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8回国会衆議院1950/10/26

考査特別委員会 第10号

発言数
16
登壇者
5
会派数
3
開催日
1950/10/26

会議録

篠田弘作自由党

○篠田委員長 これより会議を開きます。  前回の委員会におきまして、理事会における秘密内容が、新聞に漏洩した事実につきまして紛糾を生じました結果、緊急理事会を開いて、その糾明に当ることになつたのでありますが、この件につきましては、他人の名誉を傷つけたり、調査上支障になる事実の漏洩は、嚴に自粛するという申合せをいたしまして、打切りといたすことになりました。御了承願いたいと存じます。  次に猪俣君提出の調査要求資料の内容及び調査の結果を、次の委員会に発表せよという申出がありましたが、猪俣君の資料は、いまだ正確を欠くる点もあり、また内容において、事実と相違する点もありますので、そのまま発表するということは、あるいは他人の名誉を傷つけるおそれもあります。さらに資料の追加がありましたので、その取扱いは後日に延期し調査が完成しましたときにお諮りいたしたいと存じます。御異議ありませんか。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 ただいまの猪俣君の資料の提出による委員長のお話は、旧来の当委員会の慣例を無視した、私ども納得の行かない取扱いの方法だと思う。猪俣君の提出された資料の正確であるやいなやということは、当委員会において審査すべきことであつて、理事会がその内容に触れて、それが正確でない点もあるからなどというような予想のもとに、本日のこの会議に報告できないというがごときことは、今まで当委員会のとつた態度とはまつたく違う。こういうやり方は故意に猪俣君の資料を隠蔽せんとするがごとき行動のように考えられる節もあるのであります。すなわち疑惑に重ぬるに疑惑をもつてするようなこういう事態は当委員会のとるべき態度ではない。従つて本日ただちに先般提出されました資料並びにそれに追加せられましたる猪俣君の調査資料というものを当委員会に御報告願いたい。それを多数をもつて、故意に旧来の慣例を破つてそのような取扱いをするということは、まことに不当なるやり方であつたと、私は糾彈せざるを得ないのであります。公正を期せられたい。

佐々木秀世自由党

○佐々木(秀)委員 ただいま椎熊委員からのお話は、先般の理事会で椎熊委員が中途から退席せられまして、理事会の最後の話合いを知らないで御発言なさつたのではないかと思うのであります。理事会におきまして、猪俣委員から提出せられました資料のことにつきましては、調査委員の調査した内容、かつはまた委員間からもいろいろな意見が出まして、正確を欠く点もあり、また事実の相違点もあるということは、猪俣君自身がこれを認めておることでありまして、大体先般理事会において了承されたことでありますから、そのことを今また新たに取上げて、多数決によつてそれをやるならしかたがないがなどというような御発言は、この間の理事会の趣旨に沿わないものと考えますので、ただいま委員長の言われた通り議事を進行してもらいたい。こう私は提言いたします。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 猪俣君の資料が正確である、ないなどという判定は当委員会がやるべきことで、理事会がそういうことをやるべき問題じやないということを私は主張しておる。従つていかなる資料が提出されてあるかということを理事以外の一般の委員にも知らせておく必要がある。それを後日に譲るということは旧来の慣例を破つておるのだ、そういうことを申しておるのであります。

篠田弘作自由党

○篠田委員長 ただいま椎熊君の御発言でありますが、ごもつともな点はあると思いますが、この問題につきましては理事会におきましても相当論議も闘わされており、その後猪俣君からさらに追加要求も出されておりまして、従つて事務局において調査続行中であります。その調査の中途において、他人の名誉に関する問題を発表したという前例も、これまたないということは椎熊君御存じの通りであります。従つてこの問題は調査の完了を待つてあらためてお諮りいたしたいと存じます。  次に電力事業再編成の問題につきましては、社会的にも関心の多い問題であり、これをこのままにして日を送るということは、政界デマの根源ともなるおそれがありますので、これを糾明する必要があると思われます。本委員会において証人を喚問いたし、調査いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

吉武恵市自由党

○吉武委員 本問題は今日までの事務局の調査によりますると、これを取上げるには不十分のように考えられ、今までの本委員会の前例からいたしますれば、この程度でただちに委員会に取上げる前例がないように思われまするけれども、本問題は相当世間に大きく響いておる問題でありまするので、この点は本委員会で明らかにして、世間の誤解を解くということも必要かと考えられまするので、本委員会においてこれを取上げて調査されんことを望みます。なお証人については、委員会でなく理事会を開かれまして、それによつて御決定されんことを望みます。

篠田弘作自由党

○篠田委員長 ただいまの吉武君の御発言に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

篠田弘作自由党

○篠田委員長 それでは本件について証人喚問をいたすことになりますが、その日時及び氏名等につきましては、委員長及び理事に御一任を願いたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

篠田弘作自由党

○篠田委員長 異議がなければさよう決定いたしました。それではこれより理事会を開いて、証人喚問の御協議をいたしたいと存じます。

椎熊三郎国民民主党

○椎熊委員 そうどうもかけ足にやられてしまうと困るので、私は先般の理事会に、国会内で暴露されました重大問題、それは現政府、並びに閣僚、前閣僚等の名誉を毀損し、あるいは同僚議員の名誉を毀損するがごとき重大事実、それが国会内で暴露された。しかもその国会内で暴露された事実は、通産委員会における事実でございまして、通産委員会はそのままふしぎなる経過をたどつて、中途でこの問題を打切つております。すなわち世にいう小滝炭鉱事件であります。これに関しまして、私は通産委員会の議事録を証拠物件として添付しつつ、文書をもつてこの考査委員会に取上げることを請求しておりましたが、それに対して委員長の方からいまだ何らの御返答を受けておりません。これらはまことに国会内における顯著なる事実であり、証拠明白なる事実でございまするから、あえてこれから調査等を始めなくとも、この委員会における速記録自体が十分なる証拠だと思われまするので、ただちに本事件を考査委員会に取上げるということに御決定を願いたいと思います。

篠田弘作自由党

○篠田委員長 ただいまの椎熊君の御発言は、理事会の承認を経ないで、ただちに本問題を委員会にとり上げろという御発言でありますが、そういう前例がありませんから、これから引続いて行われる理事会で、よいことであるか悪いことであるかということは、多数の判断にまかせなければわかりませんから、ひとつこれから慣例に従いまして、本日これから行われる理事会で御協議を願いたいと思います。

猪俣浩三日本社会党

○猪俣委員 調査員の調査につきまして、いろいろ理事会で報告がありました。これは私は申し上げませんが、はなはだ私は調査員の調査報告なるものに疑義があるのであります。そこで私の出しました案件、ことに電産の問題なんかにつきまして、一日しか調査なさつておらない。これは神わざとしか私には思われない。ああいうようなことが一日でできるかどうか。なおまた電力局と物価庁に対する報告の際についても、簡單に差異がないという発表をなされておりますが、本日私は正確に違いのあることを統計上証明できた。さようなことではなはだ無責任きわまる調査をやつていると思う。その調査を土台にして、私どもの要求したことは荒唐無稽のごとく、あるいは不確実なるごとくすぐ片づけられてしまうということは遺憾千万であります。それでありますから、その証人を呼ぶということについても、その事実ありとして証人を呼ばないというと、証人の範囲も限定されるのであつて、まず調査員諸君は、本日からでもただちにいま一ぺん私の要求いたしました調査報告を調査していただき、それでなお前と同じ報告があるとするならば、私は徹底的に駁撃いたします。こんな無責任な調査員というものはありません。こんなばかげたものはない。たつた一日であれだけの数千万の需要者に関係のある大問題を何もないと片づけて、そうして報告になることは無責任きわまるので、それについて私はただちに調査さしていただきたい。私の方も今調査中でありまするから、もう一ぺん調査していただきたい。そうしないと、私は調査員諸君がはなはだ無責任な調査をしたそしりを免れない事態に立ち至ると思うのでありますから、どうかそれを本委員会に諮つて、もう一ぺん再調査する、そういうふうに持つて行つていただきたい。その再調査の上になお証人を喚問するというふうに持つて行つていただきたいと思うのであります。

篠田弘作自由党

○篠田委員長 ただいま猪俣君の御発言の中に、事務局の調査が非常に不正確であるというお話がありました。それでは何の面について不正確であるか。一日で調査したから不正確だということは成立たないと思います。なぜかと申しますると、この問題につきましては、猪俣君は一日々々と言われるけれども、專門の調査員を使い、また專門の計理士を使つてずつと調査をしてやつたのであつて、ただ猪俣君の言われる部分についてだけ一日の調査をしたのであるから、もしその点が不十分であるならば、詳細にこの点とこの点とを照し合せて調査してもらいたいという明細書を出してもらいたいと思います。

猪俣浩三日本社会党

○猪俣委員 私はこの委員会に言うことをはばかつておつたのでありますが、あなたからそういう注意を受けるならば、たとえば配電会社の経理及び物価庁に対する報告が間違つておる。両者が食い違つておるということを私は要求したのである。これは昭和二十四年度の第四・四半期、すなわち本年の一月から三月にわたつての配電会社の統計を電力局と物価庁において調査してくださるならば……。

篠田弘作自由党

○篠田委員長 猪俣君に御注意申し上げます。調査中の問題について内容にわたらないということは、理事会の申合せであります。違うということは理事会に出してもらいます。  それでは猪俣君の御要求は理事会に御提出を願いたいと存じます。それについて調査を続行することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

篠田弘作自由党

○篠田委員長 しからば御異議なきものと存じます。  本日はこれにて散会し、ただちに理事会を開催いたします。     午後一時四十一分散会

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