議院運営委員会 第7号
- 発言数
- 41 件
- 登壇者
- 8 名
- 会派数
- 4
- 開催日
- 1950/07/24
会議録
○委員長(左藤義詮君) これより議院運営委員会を開きます。 電源開発に対する対日援助見返資金融資の促進に関する決議案、栗山良夫君外五名から提出になつております。これについてお諮りいたします。
○事務総長(近藤英明君) 本件の委員会審査省略が要求されております。委員会の審査省略を御承認になるかどうかを先ずお決め願いたいと存じます。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(左藤義詮君) それでは委員会審査を省略することにいたします。 それでは運営委員会は午後一時まで休憩いたします。 午前十時七分休憩 —————・————— 午後一時十七分開会
○委員長(左藤義詮君) それでは会議を始めます。初めに調査承認の要求が出ております。
○参事(宮坂完孝君) 運輸委員長佐々木鹿藏君から提出いたされました、日本国有鉄道の機構に関する調査承認要求の件でありまして、調査の目的は、日本国有鉄道は国家の動脈にしてその機構の当否は国家の産業経済の発展並びに民生の安定に大なる影響を及ぼすのみならず、企業体としての日本国有鉄道の今後の運営を左右する問題であるからあらゆる角度からこれが検討を加う、という要求書であります。
○委員長(左藤義詮君) 只今の運輸委員会の調査は承認することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(左藤義詮君) 御異議ないと認めます。 —————————————
○委員長(左藤義詮君) 次に前回保留になつておりました地方財政委員会の委員の任命につき承認要求に関する件、如何でございましようか、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(左藤義詮君) それでは地方財政委員会の委員の任命は政府の要求通り承認することに決します。 —————————————
○委員長(左藤義詮君) 次に日本国有鉄道監理委員会の委員再任について政府から承認を求めております件、御異議ございませんか。
○山下義信君 それは再任は何日附ですか。
○委員長(左藤義詮君) 六月一日附であります。御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(左藤義詮君) それでは日本国有鉄道監理委員会委員の再任は政府要求の通り承認することに決します。 —————————————
○委員長(左藤義詮君) 次に運輸審議会委員再任につき承認を求めております件。
○山下義信君 それは何日附ですか。
○委員長(左藤義詮君) 六月十三日。
○山下義信君 政府がおりませんが六月十三日というと国会が召集されておらない、先月ですね、事後承認ですね。
○委員長(左藤義詮君) 事後承認です。御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(左藤義詮君) それでは運輸委員会委員の再任は政府要求の通り承認することに決しました。 —————————————
○委員長(左藤義詮君) 次に日本銀行政策委員会委員任命につき同意の要求に関する件、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(左藤義詮君) それでは日本銀行政策委員会の委員の任命は政府要求の通り同意することに決しました。
○山下義信君 それで承認に関する件は済みましたがこの機会に私は委員長にお願いをしておきたいと思います。 それは前にやはりこの両院の承認を求める委員の任命の件がありましたときに、休会中に任命しておいて後で事後承認を求めるというのですが、その休会中に任命するときにはこれは何も条文にはないけれども議長、或いは運営委員長にこの者を再任したいとか、その者を委員に任命したいつもりであるから国会が開会されたら御承認を願わなければならんが、こういう人事にしたいということは、休会中でも運営委員長というものはあるわけなんだから一応耳に入れて置くようにして頂きたいということを私要望しておきまして、官房長官は承知しましたと言つておるのですが、今回の事後承認の人事にそのことを実行しましたかどうか知りませんが、実行して多分いないじやないかと思うのです。休会中に運営委員長の耳にも入れなければ議長にも話がなかつたのであろうと思う。今後は休会中は是非議長、運営委員長の耳に入れるように政府の関係者、当局に注意を喚起して置いて頂きたいと思います。かように希望しておきます。
○委員長(左藤義詮君) 只今の件前委員長の時代でありますので確かなことは分りませんが、爾後の処置につきましては只今山下委員の御要望の通り政府に通告いたさせることにいたします。 —————————————
○委員長(左藤義詮君) それでは前回から保留になつておりまする常任委員会の專門員任用に関する件。
○事務総長(近藤英明君) 前回農林委員会から中田吉雄君を專門員に任用したいということにつきまして留保になりました。その理由は專門員の給与全般の問題が人事院とまだ懸案中になつておるのでありますが、これが数日中に決まる模様である、決まつてから後にいたしたいということで留保に相成つていたのであります。ところで本日人事院事務総長よりの公文を以ちまして、「貴院から協議のあつた標記の件については、お申し出のとおり承認されたので通知します」。というこちらの申出が全面的に承認いたされたという通知が参りましたのでこの際倉田君の專門員任用の件御承認願いたいと思うのであります。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(左藤義詮君) それでは農林委員会の專門員に中田吉雄君を任用することに決定いたします。 —————————————
○委員長(左藤義詮君) 次に決議案の委員会審査省略要求に関する件。
○事務総長(近藤英明君) 内村清次君、菊川孝夫君の発議で日本国有鉄道の本州及び九州における地方組織改革実施延期に関する決議案というものが提出になりまして、これは委員会の審査を省略して貰いたいという要求が同じく内村君並びに菊川君から提出されております。尚申上げますが、この決議案の案文はここには付けて正式に出ておりますが、まだ印刷配付になつておりませんので御参考までに議事部長から朗読をいたさせます。 〔河野参事朗読〕 日本国有鉄道の本州及び九州における地方組織改革実施延期に関する決議案日本国有鉄道は、その機構に関して、今回国有鉄道創始以来ともいうべき極めて広範囲にわたる大改革を実施せんとしている。 元来、輸送機関は、その国の経済の動脈であり、国民の足として安全、迅速、正確、利便を最高度に確保しなければならないものである。從つてその機構改革に当つては、国民に不安の念を抱かしめないように、愼重な計画と、完全な準備とを必要とすることはいうまでもない。殊に内外多事の現在の国状においては、輸送機関の能率を保持する必要上、新機構の実施には充分の準備期間をとるべきである。 しかるに、今回の機構改革は、その準備期間において全く不充分であるといわなければならない。よつて政府は、当分その実施を延期するよう適当の措置をとるべきである。 右決議する。
○大隈信幸君 丁度調査承認で運輸委員会が国鉄の機構問題を調査なさるようなことになつたわけですが、それとの関係はどういうことになりますか、一応運輸委員会でもう少し御調査なさつてからでは間に合わないのかどうか、その辺の事情をもう少し御説明頂かないと判断ができないと思いますが。
○中村正雄君 この件は今御承知のように国鉄の機構改革が八月一日からやるとこうなつておりまして、まあ各地方ごとに賛成反対の意見がいろいろあるわけなんですが、又運輸委員会におきましても改正を予定されておりまする機構につきまして、関係の方面の人達も調査中で、從つてこういう調査承認要求も出ておるわけですが、問題は八月一日と目前に迫つております関係上、一応これはいろいろな事情と書いておりますが、提案理由のときに相当詳しく説明する予定でありますけれども、どうしても当分の間延期しなくちやいけない時間的な関係もあつて、運輸委員会で審議しておつたのでは決議案が間に合わないので、委員会の審査を省略いたしまして明後日の定例本会議にかけて貰いたい。このいう意見で出したわけなのです。
○大隈信幸君 そうすると、これは各派共同提案という形じやないのですね。先程の内容から見ますと社会党だけの御提案のようになつておりますが、その辺はどうなんですか。
○中村正雄君 各派の共同提案にするためにはまだ話がまとまつていないわけなんです。從つてこれは自由党の中にも賛成もあれば反対もある。民主党の中にも賛成もあれば反対もある。こういうふうな関係から全会一致としてやるわけにはいかないような決議案の情勢になつておるわけです。併し我々としてはこのまま見逃すわけには行かないので、各派の同調をできるだけ要請しますが、万が一得られなくても出したい。こういう気持でお願いしているわけなんです。
○大隈信幸君 それを今日すぐ決めなきやいけないのでなければ一日余裕を頂いて各派で相談の上、できるだけその御趣旨に努力したらどうかと思うのですが。
○中村正雄君 そういうふうに願つて結構です。ただ特にお願いして置きたいのは明後日の本会議に間に合うように一つたとえ御賛成を得られなくても上程だけはできるようにお願いしたい。それで明日でも議運が開かれますれば明日の議運にでもかけて貰つて、各派の賛成反対は別にしまして、明後日の本会議に間に合うように一つお取計らいを願いたいということを特にお願いして置きたいのです。
○委員長(左藤義詮君) 他に案件があるなしに拘わらず明日この問題のために午後一時から議院運営委員会を開きます。それまでに各派の態度をお定め願いたい。併し提案者としましても一つ各派へも十分了解を得られますようにお話を願つて、そうして明日の運営委員会に持ち寄ることにいたしたいと思います。
○鈴木恭一君 ただそこで国有鉄道の組織の問題ですので、国有鉄道としては取る計画に基いてその実施をしようとしておるのではないかと私は思うのです。これは私この知識はないのですけれども、そういう際に国会として党としてこれを延期しようとするその理由については特に私共聞きたいのでございます。 そこで我々が持ち帰りますにしても何か書いたものございますですか。
○中村正雄君 これは各派の運輸委員の方は十分御承知だと思いますが、決議案の内容は知らないにしましても、なぜ延期しなければいけないかという点につきましてはこれは十分御承知であるし、連日委員会を開いていろいろの調査をやつておるわけでありますから、從つて運輸委員会が結論を出してからやつたのでは間に合わないので、決議案は調査と切離しまして、委員会の審査を省略いたしまして本会議に上程して貰いたい。こういう希望なのであります。
○高橋道男君 念のために伺いますが本州、九州というのは、北海道、四国は実施してもいいというのですか。
○中村正雄君 これは北海道と四国は形が変つておりますので、これは前からやつておりますが、今度の改正はこれに触れておらないわけです。
○委員長(左藤義詮君) 事務当局で、この問題を各派で審議される参考にするために、この決議案を至急プリントして各派へ配るように手配をして貰いたいと思います。それを事務当局に一つ要求しておきます。何か外に御発言ございませんか。 本会議は明後日が定例日でございますので、定刻に開くことに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(左藤義詮君) 本会議は明後日午前十時、議院運営会は明日午後一時に開くことにいたしまして、只今の件について各派の態度を一つおまとめ願いたいと思います。 本日はこれにて散会いたします。 午後一時三十二分散会 出席者は左の通り。 委員長 左藤 義詮君 理事 愛知 揆一君 鈴木 恭一君 中村 正雄君 大隈 信幸君 委員 堀 末治君 大野 幸一君 小笠原二三男君 山下 義信君 赤木 正雄君 片柳 眞吉君 高橋 道男君 小川 久義君 佐々木良作君 鈴木 清一君 兼岩 傳一君 事務局側 事 務 総 長 近藤 英明君 参 事 (事務次長) 芥川 治君 参 事 (議事部長) 河野 義克君 参 事 (警務部長) 丹羽 寒月君 参 事 (委員部長) 宮坂 完孝君 法制局側 法 制 局 長 奧野 健一君