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8回国会衆議院1950/07/17

外務委員会 第1号

発言数
21
登壇者
4
会派数
3
開催日
1950/07/17

会議録

守島伍郎自由党

○守島委員長 これより外務委員会を開会いたします。  まず私から簡單なごあいさつを申し上げたいと思います。このたび私は、はからずも当外務委員長の席を汚すこととなりましたが、現在の国際情勢から見まして、当委員会の職責はきわめて重大なる意義を持つものと考えるのでございます。私は微力菲才でございますので、委員会の運営につきまして至らぬ点がはなはだ多いと存じます。ただ誠心誠意各位の御意見を尊重して円満に進行し、その責務を全うしたいと存じます。何とぞ皆様の絶大なる御支援と御協力をお願いいたす次第でございます。  それではこれから日程に入りまして、まず理事の互選をいたしたいと存じます。

北澤直吉自由党

○北澤委員 理事の互選はその数を五名といたしまして、選挙の手続を省略し、委員長において指名せられんことを望みます。

守島伍郎自由党

○守島委員長 北澤委員の動議に御異議ありませんか。

渡部義通日本共産党

○渡部委員 私は反対であります。大体委員会は互選することになつておるのであり、運営委員会で理事を五名にするというような決定を見たということでありますが、これは運営委員会の越権である。もしこのようなことがなされるならば、委員会は多数の策動の場になる憂いもあるのであり、また委員長が今誠心誠意発言を尊重すると言われた意思も、十分徹底しがたいことになり、多数派の独裁的なことにさえもなりかねない憂いがあるのであつて、われわれとしては非常に重大な国際情勢のもとで、外交問題に関連する十分な討議を尽さねばならぬのであつてことに人民の意思をここに十分に通ずるような機会を、できるだけ最大限に持たなければならぬと思うのであります。従つて理事の数は、われわれ独自において委員会独自の立場から委員会において決定し、しかもこれは規則によつて互選さるべきものであると思います。この道理を貫くことから、まず委員会の公正さを確立してもらいたいと思います。

守島伍郎自由党

○守島委員長 運営委員会できめまして、そうして話合いで理事を選挙にかけないできめておりますのも、今までの慣例でございますので、私は運営委員会がそういう決定をしたことは、別に法規違反でないと考えております。しかしながらもし御異存がございましたならば——おそらく皆様は運営委員会できめたこの今まで通りでよいという御意見であろうと思いますが、それでは皆様の決をお願いすることにいたしましよう。

渡部義通日本共産党

○渡部委員 それは決をとられるならばとられるでよいと思いますが、私はやはり委員会の独自性と公正な立場を徹底的に貫くという根本的な原則を、委員会の中に確立すること、これが第一であると思います。そういうことは今委員長が述べられたように、誠心誠意発言の機会を十分にされること、これをひとつ委員長の方からはつきりさせた上にしてもらいたいし、同時に理事にならない人たちは、一体委員会の運営について発言権を持たないのかどうか、この点はどうですか。

守島伍郎自由党

○守島委員長 今、法理論についてはあなたと私は意見が違います。それで御異存がございましたら決をとることにいたしたいと思います。  それからただいまの御質問に対してお答えいたします。理事会に理事以外の方が出席され、傍聽されることは決してさしつかえありませんが、決にお入りになることはできない。しかしなががら、ほかの皆さんの意思も十分尊重いたしまして、理事会できめる、こういうことで行きたいと思います。

渡部義通日本共産党

○渡部委員 発言は自由なんですね。

守島伍郎自由党

○守島委員長 さようでございます。

渡部義通日本共産党

○渡部委員 私は反対でありますけれども、決によつてやられるというならばしかたがありません。

守島伍郎自由党

○守島委員長 ちよつと訂正いたします。理事以外の発言は、理事会で承認されれば、自由になされてさしつかえございません。  北澤君の動議に異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

守島伍郎自由党

○守島委員長 多数と認めます。それでは私から御指名をいたします。    北澤 直吉君  佐々木盛雄君    竹尾  弌君  小川 半次君    西村 榮一君以上の方々をそれぞれ理事に指名いたします。     —————————————

守島伍郎自由党

○守島委員長 次に国政調査承認要求の件についてお諮りいたします。本委員会といたしましては、前国会と同様本国会におきましても、衆議院規則第九十四条によりまして、国政調査承認要求書を議長に提出いたしたいと存じます。ここに調査承認要求書を朗読いたします。    国政調査承認要求書  一、調査する事項   1、国際経済に関する総合的調査   2、講和会議に関連する諸問題  二、調査の目的   1、国際経済の現状及び動向を調査し、国民外交並びに国策の樹立に資す   2、講和問題に関連するわが国の内外の政治的、経済的動向を検討し、基本的国策樹立のため準備研究を行う  三、調査の方法   官民各方面より意見の聽取及び資料の要求  四、調査の期間   本会期中  右によつて国政に関する調査をいたしたいから、衆議院規則第九十四条により承認を求める   昭和二十五年七月十七日      外務委員長 守島 伍郎    衆議院議長 幣原喜重郎殿  ただいまの国政調査承認要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

守島伍郎自由党

○守島委員長 異議なしと認めます。  それでは本日はこの程度で散会いたしたいと存じます。     〔「委員長」と呼びその他発言する者あり〕

守島伍郎自由党

○守島委員長 それでは先ほどの散会のことは取消しまして西村君。

西村榮一日本社会党

○西村(榮)委員 なるべく委員長の意思と発言を尊重して、議事の進行を円満にするため協力しようと思つてあなたの発言の終るまで待つておつたのですが、しかし散会を宣言されると思うから、私はその前に議事進行について発言を要求した。今後もあることでありまするから、そういう一方的に押しつけることなしに、われわれは円満な運営に協力して行こうとするのであるから、委員長もそのつもりでやつていただかなければ困る。  私が議事進行について本日発言を求めたのは、ほかではないのでありまして、これは同席の同僚議員もおそらく御賛成くださると思うのでありますが、今国会を通じまして、現下の国際情勢を考えて、外務委員会ほど重要な委員会はないと思うのであります。これに対しまして外国の政党ならとにかくも、日本の政党といたしましては、世界の平和と、わが国の将来の運命をいかにするかということが、ここに朝野両党とわかれておつても、その知能をしぼつて、同時に愛国的な至誠をもつて外交問題を論議しなければならないと、私は思うのであります。従つて、そういうふうな重要な問題は、単に外交技術であるとか、外交との関連とかいうふうな問題ではなくして、実に政治の最高のものであつて、私は、この日本の現下の政治の最高の問題を論議するにあたりまして、従来の外務委員会のように、政務次官あるいは局長だけが出席して、ここで論議するというふうな従来の慣例で行くことは、外務委員会を侮辱するものである。従つて政治の最高方針を決定する外務委員会においては、当然外務大臣が出席せられて、ここにおのおのの角度から、違う意見を最大公約数にとりまとめて、そしてそれによつてある程度まで国論を統一し、かつまたこの委員会を通じて私は外国の輿論を喚起し、また外国に懇請するところは懇請するというふうなことに、委員会の機能もあるのではないか。従つて意見が違うところは違うとして、これは十分聞き、かつまた違うけれども、目下の国策上最大公約数にとりまとめるものはとりまとめて、外国に向つて日本国民の意のあるところを伝えてもらうというふうなことの機能が重大ではないか。こういうふうな観点から考えまするならば、必ず私は外務委員会に対しまして、外務大臣が出席され、本委員会の討議に参画せられる。これを私は決議として決定していただきたいということを、冒頭に動議を提出する次第であります。

守島伍郎自由党

○守島委員長 ちよつと西村委員に御相談いたします。実は私は微力でございますが、今度は短期でございますが、ぜひ外務大臣に出てもらいたいと思いまして、数日前からお話しているのでございます。外務大臣の意向といたしましては、最も最近の機会にこの委員会に出席する意向でございますから、今ここで決をとつて外務大臣を強制する必要はないだろう、こういうふうに私は考えますが、決の点はお取下げを願えないでしようか。

西村榮一日本社会党

○西村(榮)委員 あなたの御苦心はよくわかるのですが、前回の轍にこりて私は決議してもらいたい。こういうふうな動議を提出した。御存じの通り、本会議でしばしば問題になる通り、十七回の委員会のうち一回しか出て来ない。それから失礼だが、政務次官がかわつて来られたけれども、これはまた実際において答弁になつたしろものではありません。お気の毒にたえないと思つておるのであります。しかし政務次官の立場上やむを得ない、こう思つて、見るに見かねて本決議案によつて、外務大臣の出席を要請したいという意思を私は表示したのであります。しかしせつかくあなたがそうおつしやるのでありますから、それならば今は一歩譲歩してあなたの御提案通り一応了承します。しかしなおかつ出席率が悪いということであれば、そのときには私の決議を採択してもらいたいという希望を申し添え、私は冒頭申し上げたように、あなたの円満なる議事進行に協力する立場において一応了承します。しかし条件がついております。

守島伍郎自由党

○守島委員長 了承いたしました。私は、今申し上げました通りに、極力外務大臣をひつぱつて来るように努力いたしますが、今のところ外務大臣は最近の機会に出てくれると確信しております。ただ神様しか将来のことは知りませんが、確信しております。

渡部義通日本共産党

○渡部委員 同様に、非常に重大な時期であつて、しかも会期は短いのであるから、委員会をきわめて頻繁に開かれたいということ、同時に、会期の終つた後においてもできれば委員会を続行されて、日々起きて来る根本問題について国会の態度を決定する上に十分な研究討論を続けたい、こういう意図ですから、会期終了後においても委員会を続行するようにとりはからつていただきたいと思います。

守島伍郎自由党

○守島委員長 御趣旨はよくわかります。いずれ理事会で運営方法を相談いたしたいと存じております。  それでは本日はこれで散会いたします。次会は公報をもつてお知らせすることにいたします。     午前十時五十二分散会

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