議院運営委員会 第1号
- 発言数
- 113 件
- 登壇者
- 15 名
- 会派数
- 6
- 開催日
- 1950/07/12
会議録
○委員長(竹下豐次君) それでは只今から議院運営委員会を開会いたします。 昨日夕刻お打合せになりました小委員会における御相談の結果を先ず御報告願います。
○吉川末次郎君 昨日別室におきまして、自由党、社会党及び緑風会の三派の代表二名づつが折衝いたしまして、この議院運営委員会において、議が整わなかつた共産党に議院運営委員一名を譲るということにつきましていろいろ話合になりました。その結果お互いに互譲の精神を発揮して頂きまして、大体におきまして協議が整いました結果を御報告申上げたいと思います。 結果は自由党が八名の議院運営委員のうち一名を共産党に譲つて頂くということに御同意を得たわけであります。その代り共産党側からは建設委員を自由党に振当てられております水産委員と取換えるということが決まりました。 尚それに付け加えましてこの議院運営委員会において議論が出ましたこの際辞表を提出しないで居坐るというようなたちのことは、そういうことは絶対しないというところの御確言を得たということを、併せて御報告申上げておきます。大体私の記憶ではそういうことだつたと思いますが、尚一つ補足の点がありましたら、他の委員から……。
○小串清一君 只今吉川さんのお話の通りでありますが、尚その際今後又幾つかのそういう小さい会派ができてもそういうことはしない、これは今回限りであるとそういう申合せをいたしました。 それからもう一つ、この委員の数がそうすると、非常に只今の運営委員を私共が取られると、私共が一つあいてしまうわけです。それで決算の方でも何でもよいから一つ埋めることにしないと、とにかく数が合いませんから、そういうことに決まつたのであります。
○兼岩傳一君 その最後の点は申入れましたところ御了承がなかつたということです、成立しなかつた。というのは数が合わない云々は数が合うのです。
○小串清一君 いや合わない。
○兼岩傳一君 合うのです。労農党と三人になつておりますから、私の方は二名になつておりますからそれは間違いです。
○小串清一君 いや自由党の割当の総数はそうすれば足りなくなる。つまりあなたの方に開け放しになる何か返つて来なければ……。
○中村正雄君 それはあとの点は話合うまでもなかろうと思います。これは当初において、労農党も、共産党も、トータルは三つですから、予算と議院運営を取るならばあとは取れないわけです。これは当然決算が一つ余るわけですから、九としても十としても、自由党に行くのが当然だと思います。それは話合うまでもなかろうと思います。(「了承」と呼ぶ者あり)
○佐々木良作君 重ねてお伺いしますが、この措置は今回限りで、次にどういうことになつてもそれはそういうことはせんということになつたのですか。
○小串清一君 申合せです。
○楠見義男君 その問題は、一応こういうことで、これは小委員会における與えられた権限外のことなんですが、小委員会でいろいろ打合せをしたときに、譲る譲らないという問題の根抵には、将来、こういう問題が起つた場合にはどうなるだろうかと、こういうことが一応話合に出たわけです。そのときには本委員会での懇談会において話合があつた一つの事例ですね。例えて申しますと、中村君に私が質問をしたときに、中村君はそれは召集日を基準にしてやるべきだ、こういうようなお話があつたということがその際に話合に出ましたけれども、これは勿論、私最初申しましたように、小委員会の権限外のことですからその点についての申合せはいたしておりません。併し大体召集日における状況を頭においてやつて行こう、こういう気持のあつたことは各員共通であつたと思います。
○小串清一君 只今の打合せは別に約束したことでありませんで、例えば三人の人が寄つて新自由党というような一つの会を拵える、そして一つよこせとそういうことをやられても、これは前の事例があるじやないかとこういうことになると困る。だからそういう場合は、こういうことは余り例にしないで欲しいという話合になつたのです。つまりこういうことは将来にないように、或る場合には考えなければならんが、いつでも三人でも貰うのだと、そういうことは困る、こういうことを申上げて皆さん御了承になつたと思います。
○吉川末次郎君 只今緑風会の楠見さん及び自由党の小串さんから言われたことは、別室において開きました小委員会において大体その通りで御了承を願つております。
○中村正雄君 これは今は結論は出ないと思うので、すべての委員の割当は国会召集日の分野によつて決まるわけで、従つて一国会限り問題になるわけです。従つてそういう非常な事態、いわゆる三人、五人の会が十も十五もできるというような、すべての分野の振合から非常識な場合ができた場合はその都度考えるべきであつて、今後は三人の会では取れないという原則を決めるということはおかしいと思う。従つて、その都度決めるのがよいと思う。例えば共産党が四名であつて外の純然たる院内だけの団体が五名できた場合に、共産党に一名やつて三名の方にもやろうという非常識なことは起らないと思う。やはりこの会派の性質なりいろんな問題を見ればおのずから解決できることで、はつきりと原則を決めることはちよつと早計だと思う。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○岡本愛祐君 今中村君の御発言の点ですが、これは国会の第四十六條に、「常任委員及び特別委員は、各派の所属議員数の比率により、これを各派に割当て選任する。」とありますが、この原則は尊重しなければならんと思う。それで仮に共産党と同じような会派ができて、例えて言うと、次の国会において第一議員クラブが二つに割れて、そして今十四人あるのが八人となり、六人となつたという場合に、それに一人づつ、二十五人の委員のうちから割当をすればこの原則に悖るようなことができては困る。それは飽くまで尊重しなければならない。二つの会派がプラスすれば過半数を得られるとき、その議院運営委員においてその二つの会派併せて過半数が得られないということがないようにして頂きたいと思います。
○中村正雄君 今岡本さんのおつしやいましたように、その常任委員の原則を採つて、仮に純然たる政党ではなくても院内の会派で九人寄つてできた場合に、その九人がはつきりした数字ならば一名は当然やらなければいけません。問題は振合上一人もとれない場合に問題が起るのであつて、今の労農党、共産党の場合問題が起るので、はつきり一名とれれば七人でも四人でも当然やらなければならんので、いわゆる問題になるのは数字の割当で、〇・四以下になつて一名にならないというときに、そういう問題が起る。それは前例とせずにその都度考えればよいと思います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○小串清一君 今の中村さんの言われるように、私の昨日申したのは前例とする考えではなく、社会党と緑風会の方か円満にやつて貰いたいからこうして呉れというので私はそういうことに同意したのですから、ああいう例があるから将来これでやるということでは困る。今回はいろんな事情からこういうふうにやつたというだけで、皆さんも十分御了承願いたいと思います。(「了承」と呼ぶ者あり)
○委員長(竹下豐次君) それでは最初に吉川君から御報告になりました件を確認することに御異議がございませんか。 〔「異議なしと呼ぶ者あり〕
○委員長(竹下豐次君) 異議なしと認めます。 —————————————
○委員長(竹下豐次君) 次に常任委員長の割当の問題について御相談願いたいと思います。
○中村正雄君 その前に予算とか決算、図書館などの常任委員の数の確認をやつて貰いたい。
○参事(河野義克君) それでは申上げます。七月十日現在の常任委員割当表(ニ)というのを御覧願いたいと思います。予算委員会定員四十五名、自由党十四、社会党十一、緑風会十、民主党五、第一クラブ三、労農党一、共産党一。決算委員会定員三十名、自由党十、社会党七、緑風会七、民主党四、第一クラブ二、労農党〇、共産党〇。議院運営委員会定員二十五名、自由党七、社会党六、緑風会六、民主党三、第一クラブ一、労農党一、共産党一。懲罰委員会定員十名、自由党三、社会党三、緑風会二、民主党一、第一クラブ一、労農党〇、共産党〇。図書館委員会定員十名、自由党三、社会党三、緑風会二、民主党一、第一クラブ一、労農党○、共産党〇。以上合計いたしますと自由党三十七、社会党三十、緑風会二十七、民主党十四、第一クラブ八、労農党三、共産党二、以上であります。
○委員長(竹下豐次君) 只今朗読の通り決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(竹下豐次君) 御異議ないと認めます。 —————————————
○委員長(竹下豐次君) 次に常任委員長割当の問題についてお諮りします。
○参事(河野義克君) 常任委員長割当基準二十五年七月十一日現在とあるのを御覧願います。この表は要するに従来の参議院の慣習通り、参議院議員定数二百五十名を常任委員会の数二十三で除して得たる数一一、三六三以上の数を持つておる会派に常任委員長を按分比例する場合どうなるかという数字であります。換言すれば十二名以上の所属議員数を持つておる会派に三十三の常任委員長を按分比例した場合の数字でございます。上は七月十一日現在の数字でございますが、下は尾山氏が緑風会に入つた場合の数字を昨日仮定して作つてみたのであります。只今第一クラブから尾山氏の脱会届が出、緑風会の入会届がすでに出ておりますので、第一クラブ、緑風会の異動は了したものと認められるわけであります。それでやかましく申しますれば召集日の何時で抑えるかによつて、上、下いずれでやるべきか疑義があるわけでありますが、常任委員長に関する整数については両方とも同じでありますから、仮に下の数字で申上げます。自由党は七、〇五九整数は七になる、社会党は五・六八四で整数は六、緑風会は五・二二五で五、民主党は二・七五〇で三、第一クラブが一・二八三で、一、合計二十二人、かようになるわけであります。
○委員長(竹下豐次君) それではお手許にお配りいたしました表で御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(竹下豐次君) 異議ないと認めます。これで割当数が決まりましたので、各会派でどの委員長を割当てるかという問題を御協議を願わなければなりませんが、どういう方法にいたしますか、その点について……。
○木内四郎君 慣例によつて各派から代表者を出してそれによつて別室において速かなる審議を得られることを……。
○山下義信君 只今の木内君の御提案に賛成いたします。
○楠見義男君 慣例によつてやるのには私共も賛成なんですが、ただ慣例が多少解釈といいますか了解するところが違うようにも思うのです。というのは十七の委員会と兼務できる五つですかの委員会、これらを別箇に取扱うという方と、全部を合して二十二を従来通り初めから取つて行くと、こういう行き方と二つ程あるようでございますが、実は二十二を最初からずつと取つて行く、こういうのが今までの案であつた。確か緑風会はこの前は第一順位が議運からというのでそうして議運を第一に取つたことを覚えているのです。ところが十七と五を別にするというのは慣例であつたとこういうような御意見があるようですから、小委員が別室に行く前にその方法を、予め如何なる方法か確認しておかれて、そうすれば小委員会で又開会したら蒸返してこつちへ返ることはないと思いますから、その点だけを一つはつきりして置きたいと思います。
○中村正雄君 その慣例と言いますがそういうふうな分け方をするのも小委員会でして置いた方がいいのじやないのですか。
○楠見義男君 それじや皆さんがそれなら……。
○委員長(竹下豐次君) 各会派から代表者を出しましてそうして割当の協議を進めて貰うということに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(竹下豐次君) 異議ないと認めます。 各派の代表者のお名前を御指名願います。
○佐々木鹿藏君 一名でなく二名ずつを出すことを……。
○木内四郎君 二名ということになると必ずしも運営委員でなくても差支ないということになるのですか。
○山下義信君 私はいろいろまあまあ原則の相談もあるでしようけれども或いは場合によつては戻つて来なければならん場合もあると思うので取敢ず一名ずつ出て、それでまあ後からでも又一人ずつ殖えた方が便利なようだつたら、取敢ず一名ずつ出て原則等の話合をした方が話が早くつくのじやないかと思います。一名ずつ社会党は希望いたします。
○佐々木鹿藏君 私は二名を主張いたします。なぜならば二名なら大抵の場合なら相談ずくでよかろうということになつても進行するが、一名の場合は可なり困難なことが多いと考えますから二名が主張いたします。
○委員長(竹下豐次君) 私は御参考までに前の記憶を申上げたいと思いますが、この前は実は私と木下君が緑風会の代表で、そのときの記憶によりますと、なかなか問題が大きいから一人じや荷が多過ぎはしないか、それで二人出すということで行つたように記憶します。
○山下義信君 それじや敢て固執いたしません。
○委員長(竹下豐次君) それでは二名ということに……。それから議運以外でもいいかどうかその点を……。
○木内四郎君 加わつてもいいのじやないですか。
○中村正雄君 それは各会派の自由に任せたらどうですか。
○佐々木鹿藏君 自由党は佐々木鹿藏と左藤義詮。
○楠見義男君 緑風会は岡本君と私です。
○委員長(竹下豐次君) 私の記憶を追加して置きます。この前の協議のときには必ずしも二人ということではありませんで、一人おいでになつたところもあつたように記憶しております。それをお含みを願います。
○小串清一君 つまり二人以内ということにして……。それで自由党は佐々木鹿藏君と左藤義詮君。
○委員長(竹下豐次君) それから尚申し加えて置きますが、これはこの後各代表者の方で御相談になることでありますから、それについて私が申上げるわけではありませんが、前例の記憶を申上げると、先程楠見さんからお話のあつた十七と五の委員会に分けたというのは、これは全部合せて二十二の中から選んだ、こういう記憶があります。外にそのとき或いはお立会になつた人がありますならば……。
○中村正雄君 この前は別で、一番最初は一緒、前例は二通りあります。
○事務総長(近藤英明君) 念のために今のお名前を申上げます。民主党大隈さん、中井さん、自由党佐々木さん、左藤さん、緑風会岡本さんと楠見さん、社会党が山下さん、中村さん、第一は佐々木さん、こういうことになつております。 それから次に休憩するかどうかというお話のために御参考までに申上げます。このあとで協議願わなければならんと考えております事項は、委員がこうして決まりましたら、議院運営小委員を何名にするかを御協議願わなければならんと思つております。それから次には本会議が休憩に相成つておりますから、これを何時にお開きになるか、御相談ができるならば……できる時機でなければいたし方ありませんが、その点を……。再開の時間が決まりますれば再開後の議事の順序につきまして詳しい御説明が必要です、かように考えております。
○中村正雄君 本会議の開会は一応小委員会の見通しを付けて議運を再開して決めたらいいと思います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○小串清一君 もう一遍今の両方を別にやるという楠見さんの御意見(「それは小委員会で」と呼ぶ者あり)、小委員会でそれも決めますか。
○事務総長(近藤英明君) 休憩前に議院運営小委員の人数の問題でちよつと御説明させて頂ければと思いますが、如何ですか。
○中村正雄君 これは一応今度の新らしい議院運営委員会で決定せんと実際の人数の決定はできないと思います。そのときでいいのじやないですか、如何ですか。
○委員長(竹下豐次君) それでは暫く休憩いたします。 午後一時五十一分休憩 —————・————— 午後六時十四分開会
○委員長(竹下豐次君) 只今から委員会を開会いたします。
○事務総長(近藤英明君) 最初に会期のことにつきまして御報告申上げます。昨日会期のことにつきまして本院といたしましては、衆議院の協議に応じましてこちらは二十日間という要望であるということをお伝えいたしましたのに対しまして、先刻の衆議院の議院運営委員会では、参議院の御希望通り二十日にいたしましたという御返事がありました。そのことを先ず御報告いたします。(拍手) それから先刻の議院運営委員会の御決定で、その後各派代表の方がお集まりになりまして、常任委員長の実際的割当の問題につきまして、御協議のありましたことだけを申上げておきます。内容は各派御存じのことと准じます。 それから式辞は、只今お手許へお配りいたしましたように、昨日当委員会の御希望の趣きを衆議院にお伝えしまして、特に国際関係に関する面に余り触れて頂きたくないという御希望があるということをお伝えいたしましたところ、こういうふうに変えまして議院運営委員会の決定を経ましたので、どうぞこれで一つ御承認をお願いして呉れという、かような連絡がありましたことを申上げます。
○委身長(竹下豐次君) 式辞はこれで御異議ございませんか。
○山下義信君 まだ十分なものとは言えませんけれども、いろいろ時間的な関係もありますので一応この原案を了承することにいたしたいと思います。
○委員長(竹下豐次君) 御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(竹下豐次君) では御異議ないと認めます。
○事務総長(近藤英明君) 次には、御承知の通り本会議は午前に開きましたままで休憩に粗成つております。でいつ頃お開きになりますかの御決定がおできになりますならばそれを伺つておきたいと存じます。尚それに関連いたしまして、常任委員長の割当も常任委員数の割当も一応まとまつたと心得ておりますが、その指名のお届出は民主党と自由党がまだございませんが、他は全部議事部の当局まで届出ておりますのでこれはいつ頃おできになりますやら、その模様によりまして……。
○大隈信幸君 もうできております。(「発表して貰おうじやないか」と呼ぶ者あり)
○中村正雄君 随分時間も経つておりますので直ちに再開しまして、議事日程に従つて選挙をやつて行く、そのうちに自由党も出るだろうと思いますので、直ちにその後日程通り委員長の選挙とこうやつて貰いたいと思います。
○岡本愛祐君 中村君の御意見に賛成いたします。
○佐々木鹿藏君 誠に恐縮でありますが、どうも私共は図体が大きいせいか腹が減つてたまらんので、飯を食つて八時頃開会を願いたいと思います。(「それは駄目だ」「それはとてもいかん」「駄目だ」「直ちに再開」「賛成」と呼ぶ者あり)
○委員長(竹下豐次君) 直ちに再開の御意見が多いようでございますから、そういうことに決定して御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(竹下豐次君) 御異議なしと認めます。 —————————————
○事務総長(近藤英明君) それでは休憩から再開後の議事におきまして、一応事務局で考えております、又先に当委員会の御決定通りに従いまして手順を作りましたものを御説明申上げる方が順序だと考えますが、如何ですか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)それでは申上げます。一応概略の方を先に申上げます。第一には議長辞任の件、これを異議の有無を議場に諮るということ。それからそれで議長の辞任が承認されますと異議の有無を諮ります。「御異議ございませんか。」こういうふうに諮ります。再開後の劈頭を申上げますと、ここのところからは今度は事務総長が議長の職務を行うことになりますので、「これより私が議長の職務を行います。休憩前に引続き会議を開きます。」ということを申上げます。そういたしまして日程第一といたしまして、議長辞任の件、昨十一月議長から辞表がこれこれ提出されたということを議長の辞表を参事が朗読いたします。それから「議長の辞任を許可することに御異議ございませんか。」ということを申しまして、御異議ないという声が出ますと「御異議ないと認めます。よつて議長辞任の件は許可することに決しました。この際日程に追加いたしまして、直ちに議長の選挙をお願いいたします。」と、こういうことに……。
○山下義信君 ちよつとそこまでで疑義があるのですが、大体そうじやないかと思うのですが、一応承わつておきたいのは、それでは、異議がない、それでは議長の辞職を許可いたしますということで、議長の辞職が效力を発生するのですか。そうするとその前に事務総長が議長席につくということは、法律上の関係はどうなりますか。
○事務総長(近藤英明君) この点は実は昨日御論議になりました点と思いますので、この点はいろいろ問題がありましたので、そういうことで(笑声)……。 それで次に選挙のことでございますが、選挙はそう毎日あるわけではありませんので、いろいろ新らしい方もございますので、選挙のことにつきましては尚詳しく申上げて置いた方がよかろうと思いますので、「尚詳しく申上げます。選挙のことにつきましくは尚ここで念のために申上げますが、投票は無名投票でございます。お手許に配付してございます白色無名投票用紙に候補者の氏名を御記入の上、白色の木札の名刺と共に順次御持参を願います。」こういうふうに申上げます。これは新らしい方に徹底いたさないことがよくございますので、これは各派で特によく、ここに現物がございますが、これは皆様方よく御存じでございましようが、こういう無名投票用紙の白い紙と、この白い木札とあることをどうぞよくお伝え願いたい、こう思います。
○参事(河野義克君) 無名投票用紙に單記のと連記のと両方ございますので、勿論單記の方を使つて頂くわけであります。前回には議長、副議長一緒に書かれた方がございますが、一つ一つ別に使つて頂きたい。
○事務総長(近藤英明君) 投票用紙のことにつきましては、今申しました木札の点をよく話して頂いて……。それから木札の数と名刺の数と合わないというようなことが起りますと、非常に困りますので、実はこれは受取ります参事の方でも注意をいたしまして必ず木札一枚、それから投票用紙一枚というように注意をいたしますが、どうかいたしますと小さな紙でございます関係で間違いがないとも限りませんので、この点もよく一つお話願いたいと存じます。そういたしましてもこの長い投票の例によりますと、往々にしてこの投票数と名刺数の間違いが皆無ではございませんので、ときには一枚二枚の差が出ることもございます。こういう場合にこれは規則によりますと投票の結果に影響のない場合には、これを有効としてよろしい、然らざる場合には投票をやり直すということに相成つております。ちよつと言い落しましたが、衆議院の規則には明示されておりますが、こちらでは慣例上そういうことで投票の後では、木札の数と投票の数とは合うておりますということを申添えております。合わない場合には、実際の投票の効果に影響のない場合には、これは有効と認めるということの申合せは、確認しておいて頂いた方がよかろうと存じます。それから、前回の例でございますが、連記をなさつた例がございますので、これは一つの投票に議長の選挙と副議長の選挙との名前を二つお書きになつた方がありまして、議場でその投票の効力は有効か無効かということが問題になつたこともございますので、特に新らしい方においては一遍に一人ずつしか書かないということを各派で御決定願つた方がよかろうと思います。それから投票は必ず参事にお渡し願います。それから尚投票の際には議場の閉鎖をいたしません。これは法案の採決の場合の記名投票の場合に閉鎖をいたしますが、選挙の場合には閉鎖をいたさないことになつておりますが、これは投票の際に閉鎖と申しませんものですから、よく投票の前に「閉鎖はどうした忘れたか」という声が往々にして議場に出て参りますので、一々違いますとわざわざ申上げるのも甚だ申訳ありませんので、どうかその点一つ閉鎖をいたしませんということを、往々誤解を生ずることがございますのでこのことをちよつと申上げておきます。
○山下義信君 そこまででちよつと今の投票は参事に渡すのですか、投票箱に投入するのですか。
○事務総長(近藤英明君) 参事にお渡し願います。参事が受取つて投票箱に整理いたします。
○兼岩傳一君 有効か無効か連記の場合はそれだけの注意がなくちや……、
○事務総長(近藤英明君) これは有効か無効かの決定は議院に諮つて決定することになると思います。選挙の場合にごたごたいたしました例をここで申上げることは如何かと思いますが、その場合のことを申しますと、有効と認めてよろしうございますかと諮つても何か分らなくなつて、実際はつきり議場に分らなくて、無効と認めてよろしうございますかということで無効になつちやつたのですが、その時の速記録を見ましてどうも明確を欠くような現われ方にそもそもなつて来ておりますので、そういうことのないようにして頂けば結構と思います。問題が起きますれば議場に諮つて有効なりや、無効なりやを諮つて決定すべきだと考えます。それからこれを以て登壇を願い、氏名点呼を行なつてその結果を御報告申上げるということになります。それから仮にこの場合に投票総数の過半数に達しない場合には決選投票ということに相成るわけでございます。決選投票の方法も方法としては同様でございます。この上位の二人について決選投票を行うことに相成ります。それから……。
○鈴木直人君 候補者二人ぐらいに過半数にならない場合があるのですか。
○事務総長(近藤英明君) これはここでちよつと私の方が架空のことを申上げるわけでございますので、過半数にならない場合はということを申上げるのでございます。あり得ることが想像いたされますので、念のため申上げます。どういうわけでということまで申上げない方がよかろうと思います。それからこれで当選者が決定いたしますと、当選者が決定いたしました場合には事務総長は直ちに当選された新らしい議長を議場に御紹介申上げるわけでございます。その場合には事務総長は議長席を降りまして、そうして演壇に当選された方を御案内申上げまして、そうして只今議長に当選いたされました誰それ君を御紹介申上げます、かようなふうに申上げます。そうすると当選者がここで御挨拶をなさるわけでございます。それで議長の選挙が終りまして、次には副議長の選挙に入ります。副議長選挙も議長選挙と同様に無名投票で同じ手続を繰返すわけでございます。副議長選挙からの後は御承知の通り新らしい議長が主宰されることに昨日からのお申合せと心得ております。
○鈴木直人君 議長の選挙まで事務総長がやるんですね。
○事務総長(近藤英明君) 議長の選挙だけを事務総長がいたしまして(「分つた分つた」と呼ぶ者あり)それから副議長が当選いたされますと、今度は副議長については議長がこの議場に議長席から紹介いたされます。そうして新らしく当選された副議長の登壇を要求されます。そうして新らしく当選された副議長は登壇をされて御挨拶をなさるわけでございます。そういたしますと、かねてのお申合せの通り年長議員がこの際発言を求められて、只今発言を求められておりますということで、この際許可をいたしますということで年長者が祝辞を述べられるわけでございます。
○大隈信幸君 年長者は誰になつておりますか。
○委員長(竹下豐次君) 西田天香君にお願いすることになつております。
○事務総長(近藤英明君) ここまでで議長、副議長選挙は終了いたすわけでございます。 それからその次の議事は会期の決定の件でございます。これはたびたびのことで皆さんに詳しく申上げる必要はないと思いますが、本院規則に従いまして議長が衆議院議長と協議いたしまして、会期は二十日間と協定いたしました。議長の協定いたしましたことに御異議ございませんかと諮ります。
○中村正雄君 採決は起立でございますか。
○事務総長(近藤英明君) 起立でございます。
○中村正雄君 帰つて会派に相談いたしまして会期三十日を主張するかも知れませんから起立採決を願います。
○事務総長(近藤英明君) 起立採決でございますね。 それから次には先刻の問題と関連いたします常任委員、委員長が決まりますればここで常任委員選任の件をやるわけでございます。常任委員が全部辞任された、「ついては常任委員の選任は本院規則第三十條によつてすべて議長において指名することになつております。つきましては議長が選定いたしました常任委員の氏名を朗読いたします」ということになります。これは朗読だけで終ります。 次には常任委員長の選任でございますが、これ又「常任委員の全員辞任に伴いまして常任委員長が全部欠員となつております関係から、常任委員長の選挙を行いたいと思います。御異議ございませんか」と、いうことを、これは議長からここで持出すわけでございます。そうしますとそれに対しましてどなたかから動議をお出し願いまして「只今議題になつた常任委員長の選挙は成規の手続を省略して議長において指名せられんことの動議を提出いたします。」と言つて、それに賛成を頂くわけですが、その動議提出者と賛成者を御決定置きを願わなければならんかと存じます。動議は社会党になつておりますね、中村さん……。それから賛成は自由党、石原さんでございますか。それからその次には昨日の議院運営委員会で御決定になりました参議院規則の改正案でございます。これにつきましては発議者は各党からお一人ずつ決まりましたが、その趣旨の説明でございますが説明をなさる方をどなたがなさいますかを御決定願つた方がよかろうと存じます。
○中村正雄君 その参議院規則の改正はその次に持ち越しちや如何ですか、次の日の日程に……。(「その方がいい」「賛成」「委員長に委せます」と呼ぶ者あり)
○参事(河野義克君) 衆議院では今日やりましたし、それから地方税をすでに地方財政委員会に付託しちやつたのですが、あれは厳密に言えば現在のままでは内閣ではないかという疑義があるので、できれば今日簡単ですからやつて頂いたらどうかと思うのです。
○中村正雄君 地方税に関係ありますか。
○参事(河野義克君) 地方財政委員会の関係を考えますとちよつと疑義があるのです。(「大したことはない」と呼ぶ者あり)
○山下義信君 衆議院はそうなつたということですが、参議院はとにかく新国会でありまして今日は新らしい気分のところでございますから一つ次に讓つて頂く方がふさわしいと思いますが。(「異議なし」「賛成」と呼ぶ者あり)
○岡本愛祐君 只今の議事部長の御心配はその必要がないと思います。なぜならば地方税法案の主管部局は地方財政委員会でなくて地方自治庁ですから。
○委員長(竹下豐次君) そうしますと事務総長の方からの報告の点につきまして皆さん御賛同のように思いますが。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○参事(河野義克君) 副議長の候補者につきまして、それが周知徹底するようにして貰いたいというお話が昨日本委員会で出ておりまして、それは各会派においてやるということになつたわけですが、本日自由党の方から若し社会党も同調するのであるならば、事務局において自由党と社会党の方から推薦する候補者を議席に配つて貰えんかというお話があり、社会党はこれに同意をされました。ところで昨日は各会派がやるということになつておりましたので、少し話が違つて来ておりましたので、事務局において両党のお申越のように副議長の候補者を議場に予め配つて置いていいかどうかちよつとお諮り願いたいと思います。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(竹下豐次君) 御異議ないと認めます。
○参事(河野義克君) 先程総長が言われました通り、副議長が当選されましたときに議長が副議長を紹介される、そのときの副議長の登壇を求めなければならんと言われましたが、その意味は、従来は後からずつと廻つて来なければならんわけですが、それがやや芝居がかつて不自然ではないかという御議論がしよつちゆうあつたので、今度は副議長については議席から真直ぐ来られるという意味に解したのでございますが。(「異議なし」と呼ぶ者あり。)
○楠見義男君 運営委員会は直ちに散会して本会議は大体十分後に開会をして頂きたいと思います。(「賛成」「異議なし」と呼ぶ者あり)。
○山下義信君 自由党の保留しておるのは、どこで休憩しますか、常任委員長の…。
○佐々木良作君 それは成るべくそういうことにして貰わんと、休憩にしてから又こうした全然見通しなしに延ばされると困るから何かちよつと見通しをつけて貰いたいですね。
○中村正雄君 選挙をやつておるうちにできるでしよう。
○小串清一君 それはできますよ。
○委員長(竹下豐次君) それでは休憩をしないで散会にしてよろしうございますか。
○中村正雄君 小委員会がまだありませんから、明日の日程が若し何かあればここで一緒に説明願つて置けばいいと思います。開会日に諮ることがなければ散会していいと思います。
○事務総長(近藤英明君) 明日は御承知の通り午前十一時から開会式、それからおやりになるとすれば議場を片ずけますと、後議事を行いますのに三時間見て頂けば開くことかできます。それで参議院規則の改正をおやりになるかどうかという先刻の問題、議院運営委員等が決定いたしますが、運営小委員会をお作りになるかどうか、この点につきまして明日からお開きになるかどうかここで御決定になつて頂けばいいと思います。
○中村正雄君 議運を午後一時に開きましようか。
○事務総長(近藤英明君) もう少し、徹底しなかつたようですから申上げます。参議院規則の改正をやるためには本会議の召集をやる必要がありますけれども、小委員会はその必要はありません。運営委員会をお開きになるか、そのどちらかをおやりになれば、それによつて御決定にならなければならんというわけです。
○中村正雄君 だから運営委員だけ午後一時に開きまして参議院規則は十四日には本会議があるわけですから、その冒頭にやるようにしたらどうかと思います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○佐々木良作君 施政方針演説云々のお話はまだそのままですか。若し続くことになつたら準備もしなければならんし如何でしようか。
○事務総長(近藤英明君) 施政方針演説につきましてはまだ衆議院から御協議があつておりませんし、内閣からも昨日ここにお聴き取りの通りの状況で私共の方では何ら重ねてお話はございません。明日議運をお開きになればその点をお話合い願えば結構かと存じます。
○委員長(竹下豐次君) それではすぐに散会いたすことにいたしたいと思いますが、その前にちよつと私から簡單に御挨拶申上げたいと思います。まだ本会議で手続が済んでおりませんので、御挨拶申上げるのは少し早いのかも知れませんけれども、又重ねて皆さんとこのお席でお会いする機会もございませんと思いますので、少し順序がおかしいかも知れませんけれども、簡単に御挨拶を申上げますことをお許し願いたいと思います。 去る第七国会の一月に私が運営委員長を仰せつかりまして、その後今日まで長い間皆様の非常な御好意ある御協力によりましてその間いろいろむずかしい問題もあつたように思われるのでありますけれども、それにも拘わらず、極めて円滑に議事を進行するということができましたことを心から感謝いたしておる次第でございます。後任の委員長もすでに内定しておりますので、この席を借りまして甚だ簡単でございますが御礼かたがた御挨拶を申上げます。(拍手)それでは散会いたします。 午後六時三十七分散会 出席者は左の通り。 委員長 竹下 豐次君 理事 石原幹市郎君 大隈 信幸君 鈴木 直人君 委員 大野 幸一君 中村 正雄君 山下 義信君 吉川末次郎君 小串 清一君 佐々木鹿藏君 城 義臣君 木内 四郎君 深川榮左エ門君 三好 始君 油井賢太郎君 岡本 愛祐君 加賀 操君 楠見 義男君 小宮山常吉君 高田 寛君 兼岩 傳一君 佐々木良作君 鈴木 清一君 事務局側 事 務 総 長 近藤 英明君 参 事 (事務次長) 芥川 治君 参 事 (記録部長) 小野寺五一君 参 事 (議事部長) 河野 義克君 参 事 (警務部長) 丹羽 寒月君 参 事 (委員部長) 宮坂 完孝君 法制局側 法 制 局 長 奧野 健一君