図書館運営委員会 第1号
- 発言数
- 9 件
- 登壇者
- 3 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1950/07/19
会議録
○委員長(徳川宗敬君) これより図書館運営委員会を開催いたします。 参議院規則第三十條の二によりまして理事の互選を行いたいと思います。本委員会の理事の数は二名でありますが、その互選の方法は如何いたしましようか。これをお諮りいたします。
○徳川頼貞君 只今議題となりました理事の互選の件につきましては、この際成規の手続きを省略して、理事の互選を委員長に一任するの動議を提出いたします。
○委員長(徳川宗敬君) 只今の徳川頼貞君の動議に御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(徳川宗敬君) 御異議ないと認めます。それでは私から、平沼彌太郎君、羽仁五郎君を理事に指名いたします。 —————————————
○委員長(徳川宗敬君) 次に国立国会図書館職員規程の一部を改正する規程案並びに国立国会図書館支部上野図書館組織規程の一部を改正する規程案を審査いたします。先ず金森図書館長の御説明を願いたいと存じます。
○國立國会図書館長(金森徳次郎君) 只今議に上つております二つの規程について御説明を申上げますが、この現行の規程、つまり国立国会図書館の中央館の定員に関しまする規程と上野の図書館の定員に関しまする規程は、すでに前の議会におきまして御賛同を得て成立してでき上つておるのでありまするが、年度内に再び数字を修正することが好ましいような事態が発生をいたしましたので、ここに今日の議に付して頂くような次第でございます。大体図書館の職員はいろいろの種類がございまして、この規程の中に入つておりまするのは、参考の方の拔き書にございまするが、職員が司書、専門調査員、調査員、参事、主事、この五つの階級になつておるのであります。館長、副館長は別にいたしまして……。それでこの五つの職員の外に規程の中に載つておりませんところの二色の職員があるのであります。それが主事補と申しまするものと傭人と申しまするものとこの二つであるわけであります。そのように七色の職員があるのでありまするけれども、従来の慣例によりまして五つの種類は正式な意味において、昔の考えによりますると官吏に当つておる、後の主事補と傭人は正式な意味におきましての官吏の地位を持たないものでありまするから、これは軽い規程で取扱うという慣例になつておりまして、そこで今申しました二つの図書館の規程の中におきましては、前の五つだけの定員が掲げてありまして、主事補と傭人につきましては別に図書館において定むる規程で決めておつたのであります。主事補といいますると、普通の言葉では雇というものになりますし、傭人はそれよりも格の低い者として考えられておるのであります。ところがだんだんと公務員の制度が完備して参りまして、おのおの責任がある職務を担任するものにはそれ相応の公務員としての職名を認めることが適当であるというふうに漸次発表して来たのであります。そこで従来主事補とか、傭人とかいう軽微な地位を認めておりました者に対しましても、責任ある地位にありまする者には前の五つの種類の職名を與うることが適当なようになつて来たのであります。で、実際の必要を精密に考えて見まして、図書館に必要である各職務ごとに調べて行きますると、例えば係長とか、或いは課長補佐とかいう程度のことを従来の主事補、傭人、言い換えますると雇以下の人々がやつていることは不適当でありまするので、そこで必要なる職員だけを置き換えるという計画をしたのであります。言い換えますると、主事補、傭人の中から本館につきましては五十人を削りまして、その五十人を従来のこの規程に載つておりまする職員、即ち司書とか、調査員とか、参事とか、主事とかいう方に移し換えるということにいたしまするし、又上野の図書館の職員も八人だけを雇傭人の面から削りまして、その職員を責任ある地位にふさわしいポストに移し換えるという方針を立てたのであります。公務員制度の発達に伴いましてこういうふうの扱いをいたしますることは、私の方ばかり特有のことではございません。又予算の上におきましても寸毫の変りはないのでありまして、地位を変えましたからとて俸給が殖えるということは当然には起つて来ないのであります。荷、財務当局の面とも御相談をいたしまして、この計画を進めることについては異存がないというふうに結論を得ました。で、更に実際中でこの主事補以下の人々がどんなに資格を持つておるかと申しますると、私の方の図書館が当初から成るべく学問があり、能力のある人を人選するという態度を取りましたために、実際今日雇の地位にありまする中に大学を卒業したる人も多いのでありまするし、高等学校又は専門学校を出た人も多いのでありまするし、中学校を出た人も若干はもとより含んでおりまするが、大体において資格の高い人であります。それらの人々の中を探つて見ますると、普通のこの任用の制度と申しまするか、国会職員の任用の規程に当てはめて見ますると、相当多数の人が立派な有資格者であるのであります。その有資格者の全部を移し換えることはできませんで、その中の一部分を移し換えるという結果になるのであります。そこで現在の職員が新らしい職名を得まする関係は、数字の末端に亘りまして聊か煩瑣ではございまするけれども、大体本館につきましては主事補と傭人の中から合計正十人を引き去りまして、それを司書、調査員、参事、主事に振り替えまして、合計して五十人になる計算をいたしております。上野の図書館につきましても亦同じようでありまして、結局八人を振替えて言わば正式の職員にするという途順であります。で、かようなふうにいたしますると、初めてこの職階制の適用の上におきまして物事がなだらかに参りまして、責任の地位にある者はおのずからそれにふさわしい地位を持つておるということになろうと存じます。さような次第でございまするから、速かに御議決あらんことをお願いいたします。
○委員長(徳川宗敬君) 只今の御説明につきまして何か御質疑がございましたら御質問お願いいたします。別に御発言もないようでありますから、御質疑は盡きたものと認めて御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(徳川宗敬君) 御異議ないものと認めます。それでは国立国会図書館職員定員規程の一部を改正する規程案及び国立国会図書館支部上野図書館組織規程の一部を改正する規程案につき、承認を與えることに決定して御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(徳川宗敬君) それではさよう決定いたします。 これで本日図書館運営委員会にお諮りいたす案件は終了いたしたのであります。これで一応委員会を閉じまして、引続きまして懇談会に移りたいと思います。それでは委員会を終ります。 午後一時五十三分散会 出席者は左の通り。 委員長 徳川 宗敬君 理事 羽仁 五郎君 委員 徳川 頼貞君 梅津 錦一君 金子 洋文君 森崎 隆君 西田 天香君 星 一君 国立国会図書館側 国立国会図書館 長 金森徳次郎君