議院運営委員会 第12号
- 発言数
- 100 件
- 登壇者
- 13 名
- 会派数
- 5
- 開催日
- 1950/12/07
会議録
○小澤委員長 それでは本日の会議を開くことにいたします。 きようは本日の会議に関することがおもでありますが、大体事務総長から順序などについて御報告願います。
○大池事務総長 昨日、アジア競技大会の決議案は各派共同一致だから、劈頭にやろうこいうお話がありましたので、日程第一に載せております。これは趣旨弁明はどなたですか。
○石田(博)委員 一応小西英雄君の予定です。
○園田委員 討論なしだね。
○松井(政)委員 共産党はだれもいいのですが、いいですか。
○大池事務総長 大体きめておきましよう。あとで御意見があつたら……。
○松井(政)委員 アジア競技大会には、共産党は反対じやないですか。
○大池事務総長 反対なら討論をやることになるでしようけれども、一応御説明だけいたします。日程第二は、昨日上つておりましたけれども本日に延びたものでありまして、寺島隆太郎君の厚生委員長報告。反対討論として民主党の金子與五郎君、賛成討論として大石武一君。反対が社会党の福田昌子君……。
○松井(政)委員 これは岡良一君にかわりました。
○大池事務総長 そうですが。
○石田(博)委員 アジア競技大会は、今村忠助君が趣旨弁明をすることになるかもしれません。
○大池事務総長 討議は三人だけでございます。日程第三から第六までは通商産業委員長小金義照君の報告。四案とも修正がございます。これについて反対討論が共産党の田代文久君の申出、賛成討論が社会党の加藤鐐造君……。
○松井(政)委員 私の方は取消します。
○石田(博)委員 反対なのですか。
○松井(政)委員 賛成ですが、討論はいたしません。
○大池事務総長 日程は一応それだけです。
○園田委員 討論はどのくらいにするのですか。
○石田(博)委員 五分以内ですね。
○小澤委員長 討論は五分として、多少のことは言わないことにしましよう。
○石田(博)委員 緊急質問は十分間ですね。それは日程をやつてからやりましよう。
○大池事務総長 緊急質問がありますが、そこまで行かない間に、本日議案が上つて参りましたならば、会期もあすまででございますから、逐次上程に間に合う分だけをお願いしたいと思います。 そこで、本日上つて来る予定になつておりますものをお手元に差上げてありますが、審査中の議案の中から一応申し上げたいと思います。地方行政委員会の二つ目の、全国選挙管理委員会法の一部を改正する法律案、倉石忠雄君外七名提出のものは上つて来る予定になつております。 次の法務委員会は予備審査でございますから、上つて参りません。 次の大蔵委員会の初めの二つ、旧令による共済組合等からの年給受給者のための特別措置法案、食糧管理特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律の一部を改正する法律案の二つはすでに上つております。次の外国為替特別会計の資本の増加に充てるための一般会計からする繰入金に関する法律案、これも上る予定だそうであります。次の郵政事業特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律案、これも上る予定であります。次の米国対日援助物資等処理特別会計法の一部を改正する法律案、これはちよつと上らぬと思います。次の農業共済再保險特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律の一部を改正する法律案、これも上る予定であります。次の国有財産法第十三條の規定に基き、国会の議決を求めるの件、これは上つたそうであります。つきましては大蔵委員会側としては、今の米国対日援助物資と、最後の、食糧管理特別会計法の一部を改正する法律案の二つが上らないであろう、こういうことであります。厚生委員会、通商産業委員会、運輸委員会等は上つて参りますまい。決算の方もむりだと思います。この議院運営委員会にかかつております国会法の一部を改正する法律案、これは両院の小委員長が打合せ中でございますので、まだ上りません。この前の法制局長を役員とするとか、その他の件であります。
○松井(政)委員 その順序ですが、本日上る予定になつておるものは、上つて来次第、逐次本会議にかけることは賛成でありますが、本日の日程に正式に出ておるものが一応片づきましたら、その間に緊急質問をはさんでいただくわけに参りませんか。
○大池事務総長 日程を先にやつて、その次に現在上つておるものをやつて、その次にはさんで行つたらどうですか。
○佐々木(秀)委員 はさんで行きましよう。
○林(百)委員 私の方の緊急質問はこの前保留になつておりますが、本日やらしていただきたい。中華人民共和国に対する輸出禁止に関する緊急質問です。
○石田(博)委員 それは出て来てないですね。
○林(百)委員 これは緊急性があるから、前のとすりかえていただきたい。
○小澤委員長 これから出すものとかえるのですか。
○林(百)委員 もう出しております。それと、その前のと切りかえてもらいたい。
○石田(博)委員 そんな取扱いはないでしよう。
○林(百)委員 あとの方が緊急性があるから、それを本日やらしてもらいたい。それとすりかえるのです。
○石田(博)委員 それなら五分ぐらいでどうですか。 〔「特に五分だけやらせよう」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 その緊急質問は、林君、特別にですよ。
○林(百)委員 恐縮です。
○園田委員 だれがやるのですか。
○林(百)委員 砂間君です。
○大池事務総長 そうすると中華人民共和国に対する輸出禁止に関する緊急質問、それは五分ですか。
○林(百)委員 五分でいいです。
○石田(一)委員 今上つたらやるということがありましたが、日程と、すでに上つておるものをやつて、緊急質問をやるということにしておきましよう。上つて来たらやるというと、緊急質問をやる質問者の準備もあるから、今まで上つて来ておるものの次に、それをやることにしましよう。
○石田(博)委員 日程とすでに上つたものをやつて、緊急質問を済ませ、また上つたらその次にやつてもらうことこしよう。
○小澤委員長 今の石田の御意見のように決定して御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それではさように決します。 —————————————
○小澤委員長 それから第十回国会の開会式のことについて御意見を承つておきたいと思います。大体施政方針演説は一月やるということでありますから、それを前提にしてお考え願いたいと思います。
○園田委員 わが党は一月でいいです。
○大池事務総長 実はそう願いませんと、あした召集日で、その次の日に開院式となると、宮中との打合せ、議長の式辞等のこともあつて、二、三日いるわけです。むしろ施政方針演説の直前に開会式をやつていただいて質問に入つたらどうかと思いますが……。
○小澤委員長 それでは施政方針の演説の日取りがきまりますれば、その直前に行うことにして、具体的のことはまた運営委員会を開いて御相談することにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それではさようにいたします。
○大池事務総長 それから議員控室の件、議席の件、議場内交渉係の件、議事進行係の件、発言順位の件、議院運営小委員の員数及び小委員の選任の件など、事務的なことは一応前回通りにしていただきまして、変更を要する場合等は、後日事務の方へ申し出ていただけばかえることにして、一応そういうことにおとりきめ願いたいと思います。
○小澤委員長 大体そういうことにしてどうですか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それでは一応そういうことにしておきます。——去年と大体同じようになるのですね。
○大池事務総長 去年と大体同じです。
○松井(政)委員 十日以後の第十国会の年内における行事としては……。
○大池事務総長 それはいろいろな関係もございましようから、明日でも明後日でもお打合せ願いたいと思つております。
○小澤委員長 一番先におきめ願いたかつたのは開会式のことで、それ以外のことは、この次あたりに相談いたしましよう。
○中村(寅)委員 今事務総長の言われたことは、割振りなどは現状通りということになりますね。
○大池事務総長 大体この前のお話合い通りにして、変更があれば、お届けくださればかえます。 もう一つお手元にお届けいたしますが、国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律の一部を改正する法律案というのは、一応既定の事実でございますけれども、本会議においてやつていただかなければなりません。それは議長の四万円を六万円に、副議長の三万二千円を四万八千円に、議員の二万八千八百円を四万三千円に改め、秘書の九千円を一万二千円に改めるという、ただ金額の数字をかえるだけでございます。これは来年一月一日から施行されるわけですが、滞在実費日額五百円を千円に改めることは、これは十一月二十一日の本臨時国会から遡及して適用になりました。この規程はここで御承認願えれば、両院議長のところで決定ができます。法律の方は議院運営委員会の御承認を願い、議院運営委員会の発案として本会議で議決を願つて、参議院に送るということになつております。そこで本日さつそく簡單にでもやつていだたきたい。
○林(百)委員 私の方はこの二つとも反対です。討論とまでは行かないと思いますが、それは保留して、大体反対だという点だけ申し上げます。
○石田(博)委員 先般この問題が運営委員会に出ましたときには、共産党の方は反対の意思表示を唱えておりません。一ぺん意思表示をしたものについては更正ができないという国会法の定めがある。それを今になつて新聞等でやかましくいわれたというので、共産党は反対という、そんな都合のいいようなことには行かないのです。
○林(百)委員 それはおかしい、これが正式に出て来たのはきよう初めてなんでしよう。
○佐々木(秀)委員 前にやりました事前審査もやつたし……。
○林(百)委員 党議として反対することに決定したので、反対です。
○椎熊委員 小委員会でも賛成しておつた。
○佐々木(秀)委員 竹村委員が出ておつて賛成しておる。全会一致できまつておる。
○林(百)委員 それは竹村委員によく聞かなければわからぬが、党議で反対にきまつた、だからしようがない。
○岩本副議長 林君、あなたの方の反対は、今のりくつのほかに意味をなさぬと思う。国会議員というものは、あらゆる官吏より下らない俸給を受けなければならないことになつておる。その場合に、総理大臣とか役人のがきまつて、それより下ることはできないのです。
○林(百)委員 われわれの方はそれも反対していたのだから、反対する。
○佐々木(秀)委員 安過ぎるというのですか。
○林(百)委員 そうじやない。上には厚く下に薄いという今度の公務員の給與にも反対しておる。だからそれも反対しないと筋が通らない。
○小澤委員長 ちよつと懇談にしましよう。 〔速記中止〕
○小澤委員長 それでは速記を始めてください。
○石田(一)委員 これは重大な問題で、衆議院規則の百五十六條に「議員は、表決の更正を求めることができない。」とある。すなわち共産党を代表して、小委員会並びに運営委員会において、共産党代表の竹村委員は、先般この案が出ましたときに何ら異議なく、満場一致で賛成されたのです。その満場一致で何ら異議がなかつたことを、今日更正することはできない。非常にわからない人たちは、議員が專門調査員と同じ月給をとつておるのに、国会議員は多過ぎるといつて、報道されておるけれども、私にはこれがわかりません。こういうことで、共産党の方が一ぺん表決の意思表示をなさいましたものを、党議で決定したからといつて、今日反対するということでは、いつまでたつても法案も議案も決定されないと思います。われわれはそういうことを認めるわけに行かない。議事を進めていただきたい。
○林(百)委員 この前の委員会で行つた表決の更正を求めるとか何とかいうのではなく、この委員会に正式にきようかかつたのではないですか。
○椎熊委員 それはこの前かけて表決がされておる満場一致じやないか。
○林(百)委員 それは小委員会だろう。
○椎熊委員 議院運営委員会でもきまつておる。ただそれをきよう本会議に上程するかどうかということだ。
○林(百)委員 それについて、本会議で反対の意思表示をいたします。
○岡西委員 共産党からも小委員会として出ておる。この引上げに対しましては、関係方面と大蔵省と折衝することについて、竹村君も今村小委員長にその交渉を一任されておるのです。ただいまの段階においては、すでに給與の引上げについても賛成されておるわけです。しかも表決にも満場一致で賛成されておるわけです。交渉の段階においても、さらに表決においても賛成されておるのに、今さら君がここで異論をとなえるということは、どうもおかしい。
○林(百)委員 歳費を上げることはもちろん賛成です。しかしその歳費の上げ方が、これは四割も五割も上つておる。公務員の方でも、上の方は上つて、下の方はほとんど上らない。地方公務員には全然給與ベースの改訂が出ておらない。そういう情勢のもとに、わが党は、われわれだけがこの歳費を上げるという法案には賛成できないというのです。国会議員と同じように四割も五割もずつと上つて、地方公務員の給與のペース・アツプも行われるというならわかるが、最初の一箇月の年末手当が、半分になつたというようなその後の情勢もあり、また全然出ない人もあるのは、われわれだけがこれを甘受するわけには行かないということなんです。
○佐々木(秀)委員 最初からそう言われれば別だが、今になつて賛成したものを反対だということはおかしい。それでは衆議院規則はぶちこわされてしまう。
○小澤委員長 今の御議論はおかしいと思う。あれは大体政府の給與法案を基準にして、こうしたらどうかというので、それを前提として君の方も賛成しておる。
○林(百)委員 歳費を上げることはいいですが、歳費の上げ方が不合理だというのです。ほかの給與法も、上の方は四割も五割も上るものがあるのに、下の方は千円も上るから上らないというときですから、これには賛成できない。
○椎熊委員 こういう意見こそ懲罰だよ。
○菅家委員 党の代表が賛成しておつたんだから……。
○石田(博)委員 ちよつと林君に伺つておくが、竹村奈良一君は日本共産党の所属代議士でしよう。日本共産党から本委員会に派遣されておるの委員でしよう。従つてわれわれは竹村奈良一君の御発言は、共産党を代表しておるものと承つておいてさしつかえないのでしようね。
○林(百)委員 あなた方だつてよくあるでしよう。党へ帰つてみて、それから正式に本会議に上程するということは……。
○椎熊委員 この案はきまつてしまつたんだよ。
○石田(博)委員 案がきまらない前なら、党へ帰つて相談することもあります。
○林(百)委員 たとえば予算委員会で、平衡交付金が、予算が通るまでは八十二億になるか、三十五億になるかきまらなかつたのでしよう。あれが三十五億になつて、地方公務員には一文も出ないという今日の情勢なんです。そういういろいろの情勢からいつて、われわれはこれに賛成するわけにいかないというのです。
○椎熊委員 その意見は当初において出すべきものだ。
○林(百)委員 最終的に決定するのははこれからじやないか。
○小澤委員長 ちよつと懇談しましよう。 〔速記中止〕
○小澤委員長 速記を始めてください。
○大池事務総長 ちよつと誤解があるといけませんから申し上げます。今初めて出たのだから、反対してもいいじやないかという御議論でしたが、私どもとしては、きまつたことをここに書いただけなんです。お打合せのできたことと、秘書を秘書官なみに引上げて一万二千円にするという交渉ができたので、それを言いただけです。それはひとつ御了解願いたい。
○椎熊委員 この際発言しておきたい。由来議員の歳費の問題は、昔の二千円か三千円のときでも非常に足りないということは、新聞の人たちと個々に話せばわかる。それが上る場合は、必ず新聞は好意を持たずに書き立てたものです。それがどういうわけかということは、個々の新聞記者に話せばみんなわかつてくれる。今度のことも、代議士の歳費が現在のままでいいなんて思つておる新聞記者はないのです。ただそれを引上げる場合に、好意的な取扱いをしないという特殊の癖が日本の新聞界にはあります。それにおもねる行動をしなければならぬということはおかしい。すでにわれわれが審議して、ベース改訂の法律が確定した。そうなると、憲法上議員というものはこれより下の給與はとれないのです。それ以上でなければならないという規定がある。それに基いてつくつたことなんです。これは共産党も賛成して原案ができた。きようはその取扱いだけの問題です。案の内容についてどうの、こうの反対できない立場にある。それを反対するなら、議事規則というものは全部こわれて行くのです。これ以上歳費の問題をあまり大きくすることは好みませんが、林君も少し自重してもらいたい。
○林(百)委員 それは椎熊君の誤解です。私は新聞記事におもねるのではない。冷靜な気持で、一般の公務員に比べて議員だけが上る。公務員も上と下と上る率が違う。ことに地方の公務員に対しては、今度は全然ベース・アツプがされない。平衡交付金の三十五億円の問題についても、われわれは反対して来たのです。新聞の記事におもねるわけでは絶対ない。なお党へ帰つて従来の経過を聞き、よく相談しますから、十分ほど休憩してもらいたい。その間によく話して来ます。
○園田委員 それは場内でやつたらどうですか。
○林(百)委員 場内でやつてもいいです。
○大池事務総長 それから全国選挙管理委員会法の一部を改正する法律案が上つて参りましたから、これも先ほどの一番初めにやる中に加えていただいたらどうかと思います。 〔「賛成」「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それではこれも初めに上程することにいたします。本会議は一時十五分からでどうですか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それでは一時十五分から始めることにしまして、本委員会はれにて散会いたします。 午後零時四十八分散会 ————◇—————