電気通信委員会 第5号
- 発言数
- 13 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 1950/07/29
会議録
○關内委員長 これより電気通信委員会を開きます。 まず本日公報に掲載いたしました請願日程第一ないし第一六の各請願を一括議題とし、審査に入ります。 この際日程第九、宮崎、都城間及び宮崎、延岡、佐伯間市外電話地下ケーブル敷設促進の請願、渕通義君紹介、文書表番号第三五五号に関連して、議員渕通義君より委員外の発言を求められております。これを許すに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○關内委員長 御異議なしと認め、さよう決します。渕通義君。
○渕通義君 貴重な時間を拝借いたしまして、委員外発言をさせていただくことにつきまして、心からお礼を申し上げます。まことに事は小さな地方問題の一つでございますけれども、日本の民主的な国家建設の途上にあるそのときにおきまして、最も必要なのは山村僻地に電信電話を普及するということが、根本的な問題であると信じます。従いまして、宮崎県におきます九州で一番大きいと称せられる椎葉ダムの発電地点、この椎葉ダムの発電地点に諸塚という村が隣接いたしておりますが、その間約七里に及びます場所に電話線を架設願いたいという要望が、宮崎県より出ているのでございます。この必要性につきましては、すでに熊本電通局におきましても痛感されまして、現地に周知調査部長を派遣し、調査を完了したような情報が入つております。願わくは来るべき日本の電力開発の一番大きな椎葉の八万キロのダムの建設が目睫の間に迫つておりますが、その地点の開発にいよいよ着手するあかつきにおきましては、交通なり電信電話なりが相当煩雑をきわめると思います。しかるに富島から約三十里の間の地点に直通電話がないということでは、大きなダム工事に支障を来すのではないか、こう考えておりますのが地元の要望だろうと信じます。どうかかかる観点から、地方の小さな問題ではございますけれども、文化国家日本の建設の立場から、この山村の僻地にしかも大きな資源を控えている椎葉、諸塚間の電話架設をできるだけダム建設と並行いたしましてお願いいたしたい次第でございます。その点特に御研究の上、周知調査部長の調査の結果を参酌されまして、お諮りのほどを願いたいと思います。
○山下説明員 ただいまの件でございますが、私ども電気通信事業は、公共のために最大の利益をもたらすという意味から、都市、農村といわず、できるだけこれを普及して行きたいという根本精神は持つておるのでございます。ただ予算、資材の点からいたしまして、思つておりましても、実現がそう理想的にその通りには至つていないことははなはだ残念でございます。しかしただいまお話の件は、これは利用上非常に重要性のある事業と思われますし、また相当の通信量も予期されることと考えられるのでございますが、ただいまのお話のように、ダムの建設と並行してやるということに相なりますれば、ただちに手をつけなければならぬという段取りも考えなければならぬことに相なるかと思うのでありますが、目下二十五年度の工事は全部計画を立てまして、その計画の線を進めつつあります。そこに割込みましてそれができるかどうか、また地方的の私の方の施設の点がどういうふうになつておりますか。またどういう改善の構成を考えなければならぬか。建設上の費用はどんなふうにいるか。そういうことは手持の予算でもつてやり切れるかどうかということも、これは時間をいただきまして研究させていただきませんと、ここですぐにいいとも惡いともお答えしかねるのでございます。従いまして御趣旨の点や、また私どもの方の事情をよく調べまして、とつくりお話合い申し上げまして、できるだけ善処いたしたいと考えております。
○關内委員長 前回の委員会におきまして、本委員会に付託になりました請願十六件につきましては、紹介説明並びに政府の意見聴取を終つております。この際請願日程第一、川俣局電話回線増設の請願ないし請願日程第一六、蘇原町全域を那加電話局の普通加入区域に編入の請願について採否を決したいと存じます。
○松本(善)委員 動議を提出いたします。すなわちこの際先般来本委員会に付託されました十六件の各請願につきましては、他の委員の方々とともに愼重に検討いたしましたが、日程第一、第五ないし第一一、第一四及び第一六の各請願は、いずれも議院の会議に付して採択すべきものとし、議院において採択の上は、内閣に送付すべきものと決すべきであるとの結論に達しました。よつて委員各位にお諮り願い、以上のごとく決せられんことを望みます。 なお残余の請願につきましては、愼重に検討する余地あるものと認めますので、本日はこれが採否は留保されんことを望みます。
○關内委員長 松本君の動議に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○關内委員長 御異議なしと認め、松本君の動議のごとく決します。 お諮りいたします。ただいま議決いたしました各請願の報告書につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○關内委員長 御異議なしと認め、さよう決します。 —————————————
○關内委員長 閉会中の審査に関する件につきましてお諮りいたします。明後三十一日を以て会期も終了いたしますが、本会期中、本委員会におきまして調査を行いました国政調査事項中、電気通信事業の経営に関する件並びに電波管理に関する件につきましても、当局の説明を聴取し、質疑を行い、種種検討を加えたのでありますが、いまだ問題は山積いたしております。さらにその緊急性から見ましても、閉会中もなおそれらの問題につき検討を加える必要があるものと存じます。委員会が閉会中の審査をいたしますためには、国会法第四十七条第二項によりまして、審査しようとする事件について、特に議院の議決によつて付託されなければなりません。従いましてこの機会に電気通信事業の経営並びに電波管理に関して、閉会中審査の申出を議長に行いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○關内委員長 御異議なしと認め、さよう決します。 さらにお諮りいたします。委員派遣に関してであります。本国政調査を行いますために、当然これに伴う実地調査も必要となつて参りますが、本件が議院において特に付託されました場合は、本件の調査のために委員派遣の承認を申請いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○關内委員長 御異議なしと認め、さようとりはからいます。 なお派遣委員の氏名、派遣の期間、派遣地名等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○關内委員長 御異議なしと認め、さよう決します。 この際一言ごあいさつ申し上げます。会期も余すところ二日に迫りました。本委員会は、会期が短時日でございました関係上、前後五回の開会をいたしたのみでございます。しかしながら本委員会に付託されました請願並びに国政調査事件に関しましては、委員会各位の御協力のもとに、つつがなくその審査を一応終つたものと存ずるのでございます。ここに終始皆様の真摯なる御審議に深甚なる敬意を表する次第でございます。以上簡單でありますが、ごあいさつを申し上げる次第であります。 本日はこれをもつて散会いたします。 午後一時五十八分散会