考査特別委員会 第9号
- 発言数
- 34 件
- 登壇者
- 7 名
- 会派数
- 4
- 開催日
- 1950/10/24
会議録
○篠田委員長 これより会議を開きます。 去る九月十三日、自由党小玉、福井、島田、柳澤四委員から電力再編成問題につきまして、電力再編成問題に関し巷間疑惑を感ぜしむるがごとき風評が流布せられつつあるをもつて、財界政界浄化のため調査せられんことを望むとの調査要求が提出いたされましたので、同日の理事会におきまして協議の結果、事務局の基礎調査に付することに決定いたしました。事務局におきましては、鋭意調査を進めて参つたのでありまして、事務局の調査の経過につきましては、十月十九日の理事会におきまして、委員長より一応御報告いたしておいたのでありますが、この際従来の調査経過につきまして、委員長より概略の御報告をいたします。
○椎熊委員 その前にちよつと議事進行について……。旧来は理事会で相談して調査を命じたものは、一応理事会に報告あつて、それから本会議ということになるのが慣例だと私は心得ておりますが、今回はこの二、三日前の猪俣君提出の材料に対する調査の結果は、理事会に諮らずして当委員会にただちに御報告になる、その運営の仕方はどういうお考え方からでございましようか。
○篠田委員長 今ここで申し上げておるのは、去る十九日の理事会に報告した点についてです。まだ一度も委員会には報告してありませんから、なぜ日発の調査を始めたかということを今報告しようとしておるのであつて、猪俣君の報告についてはまだ問題はあとに残つております。この問題につきましては、先ほど申しましたように、自由党の四委員から調査要求がありました。さらに同月十八日一切の案件を中止して極力調査すべき旨、理事会の決定がありましたので、事務局は全力をあげて調査に当ることになりました。特に経理面の調査のためには同月二十二日から公認会計士及び計理士延べ百五十人を使用しました。本月十六日までの間に東京初め各地にわたりまして一応基礎調査を終えました。それによりますと、日発の関係は本社並びに各支店支社を全部やりました。配電関係は配電九社を全部調査いたしました。請負関係は大体一億円以上の請負をやつております秋島組、佐藤工業、大林組、大成建設、飛島組、鹿島組、熊谷組、間組、大和土建、前田建設、星野組、地崎組、これだけについて調査をいたしました。また資材会社につきましては、大口の納入者といたしまして日立製作所、東京芝浦製作所、日本セメント、住友電気工業を調査いたしました。その結果といたしまして日発関係におきましては、機密費の使途につきまして機密費を受取つたいわゆる支店長、あるいはこれを拂い出した祕書課長というところまでの伝票はあるのでありますけれども、それから先どういうふうに渡されたかという伝票はありません。その結果渡し先につきましては目下のところ不明でありますが、大体において祕書課の扱い分といたしまして千四百五十二万円これは主として渉外関係に使われております。祕書役扱い分が七百七十二万円、これは官庁関係の接待費に充てられております。労務対策費として三千六百六十七万円、そのうち電力防衞会議の講演会費用として千九十三万円、その他労務対策費は二千五百七十四万円であります。このほかに支社あるいは支店各自の立場において労務対策費が相当支出されておりますが、それもそれから先の伝票がありませんので、その使途は目下のところ不明であります。それから請負い関係におきましては、談合あるいはそのはね返り等について主として調査をいたしましたが、事務局の調査におきましては、請負関係からは何も出ておりません。日発その他の二重帳簿問題について調べましたが、経理が非常に厖大であるために、とうてい二重帳簿をつくることはできないという調査員の結論でありました。配電関係につきましては、大体分断反対の運動が非常に盛んになりました今年の初めごろから、配電関係におきましても分断賛成の運動が起りまして、全国九配電会社から東京の関東配電に約千万円くらいの金が集められ、分断賛成運動に使われておりますが、その使途は目下のところ明瞭になつております。そういうのが大体の今までの調査の成行きでありまして、これは去る十九日の理事会に報告いたしましたところ、さらに猪俣君からその調査は満足できないとして、あらためて調査要求が出されたのであります。その調査要求は新聞にも出ておりますが、ここで読み上げましようか、どうしますか。 〔「必要なし」と呼ぶ者あり〕
○篠田委員長 それでは以上が大体十九日までの理事会に報告いたしました経過の概要であります。そこで猪俣君の追加要求というものが理事会において出され、きようの委員会までにこれを調査することを決定しておるわけであります。
○椎熊委員 議事進行について……。猪俣君のこの調査要求書は、理事会においては猪俣君自身から御発表に相なりましたが、この会議に報告されることは今回が初めてです。理事会は言うまでもなく祕密会議でございまして、理事の諸君といえども、他にもらすことのできない制約がございます。従つてこの重大なる猪俣君の提案は、一般の委員の方にはいまだ御了解がない方が多いのじやなかろうかと私は想像いたします。これは本案審査の上に重大な関連性を持つものでございますから、この際公開の席上において猪俣君提案の審査要求の要領を御発表を希望いたします。
○篠田委員長 ただいまの椎熊君の提案に御異議ありませんか。 〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○塚原委員 ただいま椎熊君から全貌を発表せよというお話でございましたけれども、あの猪俣君が出された資料に基いて、この間の理事会では、事務局をして調査せしめるということでありますし、もし御報告になるのならば、あの猪俣君の提出されたところの資料に基いて、事務局がどういう調査をして来たかということだけを、委員長は報告されればよいと私は思います。これについて理事会に一応報告してからやるか、それを拔きにしてやるか、これは別問題だと思いますが、この間の猪俣君の出されたもの全部をここでやるということは私は反対です。
○椎熊委員 ただいまの反対の理由は、私には了解できないのです。ああいう猪俣君の審査要求書が出たから審査したのであつて、審査の結果だけをここに報告しても、理事会に出ておつたわれわれは多少了解ができますけれども、一般の委員は何の要求によつてこういう報告がされるのかとうていわからぬ。そういうことでは本重大案件を審議する上において、委員自体の用意の上に欠如する点がある。従つて猪俣君の調査要求はこれこれである。それに基いて調査の結果はこうであるという報告がなければ、審議を進めることができない結果になるのではないかと思います。
○塚原委員 これは椎熊君ともあろうものが妙な発言をなさると私は思うのですが、もちろん委員長が報告する場合には、こういうことを調べてくれというので調べた結果、こうではないということが当然報告には入つておると思います。ですから両者を合せて報告するという意味において、私は調査の結果を報告するという段階をとつていただきたいと思います。
○篠田委員長 御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○佐々木(秀)委員 ただいまの猪俣君から出された調査資料については、事務局から調査されているだろうと思いますが、従来の通りこれを理事会に報告して、しかる後に委員会に公に発表するという行き方をとつていただきたいということを申し上げるものであります。同時にただいまそれは大体了解を得たようでありますが、それはそれといたしまして、この際私は委員長に対しまして発言をしたいのであります。それはどういうことかと申しますと、御承知の通り考査特別委員会は、従来いろいろ世論になりましたる疑惑を一掃するために問題を取上げて、しかもその取上げられた問題そのものについては嚴密なる調査に基き、單なる世評とかあるいは風聞とかいうことに迷わされることなく、事実を事実として調査し、しかも事すべての問題に対しましては、その問題とされました使途並びに事業場等の立場をも考慮して、その人の人格、あるいは社会的な立場、名誉、そうしたものを十分考慮に入れて今日までやり来つたことは私から申し上げるまでもありません。しかるに日発問題が問題になりましてからは、世間ではいろいろなる疑惑を生み、あるいはいろいろな話題が各方面において繰返されているのであります。事重大な問題でありまするがゆえに、ことにこれは嚴密なる調査に基いて、しかも正しき判断を與えることが、この考査特別委員会の使命でなければなりません。そうした意味合いからも、去る二十一日の理事会におきましては祕密会を開きまして、猪俣委員提出の資料の内容をわれわれは聽取したのであります。しかるに十月二十三日の都下各新聞には、一齊にこの理事会において報告された通りの問題が一つの間違いもなく出されているのであります。こういうことがどこから出たか。委員長が各社に発表なされたのか。あるいはまた委員部の方から新聞記者に対しての正式なる発表があつたのかということを、私はこの際その責任を追求しなければなりませんので、まず第一に委員長からその答弁を願いたいのであります。
○篠田委員長 ただいまの佐々木委員の御質問に対しましてお答えいたします。理事会終了後、慣例によりまして、日発問題についても、同じく考査特別委員会担当の記者団諸君と委員長は委員長室において会見をいたしました。しかし猪俣君の要求に関しましては、抽象的に、猪俣君から日発関係の土建業者の祕密献金グループというものがあるが、これについて調査してもらいたい。あるいは配電関係において、料金、言いかえれば多額の実收入を隠匿して、政治資金に流用された疑いがあるから調査してもらいたいといつたような要求があつたという抽象的な発表はいたしましたが、個々の問題について、人名をあげ、あるいは会社の名前その他の名前をあげまして、発表した事実はありません。事務局に対しては、局長に対して、これは発表していいのかという質問がありましたので、委員長の発表以外は、事務局においては一切発表しないように命令をしてあります。委員部におきましても発表した事実はありません。
○佐々木(秀)委員 そうしますと、奇怪なことを私はここに発見せざるを得ないのであります。委員長が発表しないし、委員部から対外的に何ら漏洩した事実がないというのにもかかわらず、十月二十三日の各社の記事を見ますと、大体において、もう一言半句も違いないといつていいほどの新聞記事が出ております。しかもその中には、いわゆる土建会社の名前あるいは料理屋の名前、おかみさんの名前も出して、また中には、金額等をも明示してあるような事実が発表されているのであります。しかもまた一般委員はまだ聞いていない。しかるにこういうことがあたかも犯罪のごとく発表されるということは非常にこの委員会の運営上好ましいことではありません。ことにこの問題が大きいとされているだけに、なおさらこういうことをはつきりとしておかない以上は、委員会を進行する上においても大きな支障になると思うのであります。そうした観点から、この発表というものは、決して外からのいわゆる想像的な発表でない。委員長も発表しない。委員部も発表しないというならば、内輪から、この委員の中から出ているということを私は断定せざるを得ないのであります。そこで出された資料を持つているのは委員長であり、また出されたのは猪俣委員でありますから、猪俣委員から発表になられたかどうかということを、委員長においてお尋ねあらんことを私はお願いするものであります。
○篠田委員長 ただいまの佐々木君の動議に対しまして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○篠田委員長 それでは、猪俣委員に対してお尋ねいたしたいと思います。ただいまの佐々木君の議事進行に関する御論議は、お聞きの通り事務局におきましても、委員長におきましても、委員部におきましても、これを発表しておらないのであります。提案者たるあなたから、新聞社に対して御発表になりました事実があるかどうか、簡單に御説明願いたいと思います。
○猪俣委員 私はありません。
○佐々木(秀)委員 資料をお持ちになつている猪俣さんからわからないというような、そんなうやむやな御答弁でありますが、これはこういう大きな問題でありますから、私たちもこれをほんとうに嚴密に調査して、社会のいわゆる疑惑を一掃したい。また事実があるならば、事実を究明して国民の前にこれをはつきりしなければならない。こう考えるがゆえに、先ほどから私は運営の方法について申し上げているのであります。しかるにそういうことが新聞に発表されてもどこから出たものかわからないというようなことでは、今後いろいろな問題が出て参りましようし、またいろいろな社会的な立場にある方々の名前もおそらくは出て来るでありましよう。社会においてはたまたま新聞に発表されて、一旦疑惑の目が注がれたならば、それを一掃することはなかなか容易なものではございません。そうした点から考えましても、出たところをはつきりとただして見きわめて、それからでないと今後の運営が危ぶまれますので、このままの形で委員会を続行することについては賛成しかねます。その点について委員長のとりはからいを私はお願いするものであります。
○岡田(春)委員 議事進行について申し上げたいのであります。 先ほど委員長からは、猪俣君の調査要求に関連して、この問題を報告すべきかいなかについてお諮りがあつたと思うのであります。この点につきまして、椎熊君並びに塚原君からの意見がありまして、大体塚原君の意見の通りに考査委員会の事務局において猪俣君の調査要求に対する調査の経過、これを両方兼ねてここで報告すべきである。かようなことが一応委員の意見として出ました限りにおいて、当然委員会においてこれをどういうようにするかということを委員長がまず諮られて、そのあとで佐々木君の提案の問題を決すべきであると私は考える。特にこれに関連して、佐々木君にはつきりさせておきたいことは、佐々木君は理事であるから、猪俣君が理事会において報告されたものと、各社の新聞において報告されたものが同様であると、かような結論の上に立たれてお話になつておりますけれども、理事でないものにつきましては、ここで委員長から報告がない限りにおいて、それが同様のものであるかどうかという判断は現在のところ困難なのであります。従いまして、ここにおいてはまず委員長においてその調査要求を具体的に報告されると同時に、考査委員会の事務局における調査の経過を報告されたあとにおいて、これが問題にさるべきではないと私は思うのであります。特に委員会の極祕を要すべき、理事会あるいは考査委員会の事務局において調査したことについて、事前に新聞において報道されたという事実は、單に猪俣君の問題に限らず、委員長がこの前中間報告と称するものについて、各社まつたく同様の記事が発表されたという問題もあるわけでありまして、猪俣君の問題をここで取上げるとするならば、当然委員長がこの前中間報告なるものを各社の新聞に発表したかどうかということも同時にわれわれは調査しなければならないと思う。従いまして、こういう問題につきましても当然まず第一にいかにして事件が漏れたか、これは猪俣君が報道したか、あるいはその他の委員が漏らしたかという問題は、こういう公開の委員会の席上でやるべきでなく、理事会の問題である。従つて猪俣君の調査要求書、それからその後における考査委員会の事務局の調査の経過を、先ほど佐々木君も言われた通り、塚原君の言つた通りまず第一に報告することにきめたなら、これをまず報告されたあとで佐々木君の提案はきめられるように希望いたします。
○佐々木(秀)委員 岡田君の言つておるのと私の委員長に問いただしていることとは違うのです。先ほど塚原君の言われたのは、この取扱い方を言つておる。要するに報告というものは理事会にかけて、その後に委員会に報告しているのだ。だから従来の行き方で行つたらどうだということであつて、これは一応了承した。私の言うのは、調査の内容がどうなつたかということを猪俣君から発表したというのではなくて、これから調査すべき会社並びに人名等が発表されたならば、これは悪くとれば、調査する前において、たとえば何の何がしというものが今度調査要求の対象になつておる。その人間が悪く考えるならばその家にある帳簿あるいは一切のものを燒いてしまつたり、あるいはいろいろな事前防止をやられたのでは、今後のこの委員会の調査などというものはでき得るものではありません。そこで私の言うのは、こうした人の名前をあげたり、会社の名前をあげるということではとうてい調査などはできようはずがない。どこまでも祕密のうちに祕密を守つて行かなければならない。いろいろな連絡もありましようから、そういう点から言つて、調査の前に新聞に発表されたという重大な問題を私はそのまま等閑視することはできない、こう言うのであります。そうでないと今後理事会でいろいろな人の名前が出て来るでありましよう。これが調査の前に新聞で一々発表されたのでは、いろいろな手を打たれて、いろいろの連絡をとられたり、あるいは資料資材等の湮滅をはかられたのではとうてい嚴正なる調査をすることはできないのであります。そういう点からいたしましても、この問題をただ知らない、存ぜぬということでほうつておくことについては私は了承しかねますので、先ず第一にこうした重大な問題が調査の前において新聞に発表されたということは、どこどこまでも追究することを強く要望するものであります。
○岡田(春)委員 それでは委員長にお伺いしたいのですが、たしか十八日だつたと思いますが、考査委員会の中間報告と称するものが東京都下各社一齊に考査委員会の理事会を開く以前において報道されておる。こういうような報道が、われわれ第三者から見ました場合に、何か考査委員長あるいは考査委員会の事務局において、このような報道を新聞記者に発表したというように、われわれ解釈するのでありますが、この点について考査委員長、あるいは事務局においてそういう事実があるかどうか、その点をお伺いいたしたいと思う。
○椎熊委員 今委員長の中間報告の内容であるとか、猪俣君の資料の内容等が新聞に漏洩したというような新たなる事件が発生したのです。しかしながら日発事件と関連はありますけれども、これは本質的な問題でなくて、派生的な問題です。本日の会議におきましては、委員長から当初において御発言があつたように、調査委員において調査せられたる結果、並びにその後関連して猪俣君から提出されたる資料に基く調査の結果等を委員会において御発表になるということであつたのですから、まずそれを取上げていただきたい。今日の新聞漏洩事件のごときも決して軽々に付すべき問題ではございません。しかしこの漏洩事件を論議することにおいて本問題が非常に稀薄に印象せられるようなことがありましては、はなはだ遺憾でありますから、それはそれとして別個の取扱いをもつて御研究いただきたいと思います。
○佐々木(秀)委員 ただいま推熊君の言われた猪俣委員の資料に基く調査発表というものは、理事会に報告されてから委員会に発表するということはきまつたと私は了承しているのですが、そのことは理事会を開いた後に、次の委員会に発表されてもさしつかえないのではないか。だから推熊委員も言われたように、この重大なる問題が事前に新聞に発表されたということは、軽々にこれを取扱うことはできないのでありまして、この問題が今後この委員会を開くに大きな障害になることは、私から繰返す必要もございませんので、このことをはつきりと委員会において処理されてから、この委員会の運営をしていただきたいということを重ねて要求するものであります。
○岡田(春)委員 佐々木君の提案に関連しまして、委員長並びに事務局からの答弁がないわけでありますが、この点答弁を願いたい。
○篠田委員長 岡田君の御質問に対して答弁をいたします。委員長並びに事務局において新聞記者団に対して中間報告の発表をした事実はありません。
○岡田(春)委員 それではあらためて動議を提出いたします。ただいま考査委員長並びに事務局においてそのような事実がないという言明があつたにもかかわらず、事実において各社同様の記事が載つているわけであります。この点につきまして佐々木君が今後委員会の調査について重大な関連があるとして、猪俣君の問題と漏洩の問題を取上げられておりますが、これも同様に嚴密に徹底的に調査されることを動議として提出いたします。
○西村(直)委員 佐々木委員から出ましたところの、新聞記事として理事会の内容が事前に漏れたということは、確かに佐々木君の言う通りであります。事前にこれを手当しようと思えば手当できる。もしその事実がない、しかも一般の委員の知らないうちに理事会においてああいうことが事前に漏れてしまうならば、今度対象になつた個人が非常に迷惑であります。そういう意味合いにおいて、その内容のあるなしにかかわらず、あるいはその結果の報告以前にいかなる方法から漏れたかということを、詳細にしていただきたいのであります。従つて私はここに至急委員会を閉じて、この問題を処理する理事会を開かれんことを要求いたします。
○篠田委員長 ただいま動議が出ております。(発言する者多し)椎熊君並びに塚原君の両氏の意見は、委員長といたしまして速記録を調べなければよくわかりませんが、委員長の受けた印象を申し上げますと、椎熊君は猪俣君の調査要求をここで発表し、そうしてその調査の結果を報告してもらいたい、こういう御希望のようであります。塚原君の動議は、猪俣君の調査要求を発表するならば、その結果もともに発表しなければいけないが、それは従来の慣例によつて理事会において発表してもらいたいという動議です。そういうことでありまして、塚原君の動議が多数をもつて成立しておるようでありますので、採決はいたしません。そういたしますと、一応理事会を開かなければこの問題を扱うことができない。
○椎熊委員 そこで私が冒頭に聞いたのは、なぜこの委員会を開く前に理事会を開かないのか、それを簡略しても、私は必ずしも手落ちだとは言わないけれども、そういうやり方で、きようこの本会議を開いておるのですから、それならそれでやつてもらいたい、こういう意味なのであります。
○篠田委員長 きようの本会議の前に理事会をなぜ開かなかつたかという椎熊君の御質問でありますが、それは先般の理事会において、この次は二十四日午後一時から委員会を開くという決定をしてあるのでありまして、理事会を開くという決定はいたしません。 そこでこの問題はただいま猪俣君も御存じがないというお話であります。そこで追究すると申しましても、この委員会でこれはいくらもんでみても結論は出ないと思います。そこで従来の慣例に従いまして、委員会の運営上から見ても、これは理事会を開いて一応この問題を処理し、同時に猪俣君の調査要求に対する結果も理事会に報告いたしまして、本委員会にかけるということが妥当だと思われます。
○椎熊委員 そういうことなら本質的な問題がだんだん延びて行くということではないか。そんなことではなく、これは天下の大問題であるから、本質をつかんでやるべきである。理事会の祕密会議でやるべきではない。断じて公開の席上でやりなさい。すでに内容は発表されておる。理事会で承諾してこの会議を持つた以上、この会議でやりなさい。それがいいじやないか。へんな動議のむし返しをやつていたら本問題は薄らいでしまう。日発問題の中心に触れておる問題ではない。新聞の漏洩事件が何だ。それよりも本質の問題が大事である。
○佐々木(秀)委員 先ほど西村委員からの新聞発表の問題は重大でもありますし、ことに先ほど私が指摘しておりますことに対し猪俣委員からも存ぜぬという答弁でありますので、このまま存ぜぬものをこの会場において議論を鬪かわしてみたところで、この真相は究明できないと思う。そこでただいま西村委員から理事会を開いて、そこにおいてこれに対する対策をしたらどうかという御意見、ごもつともであります。この特別委員会を急速に進行せしめるためにも、ただちに理事会を開いて、一日も早くこの問題の解決のために邁進したいと考えておりますので、この動議をただちに御採決を願いたい。
○椎熊委員 考査委員会は委員同士を糾彈する委員会ではない。当人同士は、委員長も発表したことがないと言うし、本人と指名された人もそういうとを存ぜぬということである。何に根拠を置いて糾彈しようというのか。そんな派生的な問題をやらずに、日発問題の中心をつこうじやないか。そんなことでこの大問題を隠蔽しようというのか。 〔発言する者多し〕
○篠田委員長 靜粛に願います。——それではこの問題につきましては非常に紛糾を重ねておりますから、このまま委員会を継続いたしましても、非常に紛糾すると思います。そこでこの問題を一応解決するために緊急理事会をただちに開会いたしたいと思いますが、御異議のない方は御起立を願います。 〔賛成者起立〕
○篠田委員長 それでは動議は成立いたしました。委員会は本日はこれをもつて散会いたします。ただちに理事会を開きます。 午後二時十五分散会