつもの通り五分くらいでよろしいですね。

梨木作次郎日本共産党

○梨木委員 大体それでけつこうでございます。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 趣旨弁町も五分か十分くらいでよろしゆうございますか。

田中織之進日本社会党

○田中(織)委員 私の方は十分ぐらい見ていただきたいと思います。

大池眞事務総長

○大池事務総長 これは門司さんがおやりになるのですか。

田中織之進日本社会党

○田中(織)委員 そうです。

寺本齋自由党

○寺本委員 先ほど小金通商産業委員長からの希望によりまして、参議院としては四時ごろまでにまわしていただきたいということでございますから、これをきようの日程の一番先に持つて行くようにしていただきたいと思います。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 今になつては同じでしよう。

寺本齋自由党

○寺本委員 いや三十分でも四十分でも早くまわせば違いますから……。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それではそのようにいたします。中小企業だけは一番最初やるということで……。

大池眞事務総長

○大池事務総長 中小企業のものを一番先に上げていただいて、次に地方公共団体の議員の分、それからそれ以外の分については委員長報告だけですから……。  それ以外にまだ出ておりますものとしては、地方財政確保に関する決議案、床次徳二君外百二十七名提出の決議案が出ておりますが、それと米価審議会の答申尊尊重に関する決議案、これは井上良二君外四十四名提出になつております。それ以外には緊急質問がこの前のが二つ保留になつておるわけです。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 地方財政のは委員会では全員賛成です。これは全会一致で賛成してもらいたいと思います。

佐々木秀世自由党

○佐々木(秀)委員 地方財政確保というと、表題は非常にいいのですが、内容はやはり平衡交付金の問題ではないかと思います。平衡交付金の問題は予算等の関係で、これを決議して院議によつて縛つてしまうということは、わが党としてはただちに賛成することができない。表題はいいが、内容が平衡交付金ということになればデリケートな出題もありますから、私どもただちにこれに賛成できないのです。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 どうですか、そういうことも相談しておきますから、一応日程だけ上げていただいて、次の本会議でこの決議案の問題をやるかどうか……。

園田直国民民主党

○園田委員 参議院の方は與党の一部とも折衝の結果、全会一致になつているのです。趣旨は同じで、適正なる措置を講ぜられたいというのだから、いいのじやないですか。

田中織之進日本社会党

○田中(織)委員 與党が賛成してくれなければ、院議の決定ができないのだから……。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 今きまつた分だけ先にやつて、すぐに委員会を再開して会期延長の問題を協議する、その次の問題ということにしておきましよう。

田中織之進日本社会党

○田中(織)委員 緊急質問の保留になつている分を処理してもらいたい。ぼくの方の赤松君のレッド・パージと、松澤君の人事行政の危機、この二つです。

赤松勇日本社会党

○赤松委員 今までレッド・パージの問題では全然やつていないのだから、ぜひやらしていただきたいと思います。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは再開したときに相談することにしましよう。

中村寅太農民協同党

○中村(寅)委員 米価審議会の答申尊重に関する決議案、これは社会党から出ておりますが、そのとき私の方は賛成討論をしたいと思います。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 会は一応日程だけやつて、休憩になればこの委員会を再開しますから、やるということになつたらそのときに相談しましよう。

大池眞事務総長

○大池事務総長 大蔵の、先ほどの通商産業委員会のとうらはらのが今上つて来ましたから、それを二番目にして、それからさつきの二番目を三番目ということにする、こういうことで御了承を願います。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは四時四十五分に本会議を開きまして一旦休憩をして、またこの委員会を再開します。  暫時休憩します。     午後四時十五分休憩      ————◇—————     午後五時開議

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは、休憩前に引続きまして運営委員開を再開することにいたします。  参議院の方から、会期延長の件につきまして議長べ申込みがありましたので、議長からも常任委員長会議にお諮りになりましたが、その内容につきましては、事務総長から申し上げます。

大池眞事務総長

○大池事務総長 先ほど議院運営委員会が一応休憩いたしまして、本会議を四時四十五分から開こうという際、約四十分ごろに、参議院議長が衆議院議長の方に見えまして、参議院の議院運営委員会並びに常任委員長の会議等で、参議院は満場一致で、ぜひ会期を一日延ばしてもらいたいということになつた、それについては、自分の方は最初から九日までかかると思つて、九日までということを主張したのであるが、衆議院側が八日という話であつて、会期の問題は結局衆議院の意向によつて決定するのであるから、それに同調して、八日までということで全力を注いでやつて来たけれども、どうしても今日だけではむりであるから、一日延ばしてもらいたいという御要望があつたのであります。  それにつけ加えまして、先ほど常任委員会会議のときにも申し上げましたが、およそ会期の問題は、法案も衆議院の方が先議議案が多いので、会期の終り目になりますと、参議院側に議案が山積するという状況であつていつも困ることであるから、ぜひとも会期の問題については、参議院側の見通し等を十分御考慮願つて御協力を願いたいという希望的な意見を申し添えまして、今回の会期についてはぜひ一日の延長に同意を願いたい、こういう申出があつたのであります。従いまして本会議を一応先ほどの約束通りやつて、また休憩をしてその点だけを御協議申し上げるよりも、わずかの時間がありましたので、むしろその前に御決定を願えば、会期の問題でありますから、構成上の大きな問題として早目に御決定を願つて、それからあとの議案等も、場合によれば休憩なしに——話がうまくきまれば、明日一日延びるという前提になりますと、また御協議の点でかわる点もございましようと思いまして、お願いを申し上げた次第であります。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 参議院がそういう決定をなさるのには、政府の方から要請でもあつたのですか。

大池眞事務総長

○大池事務総長 それは政府の方から岡崎官房長官が、こういう事情で非常にむりだと思うから、もし延ばせるならば延ばしてもらいたいという申出もあつたということを、参議院議長が申しておりました。

田中織之進日本社会党

○田中(織)委員 われわれも、この国会に提出を予定されていた案件から見まするならば、通常国会の召集されるまでぎりぎり一ぱいの会期が必要ではないかということは、当初運営委員会においても意見を申し上げました。ただ通常国会へ継続審査等をされるような案件もあるので、継続審査の事務的な手続等の関係から、一日余裕を見た方がよいのではないかという趣旨で、八日一ぱいという決定があつたので、参議院がこれに同調したという形に相なつておるのであります。事情が重要案件の審議で、あと一日会期を延長するとしても、それ以上できない形に追い込まれておりますので、これはやむを得ないことであると思います。

石田一松国民民主党

○石田(一)委員 この際、会期を延長することについては異議はございませんが、これだけの重要法案を提出するのに、野党各派が成規の手続をもつて臨時国会をすみやかに開けと言つたのに対して通常国会につながることを必要とするような第九臨時国会を召集する手続をとつた政府に、相当の責任があると思うのです。こういうことは、今後吉田内閣において十分検討して、国会の各議院がそれぞれ十分審議することができるような期間をもつて召集を願わなければならぬと思いますので、この点一言希望しておきます。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 そうすると、大体参議院から申出の、会期を一日延長することについては御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 では、さように決定をいたしまして議長に答申することにいたします。

大池眞事務総長

○大池事務総長 そうすると、これは会期のことでございますから、これだけは本日劈頭にお願い申し上げたいと思います。それから先ほど御決定を願つたものだけをお願いしまして、あした一日あることですから、その後の案件は、決議案の問題なども、明日御解決を願つた方がよくはないでしようか。

田中織之進日本社会党

○田中(織)委員 私どもの方の保留になつている緊急質問も、あした認めていただきたいと思います。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 先ほどのところでは、今日だけで会期が終了するという前提だつたのですが、今度は一日延長になるのだから、先ほどの、一旦本会を休憩して、その間に議運を再開してこの問題を審議するということは、このままであしたの運営委員会に持ち越すことにいたします。

田中織之進日本社会党

○田中(織)委員 決議案並びに緊急質問についての私どもの希望を強く附帯いたしまして、明日に延ばすことに賛成いたします。

小澤佐重喜自由党

○小澤委員長 それでは明日にいたします。  なお、本日の開会時間は五時半ということにいたします。  それではこれで散会いたします。     午後五時五分散会

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